JPH0736140Y2 - プランジャ型液体吐出機におけるシリンダ構造 - Google Patents

プランジャ型液体吐出機におけるシリンダ構造

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JPH0736140Y2
JPH0736140Y2 JP1987097343U JP9734387U JPH0736140Y2 JP H0736140 Y2 JPH0736140 Y2 JP H0736140Y2 JP 1987097343 U JP1987097343 U JP 1987097343U JP 9734387 U JP9734387 U JP 9734387U JP H0736140 Y2 JPH0736140 Y2 JP H0736140Y2
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JP
Japan
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cylinder
cylinder liner
plunger
liner
conical portion
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JP1987097343U
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JPS644873U (ja
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芳裕 加藤
良雄 坂本
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プランジャ型液体吐出機におけるシリンダ構
造に係り、特にシリンダライナーを改良したシリンダ構
造に関するものである。
(従来の技術) シリンダ内でのプランジャのピストン駆動により液体を
吐出するようにした液体吐出機においては、シリンダラ
イナーとしてゴム等の軟質部材が使用されているが、そ
のシリンダ構造は第4図に示すように構成されている。
図において、11は吸入口12と排出口13とを備えたシリン
ダ本体、14はゴム等の軟質部材からなる円筒形のシリン
ダライナー、15はプランジャ、16はシリンダライナー14
とネジ式のシリンダカバー17との間に配置されるシール
パッキンであり、長期使用によりプランジャ15のピスト
ン駆動でシリンダライナー14が摩耗してシリンダライナ
ー14とプランジャ15の間にクリアランスが生じた場合の
液漏れを防止するためのものである。
ところが、一般にプランジャポンプの吐出圧力は極めて
高いため上記シールパッキン16の能力を越えた液漏れに
なる場合が多い。このような場合に従来はシリンダカバ
ー17をネジ込むことにより締付け力を高めてシールパッ
キン16を圧潰し、これによってシールパッキン16を拡開
してシール性を高めるようにしてある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記したようにシリンダカバー17による締付けを強くし
てシールパッキン16のシール性を高める場合、従来のシ
リンダ構造にあってはシールパッキン16が強く圧潰され
ることによりシール性は強くなる反面、シリンダライナ
ー14も圧潰されてシリンダライナー14とプランジャ15と
の摩擦力が強くなり、プランジャ15のピストン駆動がノ
ッキング現象を起こして液体の吐出むらが生じるばかり
でなく、シリンダライナー14の摩耗が著しくなる等の欠
点がある。
本考案の目的は上記した従来の欠点を解消し、シリンダ
ライナーの摩耗を少なくできるようにしたプランジャ型
液体吐出機におけるシリンダ構造を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るプランジャ型液体吐出機におけるシリンダ
構造は、シリンダ内でのプランジャのピストン駆動によ
り吸入口から吸入した液体を排出口から吐出するプラン
ジャ型液体吐出機であって、シリンダ本体と、該シリン
ダ本体内に圧縮可能に収容されたゴム等の軟質材からな
るシリンダライナーと、上記シリンダ本体にねじ込んで
配置されていてねじ込み調整により上記シリンダライナ
ーが圧縮されるようにしたシリンダカバーとを有するシ
リンダ構造において、上記シリンダライナーには外周部
に直線又は曲線からなる円錐部を形成すると共に、上記
シリンダ本体の内周部には上記シリンダライナーの円錐
部に対応する円錐部を形成し、シリンダカバーのねじ込
みによりシリンダライナーの外周の円錐部がシリンダ本
体の内周の円錐部に沿って滑るようにしてシリンダライ
ナーの全体が圧縮されるように構成したものである。
(作用) シリンダライナーはその外周部に円錐部を備えていてこ
れに対応する円錐部を内周に有するシリンダ本体内に収
容されているから、シリンダライナーの外周の円錐部が
シリンダ本体の内周の円錐部に沿って滑るようにしてシ
リンダライナー全体が適度に圧縮される。
即ち、シリンダライナーは軸方向への弾性も充分に確保
されていることとなり、シリンダライナーの内周面全体
が適度な圧接力でプランジャ外周面に接することとな
る。従ってシリンダライナーとプランジャとの間には不
必要な圧接力は生じないから、シリンダライナーの摩耗
は少なくなり、長期使用に耐えることとなる。
(実施例) 本考案に係るプランジャ型液体吐出機におけるシリンダ
構造の実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明する。
第1図は全体の断面図、第2図及び第3図は他の構成例
を示す一部断面図である。
図において、Aはプランジャ型液体吐出機におけるシリ
ンダ全体を示し、プランジャ5がピストン駆動すること
により吸入口2から液体を吸入すると共に排出口3から
液体を吐出するように構成されているが、シリンダ本体
1内にはゴム等の軟質材で成形されたシリンダライナー
