JPH07373A - 介入型mriシステム及び同システムのためのrfコイル - Google Patents

介入型mriシステム及び同システムのためのrfコイル

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JPH07373A
JPH07373A JP6042591A JP4259194A JPH07373A JP H07373 A JPH07373 A JP H07373A JP 6042591 A JP6042591 A JP 6042591A JP 4259194 A JP4259194 A JP 4259194A JP H07373 A JPH07373 A JP H07373A
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JP
Japan
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coil
mri
windings
interventional
mri system
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JP6042591A
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Leon Kaufman
カウフマン レオン
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University of California
Original Assignee
University of California
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRI中すなわちMRIに関連した介入手続
きに良好に適応するためにイメージ化される身体に対す
るアクセスを良好にする。 【構成】 MRI−RFコイル122は複数の巻線とコ
イルの軸長の少なくとも一部に沿った複数の巻線間に設
けた不均一ピッチ部分とを有する螺旋導線を利用してい
る。不均一ピッチ部分は、磁気共鳴イメージングに関連
して患者に使われるとき、介入手続き及び/又は介入装
置(例えば、ステレオタクシーのフレーム)を収容する
ように配置されている。コイルの不均一ピッチ部分は、
単純なギャップ、コイル巻線の一部又は全部の変形又は
角度を有する配置及び/又はコイルの周辺磁場効果を利
用することによる開口部を備えて、磁気共鳴イメージン
グ手続きの少なくともいくつかを成し遂げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的には核磁気共鳴
(NMR)現象を利用した磁気共鳴イメージング(MR
I)に関する。本発明は詳しくは介入型MRIシステム
及びRFコイル(高周波コイル)に係り、特にMRI中
すなわちMRIに関連して行う介入手続きに適応される
RFコイルに関する。
【0002】
【先行技術】現在では、多くの異なったデザインの市販
のMRIシステムを容易に入手することができる。これ
らのうちのいくつかのデザインは静分極磁場B0 を発生
するために大きなソレノイド式の極低温超電導磁石を用
いている。このようなシステムではMRIの間、患者は
長いトンネルの中に完全に閉じ込められているので、M
RI中すなわちMRIに関連して行われるべき重要な介
入手続きを企図することは難しい。しかしながら、他の
市販のMRIシステムでは、対向する横向きの磁極間に
磁束B0 を発生するため永久磁石、抵抗性又は超伝導性
の電磁石と共に横向きの磁石構造を用いている。このよ
うな横向き磁石のMRIシステムによって、イメージン
グ領域への開放的なアクセス(オープンアクセス)が可
能となった。このような(リターン磁束ヨークのため
の)四本柱の横向き磁石構造は、本件と共通に関連して
譲渡された米国特許第4,829,252号−−カウフ
マンに示されている(その内容全部が引用により本件に
組み入れられる)。このようなシステムは、例えば、ト
ーシバから「ACCESS」の商標を付して市販されて
いる。イメージボリュームへの改良されたアクセスは、
大きな送信RFコイルの巻型に開口部を形成するととも
に他の部分ではイメージボリュームを取り囲むようにす
