JPH0736008U - ピストン位置検出装置 - Google Patents

ピストン位置検出装置

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JPH0736008U
JPH0736008U JP6653493U JP6653493U JPH0736008U JP H0736008 U JPH0736008 U JP H0736008U JP 6653493 U JP6653493 U JP 6653493U JP 6653493 U JP6653493 U JP 6653493U JP H0736008 U JPH0736008 U JP H0736008U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空気圧シリンダ内を摺動するピストンの位置を
確実、且つ広範囲に検出することが可能なピストン位置
検出装置を提供する。 【構成】ピストン位置検出装置10は、空気圧シリンダ
12内を摺動するピストン14の摺動方向に対して平行
な方向に生ずる前記磁石16による磁界の強さを検出す
る磁気検出センサ18と、前記ピストン14の摺動方向
に対して垂直な方向に生ずる前記磁石16による磁界の
強さを検出する磁気検出センサ20とを備え、磁気検出
センサ18および20から出力される磁石16による磁
界の強さ検出信号の論理和信号に基づいてピストン14
の位置が所定の範囲であることを検出して、この検出信
号をシーケンサに対して出力する検出回路22とを備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はピストン位置検出装置に関し、一層詳細には、空気圧シリンダ内を摺 動するピストンの位置を検出するピストン位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワークを装置に組付ける組立ロボットでは、空気圧シリンダによってワ ークを装置の取付位置に移送している。
【0003】 前記組立ロボットでは、空気圧シリンダの内側を摺動するピストンの位置を空 気圧シリンダの外周部に取着された磁気検出センサによって検出し、このピスト ン位置検出信号をシーケンサに対して出力するものであり、シーケンサは前記位 置検出信号に基づいてワークが取付位置に位置決めされたか否かを判定し、この 判定結果によって次なる動作信号を組立ロボットに対して出力している。
【0004】 この場合、ピストン位置を検出する磁気検出センサは、通常、ピストンの摺動 方向と平行の方向に生ずる前記磁石による磁界の強さ(以下、平行方向磁界の強 さという)を検出するように配設され、単一の磁気検出センサによるピストン位 置検出信号は、図8(A)となる。
【0005】 このような磁気検出センサが取着された空気圧シリンダで、例えば、タイヤを 車両のハブに対して移送して位置決めするとき、ワークが弾性体であるためピス トンの停止位置が磁気検出センサのピストン位置検出範囲(図8期間T参照)を 越える場合があり、このとき、一度低い電圧となったピストン位置検出信号が高 い電圧となり(図8(イ)参照)、シーケンサの誤動作の原因となる。
【0006】 そこで、他の磁気検出センサを前述の磁気検出センサのピストン検出範囲と一 部重複するよう配設して(図8(B)参照)、夫々の磁気検出センサの出力信号 の論理和出力をピストン位置検出信号とすることにより(図8(C)参照)、ピ ストンの位置検出範囲を拡張し、ピストンの停止位置が不安定であってもピスト ン位置検出信号をオフさせない方法が用いられている。
【0007】 一方、磁気検出センサから出力されるピストン位置検出信号の立上りを電気的 に所定時間保持することにより、シーケンサの誤動作を防止する方法が用いられ ている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術におけるスイッチから出力されるピストン位置検 出信号を電気的に所定時間保持する方法では、保持した信号が実際のピストン位 置検出信号ではないため、移送中のワークが脱落する等のトラブルが発生して、 ピストンが設定範囲を越えて摺動した場合、ピストンの位置を正しく検出できな いという不都合がある。
【0009】 一方、磁気検出センサを複数個配設する方法では、所望の検出範囲を確保する ために、多数の磁気検出センサを取着しなければならず、製品の製造コストが高 くなるという問題がある。
