JPH0736346A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0736346A
JPH0736346A JP5176964A JP17696493A JPH0736346A JP H0736346 A JPH0736346 A JP H0736346A JP 5176964 A JP5176964 A JP 5176964A JP 17696493 A JP17696493 A JP 17696493A JP H0736346 A JPH0736346 A JP H0736346A
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JP
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image
rotational force
pulley
drive
image forming
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JP5176964A
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English (en)
Inventor
Koichi Hiruta
耕一 蛭田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所定方向に回転する像担持体の外周面上に形成
された静電潜像から現像された像を被転写材上に転写さ
せる画像形成装置であり、回転力供給源から像担持体へ
と回転力を伝達する間に像担持体に振動や回転むらを生
じさせず、これにより被転写材上の転写された像に輪郭
の振れを生じさせず、ひいては被転写材上に多色刷り画
像を形成する場合に色ずれを生じさせることがない画像
形成装置を提供することである。 【構成】モータ68a,68bから回転力が供給される
駆動プーリ70BK,C,M,Yと、感光体ドラム12
BK,C,M,Yと一体に回転する従動プーリ62B
K,C,M,Yと、駆動プーリと従動プーリとに掛け渡
され駆動プーリから従動プーリへと回転力を伝達する平
ベルト76と、を備えており、上記平ベルトが高剛性材
料により形成された無端ベルトである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電潜像を担持し回転
可能に設けられた像担持体と、上記静電潜像を現像する
現像手段と、この現像手段によって現像された像を被転
写材上に転写する転写手段と、回転力供給源から上記像
担持体へと回転力を伝達する回転力伝達手段と、を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定方向に回転する像担持体としての感
光体ドラムの外周面上に形成した静電潜像をトナーで現
像し被転写材搬送装置により感光体ドラム上のトナー像
に向かい供給された被転写材上にトナー像を転写させる
画像形成装置は、コピー装置またはコンピュータの端末
器としての印刷装置として良く知られており、また広く
使用されている。
【0003】従来の上述した如き画像形成装置では、モ
ータの如き回転力供給源から像担持体へと回転力を伝達
する回転力伝達手段として歯車列やタイミングベルトや
ゴムの如き弾性体を主体にしたベルトを使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の回転
力伝達手段では、歯車列やタイミングベルトの回転によ
り生じる噛み合い周波数や弾性体を主体にしたベルトの
伸びにより極めて微小ではあるが像担持体に振動や回転
むらが生じています。これにより、像担持体上のトナー
像が被転写材上に転写される際には転写されたトナー像
の輪郭に振れが生じます。
【0005】そしてこのような転写されたトナー像の輪
郭の振れは、多色刷り画像形成装置においてさらに重要
な問題になっています。何故ならば多色刷り画像形成装
置は被転写材搬送経路に沿い配列された2つ以上で最大
4つの感光体ドラムを使用していて、各感光体ドラムに
おいて所定の色のトナーを使用したトナー像を作成し、
各感光体ドラム上の所定の色のトナー像を被転写材搬送
経路に沿い搬送されてきた1枚の被転写材としての例え
ば紙葉上に順次転写していくので、例え1つの感光体ド
ラムから被転写材上に転写された対応するトナー像に輪
郭の振れが生じていても1枚の紙葉上に形成された多色
刷り画像に色ずれが生じるからである。
【0006】例えば特公昭62−270975号公報に
記載されている多色刷り画像形成装置では、モータから
の回転力が入力される1本の回転中心軸上に複数のウォ
ーム歯車が上記回転中心軸の長手方向において相互に離
間した所定の位置に同心的に固定され、複数の感光体ド
ラムに連結された複数のウォームホイールが複数のウォ
ーム歯車に噛合されて1本の回転中心軸からモータの回
転力を複数の感光体ドラムに伝達しています。
【0007】この発明は上述した事情の下でなされ、こ
の発明の目的は、静電潜像を担持し回転可能に設けられ
た像担持体と、上記静電潜像を現像する現像手段と、こ
の現像手段によって現像された像を被転写材上に転写す
る転写手段と、回転力供給源から上記像担持体へと回転
力を伝達する回転力伝達手段と、を備えた画像形成装置
であって、像担持体に振動や回転むらを生じさせること
がなく、これにより被転写材上へ像担持体から転写され
