JPH0737081B2 - 合成樹脂管の製造方法および製造装置 - Google Patents

合成樹脂管の製造方法および製造装置

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JPH0737081B2
JPH0737081B2 JP4045008A JP4500892A JPH0737081B2 JP H0737081 B2 JPH0737081 B2 JP H0737081B2 JP 4045008 A JP4045008 A JP 4045008A JP 4500892 A JP4500892 A JP 4500892A JP H0737081 B2 JPH0737081 B2 JP H0737081B2
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弘二 飯国
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株式会社ダイカロン化工
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯状体を螺旋状に接合し
て形成される合成樹脂管の製造方法および製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から管の偏平強度を高めるために、
管の外周面に螺旋状の中空突条を一体に形成したものは
広く知られており、このコルゲート管(スパイラル管と
もいう)を連続して成形する方法および装置は、本発明
者が特願昭63-137081 号に提案している。これは外面に
中空突条部が一体成型された帯状素材を螺旋状に巻回し
て管壁部の側縁同士を樹脂により接合し管壁部を形成す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のコ
ルゲート管は管壁部を、それぞれ帯状体の側縁同士の接
合で形成するため、樹脂管の強度が低く、大口径で大容
量の流体を流送する場合や、地下の大深度に埋設する場
合など、強度を必要とする場合の利用に不向きであっ
た。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、管の強度
を向上して多用途に使用できるとともに、精度良く製造
できる合成樹脂管の製造方法およびその製造装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の合成樹脂管の製造方法は、平滑な内周側
壁および外周側管壁の間に螺旋状の中空体を内蔵した合
成樹脂管を製造するに際し、内壁帯状素材の外面に中空
突条部が形成された内筒部帯状素材を螺旋状に巻回して
内壁帯状素材の側縁部を互いに接合し、内筒部帯状素材
の外周部に外管壁帯状素材を螺旋状に巻回し、外管壁帯
状素材を押圧して、外管壁帯状素材を中空突条部の外周
面に接合するとともニ、隣接する外間壁帯状素材の側縁
部同士を接合し、さらに、外管壁帯状素材を外周側摺接
面に設けた吸引口から吸引して、外管壁帯状素材の中空
突条部間の弛みを除去すると同時に外管壁帯状素材を冷
却するものである。
【0006】また、本発明の合成樹脂管の製造装置は、
内管壁帯状素材の外面に中空突条部が一体成形された内
筒部帯状素材と外管壁帯状素材をそれぞれ連続的に押出
成形するダイ装置を設け、このダイ装置から冷却装置を
介して導入された内筒部帯状素材を螺旋状に巻回して筒
状に形成する内筒部成型装置を設け、この内筒部成型装
置に、内筒部帯状素材を螺旋状に巻回する巻取りローラ
を周方向一定間隔毎に回転可能に配置した成型ロールを
設けるとともに、巻回された内管壁帯状素材の側縁部と
既に巻回されて隣接する内管壁帯状素材の側縁部上に溶
融樹脂を供給する溶融樹脂吐出管と、前記溶融樹脂を押
圧して内管壁帯状素材の側縁同志を接合する内筒部圧着
ロールとを設け、内筒部圧着ロールのロール回転方向後
方位置に対応して外管壁部成型装置を設け、この外管壁
部成型装置に、外管壁帯状素材を筒状の内筒部帯状素材
の外周部で隣接する中空突条部間にわたって供給する前
記ダイ装置の外管壁部帯状素材押出口を設けるととも
に、この外管壁帯状素材を中空突条部に圧着する外管壁
圧着ロールを設け、この外管壁圧着ロールの後方に、外
管壁帯状素材との摺接面に外管壁帯状素材の弛み除去用
