JP3954448B2 - 電磁センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホール素子を用いた電磁センサ、詳しくは、芯出し対象物の芯出し作業を行う際に使用される電磁センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プレス機や工作機械等の加工機でワークを加工する際、ダイや治具等をセットするために芯出し作業が行われ、この芯出し作業に電磁センサを用いることが特開2000−329509に開示されている。
【0003】
この公報記載の電磁センサは、ホール素子を用いており、仮位置決めされた芯出し対象物の円筒状凹部に、芯出し対象物の目標中心位置と一致する基準中心位置に保持された円筒状検知部を挿入し、目標中心位置に対する、仮位置決めされた芯出し対象物の仮決め中心位置のズレを検出、表示する電磁センサである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の電磁センサは、芯出し対象物の仮決め中心位置を数字で表示するタイプであるため、作業者にとってズレの方向や量を直感として捉えることが難しかった。
【0005】
本発明は、上記の点にかんがみなされたものであり、作業者がズレの方向及び量を直感として把握することが可能な電磁センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る電磁センサは、仮位置決めされた芯出し対象物の円筒状凹部に、該芯出し対象物の目標中心位置と一致する基準中心位置に保持された円筒状検知部を挿入し、前記目標中心位置に対する、該仮位置決めされた芯出し対象物の仮決め中心位置のズレを検出、表示する電磁センサであって、X軸系統とY軸系統の2系統からなり、各系統は、それぞれ、前記円筒状検知部に設けられ、該円筒状検知部を前記芯出し対象物の円筒状凹部に挿入したとき、前記基準中心位置を座標原点とする、該芯出し対象物の仮決め中心位置のX座標位置又はY座標位置、に応じた電圧を出力するホール素子と、該ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路部と、該増幅回路部の出力に応じて表示器の表示を制御する表示制御回路と、該表示制御回路によって制御され、前記目標中心位置に対する仮決め中心位置のズレを表示する表示器とを備え、前記表示器は、互いに直交するX軸ランプ群とY軸ランプ群を備え、前記表示制御回路は、前記芯出し対象物の仮決め中心位置を、前記X軸系統のホール素子及び前記Y軸系統のホール素子の各出力電圧に対応させて、X軸ランプ群のうちの1つのランプ、及び、Y軸ランプ群のうちの1つのランプをそれぞれ点灯させることによって、X軸方向におけるズレ量及びY軸方向におけるズレ量を点灯位置により代表させて表示させ、前記増幅回路部は、ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、該増幅回路のオフセット電圧を設定するリセット回路とを備え、該リセット回路は、基準ゲージの円筒状凹部に円筒状検知部を挿入し、操作スイッチがオンされたときのホール素子の出力電圧に基づいてオフセット電圧を設定するよう構成され、前記基準ゲージは、目標中心位置にセットされた芯出し対象物と同様に構成されたゲージであることを特徴とする。
【0007】
請求項1に係る電磁センサによると、芯出し対象物の目標中心位置に対する仮決め中心位置のズレは、X軸方向のズレ量及びY軸方向のズレ量として表示器によって表示されることから、作業者はズレの方向及び量を直感として把握することができるようになる。
【0009】
また、請求項に係る電磁センサによると、基準ゲージを用いて増幅回路のオフセット電圧を予め設定するようにしたため、その後、仮位置決めされた芯出し対象物のズレ量を検出する際には、この設定されたオフセット電圧に基づいて中心位置に位置決めされていることが表示され、この中心位置の表示状態を始点としてズレ量が表示されるようになり、このため、電磁センサの個体差や温度による検出誤差が無くなり、精度の高いズレ検出を行うことが可能になる。