た像に輪郭の振れを生じさせることがない画像形成装置
を提供することであり、さらには、静電潜像を担持し回
転可能に設けられた複数の像担持体と、上記複数の像担
持体の中の少なくとも1つに担持された静電潜像を黒の
現像剤で現像する第1の現像手段と、上記複数の像担持
体の中の残りに担持された静電潜像をカラーの現像剤で
現像する第2の現像手段と、これら第1及び第2の現像
手段により現像された像を被転写材上に転写する転写手
段と、回転力供給源から上記複数の像担持体へと回転力
を伝達する回転力伝達手段と、を備えていて被転写材上
に多色刷り画像を形成する画像形成装置であって、夫々
の像担持体に振動や回転むらを生じさせることがなく、
これにより被転写材上へ夫々の像担持体から転写された
像に輪郭の振れを生じさせることがなく、ひいては被転
写材上の多色刷り画像に色ずれを生じさせることがない
画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の前者
の目的を達成する為に、この発明に従った画像形成装置
は、静電潜像を担持し回転可能に設けられた像担持体
と、上記静電潜像を現像する現像手段と、この現像手段
によって現像された像を被転写材上に転写する転写手段
と、回転力供給源から上記像担持体へと回転力を伝達す
る回転力伝達手段と、を備えており、上記回転力伝達手
段は、回転力供給源から回転力を供給される駆動プーリ
と、回転力を受け入れ像担持体と一体に回転する従動プ
ーリと、駆動プーリと従動プーリとに掛け渡され駆動プ
ーリから従動プーリへと回転力を伝達する高剛性材料に
より形成された無端ベルトと、を有する、ことを特徴と
している。
【0009】また上述したこの発明の後者の目的を達成
する為に、この発明に従った画像形成装置は、静電潜像
を担持し回転可能に設けられた複数の像担持体と、上記
複数の像担持体の中の少なくとも1つに担持された静電
潜像を黒の現像剤で現像する第1の現像手段と、上記複
数の像担持体の中の残りに担持された静電潜像をカラー
の現像剤で現像する第2の現像手段と、これら第1及び
第2の現像手段により現像された像を被転写材上に転写
する転写手段と、回転力供給源から上記複数の像担持体
へと回転力を伝達する回転力伝達手段と、を備えてお
り、上記回転力伝達手段は、上記第1の現像手段に対応
して設けられた第1の駆動プーリと、上記第2の現像手
段に対応して設けられた第2の駆動プーリと、上記複数
の像担持体に対応して設けられた複数の従動プーリと、
高剛性材料により形成され第1及び第2の駆動プーリと
複数の従動プーリとに掛け渡された複数の無端ベルト
と、を備え、第2の駆動プーリの周面には複数の段部が
形成され、上記複数の無端ベルトはこれら複数の段部に
より第2の駆動プーリの周面に相互に離間して配置され
ている、ことを特徴としている。
【0010】
【作用】上述した如く構成されたことを特徴とするこの
発明に従った前者の画像形成装置では、所定の画像を被
転写材上に形成する為に像担持体を所定方向に回転させ
る際に、回転力供給源からの回転力を駆動プーリに供給
し、回転力を受け入れ像担持体と一体に回転する従動プ
ーリへと無端ベルトを介して駆動プーリから回転力を伝
達している。そして、上記無端ベルトとして高剛性材料
により形成された無端ベルトを採用している。
【0011】また上述した如く構成されたことを特徴と
するこの発明に従った後者の画像形成装置では、所定の
多色刷り画像を被転写材上に形成する為に複数の像担持
体を所定方向に回転させる際に、回転力供給源からの回
転力を第1の駆動プーリと第2の駆動プーリとに供給
し、複数の像担持体に対応して設けられた複数の従動プ
ーリへと高剛性材料により形成された複数の無端ベルト
を介して第1及び第2の駆動プーリから回転力を伝達し
ている。そして、第2の駆動プーリの周面には複数の段
部が形成され、上記複数の無端ベルトはこれら複数の段
部により第2の駆動プーリの周面に相互に離間して配置
されている。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例に従った画像形成
装置を添付の図面を参照して詳細に説明する。図1に
は、この発明の一実施例に従った多色刷り画像形成装置
10の縦断面が概略的に示されている。
【0013】多色刷り画像形成装置10は、黒(B
K),及び3原色の為のシアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)の4色のトナーによる現像が行
われる4つの感光体ドラム12BK,12C,12M,
12Yを備えている。
【0014】4つの感光体ドラム12BK,12C,1
2M,12Yは、相互に略水平な方向に分離した1対の
回転ローラ14a,14bに掛け渡されたエンドレスベ
ルト16の上辺に沿い上述した順番で左から右に所定間
隔に配置されている。4つの感光体ドラム12BK,1
2C,12M,12Yの夫々の周面には、帯電器18B
K,18C,18M,18Y、露光器20BK,20
C,20M,20Y、現像ローラ22BK,22C,2
2M,22Y、転写ローラ24BK,24C,24M,
24Y、クリーニングブレード26BK,26C,26
M,26Y、そして除電器28BK,28C,28M,
28Yがこれらの順で時計回り方向に配置されている。
転写ローラ24BK,24C,24M,24Yはエンド
レスベルト16で囲まれた空間内に配置されていて、対
応する感光体ドラム12BK,12C,12M,12Y
