JPH0923391A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH0923391A
JPH0923391A JP7173230A JP17323095A JPH0923391A JP H0923391 A JPH0923391 A JP H0923391A JP 7173230 A JP7173230 A JP 7173230A JP 17323095 A JP17323095 A JP 17323095A JP H0923391 A JPH0923391 A JP H0923391A
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JP
Japan
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character
warning
time
television
voice message
Prior art date
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Application number
JP7173230A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Naito
英一郎 内藤
Hirofumi Takemasa
廣文 武政
Hiroshi Yasuno
安野  宏
Hiroshi Yonekura
弘 米倉
Yasushi Yoshida
安志 吉田
Masaaki Fujita
正明 藤田
Akira Usui
晶 臼井
Takeshi Imanaka
今中  武
Isao Kamitaka
勲 神高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用終了の予定時刻が迫ってきたとき、テレ
ビの側から使用者にやめるように注意をうながし、気持
ち良く、あるいはせめて反抗的気分をもつことなく、テ
レビの使用を比較的素直にやめることができるようにす
る。 【課題解決手段】 使用終了時刻から所定時間だけ直前
の時刻に達するとタイマー回路6が動作を開始し、その
カウント値の変化に応じてキャラクタ記憶部7あるいは
音声記憶部8から読み出す見過ぎ警告のキャラクタ表示
と音声メッセージ出力を順次に厳しい表現に切り換えて
いく。見過ぎ警告の最も厳しい表現の後に電源オフ操作
をしない場合は電源回路4を自動的に強制的にオフにす
る。見過ぎ警告の最も厳しい表現の直後よりも前の時点
で電源オフ操作をしたときはキャラクタまたは音声メッ
セージでほめる表現の出力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機に係り、特には、ある一定時間にわたってテレビをつ
けていたときに使用者に対して積極的に休止するように
メッセージを送る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、オンタイマーとともにオ
フタイマーの機能をもったテレビジョン受像機がある。
オフタイマー機能というのは、予め、赤外線リモコン装
置を使って受信機本体に電源をオフする時刻を登録して
おき、内蔵のタイマー回路が現在時刻と電源オフ時刻と
の比較を行い、現在時刻が電源オフ時刻に達すると、自
動的に電源をオフするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
場合の電源自動オフは使用者にとっていきなり行われる
ものであり、予備警告的なものではない。
【0004】一方、テレビ番組を長時間にわたってだら
だらと見続けたり、テレビゲームを延々とし続けたりす
ることは、規則正しい生活習慣の乱れにつながる。特に
子供には大きな悪影響がある。とりわけ、自制心の弱い
者にとっては、なかなかやめられないものである。親が
注意すると、「うるさい」といった悪感情や反抗的な気
持ちをもつことも多い。注意がしばしばなされるからで
ある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、人間(親など)がテレビ使用者に見
るのをやめるように注意するのではなく、テレビの側か
ら使用者にやめるように注意をうながし、それによって
気持ち良く、あるいはせめて反抗的気分をもつことな
く、テレビの使用を比較的素直にやめる上で有効なテレ
ビジョン受像機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
テレビジョン受像機は、テレビ使用終了時刻を設定する
手段と、前記使用終了時刻から所定時間だけ直前の時刻
