JPH0737314A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JPH0737314A
JPH0737314A JP18734593A JP18734593A JPH0737314A JP H0737314 A JPH0737314 A JP H0737314A JP 18734593 A JP18734593 A JP 18734593A JP 18734593 A JP18734593 A JP 18734593A JP H0737314 A JPH0737314 A JP H0737314A
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Yoshihisa Nishiguchi
義久 西口
Takeshi Nishiwaki
剛 西脇
Tadashi Machida
正 町田
Akishi Shimomichi
明志 下道
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Tanashin Denki Co Ltd
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Tanashin Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大形化を招くことなく、再生中のコンパクト
ディスク(CD)と収納側のCDの間の接触を防止す
る。 【構成】 ディスク駆動装置は、ディスクストッカ6か
らディスクパレット58上にCDを移送するディスク交
換スライダ74と、このディスク交換スライダ74の往
復動に連動して回動し、再生中CDよりも上位レベルに
あるディスクストッカ6側の収納CDをそのリフト爪1
56により持ち上げるリフタプレート150とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクのディス
ク駆動装置に係わり、特に、ディスクオートチェンジャ
を備えたディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスク駆動装置は、その一例
が特開昭63−204547号公報に開示されている。
この公報のディスク再生装置は、複数枚のディスクを単
体のままで上下に収納するディスクストッカ、このディ
スクストッカに隣接して配置されたディスク再生部を備
えており、このディスク再生部とディスクストッカとの
間でディスクの受け渡しがなされるようになっている。
【0003】再生時、ディスク再生部上のディスク、即
ち、使用ディスクは、その一部がディスクストッカ側の
収納ディスクに対し上下方向に間隔を存して重なる状態
にあり、この状態にて、使用ディスクを回転させて、そ
の再生がなされる。前記ディスク再生装置によれば、使
用ディスクと収納ディスクとの間に上下方向の重なりを
許容しているので、その装置の奥行きをディスクの直径
の2倍以下にでき、また、ディスクストッカはディスク
トレーを使用することなくディスクを単体のままで収納
するので、各段のディスク間の収納ピッチをも短くて済
み、ディスクストッカの薄形化が図れる。つまり、前記
ディスク再生装置はその奥行きばかりでなく、その高さ
も低くなり、その全体を小形にできる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ィスク再生装置のディスク再生部は、使用ディスクの回
転ステージと、この回転ステージの上方に配置されたデ
ィスククランパを備えており、このディスククランパは
回転ステージとともに使用ディスクが上昇されたとき、
回転ステージとの間で使用ディスクをクランプするもの
となっている。
【0005】ここで、回転ステージの上昇は、その使用
ディスクがディスクストッカ側の収納ディスクと接触し
ない程度、つまり、収納ディスクの収納ピッチ内に抑え
られているものの、使用ディスクと収納ディスクとの組
み合わせによっては、使用ディスクが収納ディスクに接
触しながら回転してしまう虞がある。つまり、ディスク
の厚みや反りはそれらの許容公差内に抑えられているも
のの、その厚みや反りは個々のディスクで異なることか
ら、再生時、ディスクの組み合わせてによっては、使用
ディスクと収納ディスクとの間の間隙が非常に狭くなっ
てしまう。
【0006】また、ディスクストッカは合成樹脂の一体
成形品であることから、その成形精度を安定させること
ができず、また、収納ディスクの枚数によってはそれら
収納ディスクの重量により、ディスクストッカに撓みが
発生し、各収納ディスクを水平に保持するのは困難であ
る。このため、ディスク側及びディスクストッカ側に
て、上述した現象が同時に生じてしまうと、再生時、使
用ディスクが収納ディスクに接触して回転することにも
なる。
【0007】上述の不具合を解消するには、ディスクス
トッカに収納されるディスクの間隔、つまり、その収納
ピッチを増加すればよいが、この場合にはディスクスト
ッカの高さが大となり、装置全体の小形化が図れないこ
とになる。この発明は上述した事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、その大形化を招くこ
となく、再生時の使用ディスクと収納ディスクとの接触
を確実に防止するディスク駆動装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のディスク駆動
装置は、ディスクの収納段を有したディスクストッカ
と、ディスクの回転ステージと、この回転ステージに対
して前記ディスクストッカを上下方向に移動させ、回転
ステージ及びディスクストッカの選択された収納段を同
一のレベルに位置決めする昇降手段と、回転ステージと
選択収納段との間で、ディスクの受け渡しをなすディス
ク受け渡し手段と、回転ステージ上のディスクを収納段
のピッチ内で回転ステージとともに上昇させてクランプ
し、ディスクを回転ステージと一体に回転させるクラン