と協働してエンドレスベルト16の上辺を挟持してい
る。
【0015】エンドレスベルト16の下方には所定の寸
法を有した多数の紙葉30を格納した用紙カセット32
が配置されていて、用紙カセット32の下方には多色刷
り画像形成装置10の動作制御の為の制御機器33が配
置されている。
【0016】用紙カセット32中の多数の紙葉30はピ
ックアップローラ34により1枚ずつ順次用紙カセット
32から取り出され、搬送ローラ対36によりエンドレ
スベルト16の右端部上方のレジストローラ対38に突
き当てられ、レジストローラ対38により先端の傾斜を
無くすよう整位される。
【0017】レジストローラ対38がタイミングを取っ
て紙葉30をエンドレスベルト16の右端部上方に送り
出すと、エンドレスベルト16の為の左側の回転ローラ
14aが図示しないモータにより反時計回り方向に回転
しエンドレスベルト16を反時計回り方向に所定の速度
で走行(即ち、回転)させる。エンドレスベルト16の
走行開始と同時に複数の感光体ドラム12BK,12
C,12M,12Yもまたエンドレスベルト16の走行
速度と同じ周速度で時計回り方向に回転を開始する。
【0018】回転力伝達手段はこれら複数の感光体ドラ
ム12BK,12C,12M,12Yへ図1には示され
ていない複数のモータから回転力を伝達する為に使用さ
れており、その詳細については後述する。
【0019】複数の感光体ドラム12BK,12C,1
2M,12Yの夫々の露光器20BK,20C,20
M,20Yは帯電器18BK,18C,18M,18Y
により帯電された感光体ドラム12BK,12C,12
M,12Yの外周面上に所定のタイミングで対応する色
の画像の静電潜像を形成し、続いて現像ローラ22B
K,22C,22M,22Yが夫々の背後に控えている
トナー容器40BK,40C,40M,40Y中の対応
する色のトナーで上記静電潜像を現像する。
【0020】なお感光体ドラム12BK,12C,12
M,12Yの夫々に対応する色の画像は、多色刷り画像
形成装置10の図示しないホストコンピュータから取り
入れられた画像データを色分解した後に対応する色の感
光体ドラム12BK,12C,12M,12Yの夫々の
図示しない分解色画像メモリーに保存されている。
【0021】複数の感光体ドラム12BK,12C,1
2M,12Yの夫々における上記所定のタイミングと
は、複数の感光体ドラム12BK,12C,12M,1
2Yの夫々に対応する露光器20BK,20C,20
M,20Yにより形成された静電潜像から対応する現像
ローラ22BK,22C,22M,22Yにより現像さ
れたトナー像が感光体ドラム12BK,12C,12
M,12Yの夫々の下端の転写位置に到達した際にエン
ドレスベルト16上の紙葉30の所定の領域もまた転写
位置に到達することである。
【0022】エンドレスベルト16上の紙葉30の所定
の領域には、複数の感光体ドラム12BK,12C,1
2M,12Yの下端と転写ローラ24BK,24C,2
4M,24Yとの間で紙葉30が圧縮されて通過する度
に対応する感光体ドラム12BK,12C,12M,1
2Y上の対応する色のトナー像が転写ローラ24BK,
24C,24M,24Yに負荷された電位により静電的
に転写される。
【0023】トナー像が転写された紙葉30はエンドレ
スベルト16の左端から加熱定着ローラ対42に向かい
排出され、加熱定着ローラ対42を通過することにより
上記トナー像が転写された紙葉30上に定着される。ト
ナー像が定着された紙葉30は加熱定着ローラ対42の
左側に隣接する排出ローラ対44により、多色刷り画像
形成装置10の外部に突出した排紙トレイ46上に排出
される。
【0024】エンドレスベルト16の右端部下方には、
紙葉30の搬送及び紙葉30への画像転写によりエンド
レスベルト16に付着した紙粉やトナーを含む現像材を
エンドレスベルト16から取り除く為のクリーニング手
段48が配置されていて、エンドレスベルト16の右端
部上方にレジストローラ対38から送り出されて来た次
の画像転写の為の紙葉30が前回の画像転写による上記
紙粉やトナーを含む現像材により影響を受けることを防
止している。
【0025】トナー像を紙葉30に転写した後の複数の
感光体ドラム12BK,12C,12M,12Yの夫々
の外周面からは対応するクリーニングブレード26B
K,26C,26M,26Yにより残留トナーが除去さ
れ、さらには対応する除電器28BK,28C,28
M,28Yにより残留電荷が取り除かれる。
【0026】図2及び図3には、複数の感光体ドラム1
2BK,12C,12M,12Yの為の回転力伝達手段
が概略的に示されている。なお図2は上記回転力伝達手
段の主要部の斜視図、図3の(A)は上記回転力伝達手
段の主要部の正面図、図3の(B)は上記回転力伝達手
段の主要部の上面図、そして図3の(C)は上記回転力
伝達手段の主要部の右側面図である。
【0027】複数の感光体ドラム12BK,12C,1
2M,12Yはそれらの回転中心軸60BK,60C,
60M,60Yの夫々の両端部を多色刷り画像形成装置
10の図示しないフレームに回転自在に支持されてお
り、回転中心軸60BK,60C,60M,60Yの一
端部には従動プーリ62BK,62C,62M,62Y
が対応する回転中心軸60BK,60C,60M,60
Yとともに一体的に回転するよう同心的に固定されてい
る。
【0028】従動プーリ62BK,62C,62M,6