よりカウントを開始するタイマー手段と、前記タイマー
手段のカウント値の変化に応じて見過ぎ警告のキャラク
タ表示を順次に厳しい表現に切り換えていく手段とを備
えたことを特徴としている。
【0007】本発明に係る請求項2のテレビジョン受像
機は、テレビ使用終了時刻を設定する手段と、前記使用
終了時刻から所定時間だけ直前の時刻よりカウントを開
始するタイマー手段と、前記タイマー手段のカウント値
の変化に応じて見過ぎ警告の音声メッセージを順次に厳
しい表現に切り換えていく手段とを備えたことを特徴と
している。
【0008】本発明に係る請求項3のテレビジョン受像
機は、テレビ使用終了時刻を設定する手段と、前記使用
終了時刻から所定時間だけ直前の時刻よりカウントを開
始するタイマー手段と、前記タイマー手段のカウント値
の変化に応じて見過ぎ警告のキャラクタ表示を順次に厳
しい表現に切り換えていく手段と、同じく前記タイマー
手段のカウント値の変化に応じて見過ぎ警告の音声メッ
セージを順次に厳しい表現に切り換えていく手段とを備
えたことを特徴としている。
【0009】テレビそのものが使用者に対してキャラク
タの動きや音声による見過ぎ警告のメッセージを与える
ので、例えば親が注意をする場合のような人間どうし間
の悪感情は生じることがなく、使用者が比較的素直に聞
き入れることのできる状況をかもし出すことができるの
である。これにより、テレビ番組を見たりテレビゲーム
をすることを、ほぼ決められた時刻にやめることがやり
やすくなる。
【0010】本発明に係る請求項4のテレビジョン受像
機は、上記請求項1または請求項3において、見過ぎ警
告の最も厳しい表現のキャラクタの表示の後に電源オフ
操作をしなかった場合に電源を自動的に強制的にオフに
する手段を備えたことを特徴としている。
【0011】本発明に係る請求項5のテレビジョン受像
機は、上記請求項2または請求項3において、見過ぎ警
告の最も厳しい表現の音声メッセージの出力の後に電源
オフ操作をしなかった場合に電源を自動的に強制的にオ
フにする手段を備えたことを特徴としている。
【0012】見過ぎ警告の最も厳しいキャラクタ表示ま
たは音声メッセージ出力の後においても電源オフ操作を
しないときには、電源が自動的にオフにされるので、そ
して、その前の段階で見過ぎ警告を見たり聞いたりして
いるので、使用者は比較的素直に使用継続をやめること
になる。
【0013】本発明に係る請求項6のテレビジョン受像
機は、上記請求項1ないし請求項5のいずれかにおい
て、見過ぎ警告の最も厳しい表現の表示の直後よりも前
の時点で電源オフ操作をしたときにキャラクタまたは音
声メッセージでほめる表現の出力を行う手段を備えたこ
とを特徴としている。
【0014】見過ぎ警告があったときに早めに電源オフ
操作を行えば、ほめ表示のキャラクタまたは音声メッセ
ージが出力されるので、一層気持ち良くテレビ使用をや
めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例のテレビ
ジョン受像機について、図面を参照しながら説明する。
図1および図2は本発明に係るテレビジョン受像機の電
気的構成を示すブロック図である。図1の端子a,b,
c……r,sはそれぞれ図2において同じ記号の端子
a,b,c……r,sと接続されている。
【0016】図1,2において、1はリモコン受信部、
2は操作パネル部であり、図示の部分および図示してい
ない各部に各種操作信号を送出する。3はリモコン受信
部1または操作パネル部2からの電源オン/オフ信号
c,dによって動作する電源制御部、4はテレビジョン
受像機のメインの電源回路であり、各部に電源を供給す
る。電源制御部3は、電源オン信号cが入力されてきた
ときには直ちに電源回路4を立ち上げるが、電源オフ信
号dが入力されてきた場合にはORゲート18からのオ
フ信号gの入力をまって電源回路4を切るようになって
いる。5は受信機の電源オフを今から何時間何分後に行
うか、あるいは何時何分に電源オフを行うか、つまりは
テレビ使用終了時刻を設定するオフタイマー設定部であ
る。例えば、子供がテレビ番組を見ていたりテレビゲー
ムをしていたりするとき、親が例えば1時間30分経過
したら電源をオフにしたいとき、その1時間30分をオ
フタイマー設定部5に設定する(あるいは例えば午後1
0時0分にオフにするように設定してもよい)。オフタ
イマー設定部5は、その設定した使用終了時刻の直前の
時刻からタイマー始動信号eを出力する。6はタイマー
始動信号eが入力されたときからタイマーカウントを開
始し、各所定の時間になったときに各ライン6a〜6r
に読み出し信号を出力するようになっている。これらの
