JPH0736527U - ケーブルカバー - Google Patents

ケーブルカバー

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JPH0736527U
JPH0736527U JP6532993U JP6532993U JPH0736527U JP H0736527 U JPH0736527 U JP H0736527U JP 6532993 U JP6532993 U JP 6532993U JP 6532993 U JP6532993 U JP 6532993U JP H0736527 U JPH0736527 U JP H0736527U
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JP
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sheet
cable cover
strip
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male
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JP6532993U
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勝正 高橋
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳付でない面ファスナを使用して、カバーを
楽に開くことができ、かつ、カバーを繰り返し開閉した
り適宜切断して使用しても面ファスナが取れることがな
い、安価で汎用性の高いケーブルカバーを提供する。 【構成】 ケーブルカバー1は、ポリエステルクロス入
りの難燃性塩化ビニル製のフレキシブルな合成樹脂製の
シート3と、該シート3の一方の縁に雄の帯状面ファス
ナ5を、他方の縁に雌の帯状面ファスナ7をそれぞれ取
り付けたものにおいて、前記帯状面ファスナ5,7が、
帯の長手方向の両縁5a,5b,7a,7bをシートに
溶着した状態で取り付けられている。帯状面ファスナ
5,7は、ナイロン製の面ファスナ材の原反から切り出
したままの帯を使用し、長手方向両縁25a,25b,
27a,27bにてフック及びループが押し潰された状
態に溶着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケーブルを束ねて収納するケーブルカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケーブルを束ねて収納するケーブルカバーとして、図3に示すように、 フレキシブルな合成樹脂製のシート101と、該シート101の相対する縁の一 方に雄の帯状面ファスナ103を、他方に雌の帯状面ファスナ105をそれぞれ ミシンで縫いつけたケーブルカバー100が用いられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のケーブルカバー100は面ファスナ103,105をミシン で縫いつける構成であったので、面ファスナ材の原反から帯状に切り出したもの を使用すると縫いつけ部がほぐれて面ファスナが取れてしまうという問題があっ た。このため、従来は、縁に耳の付いたリボン状の面ファスナを使用するしかな く、コストが高くなってしまうという問題があった。
【0004】 また、長い幅広帯状シートとしてケーブルカバーを提供し、これを必要な長さ に切断して用いることができると便利であるが、従来のケーブルカバーでは、面 ファスナの開け閉めを何度もすると縫い付けた糸が端から解けてしまい、シート から面ファスナが取れてしまうという問題があった。
【0005】 仮に、面ファスナ材のシート部分を不織布で構成したとしても、この原反から 切り出した面ファスナをミシンで縫いつけた場合、従来は耳して鉤止しなかった 部分までが雄雌で鉤止しあってしまい、指先を掛けにくくなるという問題もあっ た。即ち、原反から切り出した面ファスナのほぐれの問題が解決したとしても、 なお、操作性の点で十分にはならなかった。
【0006】 そこで、本考案は、耳付でない面ファスナを採用しても繰り返し開閉したとき に面ファスナが取れてしまったりせず、適宜切断して使用しても面ファスナが取 れることのない安価で汎用性の高いケーブルカバーを提供することを第1の目的 とし、さらに、カバーの開閉操作など取り扱いが楽なケーブルカバーとして提供 することを第2の目的とする。加えて、耐久性の面でも優れたケーブルカバーを 提供することを第3の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】
第1の目的を達成するため、本考案のケーブルカバーは、請求項1に記載した 様に、 フレキシブルな合成樹脂製のシートと、該シートを巻いて筒状に止めておく止 め具とからなり、該止め具として、シートの相対する縁の一方に雄の帯状面ファ スナを、他方に雌の帯状面ファスナをそれぞれ取り付けたケーブルカバーにおい て、 前記帯状面ファスナが、帯の長手方向の両縁を前記シートに溶着した状態で取 り付けられていることを特徴とする。
