JPH0737173B2 - 部分金属薄膜層を有する転写シ−トの製造方法 - Google Patents

部分金属薄膜層を有する転写シ−トの製造方法

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JPH0737173B2
JPH0737173B2 JP60133344A JP13334485A JPH0737173B2 JP H0737173 B2 JPH0737173 B2 JP H0737173B2 JP 60133344 A JP60133344 A JP 60133344A JP 13334485 A JP13334485 A JP 13334485A JP H0737173 B2 JPH0737173 B2 JP H0737173B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は部分金属薄膜層にて金属光沢を有する表示部を
形成してなる部分金属薄膜層を有する転写シートの製造
方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、部分金属薄膜層を有する転写シートの製造方法と
して、シート基材に剥離層、絵柄層及び耐熱層を順次積
層形成し、さらに該耐熱層上に部分金属薄膜層を形成
し、該部分金属薄膜層側に接着剤層を形成して転写シー
トを得る方法が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記方法によって得られた転写シートは、
高温下の転写、例えば180℃以上の温度下の転写におい
て、部分金属薄膜層の下方にある即ち耐熱層の下層にあ
る絵柄層のインキが転写時の熱により変動し、耐熱層が
変形するため、該耐熱層上に存在する部分金属薄膜層に
ゆがみが生じ、その結果部分金属薄膜層に曇りが生じて
該層による金属光沢が失われ、鏡面性が損なわれるとい
う問題がある。
本発明者等は上記課題に鑑み鋭意研究した結果、絵柄層
を部分金属薄膜層に接触又は離間した状態で部分金属薄
膜層を略同一平面上に印刷形成したものが、高温下で転
写を行った場合においても、転写時の熱により絵柄イン
キが変動することがなく、そのため耐熱層の変形や部分
金属薄膜層のゆがみが発生せず、その結果、部分金属薄
膜層に曇りが生じることなく、該金属薄膜層の金属光沢
が失われない鏡面性に優れたものであることを見出した
が、こうような転写シートを製造するにあたって、絵柄
層を部分金属薄膜層に接触又は離間した状態で上記金属
薄膜層と略同一面上の所定位置に正確に印刷するには技
術的な困難性が伴われ、製造効率の点で問題を有するも
のであった。
そこで本発明者等は更に鋭意研究を重ねた結果、部分金
属薄膜層を設けた積層シート上に被検知層を設け、該被
検知層を光電管検知装置により検知することにより絵柄
層の印刷位置の正確な位置決めを行うことができるとい
うことを見出した。
即ち、本発明は、得られた転写シートを高温下で転写す
る際に当該転写シートに設けられた部分金属薄膜層の金
属光沢が失われない鏡面性に優れたものとするととも
に、製造効率に優れた転写シートの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は上記知見に基づき完成したものであって、本発
明部分金属薄膜層を有する転写シートの製造方法は、耐
熱性シート基材に剥離層と耐熱層を順次積層してなる積
層シート上に部分金属薄膜層、及び該部分金属薄膜層と
同一の金属薄膜により該部分金属薄膜層と同時に形成さ
れる被検知層を設け、該被検知層を光電管検知装置によ
り検知して上記積層シートをその移動停止を制御しなが
ら断続的に搬送し絵柄層印刷時の位置決めを行い、当該
積層シート上に設けられた部分金属薄膜層に接触又は離
間した状態で絵柄層を部分金属薄膜層と略同一平面上に
印刷形成することを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