プ手段に加え、更に、選択収納段よりも次に高い収納段
上の対象収納ディスクに係合し、この対象収納ディスク
の回転ステージ側の周縁を上方に向けてリフトさせるデ
ィスクリフト手段を備えている。
【0009】ディスク受け渡し手段がディスクストッカ
と回転ステージとの間で往復動し、これらの間でディス
クの交換をなすディスク交換スライダを備えている場
合、ディスクリフト手段は、対象収納ディスクの回転ス
テージ側周縁に対し、前記ディスク交換スライダの往復
動に連動して進退するリフト爪を備えることができる。
また、前記リフト爪は、ディスク交換スライダではな
く、クランプ手段の作動に連動して進退するものであっ
てもよい。
【0010】更に、ディスクリフト手段は、リフト爪が
退出位置から進出位置に向かうとき、リフト爪に押し下
げ運動を与えるカム機構を備えているのが好ましい。
【0011】
【作用】昇降手段の作動を受け、ディスクストッカの1
つの収納段が選択され、この選択収納段から回転ステー
ジ上にディスクが供給されると、クランプ手段は回転ス
テージをそのディスクとともに上昇させてクランプし、
この後、そのディスクは使用ディスクとして回転ステー
ジとともに回転される。
【0012】一方、ディスクリフト手段は前記選択収納
段よりも次に高い位置の対象収納ディスクに係合し、こ
の対象収納ディスクの回転ステージ側周縁を上方にリフ
トさせ、回転ステージ上に使用ディスクが存在している
場合には、その使用ディスクと対象収納ディスクとの間
隔を確保する。ディスクリフト手段がディスク交換スラ
イダ又はクランプ手段と連動するリフト爪を備えている
場合、このリフト爪は、回転ステージ上に使用ディスク
が存在することを条件として、対象収納ディスクを上方
にリフトさせ、これら使用ディスクと対象収納ディスク
との間の間隔を確保する。
【0013】
【実施例】図1及び図2を参照すると、12cmのコンパ
クトディスク(以下単にCDと称す)用ディスク駆動装
置が示されている。このディスク駆動装置はメインシャ
ーシ2と、このメインシャーシ2の下側に位置したサブ
シャーシ4を備えており、これらシャーシ2,4は互い
にねじ止めされて、相互に連結されている。
【0014】サブシャーシ4にはその一端側、即ち、デ
ィスク駆動装置でみてその奥側に、合成樹脂製のディス
クストッカ8が配置されており、このディスクストッカ
8はメインシャーシ2の上面側に突出している。ディス
クストッカ6は、上板8、下板10及びこれら上板8と
下板10とを接続する周壁12からなり、この周壁12
はサブシャーシ4の他端側と側方に面する側が開かれて
いる。
【0015】周壁12の内面からは上下5段の収納棚1
4が突出されており、これら収納棚14は周壁12に沿
って延びる円弧状をなしている。収納棚14はディスク
ストッカ6の奥部を6つのディスク収納空間に仕切って
おり、ディスクストッカ6はその開口側から各ディスク
収容空間にCDが差し込まれることにより、合計6枚の
CDを上下方向に所定の収納ピッチを存し、また、互い
に同軸にして収納することができる。従って、ディスク
ストッカ6はその下板10と5段の収納棚14により合
計6段のディスク収納段を有している。
【0016】CDの収納時、そのCDは図3から明らか
なようにその周縁の一部が収納段14上に載置され、ま
た、その周縁の残り部分がディスクストッカ6からはみ
出した状態にある。また、各収納段14及び下板8の先
端縁は先細形状をなし、CDの受け入れが容易になって
いる。更に、図3に示されているようにディスクストッ
カ6の奥部には、各収納段14の最深縁を上下に貫通し
て下板8に至る合成樹脂製のディスククリッパ16が配
置されており、このディスククリッパ16は図2から明
らかなようにディスクストッカ6の上方から差し込み式
にして取り付けられる。ディスククリッパ16は11本
の弾性変形可能なクリップ片18を有し、これらクリッ
プ片18は櫛歯状をなしている。ディスクストッカ6内
にCDが収納されたとき、CDはその周縁の一部が対応
する上下一対のクリップ片18間に差し込まれ、その一
対のクリップ片18に挟持される。なお、下板8上のC
Dは、下板8と最上位のクリップ片18との間で挟持さ
れる。
【0017】メインシャーシ2の下面側には、サブシャ
ーシ4の他端部上方に位置してディスク再生ユニット2
0が配置されており、このディスク再生ユニット20と
ディスクストッカ6とはディスク駆動装置でみて、その
手前側と奥側とにそれぞれ位置している。ディスク再生
ユニット20はその詳細が図4に示されているように、
合成樹脂製のユニットフレーム22を備えており、この
ユニットフレーム22はメインシャーシ2を横断する方
向に延びている。ユニットフレーム22の一端には一対
のセルフヒンジ24が一体に形成されており、これらセ
ルフヒンジ24はその取付ねじ26を介してメインシャ
ーシ2に取り付けられている。従って、ユニットフレー
ム22は一対のセルフヒンジ24により、その他端側が
上下に回動自在となっている。
【0018】ユニットフレーム22には、複数の支持脚
28を介してユニットシャーシ30が取り付けられてい
る。支持脚28は、フランジ付きのゴムスペーサ32
と、このゴムスペーサ32を囲む圧縮コイルスプリング
34と、これらゴムスペーサ32及び圧縮コイルスプリ
ング34に所定のプリセット荷重を与えて、ユニットフ
レーム20とユニットシャーシ30とを相互に連結する
連結具36とからなっている。
【0019】ユニットシャーシ30の上面にはピックア
ップ38、回転ステージとなるターンテーブル40が上
方に向けて取り付けられており、また、ユニットシャー
シ30の下面にはピックアップ38及びターンテーブル
40を駆動するピックアップモータ42及びターンテー
ブルモータ44が取り付けられている。ターンテーブル
40はターンテーブルモータ44の出力軸に直接取り付
けられているが、ピックアップ38とピックアップモー
タ42との間はフィードギヤ列を介して接続されてい