【0008】 このケーブルカバーによれば、帯状面ファスナが、帯の長手方向の両縁をシー トに溶着した状態で取り付けられているので、耳付きでなくても、縁からほぐれ て面ファスナが取れてしまうということがない。また、適当な長さに切断して使 用する場合にも切断部からほぐれて取れるということがない。さらに、図3に従 来品について示した様なシート縁の折り返しを設ける必要がなく、構造的にも簡 単で、製造も容易になる。
【0009】 ここで、第2の目的を達成するため、請求項2に記載した様に、この請求項1 記載のケーブルカバーにおいて、前記帯状面ファスナの溶着部では、雄又は雌の 鉤止部材が押し潰されている構成とするとよい。この構成にすると、鉤止部材が 押し潰された部分は雄雌で鉤止されないので、そこに指先を挿入し易く、面ファ スナを開こうとするときに作業がしやくくなる。また、押し潰されて残っている 鉤止部材が指をかけたときの滑り止めにもなり得るので、これによっても開閉し 易さが増す。
【0010】 なお、第3の目的を達成するため、請求項3に記載した様に、請求項1記載の ケーブルカバーにおいて、前記シートをクロス入り塩化ビニル製とするとよい。 クロスにて補強することにより、溶着の際に穴が開いてしまったり、使用中に裂 け目ができたりするのを防止することができるからである。
【0011】 さらに、請求項4に記載した様に、請求項1記載のケーブルカバーにおいて、 前記シートを表裏で色違いに構成するとよい。表と裏が分かりやすく、取り扱い に便利となるからである。これによっても、第2の目的について効果がある。 もちろん、第1の目的〜第3の目的をすべて達成するべく、請求項5に記載し た様に、 フレキシブルな合成樹脂製のシートと、該シートを巻いて筒状に止めておく止 め具とからなり、該止め具として、シートの相対する縁の一方に雄の帯状面ファ スナを、他方に雌の帯状面ファスナをそれぞれ取り付けたケーブルカバーにおい て、 前記シートを、表裏が色違いのポリエステルクロス入り難燃性塩化ビニルで構 成し、 前記止め具の帯状面ファスナとして面ファスナ材の原反から切り出した帯を使 用し、前記シートの相対する縁の一方に雄、他方に雌となるように、それぞれの 帯の縁にて雌雄の鉤止具を押し潰した状態に溶着したことを特徴とするケーブル カバーとして構成してもよいことはもちろんである。
【0012】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。 実施例のケーブルカバー1は、図1に示すように、フレキシブルな合成樹脂製 のシート3と、該シート3の一方の縁に雄の帯状面ファスナ5を、他方の縁に雌 の帯状面ファスナ7をそれぞれ取り付けたものにおいて、前記帯状面ファスナ5 ,7が、帯の長手方向の両縁5a,5b,7a,7bをシートに溶着した状態で 取り付けられていることを特徴とする。
【0013】 ここで、前記シート3は、図2(a)に示す様に、ポリエステルクロス11を 芯にした難燃性塩化ビニル層12,13を両面に貼り合わせたものである。また 、前記シート3の表面側の塩化ビニル層12は灰色とし、裏面側の塩化ビニル層 13は黒色とし、色違いに構成しておく。
【0014】 帯状面ファスナ5,7は、図2(b)に示す様に、ナイロン製の面ファスナ材 の原反から切り出したままの帯25,27を、シート3の一方の縁の裏に雄、他 方の縁の表に雌となるように、それぞれセットし、白抜きの矢印で示した部分を 表裏から加圧・加熱し、同図(c)に示す様に、長手方向両縁25a,25b, 27a,27bにてフック31及びループ33が押し潰された状態に溶着したこ とを特徴とする。この溶着に当たっては、まず、原反から切り出した帯25,2 7を80℃位に予熱しておいてからシート3の所定位置へセットした。そして、 高周波ウェルダーを使って加熱し、シート3と溶着した。このように予熱をして おくのは、ナイロン製の帯25,27よりも塩化ビニル製のシート3の方が早く 軟らかくなってしまい、うまく溶着ができなくなってしまうからである。なお、 高周波ウェルダーの設定条件は、室温に合わせて、冬と夏とでは変えることにな る。
【0015】 高周波ウェルダーにてループ及びフックが押し潰された部分は、雄雌で鉤止さ れないので、指先を掛けやすく、開くときに便利である。加えて、押し潰されて 残っている鉤止部材が指をかけたときの滑り止めにもなり得るので、これによっ ても開閉し易さが増す。また、溶着する構成を採用したので、原反から切り出し ただけの帯25,27であっても縁からほぐれてしまうということがない。さら に、ケーブルカバー1を任意の長さに切断して使用する場合にも、切断部分から 面ファスナがほぐれてしまうということもない。従って、強い力で何度も開いた り閉じたりしても問題が生じることが全くない。