耐熱性シート基材1上に、剥離層2と、耐熱層3を順次
積層してなる積層シート4を形成する。上記耐熱性シー
ト基材1としては、厚さ10〜75μのポリエステル、ナイ
ロン、延伸ポリプロピレン等の樹脂シートが挙げられ
る。剥離層2は転写後シート基材を剥離するために設け
るもので、その材質としてはアクリル樹脂、塩化ゴム等
が挙げられ、必要に応じてシリコン、ワックス等の離型
材を添加(添加割合0.05〜3%)して用いることもでき
る。剥離層2の形成手段としては、ロールコート、グラ
ビアコート等が用いられ、該層2の厚さは0.3〜5μ、
好ましくは0.5〜3μである。耐熱層3は、後述する部
分金属薄膜層を形成するために設けるもので、この耐熱
層3の材質としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等が
挙げられ、必要に応じて上記樹脂にニトロセルロース等
の繊維系樹脂、メラミン樹脂等を混合(繊維系樹脂、メ
ラミン樹脂等の混合割合1〜50重量%)させたものを用
いることができる。耐熱層3はロールコート、グラビア
コート等により塗布形成され、該層3の厚さは0.3〜5
μ、好ましくは0.5〜3μである。
次ぎに上記積層シート4を用いて、該シート4上に金属
光沢を有する表示部、例えば、文学、図形、記号等の表
示部として機能する部分金属薄膜層5を形成するのと同
時に、被検知層6を当該部分金属薄膜層5の形成方法と
同様の方法で、部分金属薄膜層5と同一の金属薄膜によ
り形成する。
上記部分金属薄膜層、及び被検知層の形成方法として
は、以下に述べる方法等が挙げられる。
1)積層シート4上に全面的に金属薄膜7を形成し、該
金属薄膜上の金属光沢表示が必要な箇所及び被検知層の
形成箇所に耐酸又は耐アルカリ性を有する金属薄膜保護
層8を印刷形成した後,酸又はアルカリ溶液中に浸漬し
エッチング処理する。上記エッチング処理により、第1
図に示されるように上記保護層8が設けられていない金
属薄膜部分が除去され、目的とする金属薄膜部分が残存
し,その結果、部分金属薄膜層5及び被検知層6が形成
される。
2)積層シート4上に金属光沢表示が必要な箇所以外の
箇所及び被検知層の形成箇所以外の箇所に、水溶性を有
する金属薄膜除去層を印刷形成し、該除去層側に全面的
に金属薄膜7を形成した後、水洗する。水洗により、上
記除去層と該層と対応位置にある金属薄膜部分とが共に
除去され、金属光沢表示を必要とする箇所及び被検知層
の形成箇所に金属薄膜部分が残存し、その結果、第2図
に示すように部分金属薄膜層5及び被検知層6が形成さ
れる。
3)積層シート4上に全面的に水溶性を有する金属薄膜
除去層9を形成し、該除去層9上の金属光沢表示が必要
な箇所及び被検知層の形成箇所に、上記除去層9に作用
して溶解性を低下させる添加剤を含む金属薄膜保護層10
印刷形成し、該保護層10側から全面に金属薄膜7を形成
した後、水又は表面活性剤を添加した水等により洗浄す
る。上記洗浄により、上記保護層が設けられていない金
属薄膜除去層と金属薄膜部分が共に除去され、目的とす
る金属薄膜部分が残存し、その結果、第3図に示すよう
に部分金属薄膜層5及び被検知層6が形成される。
上記1)〜3)の部分金属薄膜層5を形成する方法にお
いて、金属薄膜7はアルミニウム、クロム、銅等の金属
により形成され、金属薄膜7の形成方法としては真空蒸
着スパッタリング、イオンプレーティング法等が用いら
れ,金属薄膜7の厚さは、100〜800Å、好ましくは300
〜600Åである。
上記1)において、金属薄膜保護層8の印刷形成に当た
っては、耐酸又はアルカリ性を有し、且つ金属薄膜7に
対して密着性を有する透明性インキが用いられ、このイ
ンキとしては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ニト
ロセルロース、ウレタン、飽和ポリエステル、アクリル
樹脂等をビヒクルとしたものが挙げられる。また、上記
2)において、金属薄膜除去層を印刷形成するに当たっ