る。このフィードギヤ列は、ピックアップモータ42の
出力軸に取り付けられた出力ギヤ46と、この出力ギヤ
46に順次噛み合う一対の段付きギヤ48,50と、段
付きギヤ50の小径ギヤに噛み合うラック52からな
り、このラック52がピックアップ38に取り付けられ
ている。
【0020】ピックアップモータ42が駆動されると、
その出力ギヤ52の回転は一対の段付きギヤ48,50
により減速された後、ラック52即ちピックアップ38
の往復運動に変換される。ここで、ピックアップ38の
往復運動はターンテーブル40に対して接離する方向に
設定されている。メインシャーシ2の上方には、ディス
ク再生ユニット20に沿って延びるクロスプレート54
が配置されており、このクロスプレート54の両端は下
方に折曲されてメインシャーシ2に取り付けられてい
る。
【0021】クロスプレート54はターンテーブル40
に対向するようなクランパ56を備えており、このクラ
ンパ56はクロスプレート54に対し、水平方向及びそ
の軸方向に適度な遊びを存して取り付けられている。ク
ランパ56の下面にはその一部に鉄板等の磁性体を有し
ており、一方、ターンテーブル40の上面には磁性体と
組をなし、クランプ手段の一部を構成する磁石(図示し
ない)が埋設されている。
【0022】図2に示されているように、メインシャー
シ2の上面には合成樹脂製のディスクパレット58が取
り付けられており、このディスクパレット58は図1及
び図4を参照すればより明らかなように、クロスプレー
ト54とディスク再生ユニット20との間に位置付けら
れている。ディスクパレット58は、ディスクストッカ
6やこのディスクストッカ6に収納されたCDとの干渉
を避けるようように、ディスクストッカ6側の部位が大
きく開口されている。ディスクパレット58の上面には
12cmCDの載置凹部60が形成されており、また、載
置凹部60の中央には8cmCDのための載置凹部62が
形成されている。
【0023】更に、ディスクパレット58には載置凹部
62側から側方に延びる開口64が形成されており、こ
の開口64を通じて、ピックアップ38及びターンテー
ブル40はディスクパレット58の上面から突出でき、
また、ピックアップ38は開口64に沿って往復動可能
となっている。なお、図2中、参照符号66,68は、
載置凹部60,62上のCDの有無を光学的に検出する
ための検出孔を示している。
【0024】ディスクパレット58はメインシャーシ2
上を移動自在となっており、ディスクパレット58の移
動案内はメインシャーシ2の上面両側に間隔を存して取
り付けられたガイド70によりなされる。従って、ディ
スクパレット58はメインシャーシ2上から手前側に引
き出され、その載置凹部60をディスク駆動装置の外部
に露出させることができる。
【0025】ディスクパレット58上にはその一方の側
縁側にガイドレール72が一体に形成されており、この
ガイドレール72はディスクパレット58の両端間に亘
り、その側縁に沿って延びている。つまり、メインシャ
ーシ2上にディスクパレット58がある場合、そのガイ
ドレール72はディスク再生ユニット20からディスク
ストッカ6に亘って延びている。
【0026】ガイドレール72上には、板状をなした合
成樹脂製のディスク交換スライダ74が移動自在に取り
付けられており、このディスク交換スライダ74のガイ
ドレール72に沿う内側面は、その中央部分が凹状の円
弧面となっている。この円弧面の円弧は、12cmCDの
半径よりも大きな半径を有する円の一部からなってい
る。円弧面の両端には、突起状をなした一対のプッシャ
76,78が一体に形成されており、これらプッシャ7
6,78の下部はテーパ状となっている。
【0027】ディスク交換スライダ74の外側面にはラ
ック80が形成されており、また、スライダ74側のデ
ィスクパレット58の外側面にも、その奥側の一部にラ
ック82が形成されている。メインシャーシ2のディス
ク交換スライダ74側の側縁中央には、一対のピニオン
84,86が上方に向けて突出されている。これらピニ
オン84,86は、ディスク交換スライダ74のラック
80及びディスクパレット58のラック82と噛み合い
可能な歯幅を有し、メインシャーシ2の側縁に沿い互い
に離間して配置されている。一対のピニオン84,86
は図示しないギヤ列を介してローディングモータ88に
接続され、このモータ88からの動力を受けて同一方向
に正逆回転可能となっている。なお、ローディングモー
タ88はメインシャーシ2の下面側に取り付けられてい
る。
【0028】ディスク交換スライダ74が図2に示すよ
うにディスクストッカ6側の収納位置にあるとき、ディ
スク交換スライダ74のラック80はピニオン86のみ
に噛み合っており、一方、ディスクパレット58のラッ
ク82はピニオン84,86の何れとも噛み合っていな
い。このような状態で、一対のピニオン84,86がロ
ーディングモータ88により一方向に回転されると、デ
ィスク交換スライダ74はそのラック80とピニオン8
6の噛み合いにより、収納位置からディスクパレット5
8の手前側に向け、そのガイドレール72上を摺動し、
この過程で、そのラック80は他方のピニオン84とも
噛み合う。
【0029】ディスク交換スライダ74がガイドレール
72の手前側の終端に達すると、ローディングモータ8
8の回転が停止されて、ディスク交換スライダ74はデ
ィスクパレット58の載置凹部60の側方、即ち、ロー
ディング位置に位置付けられる。ローディングモータ8
8が更に同方向に駆動されると、ディスク交換スライダ
74はそのローディング位置から更にディスクパレット
58側に摺動し、ディスクパレット58の前縁に当接し
て、このディスクパレット58をメインシャーシ2上の
ホームポジションから引き出す。この引き出しにより、
ディスクパレット58のラック82がピニオン86,8
6に順次噛み合うことから、その引き出しが継続され、
ディスクパレット58がディスク駆動装置の手前側に所
定の長さ引き出されたとき、ローディングモータ88の