【0016】 また、表と裏が色違いなので、ケーブル束に巻き付ける際に、表と裏とを容易 に判別でき、便利である。さらに、シート3にはクロス製の芯が入っているので 溶着時の際に穴が開いてしまったり、使用中に裂け目ができたりするのを防止す ることもできる。
【0017】 以上、本考案の一実施例につき説明したが、本考案は何らこれらに限定される ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲の種々の態様を採用することができる 。 例えば、雄雌の一方についてだけ耳無しの帯状面ファスナを採用するだけでも コストダウン効果はある。また、フックやループを押し潰しておくのは開くとき に外側となるほうの縁だけにしておいても構わない。
【0018】
【考案の効果】
本考案のケーブルカバーによれば、耳付でない面ファスナを採用することがで き、しかも、カバーを繰り返し開閉したときに面ファスナが取れてしまったりせ ず、適宜切断して使用しても面ファスナが取れることがなく、安価で汎用性の高 いケーブルカバーを提供することができる。また、請求項2に記載のケーブルカ バーによればカバーを開く際に指先を掛けやすくて操作が楽であり、請求項3記 載のケーブルカバーによれば耐久性も著しく向上する。また、請求項4記載のケ ーブルカバーも操作性の向上に寄与することができる。そして、請求項5記載の ケーブルカバーによれば、これら全ての効果を満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のケーブルカバーの使用状態の正面図
である。
【図2】 実施例のケーブルカバーの構造及び製造手順
を示す説明図である。
【図3】 従来のケーブルカバーの構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・ケーブルカバー、3・・・シート、5,7・・
・帯状面ファスナ、11・・・ポリエステルクロス、1
3,15・・・塩化ビニル層、21・・・原反、25,
27・・・原反から切り出した帯、31・・・フック、
33・・・ループ。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルな合成樹脂製のシートと、
    該シートを巻いて筒状に止めておく止め具とからなり、
    該止め具として、シートの相対する縁の一方に雄の帯状
    面ファスナを、他方に雌の帯状面ファスナをそれぞれ取
    り付けたケーブルカバーにおいて、 前記帯状面ファスナが、帯の長手方向の両縁を前記シー
    トに溶着した状態で取り付けられていることを特徴とす
    るケーブルカバー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーブルカバーにおい
    て、前記帯状面ファスナの溶着部では、雄又は雌の鉤止
    部材が押し潰されている構成としたことを特徴とするケ
    ーブルカバー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のケーブルカバーにおい
    て、前記シートをクロス入り塩化ビニル製としたことを
    特徴とするケーブルカバー。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のケーブルカバーにおい
    て、前記シートを表裏で色違いに構成したことを特徴と
    するケーブルカバー。
  5. 【請求項5】 フレキシブルな合成樹脂製のシートと、
    該シートを巻いて筒状に止めておく止め具とからなり、
    該止め具として、シートの相対する縁の一方に雄の帯状
    面ファスナを、他方に雌の帯状面ファスナをそれぞれ取
    り付けたケーブルカバーにおいて、 前記シートを、表裏が色違いのポリエステルクロス入り
    難燃性塩化ビニルで構成し、 前記止め具の帯状面ファスナとして面ファスナ材の原反
    から切り出した帯を使用し、前記シートの相対する縁の
    一方に雄、他方に雌となるように、それぞれの帯の縁に
    て雌雄の鉤止具を押し潰した状態に溶着したことを特徴
    とするケーブルカバー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017085738A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 コクヨ株式会社 配線誘導装置及び家具システム

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JPH0542009A (ja) * 1991-08-13 1993-02-23 Kuraray Co Ltd 面フアスナにおける耳部の形成方法およびその装置
JPH05269943A (ja) * 1992-03-30 1993-10-19 Yamade:Kk 防水シート

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