2Yの夫々の外周面はいわゆるクラウニング加工により
樽形状の縦断面に形成されている。図2及び図3の
(A)に良く示す如く、黒色トナーの為の感光体ドラム
12BKの回転中心軸60BKの下方及びマゼンタトナ
ーの為の感光体ドラム12Mの回転中心軸60Mの下方
の夫々に、第1及び第2の駆動中心軸64a,64bが
対応する回転中心軸60BKまたは60Mに対して平行
に、そして同じ方向に延出して配置されている。
【0029】第1及び第2の駆動中心軸64a,64b
の夫々もまた両端部を多色刷り画像形成装置10の図示
しないフレームに回転自在に支持されており、第1及び
第2の駆動中心軸64a,64bの夫々の一端部には図
3の(C)に示す如く継手66を介して第1及び第2の
モータ68a,68bの出力軸が連結されている。
【0030】第1及び第2のモータ68a,68bの夫
々もまた多色刷り画像形成装置10の図示しないフレー
ムに固定されている。第1の駆動中心軸64aには少な
くとも1つの駆動プーリ70BKが第1の駆動中心軸6
4aとともに一体的に回転するよう同心的に固定されて
いる。
【0031】黒色トナーの為の感光体ドラム12BKの
回転中心軸60BK上の従動プーリ62BKは第1の駆
動中心軸64a上の1つの駆動プーリ70BKに対して
回転中心軸60BKの長手方向中心線に沿った方向にお
いて同じ位置(即ち、同じ垂直平面内)に配置されてい
る。そして、従動プーリ62BKと対応する駆動プーリ
70BKのこのような相対的な位置関係を長手方向中心
線に沿った方向における位相が同じであると言う。
【0032】この実施例において、従動プーリ62BK
は上記長手方向中心線に沿った方向における位置を調整
する為に図4の(A),(B)に示す如き長手方向位置
調整手段72を備えている。
【0033】長手方向位置調整手段72は、従動プーリ
62BKの回転中心に形成され回転中心軸60BKの外
周面の直径よりも大きな内直径を有した円錐台形状の中
心孔72aと、回転中心軸60BK上で従動プーリ62
BKの中心孔72aに嵌合される嵌合部材72bと、を
備えている。
【0034】嵌合部材72bは、回転中心軸60BKよ
りも僅かに大きな内直径を有した円柱形状の中心孔74
aと従動プーリ62BKの円錐台形状の中心孔72aの
内周面と同じテーパ角を有し上記内周面よりも僅かに大
きな外直径を有した円錐台形状の外周面74bとを含ん
でおり、回転中心軸60BKの長手方向中心線に沿った
方向に延出したスリット74cが周壁に形成されてい
る。
【0035】スリット74cは、上記周壁の前端から後
端まで延出し、また外周面74bから内周面74aまで
到達している。嵌合部材72bは回転中心軸60BK上
で小径の前端部を先頭に従動プーリ62BKの円錐台形
状の中心孔72aに中心孔72aの大径の後端部から挿
入される。その後、嵌合部材72bの大径の後端部に形
成されている外方フランジ74dに挿通された複数の締
め付けねじ74eを従動プーリ62BKの対応する側面
に螺合させることにより、嵌合部材72bの外周面74
bが従動プーリ62BKの円錐台形状の中心孔72aの
内周面に押圧されて縮径し回転中心軸60BK上に従動
プーリ62BKとともに摩擦係合する。
【0036】感光体ドラム12BKの回転中心軸60B
Kの長手方向中心線に沿った方向において同位相にある
従動プーリ62BKと駆動プーリ70BKには、図2及
び図3の(A)に良く示す如く、例えば鋼の如き金属に
より形成された高剛性を有する無端の平ベルト76が掛
け渡されている。
【0037】従動プーリ62BKと駆動プーリ70BK
との間の無端のベルト76の2つの辺において、駆動プ
ーリ66BKの回転方向(時計回り方向)における下流
側(即ち、弛み側)に位置する辺には、図2及び図3の
(A)に良く示す如く、無端の平ベルト76で囲まれた
領域に配置された張力調整プーリ78が内周面側から外
方に向かい押圧されている。
【0038】張力調整プーリ78は多色刷り画像形成装
置10の図示しないフレームに回転自在に固定されてい
る揺動板80上に回転自在に支持され、揺動板80と上
記図示しないフレームとの間に掛け渡された引っ張りコ
イルばねの如き付勢手段82が平ベルト76に対して張
力調整プーリ78に上記押圧を発生させている。
【0039】張力調整プーリ78はまた従動プーリ62
BKよりも小径の駆動プーリ70BKと同じかそれより
も大きな外直径を有しており、平坦な外周面を有してい
る。これは平ベルト76に対する張力調整プーリ78の
接点に発生する曲げ応力を出来る限り小さくする為であ
り、張力調整プーリ78は平ベルト76の走行時に発生
する熱や多色刷り画像形成装置10の使用環境における
高温の影響による平ベルト76の伸びを吸収して、平ベ
ルト76を常に略同じ状態で従動プーリ62BK及び駆
動プーリ70BKに巻き掛け、これらに対する平ベルト
76の滑りを防止する。
【0040】第2の駆動中心軸64bには、図2及び図
3の(C)に示す如く、第2の駆動中心軸64bの長手
方向中心線に沿った方向に相互に所定距離離間した3つ
の駆動プーリ70C,70M,70Yが第2の駆動中心
軸64bとともに一体的に回転するよう同心的に固定さ
れている。
【0041】シアン,マゼンタ,イエローのトナーの為
の感光体ドラム12C,12M,12Yの回転中心軸6
0C,60M,60Y上の従動プーリ62C,62M,
62Yは第2の駆動中心軸64b上の3つの駆動プーリ
70C,70M,70Yに対して回転中心軸60BKの