【0010】 本考案はこのような問題を解決するためになされたものであり、空気圧シリン ダ内を摺動するピストンの位置を確実、且つ広範囲に検出することが可能なピス トン位置検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、第1の考案は、 圧縮空気により空気圧シリンダ内を摺動するピストンに、磁極間を結ぶ直線が 前記ピストンの摺動方向となる磁石を装着し、前記磁石による磁界の強さに基づ いて前記ピストンの位置を検出するピストン位置検出装置であって、 前記空気圧シリンダの筒部の外周に取着され、前記ピストンの摺動方向に生ず る前記磁石による磁界の強さを検出する第1の磁気検出センサと、 前記空気圧シリンダの筒部の外周であって、且つ前記第1の磁気検出センサと 同一の円周上に取着され、前記ピストンの摺動方向に対して垂直の方向に生ずる 前記磁石による磁界の強さを検出する第2の磁気検出センサと、 前記第1の磁気検出センサから出力される検出磁界の強さに対応した信号と予 め設定された設定値とを比較する第1の比較手段と、 前記第2の磁気検出センサから出力される検出磁界の強さに対応した信号と予 め設定された設定値とを比較する第2の比較手段と、 前記第1の比較手段から出力される比較結果を示す信号と前記第2の比較手段 から出力される比較結果を示す信号との論理和信号に基づいてピストン位置の検 出信号を出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする。
【0012】 さらに、第2の考案は、 圧縮空気により空気圧シリンダ内を摺動するピストンに、磁極間を結ぶ直線が 前記ピストンの摺動方向となる磁石を装着し、前記磁石による磁界の強さに基づ いて前記ピストンの位置を検出するピストン位置検出装置であって、 前記空気圧シリンダの筒部の外周であって、且つ前記ピストンの摺動方向に所 定距離離間して配設され、前記ピストンの摺動方向に対して垂直の方向に生ずる 前記磁石による磁界の強さを検出する複数の磁気検出センサと、 前記夫々の磁気検出センサから出力される検出磁界の強さに対応した信号と予 め設定された夫々の設定値とを比較する複数の比較手段と、 前記夫々の比較手段から出力される比較結果を示す信号の論理和信号に基づい てピストン位置の検出信号を出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】
本考案に係る第1の考案では、ピストンに装着された磁石の前記ピストンの摺 動方向に生ずる磁界の強さを、空気圧シリンダの筒部の外周に装着された第1の 磁気検出センサで検出して、この検出された磁界の強さに対応する信号と設定値 とを第1の比較手段で比較する。一方、前記ピストンの摺動方向に対して垂直の 方向に生ずる前記磁石による磁界の強さを、前記第1の磁気検出センサと同一の 円周上に取着された第2の磁気検出センサで検出して、この検出された磁界の強 さに対応する信号と設定値とを第2の比較手段で比較し、当該第2の比較手段か ら出力される比較結果の信号と前記第1の比較手段から出力される比較結果の信 号との論理和信号に基づいてピストン位置検出信号を出力手段が出力する。
【0014】 このとき、第1の磁気検出センサから出力される磁界の強さに対応した信号は 、ピストンが第1の磁気検出センサの直下に達したとき尖頭値となり、一方、第 2の磁気検出センサから出力される信号は、ピストンが第2の磁気検出センサの 直下から所定距離離間した2つの位置において尖頭値となり、且つピストンが第 2の磁気検出センサの直下近傍に達したとき小さな値となるため、これらの信号 の論理和信号を得ることにより、ピストンが第1および第2の磁気検出センサの 直下から所定距離離間している場合は第2の磁気検出センサによってピストン位 置を検出し、ピストンが夫々の磁気検出センサの直下近傍であるとき、第1の磁 気検出センサによってピストン位置を検出することができる。
【0015】 さらに、第2の考案では、空気圧シリンダ内を摺動するピストンに装着された 磁石の前記ピストンの摺動方向に対して垂直の方向に生ずる前記磁石による磁界 の強さを、前記空気圧シリンダの筒部の外周であって、且つ前記ピストンの摺動 方向に所定距離離間して配設された複数の磁気検出センサで検出し、前記夫々の 磁気検出センサから出力される磁石による磁界の強さに対応した信号と予め設定 された夫々の設定値とを夫々の比較手段で比較し、前記夫々の比較手段から出力 される比較結果を示す信号の論理和信号に基づいてピストン位置検出信号を出力 手段が出力する。
【0016】 この場合、ピストンが磁気検出センサの直下から所定距離離間している場合は 所定の磁気検出センサによってピストン位置を検出し、ピストンが所定の磁気検 出センサの直下近傍であるとき、他の磁気検出センサによってピストン位置を検 出することができる。
【0017】
【実施例】
次に、本考案に係るピストン位置検出装置について、好適な実施例を挙げ、添 付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0018】 図1は本考案の第1の実施例に用いられるピストン位置検出装置10の構成を 示す。