駆動が停止される。このとき、ディスクパレット58の
ラック82はピニオン84とのみ噛み合った状態にあ
る。
【0030】ディスクパレット58がホームポジション
から引き出されると、このディスクパレット58が空の
場合には、ディスクパレット58に新たなCDを載置で
き、また、ディスクパレット58上にCDが存在する場
合には、このCDをディスクパレット58から取り出す
ことができる。一方、ディスク交換スライダ74がロー
ディング位置にあり、この状態から、ローディングモー
タ88が逆方向に駆動されると、この場合、ディスク交
換スライダ74はローディング位置から収納位置に向け
て摺動し、この収納位置に位置付けられる。
【0031】従って、ディスク交換スライダ74は、ロ
ーディングモータ88の正逆回転させることにより、デ
ィスクストッカ6側の収納位置とディスクパレット58
の載置凹部60側のローディング位置との間で往復動す
ることができる。今、ディスクパレット58に対し、デ
ィスクストッカ6の1つの選択された収納段が同一のレ
ベルに位置付けられていると、ディスク交換スライダ7
4の往復動により、ディスクパレット58とディスクス
トッカ6の選択収納段との間で、CDの交換を行うこと
ができる。
【0032】CDの交換に関して詳述すると、図5はデ
ィスク交換スライダ74が収納位置にあり、また、ディ
スクストッカ6の選択収納段にCDが既に収納されてい
る状態を示している。この状態で、ディスク交換スライ
ダ74がその収納位置からローディング位置に向けて摺
動すると、一方のプッシャ78のテーパ部はCDの周縁
に当接し、その周縁を持ち上げるようにして、そのCD
をディスクストッカ6から押出し、図6に示すようにデ
ィスクパレット58上に移送する。
【0033】ここで、図6から明らかなようにディスク
パレット58上に移送されたCD、つまり、その載置凹
部60上のCDは、ディスクストッカ6に収納されてい
るCDに対し、その一部が上下に間隔を存して重なる状
態となっている。また、ディスクストッカ6からCDが
押し出されると、このCDは直ちに、ディスク交換スラ
イダ74とは反対側の周縁がディスクパレット58の載
置凹部60に連なる真直ぐなガイド面90に案内され、
その移送を円滑かつ安定して行うことができる。なお、
図6に示したディスク交換スライダ74は、そのローデ
ィング位置から収納位置側に僅かに戻されており、これ
により、ディスク交換スライダ74の一対のプッシャ7
6,78は、その移送したCDから離間されている。
【0034】図6の状態からディスク交換スライダ74
がその収納位置に向かって摺動すると、この場合は、デ
ィスク交換スライダ74の他方のプッシャ76がディス
クパレット5上のCDを同様にしてディスクストッカ6
に向けて押し戻し、元の選択収納段に収納する。なお、
図5の場合にあっても、ディスク交換スライダ74はそ
の収納位置からローディング位置側に僅かに戻されてお
り、ディスク交換スライダ74の一対のプッシャ76,
78は選択収納段上のCDから離間した状態にある。従
って、ディスクパレット58とディスク交換スライダ7
4は、ターンテーブル40側とディスクストッカ6との
間でのディスク(CD)受け渡し手段を構成している。
【0035】なお、ディスクパレット58がホームポジ
ションにあるか否か、また、ディスク交換スライダ74
が収納位置又はローディング位置に達したか否かは、図
示しないけもども機械式又は光学式センサにより検出さ
れ、これらセンサの信号に基づき、ローディングモータ
88の駆動が制御されることは言うまでもない。上述の
説明から明らかなように、ディスクストッカ6の任意の
収納段にあるCDとディスクパレット58との間にて、
CDの交換を行うにはディスクストッカ6は昇降可能で
なければならない。
【0036】このため、ディスクストッカ6は、図2に
示されているように昇降台92上にねじ止めして固定さ
れており、この昇降台92はその手前側及び奥側の両端
部が一対のパンタグラフ機構94を介してサブシャーシ
4に支持されている。昇降台92の一方の側縁には水平
軸96が備えられており、この水平軸96は一対のパン
タグラフ機構94間に跨るようにして昇降台92を貫通
し、この昇降台92に回転自在に支持されている。水平
軸96の突出した両端にはピニオン98がそれぞれ取り
付けられており、これらピニオン98はサブシャーシ4
から立設された一対のラック100にそれぞれ噛み合わ
されている。なお、一対のラック100はサブシャーシ
4から切り起こして得られている。
【0037】一方、昇降台92には、水平軸96とは反
対側の側縁奥部に位置して、ナット102が固定されて
おり、このナット102には中空のフィードスクリュー
104が上下に貫通して螺合されている。フィードスク
リュー104内には、サブシャーシ4から立設されたポ
スト106が挿通されており、このポスト106はフィ
ードスクリュー104の上端から突出されている。ポス
ト106の突出端は、メインシャーシ2から延びるブラ
ケット108に支持されている。
【0038】更に、フィードスクリュー104の下端部
にはギヤ110が一体に形成されており、このギヤ11
0はサブシャーシ4上を延びるギヤ列112を介して共
用モータ114に接続可能となっている。ギヤ列112
に関して説明すると、共用モータ114はサブシャーシ
4にモータ台を介して支持され、モータ台の下方に突出
する出力軸を有している。この出力軸には小径ギヤ11
6が取り付けられており、この小径ギヤ116は歯幅の
広い歯面を有している。
【0039】小径ギヤ116の近傍には、大小のギヤを
一体に有するクラッチギヤ118が配置されており、こ
のクラッチギヤ118はその内部を貫通する支持軸12
0に回転自在に支持されている。この支持軸120はサ
ブシャーシ4から立設されている。クラッチギヤ118
はその大ギヤを上向きにした姿勢で、支持軸120に沿
って昇降自在となっており、支持軸上端のばね受とクラ
ッチギヤ118との間には圧縮コイルばね122が配置