長手方向中心線に沿った方向において同じ位置(即ち、
同じ垂直平面内)に配置されている。即ち、従動プーリ
62C,62M,62Yの夫々は対応する駆動プーリ7
0Cまたは70Mまたは70Yに対して第2の駆動中心
軸64bの長手方向中心線に沿った方向における位相が
同じである。これらの相対的な位置関係は図3の(C)
において、1点鎖線により示されている。
【0042】従動プーリ62C,62M,62Yの夫々
にもまた、図4の(A),(B)に示された従動プーリ
62BKの為の長手方向位置調整手段68と同じ構造の
図示しない長手方向位置調整手段が設けられており、従
動プーリ62C,62M,62Yの夫々はこれら図示し
ない長手方向位置調整手段により対応する回転中心軸6
0Cまたは60Mまたは60Yの長手方向中心線に沿っ
た方向における位置を任意に調整することが出来る。
【0043】従動プーリ62C,62M,62Yの夫々
と対応する駆動プーリ70Cまたは70Mまたは70Y
との間には、図2及び図3の(A)に示された前述の従
動プーリ62BKと駆動プーリ70BKとの間に掛け渡
されている例えば鋼の如き金属により形成された高剛性
を有する無端の平ベルト76と同じ種類の平ベルト76
が掛け渡されている。
【0044】従動プーリ62C,62M,62Yの夫々
と対応する駆動プーリ70Cまたは70Mまたは70Y
との間に掛け渡された3本の平ベルト76の夫々にもま
た、図2及び図3の(A)に示された前述の従動プーリ
62BKと駆動プーリ70BKとの間に掛け渡されてい
る平ベルト76の場合と同様に、弛み側の辺を張力調整
プーリ78により内周面側から外方に向かい押圧されて
いる。張力調整プーリ78の支持構造は前述の場合と同
様なので同じ部材には同じ参照符号を記しその部材につ
いての詳細な説明は省略する。
【0045】なお図2では、図面の明確化の為に上記3
本の平ベルト76の為の張力調整プーリ78の支持構造
は省略されている。また図3の(C)において第2の駆
動中心軸64bの外周面上で3つの駆動プーリ70C,
70M,70Yの両外側で第2の駆動中心軸64bの両
端部に第2の駆動中心軸64bに対して同心的に配置さ
れているのは1対の軸受84である。 1対の軸受84
は多色刷り画像形成装置10の図示しないフレームにお
いて図示しない軸受支持部材に嵌合されることにより上
記図示しないフレームに支持される。なお前述した第1
の駆動中心軸64aの長手方向両端部にも、図示されて
いないが、第2の駆動中心軸64bの為の上述した1対
の軸受84と同様な1対の軸受が設けられている。
【0046】図4の(C)には、第2の駆動中心軸64
b上における3つの駆動プーリ70C,70M,70Y
や第2の駆動中心軸64bの両端部の1対の軸受84の
為の位置決め構造が示されている。
【0047】上述した位置決め構造は第2の駆動中心軸
64bの外周面上に形成された複数の段部により構成さ
れている。中央に位置する駆動プーリ70Mは、第2の
駆動中心軸64bの長手方向の中心部に位置する最大直
径の中心段部86aの外周面上の中心に例えば圧入の如
き公知の固定手段により固定されている。
【0048】中央の駆動プーリ70Mの左右両側に位置
する2つの駆動プーリ70C,70Yは、第2の駆動中
心軸64bの長手方向中心部の最大直径の中心段部86
aの左右両側に位置し中心段部86aよりも小さな外直
径を有した第2の段部86bの外周面上で中心段部86
aとの境界の段差88aに当接した状態において第2の
段部86bの外周面上に例えば圧入の如き公知の固定手
段により固定されている。
【0049】2つの駆動プーリ70C,70Yのさらに
外側に位置する1対の軸受84は左右2つの第2の段部
86bの夫々のさらに外側に位置し第2の段部86bよ
りも小さな外直径を有した第3の段部86cの外周面上
で第2の段部86bとの境界の段差88bに当接した状
態にある。
【0050】1対の軸受84もまた例えば圧入の如き公
知の固定手段により第2の駆動中心軸64b上で上述し
た位置に保持される。1対の軸受84は多色刷り画像形
成装置10の図示しないフレームにおいて図示しない軸
受支持部材に嵌合されることにより、図示しないフレー
ムにおける所定の位置に保持される。
【0051】上述した如く複数の段差88a,88bに
よる第2の駆動中心軸64b上における3つの駆動プー
リ70C,70M,70Yや第2の駆動中心軸64bの
両端部の1対の軸受84の為の位置決め構造は、簡易で
あるが、夫々の位置決めを容易で且つ精密にしており、
さらには3つの駆動プーリ70C,70M,70Yや1
対の軸受84の圧入距離を短くし圧入作業を容易として
いる。
【0052】また3つの駆動プーリ70C,70M,7
0Yや1対の軸受84の圧入による固定は、第2の駆動
中心軸64b上におけるこれらの固定を確実にしてお
り、長期間に渡る使用の後でも上記確実な固定を保証
し、ひいてはこれらの部材の偏芯や振動を防止してい
る。
【0053】上述した位置決め構造に加えて、4つの従
動プーリ62BK,62C,62M,62Yの夫々の長
手方向位置調整手段72の作用により、4つの従動プー
リ62BK,62C,62M,62Yの夫々を対応する
駆動プーリ70BKまたは70Cまたは70Mまたは7
0Yに対して第2の駆動中心軸64bの長手方向中心線
に沿った方向における位相を容易且つ精密に調整するこ
とが出来、さらには4つの従動プーリ62BK,62
