JPH0736857B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH0736857B2
JPH0736857B2 JP13316091A JP13316091A JPH0736857B2 JP H0736857 B2 JPH0736857 B2 JP H0736857B2 JP 13316091 A JP13316091 A JP 13316091A JP 13316091 A JP13316091 A JP 13316091A JP H0736857 B2 JPH0736857 B2 JP H0736857B2
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詔八 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機やコ
イン遊技機などで代表される弾球遊技機に関し、詳しく
は、打玉の通過を磁束の変化で検出する磁束変化検出器
が備えられている弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機で、従来から一般的
に知られているものに、大当り状態になると、開成また
は開閉する可変入賞球装置を遊技盤に設けた弾球遊技機
がある。そして、その可変入賞球装置には、その開成あ
るいは開閉時に、入賞してきたパチンコ玉を検出する入
賞玉検出スイッチが設けられていた。この検出スイッチ
は、可変入賞球装置内への入賞玉が一定個数(たとえば
10個)となったときに可変入賞球装置を閉成状態に切
換えるべく、可変入賞球装置底部の玉排出口に設けら
れ、排出玉を検出することにより可変入賞球装置内への
パチンコ玉の入賞個数を検出するものである。
【0003】ところで、可変入賞球装置底部の玉排出口
付近は、非常に狭く大型の検出スイッチを設けるだけの
空間的な余裕がないため、従来から、形状が小型という
理由で近接スイッチが設けられ、パチンコ玉(磁性体)
の通過に伴う磁束の変化を検出することにより、通過し
たパチンコ玉の個数を検出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁束の変化を
生じさせないステンレス,プラスチックあるいはセラミ
ック等からなる打玉を不正に使用し、前記検出スイッチ
による検出を免れ、可変入賞球装置内に入賞個数(たと
えば10個)の上限を超えて入賞させ、不正に景品玉を
多く払出させる不正行為が行なわれ、遊技場が損害を被
るという欠点を有していた。
【0005】すなわち、磁束変化検出器の使用に伴って
遊技者の不正行為を許してしまうという欠点が生じるの
であるが、この欠点を解決する手段として、磁束変化検
出器の代わりにリミットスイッチなどの磁束変化型以外
の検出器を使用した場合は、大きな配置スペ―スを確保
しなければならないため、弾球遊技機の大幅な構造変更
を余儀なくされ、コスト高となってしまう。
【0006】本発明は、前記実状に鑑み、磁束変化検出
器を使用した場合に生ずる欠点を弾球遊技機の大幅な構
造変更を行なうことなく解決し、問題なく磁束変化検出
器の使用を可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における弾球遊技
機は、打玉の通過を磁束の変化で検出する磁束変化検出
器が備えられている弾球遊技機において、磁束の変化を
もたらさない打玉を検出可能な不正玉検出手段が打玉通
路に備えられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】磁束変化をもたらすことなく磁束変化検出器を
通過する打玉を検出可能な不正玉検出手段が打玉通路に
備えられているために、磁束変化検出器では検出されな
い不正玉が検出できる。ゆえに、磁束変化検出器を使用
したことに起因して生じていた不正行為を発見でき、磁
束変化検出器の使用に伴って生じていた欠点を解決でき
る。しかも、不正玉検出手段を打玉通路に備えるだけの
簡単な改良で前記欠点を解決でき、磁束変化検出器に代
えて大型の検出器を設ける場合に必要となる大幅な構造
変更に比べて、低コストで前記欠点を解決できるに至っ
た。
【0009】