【0010】
請求項に係る電磁センサは、仮位置決めされた芯出し対象物の円筒状凹部に、該芯出し対象物の目標中心位置と一致する基準中心位置に保持された円筒状検知部を挿入し、前記目標中心位置に対する、該仮位置決めされた芯出し対象物の仮決め中心位置のズレを検出、表示する電磁センサであって、X軸系統とY軸系統の2系統からなり、各系統は、それぞれ、前記円筒状検知部に設けられ、該円筒状検知部を前記芯出し対象物の円筒状凹部に挿入したとき、前記基準中心位置を座標原点とする、該芯出し対象物の仮決め中心位置のX座標位置又はY座標位置、に応じた電圧を出力するホール素子と、該ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路部と、該増幅回路部の出力に応じて表示器の表示を制御する表示制御回路と、該表示制御回路によって制御され、前記目標中心位置に対する仮決め中心位置のズレを表示する表示器とを備え、前記表示器は、互いに直交するX軸ランプ群とY軸ランプ群を備え、前記表示制御回路は、前記芯出し対象物の仮決め中心位置を、前記X軸系統のホール素子及び前記Y軸系統のホール素子の各出力電圧に対応させて、X軸ランプ群のうちの1つのランプ、及び、Y軸ランプ群のうちの1つのランプをそれぞれ点灯させることによって、X軸方向におけるズレ量及びY軸方向におけるズレ量を点灯位置により代表させて表示させ、前記増幅回路部は二段の増幅回路部からなり、各段の増幅回路部は、ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、該増幅回路のオフセット電圧を設定するリセット回路とを備え、該リセット回路は、基準ゲージの円筒状凹部に円筒状検知部を挿入し、操作スイッチがオンされたときのホール素子の出力電圧に基づいてオフセット電圧を設定するよう構成され、前記基準ゲージは、目標中心位置にセットされた芯出し対象物と同様に構成されたゲージであり、前段の増幅回路部のリセット回路は、粗調整用オフセット電圧を設定し、後段の増幅回路部のリセット回路は、微調整用オフセット電圧を設定し、粗調整用オフセット電圧を設定した後微調整用オフセット電圧を設定することを特徴とする。
【0011】
請求項に係る電磁センサによると、請求項に係る電磁センサと同様、基準ゲージを用いて増幅回路のオフセット電圧を予め設定するようにしたため、電磁センサの個体差による検出誤差が無くなり、精度の高いズレ検出を行うことが可能になるとともに、オフセット電圧に対して粗調整を行なった後微調整を行なうようにしたため、精度の高いオフセット電圧を得ることが可能になる。
【0012】
請求項に係る電磁センサは、請求項又はにおいて、前記X軸系統及びY軸系統に電源を供給する電源回路を備え、該電源回路は、前記操作スイッチに対する操作及び前記表示器の表示変化が無い状態が所定時間継続したとき電源供給を自動的に停止することを特徴とする。
【0013】
請求項に係る電磁センサによると、操作スイッチに対する操作及び表示器の表示変化が無い状態が所定時間継続したとき電源供給を自動的に停止するようにしたため、電磁センサが電源の入ったまま使用されないときの無駄な電力消費を節約することができる。
【0014】
請求項に係る電磁センサは、請求項において前記所定時間は任意に設定可能である。
【0015】
請求項に係る電磁センサによると、所定時間を任意に設定可能にしたため、作業条件、作業環境等にマッチしたタイミングで電源カットを行なうことができるようになる。
【0016】
請求項に係る電磁センサは、請求項1〜において、前記表示制御回路はX軸系統及びY軸系統に対し共通の表示制御回路であり、該表示制御回路の入出力は、X軸系統及びY軸系統で交互に切り替わりながら行なわれることを特徴とする。
【0017】
請求項に係る電磁センサによると、X軸系統及びY軸系統の2つの系統に対し1つの共通の表示制御回路を用いるようにしたため、表示制御回路の簡素化を図ることができる。
【0018】
請求項に係る電磁センサは、請求項において、前記電源回路は電源投入スイッチを備え、該電源投入スイッチと前記操作スイッチは、1つの操作で動作する2極式スイッチを構成することを特徴とする。
