JPH0736564A - キーボードの固定構造 - Google Patents

キーボードの固定構造

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JPH0736564A
JPH0736564A JP5199148A JP19914893A JPH0736564A JP H0736564 A JPH0736564 A JP H0736564A JP 5199148 A JP5199148 A JP 5199148A JP 19914893 A JP19914893 A JP 19914893A JP H0736564 A JPH0736564 A JP H0736564A
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keyboard
fixing
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fixing plate
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Yutaka Yoneda
豊 米田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャッシュレジスタ等の本体ケースに設けら
れるキーボードの固定構造に関し、キーボードの前端を
固定する固定プレート14が下方に長く延びるように設
けられている場合でも、前面パネル5を取り外すことな
くキーボード1の装脱が可能で、かつキーボード1の装
脱作業もより円滑にできる構造を得る。 【構成】 キーボード1の前辺から下方に延びる固定プ
レート14の先端を前面パネル5の内側で本体ケース2
に固定するキーボードの固定構造において、固定プレー
ト14がその上端部でキーボード1の奥辺と平行な軸ま
わりに揺動自在に設けられ、非固定時には当該固定プレ
ート14が自重によりキーボード1の前辺から略鉛直に
垂下することを特徴とする。固定プレート14と本体ケ
ース2との固定を本体ケース2に螺合するネジ10で行
うものにおいて、固定プレート14の先端に設けられる
ネジ挿通部を下方を向いた逆U字状切欠15とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばPOS端末
となるキャッシュレジスタなどの事務機器の本体ケース
に固定して設けられるキーボードの固定構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の事務機器におけるキーボードの
固定構造として、キーボードの奥辺と本体ケースのキー
ボード装着面の奥辺側とに設けた係合対を、キーボード
の奥辺を前記装着面の奥辺に斜めに差し込んだ後キーボ
ードを下方へ回動させることにより係止し、その後キー
ボードの前辺側を固定する構造が周知である。このよう
な構造の場合、キーボード1の前辺は、その両端に図3
に示すような係止部22を設けてこれを本体ケース側に
設けた段部に係止する構造が採用されることが多いが、
両手でキー入力を行うような大きさのキーボードである
と、両端を係止しただけではキーボードの中央部が本体
ケースから浮き上がってしまうことがある。
【0003】このようなときのキーボードの前辺中央部
の固定構造として、図4に示すようにキーボード1の前
辺下方に延びる固定プレート14を設けて、この固定プ
レート14を本体ケース2の前面にネジ10などで固定
する構造が採用される。固定プレート14は、装置の前
面部の外観を損なわないように、前面パネル5と本体ケ
ース2との間に形成される間隙7に差し込まれた状態で
本体ケース2に固定されるのが普通であり、前面パネル
5にはネジ10の前方部分にドライバを挿通するための
開閉可能な小窓が設けられる。
【0004】なお図3に示した係止部22は、キーボー
ド1の前辺両側部に下方に延びる舌片を一体に形成し
て、その先端の段部23を図示されていない本体側の段
部に係止するもので、キーボードを取り外すときには舌
片の根元部24を押して素材の弾力により段部相互の係
合を解く構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本体ケース2の前面と
前面パネル5との間の間隙7はあまり大きくなく、また
固定プレート14はキーボード1の奥辺まわりの回動動
作に伴って円弧軌跡を描いて上記間隙7に進入してくる
ので、固定プレートが短くなければ固定プレート14を
本体ケース2と前面パネル5との間に挿入することがで
きない。しかし本体ケース2内の内部ユニットの配置に
よっては、固定プレート14の先端を本体ケース2の前