【実施例】次に、この発明を図面に基づいて詳細に説明
する。
【0010】図1は弾球遊技機の一例であるパチンコ遊
技機1を示す全体正面図である。パチンコ遊技機1の前
面には遊技盤2による遊技領域3が形成されている。こ
の遊技盤2の下方部分には、可変入賞球装置5が設けら
れているとともに、その可変入賞球装置5の左右両端に
は、始動入賞口7a,7bがそれぞれ配設されている。
そして遊技盤2のほぼ中央位置には、可変表示装置4が
設けられており、前記始動入賞口7a,7bおよび始動
チュ―リップ6へのパチンコ玉の入賞により、可変表示
装置4の表示が一定時間変動して停止するように構成さ
れている。なお、前記始動チュ―リップ6は、パチンコ
玉の入賞ごとに開成および閉成を順次繰返すものであ
る。そして、前記可変表示装置4の変動停止した表示態
様が予め定める所定の図柄の組合わせとなった場合に
は、大当り状態となり、可変入賞球装置5のの開閉板8
が開成状態となり。パチンコ玉の入賞が可能な状態とな
る。
【0011】図中9は前面板であり、その前面に打球供
給皿10が設けられている。この打球供給皿10は、パ
チンコ玉を一時貯留し打球発射装置D(図2参照)によ
るパチンコ玉の打込ごとにパチンコ玉を1つずつ打球発
射装置D側に供給するためのものである。図中11はス
ピ―カであり、後述する不正玉の検出時に警報音を発生
したり、大当り状態の発生時に効果音を流したりするた
めのものである。また、図中12a,12bは表示ラン
プであり、後述する不正玉検出時に点灯して不正行為の
発生したことを表示するものである。
【0012】図2はパチンコ遊技機1の一部内部構造を
示す全体背面図である。前記始動チュ―リップ6に入賞
したパチンコ玉は始動入賞玉検出器13により検出さ
れ、また、始動入賞口7a,7bに入賞したパチンコ玉
はそれぞれ始動入賞玉検出器14a,14bによって検
出される。その検出出力に基づいて可変表示装置4(図
1参照)が一定時間変動停止制御されるのであり、その
停止した後の表示が予め定める所定の図柄の組合わせと
なった場合には、ソレノイド17が励磁されて前記可変
入賞球装置5の開閉板8(図1参照)が一定時間(たと
えば30秒間)開成状態に切換えられるよう構成されて
いる。また、図中16は、磁束変化検出器の一例である
10カウント検出器であり、開成状態にある可変入賞球
装置5に入賞したパチンコ玉の個数を検出するためのも
のである。その入賞個数が一定個数(たとえば10個)
に達した場合は、可変入賞球装置5が、その開成時間が
所定時間(たとえば30秒間)に満たない場合でも所定
個数(たとえば10個)に達した時点で閉成状態に切換
わるよう構成されている。なお、図中15はV検出器で
あり、開成状態にある可変入賞球装置5内に入賞したパ
チンコ玉が特定入賞領域を通過したことを検出し、大当
り状態を更新させて新たに継続させるためのものであ
る。また、図中Dは打球発射装置であり、打球モ―タM
によって間欠的に駆動され、パチンコ玉を間欠的に遊技
盤上に打込むように構成されている。
【0013】前記可変入賞球装置5を図3に基づいて説
明する。可変入賞球装置5は取付基板Tによって遊技盤
に取付け可能に構成されている。その取付基板Tの中央
の上方部分は矩形に切り抜かれてパチンコ玉が入賞可能
な開口部Kが形成されている。その開口部Kには、開閉
板8がその下縁を中心として回動自在に取付けられてお
り、その閉成状態で前記開口部Kを閉塞してパチンコ玉
の入賞を禁止するとともに、開成状態で前記開口部Kを
解放しパチンコ玉の入賞を許容するように構成されてい
る。この開閉板8の開閉はソレノイド17の駆動力によ
り行なわれる。図中19a,19bは、開口部K内に設
けられた仕切誘導板であり、上方から落下してきたパチ
ンコ玉を左右に振分けるものである。そしてこの仕切誘
導板19a,19bにより左右に振分けられたパチンコ
玉の一部(中央側に振分けられたもの)がVポケット1
8を通過すると、前記V検出器15(図2参照)により
検出されるように構成されている。そしてさらに下方に
落下したパチンコ玉は、入賞玉集合樋20a,20bに
より中央に集められ、10カウント検出器16の入賞玉
挿通孔22(図4(a)参照)を通過して下方へ落下す
るように構成されている。この10カウント検出器16
