JPH0737285U - ゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は顧客が近づくとディスプレイの表示
内容又は音声を切り換えるよう構成したゲーム装置を提
供することを目的とする。 【構成】 ゲーム装置１は、ディスプレイ３より前方に
突出した操作パネル４の中央に顧客検出センサ１１を有
する。ゲーム装置１の制御回路は、顧客検出センサ１１
から検出信号が出力されないときは、ディスプレイ３に
遠距離用アドバタイズを表示させ、顧客検出センサ１１
から検出信号が出力されたときは、ディスプレイ３に遠
距離用アドバタイズを表示させるとともに、顧客検出セ
ンサ１１からの出力に応じてスピーカ１２からもメッセ
ージ等を発声させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゲーム装置に係り、特に顧客が近づくとディスプレイの表示内容又は 音声を切り換えるよう構成したゲーム装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えばゲームセンタ等に設置されるゲーム装置は、常にディスプレイにゲーム のデモンストレーションを表示している。そして、顧客はディスプレイに表示さ れるデモンストレーションの画像により、ゲーム内容を判断している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、従来のゲーム装置は、顧客が離れた場所にいても近い場所にいても 同じ画像を表示しているだけである。そのため、顧客の方にしてみれば、ゲーム 装置に近づいてもディスプレイの表示が変わらないため、ゲームをやってみよう という気持ちになれず、通り過ぎてしまうことが多い。

【０００４】 そこで、本考案は上記課題を解決したゲーム装置を提供することを目的とする 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記請求項１の考案は、ゲーム内容を表示するディスプレイと、該ディスプレ イに表示された画像の動きに応じて操作される操作部と、を有するゲーム装置に おいて、 顧客が接近したことを検出するセンサと、 該センサの検出信号に基づいて前記ディスプレイに表示される画像を通常のデ モンストレーションからゲームに誘い込む内容に移行させる画像切換手段と、 を備えてなる。

【０００６】 又、請求項２の考案は、ゲーム内容を表示するディスプレイと、該ディスプレ イに表示された画像の動きに応じて操作される操作部と、を有するゲーム装置に おいて、 顧客が接近したことを検出するセンサと、 該センサの検出信号に基づいて前記顧客をゲームに誘う音声によるメッセージ を発声させる発声手段と、 を備えてなる。

【０００７】

【作用】

上記請求項１の考案によれば、顧客が接近したことを検出するセンサの検出信 号に基づいてディスプレイに表示される画像を通常のデモンストレーションから ゲームに誘い込む内容に移行させることにより、顧客にやる気を起こさせる。

【０００８】 又、請求項２の考案によれば、顧客が接近したことを検出するセンサの検出信 号に基づいてゲームに誘う音声によるメッセージを発声させることにより、顧客 にやる気を起こさせる。

【０００９】

【実施例】

図１乃至図３に本考案になるゲーム装置の一実施例を示す。

【００１０】 各図中、ゲーム装置１は、筐体２の前面にカラーのディスプレイ３が取り付け られ、ディスプレイ３より前方に突出した操作パネル４が設けられている。この 操作パネル４には、操作レバー及びスイッチ釦などよりなる１人操作スイッチ５ と２人操作スイッチ６とが配設されている。

【００１１】 さらに、操作パネル４上には、１人プレイか２人プレイかを選択する１人プレ イスイッチ８と２人プレイスイッチ９とが配設されている。又、操作パネル４の 下方には、コイン投入口１０が設けられている。

【００１２】 又、操作パネル４の前端４ａの中央には、顧客が接近（例えば３ｍ以内）した ことを検出する顧客検出センサ１１が設けられている。この顧客検出センサ１１ は、例えば超音波センサよりなり、内部に超音波信号を送信する超音波送信器と 、顧客に反射した超音波を受信する超音波受信器とを内蔵している。

【００１３】 顧客検出センサ１１は、操作パネル４の前端４ａの中央に設けられているので 、装置正面に接近した顧客を検出することができ、顧客に反射した超音波を受信 すると、検出信号を出力する。

【００１４】 尚、顧客検出センサ１１としては、上記超音波センサに限らず赤外線を利用し た赤外線センサ、あるいは光センサ等の非接触式センサを使用しても良い。

【００１５】 又、筐体２の上部には、後述するように音楽又はメッセージを発声させるため のスピーカ１２が設けられている。

【００１６】 図３に示すように、ゲーム装置１は、上記各部を制御する制御回路１３を有し 、制御回路１３には上記ディスプレイ３，１人操作スイッチ５，２人操作スイッ チ６，１人プレイスイッチ８，２人プレイスイッチ９，の他に、コイン投入口１ ０へコインが投入されたことを検出するコイン投入スイッチ１４と、メモリ１５ とが接続されている。

【００１７】 メモリ１５には、各ゲームプログラム及び顧客が遠くにいるときに実行される 遠距離用アドバタイズ（公告）プログラムや顧客が近くにいるときに実行される 近距離用アドバタイズ（公告）プログラム等が記憶されたメモリ１５が格納され ている。

【００１８】 次に、上記構成になるゲーム装置の制御回路１３が実行する処理につき、図４ のフローチャートを併せ参照して説明する。

【００１９】 図４中、制御回路１３はステップＳ１（以下「ステップ」を省略する）におい て、先ずディスプレイ３に遠距離用アドバタイズ用の画像を表示する。この遠距 離用アドバタイズ用の画像としては、比較的遠い場所に顧客がいても目立つよう な画像（例えば動きの激しい画像等）が表示されるようにする。これとともに、 電子音による音楽をスピーカ１２から発声させる。このスピーカ１２から発声さ れる音楽も比較的遠い場所にいる顧客を引きつけるような音楽を使用する。