ることにより与えられる(四本柱磁石構造のすべての四
つの面はハウジングによって開放されているにもかかわ
らず)。
【0003】イメージボリュームが完全になにものにも
(RF受信コイルを除いて)遮られないようにしておく
ために、平らなパンケーキ状のRF送信コイルが後の改
良により提供された。これら平らなパンケーキ状のRF
送信コイルは、例えば、本件と共通に譲渡された継続中
のマッカートンらを発明者とする1993年3月1日に
出願された米国特許出願第08/025418号「横向
き磁石のMRIシステムにおけるイメージボリュームへ
のアクセスの障害物を減少させるRFコイル」に示され
ている(その内容全部が引用により本件に組み入れられ
る)。あいにく、MRI処理は比較的弱いNMR−RF
信号を受信するために、概してより高いQをもちかつよ
り密接に結合した複数のRFコイルを必要とする。
【0004】横向き磁石のMRIシステムを用いた介入
装置及び介入方法は既に種々の文献に示されている。例
えば、本件と共通に譲渡されたカウフマンらの米国特許
第5,155,435号「ゴースト患者イメージに重ね
合わされた介入装置の磁気共鳴イメージングを使って介
入医学手続きを成し遂げるための方法及び装置」及び本
件と共通に譲渡されたカウフマンらの米国特許第5,1
84,074号(1991年2月4日に出願され許可さ
れた出願番号07/650,215)「ガントリールー
ム内のリアルタイムMRI」を参照されたい。
【0005】当業者が理解できるように、ソレノイド状
のRFコイルがかなり多くの横向き磁石のMRIシステ
ムに適用されてきている。重要な点として、これは、横
向きMRI装置が典型的には水平に置かれた二つの対向
する磁石面間に直接的に静分極磁場B0を与え、その結
果分極磁場B0はそれらの間に垂直に配置されるためで
ある。したがって、NMR現象を起こすのに必要な横向
きのRF磁場を得るためには、ソレノイド状のRFコイ
ルは自然な選択であろう。これと同時に、イメージボリ
ュームの回りに置かれたソレノイド状のRFコイルは、
多くの介入手続きに対して実質的な障害物となる。
【0006】
【発明の大略】本発明は介入式MRI手続きに用いる一
連のRFコイルを提供する。また、本発明のRFコイル
は特にRF受信機能に適しているが、一定の条件のもと
で送信機能に用いられてもよい。本発明のRFコイルは
横向きの「オープン」デザインの磁石であって、ルーム
内(イン・ザ・ルーム)−ディスプレイ及び「ゴース
ト」MRIにおけるリアルタイム−フルオロスコピィ
(蛍光透視)に用いられることが特に好ましいが、本発
明はこれらにおける使用のみに限定されないことは明ら
かである。
【0007】MRIの間すなわちMRIに関連して医師
が行うことを希望する介入手続きは少なくとも二種類あ
る(例えば、より正確及び/又は意図した効果を生ずる
介入結果で医師を補助するため)。第一に、外科手術中
に針が挿入されて、身体のある領域に治療薬を射出し、
及び/又はその領域から生体検査試料を採取する。この
手続きは針の配置と共に又は針の配置に代わり切開を含
んでいてもよい。第二に、ステレオタクシー(脳深部の
特定な部位に電極などを三次元座標にしたがって挿入す
る技術)中に外部の物理的装置(すなわちフレーム)が
典型的には患者の身体に固定されて、この装置上の外部
の目印が身体の内部的特徴に関係付けられる。より典型
的には、ステレオタクシー手続きは文字どおり頭蓋骨の
中にねじ込まれるステレオタクシーフレームを用いて頭
蓋骨の内部で行われて、種々の外科器具及び手続きに用
いるための安定した既知の基準フレームを提供するよう
にする。
【0008】このような介入手続きには共通かつ特定の
要求がある。例えば、いずれの場合にも入口付近に比較
的閉塞されない作業領域を必要とする。加えて、ステレ
オタクシーは、しばしばこのステレオタクシーフレーム
を装着するために、関連する身体(典型的には頭)の周
囲全体に渡る空間を必要とする。本発明以前には、この
ような空間の要求は典型的には大きな直径のRFコイル
を単に用いることによって適応されていた。しかし、こ
れでは当然の結果として信号−ノイズ比及び介入手続き
中に利用されるMRIの画質の低下につながる。また、
介入する医師のためのアクセスは比較的窮屈なものとな
る。
【0009】本発明のRFコイルは、MRI中の及び/