により、可変入賞球装置5内に入賞したパチンコ玉の個
数が検出されるのであり、その検出個数が10カウント
表示器21により表示されるように構成されている。な
お、図中7a,7bは、始動入賞口である。
【0014】次に、前記10カウント検出器を図4
(a),(b)に基づいて説明する。10カウント検出
器16は、その一端に入賞玉挿通孔22が設けられてお
り(図4(a)参照)、入賞玉はその入賞玉挿通孔22
を通過できるように構成されている。
【0015】図4(b)に示すように、10カウント検
出器16は、ボビンBに巻付けられたコイル線26と、
後述する電気回路(電子回路)が備えられた制御基板2
5とを含む。ボビンBは、その内径が平面六角形状の偏
平な部材で、その中をパチンコ玉が通過可能な寸法に選
ばれている。そして、ボヒンBの外周面には、検出用の
コイル線26が所定回数巻かれている。コイル線26
は、制御基板25に接続されていて、コイル線26と制
御基板25とによって、後述する所定の発振回路が形成
されている。制御基板25には銅板24が被せられてい
る。そして、上記ボビンB,コイル線26,制御基板2
5および銅板24は、外ケ―ス23およびカバ―板27
からなるハウジング内に収められている。なお、外ケ―
ス23にも、パチンコ玉を通過させるための平面六角形
状の孔が形成されている。
【0016】図5(a)は、10カウント検出器16の
回路構成の基本原理を示す回路図である。図において、
コイルL1およびL2は、10カウント検出器16の入
賞玉挿通孔22周囲に巡らされたコイル線26である。
すると、入賞玉挿通孔22をパチンコ玉が通過すれば、
コイルL1およびL2の磁束が変化し、コイルL1およ
びL2に逆起電力が発生する。このため、コイルL1の
逆起電力に基づく電流I1 がトランジスタQ1のコレク
タに流れ、コイルL2の逆起電力に基づく電流I2 がト
ランジスタQ1のベ―スに流れる。したがって、トラン
ジスタQ1がオンする。このように、コイルL1および
L2をパチンコ玉が横切るときに生じる逆起電力を利用
して、トランジスタをオン,オフさせるようにすれば、
パチンコ玉を検出することができるのである。
【0017】図5(b)は、前記図5(a)に示した基
本回路の原理を用いたこの実施例に用いられる10カウ
ント検出器16の具体的な回路図である。
【0018】図5(b)の回路は、ハ―トレ―発振回路
を利用したものである。図5(b)において、トランジ
スタQ1は発振用のトランジスタであり、そのコレクタ
電圧がコンデンサC1とコイルL1およびL2を介して
トランジスタQ1のベ―スに帰還され、発振回路が構成
されている。この回路の発振周波数f0 は、
【0019】
【数1】
【0020】となる。ここに、C=C1C2/(C1+
C2)である。但し、 L=L1+L2+2M (Mは相互インダクタンス) である。
【0021】図5(b)の回路において、コイルL1お
よびL2が、図4に示すコイル線26に相当するため
に、コイル線26内をパチンコ玉が通過するときは、コ
イルL1およびL2に逆起電力が発生するためそのイン
ダクタンスが変化し、共振条件が満足されず、トランジ
スタQ1がオフする。よって、トランジスタQ3のベ―
ス電位が上がり、トランジスタQ3がオフし、トランジ
スタQ4をオフする。したがって、入力端子INから流
れ込む電流は、トランジスタQ4によって一時的に遮断
され、出力OUTの電圧が下がる。パチンコ玉がコイル
L2およびL1の近傍を通過した後は、コイルL2およ
びL1に生じる逆起電力はすぐになくなるので、再びト
ランジスタQ1はオンし、トランジスタQ4もオンし、
入力端子INからの電流は、トランジスタQ4を介して
出力端子OUTに流れる。したがって、この回路によれ
ば、パチンコ玉の通過の瞬間ごとに、出力電位にパルス
状のロ―レベル電位が現われることになり、このパルス
の数に基づいて、入賞玉の数を計算することができる。
【0022】図6は、不正玉検出手段を示す要部拡大図
である。図中10は打球供給皿(図1参照)であり、そ
の打球供給皿から打玉の発射位置までの間に不正玉検出
手段Fが設けられている。この不正玉検出手段Fは、打
玉通過検出器の一例である接触型スイッチSと磁束変化