ライン6a〜6rと6sはそれぞれ、キャラクタ記憶部
7と音声記憶部8とに接続されている。
【0017】ただし、ライン6rはノット端子を介して
ANDゲート9に接続され、ANDゲート9の他の入力
端子には電源制御部3からのオフ検出信号fのラインが
接続され、ANDゲート9の出力端子からのライン6s
はキャラクタ記憶部7と音声記憶部8の各最終メッセー
ジ記憶領域に接続されている。10はテレビジョン受信
回路である。
【0018】キャラクタ記憶部7は、ライン6a〜6s
のそれぞれに対応して、あるキャラクタ21(お叱りキ
ャラクタ。アングリーマン)の各種の表情の描画データ
を格納している。このキャラクタ記憶部7には、その出
力側にD/A変換回路が内蔵されている。ここでの「キ
ャラクタ」とは、コンピュータの分野で一般的に意味す
る「文字」や「符号」,「数字」などとは異なる。ま
た、ナレッジ・ナビゲータのソフトウエアの「エージェ
ント」(代理人)とは表示形態において少し似ているも
のの、知的な機能までは備えたものではなく、概念を異
にするものである。むしろ俗に、テレビゲームでいうい
わゆる「キャラ」的なものである(登場人物。動物等で
もよい)。「メッセンジャー」といってもよい。ただ
し、このキャラクタは、ユーザーが任意に動かすような
ことはできず、画面上である決まった動きをなすものと
して捉えられるべきである。
【0019】音声記憶部8は、ライン6a〜6sのそれ
ぞれに対応して、前記各キャラクタの描画データの表情
等に合わせた音声メッセージを格納している。音声記憶
部8の出力側にはD/A変換回路が内蔵されている。
【0020】例えば、キャラクタ記憶部7の第1の記憶
領域7aには図3(a)に示すキャラクタ21aの描画
データが格納され、音声記憶部8の第1の記憶領域8a
には「テレビの見過ぎだよ!」という音声メッセージ2
2aが格納されている(これは設定時刻の3分前に該当
する)。第2の記憶領域7bには図3(b)に示すキャ
ラクタ21bの描画データが格納され、第2の記憶領域
8bには「テレビの見過ぎです!」という音声メッセー
ジ22bが格納されている(これは設定時刻の1分前に
該当する)。第3の記憶領域7cには図3(c)に示す
不機嫌そうな表情のキャラクタ21cの描画データが格
納され、第3の記憶領域8cには「テレビの見過ぎだっ
てば!!」という音声メッセージ22cが格納されている
(これは設定時刻の30秒前に該当する)。第4の記憶
領域7dには図3(d)に示すちょっと怒った表情のキ
ャラクタ21dの描画データが格納され、第4の記憶領
域8dには「テレビの見過ぎー!!! 」という音声メッセ
ージ22dが格納されている(これは設定時刻の15秒
前に該当する)。飛んで、第qの記憶領域7qには図4
(a)に示す非常に怒った表情で大きな顔のキャラクタ
21qの描画データが格納され、第qの記憶領域8qに
は「こらー!!!!」という音声メッセージ22qが格納さ
れている(これは設定時刻の5秒前に該当する)。次い
で、第rの記憶領域7rには図4(b)に示す爆発の火
花と煙を表すキャラクタ21rの描画データが格納さ
れ、第rの記憶領域8rには「ドッカーン!!!!」という
音声メッセージ22rが格納されている(これはほぼ設
定時刻に該当する)。最後の記憶領域7sには図4
(d)に示すにニコニコした表情で手を振っている状態
を表すキャラクタ21sの描画データが格納され、最後
の記憶領域8sには「えらい!またね バイバイ」」と
いう音声メッセージ22sが格納されている(これは設
定時刻より前に自主的に電源をオフした場合に該当す
る)。第4のキャラクタ21dと第qのキャラクタ21
qとの間の大きさの変化および表情の変化を表す複数の
描画データとそれぞれに対応した複数の音声メッセージ
とが、第5の記憶領域7eと8eから第pの記憶領域7
pと8pまでにわたってそれぞれ格納されている(これ
は設定時刻の15秒前から5秒前までの期間に該当す
る)。このとき、音声メッセージは「テレビの見過ぎー
!!! 」を繰り返すものとしてよい。
【0021】11はテレビジョン受信回路10からの画
像情報とキャラクタ記憶部7から読み出した画像情報と
をスーパーインポーズするミキシング部、12はCRT
などの表示部である。13はテレビジョン受信回路10
から分離された音声信号を処理する音声信号処理回路、
14は音声信号処理回路13および音声記憶部8とに接
続された音声出力回路、15はスピーカである。
【0022】16はタイマー回路6からのライン6rに
接続された第1の遅延回路、17はライン6sに接続さ
れた第2の遅延回路、18はその2入力端子が第1の遅
