JPH0736745B2 - 餃子の成形型 - Google Patents

餃子の成形型

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JPH0736745B2
JPH0736745B2 JP4348761A JP34876192A JPH0736745B2 JP H0736745 B2 JPH0736745 B2 JP H0736745B2 JP 4348761 A JP4348761 A JP 4348761A JP 34876192 A JP34876192 A JP 34876192A JP H0736745 B2 JPH0736745 B2 JP H0736745B2
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rolls
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、餃子の成形型、中でも
水餃子を良好に成形できるロール式の成形型に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、餃子を型成形することが行な
われており、ターンテーブルやコンベア等に装備した成
形型により餃子を自動成形するようにした餃子成形機も
出現している。
【0003】しかして、従来の餃子成形機に使用されて
いる成形型(例えば特公昭63−43073号公報)
は、図6に例示するように、コンベアやターンテーブル
に固定される型(51)と、この型(51)に対し上部
に回動自在に連結された受型(52)(53)および押
型(54)とにより開閉式に構成したものであり、この
成形型を開いた状態で餃子用の皮を載置し、その上に具
材を供給して型を閉合することにより、餃子を成形する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の餃
子の成形型は開閉式であるため、二つ折り状態の皮の内
部に包まれたエアが抜けずに残存し易く、具材内包部に
余分な膨みが生じる上、食味感が悪くなる。特に水餃子
は焼餃子とは異なり表裏が略対称の形をなしているのが
良いとされているが、上記の開閉式の成形型による場
合、片側に大きく膨らんだ形になり、水餃子用としては
好ましくない。
【0005】また前記の開閉式の成形型の場合、皮ずれ
が生じ易くて、耳部の端縁がはみ出したり、こすれが生
じたりし易く、耳部の形がきまり難い欠点があり、また
ガイドレール使用により型を開閉する場合、多数本のガ
イドレールを必要とする。
【0006】さらに、水餃子は湯通しして食するもので
あるため、耳部の締まり(密着性)が悪いと、湯が内部
に侵入したりして、その味を落す結果となる。
【0007】本発明は、上記に鑑みて、餃子の成形形状
が良好であり、しかも内部のエアを残存させずに成形で
き、また周縁の耳部の皮の密着性もよく、湯通しした場
合にも剥れたり、湯が侵入したりすることのない餃子を
成形できる成形型を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の餃子の成形型は、近接状態で同期回転可能に並設
された一対の成形ロールを備え、両成形ロールの周面に
おける相対応位置には、両ロールの近接対向側での下方
向きの回転により餃子の具材内包部を成形する成形用凹
部が設けられるとともに、この成形用凹部から前記回転
方向後方側に連続して餃子の耳部を圧着成形する挾圧面
部が設けられ、両成形ロールの回転により餃子を成形で
きるように設けられていることを特徴とする。
【0009】前記において、両成形ロールの周面におけ
る前記挾圧面部の外縁に沿って両ロールの回転時に互い
に嵌合し得る凸部と凹部を設けておくのが、餃子の耳部
の決りや形がよく好適である。
【0010】さらに、両成形ロールのやや上方に、所定
形状にカットされた餃子用の皮が通り抜け可能な開口部
を有する載置板を配し、この載置板の開口部の内周縁
に、両成形ロール間の中間位置において相対向して内方
に突出する突起を設け、該開口部を通り抜ける皮の両側
端部を内側に折込むようにしておくのが好ましい。
【0011】
【作用】上記した本発明の成形型によれば、並設した両