C,62M,62Yの夫々の外周面上のクラウニング加
工と張力調整プーリ78による対応する平ベルト76へ
の適切な張力調整により、前述した4本の平ベルト76
は走行中に4つの従動プーリ62BK,62C,62
M,62Yの夫々と対応する駆動プーリ70BKまたは
70Cまたは70Mまたは70Yとの間で夫々の長手方
向の中心からずれることなく、また適度な張力を保ち滑
りを生じることなく掛け渡され続ける。そして対応する
駆動プーリ70BKまたは70Cまたは70Mまたは7
0Yを介して対応する第1または第2のモータ68a,
68bからの回転力を4つの従動プーリ62BK,62
C,62M,62Y、ひいては4つの感光体ドラム12
BK,12C,12M,12Yに精密に伝達する。
【0054】さらに上述した如く夫々の長手方向の中心
からずれることがないことは、上記ずれにより平ベルト
76に長手方向に延出した折曲線が創出されることを防
止している。
【0055】もし上記ずれが生じた場合には、平ベルト
76の一方の外側縁部が4つの従動プーリ62BK,6
2C,62M,62Yの夫々または対応する駆動プーリ
70BKまたは70Cまたは70Mまたは70Yの夫々
の外周面から外れ外部空間に張り出すので、4つの従動
プーリ62BK,62C,62M,62Yの夫々または
対応する駆動プーリ70BKまたは70Cまたは70M
または70Yの夫々の両側縁の中で平ベルト76が張り
出した側の側縁を境界にして平ベルト76が折れ曲がる
のである。
【0056】このような折曲線の出現は鋼の如き金属製
の平ベルト76の寿命を大幅に短縮する。またこの実施
例では、黒色トナーの為の感光体ドラム12BKとシア
ン,マゼンタ,イエローのトナーの為の感光体ドラム1
2C,12M,12Yとが相互に独立した第1及び第2
のモータ68a,68bとで回転駆動されるが、これは
多色刷り画像形成装置10の通常の使用状況では黒色ト
ナーを使用した画像形成(即ち、印刷)の回数が残りの
他のシアン,マゼンタ,イエローのトナーを使用した画
像形成(即ち、印刷)の回数に比べると圧倒的に多いか
らである。即ち、黒色トナーを使用した画像形成の場合
には第1のモータ68aのみを回転駆動の為に使用し、
第2のモータ68bの出力軸は自由に回転可能としてお
くことにより、自由に回転可能な出力軸を有する第2の
モータ68bに対応した3本の平ベルト76に対する応
力負荷を大幅に低減し、これら3本の平ベルト76の寿
命を大幅に延ばすことが出来る。
【0057】図5の(A)には、第2の駆動中心軸64
b上における3つの駆動プーリ70C,70M,70Y
や第2の駆動中心軸64bの両端部の1対の軸受84の
為の別の位置決め構造が示されている。
【0058】この別の位置決め構造では、図4の(C)
に示された第2の駆動中心軸64b上における3つの駆
動プーリ70C,70M,70Yや第2の駆動中心軸6
4bの両端部の1対の軸受84の為の位置決め構造にお
いて中心段部86aとその左右両側に位置した第2の段
部86bとの境界に形成されていた段差88aの代わり
にテーパ面90が採用されている。そしてこれらのテー
パ面90に被嵌することにより第2の駆動中心軸64b
上における長手方向が決定されるよう外側の2つの駆動
プーリ70C,70Yの中心孔の内周面は対応するテー
パ面90と同じ形状寸法に形成されている。この場合に
も、外側の2つの駆動プーリ70C,70Yはこれら2
つのテーパ面90に圧入される。
【0059】図5の(B)には、第2の駆動中心軸64
b上における3つの駆動プーリ70C,70M,70Y
や第2の駆動中心軸64bの両端部の1対の軸受84の
為のさらに別の位置決め構造が示されている。
【0060】このさらに別の位置決め構造では、第2の
駆動中心軸64bが図4の(C)に示されている如く継
手66を介して第2のモータ68bの出力軸に同心的に
連結されているのとは異なり、第2の駆動中心軸64b
が第2のモータ68bの出力軸として形成されている。
【0061】そして、図5の(B)に示す如く、第2の
駆動中心軸64bはその長手方向中心線に沿った方向に
おいて第2のモータ68bのモータハウジングから遠ざ
かる方向において3段に縮径されている。
【0062】第2の駆動中心軸64bの最大直径の第1
の段部92aの外周面には一方の軸受84と1つの駆動
プーリ70Cとが夫々の所定の位置に例えば圧入により
固定されており、第1の段部92aに続く2番目に大き
な直径の第2の段部92bの外周面には第1の段部92
aと第2の段部92bとの境界の段差94aに当接した
状態で真ん中の駆動プーリ70Mが例えば圧入により固
定されており、第2の段部92bに続く3番目に大きな
直径の第3の段部92cの外周面には第2の段部92b
と第3の段部92cとの境界の段差94bに当接した状
態で真ん中のもう1つの駆動プーリ70Yが例えば圧入
により固定されており、第3の段部92cに続く4番目
に大きな直径(最小の直径)の第4の段部92dの外周
面には第3の段部92cと第4の段部92dとの境界の
段差94cに当接した状態で他方の軸受84が例えば圧
入により固定されている。
【0063】この変形例における段差94a,94b、
94cの役割は図4の(C)に示された第2の駆動中心
軸64bの外周面上における2対の段差88a,88
a,88b,88bの役割と同じである。
【0064】この変形例においてはさらに、第2の駆動
中心軸64bが第2のモータ68bの出力軸として形成
されていることにより、第2の駆動中心軸64bが図4