【0019】 ピストン位置検出装置10は、空気圧シリンダ12の円筒外周部の同一円周上 に取着され、ピストン14に環状に固着された磁石16による磁界の強さを検出 し、この検出された磁界の強さに基づいた電圧を出力する磁気検出センサ18お よび20と、この磁気検出センサ18および20から出力される電圧に基づいて ピストン位置を検出する検出回路22とを備え、検出回路22は検出したピスト ン位置信号をシーケンサ24に対して出力する。
【0020】 前記磁気検出センサ18の磁気検出面はピストン14の摺動方向に対して垂直 となるように配設されているため、磁気検出センサ18はピストン14の摺動方 向と平行の方向に生ずる前記磁石16による磁界の強さ、すなわち、平行方向磁 界の強さを検出し(図2(A)参照)、磁気検出センサ18から出力される電圧 V1 は、ピストン14が磁気検出センサ18の直下に達したとき最大となる(図 2(B)参照)。
【0021】 一方、前記磁気検出センサ20の磁気検出面はピストン14の摺動方向に対し て平行となるように配設されているため、磁気検出センサ20はピストン14の 摺動方向と垂直の方向に生ずる前記磁石16による磁界の強さ(以下、垂直方向 磁界の強さという)を検出し(図3(A)参照)、この磁気検出センサ20から 出力される電圧V2 は、ピストン14が磁気検出センサ20の直下に達したとき 小さくなり、且つ、磁石16が磁気検出センサ20の直下の前後の所定位置に達 したとき尖頭値となる(図3(B)参照)。
【0022】 前記ピストン14にはピストンロッド26が軸着され、さらに、ピストン14 によって区分された二つの室には流体用の管路28(他方は図示しない)が連通 されている。
【0023】 図4は検出回路22の電気回路を示す。
【0024】 検出回路22は、磁気検出センサ18から出力されたピストン14の位置に対 応した電圧V1 と予め設定された設定電圧VR1とを比較する比較回路30と、こ の比較回路30の出力端子に流入する電流を阻止するダイオード32と、磁気検 出センサ20から出力されたピストン14の位置に対応した電圧V2 と予め設定 された設定電圧VR2とを比較する比較回路34と、この比較回路34の出力端子 に流入する電流を阻止するダイオード36と、前記比較回路30若しくは比較回 路34から出力されるピストン14の位置検出信号によって点灯する表示器38 とを備え、前記ダイオード32および36は比較回路30の出力電圧VO1と比較 回路34の出力電圧VO2との論理和回路を構成する。
【0025】 さらに、検出回路22は、前記比較回路30若しくは比較回路34からピスト ン14の位置検出信号が出力されたとき、この位置検出信号をシーケンサ24に 対して出力する出力手段としてのトランジスタ40とを備え、オープンコレクタ 型のトランジスタ40のコレクタ端子はシーケンサ24の入力端子と接続される 。トランジスタ40にはベース抵抗42とバイアス抵抗44が接続される。
【0026】 以上のように構成されるピストン位置検出回路10において、ピストン14の 位置を検出する動作について説明する。
【0027】 図示しない圧縮空気供給源から管路28を介してシリンダ室46に供給された 圧縮空気の作用下にピストン14が図1矢印G方向に移動を開始し、前記ピスト ン14が図3L1位置に達すると、磁気検出センサ20から出力される磁石16 による垂直方向磁界の強さに対応した電圧V2 が設定電圧VR2より大となり、比 較回路34の出力電圧VO2が電圧「H」となる(図5(1)参照)。この電圧「 H」によってトランジスタ40のコレクタ・エミッタ間が導通され、コレクタ電 圧VS が電圧「L」となり、シーケンサ24に対してピストン14が所定の位置 に達したことを示す信号が出力される。
【0028】 このとき、比較回路34から出力される電圧「H」によって表示器38が点灯 され、ピストン14が所定の位置に達したことを表示する。
【0029】 次いで、ピストン14が図2L2位置に達すると、磁気検出センサ18から出 力される磁石16の水平方向磁界の強さに対応した電圧V1 が設定電圧VR1より 大となり、比較回路30の出力電圧VO1が電圧「H」となるが(図5(2)参照 )、トランジスタ40のコレクタ・エミッタ間は比較回路34から出力された電 圧「H」によって導通状態が継続されているため、比較回路30から出力される 電圧「H」によりコレクタ・エミッタ間の導通状態が変化することはない。
【0030】 さらに、ピストン14が図3L3位置に達すると、比較回路34の出力電圧V O2 は電圧「L」となるが(図5(3)参照)、このとき、比較回路30の出力電 圧VO1が電圧「H」であるため、トランジスタ40のコレクタ・エミッタ間の導 通状態が継続される。
【0031】 次いで、ピストン14が磁気検出センサ18および20の直下を通過し、図3 のL4位置に達すると、比較回路34の出力電圧VO2が再び電圧「H」となり( 図5(4)参照)、さらに、ピストン14が図2L5位置に達して比較回路30 の出力電圧VO1が電圧「L」となっても(図5(5)参照)、比較回路34の出 力電圧VO2が電圧「H」であるため、トランジスタ40のコレクタ・エミッタ間 の導通状態が継続される。