面下方部で行わねばならない事態も発生するが、このよ
うな場合には固定プレート14が下方に長く延びること
となり、キーボード1の回動時に固定プレート14と前
面パネル5とが干渉して、前面パネル5を取り外さなけ
ればキーボード1の装脱を行うことができないという問
題が出てくる。
【0006】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたもので、固定プレート14がキーボード1の前辺か
ら下方に長く延びるように設けられている場合でも、前
面パネル5を取り外すことなくキーボード1の装脱を行
うことができ、また固定プレート14と本体ケース2と
がネジ12で固定される場合におけるキーボード1の装
脱作業をより円滑に行い得るようにすることを課題とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るキーボード
の固定構造は、キーボード1の奥辺に設けた係止突起3
を本体ケース2のキーボード装着面4の奥辺側に斜めに
差し込んだ後、キーボード1を上記奥辺まわりに下方に
回動することによりキーボード1の奥辺側を固定し、キ
ーボード1の前辺から下方に延びる固定プレート14の
先端を前面パネル5の内側で本体ケース2に固定するこ
とにより、キーボード1の前辺側を固定するキーボード
の固定構造において、前記固定プレート14がその上端
部でキーボード1の奥辺と平行な軸まわりに揺動自在に
設けられ、非固定時には当該固定プレート14が自重に
よりキーボード1の前辺から略鉛直に垂下することを特
徴とするものである。前記固定プレート14と本体ケー
ス2との固定が、本体ケース2に螺合したネジ10によ
り行われるものにおいて、固定プレート14の先端に設
けられるネジ10の挿通部を下方を向いた逆U字状切欠
15によって形成することができる。キーボード1の前
辺両端にキーボード1または本体ケース2の素材の弾性
を利用してキーボード1と本体ケース2とを係脱する係
止部22を設け、前記固定プレート14をキーボードの
前辺中央部の浮き上がりを防止するためのものとするこ
とができる。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、キーボード1をその奥辺
まわりに回動させたとき、固定プレート14は鉛直に垂
下された状態で略上下方向に移動する。すなわちキーボ
ード1の前辺は奥辺まわりに回動運動をするが、固定プ
レート14が本体ケース2の前面と前面パネル5との間
で挿抜されるときには、キーボード1が水平に近い状態
となっているため、固定プレート14がほぼ上下方向に
移動するのである。従って固定プレート14が上下に長
いものであっても、キーボード1を下方に回動したとき
に、固定プレート14が本体ケース2と前面パネル5と
の間に真っ直ぐ差し込まれるように挿入され、前面パネ
ル5と固定プレート14との干渉を回避できる。また万
一固定プレート14と前面パネル5が干渉したときに
は、固定プレート14を指先などで押して揺動させるこ
とにより、容易に干渉しないようにすることができる。
【0009】またキーボード装着時に固定プレート14
の先端がその締結部8にほぼ垂直に下降してくることか
ら、本体ケース2の前面と固定プレート14の先端とを
ネジ12で締結固定する構造を採用する場合に、固定プ
レート14の先端のネジ挿通部を逆U字状の切欠15と
してやれば、ネジ12を本体ケース2に螺合したまま若
干緩めた状態にして、固定プレート14の先端を締結部
8のネジ頭10aと本体ケース2との間に差し込むこと
ができ、ネジ10のわずかな締め緩めで固定プレート1
4の締結およびその解除を行うことができる。
【0010】
【実施例】図1ないし図3はこの発明の一実施例を示し
たもので、この発明のキーボードの固定構造をPOS端
末に採用した例を示したものである。キーボード1は本
体ケース2の前面上部に装着され、キーボード1の後方
の本体ケース上にはプリンタやディスプレイが配置され
る。キーボード1はその奥辺に係止突起3を備えてお
り、この係止突起3を本体ケースのキーボード装着面4
の奥辺側に設けた係止孔にキーボードを前辺側を持ち上
げた状態で挿入して、下方へ回動させることにより、当
該係止突起3と係止孔とが係合してキーボード1の奥辺
側が固定される。
【0011】本体ケース2の前面には、前面パネル5が
本体ケース2の前面6との間に間隙7をもって固定され
ており、後述する固定プレート14の先端の締結部8
は、本体ケースの前面6の下方部分に設けられている。
本体ケースの前面6の締結部8には、台形状に屈曲した
固定板9が溶着されており、この固定板9に固定ネジ1