【００２０】 次のＳ２では、顧客検出センサ１１から検出信号が出力されたどうかをチェッ クする。Ｓ２において、もし、顧客検出センサ１１から検出信号が出力されない ときは、顧客が遠い場所（例えば４ｍ以上離れている）にいるものと判断し、上 記Ｓ１の処理を再度実行する。

【００２１】 しかし、Ｓ２において、顧客検出センサ１１から検出信号が出力されたときは 、顧客が近い場所（例えば３ｍ以内）にいるものと判断し、Ｓ３に進む。Ｓ３で は、ディスプレイ３に近距離用アドバタイズ用の画像を表示する。この近距離用 アドバタイズ用の画像としては、比較的近い場所に顧客がいれば内容が分かるよ うな画像（例えばゲームの特徴を要約した画像やゲームのストーリの説明等）あ るいはゲームに誘いこむような画像が表示されるようにする。これとともに、ス ピーカ１２からゲームに誘うようなメセージを発声させる。

【００２２】 例えばディスプレイ３にはゲームに登場するキャラクタが顧客に話掛けるよう に動作してゲーム装置１に引きつける。又、スピーカ１２からは、キャラクタの 声で顧客を呼び込む。

【００２３】 例えばスピーカ１２から「いらしゃいませ」とか「俺に挑戦する気か」といっ たメッセージを発声させる。あるいはディスプレイ３の表示させた画像とともに スピーカ１２から「このゲームは…というものです」といった具合にゲーム内容 を説明するようにしても良い。

【００２４】 このように、顧客はゲーム装置１のディスプレイ３の画像とスピーカ１２から の音声により引きつけられてこのゲームをやってみようという気になる。

【００２５】 次のＳ４では、ゲームスタートになったかどうかをチェックしており、即ち、 顧客がコイン投入口１０へコインが投入したかどうかをみている。もし、Ｓ４に おいて、コイン投入口１０へコインが投入されてコイン投入スイッチ１４がオン になると、Ｓ５に進み、ゲームがスタートする。

【００２６】 Ｓ６では、ゲームオーバになったかどうかをチェックしており、ゲームオーバ になった時点でゲームが終了してＳ１に戻る。

【００２７】 しかし、Ｓ４において、顧客がコイン投入口１０へコインが投入しないときは 、前述したＳ２に戻り、再度顧客検出センサ１１から検出信号が出力されたどう かをチェックする。

【００２８】 そして、顧客検出センサ１１から検出信号が出力されないときは、上記Ｓ１の 処理を繰り返す。又、顧客検出センサ１１から検出信号が出力されたときは、上 記Ｓ３以降の処理を実行する。

【００２９】 又、上記顧客検出センサ１１がオンからオフに切り換わったとき、スピーカ１ ２から「ありがとうございました」あるいは「もっと遊んで」とか「帰らないで 」といったメセージを発声させるようにしても良い。

【００３０】 又、上記顧客検出センサ１１が所定時間オフのまま続いたときは、定期的にデ ィスプレイ３の画像を点滅させるようにして遠い場所にいる顧客を引きつけるよ うにしても良い。

【００３１】 尚、上記実施例では、顧客検出センサ１１が操作パネル４の前端４ａの中央に 設けられたが、これに限らず、例えば天井や床に設置しても良いし、あるいは比 較的狭いゲームセンタ等の場合、顧客検出センサ１１を入口に設けるようにして も良い。

【００３２】

【考案の効果】

上述の如く、上記請求項１によれば、顧客が接近したことを検出するセンサの 検出信号に基づいてディスプレイに表示される画像を通常のデモンストレーショ ンからゲームに誘い込む内容に移行させるため、顧客を引きつけるとともにゲー ムをやってみようという気にさせることができる。

【００３３】 又、請求項２によれば、顧客が接近したことを検出するセンサの検出信号に基 づいてゲームに誘う音声によるメッセージを発声させるさせるため、顧客を引き つけるとともにゲームをやってみようという気にさせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案になるゲーム装置の一実施例の正面図で
ある。

【図２】図１に示すゲーム装置の斜視図である。

【図３】ゲーム装置の構成を説明するためのブロック図
である。

【図４】制御回路が実行する処理のフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１ ゲーム装置 ２ 筐体 ３ ディスプレイ １１ 顧客検出センサ １２ スピーカ １３ 制御回路

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゲーム内容を表示するディスプレイと、
   該ディスプレイに表示された画像の動きに応じて操作さ
   れる操作部と、を有するゲーム装置において、 顧客が接近したことを検出するセンサと、 該センサの検出信号に基づいて前記ディスプレイに表示
   される画像を通常のデモンストレーションからゲームに
   誘い込む内容に移行させる画像切換手段と、 を備えてなるゲーム装置。
2. 【請求項２】 ゲーム内容を表示するディスプレイと、
   該ディスプレイに表示された画像の動きに応じて操作さ
   れる操作部と、を有するゲーム装置において、 顧客が接近したことを検出するセンサと、 該センサの検出信号に基づいて前記顧客をゲームに誘う
   音声によるメッセージを発声させる発声手段と、 を備えてなるゲーム装置。