されている。この圧縮コイルばね122はクラッチギヤ
118を下方に向けて常時付勢し、これにより、クラッ
チギヤ118はそのギヤ軸がサブシャーシ4上に接した
状態にある。
【0040】クラッチギヤ118の近傍には、前述した
中空ねじ104側に位置して、大小のギヤを一体に有し
た2段ギヤ124が配置されており、この2段ギヤ12
4のギヤ軸はその両端が前記モータ台とサブシャーシ4
とに回転自在に支持されている。2段ギヤ124の小ギ
ヤは中間ギヤ126,128,130を介してフィード
スクリュー104のギヤ110に噛み合わされている。
なお、中間ギヤ126,128,130はそれらのギヤ
軸の下端がサブシャーシ4に回転自在に支持されてい
る。
【0041】図7の状態では、クラッチギヤ118と2
段ギヤ124との噛み合いが解除されているが、これら
ギヤ118,124の噛み合いは、図8に示すクラッチ
アクチュエータ132により断続可能となっている。ク
ラッチアクチュエータ132はシーソーレバー134を
備えており、このシーソーレバー134はサブシャーシ
4に一対のブラケット136を介して回動自在に支持さ
れている。シーソーレバー134は、通常、その一端が
クラッチギヤ118の小ギヤの下方に位置し、その自重
によりサブシャーシ4上に接触した状態にある。図示し
ないけれども、シーソーレバー134の一端はクラッチ
ギヤ118のギヤ軸を挟むような二股形状をなしてい
る。
【0042】一方、シーソーレバー134の浮上状態に
ある他端は上方に向けて折曲されて、その他端に鉄板な
どの磁性体137が装着されており、そして、シーソー
レバー134の近傍にはその他端と対向するようにして
電磁石138が配置されている。電磁石138が励磁さ
れると、この電磁石138はシーソーレバー134の他
端を吸引し、その一端が上昇する向きにシーソーレバー
134を回動させ、このシーソーレバー134の一端は
クラッチギヤ118を上昇させる。この結果、クラッチ
ギヤ118はその小ギヤが2段ギヤ124の大ギヤに噛
み合うことになる。この状態で、共用モータ114が一
方向に回転されると、その回転はギヤ列112を介し減
速してフィードスクリュー104のギヤ110に伝達さ
れ、このフィードスクリュー104を回転させる。
【0043】フィードスクリュー104の回転はその回
転方向に従い、昇降台92、つまり、ディスクストッカ
6を昇降させ、これにより、ディスクストッカ6の選択
された収納段(その1つの収納棚又はその下板)がディ
スクパレット58と同一レベルに位置付けられることに
なる。従って、共用モータ114とフィードスクリュー
104のギヤ110との間を接続するクラッチギヤ11
8及びギヤ列112は、ディスクストッカ6を昇降させ
る動力伝達系を構成している。
【0044】なお、電磁石138が消磁されると、シー
ソーレバー134の一端及びクラッチギヤ118はその
自重により降下し、クラッチギヤ118の小ギヤと2段
ギヤ124の大ギヤとの噛み合いが解除される。図7を
参照すれば、クラッチギヤ118の近傍には、前記2段
ギヤ124とは別の2段ギヤ140が配置されている。
この2段ギヤ140は、前記2段ギヤ124と同様に、
そのギヤ軸の両端が共用モータ114のモータ台及びサ
ブシャーシ4に回転自在に支持されているが、前記2段
ギヤ124とは異なり、その大ギヤが下向きとなってい
る。
【0045】クラッチギヤ118が下降位置にあると
き、2段ギヤ140の大ギヤはクラッチギヤ118の小
ギヤと噛み合っているが、クラッチギヤ118がクラッ
チアクチュエータ132により上昇されると、クラッチ
ギヤ118の小ギヤは2段ギヤ140の大ギヤから離
れ、前述したように2段ギヤ124の大ギヤに噛み合う
ことになる。
【0046】2段ギヤ140の小ギヤは、円筒カム14
2のギヤ144に噛み合っており、円筒カム142はサ
ブシャーシ4から突出した支持軸に回転自在に支持さ
れ、その外周面に螺旋状のカム溝146が形成されてい
る。図4に示されているように、円筒カム142は前述
したディスク再生ユニット20のセルフヒンジ24とは
反対側の端部に近接して配置されており、ディスク再生
ユニット20、即ち、そのユニットフレーム22の他端
からピン状のカムフォロア148が突出して、円筒カム
142のカム溝146に挿入されている。
【0047】クラッチギヤ118が下降位置にあると
き、つまり、クラッチギヤ118の小ギヤが2段ギヤ1
40の大ギヤに噛み合っているとき、共用モータ114
が回転されると、この回転は2段ギヤ140及びギヤ1
44を介し減速して円筒カム142に伝達され、この円
筒カム142を回転させる。円筒カム142の回転はそ
のカム溝146に沿い、ディスク再生ユニット20のカ
ムフォロア148を上昇させることから、ディスク再生
ユニット20はその一対のセルフヒンジ24を中心とし
て上方に回動し、そのピックアップ38及びターンテー
ブル40は図4中2点鎖線で示す位置まで上昇する。こ
の際、ターンテーブル40はディスクパレット58の上
方にその開口64を通じて突出する。
【0048】ここで、ディスク再生ユニット20が上方
に向けて回動する前に、ディスクパレット58上にCD
が載置されていると、ディスク再生ユニット20の上方
への回動により、CDはターンテーブル40上に受け取
られると同時に、CDのセンタホールにターンテーブル
40のハブが嵌合され、更に、ターンテーブル40が上
昇して、そのCDはターンテーブル40とクランパ56
との間に作用する磁気吸引力によりクランプされる。
【0049】従って、前述したクラッチギヤ118、2
段ギヤ140、円筒カム142及びカムフォロア148
は、クランパ56と協働してCDをクランプするクラン
プ手段の動力伝達系を構成している。なお、ディスクパ
レット58から浮上した状態でターンテーブル40上に
クランプされたCDはそのターンテーブル40とともに
回転され、そして、CDに記録された情報はピックアッ
プ38により再生される。
【0050】再度、図5及び図6を参照すると、この実