検出器の一例である近接スイッチ30とからなる。この
接触型スイッチSは、通過するパチンコ玉に接触して姿
勢が変化する打玉作動片31と、その打玉作動片31の
一端部に設けられている磁石32と、リ―ドスイッチ3
3とから構成されており、玉の通過ごとにその玉に接触
する打玉作動片31の姿勢が変化し、それに伴って磁石
32がリ―ドスイッチ33側に移動し、もってパチンコ
玉の通過を検出し得るように構成されている。なお、こ
の接触型スイッチSは通過するパチンコ玉に物理的に接
触することにより検出し得るものであれば何でもよく、
たとえばマイクロスイッチなどのようなものでもよい。
また、この接触型スイッチSの打玉通過方向下手側に
は、磁束変化検出器の一例である近接スイッチ30が設
けられており、図4および図5で説明したように、パチ
ンコ玉(磁性体)の通過に伴う磁束の変化を検出するこ
とによりパチンコ玉(磁性体)の通過を検出し得るよう
に構成されているものである。そして、通過するパチン
コ玉の中に、プラスチック,ステンレス,セラミックな
どの材質からなる不正玉が混入している場合は、接触型
スイッチSで検出されながらも近接スイッチ30で検出
されないこととなり、この両スイッチの検出出力を比較
することにより不正玉の通過が検出し得るのである。な
お、図中9は前面板である。
【0023】前記打玉通過検出器の別の実施例を図7に
基づいて説明する。打球供給皿10から打玉の発射位置
までの間に設けられている不正玉検出手段Fは、光検出
スイッチHとその下方に設けられている磁束変化検出器
の一例である近接スイッチ30とから構成されている。
この光検出スイッチHは、投光器34aと受光器34b
とからなり、投光器34aから発せられた光を受光器3
4bで受光している。この光検出スイッチHをパチンコ
玉が通過したときに、投光器34aから発せられている
光が通過玉によって遮られ、受光器34bに受光されな
くなるのであり、この受光器34bにより光が受光され
なくなることを検出して、パチンコ玉の通過が検出し得
るように構成されている。一方近接スイッチ30は、前
述と同様に磁束の変化に基づくパチンコ玉の通過を検出
するものである。この状態で、打球供給皿10に設けら
れている打球通路28を転がってきたパチンコ玉の中に
前述したような不正玉が混入されている場合は、光検出
スイッチHによる検出出力がありながらも近接スイッチ
30による検出出力がないこととなり、その両出力を比
較することにより、不正玉の通過が検出できるように構
成されている。なお、9は前面板である。 前記不正玉
検出手段Fの他の実施例を図8に基づいて説明する。
【0024】打球打込用の杆先44により打球される打
球発射位置38に不正玉検出手段Fが設けられている。
この不正玉検出手段Fは、打玉通過検出器の一例として
反射型検出スイッチNが用いられている。この反射型検
出スイッチNは、投光器39と受光器40とが通過する
玉の方向に向けられて設けられており、玉が通過する瞬
間に投光器39から投光された光がその通過玉表面によ
って反射され受光器40により受光されることを検出し
て、パチンコ玉の通過が検出できるように構成されてい
る。また、反射型検出スイッチNの隣りには、磁束変化
検出器の一例である近接スイッチ30が設けられてい
る。以上の構成より、打球位置38に誘導されてくるパ
チンコ玉の中に前述した不正玉が混入している場合は、
反射型検出スイッチNにより検出されながらも近接スイ
ッチ30による検出出力がないこととなり、反射型検出
スイッチNと近接スイッチ30との両出力を比較するこ
とにより不正玉が検出されるように構成されている。こ
の反射型近接スイッチNと近接スイッチ30とにより不
正玉が検出できる不正玉検出手段Fが構成されている。
なお、図中28は打球通路であり、この打球通路28を
転がってきたパチンコ玉が玉送り片42により打球供給
装置43にまで送られ、打球供給装置43により、パチ
ンコ玉が発射されるごとに1つずつ打球発射位置38に
パチンコ玉を供給し得るように構成されている。また、
図中37は発射レ―ルであり、杆先44によって打撃さ
れたパチンコ玉を遊技盤上にまで案内するためのもので
ある。
【0025】図9,図10は、不正玉検出手段Fによっ