又はMRIに関連した介入手続きに良好に適応されるよ
うに、イメージ化される身体に対する実質的に改良され
たアクセスを与える。例えば、軸方向のコイル長の少な
くとも一部に沿った複数の巻線間に不均一ピッチを有す
る複数の巻線を備えた螺旋状導線が提供される。この不
均一ピッチ部分はそのなかに介入機器(例えば、ステレ
オタクシー)を収容するように配置されている。
【0010】コイルの不均一ピッチ部分は他の均等な螺
旋コイルにおける橋渡しされた(ブリッジされた)ギャ
ップと同等に単純である。このようなギャップを横切る
ブリッジは、希望又は必要とされるアクセスの性質上、
同一半径又は延長された半径のどちらにあってもよい。
一方、コイルの不均一ピッチ部分はコイルの垂直断面に
対して正の角度をもつ第一グループの巻線と同一の垂直
断面に対して負の角度をもつ第二グループの巻線とで成
し遂げられ、これにより、これらの2グループの巻線の
間に前記角度の和に等しい角度の開口部分を与える。螺
旋コイルの一部分の他の変形もRFコイル構造の少なく
とも一側に沿ったオープンアクセス領域を作るために提
案されている。さらに、他の変形は、物理的なコイル構
造の終端の境界を完全に越えて行われる介入装置/手続
に関連して少なくとも部分的にMRIを達成するため、
特別に寸法及び方向が決められたコイルの周辺(フリン
ジ)RF磁場を用いることである。
【0011】これらと同様に、本発明のその他の特徴及
び利点は、添付した図面と共に以下の現時点における好
ましい模範的な実施例の詳細な説明を慎重に検討するこ
とにより、より完全に理解されるであろう。
【0012】
【実施例】図1は横向き磁石のMRIシステムを概略的
に示している。主分極磁場B0 は水平に配置された磁極
100、102の間に形成され、大きな鉄のヨーク構造
104はリターン磁束通路のために配置されている。当
業者には理解されるように、永久磁石は実際には、必要
な分極磁場B0 を与えるために、(抵抗性又は超伝導性
の電磁石のように)磁極に配置されても磁気回路104
内のどこか他の所に配置されてもよい。
【0013】平らなパンケーキ状の傾斜磁場コイル10
6,108も、分極磁場B0 内に通常の直交する座標
X,Y,Zに沿って傾斜磁場を与えるために用いられて
いる。上記したように、新たに開発された平らなパンケ
ーキ状のRFコイル(RF送信機能のための)も、傾斜
磁場コイル106,108と共に磁石の両極に配置され
ていてもよい。このシステムの残りの部分は、RF回路
110、傾斜磁場コイルドライバ112、シーケンス制
御コンピュータサブシステム114、イメージングコン
ピュータ116及びオペレータコンソール118により
非常に簡略化されて概略的に示されている。当業者に理
解されるように、コンソール118を介してオペレータ
によりどのMRIシーケンスが選ばれたかに依存して、
シーケンス制御コンピュータ114は、レスポンスRF
回路110及び傾斜磁場コイルドライバ112を駆動し
て適当な一連のX,Y,Z傾斜磁場パルス及びNMR−
RFニューテーションパルスを発生させることにより、
空間的にエンコードされたNMR−RF信号応答を発生
させて予め決められたMRIデータ収集シーケンスを行
う。これらNMR−RF信号応答はRF回路110によ
って受信され、イメージングコンピュータ116にて処
理され、システムのイメージボリューム120中のNM
R核の空間的分布の視覚的イメージを与える。
【0014】図1に示されているように、RF受信コイ
ル122は橋渡しされている(ブリッジされている)ギ
ャップにより中断された螺旋巻線を有するギャップ付き
ソレノイドであって、患者126の頭部に固定されたス
テレオタクシーフレーム124を収容する。上記引用し
かつ関連した継続中の特許出願及び/又は特許から解る
ように、種々の介入手続き中すなわち介入手続きに関連
してMRIを有効に利用できる種々な方法がある。
【0015】好ましくは、コイル122の少なくとも一
側は、可撓性のサブストレート(回路基盤)一端部に沿
って配列されたコネクタ700を有するサブストレート
又は巻型上に与えられる(図7を参照)。これにより、
コイル導線は一時的に中断されかつ曲げて開かれて、ス
テレオタクシーフレーム124の向こう側(反対側)に
位置した患者の身体(例えば、図1に示したように顔面