施例の場合、ディスク交換スライダ74の往復運動に連
動するディスクリフタ149が備えられている。このデ
スクリフタ149はリフタプレート150を有してお
り、このリフタプレート150は、ディスク交換スライ
ダ74が往復運動する領域、より詳しくはディスクパレ
ット58のガイドレール72の長手方向でみてその中央
域に配置され、ディスク交換スライダ74よりも僅かに
高いレベル位置に位置付けられている。
【0051】リフタプレート150は、その角部をディ
スクストッカ6側に向けた略セクタ形状をなし、角部か
らは支持ピン152が上方に向けて突出されている。支
持ピン152の上端はカバー154に回転自在に支持さ
れている。カバー154は図5及び図6中2点鎖線でし
か示されていないが、図1及び図9を参照すれば明らか
なように、ディスクパレット58の上方からメインシャ
ーシ2の側方に至る形状を有し、このメインシャーシ2
に固定されている。
【0052】リフタプレート150の一方の側縁からは
ディスクストッカ6に向けてリフト爪156が延びてお
り、その先端は楔状をなしている。ここで、ディスクパ
レット58に対し、ディスクストッカ6の選択された収
納段が同一レベルに位置付けられている場合、リフト爪
156の先端は、その選択段に対して次に高い収納段と
ほぼ同一のレベル位置に位置付けられている。
【0053】また、リフタプレート150の円弧縁から
は掛止片158が突出されており、この掛止片158と
カバー154との間には、引っ張りコイルばね160が
掛け渡されている。この引っ張りコイルばね160は図
5及び図6でみて、リフタプレート150を支持ピン1
52を中心とし時計方向に回動するように引き付けてい
る。
【0054】更に、リフタプレート150の下面には、
円形をなした突部162が形成されており、一方、ディ
スク交換スライダ74の上面には突部162と協働する
駆動体164が一体に形成されている。この駆動体16
4は、ディスク交換スライダ74の手前側に位置し、そ
の長手方向に所定の長さだけ延び、そして、その後端部
が楔状に形成されている。
【0055】図6に示されているように、ディスク交換
スライダ74が前述したローディング位置にあるとき、
ディスク交換スライダ74の駆動体164とリフタプレ
ート150の突部162は大きく離れており、この場
合、リフタプレート150は引っ張りコイルばね160
の引き付け力により、そのリフト爪156はディスクス
トッカ6に向けて突出し、その先端がディスクストッカ
6側のCDの収納領域に進入する。
【0056】一方、ディスク交換スライダ74が図6の
ローディング位置から図5の収納位置に移動すると、そ
の移動過程において、ディスク交換スライダ74の駆動
体164はリフタプレート150の突部162にその内
側から係合し、引っ張りコイルばね160の付勢力に抗
してリフタプレート150を反時計方向に回動させて保
持する。この場合、リフタプレート150のリフト爪1
56は、ディスクストッカ6側のCDの収納域の外側に
退避する。
【0057】図10を参照すると、CDの再生時、その
使用CDとディスクストッカ6側の収納CDとの関係が
示されている。図10は、ディスクストッカ6側におい
て、選択収納段として1つの収納棚14がディスクパレ
ット58と同一レベルに位置付けられ、そして、選択収
納棚14上のCDがディスク交換スライダ74の移動に
よりディスクパレット58上に移送され、更に、このデ
ィスクパレット58上からディスク再生ユニット20の
ターンテーブル40上にクランプされた状態を示してい
る。従って、図10中実線で示した再生側の使用CD
は、2点鎖線で示したディスクパレット58上のCDか
ら高さHだけ上昇した位置でクランプされ、その使用C
Dは、ディスクストッカ6側の選択収納棚14よりも次
に高い収納棚14上のCD、即ち、対象CDに近接する
ことになる。
【0058】しかしながら、この場合、ディスク交換ス
ライダ74はローディング位置にあり、リフタプレート
150のリフタ爪156は前述したようにディスクスト
ッカ6側のCDの収納領域に進入した状態にある。従っ
て、リフタ爪156の先端は、選択収納棚14よりも次
に高い収納棚14上の対象とするCDに対し、その周縁
の下側に潜り込み、この対象CDの周縁を図10中実線
で示すように救い上げている。なお、図10中1点鎖線
は対象CDの本来の収納状態を示している。
【0059】従って、実線の対象CDと使用CDとの間
の間隔D1は、1点鎖線の対象CDと使用CDとの間の
間隔D2に比べて増加することになる。この結果、使用
CDや対象CDの厚さや反りが大きく、しかも、これら
にディスクストッカ6側の成形精度や組み付け精度に起
因する対象CDの垂れ下がりが加わっても、再生時、使
用CDと対象CDとの間の重なり領域において、これら
の間隔を十分に確保でき、対象CDに対する使用CDの
接触を確実に防止することができる。
【0060】この後、ディスク再生ユニット20が下方
に回動されて、そのターンテーブル40からディスクパ
レット58上に使用CDが戻され、そして、このディス
クパレット58から使用CDがディスクストッカ6の空
の選択収納棚14上に押し戻されると、つまり、ディス
ク交換スライダ74が図5に示す収納位置に位置付けら
れると、リフタプレート150のリフト爪156は、デ
ィスクストッカ6側の収納CDの収納領域の外側に退避
するので、リフト爪156がディスクストッカ6の昇降
を阻害することはない。
【0061】この発明は上述した一実施例に制約される
ものでなく、種々の変形が可能である。例えば、図11
に示すディスクリフタ149は、リフタプレート150
の引っ張りコイルばね160が一実施例の場合とは逆サ
イドに配置され、また、駆動体164はディスク交換ス
ライダ74の後端側に位置し、その両端は逆向きの楔形
状をなしている。
【0062】この場合、図11からも明らかなように、
ディスク交換スライダ74が実線のローディング位置に
あるとき、その駆動体164はリフタプレート150の