の(C)に示されている如く継手66を介して第2のモ
ータ68bの出力軸に同心的に連結されている場合に継
手66において生じやすい上記出力軸に対する偏芯を防
止することが出来る。
【0065】これにより第2のモータ68bの出力軸の
回転により第2の駆動中心軸64bを偏芯による振動を
生じさせることなく滑らかに回転させることが出来、ひ
いては第2の駆動中心軸64b上の3つの駆動プーリ7
0C,70M,70Yにより対応する3本の平ベルト7
6を上記振動を原因とした速度変動を生じさせることな
く滑らかに走行させることが出来る。
【0066】図6の(A),(B),(C)にはウォー
ムギヤ,タイミングベルト,ゴム平ベルトを使用した従
来の回転力伝達手段を介して回転駆動源からの回転力の
伝達を受けた従来の画像形成装置における感光体ドラム
の回転速度の変動が時間tに対する感光体ドラムの回転
角(従動側回転角)Vの変動として表示されている。
【0067】図6の(A),(B)には、自身の回転中
心線に対する感光体ドラムの偏芯により生じた従動側回
転角Vの比較的規則正しい大きな変動のうねりの上に生
じているウォームギヤやタイミングベルトにおける噛み
合い周波数の影響による微小ではあるが不規則な変動が
示されている。また図6の(C)には、自身の回転中心
線に対する感光体ドラムの偏芯により生じた従動側回転
角Vの比較的規則正しい大きな変動のうねりの上に生じ
ているゴム平ベルトの伸びを原因とする従動側回転角V
の急激な変動が示されている。図6の(C)の急激な変
動はゴム平ベルトの伸びを原因とする感光体ドラムの回
転の一時的な停止または遅れである。
【0068】図6の(A),(B),(C)に示されて
いる如き従動側回転角Vの微小ではあるが不規則な変動
や急激な変動は画像形成装置において形成される画像の
輪郭に微少ではあるが多数の不規則な振れを生じさせて
おり、多色刷り画像形成装置においては多色刷り画像に
微少ではあるが多数の不規則な色ずれを生じさせてい
る。このような色ずれは目立つ。
【0069】図6の(D)には、鋼製の無端の平ベルト
76を使用した回転力伝達手段を介して回転駆動源から
の回転力の伝達を受けた画像形成装置における1つの感
光体ドラムの回転速度の変動が時間tに対する感光体ド
ラムの回転角(従動側回転角)Vの変動として表示され
ている。
【0070】この図から明らかなように、自身の回転中
心線に対する感光体ドラムの偏芯により生じた従動側回
転角Vの比較的規則正しい大きな変動のうねり以外の不
規則な変動は生じていない。よって、画像形成装置にお
いて形成される画像の輪郭に多数の微少で不規則な振れ
は生ぜず、多色刷り画像形成装置10においては多色刷
り画像に多数の微少で不規則な色ずれを生じさせない。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明の画像形成
装置は、静電潜像を担持し回転可能に設けられた像担持
体と、上記静電潜像を現像する現像手段と、この現像手
段によって現像された像を被転写材上に転写する転写手
段と、回転力供給源から上記像担持体へと回転力を伝達
する回転力伝達手段と、を備えた画像形成装置であっ
て、像担持体に振動や回転むらを生じさせることがな
く、これにより被転写材上へ像担持体から転写された像
に輪郭の振れを生じさせることがない。
【0072】さらにこの発明の画像形成装置は、静電潜
像を担持し回転可能に設けられた複数の像担持体と、上
記複数の像担持体の中の少なくとも1つに担持された静
電潜像を黒の現像剤で現像する第1の現像手段と、上記
複数の像担持体の中の残りに担持された静電潜像をカラ
ーの現像剤で現像する第2の現像手段と、これら第1及
び第2の現像手段により現像された像を被転写材上に転
写する転写手段と、回転力供給源から上記複数の像担持
体へと回転力を伝達する回転力伝達手段と、を備えてい
て被転写材上に多色刷り画像を形成する画像形成装置で
あって、夫々の像担持体に振動や回転むらを生じさせる
ことがなく、これにより被転写材上へ夫々の像担持体か
ら転写された像に輪郭の振れを生じさせることがなく、
ひいては被転写材上の多色刷り画像に色ずれを生じさせ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に従った多色刷り画像形成
装置の概略的な縦断面図である。
【図2】図1の多色刷り画像形成装置における像担持体
としての複数の感光体ドラムの為の回転力伝達手段の主
要部を概略的に示す斜視図である。
【図3】(A)は図2の回転力伝達手段の主要部の正面
図、(B)は上記回転力伝達手段の主要部の上面図、そ
して(C)は上記回転力伝達手段の主要部の右側面図で
ある。
【図4】(A)は図2の回転力伝達手段における黒色ト
ナー画像の為の感光体ドラムの従動プーリの長手方向位
置調整手段の概略的な縦断面図であり、(B)は(A)
の長手方向位置調整手段の嵌合部材の左半分の右側面図
であり、(C)は図2の回転力伝達手段におけるシア
ン,マゼンタ,イエローのトナー画像の為の3個の感光
体ドラムの為の第2の駆動中心軸上における3つの駆動
プーリや第2の駆動中心軸の両端部の1対の軸受の為の
位置決め構造が示す半縦断面図である。
【図5】(A)は図2の回転力伝達手段における第2の
駆動中心軸上における3つの駆動プーリや第2の駆動中
心軸の両端部の1対の軸受の為の別の位置決め構造を示
す半縦断面図であり、(B)は図2の回転力伝達手段に
