JPH0737277U - 玉貸機の前面パネル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右のパチンコ機の遊技客が１台の玉貸機を
共用することが避けられる玉貸機をうることを目的とす
るものである。 【構成】 玉貸機の前面パネルをパチンコ機の前面に対
し当該パチンコ機の遊技客は使用し易く隣りのパチンコ
の遊技客は使用しづらいようパチンコ機の正面側に向か
って傾斜状に形成すると共にパネルに形成した凹み部内
に表示・操作部を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本案はパチンコ島に並設したパチンコ機の１台毎に設置する台間玉貸機の前面 パネル構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

最近のパチンコホールでは各パチンコ機１台毎に台間玉貸機を配置する形態が 多くなり、各パチンコ機の遊技客は、左側に配置した玉貸機の各投入口に貨幣を 投入してパチンコ玉を購入している。図８において（１）はパチンコ機であって パチンコ機（１）の間に玉貸機（２）が配置され、この玉貸機（２）はパチンコ 機（１）の左側に配置されている。 玉貸機（２）には紙幣投入口（３）と硬貨投入口（４）が設けられ、パチンコ玉 排出管（５）はパチンコ機（１）の上皿（６）に向け延出されており、パチンコ 玉を購入した後の釣銭返却口（７）がある。 その他金額表示部（８）、表示ランプ（９）、精算・両替釦（１０）、玉貸釦 （１１）がある。 なお、（１２）はパチンコ機上方に固着した天板である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

図８に示すようにパチンコ機１台毎に玉貸機（１）を設置する場合、従来の玉 貸機はその前面がパチンコ機と同じ面に並んで配置されており、遊技客は左側の 玉貸機（２）に紙幣または硬貨を投入してパチンコ玉を購入する場合、投入口 （３）（４）に紙幣又は硬貨の投入がしづらいばかりでなく、精算・両替釦（１ ０）、玉貸釦（１１）の操作がしづらく、又金額表示部（８）、表示ランプ（ ９）等が見づらい。 一方、玉貸機の左隣りのパチンコ機の遊技客が間違って同じ玉貸機を使用する と同じ玉貸機を両方の遊技客が使用することになって、パチンコ機１台毎に玉貸 機の売上高が正確に把握できないほか、右隣りの遊技客は気が散って迷惑になる という欠点がある。 したがって、本案は左右のパチンコ機の遊技客が１台の玉貸機を共用すること が避けられる玉貸機をうることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本案は以上のような目的を達成するため次のような玉貸機を提供するものであ る。すなわち、パチンコ島に並設したパチンコ機の１台毎に設置する台間玉貸機 において、玉貸機の前面に取付けるパネル前面をパチンコ機の正面側に向け、斜 め傾斜状に形成すると共に、該傾斜面に形成した凹み部内に貨幣投入口、精算・ 両替釦、玉貸釦、金額表示部、表示ランプ等を設けることができるように成形し た玉貸機の前面パネル構造である。

【０００５】

【作用】

玉貸機に本案の前面パネルを取付けることによって、前面パネルの凹み部で形 成される壁の存在で、各投入口に貨幣の投入がし易くなると共に、精算・両替釦 玉貸釦の操作がし易くなり、又金額表示部や表示ランプ等の表示が見やすくなる 。 一方、左隣りのパチンコ機の遊技客は右隣りの玉貸機の前面パネルが傾斜して おり、かつ凹み部の形成でパネル面が見えずらくなり、貨幣の投入や、各釦の操 作がしずらくなる。又、金額表示部、表示ランプ等が見ずらくなることで右側の 玉貸機を間違えて使用することがなくなる。

