JPH0737049U - ラッピングフィルムのカット用治具 - Google Patents
ラッピングフィルムのカット用治具Info
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- JPH0737049U JPH0737049U JP6823893U JP6823893U JPH0737049U JP H0737049 U JPH0737049 U JP H0737049U JP 6823893 U JP6823893 U JP 6823893U JP 6823893 U JP6823893 U JP 6823893U JP H0737049 U JPH0737049 U JP H0737049U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両のルーフに設けるラッピングフィルムを
容易に且つ正確にカットできる治具を提案する。 【構成】 車両のルーフ4を着脱自在に覆うラッピング
フィルム5の縁部をカットする際に使用するカット用治
具7であって、該カット用治具7の上面には、前記ラッ
ピングフィルム5の縁部を載置してカッターでカットす
るためのカット溝14を形成し、前記カット用治具7の
下面には該カット用治具7を前記ルーフ4に対して固定
するマグネットテープ6と、前記ルーフ4周囲のモール
3に係合し、前記カット溝14の位置を前記モール3の
位置に一致させる係止部15を夫々設ける。
容易に且つ正確にカットできる治具を提案する。 【構成】 車両のルーフ4を着脱自在に覆うラッピング
フィルム5の縁部をカットする際に使用するカット用治
具7であって、該カット用治具7の上面には、前記ラッ
ピングフィルム5の縁部を載置してカッターでカットす
るためのカット溝14を形成し、前記カット用治具7の
下面には該カット用治具7を前記ルーフ4に対して固定
するマグネットテープ6と、前記ルーフ4周囲のモール
3に係合し、前記カット溝14の位置を前記モール3の
位置に一致させる係止部15を夫々設ける。
Description
【0001】
本考案はラッピングフィルムのカット用治具に関するものである。
【0002】
自動車等の車両では、工場で車両を完成させた後、その後の流通過程でルーフ が損傷するのを防ぐために、このルーフにラッピングフィルムを貼ることが行わ れている。 図4は車両の斜視図を示し、この車両のルーフ50にはラッピングフィルム5 1が貼られている。 図5(a)は、図4の5−5線断面図を示し、この図中、50はルーフ、52 はフロントウインド、53はモールで、前記ラッピングフィルム51は、ルーフ 50全体を覆っている。
【0003】
ところで、従来においては前記ラッピングフィルム51は、作業者が手作業で カットするので、ちょうどルーフ50の長さに合致させることが難しく、この際 、少なくともルーフ50は覆わなくてはいけないので、必然的長めにカットする のが通常である。従ってカット後は、図5(a)のようにラッピングフィルム5 1の一部がモール53にかかるようになっている。 このような場合、ラッピングフィルム51はその材質上、プラスチックやゴム には不着しないので、モール53には付着せず、従って走行中には、風等により 図5(b)のようにラッピングフィルム51が剥がれていき、砂、ごみ等54が このラッピングフィルム51の裏面に付着し、この状態でラッピングフィルム5 1がばたつくと、ルーフ50が傷つく虞れがあった。
【0004】
前記課題を解決するため本考案は、車両のルーフを着脱自在に覆うラッピング フィルムの縁部をカットする際に使用するカット用治具であって、該カット用治 具の上面には、前記ラッピングフィルムの縁部を載置してカッターでカットする ためのカット溝を形成し、前記カット用治具の下面には該カット用治具を前記ル ーフに対して固定するマグネットテープと、前記ルーフ周囲のモールに係合し、 前記カット溝の位置を前記モールの位置に一致させる係止部を夫々設けたことを 特徴とする。
【0005】
係止部をモールに係止させ、カット溝の位置をモールの側縁部に合わせ、ルー フに貼ったラッピングフィルムの縁部をカット溝に載せてカットする。このよう にしてラッピングフィルムをカットすれば、該ラッピングフィルムをルーフの長 さに合わせてカットすることができる。
【0006】
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るラッピングフィルムのカット用治具を示し、図1(a)が 平面図、図1(b)が正面図である。又図2は車両の斜視図、図3は、図2の3 ー3線断面図である。 図2中、1は自動車、2はルーフ、Gはフロントガラスで、図3に示すように ルーフ2の段部とフロントガラスGの間にはモール3が設けられている。 この自動車はすでに工場で完成した状態で、これから流通過程に入るところで ある。この際、ルーフ4上には、ラッピングフィルム5が貼られ、流通過程でル ーフ4が損傷するのを防ぐようにしている。
【0007】 前記ラッピングフィルム5は、ルーフ4の長さに合わせてカットする必要があ るが、本考案は、このラッピングフィルム5をカットする際に使用するものであ る。 前記カット用治具7は、左部8と右部9から成り、右部9には、凹部10が、 又、左部8には突部11が夫々形成され、これら凹部10と突部11を係合する ことで左部8と右部9が連結して一体を成す。そしてこのカット用治具7は、全 体的な形状が自動車のルーフ形状に合致した形状となっており、具体的には平面 視で後部が後方になだらかに湾曲し、又、正面視で端部が下方になだらかに湾曲 する。 前記左部8、右部9の前部には、把持部12、12を設け、作業者がこの把持 部12、12を把持してカット用治具1を持てるようにする。
【0008】 前記カット用治具7の上面にはカット溝14を形成し、このカット溝14は左 部8、右部9に亙って設けられ、左部8、右部9で連続した線を成している。 前記カット用治具7の下面には夫々係止部15…を一体的に形成し、又、図3 に示すようにカット用治具7下面の係止部15と反対側の縁部にはマグネットテ ープ16を設ける。 図3に示すように、前記係止部15をモール3に係止した状態で、前記カット 溝14が平面視でモール3の側縁3aに位置するように係止部15の位置を設定 する。
