JPH0736024U

JPH0736024U - フレコンバッグ自動計量機のサンプル抽出装置

Info

Publication number: JPH0736024U
Application number: JP7249593U
Authority: JP
Inventors: 春雄渋谷
Original assignee: 株式会社田中衡機工業所
Priority date: 1993-12-16
Filing date: 1993-12-16
Publication date: 1995-07-04
Anticipated expiration: 2008-12-16
Also published as: JP2587336Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】フレコンバッグ内に充填中に排出する玄米ま
たは白米等の穀物のサンプル抽出時に、抽出体の収納部
に穀物を外部へ飛散させずに取入れ抽出することができ
るものである。【構成】排出ケース体内にサンプル取入部を取着した
シャッター装置と、仕切り板をもって形成する収納部を
有するサンプル抽出体を形成し、この抽出体の中央に軸
杆を貫通し、前記軸杆を駆動機構によって回動するよう
にしたサンプル抽出装置とから構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、フレコンバッグ自動計量機において抽出されるサンプルの抽出装置の分野に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のフレコンバッグ自動計量機におけるサンプル抽出装置として、実公昭５８−８２４号公報及び同５８−８２５号公報が開示されていた。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

従来開示の実公昭５８−８２４号及び同５８−８２５号公報に記載のサンプル取出装置は、軸により、水平に回動し、取出樋にサンプルをあける機構であった。従ってサンプル取出装置が水平に回動する際に、穀物貯蔵タンクの排出口から排出されてきた穀物等を、機外に飛散しながらサンプルを収納するものであった。そのため作業者や農家の方々に与える印象を悪くしたり、あるいは飛散した穀物等を清掃しなければならなかった。

【０００４】しかるに本考案のものは、従来のものと異なって、供給装置の内部より抽出されて、供給物が飛散しないようにすると共に、抽出しない場合でも、供給装置内に供給物が残らないようにしたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、玄米及び白米等の貯蔵タンクと、前記貯蔵タンクの下方にコイルスプリングによって牽引される開閉弁を装着し、上方に開口部を有するシャッター装置とを有する玄米及び白米等のコンテナ出荷用フレコンバッグ自動計量機において、

【０００６】前記シャッター装置を構成する排出ケース体内に玄米等のサンプル取入部を取着し、

【０００７】所定の幅員を有する円形状の囲繞壁部の中心部に嵌挿孔を有する接続部を設け、接続部より所定の角度をもって囲繞壁部の外周縁方向に放射する仕切板をもって収納部を形成せしめたサンプル抽出体を設け、前記抽出体を接続部の嵌挿孔に軸杆を貫通し、速度調整機構及び駆動機構によって前記軸杆を回動せしめる、前記サンプル取入部から排出された玄米等がサンプル抽出体の収納部に所定量収納されるようにしたことを特徴とするフレコンバッグ自動計量機のサンプル抽出装置である。

【０００８】

【作用】

本考案の作用は以下のとおりである。

【０００９】被計量用の玄米または白米等が貯蔵タンクより下方のシャッター装置を構成する排出ケース体に落下し台秤上に載置のフレコンバッグ内に読込まれる。その際排出ケース体に取着のサンプル取入部より少量の被計量用の玄米または白米等が流れ込まれる。

【００１０】さらに本考案の要部であるサンプル抽出装置を構成するサンプル抽出体は、モーターによって駆動する。そしてサンプル抽出体による所定量の抽出量を、例えば約３０ｇ、５０ｇ、１００ｇ等に変更することができる。またタイマーを２個所にわたって使用することにより、供給時間内より均等に、サンプルを抽出することもできる。

【００１１】上述したサンプル抽出体が、予め設定された時間内で、所定の抽出量のサンプルを抽出するため設定時間毎に回転させられると、抽出体を構成している仕切板によって形成の収納部内に所定量の玄米または白米等が収納される。

【００１２】上述のようにして収納部内に収納されている玄米または白米等は、サンプル抽出体が所定のスピードで回動して、サンプル取出口に排出する。排出されたサンプルは、サンプル包装機等へ送られる。

【００１３】本考案のサンプル抽出体は、大量に排出ケース体内を落下する一部の玄米等をサンプル取入部に取入れ、取入れられた一部の玄米等がサンプル抽出体の収納部内に落下せしめるようにしたので、サンプル取入部より収納部内に収納されるときにおいて、玄米等が飛散することが全くない。この点は前述した従来の開示されているものと著しく差異がある点である。

【００１４】

【実施例】

本考案の実施例を説明すると以下のとおりである。

【００１５】ａはフレコンバッグ自動計量機のサンプル抽出装置である。１は前記装置ａを構成するサンプル抽出体であり、所定の幅員を有する円形状囲繞壁部２の中心部に嵌挿孔３を有する接続部４を形成する。５は前記接続部４より所定の角度をもって囲繞壁部２の外周縁方向に放射する仕切板である。この仕切板５は通常３枚で仕切り仕切られた区分を収納部６とする。さらに仕切板５の角度を調整することによって、抽出サンプル量の大小に対応できる。以上をもってサンプル抽出体１を構成する。