【０００６】

【実施例】

本案はパチンコ島に並設したパチンコ機の１台毎に設置する台間玉貸機におい て、玉貸機の前面に取付けるパネルの前面をパチンコ機の前面に対し、当該パチ ンコ機の遊技客は使用し易く、隣りのパチンコ機の遊技客は使用しずらいように パチンコ機の正面側に向かって傾斜状に形成すると共に、パネルに形成した凹み 部内に貨幣投入口、精算・両替釦、玉貸釦、金額表示部、表示ランプ等を設ける ことができるように成形した玉貸機の前面パネル構造である。 すなわち、玉貸機（２）の前面に取付ける前面パネル（２ａ）を以下のように 構成する図１〜図７に示すようにパチンコ機の前面に対し、玉貸機（２）の前面 パネル（２ａ）の左側を高く右側を低く形成して、パネル面（２ａ）をパチンコ 機の正面に向かって傾斜状に形成し、そのパネル左側の高く形成した面より下が り、玉貸機の軸線に対し直角に形成した凹み部（２ｂ）（２ｃ）内に紙幣投入口 （３）、硬貨投入口（４）及び金額表示部（８）、精算・両替釦（１０）、玉貸 釦（１１）、表示ランプ（９）等の表示・操作部を設ける。 図示のものは、凹み部（２ｂ）に紙幣投入口（３）、硬貨投入口（４）が設け られ、凹み部（２ｃ）に金額表示部（８）、表示ランプ（９）、精算・両替釦 （１０）、玉貸釦（１１）が設けられている。 更にパネル（２ａ）にはパチンコ玉の玉排出管（５）が取付くパチンコ玉の排 出部（５ａ）、釣銭返却口（７）等をそれぞれ設けるよう前面パネル（２ａ）を 成形し、これを玉貸機の前面にビス止め等の方法で取付ける。 パネル（２ａ）には又、トラブルランプ（１３）、返却ボタン（１４）が設けら れる。 以上の如く前面パネル（２ａ）が成形されるが、要はパネル前面をパチンコ機 の正面側に向け、斜め傾斜状に形成すると共に、表示・操作部が設けられる凹み 部をその傾斜面に設けられればよく、その構造は任意に設計変更しうるものであ る。

【０００７】

【考案の効果】

本案のものによれば、玉貸機の前面に、傾斜状でかつ凹み部を形成した前面パ ネルを取付けることにより、当該パチンコ機の遊戯客は前面パネルの凹み部で形 成される壁の存在で貨幣の投入や、精算・両替釦、玉貸釦の操作が従来に比べて し易くなると共に、金額表示部、表示ランプ等の表示が見やすくなるという効果 があり、又左隣りの玉貸機の前面パネルが傾斜していて左側が高くなっており、 かつ凹み部により貨幣の投入や、各釦の操作が見ずらくなるので、間違って遊技 客は右隣りの玉貸機を使用することがなくなる。 更に両方のパチンコ機の遊技客が１台の玉貸機を共用することが避けられるの でパチンコ機１台毎の玉貸機の売上高を正確に把握することができるという効果 がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案玉貸機の斜面図

【図２】パチンコ機に並設した状態を示す本案玉貸機の
斜面図

【図３】本案玉貸機の部分拡大図

【図４】本案玉貸機の正面図

【図５】本案玉貸機の側面図

【図６】本案玉貸機の平面図

【図７】本案玉貸機の底面図

【図８】従来のパチンコ機の使用状態図

【符号の説明】

１ パチンコ機 ２ 玉貸機 2a 前面パネル 2b 凹み部 2c 凹み部 ３ 紙幣投入口 ４ 硬貨投入口 ５ 玉排出管 ６ 上皿 ７ 釣銭返却口 ８ 金額表示部 ９ 表示ランプ 10 精算・両替釦 11 玉貸釦

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ島に並設した、パチンコ機の１
   台毎に設置する台間玉貸機において、玉貸機の前面に取
   付けるパネル前面をパチンコ機の正面側に向け、斜め傾
   斜状に形成すると共に該傾斜面に形成した凹み部内に貨
   幣投入口、精算・両替釦、玉貸釦、金額表示部、表示ラ
   ンプ等を設けることができるように成形した玉貸機の前
   面パネル構造。