【0032】 さらにピストン14が図3L6位置に達して、比較回路34の出力電圧VO2が 電圧「L」となったとき(図5(6)参照)、トランジスタ40のコレクタ・エ ミッタ間が遮断される。
【0033】 このように、第1の実施例では、磁気検出センサ18によって磁石16の水平 方向磁界の強さを検出し、且つ磁気検出センサ20によって磁石16による垂直 方向磁界の強さを検出して、これらの磁界の強さの論理和を得ることにより、図 5期間T1 はL1〜L6の位置の範囲でピストン14を検出することができ、水 平方向磁界の強さを検出する磁気検出センサを2つ用いる従来の方法と比較して 、ピストン14の位置検出範囲を拡張することができる。
【0034】 次に、ピストン14の位置を検出する第2の実施例について説明する。
【0035】 図6は本考案の第2の実施例に用いられるピストン位置検出装置50の構成を 示す。
【0036】 なお、以下の説明において、前記第1の実施例と同一の構成要素には同一の参 照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0037】 検出回路50は、空気圧シリンダ12に取着される磁気検出センサ20および 52と、検出回路22と、シーケンサ24とを備え、磁気検出センサ20および 52は磁石16による垂直方向磁界の強さを検出する(図3参照)。さらに、磁 気検出センサ20および52は空気圧シリンダ12の外周部に所定距離離間して 配設される。
【0038】 この場合、磁気検出センサ20および52は、ピストン14が磁気検出センサ 20の配設位置に対して図3L3〜L4の位置であるとき、磁気検出センサ52 がピストン14を検出し、一方、ピストン14が磁気検出センサ52の配設位置 に対して図3L3〜L4の位置であるとき、磁気検出センサ20がピストン14 を検出するよう配設される。
【0039】 磁気検出センサ52から出力される電圧V1 は、検出回路22を構成する比較 回路30に対して出力され、一方、磁気検出センサ20から出力される電圧V2 は、比較回路34に対して出力される。
【0040】 このように構成されるピストン位置検出装置50によって、空気圧シリンダ1 2の内部を摺動するピストン14の位置を検出する動作について、図7のタイミ ングチャートを参照して説明する。
【0041】 管路28を介してシリンダ室46に供給された圧縮空気の作用下にピストン1 4が図1矢印G方向に移動し、ピストン14が所定の位置に達して磁気検出セン サ52から出力される電圧V1 が設定電圧VR1より大になると、比較回路30か ら電圧「H」が出力され(図7(7)参照)、この電圧「H」によってトランジ スタ40のコレクタ・エミッタ間が導通される(図7(8)参照)。
【0042】 さらに、ピストン14が次なる所定の位置に達し、磁気検出センサ20から出 力される電圧V2 が設定電圧VR2より大になると比較回路34の出力電圧VO2が 電圧「H」となる(図7(9)参照)。このとき、トランジスタ40のコレクタ ・エミッタ間は、比較回路30の出力電圧VO1によって既に導通しているため、 比較回路34の出力電圧VO2によってコレクタ・エミッタ間の導通状態が変化す ることはない。
【0043】 次いで、ピストン14の移動に伴って、順次、比較回路30の出力電圧VO1が 電圧「L」、比較回路30の出力電圧VO1が電圧「H」、比較回路34の出力電 圧VO2が電圧「L」、比較回路34の出力電圧VO2が電圧「H」、比較回路30 の出力電圧VO1が電圧「L」となり、さらに、比較回路34の出力電圧VO2が電 圧「L」となるまでの間(図7(10)〜(15)参照)、トランジスタ40の コレクタ・エミッタ間の導通状態が継続する。
【0044】 このように、第2の実施例では、垂直方向磁界の強さを検出する磁気検出セン サ20および52を所定距離離間して配設することによって、図7期間T2 にお いてピストン14の位置を検出することができ、水平方向磁界の強さを検出する 磁気検出センサを2つ用いる従来の方法と比較して、ピストン14の位置検出範 囲を拡張することができる。
【0045】 以上説明したように、本実施例によれば、平行方向磁界の強さを検出する磁気 検出センサ18と垂直方向磁界の強さを検出する磁気検出センサ20、若しくは 垂直方向磁界の強さを検出する磁気検出センサ20および52を用いてピストン 14の位置を検出することにより、従来の平行方向磁界の強さを検出する磁気検 出センサを組み合わせてピストン14の位置を検出する場合と比較して、広範囲 にピストン14の位置を検出することができる。