成形ロールに有する成形用凹部を上面側に位置させやや
相対向側に近づけた状態において、その上に所要の形状
にカットした餃子用の皮を供給し、さらにその上に所定
量の具材を供給すると、その重み等で皮が成形用凹部の
中に嵌り込んで内面に略沿うようになる。
【0012】この状態で、両成形ロールを近接対向側で
下方に向って同期回転させると、前記の両成形用凹部が
下部側から順次互いに相対向するのに伴って、これに沿
う餃子用の皮が徐々に二つ折され、この皮の表裏両部分
の間に具材が包み込まれる。この包み込み作用の際、下
部側から順次押さえられるようになるため、二つ折の状
態になる皮の内側のエアがこの包み込み作用とともに上
方に逃げ出し、内部にエアが残存することがない。
【0013】さらに両成形ロールの回転が進むと、具材
が二つ折された皮の表裏両部分の間に包み込まれ、さら
に回転方向の後方側に存する挾圧面部において耳部にな
る皮の周縁部が下部側から順に挾圧成形されて、皮ずれ
なく密着する。
【0014】そして両成形ロールの下面側では、前記の
成形用凹部が成形ロールの回転に伴って開放されてい
き、前記のように成形された餃子の下部側が下方に臨出
し、さらに餃子の上部の耳部が両成形ロールの最近接対
向位置を抜ければ、下方に落下する。このようにして、
成形ロールの回転により具材が皮の中に包み込まれ保持
された餃子を成形できる。
【0015】請求項2のように、前記両成形ロールの周
面に、挾圧面部の外側に沿って互いに嵌合する凹部と凸
部が設けられている場合、成形時の両ロールのずれや皮
ずれが防止される上、耳部の端縁が前記凸部の内側に位
置して、両挾圧面部による挾圧成形によって前記端縁が
過度にはみ出すことがなく、耳部周縁のきまりが良く
て、形のよい餃子を成形できる。
【0016】また請求項3のように、一対の成形用ロー
ルのやや上方に配した載置板の開口部の内周縁に、両ロ
ールの中間位置において内方に向って突出する突起を設
けてある場合、その上に供給される餃子用の皮は、この
突起の部分が内方に折込まれた状態で下方に抜け落ちて
成形用凹部に嵌り込む。
【0017】そのため、これを上記のようにして、両成
形ロールの回転により成形すると、成形される餃子の両
側端の折込み部分においては、皮が4重になって両成形
ロールの挾圧面部での挾圧成形により強く圧着されるた
め、この両側端部分の密着度が高く、内部の具材がはみ
出したりすることがない。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0019】図1〜図3は餃子の自動成形機に装備して
使用する本発明に係る成形型(A)の実施例を示してお
り、(1a)(1b)は近接状態、すなわちごく僅かな
間隙を存するかもしくは接触する程度の近接状態で同期
回転可能に並設された一対の成形ロール、(10)は前
記の成形ロール(1a)(1b)を回転可能に支承する
支承部材である。
【0020】図5は本発明の成形型(A)により成形さ
れる餃子(B)を示し、(B1 )は餃子用にカットされ
た皮、(B2 )は餃子の具材内包部、(B3 )は圧着さ
れた皮周縁の耳部、(B4 )は内部の具材を示す。
【0021】成形型(A)を構成する成形ロール(1
a)(1b)は、図のように、その周面における互いの
対応位置に、両ロールの近接対向側での下方向きの回転
により餃子(B)の具材内包部(B2 )を成形できるよ
うに、前記具材内包部(B2 )の表裏形状に対応した略
対称の楕円形をなす成形用凹部(2a)(2b)が形成
されている。特に、図の場合は、成形ロール(1a)
(1b)の軸心方向に所要の間隔を存して、二つの成形
用凹部(2a)(2b)が形成されている。
【0022】そして、前記の成形ロール(1a)(1
b)の成形用凹部(2a)(2b)の周縁より成形時の
ロール回転方向後方側に連続する部分に、餃子(B)の
耳部(B3 )を挾圧成形する所要幅の挾圧面部(3a)
(3b)が形成されている。図の場合、両挾圧面部(3
a)(3b)のうちの一方の挾圧面部(3a)は、ロー
ル周面より僅かに凹設されて波状の僅かな凹凸面をなし
ており、挾圧された皮周縁部の耳部(B3 )が波形の凹
凸状をなすように形成されている。もちろん他方の挾圧
面部(14)を波形の凹凸面に形成しておくこともでき