0が螺合している。
【0012】キーボード1の前辺両側は、図3に示した
前述の構造によって、前面パネル5の側辺と係止される
構造となっており、キーボード1の前辺中央部分の下面
にL形のブラケット11がネジ12で固定され、このL
形のブラケット11に蝶番13を介して上下方向に長い
固定プレート14が懸吊されている。蝶番13はその両
翼をL形ブラケット11と固定プレート14の上端とに
スポット溶接されている。固定プレート14の先端(下
端)には逆U字状の切欠15が設けられ、その下端の開
口部分には斜めに切り落とした誘導ガイド16が設けら
れている。上記構成において、奥辺を本体ケースに係止
しキーボード1を奥辺まわりに下方に回動すると、その
前辺中央に懸吊された固定プレート14は略鉛直方向に
下降して本体ケース2と前面パネル5との間隙7に挿入
され、キーボード1が本体ケースのキーボード装着面4
に密着したときに、固定プレート14の先端の逆U字状
切欠15に固定ネジ10が挿入される。この逆U字状切
欠15への固定ネジ10の挿入は、固定ネジ10を若干
緩めて固定プレート14と固定ネジの頭10aとの間に
充分な間隙を設けた状態で行われ、かつ逆U字状切欠1
5下端の遊動ガイド16の作用により、固定ネジ10が
円滑に逆U字状切欠15内に案内される。この状態で前
面パネルの蓋17を開き、ネジ止め用の孔18からドラ
イバを差し込んで固定ネジ10を締結することにより、
固定プレート14と本体ケース2、従ってキーボード1
の前辺中央と本体ケース2とが固定される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したこの発明の構造によれば、
キーボードの前辺に設けた固定プレートが長くなって
も、キーボード装脱時に固定プレートと前面パネルとが
干渉することがなくなるから、固定プレートを長くした
ときには、前面パネルを取り外さなければキーボードの
装脱が行えなくなるという問題が解消される。またキー
ボードを下方に回動したときに、固定プレートの先端が
固定ネジと本体ケースの前面との間に自動的にガイドさ
れるから、固定ネジをわずかに締め緩めするだけでよ
く、キーボード装脱時の作業負担も軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を断面にして示す実施例の側面図
【図2】固定プレート装着構造を示す斜視図
【図3】キーボード側辺の係止部を示す部分斜視図
【図4】短い固定プレートを有する従来構造の要部の断
面側面図
【符号の説明】
1 キーボード 2 本体ケース 5 前面パネル 12 ネジ 14 固定プレート 15 切欠 22 係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボード(1) の奥辺に設けた係止突起
    (3) を本体ケース(2) のキーボード装着面(4) の奥辺側
    に斜めに差し込んだ後、キーボード(1) を上記奥辺まわ
    りに下方に回動することによりキーボード(1) の奥辺側
    を固定し、キーボード(1) の前辺から下方に延びる固定
    プレート(14)の先端を前面パネル(5)の内側で本体ケー
    ス(2) に固定することにより、キーボード(1) の前辺側
    を固定するキーボードの固定構造において、前記固定プ
    レート(14)がその上端部でキーボード(1) の奥辺と平行
    な軸まわりに揺動自在に設けられ、非固定時には当該固
    定プレート(14)が自重によりキーボード(1) の前辺から
    略鉛直に垂下することを特徴とする、キーボードの固定
    構造。
  2. 【請求項2】 前記固定プレート(14)と本体ケース(2)
    との固定が、本体ケース(2) に螺合したネジ(10)により
    行われるものにおいて、固定プレート(14)の先端に設け
    られるネジ(10)の挿通部が下方を向いた逆U字状切欠(1
    5)によって形成されていることを特徴とする、請求項1
    記載のキーボードの固定構造。
  3. 【請求項3】 キーボード(1) の前辺両端には、キーボ
    ード(1) または本体ケース(2) の素材の弾性を利用して
    キーボード(1) と本体ケース(2) とを係脱する係止部(2
    2)が設けられており、前記固定プレート(14)はキーボー
    ドの前辺中央部の浮き上がりを防止するために設けられ
    ている、請求項1または2記載のキーボードの固定構
    造。
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