て検出された不正玉を選別する不正玉選別装置を説明す
るための要部拡大図である。
【0026】打球供給皿10に設けられている打球通路
28を転がってきたパチンコ玉は、投光器34aおよび
受光器34bとからなる打玉通過検出器の一例である光
検出スイッチHによってその通過が検出される。さら
に、その下方に設けられている磁束変化検出器の一例で
ある近接スイッチ30によって検出され、両検出スイッ
チHおよび30からの検出出力がある場合は、正常なパ
チンコ玉と判断され、図9に示すような正常玉通路10
0にパチンコ玉が落下するように構成されている。一
方、光検出スイッチHおよび近接スイッチ30からなる
不正玉検出手段Fを前述した不正玉が通過した場合は、
光検出スイッチHからの検出出力がありながらも近接ス
イッチ30からの検出出力がないこととなり、通過玉が
不正玉と判断され、図10に示すように不正玉選別装置
102が作動して、その不正玉が異常玉通路50に送り
込まれるように構成されている。この不正玉選別装置1
02は、ソレノイド45とそのソレノイド45のプラン
ジャ46先端に設けられている切換弁47とから構成さ
れており、正常なパチンコ玉が通過している通常の状態
では、ソレノイド45が励磁されていないために、復帰
ばね104の伸張力によりプランジャ46が伸張された
状態となっており、不正玉検出手段Fを通過してきたパ
チンコ玉は切換弁47の正常球受部48に落下し、発射
レ―ル37に誘導されるように構成されている。また、
不正玉検出手段Fにより不正玉が検出された場合は、ソ
レノイド45が励磁されてプランジャ46が図示右方向
に引込まれ(図10参照)、不正玉検出手段Fを通過し
てきたパチンコ玉が切換弁47の異常球受部49側に落
下することになり、異常玉通路50に不正玉が送り込ま
れるように構成されている。そして、不正玉を異常玉通
路50側に送り込んだ後は、ソレノイド45の例示が解
除されて復帰ばね104の伸張力により再び切換弁47
が図示左方向に移動されて、図9に示す状態となる。
【0027】なお、前記不正玉検出手段Fは、セ―フ玉
出口に備えてもよい。以上の実施例では、打玉通過検出
器と磁束変化検出器とが一体となっている一体構造の不
正玉検出手段を示したが、それに限らず、打玉通過検出
器と磁束変化検出器とがそれぞれ別々に設けられている
別体構造のものでもよい。
【0028】次に、図11に基づいて、不正玉が検出さ
れた場合の制御のための回路図を説明する。
【0029】制御回路は、制御中枢としてマイクロコン
ピュ―タ130を含む。マイクロコンピュ―タ130
は、たとえば数チップのLSIで構成されており、その
中では、制御動作を所定の手順で実行することのできる
CPU150と、CPU150の動作プログラムを格納
するROM152と、必要なデ―タの書込み,読出しが
できるRAM154とが含まれている。さらに、CPU
150と外部回路との信号の整合性をとるための入出力
インタ―フェイス156が設けられている。この実施例
では、ROM152は、その内容の書き換え、すなわ
ち、必要が生じた場合にはその中に格納されたCPU1
50のためのプログラムを変更することができるよう
に、プログラマブルROM152が用いられている。そ
して、CPU150は、ROM152内に格納されたプ
ログラムに従って、かつ、以下に述べる各制御信号の入
力に基づいて、前述した不正玉選別装置102のソレイ
ド45などの各種装置に対して制御信号を与える。
【0030】まず、入出力インタ―フェイス156に
は、打玉通過検出器Uと磁束変化検出器30とがそれぞ
れ接続されており、打玉通過検出器Uおよび磁束変化検
出器30の検出出力が入出力インタ―フェイス156を
介してマイクロコンピュ―タ130に与えられるように
構成されている。また、始動入賞玉検出器14a,14
b,13が入賞玉検出回路160を介して入出力インタ
―フェイス156に接続されており、パチンコ玉が入賞
したことの情報がマイクロコンピュ―タ130に与えら
れるように構成されている。また、可変入賞球装置5の
開閉板8(図1参照)を開閉するためのソレノイド17
がソレノイド駆動回路162を介して入出力インタ―フ
ェイス156に接続されており、所定の遊技状態(大当