る。
【0023】また前記成形ロール(1a)(1b)の周
面における挾圧面部(3a)(3b)の外側に沿って、
弓形に湾曲したロール回転時に互いに嵌合する凸部(4
a)と凹部(4b)とが設けられており、圧着された耳
部(B3 )の端縁のはみ出しを防止して綺麗に耳部(B
3 )を成形できるようになっている。
【0024】上記の一対の成形ロール(1a)(1b)
を同期回転させる手段として、両成形ロール(1a)
(1b)の成形用凹部(2a)(2b)以外の個所の外
周に互いに噛合するギアー(5a)(5b)が設けら
れ、一方の成形ロール(1a)が回転するとこれと同期
して他方の成形ロール(1b)も回転するようになって
いる。前記のギアー(5a)(5b)は、両成形ロール
(1a)(1b)の略半回転により餃子(B)を成形す
るものの場合、図のように略半割形をなすギアーを成形
ロール(1a)(1b)に固設しておくだけでも実施で
きるが、精度の保持および強度等の点からはロール全周
のギアーにして実施するのが好ましい。
【0025】(6)は上記の両成形ロール(1a)(1
b)のやや上方に配した餃子用の皮(B1 )の載置板で
あり、所定形状にカットされた皮(B1 )が通り抜け得
る開口部(7)を有している。開口部(7)の内周縁に
は、両成形ロール(1a)(1b)間の中間位置におい
て相対向して内方に向って突出した先端ほど細幅の楔形
をなす突起(7a)(7a)が設けられており、該開口
部(7)を通り抜ける皮(B1 )の両側端部を内側に折
込めるようになっている。
【0026】上記の支承部材(10)は、両成形ロール
(1a)(1b)の下方に位置するテーブル部(11)
を有し、成形ロール(1a)(1b)間から成形されて
落下する餃子(B)を受けて側方に取出し回収できるよ
うになっている。またテーブル部(11)の両側に、成
形ロール(1a)(1b)を支承する支持部(12)
(12)が立設されており、この支持部(12)(1
2)上に前記の載置板(6)が固定されている。
【0027】そして成形型(A)を自動成形機に装備す
る構造として、前記支承部材(10)の基部(13)が
コンベアやターンテーブル等の走行手段(20)に取付
け固定されるように設けられている。例えば図3の鎖線
で示すように走行手段(20)に取付け固定されて、成
形型(A)の全体が走行するように装備される。
【0028】上記の両成形ロール(1a)(1b)を回
転させる手段として、前記のように走行手段(20)に
取付け固定して実施する場合、一方の成形ロール(1
a)の外周一部にガイドピン(8)を突設し、該ガイド
ピン(8)の先端部に設けられたローラ(8a)を、成
形工程に対応した屈曲状態で走行方向に延設されている
ガイドレール(21)に嵌入させており、成形型の走行
作用に伴って、前記ガイドピン(8)が前記ガイドレー
ル(21)に沿って上下動することにより、成形ロール
(1a)に回転が与えられるようになっている。
【0029】もちろん、その回転駆動手段としては、他
の手段を利用することもでき、例えば一方の成形ロール
(1a)にモータ等の駆動手段を適当な変速装置を介し
て連結して、両成形ロール(1a)(1b)を同期回転
させるようにしてもよい。
【0030】上記実施例の成形型(A)による餃子
(B)の成形動作について説明する。
【0031】前記のようにガイドピン(8)がガイドレ
ール(21)に嵌入した状態で走行させて、両成形ロー
ル(1a)(1b)を、その周面に有する成形用凹部
(2a)(2b)が上面側に位置する状態から、両成形
ロール(1)(2)の相対向する側において下方に向か
って回転させて成形する。
【0032】まず、両成形ロール(1a)(1b)の成
形用凹部(11)(21)を図4の(a)の状態にある
間に、成形しようとする餃子(B)の形態に応じた大き
さ、形状(略円形や楕円形)にカットされた餃子用の皮
(B1 )を成形ロール(1a)(1b)よりやや上方の
載置板(6)上に供給する。
【0033】そして、この皮(B1 )の上に所要量の具
材(B4 )を供給し落し込む。この具材(B4 )の供給
充填の勢いによって、皮(B1 )は載置板(6)に有す
る開口部(7)より下方に抜け落ちて、両成形ロール
(1a)(1b)の成形用凹部(2a)(2b)内に嵌