【0019】
請求項に係る電磁センサによると、電源投入スイッチと操作スイッチを1つの操作で同時に動作させるようにしたため、操作が簡便になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態に係る電磁センサの概略外観斜視図、図2は、円筒状検知部の平面図、図3は、円筒状検知部の要部断面図、図4は、芯出し対象物に対する電磁センサの使用状態を示す断面図、図5は、基準ゲージに対する電磁センサの使用状態を示す断面図、図6は、電磁センサの電気系統のブロック図、図7は、電源回路のブロック図、図8は、カウンタの設定値変更説明図、図9は、増幅回路部のブロック図、図10は、増幅回路部の変形例のブロック図、図11は、表示制御回路のブロック図、図12は、変形例に係る電気系統のブロック図をそれぞれ示す。
【0022】
図1〜図5において、電磁センサ1は、先端に円筒状検知部2を備える。円筒状検知部2は円筒状ケース3を備え、円筒状ケース3の側壁部4に4つの貫通孔5が穿設されている。4つの貫通孔5は、同一平面上かつ円周方向に等間隔に形成されており、平面視X軸方向に2つの貫通孔5が、また、Y軸方向に2つの貫通孔5が配置されている。各々の貫通孔5には、移動ピン6が挿通されており、移動ピン6は、板ばね7の下端部に固定されている。板ばね7は、側壁部4の内面に軸方向に沿って配設され、板ばね7の上端部は、ねじ止めされている。移動ピン6は、板ばね7が上端部を支点として弾性変形する(撓む)ことによって内外方向つまり半径方向へ移動可能とされている。X軸方向の2つの移動ピン6のうち少なくとも1つの移動ピン6に対応する板ばね7、及び、Y軸方向の2つの移動ピン6のうち少なくとも1つの移動ピン6の各々の下端部には、ホール素子8が固定されており、ホール素子8の下方には、永久磁石9が近接配置されている。ホール素子8は、公知のように、永久磁石9がつくる磁場における位置に応じた電圧を出力する位置センサであり、本実施形態の場合、移動ピン6の内外方向位置(円筒状ケース3の半径方向における位置)に応じた電圧を出力する。また、電磁センサ1は、作業者によって操作される電源投入スイッチ10及び操作スイッチ11を備えており、また、互いに直交するX軸ランプ群12とY軸ランプ群13とからなる表示器14を備えている。
【0023】
電磁センサ1は、図4に示すように、ホルダー100に対して芯出し対象物200をその目標中心位置にセットする際に使用される。このセット方法は、芯出し対象物200をホルダー100に対し仮位置決め固定した後、電磁センサ1を用いながら芯出し対象物200の位置を微調整して最終的に目標中心位置にセットするようにする。その際、電磁センサ1は、芯出し対象物200の相手側部材(例えば、芯出し対象物がダイであるときのパンチ)が取り付けられるホルダー300に取り付けられており、ホルダー300の位置を基準として、芯出し対象物200の円筒状凹部201に円筒状検知部2が挿入状態とされる。作業者は、ホール素子8の出力電圧に応じて表示される表示器14の表示内容を見て、ズレを無くすよう芯出し対象物200の位置を微調整する。
【0024】
ここで、上記のような芯出し対象物200の位置決めは、図5に示すような基準ゲージ400に電磁センサ1をセットする作業を終了した後に始めて行なわれる。基準ゲージ400は、芯出し対象物200が目標中心位置にセットされた状態と同じ状態を作り出すものであり、電磁センサ1が基準ゲージ400にセットされたとき、電磁センサ1のホール素子8は、図4に示した芯出し対象物200が目標中心位置にセットされたときと同じ電圧を出力するよう、構成されている。つまり、図5において、基準ゲージ400は、電磁センサ1の軸心と一致する軸心を有する大径凹部401と小径凹部402とを備え、大径凹部401は、電磁センサ1の中間円筒部15をがたつくことなく保持できるよう形成され、また、小径凹部402の口径は、芯出し対象物200の円筒状凹部201の口径と等しく設定されている。なお、このような基準ゲージ400を用いる理由は、電磁センサ1には公差範囲内で個体差があり、同一の芯出し対象物200を同一の位置にセットした場合であっても電磁センサ1によってホール素子8の出力電圧が一致せず、そのため、芯出し対象物200の位置ズレの方向及び量を正確に検出できなくなる不具合を解消するためである。また、温度誤差を解消するためでもある。