延回路16と第2の遅延回路17に接続され、出力端子
が電源制御部3に接続されたORゲートであり、このO
Rゲート18からのオフ信号gが電源制御部3に入力さ
れたとき、電源回路4が実際にオフするようになってい
る。
【0023】次に、上記のように構成されたテレビジョ
ン受像機の動作を説明する。
【0024】表示部12の画面に放送されている番組の
映像やビデオの再生画像を映出したり、テレビゲームの
画像を映出している状態において、オフタイマー設定部
5がそれに予め設定されている時刻よりも3分前の時点
を検出したとき、タイマー回路6がアクティブとなり、
タイマーカウントを開始して、第1のライン6aを
“H”とする。これにより、キャラクタ記憶部7の記憶
領域7aから図3(a)のキャラクタ21aの描画デー
タが読み出されて、ミキシング部11を介して表示部1
2に送出されることにより、そのキャラクタ21aが画
面の左下隅に表示されるとともに、音声記憶部8の記憶
領域8aから比較的おだやかな音声メッセージ22aの
「テレビの見過ぎだよ!」が読み出され、音声出力回路
14を介してスピーカ15から出力される。
【0025】タイマー回路6が設定時刻よりも1分前を
検出したとき、第1のライン6aを“L”に切り換え、
代わって第2のライン6bを“H”とする。これによ
り、記憶領域7bから図3(b)のキャラクタ21bの
描画データが読み出されて表示されるとともに、記憶領
域8bからちょっと強めの音声メッセージ22bの「テ
レビの見過ぎです!」が読み出されてスピーカ15から
出力される。
【0026】タイマー回路6が設定時刻よりも30秒前
を検出したとき、第2のライン6bを“L”に切り換
え、代わって第3のライン6cを“H”とする。これに
より、記憶領域7cから図3(c)のキャラクタ21c
の描画データが読み出されて表示されるとともに、記憶
領域8cからややきつい音声メッセージ22cの「テレ
ビの見過ぎだってば!!」が読み出されてスピーカ15か
ら出力される。
【0027】タイマー回路6が設定時刻よりも15秒前
を検出したとき、第3のライン6cを“L”に切り換
え、代わって第4のライン6dを“H”とする。これに
より、記憶領域7dから図3(d)の怒った表情のキャ
ラクタ21dの描画データが読み出されて表示されると
ともに、記憶領域8dからかなりきつい音声メッセージ
22dの「テレビの見過ぎー!!! 」が読み出されてスピ
ーカ15から出力される。
【0028】以下、同様にして、ライン6e…6pを順
次に“H”にして、キャラクタが、図3(d)のキャラ
クタ21dから次第に大きくなりかつ怒りの表情もきつ
くなるように変化して表示される。キャラクタの顔の色
も次第に赤くなっていく。音声メッセージは、3秒おき
に「テレビの見過ぎー!!! 」を繰り返す。
【0029】タイマー回路6が設定時刻よりも5秒前を
検出したとき、第pのライン6pを“L”に切り換え、
代わって第qのライン6qを“H”とする。これによ
り、記憶領域7qから図4(a)の非常に怒った表情で
大きな顔のキャラクタ21qの描画データが読み出され
て表示されるとともに、記憶領域8qから激しく怒る音
声メッセージ22qの「こらー!!!!」が読み出されてス
ピーカ15から出力される。
【0030】それでも、使用者がテレビの電源をオフに
しないときは、最後のライン6rが“H”とされ、記憶
領域7rから図4(b)の爆発の火花と煙を表すキャラ
クタ21rの描画データが読み出されて表示されるとと
もに、記憶領域8rから爆発音を表す音声メッセージ2
2rの「ドッカーン!!!!」が読み出されてスピーカ15
から出力される。なお、電源をオフ操作していないの
で、電源制御部3からオフ検出信号fが出力されておら
ず、したがって、ANDゲート9は非導通状態である。
【0031】ライン6rに与えられた“H”の信号は第
1の遅延回路16に入力され、所定の短時間(例えば
0.5〜1秒程度)の経過後に遅延回路16から“H”
が出力され、これがORゲート18を介してオフ信号g
となって電源制御部3に入力され、電源回路4がオフと
なって、表示部12の画面は図4(c)のように消去さ
れる。
【0032】上記した図4(a)に示す非常に怒った表
情のキャラクタ21qの表示と「こらー!!!!」の音声メ
ッセージ22qの出力があった後で、ライン6rが
“H”となる前に、使用者がテレビの電源をオフ操作す
ると、電源制御部3からANDゲート9にオフ検出信号
fが出力され、ANDゲート9が導通し、ライン6sが
“H”となるので、キャラクタ記憶部7の記憶領域7s
から図4(d)のニコニコした表情で手を振っている状
態を表すキャラクタ21sの描画データが読み出されて