および冷却用の吸引口が形成された吸引ボックスを設け
たものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、従来からある内筒部、すな
わち外面に中空突条部が成型された内管壁帯状素材を螺
旋状に巻回接合して成型した管の外周部に、外管壁帯状
素材を巻回したので、内管壁帯状素材と外管壁帯状素材
との間に螺旋状中空体を内蔵した管構造となり、その強
度を飛躍的に向上させることができる。また、外管壁帯
状素材の巻回時に、接合後に外管壁帯状素材を摺接面か
ら外側に吸引することにより、温熱状態で中空突条部間
で弛みやすい外管壁帯状素材を平滑にし、かつ冷却硬化
させるので、外周面が平滑で精度の良い合成樹脂管を製
造することができる。したがって、強度を必要とする大
口径、大容量用や大深度埋設用など、合成樹脂管の使用
用途を拡大することができる。
【0008】また、内筒部成型装置により内筒部を製造
したあと、外筒部成型装置により外管壁帯状素材を内筒
部に螺旋状に巻付け接着することにより製造することが
でき、従来からある樹脂管の製造装置(内筒部成型装
置)に外管壁部の成型装置を付加するだけでこの合成樹
脂管を製造することができるので、製造装置を安価に提
供することができる。また、吸引ボックスにより、接合
後で温熱状態の弛みやすい外管壁帯状素材を摺接面から
吸引口を介して吸引することにより、外管壁帯状素材を
平滑にすると同時に冷却して硬化させることができるの
で、外周面が平滑で精度の良い合成樹脂管を製造するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。この合成樹脂管Aは、図1に示すように、螺旋
状に巻回された内管壁帯状素材Bの隣接する側縁同士を
接合樹脂Cを介して接合した内管壁部Dと、内管壁帯状
素材Bの外面に一体に形成された台形状断面の中空突条
部Eにより形成される中空部Fと、中空突条部Eの外面
に外管壁帯状素材Gを螺旋状に巻回接着した外管壁部H
とを備え、内管壁帯状素材Bと中空突条部Eからなる内
筒帯状素材Jにより、内管壁部Dと中空部Fからなる内
筒部Kを構成している。
【0010】次にこの合成樹脂管Aの製造装置を説明す
る。この製造装置は、図2〜図6に示すように、内筒部
用樹脂押出装置1Aおよび外管壁部用樹脂押出装置1B
と、内筒部用樹脂押出装置1Aの樹脂排出側で内筒部帯
状素材Jを巻回して内筒部Kを成型する内筒部成型装置
2と、この外筒用樹脂押出装置1Bの樹脂排出側で筒状
に成型された内筒部Kに外管壁帯状素材Gを巻回する外
管壁部成型装置3とで構成されている。
【0011】前記内筒用樹脂押出装置1Aは動力源を備
えた基台4A上に左右方向に配設されており、混練押出
用スクリュを内蔵したシリンダ5Aの一端側上部に原料
投入ホッパ6Aが配置され、シリンダ5Aの樹脂排出側
他端側に内筒部用ダイ装置7Aが配設されている。一
方、前記外筒用樹脂押出装置1Bは動力源を備えた基台
4B上に前後方向に配設されており、混練押出用スクリ
ュを内蔵したシリンダ5Bの一端側上部に原料投入ホッ
パ6Bが配置されるとともに、内筒部用ダイ装置7Aに
対応する他端側に外管壁部用ダイ装置7Bが配設されて
いる。前記内筒部用ダイ装置7Aは内筒部帯状素材Jを
連続成型するもので、また、外管壁部用ダイ装置7Bは
外管壁帯状体Gを連続成型するものである。
【0012】前記内筒部用ダイ装置7Aの下部には素材
冷却装置8が配設されており、この素材冷却装置8は、
図7〜図9に示すように、内筒部用ダイ装置7Aの下方
に配置された冷却水槽9と、下部が冷却水槽9内の冷却
水に没入された湾曲ガイド10と、内筒部用ダイ装置7A
から湾曲ガイド10内にわたって配設されて中空突条部E
を案内冷却する冷却用内管11と、湾曲ガイド10の上方で
冷却水を内筒部帯状素材Jに噴射する冷却水ノズル25と
で構成される。前記湾曲ガイド10は、2分割された円弧
状部材がボルト止めされて形成され、支持ボルトにより
冷却水槽9内に支持されている。そして、内筒部帯状素
材Jを案内するガイド溝10aが長さ方向にわたって形成
され、中空突条部E外側の開口溝には、内面に摺動突部
10bが形成されたガイド板10cが蟻溝に嵌め込まれてい
る。また、内管壁帯状素材B側と中空突条部Eの側面に
は所定間隔毎に吸引用孔10d,10eが形成され、これら