下部及び首)の横方向からの挿入を容易にする。すなわ
ち、コイル122のこちら側(近接側)の半分は関連す
る身体(例えば、頭の頂部)の上に軸方向に取り付けら
れるが、ステレオタクシーフレームが設置された後にコ
イルの向こう側の半分を同様に取り付けることは不可能
である。径方向の取り付けのために分離できる可撓性の
コイル巻型の使用がこの問題を解決する。もちろん、使
用の際に最大可撓性を発揮することが望まれるならば、
コイル122の各半分が共に同様な可撓性の手法で形成
されていてもよい。
【0016】ギャップ付きソレノイド122は図2によ
り詳細に示されている。図示したように、RFコイル全
体の長さはLであり直径はDである。この実施例のコイ
ル巻線は公称のピッチPを有する螺旋である。しかしな
がら、コイルの中心軸長に沿ってギャップGがあるの
で、コイル全体のピッチはその長さLにわたって均一で
ない。
【0017】概して、ギャップGは内輪に見積ってコイ
ルの半径(D/2)と等しいか又はそれより小さくされ
る。いくらかの減損(デグラデーション)を認容すれ
ば、より幅の広いギャップも採用され得る。本実施例に
おいて、コイルの直径Dは、例えば、約12インチであ
り、公称ピッチPは約1.2インチである。コイル導線
自体は銅の帯(例えば、厚さ0.010〜0.020イ
ンチ、幅1/4〜3/8インチ)で形成される。コイル
は典型的にはギャップの両側に3〜4の巻線を備えてい
る。
【0018】図2に示したように、ギャップGを横切る
橋渡し(ブリッジ)導線200及びリターン導線202
はマッチング/チューニング回路204へ通じている。
ここで、通常の直列キャパシタンスCsと並列キャパシ
タンスCpはコイルを共振(例えば、トーシバACCE
SSシステムでは約2.7MHz)させるために用いら
れ、またコイルのインピーダンスを所望の伝送線インピ
ーダンス(例えば、50オーム)にマッチングさせる。
図2に示されたように、チューニング/マッチングされ
たRF接続はRF回路110に接続される(典型的に
は、スプリアスなRF電流が同軸ケーブル伝送線の外側
上を通過することを防止するために「グランドブレー
カ」を介して)。マッチング/チューニング回路204
は隔して置かれてもよい。この場合、「グランドブレー
カ」はコイル122に近接して効果的に用いられるの
で、スプリアスなRF電流が相互接続した同軸伝送線の
外側導体上を流れることが避けられる。
【0019】図3に示されたギャップ付きソレノイド構
造は、橋渡し(ブリッジ)導線200’及びリターン導
線202’が径方向に距離dだけ延長されていて、イメ
ージボリューム120への増加された半径の360度の
アクセスを提供することを除いて、図2に示されたもの
と似ている。この実施例は、特にステレオタクシー器具
を収容するのに魅力のあるものである。ギャップGは典
型的にはそこに横向きに人体の頭を収容するのに充分な
ほど幅広くされていないので、患者の頭(又は身体の他
の部分)はコイルの縦軸方向に沿って出し入れされる
(少なくともコイルのこちら側(近接側)の半分に対し
て)。
【0020】図4に示された実施例はコイルの垂直断面
402に対して+αの角度で配置された第一グループの
巻線400を有する。第二グループの巻線404は垂直
断面402に対して−βの角度で配置されている。これ
は、二つのグループの巻線400,404の間にα+β
(例えば、図4に示した角度φ)の角度をもつ開口部を
与える。好ましくは、αとβは対称な構造を与えるため
にほぼ等しい。図4から解るように、開口部の半分の角
度はほぼ30度程度又はそれより大きくて、少なくとも
コイルの一側に比較的広いギャップ領域Gを与える。
【0021】図5は螺旋コイルの不均一ピッチ部分を形
成するための他の手法を示している。ここでは、軸方向
に延びたオフセット変形部分500,502,504及
び506が一部の巻線の円周部分508に沿った導線内
に形成されている。これにより、幅G及び高さHの寸法
の中央開口部がコイルの一側に形成される。
【0022】螺旋コイルの不均一ピッチ部分を与えるこ
とによりイメージボリュームへのアクセスを提供するた
めの他の技術は、上記実施例を見て明らかになるはずで
ある。
【0023】図6は患者126の頭に設置したステレオ
タクシー器具124を部分的に示している。ここに、た
だ一つ、比較的薄い(軸方向寸法で)、コイル600が