り込み、その内面に略沿った状態になる。皮(B1 )の
周縁部は成形用凹部(2a)(2b)よりはみ出した状
態で、両挾圧面部(3a)(3b)に対応した状態にな
る。
【0034】特に載置板(6)の開口部(7)の内周縁
に、図のように突起(7a)(7a)を設けてある場
合、皮(B1 )が開口部(7)を通り抜ける際、前記の
突起(7a)によって皮(B1 )の表裏両部分の側端が
内方にガセット状に折込まれた形になる。図の(B5 )
はその折込み部分を示す。
【0035】なお、具材(B4 )を供給するまでに、成
形用凹部(2a)(2b)に略相応した仮押し部材(図
示せず)により型押しして、皮(B1 )を成形用凹部
(2a)(2b)の内面に沿わせるようにしてもよく、
この場合、前記のように載置板(6)の開口部(7)に
突起(7a)が設けられていても、皮(B1 )を問題な
く成形用凹部(2a)(2b)に嵌り込ませることがで
きる。
【0036】そして、前記のように具材(B4 )を皮
(B1 )の上に供給充填した状態〔図4の(a)〕か
ら、成形ロール(1a)(1b)の回転進むにつれて、
両成形ロール(1a)(1b)の成形用凹部(2a)
(2b)同士が下側から順に接近対向して、これに沿っ
ている皮(B1 )が徐々に二つ折されるようになり、具
材(B4 )がその皮(B1 )の表裏両部分の間に包み込
まれる〔図4の(b)〕。
【0037】この包み込み作用の際、成形途中の餃子の
下部側から順に押えられるようになるため、二つ折され
た皮(B1 )の内方のエアがこの包み込み作用とともに
上方に抜け出し、餃子(B)の具材内包部(B2 )の内
部にエアが残存することがない。
【0038】さらに前記の両成形ロール(1a)(1
b)の回転が進むと、具材(B4 )が二つ折された皮
(B1 )の表裏両部分の間に完全に包み込まれるととも
に、回転方向の後方側に存する挾圧面部(3a)(3
b)において餃子用の皮(B1 )の周縁部が下部側から
順次挾圧成形される〔図4の(c)〕。これにより餃子
(B)の耳部(B3 )において皮同士がずれなく確実に
密着し、またこすれも生じない。
【0039】また前記耳部(B3 )の挾圧成形の際、図
のように挾圧面部(3a)(3b)に沿って互いに嵌合
する凸部(4a)と凹部(4b)が設けられていると、
両成形ロール(1a)(1b)のずれが生じない上、耳
部(B3 )の端縁における皮のはみ出しが凸部(4a)
によって防止され、耳部(B3 )のきまりがよく一層形
よく成形できることになる。
【0040】また、上記のように皮(B1 )の表裏両部
分の側端が内方にガセット状に折込まれた形になってい
ると、上記の成形ロール(1a)(1b)の回転による
成形によって、前記の折込み部分(B5 )においては、
皮(B1 )が4重になって両両挾圧面部(3a)(3
b)での挾圧成形によって強く圧着されるため、この両
側端部分の密着度が高く、内部の具材(B4 )がはみ出
したりすることがなく、また湯通しした場合に内部に湯
が侵入することもない。
【0041】そして上記の両成形ロール(1a)(1
b)の回転によって、ロール下面側では、前記の成形用
凹部(2a)(2b)が徐々に開放されて、前記のよう
に成形された餃子(B)の下部側から臨出し、さらに餃
子(B)の上部の耳部(B3 )が両成形ロール(1a)
(1b)の最近接対向位置を抜けた後、下方に落下する
ので、この落下した餃子(B)を側方に取出し回収すれ
ばよい。
【0042】この成形後、成形型(A)の走行によっ
て、ガイドピン(6)がガイドレール(21)に案内さ
れて成形ロール(1a)(1b)が前記とは逆方向に回
転して、成形用凹部(2a)(2b)が上方に位置する
元の状態に復帰する。以下、同様にして餃子(B)を成
形することができる。
【0043】このように成形された餃子(B)は図5に
示すように、水餃子に好適な左右対称形で良形をなし、
しかも内部にエアが残存せず、また周縁の耳部の皮の密
着性もよく、湯通しした場合にも剥れたり、湯が侵入し
たりすることがない。
【0044】なお、両成形ロール(1a)(1b)の成
形用凹部(2a)(2b)は、その形状を略対称形とす
るものに限らず、焼餃子に適した餃子を成形できるよう