突部162に外側から係合し、その引っ張りコイルばね
160の付勢力に抗して、リフタプレート150を時計
方向に回動させている。従って、この場合、リフタプレ
ート150のリフト爪156は、対象CDの周縁の下側
に潜り込み、この対象CDの周縁を持ち上げている。
【0063】一方、ディスク交換スライダ74が2点鎖
線で示す収納位置に移動すると、その駆動体164とリ
フタプレート150の突部162との係合が解除される
から、リフタプレート150は引っ張りコイルばね16
0の引き付け力を受けて、2点鎖線で示すように反時計
方向に回動し、これにより、そのリフト爪156はディ
スクストッカ6側のCDの収納領域から退避する。
【0064】上述の実施例では何れもディスク交換スラ
イダ74がローディング位置に達したときに、リフタプ
レート150のリフト爪156により対象CDの周縁を
持ち上げているが、ディスクストッカ6からディスクパ
レット58上に向けてCDが移送される過程にて、リフ
タプレート150のリフト爪156を対象CDに向けて
進出させるようにしてもよい。
【0065】これを実現するには、図11中1点鎖線で
示すように、駆動体164をディスク交換スライダ74
の前端側に向けて延長すればよいが、この場合、ディス
ク交換スライダ74が収納位置に達したとき、その駆動
体164とリフタプレート150の突部162とはその
係合が解除される必要がある。更に、図12及び図13
を参照すれば、ディスクリフタ149の他の変形例が示
されている。この変形例では、一実施例と同様なリフタ
プレート150に更にカム機構が付加されている。この
カム機構は、前述したカバー154の下面に固定された
下向きのフェースカム166を備えており、このフェー
スカム166のカム面は、リフタプレート150の回動
方向に沿い下方に向けて突出する山形をなしている。一
方、リフタプレート150の上面には、フェースカム1
66と協働する半球状のカムフォロア168が形成され
ている。
【0066】この変形例の場合、図13に示すようにリ
フタプレート150が対象CDに向けて回動すると、そ
のカムフォロア168がフェースカム166のカム面に
摺接し、リフタプレート150、即ち、そのリフト爪1
64は一旦押し下げられて、その対象CDの下側に潜り
込むことになる。従って、図13中実線で示すように、
その対象CDの周縁に下向きの反りが発生していても、
リフト爪164は対象CDの周縁に衝突することなく、
その下側に潜り込むことができ、対象CDの周縁を確実
に持ち上げることができる。
【0067】なお、図12の変形例の場合、リフタプレ
ート150の押し下げを許容するために、その支持ピン
152の挿通孔は長孔となっている。図14及び図15
を参照すれば、ディスク交換スライダ74ではなく、前
述したクラッチ手段の作動に連動するディスクリフタ1
70が示されている。このディスクリフタ170は、上
述したリフタプレート150に相当するリフタアーム1
72を備えており、このリフタアーム172は前述した
クロスプレート54の上面側に配置されている。リフタ
アーム172の基端はクロスプレート54の上面に、そ
の一端側に位置して回動自在に支持されている。クロス
プレート54はクロスプレート54に沿って延び、その
先端部はディスクストッカ6に向けて折曲されたリフト
爪174となっている。リフタアーム172とクロスプ
レート54との間には引っ張りコイルばね176が掛け
渡されており、この引っ張りコイルばね176はリフタ
アーム172をディスクストッカ6から離れる方向に引
き付けている。なお、図14に示す状態では、リフタア
ーム172は引っ張りコイルばね176の付勢力に抗
し、ディスクストッカ6側に向けて回動された状態にあ
る。
【0068】また、クロスプレート54の折り曲げ部に
は、その外側から摺動プレート178が備えられてお
り、この摺動プレート170は、図15に示すようにそ
の一対の長孔180をそれぞれ貫通する一対のピン18
2を介してクロスプレート54取り付けられ、前述した
ディスク交換スライダ74と同一方向に摺動自在となっ
ている。
【0069】摺動プレート178の下端縁からは係合ア
ーム184が一体に突設され、この係合アーム184は
メインシャーシ2内に延びている。また、その摺動プレ
ート178の上端縁からは駆動アーム186が一体に突
設されている。この駆動アーム186は一旦上方に延び
たのち折曲されることにより、クロスプレート54の上
面に沿って延び、その先端がリフタアーム172に対
し、そのリフト爪174とは反対側から当接されてい
る。
【0070】摺動プレート178の駆動アーム184は
前述した円筒カム142の上方に位置しており、この円
筒カム142の上縁からは駆動体188が突設されてい
る。ディスク再生ユニット20が上方に向けて回動して
いないとき、図15に示されるように円筒カム142の
駆動体188は摺動プレート182の係合アーム184
から大きく離れた位置にあり、また、このとき、摺動プ
レート182はリフタアーム172側からの付勢力を受
け、円筒カム142側に移動した状態にある。
【0071】この状態から前述したように円筒カム14
2の回転に伴い、ディスク再生ユニット20が上方に向
けて回動し、使用CDがそのターンテーブル40上でク
ランプされると、円筒カム142の駆動体188は摺動
プレート182の係合アーム184に当接し、摺動アー
ム182を円筒カム142から離間する方向に摺動させ
る。この摺動により、摺動アーム182の駆動アーム1
86は、リフタアーム172を同様にして押出し、この
リフタアーム172を引っ張りコイルばね176の付勢
力に抗し、ディスクストッカ6に向けて回動させる。
【0072】従って、リフタアーム172のリフト爪1
74は図14に示されているように、ディスクストッカ
6側の対象CDの周縁に下側から潜り込み、その周縁を
同様にして持ち上げるので、この場合にも、前述した一