【0009】 次に上述したカット用治具7の使用の仕方について説明する。 先ず、前述のように自動車のモール3に係止部15を係止し、マグネットテー プ16でカット用治具7をルーフ3上に固定する。図3に示すようにこの状態で はカット溝14がモール3の側縁3aに位置する。 次にラッピングフィルム5を持ち上げてカット用治具7の上面にかぶせ、この 状態で、ラッピングフィルム5をカッターでA方向にカットする。
【0010】 カット溝14はモール3の側縁3aに位置することからラッピングフィルム5 は、モール3の側縁3aの部分でカットされることになり、従ってラッピングフ ィルム5は、ルーフ4をモール3の側縁3aにいたるまで覆い、即ち、カット後 のラッピングフィルム5は、ルーフ4の長さと完全に一致してルーフ4を覆うこ とになる。 従って、ラッピングフィルム5は、ルーフ4を完全に覆いつつも、モール3に かかることがなく、従来のように走行中の風によりラッピングフィルム5のモー ル3にかかる部分から、該ラッピングフィルムが風で剥がれるのを防止すること ができる。 又、ラッピングフィルム5をカット溝14を利用してカットするので、すべて のラッピングフィルム5の形状をそろえ、ばらつきをなくすことができる。 更に本実施例のカット用治具7は、凹部10と突部11を係合させて一体とし ているので左部8、右部9のなす角度を自在に調整でき、従ってあらゆる車種に 容易に対応することができる。
【0011】
以上述べたように本考案によれば、係止部をモールに係止させ、カット溝の位 置をモールの側縁部に合わせ、ルーフに貼ったラッピングフィルムの縁部をカッ ト溝に載せてカットするので、ラッピングフィルムをルーフの長さに合わせてカ ットすることができる。
【図1】ラッピングフィルムのカット用治具を示し、
(a)はその平面図、(b)は同正面図
(a)はその平面図、(b)は同正面図
【図2】自動車の斜視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】従来の自動車の斜視図
【図5】図4の5−5線断面図
4…ルーフ 5…ラッピングフィルム 7…カット用治具 14…カット溝 15…係止部 16マグネットテープ
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のルーフを着脱自在に覆うラッピン
グフィルムの縁部をカットする際に使用するカット用治
具であって、該カット用治具の上面には、前記ラッピン
グフィルムの縁部を載置してカッターでカットするため
のカット溝を形成し、前記カット用治具の下面には、該
カット用治具を前記ルーフに対して固定するマグネット
テープと、前記ルーフ周囲のモールに係合し、前記カッ
ト溝の位置を前記モールの側縁部の位置に一致させる係
止部を夫々設けたことを特徴とするラッピングフィルム
のカット用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993068238U JP2588466Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | ラッピングフィルムのカット用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993068238U JP2588466Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | ラッピングフィルムのカット用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737049U true JPH0737049U (ja) | 1995-07-11 |
JP2588466Y2 JP2588466Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=13368012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993068238U Expired - Fee Related JP2588466Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | ラッピングフィルムのカット用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588466Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11420354B2 (en) | 2016-10-20 | 2022-08-23 | 3M Innovative Properties Company | Film cutting jig and method of mounting film |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP1993068238U patent/JP2588466Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11420354B2 (en) | 2016-10-20 | 2022-08-23 | 3M Innovative Properties Company | Film cutting jig and method of mounting film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588466Y2 (ja) | 1999-01-13 |
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Legal Events
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