表示されるとともに、音声記憶部8の記憶領域8sから
明るくおだやかな声の音声メッセージ22sの「えらい
! またね バイバイ」が読み出されてスピーカ15か
ら出力される。そして、ライン6sに与えられた“H”
の信号は第2の遅延回路17に入力され、所定の短時間
(例えば1〜2秒程度)の経過後に遅延回路17から
“H”が出力され、これがORゲート18を介してオフ
信号gとなって電源制御部3に入力され、電源回路4が
オフとなって、表示部12の画面は図4(c)のように
消去される。
【0033】なお、電源オフの操作は図4(a)よりも
前の段階の任意の時点(図3(a)より前時点も含む)
で可能であり、そのときはライン6rが“L”で電源制
御部3からオフ検出信号fがANDゲート9に出力され
るので、上記と同様に、ライン6sが“H”となり、図
4(d)の状態が表示され対応する音声メッセージが出
力されてから、第2の遅延回路17による遅延時間の経
過後に電源オフとなり、図4(c)の表示消去状態とな
る。
【0034】テレビ番組を長時間にわたってだらだらと
見続けたり、テレビゲームを延々とし続けたりすること
は、特に子供にとって生活習慣に悪影響を与える。特に
自制心の弱い子供は、テレビゲームをなかなかやめられ
ないものであり、親が注意すると、「うるさい」といっ
た悪感情や反抗的な気持ちをもつことも多い。
【0035】ところが、親などほかの人に注意されるの
ではなく、実施例のように、テレビそのものが使用者に
対してキャラクタの動きや音声による見過ぎ警告のメッ
セージを与える場合には、人間どうし間の場合のような
悪感情は生じることが少なく、使用者が比較的素直に聞
き入れることのできる状況をかもし出すことができるの
である。これにより、テレビ番組を見たりテレビゲーム
をすることを、ほぼ決められた時刻にやめることがやり
やすくなる。特に、早めに自ら進んで電源オフ操作を行
うと、キャラクタがニコニコした表情で手を振ってくれ
る映出があり、「えらい! またね バイバイ」という
ほめ言葉をかけてくれるので、一層気持ち良くテレビ使
用をやめることができる。
【0036】なお、上記実施例のように設定時刻が終了
する直前にキャラクタおよび音声でテレビを見ることや
めるようにいうメッセージを出力し、かつ、それでもや
めないときは強制的に電源をオフにする見過ぎ警告モー
ドと、そのような動作は行わない従来例と同じ通常モー
ドとを備え、通常モードに切り換えるときは電源回路4
からタイマー回路6やキャラクタ記憶部7や音声記憶部
8などへの電源供給を遮断するように構成してもよい。
【0037】上記実施例では見過ぎ警告をキャラクタと
音声メッセージとの両方で行ったが、キャラクタのみで
見過ぎ警告をするように構成してもよいし、逆に、音声
メッセージのみで見過ぎ警告をするように構成してもよ
い。また、図4(c)の状態が電源オフの状態でなく、
画面が単色表示の状態になるように構成してもよい。
【0038】さらに、設定時刻がくる前に自主的に電源
オフ操作をした場合に、必ずしもほめるメッセージをす
る必要はない。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る請求項1ないし請求項3の
テレビジョン受像機によれば、予め設定された使用終了
時刻から所定時間だけ直前の時刻に達すると、テレビそ
のものが使用者に対してキャラクタの動きや音声による
見過ぎ警告のメッセージを与えるので、例えば親が注意
をする場合のような人間どうし間の悪感情は生じること
がなく、使用者が比較的素直に聞き入れることのできる
状況をかもし出すことができるのである。これにより、
テレビ番組を見たりテレビゲームをすることを、ほぼ決
められた時刻にやめることがやりやすくなる。
【0040】本発明に係る請求項4または請求項5のテ
レビジョン受像機のテレビジョン受像機によれば、見過
ぎ警告の最も厳しいキャラクタ表示または音声メッセー
ジ出力の後においても電源オフ操作をしないときには、
電源が自動的にオフにされるので、換言すれば、普段の
生活の中では感情的に対立することのほとんどないテレ
ビジョン受像機という機械そのものによって機械的に電
源がオフされるので、使用者に比較的素直に使用継続を
やめさせることができる。
【0041】本発明に係る請求項6のテレビジョン受像
機によれば、見過ぎ警告があったときに早めに電源オフ
操作を行うことにより、ほめ表示のキャラクタまたは音
声メッセージが出力されるので、一層気持ち良くテレビ
使用をやめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るテレビジョン受像機の