ては、デンプン、ポリビニルアルコール等の水溶性塗料
が用いられる。さらに上記3)において、金属薄膜除去
層9を形成するに当たっては、ポリビニルアルコール、
アクリル樹脂、ポリエチレンイミン、デンプン等の水溶
性を有する樹脂で、添加剤により溶解性が低下すること
が可能な樹脂を水、水溶性溶剤等に溶解し、必要に応じ
て水溶性染料、水に不溶な顔料を添加したものを塗布形
成する。また、金属薄膜保護層10を印刷形成するに当た
っては、アルキッド、フェノール、ビニール、エポキ
シ、アクリル、ウレタン等の合成樹脂、ニトロセルロー
ル、エチルセルロース等のセルロース誘導体が用いら
れ、上記樹脂の2種以上を適宜混合して用いてもよい。
上記保護層10には除去層9の水溶解性を低下させる添加
剤が添加されるが、該添加剤としては、アルデヒド基、
カルボン酸基、イソシアネート基等を持つ架橋剤、塩化
アルミニウム、アルキルチタン等の無機系の架橋剤が有
効である。
上記1)における金属薄膜保護層83、上記2)における
金属薄膜除去層 及び上記3)における金属薄膜保護層
10の印刷形成方法としてはシルクスクリーン印刷、オフ
セットスクリーン印刷、グラビア印刷等の印刷手段を用
いてロール状で印刷形成する方法等が挙げられ、各層の
厚さは共に0.5〜5μが好ましい。
上記1)〜3)の方法等により部分金属薄膜層5と被検
知層6とが同時に形成されるが、該被検知層6は第4図
に示すように、印刷形成時におけるユニット11(図中、
鎖線で囲まれた積層体シート4の一部)毎に設けられ
る。従って、各ユニット11内に設けられた被検知層6は
一直線上に一定間隔の位置に形成され、ユニットの位置
の基準を示す役割をして、光電管検知装置により該層が
検知されるものであり、しかも、被検知層6は、前述
1)〜3)の方法等により部分金属薄膜層5と同時に形
成されているので、部分金属薄膜層5との位置関係を厳
密に規定することができる。
次ぎに、上記1)〜3)により、部分金属薄膜層5及び
被検知層6を設けた積層シートに平版印刷にて所望の位
置に文字、図形、記号、模様等の絵柄層12を形成する。
該絵柄層12は部分金属薄膜層に接触又は離間した状態で
該薄膜層と略同一平面上に設けられるが、これには部分
金属薄膜層5の周囲に接触した状態で耐熱層3上に設け
る態様(図中12a)、部分金属薄膜層5と離間した位置
において耐熱層3上に設ける態様(図中12b)、或いは
部分金属薄膜層5上に重ねて設けるか又は空所を有する
金属薄膜層の中心部に埋設する態様(図中12c)が含ま
れる。
絵柄層12を印刷形成するに当たっては、平版印刷や、シ
ルクスクリーン印刷等の方法が用いられる。第4図、第
5図は上記シルクスクリーン印刷にて絵柄層12を印刷形
成する工程を示す略図である。
部分金属薄膜層5及び被検知層6を有し且つロール状に
巻回された積層シート4は連続して送り出され平版印刷
機のライン上を移動送行する。上記シート4のユニット
11内に設けられた被検知層6aが反射型又は透過型の光電
管検知装置13aの下に位置した場合、該検知装置13aによ
り検知され、その検知により送行装置14に電気信号が送
られ、該装置の駆動が停止し、その結果積層シートが第
1のシルクスクリーン印刷装置15aの所定位置に停止す
る。上記印刷装置15により絵柄層がユニット11内に所定
の箇所に、例えば金属薄膜層の中心部に埋設するように
印刷される。印刷終了後、電気信号により送行装置14が
駆動を開始して積層シートが再び移動し、被検知層6aが
光電管検知装置13b下に位置して検知された時、その移
動が停止する。しかる時第2のシルクスクリーン印刷装
置15bにより第1工程で中心部に絵柄層を形成した部分
金属薄膜層の所定位置に例えば部分金属薄膜層の周囲に
接触した位置に絵柄層12aが形成される。
上記の絵柄層12の印刷工程により、絵柄層12は印刷箇所
が数回に別けられ印刷形成されるため、印刷装置15によ
る印刷時には、積層シート4におけるユニット11が常
