JPH0737333B2 - オキシナイトライドガラス - Google Patents
オキシナイトライドガラスInfo
- Publication number
- JPH0737333B2 JPH0737333B2 JP7570187A JP7570187A JPH0737333B2 JP H0737333 B2 JPH0737333 B2 JP H0737333B2 JP 7570187 A JP7570187 A JP 7570187A JP 7570187 A JP7570187 A JP 7570187A JP H0737333 B2 JPH0737333 B2 JP H0737333B2
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- JP
- Japan
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- glass
- mol
- cao
- sio
- oxynitride glass
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- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は,窒素の含有量が9Wt%以上含むオキシナイト
ライドガラスに関する。
ライドガラスに関する。
(ロ)従来技術 オキシナイトライドガラスは,酸化物ガラスの酸素原子
が窒素に置き換わった構造を有しており,窒素原子の結
合原子価が3であるところから従来のガラスに比べ、高
弾性率を有する。
が窒素に置き換わった構造を有しており,窒素原子の結
合原子価が3であるところから従来のガラスに比べ、高
弾性率を有する。
従来のオキシナイトライドガラスとしては,Ca−Si−Al
−O−N,Na−Ca−Si−O−N,La−Si−Al−O−N,Na−B
−Si−O−N,Mg−Si−Al−O−N,Si−AL−O−N,Y−Al
−Si−O−N,Na−B−Al−P−O−Nなどの組成のもの
がある。
−O−N,Na−Ca−Si−O−N,La−Si−Al−O−N,Na−B
−Si−O−N,Mg−Si−Al−O−N,Si−AL−O−N,Y−Al
−Si−O−N,Na−B−Al−P−O−Nなどの組成のもの
がある。
このような組成のオキシナイトライドガラスが得るに
は,金属酸化物に金属窒化物を加え,高温で熔融する。
は,金属酸化物に金属窒化物を加え,高温で熔融する。
金属酸化物の例としては,SiO2,Na2O,K2O,La2O3,Y2O3,Z
rO2,TiO2,Na2O,K2O,B2O3などが挙げられる。
rO2,TiO2,Na2O,K2O,B2O3などが挙げられる。
また、金属窒化物の例としては,Si3N4,AlNなどが用い
られる。
られる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 従来のガラス組成では窒素は最高で9Wt%未満までしか
はいらず,また,成分がとんでしまって欲するガラスが
得られなかった。
はいらず,また,成分がとんでしまって欲するガラスが
得られなかった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明はモル%で示された組成比がSiO25〜60Si3N45
〜45;MO(Mはアルカリ土類金属)20〜75;M′O(M′
はアルカリ土類金属)0〜5,M″O(M″はアルカリ土
類金属)0〜5でかつ,5成分の合計が70〜100であるこ
とを特徴とする。
〜45;MO(Mはアルカリ土類金属)20〜75;M′O(M′
はアルカリ土類金属)0〜5,M″O(M″はアルカリ土
類金属)0〜5でかつ,5成分の合計が70〜100であるこ
とを特徴とする。
なお,MO,M′O,M″OはCaO,MgO,SrOのいずれか一である
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
(ホ)作用 本発明のオキシナイトライドガラスは,主としてSi−M
−O−N(Mはアルカリ土類金属)系の組成をもつ。
−O−N(Mはアルカリ土類金属)系の組成をもつ。
(ヘ)実施例 (1)ガラス組成SiO2−CaO−Si3N4系のオキシナイトラ
イドガラスを次のように作製した。
イドガラスを次のように作製した。
まず,SiO225モル%,Si3N425モル%,CaO50モル%(CaO
はCaCOを1100℃で1hr加熱したもの)を150Kg/cm2で30se
c加圧成形し,これを窒素雰囲気下,イメージ炉で3分
で1800℃にまで加熱熔融した。次に,これを双ローラに
より冷却しガラスを作製した。得られたガラスは厚さ25
μmの薄片状であった。このガラスの窒素含有量を,ケ
ルダール法で測定したところ9.5Wt%であった。
はCaCOを1100℃で1hr加熱したもの)を150Kg/cm2で30se
c加圧成形し,これを窒素雰囲気下,イメージ炉で3分
で1800℃にまで加熱熔融した。次に,これを双ローラに
より冷却しガラスを作製した。得られたガラスは厚さ25
μmの薄片状であった。このガラスの窒素含有量を,ケ
ルダール法で測定したところ9.5Wt%であった。
(2)次にSiO2−CaO−MgO−Si3N4系のオキシナイトラ
イドガラスを次のように作製した。
イドガラスを次のように作製した。
まずSiO231モル%,CaO48モル%,Si3N414モル%,MgO5モ
ル%,Al2O32モル%を1500Kg/cm2で30sec加圧成形し,
これを窒素雰囲気下,イメージ炉で3分で1800℃にまで