電気的構成の一部を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係るテレビジョン受像機の電
気的構成の残りの部分を示すブロック図であって、図1
のブロック図に接続される部分を表す。
【図3】(a)〜(d)は実施例の動作説明に供するキ
ャラクタ表示および音声メッセージ出力の説明図であ
る。
【図4】(a)〜(d)は図3に引き続く動作説明に供
するキャラクタ表示および音声メッセージ出力の説明図
である。
【符号の説明】
3……電源制御部 4……電源回路 5……オフタイマー設定部 6……タイマー回路 7……キャラクタ記憶部 8……音声記憶部 21……キャラクタ 22……音声メッセージ
フロントページの続き (72)発明者 米倉 弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉田 安志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤田 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 臼井 晶 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今中 武 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 神高 勲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ使用終了時刻を設定する手段と、
    前記使用終了時刻から所定時間だけ直前の時刻よりカウ
    ントを開始するタイマー手段と、前記タイマー手段のカ
    ウント値の変化に応じて見過ぎ警告のキャラクタ表示を
    順次に厳しい表現に切り換えていく手段とを備えたこと
    を特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 テレビ使用終了時刻を設定する手段と、
    前記使用終了時刻から所定時間だけ直前の時刻よりカウ
    ントを開始するタイマー手段と、前記タイマー手段のカ
    ウント値の変化に応じて見過ぎ警告の音声メッセージを
    順次に厳しい表現に切り換えていく手段とを備えたこと
    を特徴とするテレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 テレビ使用終了時刻を設定する手段と、
    前記使用終了時刻から所定時間だけ直前の時刻よりカウ
    ントを開始するタイマー手段と、前記タイマー手段のカ
    ウント値の変化に応じて見過ぎ警告のキャラクタ表示を
    順次に厳しい表現に切り換えていく手段と、同じく前記
    タイマー手段のカウント値の変化に応じて見過ぎ警告の
    音声メッセージを順次に厳しい表現に切り換えていく手
    段とを備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】 見過ぎ警告の最も厳しい表現のキャラク
    タの表示の後に電源オフ操作をしなかった場合に電源を
    自動的に強制的にオフにする手段を備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項3に記載のテレビジョン受像
    機。
  5. 【請求項5】 見過ぎ警告の最も厳しい表現の音声メッ
    セージの出力の後に電源オフ操作をしなかった場合に電
    源を自動的に強制的にオフにする手段を備えたことを特
    徴とする請求項2または請求項3に記載のテレビジョン
    受像機。
  6. 【請求項6】 見過ぎ警告の最も厳しい表現の表示の直
    後よりも前の時点で電源オフ操作をしたときにキャラク
    タまたは音声メッセージでほめる表現の出力を行う手段
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5までの
    いずれかに記載のテレビジョン受像機。
JP7173230A 1995-07-10 1995-07-10 テレビジョン受像機 Pending JPH0923391A (ja)

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JP7173230A JPH0923391A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 テレビジョン受像機

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