【0025】
次に、図6〜図12に基づいて電磁センサ1の電気系統について説明する。
【0026】
電磁センサ1の電気系統は、基本的には図6に示すように構成される。
【0027】
図6において、電気系統は、X軸系統とY軸系統の2系統からなり、これらの系統は共通の電源回路20から電源供給を受ける。X軸系統は、X軸ランプ群12のうちから、X軸上のホール素子8の出力電圧E0に応じて決定した位置のランプを点灯させる電気系統であり、また、Y軸系統は、Y軸ランプ群13のうちから、Y軸上のホール素子8の出力電圧E0に応じて決定した位置のランプを点灯させる電気系統である。X軸系統、Y軸系統のいずれも、ホール素子8の出力電圧E0を増幅する増幅回路部30、及び、増幅回路部30で増幅された電圧E1に基づいてX軸ランプ群12又はY軸ランプ群13の点灯制御つまり表示制御を行なう表示制御回路40を備える。
【0028】
電源回路20は、図7に示すように、電源投入スイッチ10がオンすると、内蔵電池21に接続されたDC/DCコンバータ22から変換後の直流電圧が電気系統に出力される。この電源供給開始により発振回路23は発振を開始し、カウンタ24も計時を開始するようになり、電源投入スイッチ10がオフしても、カウンタ24を介してDC/DCコンバータ22は電源供給を継続する。カウンタ24は、所定時間を計時するものであり、所定時間内に操作スイッチ11がオンされ、又は、表示器14の表示変化が有った場合に、リセットされ、計時は終了しないのでDC/DCコンバータ22を動作状態に保って電源供給を継続させ、上記所定時間内に、操作スイッチ11がオンされなかった、又は、表示器14の表示変化が無かった場合に、計時を終了し、DC/DCコンバータ22を停止させて電源供給を停止する。つまり、電源回路20は、電源投入スイッチ10のみによって動作が決定される回路に止まっておらず、電気系統への電源供給時に、作業者が所定時間電磁センサ1を使用しなかった場合に電源供給を停止し、これにより無駄な電力消費を避ける動作を行なう。なお、DC/DCコンバータ22における端子aはオン、オフ動作の入力端子、端子bは電圧入力端子、端子cは電圧出力端子、端子dはアース端子である。
【0029】
上記所定時間は、図8に示すように、カウンタ24の設定値つまり設定時間を作業者が選択スイッチ25等を操作することで変更可能にしてもよい。このようにすると、作業者の作業能力や作業環境などの条件に適した時間設定が可能になり、作業途中で電源が停止するなどの不具合の発生を回避しつつ電力節約を行なうことができる。
【0030】
増幅回路部30は、図9に示すように、ホール素子8に接続された増幅回路31と、増幅回路31の帰還回路を構成するリセット回路32とから構成される。
【0031】
リセット回路32は、上述した基準ゲージ400に電磁センサ1をセットし、作業者によって操作スイッチ11がオン操作されることによって動作を開始し、増幅回路31のオフセット電圧を設定する回路である。リセット回路32は、デジタルポテンショメータ32aと比較器32bを備える。デジタルポテンショメータ32aは、操作回路32cによって操作され、抵抗値を変化させることでオフセット電圧を変化させる。比較器32bは、増幅回路31の出力電圧E1と予め設定した基準電圧とを比較し、両者が一致するようになったとき、操作回路32cに停止信号を出力し、デジタルポテンショメータ32aによる抵抗値の変化を停止させ、オフセット電圧を決定する。操作回路32cは、作業者によって操作スイッチ11がオン操作されると、発振回路32dに接続されたカウンタ32eが所定時間を計時終了する時点までは、デジタルポテンショメータ32aの抵抗値を減少させてゆき、カウンタ32eが所定時間を計時終了するようになると、今度は抵抗値を増大させてゆく。上記の如き抵抗値の減少時は、比較器32bからの停止信号を操作回路32cでは受け付けないようにし、抵抗値の増大時に停止信号を操作回路32cで受け付けるようにしてある。なお、基準電圧は、後述する表示制御回路40において、表示器14のX軸ランプ群12及びY軸ランプ群13の中央に位置するランプ12c(13c)を点灯させる条件に合致する電圧に設定されている。また、発振回路32dは、発振回路23と兼用させてもよい。