【0046】 なお、本実施例では、2つの磁気検出センサを組み合わせた場合を例に説明し たが、垂直方向磁界の強さを検出する磁気検出センサを複数個配設することによ り、ピストン14の位置検出範囲をさらに拡張することが可能となる。
【0047】
【考案の効果】
本考案に係るピストン位置検出装置では、ピストンが磁気検出センサの直下か ら所定距離離間した2つの位置において出力信号が尖頭値となり、且つピストン が磁気検出センサの直下近傍に達したとき小さな値の出力信号となる磁気検出セ ンサによってピストン位置を検出し、且つ前記磁気検出センサの直下近傍に達し たピストンを他の磁気検出センサで検出して、これらの検出信号の論理和信号を 得ることにより、ピストンが直下に達したとき尖頭値の出力が得られる磁気検出 センサをその検出範囲を重複して配置する従来の場合と比較して、ピストンの位 置検出範囲を拡張することが可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に用いられるピストン位
置検出装置の構成を示す図である。
【図2】磁石の磁極間を結んだ直線と平行な方向に生ず
る前記磁石による磁界の強さを検出する磁気検出センサ
の動作を説明する図である。
【図3】磁石の磁極間を結んだ直線と垂直な方向に生ず
る前記磁石による磁界の強さを検出する磁気検出センサ
の動作を説明する図である。
【図4】図1に示す第1の実施例における検出回路の構
成を示す図である。
【図5】図1に示す第1の実施例における夫々の磁気検
出センサとトランジスタのコレクタ・エミッタ間の導通
状態との関係を説明するタイミングチャートである。
【図6】本考案の第2の実施例に用いられるピストン位
置検出装置の構成を示す図である。
【図7】図6に示す第2の実施例における夫々の磁気検
出センサとトランジスタのコレクタ・エミッタ間の導通
状態との関係を説明するタイミングチャートである。
【図8】従来例におけるピストン位置検出方法を説明す
るタイミングチャートである。
【符号の説明】
10、50…ピストン位置検出装置 12…空気圧シ
リンダ 14…ピストン 16…磁石 18、20、52…磁気検出センサ 22…検出回路 24…シーケンサ 30、34…比
較回路 32、36…ダイオード 40…トランジ
スタ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮空気により空気圧シリンダ内を摺動す
    るピストンに、磁極間を結ぶ直線が前記ピストンの摺動
    方向となる磁石を装着し、前記磁石による磁界の強さに
    基づいて前記ピストンの位置を検出するピストン位置検
    出装置であって、 前記空気圧シリンダの筒部の外周に取着され、前記ピス
    トンの摺動方向に生ずる前記磁石による磁界の強さを検
    出する第1の磁気検出センサと、 前記空気圧シリンダの筒部の外周であって、且つ前記第
    1の磁気検出センサと同一の円周上に取着され、前記ピ
    ストンの摺動方向に対して垂直の方向に生ずる前記磁石
    による磁界の強さを検出する第2の磁気検出センサと、 前記第1の磁気検出センサから出力される検出磁界の強
    さに対応した信号と予め設定された設定値とを比較する
    第1の比較手段と、 前記第2の磁気検出センサから出力される検出磁界の強
    さに対応した信号と予め設定された設定値とを比較する
    第2の比較手段と、 前記第1の比較手段から出力される比較結果を示す信号
    と前記第2の比較手段から出力される比較結果を示す信
    号との論理和信号に基づいてピストン位置の検出信号を
    出力する出力手段と、 を備えることを特徴とするピストン位置検出装置。
  2. 【請求項2】圧縮空気により空気圧シリンダ内を摺動す
    るピストンに、磁極間を結ぶ直線が前記ピストンの摺動
    方向となる磁石を装着し、前記磁石による磁界の強さに
    基づいて前記ピストンの位置を検出するピストン位置検
    出装置であって、 前記空気圧シリンダの筒部の外周であって、且つ前記ピ
    ストンの摺動方向に所定距離離間して配設され、前記ピ
    ストンの摺動方向に対して垂直の方向に生ずる前記磁石
    による磁界の強さを検出する複数の磁気検出センサと、 前記夫々の磁気検出センサから出力される検出磁界の強
    さに対応した信号と予め設定された夫々の設定値とを比
    較する複数の比較手段と、 前記夫々の比較手段から出力される比較結果を示す信号
    の論理和信号に基づいてピストン位置の検出信号を出力
    する出力手段と、 を備えることを特徴とするピストン位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2598754Y2 (ja) 1999-08-16

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