に、同一の定位置に停止し、順次絵柄層12が印刷形成さ
れる必要がある。これは積層シート4のユニット11の停
止位置が一定でなく誤差がある場合、該ユニット11に順
次印刷形成される絵柄層12が所定の位置に正確に形成で
きないからである。従って、ユニット11内に設けられた
被検知層6が積層シート4上に一定間隔で位置している
ため、該被検知層6を光電管検知装置13により検知する
ことにより、積層シート4を被検知層6と次の被検知層
6aとの間の距離だけ走行させた後、走行を停止させ、そ
の結果ユニット11を常に同一の位置にセットすることが
できる。すなわち、光電管検知装置13aと印刷装置15a下
に存在する被検知層6aと6bとの距離L(第4図)が一定
であり、同様に第2光電管検知装置13bと第2印刷装置1
5b下に存在する被検知層6cと6dとの距離もLとなるよう
に調整することにより、常にパターンが同一位置にセッ
トされ、絵柄層12を所望の位置に正確に順次印刷するこ
とが可能となり、また、前述したように被検知層6を設
ける位置は、部分金属薄膜層5との位置関係を厳密に規
定することができるので、絵柄層12の印刷位置はきわめ
て正確なものとなる。絵柄層12の印刷に当たっては、感
熱接着性を有するインキが用いられ、このインキとして
はアクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
ルエステル、ウレタン、ニトロセルロース、塩化ゴム、
塩化ビニル等をビヒクルとしたものが用いられ、好まし
くはアクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体か
らなるインキである。該層12の厚さは好ましくは0.5〜
5μである。
積層シート4に上記絵柄層12を形成して転写シート18を
得る(第6図)。尚、絵柄層12を形成するインキに感熱
接着性を有するインキ以外の通常の絵柄層12形成用イン
キを使用した場合は、絵柄層12側から接着剤20を塗布す
る。該接着剤20としては感熱性を有するインキが用いら
れ、例えばアクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、塩化ゴム、塩化ビニル等からなるインキを用いる
ことができる。
上記の如く得られた転写シートを実際に用いるに当たっ
ては、第7図に示すように転写シート18を被転写体19に
重ね、加熱圧着を行い、直ちにシート基材1を剥がす。
シート基材1は剥離層2との間で剥離し、部分金属薄膜
層5により形成された表示部及び印刷された文字、図形
等が被転体19に転写される。本発明により得られた転写
シートによれば上記の転写の如く被転写体の表面側に転
写を行う表転写のみならず、透明材料からなる被転写体
の場合には、被転写体の裏面側に転写を行う裏転写にも
利用することができる。
次に具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
る。
実施例1 厚さ25μのポリエステルフイルム(東レ製:S−10)上に
アクリル樹脂をロールコートにより厚さ1μになるよう
に全面的に施し、次にウレタンにニトロセルロースを混
合(ニトロセルロースの混合割合30重量%)させたもの
を厚さ1μになるように塗布した後、アルミニウムを真
空蒸着する(厚さ400Å)。しかる後、金属光沢表示を
必要とする箇所及び被検知層を形成する箇所となるアル
ミニウム蒸着面上の部分に塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体及び飽和ポルエステルからなるシルクスクリーン用
インキ(十条化工製:FP)にてシルクスクリーン印刷に
よりロール状で厚さ3μになるように印刷する。
上記積層シートを濃度0.25Nの水酸化ナトリウム水溶液
(40℃)中に約20秒間浸漬した後、濃度0.25Nの塩酸水
溶液(25℃)中に浸漬して付着残留する水酸化ナトリウ
ム水溶液を中和し、その後水洗を行いドライヤー(100