【0032】
増幅回路部30は、図10に示すように、二段で構成するようにしてもよい。この場合、前段の増幅回路部30Aは、オフセット電圧の粗調整用の増幅回路部で構成され、後段の増幅回路部30Bは、オフセット電圧の微調整用の増幅回路部で構成される。前段及び後段の増幅回路部30A,30Bは、いずれも図9に示した構成と同様に回路が構成されているが、前段の粗調整用増幅回路部30Aにおけるデジタルポテンショメータ32aは、前段の増幅前の出力電圧にオフセット電圧として作用し、後段の微調整用増幅回路部30Bにおけるデジタルポテンショメータ32aは、前段の増幅後の出力電圧にオフセット電圧として作用するため、前段のオフセットは後段に比べて大きな補正量となる。なお、微調整用、粗調整用のリセット回路の発振回路、カウンタ、操作スイッチなどは1つで兼用するようにしてもよい。
【0033】
表示制御回路40は、図11に示すように、比較器41において、増幅回路31の出力電圧E1を複数の基準電圧EB1、EB2、EB3、EB4と比較し、E1<EB1のときX軸ランプ群12(Y軸ランプ群13)の左端(下端)のランプ12a(13a)を点灯させ、EB1<E1<EB2のときX軸ランプ群12(Y軸ランプ群13)の左から二番目(下から二番目)のランプ12b(13b)を点灯させ、EB2<E1<EB3のときX軸ランプ群12(Y軸ランプ群13)の中央(中央)のランプ12c(13c)を点灯させ、EB3<E1<EB4のときX軸ランプ群12(Y軸ランプ群13)の右から二番目(上から二番目)のランプ12d(13d)を点灯させ、EB4<E1のときX軸ランプ群12(Y軸ランプ群13)の右端(上端)のランプ12e(13e)を点灯させる。
【0034】
次に、電磁センサ1の使用方法及び電気系統の動作を説明する。
【0035】
作業者は、まず、電源投入スイッチ10をオン操作する。この電源投入スイッチ10のオン操作により、電源回路20は電源供給を開始する。この電源供給開始により、ホール素子8は、永久磁石9に対する位置に応じた電圧E0を出力し、増幅回路部30に入力され、表示器14のランプが点灯する。そして、図5に示すように、電磁センサ1を基準ゲージ400にセットする。このセット時、移動ピン6の先端は、基準ゲージ400の小径凹部402の内周面と当接状態にあり、永久磁石9に対するホール素子8の位置が決定される。
【0036】
そして、操作スイッチ11がオン操作されると、増幅回路部30においては、カウンタ32eが所定時間を計時終了するまではデジタルポテンショメータ32aの抵抗値を減少させてゆき、オフセット電圧を減少させてゆく。そして、カウンタ32eが所定時間を計時終了した後は、今度は抵抗値を増大させてゆき、オフセット電圧を増大させてゆく。増幅回路31は、ホール素子8の出力電圧E0をオフセット電圧と併せて増幅し、その出力電圧E1は比較器32bにおいて基準電圧と比較される。比較器32bは、増幅回路31の出力電圧E1が基準電圧と一致したとき、操作回路32cを介してデジタルポテンショメータ32aの抵抗値をその時点での抵抗値に固定し、オフセット電圧を決定する。このときの出力電圧E1は、EB2<E1<EB3の範囲内に属しており、X軸ランプ群12及びY軸ランプ群13の中央のランプ12c(13c)が点灯する。
【0037】
次に、作業者は、基準ゲージ400から電磁センサ1を取り外し、芯出し対象物200をホルダー100に仮位置決めした状態で電磁センサ1をホルダー300にセットする。このとき、電磁センサ1の円筒状検知部2は、芯出し対象物200の円筒状凹部201に挿入状態になる。この状態のとき、ホール素子8は、芯出し対象物200の仮決め中心位置に応じた電圧を出力するようになる。仮決め中心位置が目標中心位置と一致するときは、ホール素子8の出力電圧は、電磁センサ1を基準ゲージ400にセットしたときの出力電圧と一致し、表示器14のX軸ランプ群12及びY軸ランプ群13の中央のランプ12c(13c)が点灯する。また、例えば、仮決め中心位置が目標中心位置に対してX軸の負方向及びY軸の正方向に大きくずれているときには、X軸ランプ群12の左端のランプ12a及びY軸ランプ群13の上端のランプ13eが点灯する。