【００１６】７はサンプル抽出体１を形成する接続部４の嵌挿孔３に貫通する軸杆、８は軸杆７に装着するギヤ９に噛合する別個のギヤ１０を駆動するモーターである。そして前記軸杆７には排出力信号用カム１１と停止位置用カム１１´とを夫々装着する。１２は排出力信号用カム１１に装着するリミットスイッチ、１３は停止位置用カム１１´に装着するリミットスイッチである。１４はサンプル排出口、１５はタイマーボックス及び端子台、１６はタイマーボックス１５に装着のツインタイマー、１７はボックス１８より突設の係止部、１９はダクトホースであり、以上をもってサンプル抽出装置ａを構成する。

【００１７】ｂは貯蔵タンク２０の下方に装着するシャッター装置であり、以下の構成からなっている。

【００１８】２１は排出ケース体２２の開口部、２３はゲート、２４は排出ケース体２２の側壁部に止め具２５を介して取着したコイルスプリング２６によって牽引されている開閉弁、２７は排出ケース体２２に装着の端子台ソレノイドボックスである。２８は小投入調整ボルト、２９は大投入調整ボルトである。３０は前記排出ケース体２２の内に取着したサンプル取入部であり、以上をもってシャッター装置ｂを構成する。

【００１９】前記サンプル抽出装置ａとシャッター装置ｂとの組み立てについて説明する。

【００２０】サンプル取入部３０から排出された玄米等がサンプル抽出体１の収納部６内に収納できる位置になるように、両装置ａ、ｂを装着する。

【００２１】ｃは従来のフレコンバッグ自動計量機であるが、本考案においては、上述したサンプル抽出装置ａとシャッター装置ｂを除く他の機構は同じものである。以下自動計量機ｃにつき説明する。

【００２２】３１は開閉弁、３２はサンプル取出装置、３３は取出樋、３４は横枠、３５は横枠３４に吊り下げた吊設バネ、３６は吊り具、３７は漏斗、３８はフレコンバッグ、３９は取出樋３３に接続した連絡樋、４０は枠体である。

【００２３】

【効果】

本考案は以下に示す効果を奏する。

【００２４】シャッター装置内に傾斜状サンプル取入部を取着し、この取入部に駆動機構によって回動する軸杆に仕切板をもって収納部を形成せしめたサンプル抽出体を回動しながらのぞましめ、前記取入部からのサンプルの取入れを行わしめたので、玄米または白米等の抽出サンプルの取出時において、玄米等が計量機外に飛散することがなく、従って作業者や農家の方々に与えていた芳しくない印象を除去せしめることができるに至った。

【００２５】さらに、上述のように機外に飛散したりしないので、飛散した穀物類の清掃が不要となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案フレコンバッグ自動計量機のサンプル抽
出装置のシャッター装置との組立て前の斜視図である。

【図２】同サンプル抽出装置を組立てた状態の平面図で
ある。

【図３】同抽出装置の側面図である。

【図４】同要部の一部切欠拡大平面図である。

【図５】同要部の一部切欠拡大側面図である。

【符号の説明】

ａ・・・サンプル抽出装置１・・・サンプル抽出体
２・・・囲繞壁部３・・・嵌挿孔４・・・接続部５・・・仕切板
６・・・収納部７・・・軸杆８・・・モーター９、１０・・・
ギヤ１１・・・排出力信号用カム１２、１３・・・リミ
ットスイッチ１１´・・・停止位置用カム１４・・・サンプル排
出口１５・・・タイマーボックス及び端子台１６・・・
ツインタイマー１７・・・係止部１８・・・ボックス１９・・
・ダクトホースｂ・・・シャッター装置２０・・・貯蔵タンク
２１・・・開口部２２・・・排出ケース体２３・・・ゲート２
４、３１・・・開閉弁２５・・・止め具２６・・・コイルスプリング２７・・・端子台ソレノイドボックス２８・・・小
投入調整ボルト２９・・・大投入調整ボルト３０・・・サンプル取
入部ｃ・・・フレコンバッグ自動計量機３２・・・サン
プル取出装置３３・・・取出樋３４・・・横枠３５・・・吊
設バネ３６・・・吊り具３７・・・漏斗３８・・・フ
レコンバッグ３９・・・連絡樋４０・・・枠体

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【手続補正書】

【提出日】平成６年５月１６日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図６

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６】従来のフレコンバッグ自動計量機の一部切欠正
面図である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】玄米及び白米等の貯蔵タンクと、前記貯蔵
タンクの下方にコイルスプリングによって牽引される開
閉弁を装着し、上方に開口部を有するシャッター装置と
を有する玄米及び白米等のコンテナ出荷用フレコンバッ
グ自動計量機において、前記シャッター装置を構成する排出ケース体内に玄米等
のサンプル取入部を取着し、所定の幅員を有する円形状の囲繞壁部の中心部に嵌挿孔
を有する接続部を設け、接続部より所定の角度をもって
囲繞壁部の外周縁方向に放射する仕切板をもって収納部
を形成せしめたサンプル抽出体を設け、前記抽出体を接
続部の嵌挿孔に軸杆を貫通し、速度調整機構及び駆動機
構によって前記軸杆を回動せしめる、前記サンプル取入
部から排出された玄米等がサンプル抽出体の収納部に所
定量収納されるようにしたことを特徴とするフレコンバ
ッグ自動計量機のサンプル抽出装置。