加熱熔融した。次に,これを鉄板上に滴下させることに
よりガラスを作製した。このガラスの窒素含有量をケル
ダール法で測定したところ9.5Wt%であった。
ル%,Al2O32モル%を1500Kg/cm2で30sec加圧成形し,
これを窒素雰囲気下,イメージ炉で3分で1800℃にまで
加熱熔融した。次に,これを鉄板上に滴下させることに
よりガラスを作製した。このガラスの窒素含有量をケル
ダール法で測定したところ9.5Wt%であった。
また,同様な作製法によりSiO219モル%,CaO60モル%,M
gO3モル%,Al2O3モル%,Si3N415モル%の組成からな
るガラスを作製した。このガラスの窒素含有量をケルダ
ール法で測定したところ9.5Wt%であった。
gO3モル%,Al2O3モル%,Si3N415モル%の組成からな
るガラスを作製した。このガラスの窒素含有量をケルダ
ール法で測定したところ9.5Wt%であった。
(3)次に,SiO2−CaO−Si3N4系ガラスのガラス化領域
をX線回折で求めたものを下表に示す(但し、表中の数
字はモル%、○は透明ガラス、●は結晶を示す。) その他の成分としては,Al2O3の他TiO2,ZrO2Li2Oなどが
ある。
をX線回折で求めたものを下表に示す(但し、表中の数
字はモル%、○は透明ガラス、●は結晶を示す。) その他の成分としては,Al2O3の他TiO2,ZrO2Li2Oなどが
ある。
この表よりガラス化領域は,SiO25〜60モル%,Si3N4
5〜50モル%,CaO20〜75モル%,MgO0〜5モル%で4成
分の合計が70〜100モル%であることがわかる。
5〜50モル%,CaO20〜75モル%,MgO0〜5モル%で4成
分の合計が70〜100モル%であることがわかる。
なお,上記4成分にSrOを0〜5モル%加えても同様な
領域でガラス化が起こる。
領域でガラス化が起こる。
(4)また,本発明に係るガラスの窒素含有量とビッカ
ース硬度との関係を下表に示す。
ース硬度との関係を下表に示す。
これより,窒素量の増加とともにビッカース硬度が増加
していることがわかる。
していることがわかる。
(5)上述の説明では,アルカリ土類金属は,Caであっ
たが,Mg,Rr,Baでも同様の結果が得られる。
たが,Mg,Rr,Baでも同様の結果が得られる。
(ト)効果 本発明によれば,ビッカース硬度が増加するとともに,
弾性率,ガラス転移温度,耐薬品性,強度が向上する。
弾性率,ガラス転移温度,耐薬品性,強度が向上する。
Claims (2)
- 【請求項1】モル%で示された組成比がSiO25〜60Si3N
45〜50;MO(Mはアルカリ土類金属)20〜75;M′O
(M′はアルカリ土類金属)0〜5M″O(M″はアルカ
リ土類金属)0〜5でかつ,3〜5成分の合計が70〜100
であることを特徴とするオキシナイトライドガラス。 - 【請求項2】MO,M′O,M″OがCaO,MgO,SrOのいずれか一
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のオ
キシナイトライドガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7570187A JPH0737333B2 (ja) | 1986-05-09 | 1987-03-27 | オキシナイトライドガラス |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10750286 | 1986-05-09 | ||
JP61-107502 | 1986-05-09 | ||
JP7570187A JPH0737333B2 (ja) | 1986-05-09 | 1987-03-27 | オキシナイトライドガラス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01103926A JPH01103926A (ja) | 1989-04-21 |
JPH0737333B2 true JPH0737333B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=26416858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7570187A Expired - Lifetime JPH0737333B2 (ja) | 1986-05-09 | 1987-03-27 | オキシナイトライドガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737333B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0672029B2 (ja) * | 1989-06-27 | 1994-09-14 | 株式会社島津製作所 | 繊維強化金属 |
SE0300056D0 (sv) * | 2003-01-14 | 2003-01-14 | Morph A | New glass material |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP7570187A patent/JPH0737333B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01103926A (ja) | 1989-04-21 |
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