おける第2の駆動中心軸上における3つの駆動プーリや
第2の駆動中心軸の両端部の1対の軸受の為のさらに別
の位置決め構造を示す半縦断面図である。
【図6】(A),(B),(C)はウォームギヤ,タイ
ミングベルト,ゴム平ベルトを使用した従来の回転力伝
達手段を介して回転駆動源からの回転力の伝達を受けた
従来の画像形成装置における感光体ドラムの回転速度の
変動を時間tに対する感光体ドラムの回転角(従動側回
転角)Vの変動として表示する図であり、(D)は鋼製
の無端の平ベルトを使用した回転力伝達手段を介して回
転駆動源からの回転力の伝達を受けたこの発明の一実施
例に従った画像形成装置における感光体ドラムの回転速
度の変動を時間tに対する感光体ドラムの回転角(従動
側回転角)Vの変動として表示する図である。
【符号の説明】
10…多色刷り画像形成装置、12BK,12C,12
M,12Y…感光体ドラム(像担持体)、14a,14
b…回転ローラ、16…エンドレスベルト、18BK,
18C,18M,18Y…帯電器、20BK,20C,
20M,20Y…露光器、22BK,22C,22M,
22Y…現像ローラ、24BK,24C,24M,24
Y…転写ローラ、26BK,26C,26M,26Y…
クリーニングブレード、28BK,28C,28M,2
8Y…除電器、30…紙葉(被転写材)、32…用紙カ
セット、33…制御機器、34…ピックアップローラ、
36…搬送ローラ対、38…レジストローラ対、40B
K,40C,40M,40Y…トナー容器、42…加熱
定着ローラ対、44…排出ローラ対、46…排紙トレ
イ、48…クリーニング手段、60BK,60C,60
M,60Y…回転中心軸、62BK,62C,62M,
62Y…従動プーリ、64a…第1の駆動中心軸、64
b…第2の駆動中心軸、66…継手、68a…第1のモ
ータ、68b…第2のモータ、70BK…駆動プーリ、
72…長手方向位置調整手段、72a…中心孔、72…
嵌合部材、74a…中心孔、74b…外周面、74c…
スリット、76…平ベルト、78…張力調整プーリ、8
0…揺動板、82…付勢手段、84…軸受、86a…中
心段部、86b…第2の段部、86c…第3の段部、8
8a…段差、88b…段差、90…テーパ面、92a…
第1の段部、92b…第2の段部、92c…第3の段
部、94a…段差、94b…段差、94c…段差。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持し回転可能に設けられた
    像担持体と、上記静電潜像を現像する現像手段と、この
    現像手段によって現像された像を被転写材上に転写する
    転写手段と、回転力供給源から上記像担持体へと回転力
    を伝達する回転力伝達手段と、を備えており、 上記回転力伝達手段は、回転力供給源から回転力を供給
    される駆動プーリと、回転力を受け入れ像担持体と一体
    に回転する従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとに
    掛け渡され駆動プーリから従動プーリへと回転力を伝達
    する高剛性材料により形成された無端ベルトと、を有す
    る、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記回転力伝達手段は、上記駆動プーリ
    と上記従動プーリとの間で上記無端ベルトに接触して設
    けられ上記無端ベルトに負荷されている張力を調整する
    テンションプーリを備えていることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像を担持し回転可能に設けられた
    複数の像担持体と、 上記複数の像担持体の中の少なくとも1つに担持された
    静電潜像を黒の現像剤で現像する第1の現像手段と、 上記複数の像担持体の中の残りに担持された静電潜像を
    カラーの現像剤で現像する第2の現像手段と、 これら第1及び第2の現像手段により現像された像を被
    転写材上に転写する転写手段と、 回転力供給源から上記複数の像担持体へと回転力を伝達
    する回転力伝達手段と、 を備えており、 上記回転力伝達手段は、 上記第1の現像手段に対応して設けられた第1の駆動プ
    ーリと、 上記第2の現像手段に対応して設けられた第2の駆動プ
    ーリと、 上記複数の像担持体に対応して設けられた複数の従動プ
    ーリと、 高剛性材料により形成され第1及び第2の駆動プーリと
    複数の従動プーリとに掛け渡された複数の無端ベルト
    と、を備え、 第2の駆動プーリの周面には複数の段部が形成され、上
    記複数の無端ベルトはこれら複数の段部により第2の駆
    動プーリの周面に相互に離間して配置されている、こと
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の駆動プーリ及び従動プー
    リの夫々の周面はクラウニング加工されて樽形状を有し
    ており、第1及び第2の駆動プーリの夫々は夫々が対応
    する回転中心軸上における位置を上記回転中心軸の長手
    方向において調整する長手方向位置調整手段を備えてい
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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