関心のある作業領域にすぐ近接して配置されている。し
たがって、このコイルは、図6に示したように自由な側
から(例えば、ステレオタクシーの頭部フレームの場合
には頭の頂部から)完全に挿入され得る。コイル600
の中心から、半径距離Rと軸方向寸法Zに関係して、R
F磁場の大きさは量(R2+Z2)の3乗根にしたがって
低下する。この関係を利用することと直径22センチメ
ートルのコイルを想定することにより、コイルの中心で
達成される最大感度に関連して相対感度を比較できる。
【0024】例えば、コイルの中心において期待される
最大信号感度に関連して、中心から2センチメートル離
れた位置のRF磁場に対するコイル感度は最大コイル感
度の95%、5センチメートルでは75%、そして7セ
ンチメートルでは60%になるであろう。他方、より大
きなコイルを作った場合(例えば、それによりステレオ
タクシー器具及び介入手続きを普通に適応できるよう
に)、コイル感度はコイルの中心においてさえ激烈に減
少する。例えば、ステレオタクシー器具を収容するため
にコイルが直径において4センチメートルだけ拡大して
作られれば(例えば、直径26センチメートルのコイ
ル)、中心位置(例えば、イメージボリュームの中心)
においてでさえ、より小さなコイル(例えば、直径22
センチメートルのコイル)に期待される感度の40%し
か得られない。中心から離れて配置した場合の減少も上
記と同様に激烈に影響を受ける。
【0025】さらに、4センチメートル拡大された直径
のコイルがある介入手続きの実行を可能にしたとして
も、連続した均一なピッチの螺旋コイル構造は、必然的
かつ典型的に、所望されるステレオタクシー器具の操作
又は他の介入手続きに実質的な妨害を与えてしまう。し
たがって、図6に示したような周辺(フリンジ)磁場は
少なくとも普通のより大きな直径のコイルと同等のRF
受信コイル感度を与えるだけでなく(そして、これによ
り比較的に向上したMRIを与える)、図6に示したよ
うな介入手続きへの実質的に阻害されないアクセスを与
える。したがって、これは実質的な改良であると考えら
れる。
【0026】さきに述べたように、少なくともコイルの
半分について、図7に示すように初期のコイル配置を容
易にするために「開く」ことのできる可撓性で帯状のソ
レノイドを用いることが望ましい。ここで、コイルのこ
の部分はコネクタ700にて分断されかつ曲げられて患
者の挿入、手続きの準備等が受容されるために、より大
きな物理的可撓性が与えられる。このような帯状のコイ
ルは図6におけるような周辺磁場効果用に配分されかつ
同磁場効果と相互に連絡される。一つ又は二つのこのよ
うなコイルは図2〜図5の構成で利用され、そこではコ
イルの片方又はそれぞれの半分が可撓性であってコネク
タ700により分断される。所望の異なったコイル直径
を与えるために余分のブリッジングコイル部分がコネク
タ700内にて接続されていてもよい。適当なコネクタ
によりその部分で軸方向に延びた円周線に沿って分断さ
れる種々な寸法の帯状のソレノイドそれ自体(例えば、
可撓性の螺旋導線及び可撓性のコイル巻型)を創造する
際のより詳細については、関連して共通に譲渡された米
国特許第4,897,604号−−カールソン等による
「磁気共鳴イメージングのためのRFコイル寸法を選択
的に調整する方法及び装置」(ここにその全ての内容は
引用によって組み入れられる)を参照されたい。
【0027】少ない数の実施例のみを詳細に説明したに
過ぎないが、当業者は、本発明の新規な特徴及び利点を
維持しながらこれらの模範的な実施例における多くの変
形や変更をすることができことに気が付くでしょう。し
たがって、そのような変形及び変更の全ては特許請求の
範囲に包含されると意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のギャップ付きソレノイド状のRFコ
イルを用いた介入型MRIシステムの概略ブロック図で
ある。
【図2】 図1に示されたギャップ付きソレノイドのよ
り詳細な概略図である。
【図3】 ギャップを横切るブリッジ(橋渡し)導線が
増加された半径位置に配置されてイメージボリュームに
対する360度のより大きな半径の周囲からのアクセス
を可能に変形したギャップ付きソレノイドの概略図であ
る。
【図4】 一方の側にてギャップを設けるようにギャッ
