JPH0628264Y2 - 合成樹脂管の製造装置における冷却成形装置 - Google Patents

合成樹脂管の製造装置における冷却成形装置

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JPH0628264Y2
JPH0628264Y2 JP4392692U JP4392692U JPH0628264Y2 JP H0628264 Y2 JPH0628264 Y2 JP H0628264Y2 JP 4392692 U JP4392692 U JP 4392692U JP 4392692 U JP4392692 U JP 4392692U JP H0628264 Y2 JPH0628264 Y2 JP H0628264Y2
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cooling
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pipe
cooling water
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Inventor
弘二 飯国
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株式会社ダイカロン化工
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は帯状素材を螺旋状に接合
して形成される合成樹脂管の製造装置における冷却成形
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から管の偏平強度を高めるために、
管の外周面に螺旋状の中空突条を一体に形成したものは
広く知られており、このコルゲート管(スパイラル管と
もいう)を連続して成形する方法および装置は、本考案
者が特願昭63-137081 号に提案している。これは外面に
中空突条部が一体成型された帯状素材を螺旋状に巻回し
て管壁部の側縁同士を樹脂により接合し管壁部を形成す
るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記製造装置では、帯
状素材を直接冷却水中に浸して冷却するため、管の表面
に凹凸が生じて表面の精度・形状が悪く、品質が低いと
いう問題があった。
【0004】本考案は上記問題点を解決して、管の表面
の精度・性状を改善できる合成樹脂管の製造装置におけ
る冷却成形装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案の合成樹脂管の製造装置における冷却成形装
置は、帯状素材を連続的に押出成形するダイ装置と、帯
状素材を巻回して筒状に成形する成形ロール装置との間
に介在される冷却成形装置において、ダイ装置の樹脂押
出口から帯状素材の円弧状経路に沿って帯状素材の中空
部に嵌合する冷却用内管を設け、この帯状素材の円弧状
経路に沿って帯状素材が移動する素材通路が形成された
湾曲ガイドを設け、素材通路の入口部近傍に帯状素材の
外面に冷却のため注水する冷却流体ノズルを設け、湾曲
ガイドの素材通路の内面に冷却流体の吸引用溝を所定間
隔毎に形成するとともに、湾曲ガイドに吸引用溝にバキ
ューム孔を介して連通するバキューム管を接続し、湾曲
ガイドに素材通路に連通して開口された排水口を形成し
たものである。
【0006】
【作用】上記構成の冷却成形装置によれば、ダイ装置の
樹脂押出口から押し出された帯状素材は、冷却用内管を
流れる冷却流体により内部から冷却されるとともに、冷
却流体ノズルからの冷却水により冷却されつつ、湾曲ガ
イドの素材通路に案内され、帯状素材に同伴された冷却
水は、吸引用溝からバキューム孔を介してバキューム管
に排出されるとともに排水口から外部に排出される。
【0007】したがって、従来のように冷却水中に浸さ
れることがなく、効果的な冷却が可能となり、したがっ
て帯状素材の表面に凹凸ができることなく精度良く成形
することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。 この合成樹脂管Aは、図8に示すように、隣接する側縁
同士を接合樹脂Cを介して接合した管壁部Bと、この管
壁部Bの外面に一体に形成された台形状断面の中空突条
部Dとからなる帯状素材Eにより形成されている。
【0009】次にこの合成樹脂管Aの製造装置を説明す
る。 この製造装置は、図5〜図7に示すように、樹脂押出装
置1の樹脂排出側で帯状素材Eを巻回して合成樹脂管A
を成形する成型装置2が配設され、、本考案に係る冷却