℃)にて残存水分を乾燥除去し部分蒸着アルミニウム層
及び被検知層を形成した。しかる後、アクリル樹脂をビ
ヒクルとしたインキ(昭和インク製:TASSインキ)にて
所望の絵柄等をシルクスクリーン印刷によりロール状で
厚さ5μになるように印刷し、アクリル樹脂からなる感
熱性接着剤(昭和インク製:HS32G)をロールコートによ
り全面コートして部分蒸着アルミニウム層を有する転写
シートを得た。
得られた転写シートを用いてアクリル樹脂の透明板の表
面に約190℃の温度下で熱ロール転写を行ったところ、
部分蒸着アルミニウム層による金属光沢は良好なもので
あり、絵柄層により形成された文字、図形等は所望の位
置に正確に印刷されていた。
〔発明の効果〕
以上説明したような本発明によれば、部分金属薄膜層に
接触又は離間した状態で当該部分金属薄膜層と略同一平
面上に絵柄層を印刷形成するため、高温下で行われる転
写の際に当該転写シートの部分金属薄膜層がゆがんだり
せず、該金属層の金属光沢が失わない鏡面性に優れた転
写シートを得ることができるのはもとより、積層シート
上に被検知層を設け該被検知層を光電管検知装置により
検知して絵柄印刷時の積層シートの位置決めを行い、絵
柄層の印刷位置を常に一定の位置に設定することができ
るので、絵柄層の印刷ズレが生じる虜がなく、外観上優
れた転写シートを得ることができるとともに、絵柄層を
部分金属薄膜層に接触又は離間した状態で当該部分金属
薄膜層と略同一平面上に正確に、且つ効率良く安定的に
印刷形成することができ、特に、本願発明では、被検知
層を部分金属薄膜層と同一の金属薄膜により該部分金属
薄膜層と同時に形成することによって、部分金属薄膜層
と被検知層との位置関係を厳密に規定することができ、
絵柄層印刷時の積層シートの位置決めがより正確なもの
となり、印刷ズレのない精巧な絵柄層を印刷形成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、第1図〜第3図は各
々部分金属薄膜層を形成する異なる態様を示す縦断面
図、第4図は平版印刷により絵柄層を形成する状態にお
ける積層シートの平面図、第5図は平版印刷により絵柄
層を形成する工程を示す正面図、第6図は絵柄層を設け
た積層シートの縦断面図、第7図は被転写体に転写シー
トを用いて転写を行う状態を示す縦断面図である。 1……耐熱性シート、2……剥離層、3……耐熱層 4……積層シート、5……部分金属薄膜層、6……被検
知層 12……絵柄層、13……光電管検知装置、18……転写シー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−121092(JP,A) 特開 昭57−170790(JP,A) 特開 昭54−76319(JP,A) 特開 昭60−96458(JP,A) 特開 昭54−114311(JP,A) 特開 昭57−53316(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性シート基材に剥離層と耐熱層を順次
    積層してなる積層シート上に部分金属薄膜層、及び該部
    分金属薄膜層と同一の金属薄膜により該部分金属薄膜層
    と同時に形成される被検知層を設け、該被検知層を光電
    管検知装置により検知して上記積層シートをその移動停
    止を制御しながら断続的に搬送し絵柄層印刷時の位置決
    めを行い、当該積層シート上に設けられた部分金属薄膜
    層に接触又は離間した状態で絵柄層を部分金属薄膜層と
    略同一平面上に印刷形成することを特徴とする部分金属
    薄膜層を有する転写シートの製造方法。
JP60133344A 1985-06-19 1985-06-19 部分金属薄膜層を有する転写シ−トの製造方法 Expired - Lifetime JPH0737173B2 (ja)

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