り状態)になった場合にマイクロコンピュ―タ130か
ら制御信号が入出力インタ―フェイス156を介してソ
レノイド駆動回路162に与えられ、一定時間ソレノイ
ド17を励磁させ、可変入賞球装置5の開閉板8を開成
させる。また、スピ―カ11がサウンドジェネレ―タ1
64を介して入出力インタ―フェイス156に接続され
ており、前記不正玉検出手段Fによる検出出力に基づい
てマイクロコンピュ―タ130から制御信号が入出力イ
ンタ―フェイス156を介してサウンドジェネレ―タ1
64に与えられ、スピ―カ11から警報音が発せられる
ように構成されている。また、表示ランプ12a,12
b(図1参照)がランプ回路166を介して入出力イン
タ―フェイス156に接続されており、前記不正玉検出
手段Fからの検出出力に基づいて、マイクロコンピュ―
タ130が制御信号を入出力インタ―フェイス156を
介してランプ回路166に与え、表示ランプ12a,1
2bを点灯あるいは点滅させ、不正行為が発生している
ことを報知させる。さらに、打球モ―タMがモ―タ駆動
回路168を介して入出力インタ―フェイス156に接
続されているとともに、前記不正玉選別装置102のソ
レノイド45(図9,図10参照)がソレノイド駆動回
路170を介して入出力インタ―フェイス156に接続
されており、前記不正玉検出手段Fからの検出出力に基
づいてマイクロコンピュ―タ130が、制御信号を入出
力インタ―フェイス156を介してモ―タ駆動回路16
8およびソレノイド駆動回路170に与えられるように
構成されており、打球モ―タMを停止制御させるととも
にソレノイド45を励磁させて不正玉を異常玉通路50
(図9,図10参照)側に選別するように構成されてい
る。また、図中200は不正制御解除スイッチであり、
パチンコ遊技機のガラス扉枠内または前面枠内などの遊
技者が操作できない場所に設けられているものであり、
遊技場の店員が不正玉を使用した不正行為を発見して対
処した後に、パチンコ遊技機を通常の遊技制御状態に戻
すべく操作されるものであり、入出力インタ―フェイス
156に接続されている。
【0031】次に、前記ROM152に組込まれ、図1
1に示した回路を制御するプログラムを、図12のフロ
―チャ―トに基づいて説明する。
【0032】まず電源が投入されてステップS1により
イニシャライズされ、ステップS2により打玉通過検出
器がONになったか否かの判断が行なわれる。そしてO
Nになったと判断された場合はステップS3に進み、磁
束変化検出器がONになったか否かの判断がなされ、O
Nになったと判断された場合は、再び前記ステップS2
に戻るDOル―プが形成されている。このステップS2
によるYESの判断とステップS3によるYESの判断
とは、打玉通過検出器Uおよび磁束変化検出器30の両
検出器から検出出力があったことを意味しており、正常
なパチンコ玉が通過検出されたことになる。 一方、前
記ステップS3によりNOの判断がなされた場合、すな
わち、打玉通過検出器Uの検出出力がありながら磁束変
化検出器30からの検出出力がない場合は、ステップS
4に進む。これは、不正玉が通過したために打玉通過検
出器Uで検出されながらも磁束変化検出器30で検出さ
れない状態を意味しており、ステップS4により、可変
入賞球装置用のソレノイド駆動回路の禁止,入賞玉検出
回路の禁止,打球モ―タの停止,スピ―カ作動およびラ
ンプ点灯の各処理がなされる。次にステップS5に進
み、不正制御解除スイッチがONになったか否かの判断
がなされる。店員が不正玉使用による不正行為を発見し
それに対処した後に不正制御解除スイッチを操作すれば
このステップS5によりYESの判断がなされ、ステッ
プS6に進む。このステップS6により、可変入賞球装
置用のソレノイド駆動回路禁止解除,入賞玉検出回路禁
止解除,打球モ―タ停止解除,スピ―カの作動停止およ
びランプの消灯の各処理がなされた後に、再び前記ステ
ップS2に戻る。
【0033】前記ステップS4により、不正玉検出手段
Fからの検出出力に基づいて遊技状態を制御する制御手
段が構成されている。
【0034】
【発明の効果】前記構成を有する本発明は、磁束変化検
出器を使用したことに起因して生じていた不正行為を発
見でき、しかも、大幅な構造改良を伴うことなく発見で