成形装置8は樹脂押出装置1と成型装置2との間に配置
されている。
【0010】前記樹脂押出装置1は動力源を備えた基台
4上に左右方向に配設されており、混練押出用スクリュ
を内蔵したシリンダ5の一端側上部に原料投入ホッパ6
が配置され、シリンダ5の樹脂排出側他端側にダイ装置
7が配設されている。
【0011】前記ダイ装置7の下部に配置された冷却成
形装置8には、図1〜図4に示すように、ダイ装置7の
下方に配置された冷却水トレイ9と、冷却水トレイ9の
上方で帯状素材Eを案内する湾曲ガイド10と、ダイ装置
7の樹脂押出口から湾曲ガイド10内にわたって配設され
て中空突条部Dを案内冷却する冷却用内管11と、湾曲ガ
イド10の上方で冷却水を帯状素材Eに注水する冷却水ノ
ズル25と、冷却水トレイ9内の冷却水を冷却水ノズル25
に循環供給する送水ポンプ26と、湾曲ガイド10内で帯状
素材Eに同伴された冷却水を吸引排出するバキュームポ
ンプ27とが具備されている。
【0012】前記湾曲ガイド10は、幅方向に2分割され
た円弧状部材10aがボルト止めされて形成され、支持ボ
ルトにより冷却水槽9内に支持されている。そして、湾
曲ガイド10には内周側に帯状素材Eを案内する素材通路
10bが長さ方向にわたって形成されるとともに、内周側
にバキューム孔10cが長さ方向にわたって形成され、素
材通路10b外周側の開口部には、内面に摺動突部10dが
所定間隔毎に形成されたガイド板10eが蟻溝に嵌め込ま
れている。また、素材通路10b内で管壁部Bに面する底
面と中空突条部Dに面する側面には、所定間隔毎に吸引
用溝10f,10gが形成され、これら吸引用溝10f,10g
は連通孔10hを介してバキューム孔10cにそれぞれ連通
され、バキューム孔10cの排出ノズル10kに接続された
バキューム管10iを介してバキュームポンプ27に吸引排
出するように構成されている。また湾曲ガイド10の最下
位置には素材通路10bに連通する排水口10jが形成され
ている。これにより、素材通路10b内で冷却水ノズル12
から供給されて帯状素材Eの外面に付着した冷却水や空
気の流通を促して帯状素材Eの冷却を促進させることが
できる。
【0013】前記冷却用内管11は、図1に示すように基
端部がダイ装置7の樹脂通路を貫通して装着され、先端
側はダイ装置7の押出口7aから湾曲ガイド10の素材通
路10b内に挿通されている。そしてこの冷却用内管11
は、中空突条部D内に移動自在に嵌合する管状断面の冷
却水給水管11aとこの給水管11aに所定間隔をあけて内
嵌する冷却水排水管11bとからなる二重管で構成され、
給水管11aの先端がガイド溝10aの最下部を少し過ぎた
位置で閉塞されるとともに排水管11bの先端が給水管11
aの先端手前位置で開口され、これら給排水管11a,11
bにより帯状素材Eを内側から冷却することができる。
したがって、前記湾曲ガイド10を含む冷却成形装置8に
より、帯状素材Eを中空突条部Dが外側となる円弧状に
形成して管成形時に発生する応力を減少させることがで
き、さらに帯状素材Eを直接冷却水トレイ9内の冷却水
に浸さないことで、中空突条部Dの変形や表面の凹凸の
発生を防止することができる。
【0014】なお、上記冷却用内管11を外面に多数の空
気噴射孔が形成された冷却空気内管で構成することもで
きる。 前記成型装置2は、帯状素材Eを螺旋状に巻回する成型
ロール12を備え、成型ロール12は、図2〜図6に示すよ
うに、冷却水槽9側部の基板13とこの基板13に対向する
側板14との間に、複数本の巻取りローラ15が円周方向一
定間隔ごとに回転自在に支持され、基板13側の駆動ボッ
クス16内に設けられた駆動装置により、各巻取りローラ
15をそれぞれ同一方向に同一回転速度で回転駆動するよ
うに構成されている。そして、これら巻取りローラ15の
回転により、帯状素材Eを螺旋状に巻取るとともに矢印
Sで示す周方向に回転させ、さらに成型ロール12の軸心
Oに沿う矢印方向に送り出すことができる。
【0015】また、成型装置2は、図6,図7に示すよ
うに、成型ロール12への帯状素材Eの導入部に、入口か
ら順に位置決め用ロール17と、熱風供給ノズル18と、溶
融樹脂吐出管19と、圧着ロール20とが配設されている。
前記位置決め用ロール17は、基板14に支持部材21を介し
て取り付けられたエアシリンダー22により成型ロール12
に接近離間自在に支持され、両鍔部間に中空突条部Dを
係合して既に成型ロール12に巻回された帯状素材E1
の間隔(ピッチ)を適性に保持するものである。前記熱
風供給ノズル18は、既に巻回された帯状素材E1 と新た
に導入された帯状素材Eとの隣接する管壁部B,B1