【0038】
作業者は、この表示器14の点灯状態を見て、直感的にズレの方向及び量を把握することができ、この点灯状態に基づいて芯出し対象物200の仮決め位置を修正し、最終的に表示器14の点灯状態がX軸ランプ群12及びY軸ランプ群13の中央のランプ12c(13c)が点灯状態となったときに芯出しを終了し、このときの仮決め位置を芯出し対象物の本決め位置とする。
【0039】
以上説明したように、本実施形態に係る電磁センサ1は、仮位置決めされた芯出し対象物200の円筒状凹部201に、芯出し対象物200の目標中心位置と一致する基準中心位置(ホルダー300)に保持された円筒状検知部2を挿入し、目標中心位置に対する、仮位置決めされた芯出し対象物200の仮決め中心位置のズレを検出、表示する電磁センサであって、X軸系統とY軸系統の2系統からなり、各系統は、それぞれ、円筒状検知部2に設けられ、円筒状検知部2を芯出し対象物200の円筒状凹部201に挿入したとき、基準中心位置を座標原点とする、芯出し対象物200の仮決め中心位置のX座標位置又はY座標位置、に応じた電圧を出力するホール素子8と、ホール素子8の出力電圧E0を増幅する増幅回路部30と、増幅回路部30の出力に応じて表示器14の表示を制御する表示制御回路40と、表示制御回路40によって制御され、目標中心位置に対する仮決め中心位置のズレを表示する表示器14とを備え、表示器14は、互いに直交するX軸ランプ群12とY軸ランプ群13を備え、表示制御回路40は、芯出し対象物200の仮決め中心位置を、X軸系統のホール素子8及びY軸系統のホール素子8の各出力電圧に対応させて、X軸ランプ群12のうちの1つのランプ、及び、Y軸ランプ群13のうちの1つのランプをそれぞれ点灯させることによって、X軸方向におけるズレ量及びY軸方向におけるズレ量を点灯位置により代表させて表示させる。このため、芯出し対象物200の目標中心位置に対する仮決め中心位置のズレは、X軸方向のズレ量及びY軸方向のズレ量として表示器14によって表示されることから、作業者はズレの方向及び量を直感として把握することができるようになる。
【0040】
また、増幅回路部30は、ホール素子8の出力電圧を増幅する増幅回路31と、増幅回路31のオフセット電圧を設定するリセット回路32とを備え、リセット回路32は、基準ゲージ400の円筒状凹部(小径凹部402)に円筒状検知部2を挿入し、操作スイッチ11がオンされたときのホール素子8の出力電圧E0に基づいてオフセット電圧を設定するよう構成され、基準ゲージ400は、目標中心位置にセットされた芯出し対象物200と同様に構成されたゲージである。このように、基準ゲージ400を用いて増幅回路31のオフセット電圧を予め設定するようにしたため、その後、仮位置決めされた芯出し対象物200の仮決め中心位置を検出する際には、この設定されたオフセット電圧を基準としてズレ量が検出されるようになり、このため、電磁センサ1の個体差による検出誤差が無くなり、また温度誤差も解消できて精度の高いズレ検出を行うことが可能になる。
【0041】
また、増幅回路部30は二段の増幅回路部からなり、各段の増幅回路部30A,30Bは、ホール素子8の出力電圧を増幅する増幅回路31と、増幅回路31のオフセット電圧を設定するリセット回路32とを備え、リセット回路32は、基準ゲージ400の円筒状凹部(小径凹部402)に円筒状検知部2を挿入し、操作スイッチ11がオンされたときのホール素子8の出力電圧に基づいてオフセット電圧を設定するよう構成され、基準ゲージ400は、目標中心位置にセットされた芯出し対象物200と同様に構成されたゲージであり、前段の増幅回路部30Aのリセット回路32は、粗調整用オフセット電圧を設定し、後段の増幅回路部30Bのリセット回路32は、微調整用オフセット電圧を設定し、粗調整用オフセット電圧を設定した後微調整用オフセット電圧を設定する。このように、オフセット電圧に対して粗調整を行なった後微調整を行なうようにしたため、精度の高いオフセット電圧を得ることが可能になる。