きるために、磁束変化検出器の使用に伴って生じていた
欠点を低コストを解決でき、遊技場に不足の損害を被ら
せることのない弾球遊技機を提供し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾球遊技機の一例であるパチンコ遊技
機1を示す全体正面図である。
【図2】パチンコ遊技機1の一部内部構造を示す全体裏
面図である。
【図3】可変入賞球装置5の一部内部構造を示す正面図
である。
【図4】磁束変化検出器の一例である10カウント検出
器を示し、(a)は全体斜視図であり、(b)は分解図
である。
【図5】磁束変化検出器に組込まれている回路を示す図
であり、(a)はその基本原理を示す基本回路,(b)
は具体的な回路図である。
【図6】不正玉検出手段Fを示す要部拡大図である。
【図7】不正玉検出手段Fの他の実施例を示す要部拡大
図である。
【図8】不正玉検出手段Fの他の実施例を示す横断面図
である。
【図9】不正玉検出手段Fの検出出力に応じて作動する
不正玉選別装置102の未作動状態を示す要部拡大図で
ある。
【図10】不正玉検出手段Fの検出出力に応じて作動す
る不正玉選別装置102の作動状態を示す要部拡大図で
ある。
【図11】パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図
である。
【図12】図5に示した制御回路の動作を示しパチンコ
遊技機を制御するためのプログラムのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 打球供給皿 16 磁束変化検出器の一例である10カウント検出器 30 磁束変化検出器の一例である近接スイッチ F 不正玉検出手段 S 打玉通過検出器の一例である接触型スイッチ H 打玉通過検出器の一例である光検出スイッチ 31 打玉作動片 34a 投光器 34b 受光器 N 磁束変化検出器の一例である反射型検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打玉の通過を磁束の変化で検出する磁束
    変化検出器が備えられている弾球遊技機において、磁束
    の変化をもたらさない打玉を検出可能な不正玉検出手段
    が打玉通路に備えられていることを特徴とする、弾球遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記不正玉検出手段は、打玉の通過を磁
    束の変化で検出する磁束変化検出器と、磁束の変化をも
    たらすことなく該磁束変化検出器を通過する打玉を検出
    可能な打玉通過検出器とを含み、磁束変化検出器の検出
    出力がなくかつ打玉通過検出器の検出出力があることに
    基づいて不正玉を検出するもので構成されていることを
    特徴とする、請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記不正玉検出手段は、磁束変化検出器
    と打玉通過検出器とがそれぞれ別体に設けられている別
    体構造を含むものであることを特徴とする、請求項2記
    載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記不正玉検出手段は、磁束変化検出器
    と打玉通過検出器とが一体に設けられている一体構造を
    含むものであることを特徴とする、請求項2記載の弾球
    遊技機。
  5. 【請求項5】 前記打玉通過検出器は、打玉の通過に伴
    って作動する打玉作動片の変位を検出する作動検出型ス
    イッチを含むもので構成されていることを特徴とする、
    請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
  6. 【請求項6】 前記不正玉検出手段による不正玉検出出
    力に基づいて遊技状態を制御する制御手段が設けられて
    いることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載の弾球遊技機。
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