側縁の近接部に向けて配置され、熱風により両側縁の表
面を溶融するものである。前記溶融樹脂吐出管19は、ダ
イ装置7から分岐され、その周囲に巻付けられたヒータ
ー(図示せず)により樹脂の加熱溶融状態を保持し、そ
の先端を、熱風により表面溶融状態となった近接部上に
開口して溶融した接合樹脂Cを供給するものである。前
記圧着ロール20は、中空突条部Dに係合可能な2つの鍔
部を有し、ロール支持体が出退用ねじ軸23を介して支持
部材24に出退自在に支持され、一方の鍔部で接合樹脂C
を管壁部B,B1 の側縁部および近接部に押し付け、管
壁部B,B1 の側縁同志を接着するものである。
【0016】上記実施例によれば、ダイ装置7から押し
出された帯状素材Eは、冷却用内管11を通る冷却水によ
り内部から冷却されるとともに、冷却水ノズル25から注
水される冷却水により冷却されつつ湾曲ガイド10の素材
通路10bに導入される。そして、バキュームポンプ27に
よりバキューム管10iおよびバキューム孔10cを介して
吸引用溝10f,10gから帯状素材Eの表面に付着した冷
却水および空気が吸引されて表面の冷却が促進され、帯
状素材Eを中空突条部Dが外側となる円弧状に形成して
管成形時に発生する応力を減少させることができ、さら
に帯状素材Eを直接冷却水トレイ9内の冷却水に浸され
ることがないので、中空突条部Dの変形や表面の凹凸の
発生を防止することができる。
【0017】
【考案の効果】以上に述べたごとく本考案によれば、ダ
イ装置の樹脂押出口から押し出された帯状素材は、冷却
用内管を流れる冷却流体により内部から冷却されるとと
もに、冷却流体ノズルからの冷却水により冷却されつ
つ、湾曲ガイドの素材通路に案内され、帯状素材に同伴
した冷却後の冷却水は、吸引溝からバキューム孔を介し
てバキューム管に吸引排出されるとともに排水口から外
部に排出されて、帯状素材は効果的に冷却され湾曲状に
成形される。したがって、従来のように冷却水中に浸さ
れることなく効果的に冷却されるため、帯状素材の表面
に凹凸ができることなく精度良く成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の冷却成形装置の一実施例を示す側面断
面図である。
【図2】図1に示すX部の拡大図である。
【図3】図2に示すY−Y断面図である。
【図4】図1に示すX部の斜視図である。
【図5】同樹脂管の製造装置を示す正面図である。
【図6】同樹脂管の製造装置を示す側面断面図である。
【図7】同樹脂管の製造装置の成型装置を示す正面図で
ある。
【図8】同樹脂管の半断面図である。
【符号の説明】
A 合成樹脂管 B 管壁部 C 接合樹脂 D 中空突条部 E 帯状素材 1 樹脂押出装置 2 成型装置 7 ダイ装置 7a 押出口 8 冷却成形装置 9 冷却水トレイ 10a 円弧状部材 10b 素材通路 10c バキューム孔 10e ガイド板 10f 吸引用溝 10g 吸引用溝 10h 連通孔 10i バキューム管 10j 排水口 10k 排水ノズル 11 冷却用内管 12 成型ロール 25 冷却水ノズル 26 送水ポンプ 27 バキュームポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状素材を連続的に押出成形するダイ装
    置と、帯状素材を巻回して筒状に成形する成形ロール装
    置との間に介在される冷却成形装置において、ダイ装置
    の樹脂押出口から帯状素材の円弧状経路に沿って帯状素
    材の中空部に嵌合する冷却用内管を設け、この帯状素材
    の円弧状経路に沿って帯状素材が移動する素材通路が形
    成された湾曲ガイドを設け、素材通路の入口部近傍に帯
    状素材の外面に冷却のため注水する冷却水ノズルを設
    け、湾曲ガイドの素材通路の内面に冷却水の吸引用溝を
    所定間隔毎に形成するとともに、湾曲ガイドに吸引用溝
    にバキューム孔を介して連通するバキューム管を接続
    し、湾曲ガイドに素材通路に連通して開口された排水口
    を形成したことを特徴とする合成樹脂管の製造装置にお
    ける冷却成形装置。
JP4392692U 1992-06-25 1992-06-25 合成樹脂管の製造装置における冷却成形装置 Expired - Lifetime JPH0628264Y2 (ja)

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JPH063627U JPH063627U (ja) 1994-01-18
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