【0042】
また、電磁センサ1は、X軸系統及びY軸系統に電源を供給する電源回路20を備え、電源回路20は、操作スイッチ11に対する操作及び表示器14の表示変化が無い状態が所定時間継続したとき電源供給を自動的に停止する。このため、操作スイッチ11に対する操作及び表示器14の表示変化が無い状態が所定時間継続したとき電源供給を自動的に停止するようにしたため、電磁センサ1が電源の入ったまま使用されないときの無駄な電力消費を節約することができる。ここで、所定時間を任意に設定可能にすると、作業条件、作業環境等にマッチしたタイミングで電源カットを行なうことができるようになる。
【0043】
また、図12に示すように、表示制御回路40をX軸系統及びY軸系統に対し共通の表示制御回路とし、表示制御回路40の入出力を、発振回路50及び切替えスイッチ60,70により、X軸系統及びY軸系統で交互に切り替えながら行なうようにすると、表示制御回路40の簡素化を図ることができる。
【0044】
また、電源回路20の電源投入スイッチ10と操作スイッチ11を、1つの操作で動作する2極式スイッチで構成することにより、操作が簡便になる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によると、作業者がズレの方向及び量を直感として把握することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電磁センサの概略外観斜視図である。
【図2】円筒状検知部の平面図である。
【図3】円筒状検知部の要部断面図である。
【図4】芯出し対象物に対する電磁センサの使用状態を示す断面図である。
【図5】基準ゲージに対する電磁センサの使用状態を示す断面図である。
【図6】電磁センサの電気系統のブロック図である。
【図7】電源回路のブロック図である。
【図8】カウンタの設定値変更説明図である。
【図9】増幅回路部のブロック図である。
【図10】増幅回路部の変形例のブロック図である。
【図11】表示制御回路のブロック図である。
【図12】変形例に係る電気系統のブロック図である。
【符号の説明】
1 電磁センサ
2 円筒状検知部
8 ホール素子
10 電源投入スイッチ
11 操作スイッチ
12 X軸ランプ群
13 Y軸ランプ群
14 表示器
20 電源回路
30 増幅回路部
30A 前段増幅回路部
30B 後段増幅回路部
31 増幅回路
32 リセット回路
40 表示制御回路
200 芯出し対象物
201 円筒状凹部
400 基準ゲージ
402 小径凹部(円筒状凹部)

Claims (6)

  1. 仮位置決めされた芯出し対象物の円筒状凹部に、該芯出し対象物の目標中心位置と一致する基準中心位置に保持された円筒状検知部を挿入し、前記目標中心位置に対する、該仮位置決めされた芯出し対象物の仮決め中心位置のズレを検出、表示する電磁センサであって、
    X軸系統とY軸系統の2系統からなり、
    各系統は、それぞれ、
    前記円筒状検知部に設けられ、該円筒状検知部を前記芯出し対象物の円筒状凹部に挿入したとき、前記基準中心位置を座標原点とする、該芯出し対象物の仮決め中心位置のX座標位置又はY座標位置、に応じた電圧を出力するホール素子と、
    該ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路部と、
    該増幅回路部の出力に応じて表示器の表示を制御する表示制御回路と、
    該表示制御回路によって制御され、前記目標中心位置に対する仮決め中心位置のズレを表示する表示器とを備え、
    前記表示器は、互いに直交するX軸ランプ群とY軸ランプ群を備え、