吸引用孔10d,10eは湾曲ガイド10の内周側でバキュー
ム管10fが接続されたバキューム孔10gにそれぞれ連通
されている。これにより、内筒部帯状素材Jの外面にお
ける冷却水ノズル25からの冷却水や空気の流通を促して
内筒部帯状素材Jの冷却を促進させている。前記冷却用
内管11は、図6に示すように基端部が内筒部用ダイ装置
7Aの樹脂通路を貫通して装着され、先端側は内筒部用
ダイ装置7Aの押出口7aから湾曲ガイド10のガイド溝
10a内に挿通されている。そしてこの冷却用内管11は、
中空突条部E内に移動自在に嵌合する断面台形状の冷却
水給水管11aとこの給水管11aに所定間隔をあけて内嵌
する冷却水排水管11bとからなる二重管で構成され、給
水管11aの先端がガイド溝10aの最下部を少し過ぎた位
置で閉塞されるとともに排水管11bの先端が給水管11a
の先端手前位置で開口され、これら給排水管11a,11b
により内筒部帯状素材Jを内側から冷却することができ
る。そして、前記湾曲ガイド10を含む素材冷却装置8に
より、内筒部帯状素材Jを中空突条部Eが外側となる円
弧状に形成して管成形時に発生する応力を減少させ、中
空突条部Eの変形や表面の凹凸の発生を防止するように
構成されている。
【0013】前記内筒部成型装置2は、内筒部帯状素材
Jを螺旋状に巻回する成型ロール12を備え、成型ロール
12は、図2〜図6に示すように、冷却水槽9側部の基板
13とこの基板13に対向する側板14との間に、複数本の巻
取りローラ15が円周方向一定間隔ごとに回転自在に支持
され、基板13側の駆動ボックス16内に設けられた駆動装
置により、各巻取りローラ15をそれぞれ同一方向に同一
回転速度で回転駆動するように構成されている。そし
て、これら巻取りローラ15の回転により、内筒部帯状素
材Jを螺旋状に巻取るとともに矢印Sで示す周方向に回
転させ、さらに成型ロール12の軸心Oに沿う矢印方向に
送り出すことができる。
【0014】また、内筒部成型装置2は、成型ロール12
への内筒部帯状素材Jの導入部に、入口から順に位置決
め用ロール17と、熱風供給ノズル18と、溶融樹脂吐出管
19と、内筒部圧着ロール20とが配設されている。前記位
置決め用ロール17は、基板14に支持部材21を介して取り
付けられたエアシリンダー22により成型ロール12に接近
離間自在に支持され、図10に示すように、両鍔部間に中
空突条部Eを係合して既に成型ロール12に巻回された内
筒部帯状素材J1 との間隔(ピッチ)を適性に保持する
ものである。前記熱風供給ノズル18は、図10に示すよう
に、既に巻回された内筒部帯状素材J1 と新たに導入さ
れた内筒部帯状素材Jとの隣接する内管壁帯状体B,B
1 の側縁の近接部に向けて配置され、熱風により両側縁
の表面を溶融するものである。前記溶融樹脂吐出管19
は、内筒部ダイ装置7Aから分岐され、その周囲に巻付
けられたヒーター(図示せず)により樹脂の加熱溶融状
態を保持し、その先端を図12に示すように、熱風により
表面溶融状態となった近接部上に開口して溶融した接合
樹脂Cを供給するものである。なお、熱風供給ノズル18
と溶融樹脂吐出管19とは逆に配置してもよい。前記内筒
部圧着ロール20は、図13に示すように、中空突条部Eに
係合可能な2つの鍔部20a,20bを有し、ロール支持体
20cが出退用ねじ軸23を介して支持部材24に出退自在に
支持され、一方の鍔部20aで接合樹脂Cを内筒部帯状素
材J1 と新たに導入された内筒部帯状素材Jの側縁部に
接合樹脂Cを近接部に押し付け、内管壁帯状素材B,B
1 の側縁同志を接着するものである。
【0015】前記外管壁成型装置3は、外管壁部用ダイ
装置7Bの押出口7bが、最初に導入された内筒部帯状
素材Jから2周前の成型内筒部帯状素材J2 とさらに次
の内筒部帯状素材J3 に対向して配置され、その位置に
外管壁圧着ロール31が配置されるとともに、外管壁圧着
ロール31の後方側に吸引ボックス32が配置されている。
前記外管壁圧着ロール31は、支持部材21にエアシリンダ
ー33を介して成型ロール12に接近離間自在に設けられ、
図10に示すように、押出口7bから供給された外管壁帯
状素材Gを成型状体内筒部帯状素材J2 ,J3 の中空突
条部E2 ,E3の外面に圧着するものである。また、前
記吸引ボックス32は、支持部材34にエアシリンダー35を