実施例と同様な効果を発揮することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のディス
ク駆動装置によれば、少なくともディスクの再生時、回
転ステージ上の使用ディスクに対し、ディスクストッカ
側の次に高位レベルにある対象収納ディスクをディスク
リフト手段により持ち上げるようにしたから、これら使
用ディスクと対象収納ディスクとの重なり領域にて、こ
れらディスク間の間隔を十分に確保でき、これらディス
クの接触を確実に防止することができる。また、この場
合、ディスクストッカ側での収納ディスクの収納ピッチ
を短縮できることにもなるから、ディスクストッカの薄
形化が図れ、装置全体の小形化にも大きく寄与する等の
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク駆動装置の斜視図である。
【図2】図1のディスク駆動装置の分解斜視図である。
【図3】ディスクストッカの断面図である。
【図4】ディスク再生ユニットの正面図である。
【図5】ディスク交換スライダが収納位置にあるディス
クパレットの平面図である。
【図6】ディスク交換スライダがローディング位置にあ
るディスクパレットの平面図である。
【図7】ディスクストッカの昇降台を駆動する動力伝達
系を示した図である。
【図8】図7の動力伝達系のクラッチギヤを操作するク
ラッチアクチュエータの正面図である。
【図9】ディスク交換スライダとディスクリフタの位置
関係を示す図である。
【図10】再生時、使用CDと対象CDとの位置関係を
示す図である。
【図11】ディスクリフタの変形例を示す平面図であ
る。
【図12】ディスクリフタの他の変形例を示す斜視図で
ある。
【図13】図12のディスクリフタの作動を説明する図
である。
【図14】ディスクリフタの更に別の変形例を示す平面
図である。
【図15】図14のディスクリフタの摺動プレートと円
筒カムとの関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
6 ディスクストッカ 8 下板(収納段) 14 収納棚(収納段) 40 ターンテーブル(回転ステージ) 56 クランパ 58 ディスクパレット(ディスク受け渡し手段) 74 ディスク交換スライダ(ディスク受け渡し手段) 92 昇降台(昇降手段) 142 円筒カム(クランプ手段) 148 カムフォロア(クランプ手段) 149,170 ディスクリフタ(ディスクリフト手
段) 150 リフタプレート 156 177 リフト爪 172 リフタアーム 166 フェースカム 168 カムフォロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下道 明志 東京都世田谷区深沢8丁目19番20号 タナ シン電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の収納段を有し、各収納段にディス
    クを上下方向に所定のピッチを存して同軸に載置し、各
    収納段上のディスクを引き出し可能にして収容するディ
    スクストッカと、 前記ディスクストッカに対しディスクの引き出し側に設
    けられ、ディスクストッカ側の収納ディスクに、一部が
    上下に間隔を存して重なる状態でディスクを受け取る回
    転ステージと、 前記回転ステージに対して前記ディスクストッカを上下
    方向に移動させ、前記回転ステージ及び前記ディスクス
    トッカの選択された収納段を同一のレベルに位置決めす
    る昇降手段と、 前記回転ステージと前記選択収納段との間で、ディスク
    の受け渡しをなすディスク受け渡し手段と、 前記回転ステージ上のディスクを前記ピッチ内で回転ス
    テージとともに上昇させてクランプし、ディスクを回転
    ステージと一体に回転させるクランプ手段と、 前記選択収納段よりも次に高い収納段上の対象収納ディ
    スクに係合し、この対象収納ディスクの回転ステージ側
    の周縁をリフトさせるディスクリフト手段とを具備した
    ことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク受け渡し手段は、ディスク
    ストッカ及び回転ステージの側方をこれらディスクスト
    ッカと回転ステージとの間で往復動し、ディスクストッ
    カ側から回転ステージに向けて移動する場合には前記選
    択収納段上の収納ディスクを前記回転ステージ側に押出
    し、逆に、回転ステージ側からディスクストッカに向け
    て移動する場合には回転ステージ側のディスクを空の前
    記選択収納段に押し戻して収納するディスク交換スライ
    ダを備えており、 前記ディスクリフト手段は、前記対象収納ディスクの回
    転ステージ側周縁に対し、前記ディスク交換スライダの
    往復動に連動して進退し、進出位置にて、前記回転ステ
    ージ側周縁を上方に押し上げ、退出位置にて前記対象収
    納ディスクの側方に退避するリフト爪を備えていること
    を特徴とする請求項1のディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスクリフト手段は、前記対象収
    納ディスクの回転ステージ側周縁に対し、前記クランプ
    手段の作動に連動して進退し、進出位置にて前記回転ス
    テージ側周縁を上方に押し上げ、退出位置にて前記対象
    収納ディスクの外側に退避するリフト爪を備えているこ
    とを特徴とする請求項1のディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスクリフト手段は、前記リフト
    爪が前記退出位置から進出位置に向かうとき、前記リフ
    ト爪に押し下げ運動を与えるカム機構を備えていること
    を特徴とする請求項2又は3のディスク駆動装置。
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