4が配置されると共にシリンダヘッドにネジ込まれるシ
リンダカバー7と上記シリンダライナー4との間にはシ
ールパッキン6が配置されており、上記プランジャ5、
シールパッキン6及びシリンダカバー7は従来のものと
同様である。
本考案に係るシリンダAにおいては、上記シリンダライ
ナー4の外周部に直線又は曲線からなる円錐部8を形成
し、また、これを収容するシリンダ本体1の内周にも上
記円錐部8に対応する円錐部9を形成したものである。
上記円錐部8及び9は直線による円錐でも曲線による円
錐でもよく、また、逆円錐であってもよい。第1図の例
では上記円錐部8は直線に形成され、しかもシリンダラ
イナー4の外周全長に亘って逆円錐面8aを形成した例で
あり、シリンダ本体1の内周にもこれに対応する逆円錐
面9aが形成されている。第2図はシリンダライナー4の
下部に曲線からなる逆円錐面8bを、また、シリンダ本体
1の内周に逆円錐面9bをそれぞれ形成した例であり、第
3図はシリンダライナー4の上部に曲線からなる円錐面
8cを、また、シリンダ本体1の内周に円錐面9cをそれぞ
れ形成したものである。
なお、使用目的に応じて、直線による円錐部と曲線によ
る円錐部とを組合せてプランジャ5の外径に作用する締
付け力の分布を可変させることもできる。
上記シールパッキン6はシリンダカバー7のネジ込みに
よる締付け力で展開して液漏れをシールするようになっ
ているが、その締付け力でシリンダライナー4も押圧さ
れている。しかし、シリンダライナー4はその外周の円
錐部8がシリンダ本体1の内周の円錐部9に沿って滑る
ようにして全体が圧縮され、即ち、シリンダライナーは
軸方向への弾性も充分に確保されているから、シリンダ
ライナーの内周面全体が適度な圧接力でプランジャ外周
面に接している。
次に、長期使用によって液漏れ等が発生した際に、シー
ルパッキン6のシール性を高めるためにシリンダライナ
ー7をネジ込んでシールパッキン6の締付けを強くした
場合でも、シリンダライナー4が全長に亘って圧縮され
るからシールパッキン6にのみ特に強い締付け力が作用
することはない。
(考案の効果) 本考案に係るプランジャ型液体吐出機におけるシリンダ
構造によれば、シリンダカバーのネジ込みによりシリン
ダライナーは押圧されるが、シリンダライナーはその外
周部に円錐部を備えていてこれに対応する円錐部を内周
に有するシリンダ本体内に収容されているから、シリン
ダライナーの外周の円錐部がシリンダ本体の内周の円錐
部に沿って滑るようにしてシリンダライナー全体が圧縮
され、シリンダライナーの内周面全体でプランジャの外
周面全体を適度な力で締付けることができる。
このためシリンダライナーとプランジャとの間には不必
要に強い摩擦は生じず、シリンダライナーの摩耗に伴な
うクリアランスの発生を可及的少なくすることができ
る。従って、プランジャの駆動においてノッキング現象
が発生したり液体の吐出にむらが生じたりすることもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係るプランジャ型液体吐出
機におけるシリンダ構造の実施例を示し、第1図は全体
の断面図、第2図及び第3図は他の構成例を示す一部断
面図である。 第4図は従来のプランジャ型液体吐出機のシリンダ構造
の断面図である。 A:シリンダ全体、1:シリンダ本体、2:吸入口、3:排出
口、4:シリンダライナー 5:プランジャ、6:シールパッキン、7:シリンダカバー 8:円錐部(シリンダライナー側)、9:円錐部(シリンダ
本体側)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−35661(JP,U) 実開 昭61−145851(JP,U) 実公 昭45−22562(JP,Y1) 実公 昭50−42941(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内でのプランジャのピストン駆動
    により吸入口から吸入した液体を排出口から吐出するプ
    ランジャ型液体吐出機であって、シリンダ本体と、該シ
    リンダ本体内に圧縮可能に収容されたゴム等の軟質材か
    らなるシリンダライナーと、上記シリンダ本体にねじ込
    んで配置されていてねじ込み調整により上記シリンダラ
    イナーが圧縮されるようにしたシリンダカバーとを有す
    るシリンダ構造において、 上記シリンダライナーは外周部に直線又は曲線からなる
    円錐部が形成されると共に、上記シリンダ本体の内周部
    には上記シリンダライナーの円錐部に対応する円錐部が
    形成されており、シリンダカバーのねじ込みによりシリ
    ンダライナーの外周の円錐部がシリンダ本体の内周の円
    錐部に沿って滑るようにしてシリンダライナーの全体が
    圧縮されるように構成したことを特徴とするシリンダ構
    造。
JP1987097343U 1987-06-26 1987-06-26 プランジャ型液体吐出機におけるシリンダ構造 Expired - Lifetime JPH0736140Y2 (ja)

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JPS644873U JPS644873U (ja) 1989-01-12
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US7510103B2 (en) 2001-06-16 2009-03-31 Musashi Engineering, Inc. Device for delivering fixed quantity of liquid
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JPS644873U (ja) 1989-01-12

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