に、一方を深い凹部に他方を浅い凹部に形成しておくこ
ともできる。また成形ロールの径、成形用凹部の形状や
深さ等は、成形しようとする餃子に応じて最適なるよう
に設定する。さらにこの成形ロールは金属性であって
も、またプラスチック製でもよいが、金属製の場合、付
着防止のために成形用凹部や挾圧面部等のロール周縁に
テフロン加工等の離型手段を施しておくのがよい。
【0045】また、上記の実施例は、成形型(A)を自
動成形機に装備して使用する場合を示したが、本発明の
ロール式の成形型(A)は、走行させることなく両成形
ロールを同期回転させるようにして実施することも、ま
た例えば一方の成形ロールに回転操作用ハンドルを連接
して手動で回転させて成形することも可能である。特に
この場合、家庭用として好適に使用できる。
【0046】
【発明の効果】上記したように本発明の餃子の成形型に
よれば、一対の成形ロールによるロール回転方式による
もので、具材の包み込みの際には餃子の下部側から押え
るようにして成形できるため、内部に空気が残存するこ
とがなく、また皮ずれやこすれも生じず良形で、かつ品
質および食味感のよい餃子を成形することができる。
【0047】しかも周縁部の耳部の形もよく皮ずれ綺麗
に成形できるとともに、耳部の密着性が良くて、水餃子
として湯通ししても耳部が剥れたり、湯が内部に侵入し
たりする心配もない。それゆえ、水餃子の成形も問題な
く容易に可能になる。
【0048】特に、両成形ロールの挾圧面部に沿って互
いに嵌合する凸部と凹部が設けられている場合、耳部に
おける皮のはみ出しが防止され、さらに形のよい餃子を
成形できる。
【0049】また、成形ロールの上に配された載置板の
開口部内周縁に、両ロールの中間位置において内方に向
って突出する突起を設けてある場合、二つ折される皮の
両側端部分が内方に折込まれて、4重で圧着成形される
ため、この餃子両側端部分の密着度が一層高くなり、か
つ形も良好なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す成形型を載置板を分離し
て示す斜視図である。
【図2】同上の載置板の一部を欠截した平面図である。
【図3】同上の成形用凹部の個所における断面図であ
る。
【図4】(a)(b)(c)は成形過程を順に示す断面
図である。
【図5】本発明の成形型により成形された餃子を例示る
斜視図である。
【図6】従来の成形型装置を例示する断面図である。
【符号の説明】
(1a)(1b) 一対の成形ロール (2a)(2b) 成形用凹部 (3a)(3b) 挾圧面部 (4a) 凸部 (4b) 凹部 (5a)(5b) ギアー (6) 載置板 (7) 開口部 (7a) 突起 (8) ガイドピン (10) 支承部材 (11) テーブル部 (13) 基部 (20) 走行手段 (21) ガイドレール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】近接状態で同期回転可能に並設された一対
    の成形ロールを備え、両成形ロールの周面における相対
    応位置には、両ロールの近接対向側での下方向きの回転
    により餃子の具材内包部を成形する成形用凹部が設けら
    れるとともに、この成形用凹部から前記回転方向後方側
    に連続して餃子の耳部を圧着成形する挾圧面部が設けら
    れ、両成形ロールの回転により餃子を成形できるように
    設けられていることを特徴とする餃子の成形型。
  2. 【請求項2】両成形ロールの周面における前記挾圧面部
    の外縁に沿って両ロールの回転時に互いに嵌合し得る凸
    部と凹部が設けられてなることを特徴とする請求項1に
    記載の餃子の成形型。
  3. 【請求項3】両成形ロールのやや上方に、所定形状にカ
    ットされた餃子用の皮が通り抜け可能な開口部を有する
    載置板を配し、この載置板の開口部の内周縁に、両成形
    ロール間の中間位置において相対向して内方に突出する
    突起を設け、該開口部を通り抜ける皮の両側端部を内側
    に折込むようにした請求項1または2に記載の餃子の成
    形型。
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