プがコイル巻線のコンプリメンタリな角度配置により形
成されている本発明に係るギャップ付きソレノイドのさ
らに他の実施例を示す図である。
【図5】 一部の巻線の円周部分に沿ったコイル導線上
に軸方向に延長したオフセット変形部分を与えることに
より、ギャップがソレノイドの一側に形成されたギャッ
プ付きソレノイドのさらに他の実施例を示す図である。
【図6】 介入手続きに関連して少なくとも部分的にM
RIを達成するためRFコイルの周辺磁場を利用した本
発明の他の実施例の概略図である。
【図7】 図2〜6の実施例にて用いられて、ステレオ
タクシー器具が既に配置された後、コイルを操作位置に
取り付けることを容易にする円周状のコネクタを有する
可撓性の帯状の螺旋コイル(例えば、米国特許第4,8
97,604−−カールソン等を参照)の概略図であ
る。
【符号の説明】
100,102…磁極、104…ヨーク構造、106,
108…傾斜磁場コイル、110…RF回路、112…
傾斜コイルドライバ、114…シーケンス制御コンピュ
ータ、116…イメージングコンピュータ、118…オ
ペレータコンソール、120…イメージボリューム、1
22…RF受信コイル、124…ステレオタクシーフレ
ーム、126…患者、200…ブリッジ導線、202…
リターン導線、204…マッチング/チューニング回
路、400…第一巻線グループ、402…垂直断面、4
04…第二巻線グループ、500,502,504,5
06…オフセット変形部分、508…一部の巻線の円周
部分、600…コイル、700…コネクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レオン カウフマン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94118 サンフランシスコ シックスティ ーンス アベニュー 126

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横向き磁石のMRI装置と、 身体の一部との物理的な相互作用に適応されてMRI中
    に身体の一部の中で介入手続きを達成する介入器具と、 患者に使用されたとき前記器具を収容するように適応さ
    れて、身体への又は身体からのMRI−RF磁場にカッ
    プリングして前記MRI中に介入手続きを容易にする前
    記器具の最大直径より小さな直径のソレノイド状のMR
    I−RFコイルとを備えた介入型MRIシステム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の介入型MRIシス
    テムにおいて、前記RFコイルを軸方向において前記器
    具及び身体に近接して配置した複数の導電性巻線で構成
    し、前記身体は、少なくとも部分的には、周辺磁場が物
    理的コイル構造の外側境界を越えて配分されるRFコイ
    ルの周辺RF磁場を使ってMRIが成し遂げられるよう
    にイメージ化される介入型MRIシステム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の介入型MRIシス
    テムにおいて、前記RFコイルを、複数の巻線と、少な
    くともコイルの軸方向の長さの一部に沿って設けられて
    前記器具を収容する不均一ピッチ部分とを有する直径D
    及び長さLの螺旋状導線で構成した介入型MRIシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の介入型MRIシス
    テムにおいて、上記不均一ピッチ部分はコイルの2つの
    巻線間に軸方向長Gのギャップを含み、残りの巻線は実
    質的にGより小さなピッチ距離Pにより均一に分離され
    ている介入型MRIシステム。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の介入型MRIシス
    テムにおいて、上記2つの巻線は上記コイルの円周に対
    してほぼ接するように配置された軸方向に延びた導線に
    より導電的に接続されている介入型MRIシステム。
  6. 【請求項6】 上記請求項4に記載の介入型MRIシス
    テムにおいて、上記2つの巻線は上記コイルの円周を越