介して成型ロール12に接近離間自在に設けられ、図11に
示すように、吸引ポンプに接続された吸引ホース36が吸
引ボックス32に接続されるとともに、外管壁帯状素材G
2 ,G3 との摺接面に横長孔状の複数の吸引口32aが形
成され、中空突条部E2 ,E3 間で弛む外管壁帯状素材
Gを外側に吸引して弛みを除去するとともに、冷却を促
進させるものである。
【0016】次にこの製造装置による樹脂管Aの製造方
法について説明する。1.まず、内筒部樹脂押出装置1
Aおよび外管壁部樹脂押出装置1Bの原料投入ホッパ6
A,6Bから投入された原料を、シリンダ5A,5B内
で加熱してスクリュにより混練し、ダイ装置7A,7B
にそれぞれ押出す。内筒部用ダイ装置7Aでは、樹脂の
一部を溶融樹脂吐出管19に分配供給している。2.成形
された内筒部帯状素材Jは、内筒部用ダイ装置7Aの押
出口7Aから冷却用内管11が嵌合されて内側から冷却が
開始され、湾曲ガイド10により案内されるとともに、冷
却水ノズル25および冷却水槽9の冷却水により外側から
冷却され、中空突条部Eが外周側となる円弧状に整形さ
れる。3.湾曲ガイド10から成型ロール12に導入される
内筒部帯状素材Jは、位置決め用ロール17により既に巻
回された成型内筒部帯状素材J1 の内管壁帯状素材Bの
側縁との間に、所定の間隙dを形成する位置、あるいは
突き合せ状態となる位置に一定ピッチで案内される。そ
して、これら側縁の近接部に熱風供給ノズル18から熱風
が吹き付けられて加熱溶融され、さらに溶融樹脂吐出管
19から溶融した接合樹脂Cが供給される。つぎに、内筒
部圧着ロール20の押圧用鍔部20bによって接合樹脂Cを
近接部に押圧し(間隙dに充填し)て接合し内筒部Kを
成型する。この内筒部Kは各巻取りローラ15により矢印
S方向に回転されるとともに軸心Oに沿う矢印方向に送
られる。なお、内管壁帯状素材Bの側縁同士が少し重な
り合った状態で内筒部帯状素材J,J1 を接合してもよ
い。4.内筒部圧着ロール20の接合位置から7/4 回転さ
れた位置で、この内筒部帯状素材J2 の中空突条部E2
と前回に成型された内筒部帯状素材J3 の中空突条部E
3 との間に、外管壁部用ダイ装置7Bの押出口7bから
外管壁帯状素材Gが供給され、外管壁圧着ロール31によ
り両中空突条部E2 ,E3 の外面に接着される。この
時、外管壁帯状素材Gの側縁は、前回に接着された外管
壁帯状素材G1 の側縁に少し重なり合うように設定さ
れ、外管壁帯状素材G,G1 同士も接合される。そし
て、吸引ボックス32が摺接されて中空突条部E2 ,E3
間の外管壁帯状素材Gを外側に吸引し、弛みを除去する
とともに、冷却を促進させる。このように成型された樹
脂管Aは、巻取りローラ15により周方向Sに回転される
とともに軸心O方向に送られて成型が進められる。
【0017】なお、上記実施例では、別々の樹脂押出装
置1A,1Bを用いて内筒部帯状素材Jと外管壁帯状素
材Eとを押出成型したが、単一の樹脂押出装置を用いて
別々のダイ装置に供給するようにしてもよい。また前記
吸引ボックス32を削除することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の合成樹脂管
の製造方法によれば、内管壁帯状素材の外面に中空突条
部が一体成型された内筒部帯状素材を螺旋状に巻回接合
した内筒部に、外管壁帯状素材を側縁部が接合するよう
に螺旋状に巻回接合したので、内管壁帯状素材と外管壁
帯状素材との間に螺旋状中空体を内蔵した管構造とな
り、その強度を飛躍的に向上させることができる。ま
た、外管壁帯状素材の巻回時に、接合後に外管壁帯状素
材を摺接面から外側に吸引することにより、温熱状態で
中空突条部間で弛みやすい外管壁帯状素材を平滑にし、
かつ冷却硬化させるので、外周面が平滑で精度の良い合
成樹脂管を製造することができる。したがって、強度を
必要とする大口径、大容量用や大深度埋設用など、合成
樹脂管の使用用途を拡大することができる。
【0019】また、内筒部成型装置により内筒部を成型
したあと、外筒部成型装置により外管壁帯状素材を内筒
部に螺旋状に巻付け接着することにより容易に製造する
ことができ、従来からある樹脂管の製造装置(内筒部の
成型装置)に外管壁部の成型装置を付加するだけでこの
合成樹脂管を製造することができるので、製造装置を安
価に提供することができる。また、吸引ボックスによ