    前記表示制御回路は、前記芯出し対象物の仮決め中心位置を、前記X軸系統のホール素子及び前記Y軸系統のホール素子の各出力電圧に対応させて、X軸ランプ群のうちの1つのランプ、及び、Y軸ランプ群のうちの1つのランプをそれぞれ点灯させることによって、X軸方向におけるズレ量及びY軸方向におけるズレ量を点灯位置により代表させて表示させ
    前記増幅回路部は、ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、該増幅回路のオフセット電圧を設定するリセット回路とを備え、該リセット回路は、基準ゲージの円筒状凹部に円筒状検知部を挿入し、操作スイッチがオンされたときのホール素子の出力電圧に基づいてオフセット電圧を設定するよう構成され、前記基準ゲージは、目標中心位置にセットされた芯出し対象物と同様に構成されたゲージであることを特徴とする電磁センサ。
  2. 仮位置決めされた芯出し対象物の円筒状凹部に、該芯出し対象物の目標中心位置と一致する基準中心位置に保持された円筒状検知部を挿入し、前記目標中心位置に対する、該仮位置決めされた芯出し対象物の仮決め中心位置のズレを検出、表示する電磁センサであって、
    X軸系統とY軸系統の2系統からなり、
    各系統は、それぞれ、
    前記円筒状検知部に設けられ、該円筒状検知部を前記芯出し対象物の円筒状凹部に挿入したとき、前記基準中心位置を座標原点とする、該芯出し対象物の仮決め中心位置のX座標位置又はY座標位置、に応じた電圧を出力するホール素子と、
    該ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路部と、
    該増幅回路部の出力に応じて表示器の表示を制御する表示制御回路と、
    該表示制御回路によって制御され、前記目標中心位置に対する仮決め中心位置のズレを表示する表示器とを備え、
    前記表示器は、互いに直交するX軸ランプ群とY軸ランプ群を備え、
    前記表示制御回路は、前記芯出し対象物の仮決め中心位置を、前記X軸系統のホール素子及び前記Y軸系統のホール素子の各出力電圧に対応させて、X軸ランプ群のうちの1つのランプ、及び、Y軸ランプ群のうちの1つのランプをそれぞれ点灯させることによって、X軸方向におけるズレ量及びY軸方向におけるズレ量を点灯位置により代表させて表示させ、
    前記増幅回路部は二段の増幅回路部からなり、
    各段の増幅回路部は、ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、該増幅回路のオフセット電圧を設定するリセット回路とを備え、該リセット回路は、基準ゲージの円筒状凹部に円筒状検知部を挿入し、操作スイッチがオンされたときのホール素子の出力電圧に基 づいてオフセット電圧を設定するよう構成され、前記基準ゲージは、目標中心位置にセットされた芯出し対象物と同様に構成されたゲージであり、
    前段の増幅回路部のリセット回路は、粗調整用オフセット電圧を設定し、後段の増幅回路部のリセット回路は、微調整用オフセット電圧を設定し、粗調整用オフセット電圧を設定した後微調整用オフセット電圧を設定することを特徴とする電磁センサ。
  3. 前記X軸系統及びY軸系統に電源を供給する電源回路を備え、該電源回路は、前記操作スイッチに対する操作及び前記表示器の表示変化が無い状態が所定時間継続したとき電源供給を自動的に停止することを特徴とする請求項1又は2記載の電磁センサ。
  4. 前記所定時間は任意に設定可能であることを特徴とする請求項3記載の電磁センサ。
  5. 前記表示制御回路はX軸系統及びY軸系統に対し共通の表示制御回路であり、該表示制御回路の入出力は、X軸系統及びY軸系統で交互に切り替わりながら行なわれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の電磁センサ。
  6. 前記電源回路は電源投入スイッチを備え、該電源投入スイッチと前記操作スイッチは、1つの操作で動作する2極式スイッチを構成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の電磁センサ。
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