    えて径方向に延びるとともに軸方向に延びた導線により
    導電的に接続されて、上記ギャップ領域にてコイルの直
    径を取り巻く空間を与える介入型MRIシステム。
  7. 【請求項7】 上記請求項3に記載の介入型MRIシス
    テムにおいて、前記不均一ピッチ部分はコイルの垂直断
    面に対して+α度の角度で配置された第一グループの巻
    線と、コイルの垂直断面に対して−β度の角度で配置さ
    れた第二グループの巻線とを含み、前記両グループの巻
    線間にα+β度の角度の開口部を与える介入型MRIシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の介入型MRIシス
    テムにおいて、αとβがほぼ等しい介入型MRIシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 上記請求項3に記載の介入型MRIシス
    テムにおいて、上記不均一ピッチ部分は一部の上記巻線
    の円周部分に沿って上記導線内に軸方向に延長されたオ
    フセット変形部分を包み、上記コイルの内側への開放さ
    れたアクセスを与える介入型MRIシステム。
  10. 【請求項10】 上記請求項1に記載の介入型MRIシ
    ステムにおいて、上記コイルの少なくとも半分は選択的
    に分断できるジョイントを有する導体巻線を含む介入型
    MRIシステム。
  11. 【請求項11】 複数の巻線と、その軸方向長さの少な
    くとも一部分に沿った巻線間に不均一ピッチ部分とを有
    し、直径Dで軸方向長さLである螺旋状導線からなるM
    RI−RFコイル。
  12. 【請求項12】 上記請求項11に記載のMRI−RF
    コイルにおいて、上記不均一ピッチ部分はコイルの2つ
    の巻線間に軸方向長Gのギャップを含み、残りの巻線は
    実質的にGより小さなピッチ距離Pにより均一に分離さ
    れているMRI−RFコイル。
  13. 【請求項13】 上記請求項12に記載のMRI−RF
    コイルにおいて、上記2つの巻線は上記コイルの円周に
    対してほぼ接するように配置された軸方向に延びた導線
    により導電的に接続されているMRI−RFコイル。
  14. 【請求項14】 上記請求項12に記載のMRI−RF
    コイルにおいて、上記2つの巻線は上記コイルの円周を
    越えて径方向に延びるとともに軸方向に延びた導線によ
    り導電的に接続されて、上記ギャップ領域にてコイルの
    直径を取り巻く空間を与えるMRI−RFコイル。
  15. 【請求項15】 上記請求項11に記載のMRI−RF
    コイルにおいて、前記不均一ピッチ部分はコイルの垂直
    断面に対して+α度の角度で配置された第一グループの
    巻線と、コイルの垂直断面に対して−β度の角度で配置
    された第二グループの巻線とを含み、前記両グループの
    巻線間にα+β度の角度の開口部を与えるMRI−RF
    コイル。
  16. 【請求項16】 上記請求項15に記載のMRI−RF
    コイルにおいて、αとβがほぼ等しいMRI−RFコイ
    ル。
  17. 【請求項17】 上記請求項11に記載のMRI−RF
    コイルにおいて、上記不均一ピッチ部分は一部の上記巻
    線の円周部分に沿って上記導線内に軸方向に延長された
    オフセット変形部分を包み、上記コイルの内側への開放
    されたアクセスを与えるMRI−RFコイル。
  18. 【請求項18】 上記請求項11に記載のMRI−RF
    コイルにおいて、上記巻線の少なくとも半分は選択的に
    分断できるジョイントを有するMRI−RFコイル。
  19. 【請求項19】 導体巻線を有するとともに同巻線の少
    なくとも半分にジョイントを備えた不均一ピッチのソレ
    ノイドからなる介入型MRIに用いられるMRI−RF
    コイル。
  20. 【請求項20】 上記請求項19に記載のMRI−RF
    コイルにおいて、ギャップによって分割された対称な各
    半分からなるMRI−RFコイル。
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