り、接合後で温熱状態の弛みやすい外管壁帯状素材を摺
接面から吸引口を介して吸引することにより、外管壁帯
状素材を平滑にすると同時に冷却して硬化させることが
できるので、外周面が平滑で精度の良い合成樹脂管を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す樹脂管の縦断面図であ
る。
【図2】同樹脂管の製造装置を示す全体正面図である。
【図3】同樹脂管の製造装置を示す全体側面図である。
【図4】同樹脂管の製造装置を示す要部平面図である。
【図5】同樹脂管の製造装置を示す要部正面図である。
【図6】同樹脂管の製造装置を示す要部斜視図である。
【図7】同樹脂管の製造装置の素材冷却装置を示す断面
図である。
【図8】同樹脂管の製造装置の湾曲ガイドを示す部分斜
視図である。
【図9】図7に示すI−I断面図である。
【図10】図3に示すII部の部分断面図である。
【図11】図3に示すIII 部の部分断面図である。
【図12】図3に示すIV部の部分断面図である。
【図13】図3に示すV部の部分断面図である。
【符号の説明】
A 合成樹脂管 B 内管壁帯状素材 C 接合樹脂 D 内管壁部 E 中空突条部 F 中空部 G 外管壁帯状素材 H 外管壁部 J 内筒部帯状素材 K 内筒部 1A 内筒部用樹脂押出装置 1B 外管壁部用樹脂押出装置 2 内筒部成型装置 3 外管壁部成型装置 7A 内筒部用ダイ装置 7B 外管壁部用ダイ装置 7b 押出口 8 素材冷却装置 12 成型ロール 15 巻取りローラ 17 位置決め用ロール 18 熱風供給ノズル 20 内筒部圧着ロール 31 外管壁圧着ロール 32 吸引ボックス32a 吸引口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 70/16 F16L 11/16 // B29L 23:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平滑な内周側管壁および外周側管壁の間に
    螺旋状の中空体を内蔵した合成樹脂管を製造するに際
    し、 内壁帯状素材の外面に中空突条部が形成された内筒
    部帯状素材を螺旋状に巻回して内壁帯状素材の側縁部を
    互いに接合し、 内筒部帯状素材の外周部に外管壁帯状素
    材を螺旋状に巻回し、外管壁帯状素材を押圧して、外管
    壁帯状素材を中空突条部の外周面に接合するとともに、
    隣接する外間壁帯状素材の側縁部同士を接合し、 さら
    に、外管壁帯状素材を外周側摺接面に設けた吸引口から
    吸引して、外管壁帯状素材の中空突条部間の弛みを除去
    すると同時に外管壁帯状素材を冷却することを特徴とす
    る合成樹脂管の製造方法
  2. 【請求項2】内管壁帯状素材の外面に中空突条部が一体
    成形された内筒部帯状素材と外管壁帯状素材をそれぞれ
    連続的に押出成形するダイ装置を設け、このダイ装置か
    ら冷却装置を介して導入された内筒部帯状素材を螺旋状
    に巻回して筒状に形成する内筒部成型装置を設け、この
    内筒部成型装置に、内筒部帯状素材を螺旋状に巻回する
    巻取りローラを周方向一定間隔毎に回転可能に配置した
    成型ロールを設けるとともに、巻回された内管壁帯状素
    材の側縁部と既に巻回されて隣接する内管壁帯状素材の
    側縁部上に溶融樹脂を供給する溶融樹脂吐出管と、前記
    溶融樹脂を押圧して内管壁帯状素材の側縁同志を接合す
    る内筒部圧着ロールとを設け、内筒部圧着ロールのロー
    ル回転方向後方位置に対応して外管壁部成型装置を設
    け、この外管壁部成型装置に、外管壁帯状素材を筒状の
    内筒部帯状素材の外周部で隣接する中空突条部間にわた
    って供給する前記ダイ装置の外管壁部帯状素材押出口を
    設けるとともに、この外管壁帯状素材を中空突条部に圧
    着する外管壁圧着ロールを設け この外管壁圧着ロール
    の後方に、外管壁帯状素材との摺接面に外管壁帯状素材
    の弛み除去用および冷却用の吸引口が形成された吸引ボ
    ックスを設けたことを特徴とする合成樹脂管の製造装
    置。
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