JPH0735982Y2 - 階 段 - Google Patents

階 段

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JPH0735982Y2
JPH0735982Y2 JP7523992U JP7523992U JPH0735982Y2 JP H0735982 Y2 JPH0735982 Y2 JP H0735982Y2 JP 7523992 U JP7523992 U JP 7523992U JP 7523992 U JP7523992 U JP 7523992U JP H0735982 Y2 JPH0735982 Y2 JP H0735982Y2
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JP
Japan
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side plate
stair
locking
column
handrail
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JP7523992U
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隆桂司 室
弘文 大坪
文隆 鈴木
了一 満園
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ダイワラクダ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、建築現場の事
務所などに設置される仮設階段に関するもので、特に、
階段側板の外側に手摺りを取付けた階段に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】上記のような仮設階段に手
摺りを取付ける場合、従来では、手摺り支柱の下端部及
び階段側板の手摺り支柱取付け位置にそれぞれボルト挿
通孔を明け、両ボルト挿通孔にボルトを挿通してナット
で締付けることにより、手摺り支柱を階段側板に取付け
ていたが、このようなボルトナットによる取付け作業で
は、ボルトナットを一々締付ける作業に時間がかかり、
しかもその締付け作業を階段側板の内外両側で同時に行
わなければならないことから、取付け作業及び取り外し
作業が非常に面倒であった。
【0003】本考案は、上記に鑑み、階段側板への手摺
りの取付け作業が容易迅速に行える階段を提供すること
を主たる目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1に係る
階段は、各手摺り支柱5の下端部内側面に複数の係止片
16,17を突設し、前記階段側板2には前記係止片1
6,17が落とし込み式に係止可能な係止孔18,19
を設け、この階段側板2の係止孔18,19に、前記支
柱5下端部の係止片16,17を係入して落とし込むと
共に、前記階段側板2外面と前記支柱5下端部内側面と
の間の隙間23から、前記複数の係止片16,17のう
ち少なくとも1つの係止片の上方側隙間部23aに、係
止片抜け出し阻止部材24を着脱可能に挿着してなるこ
とを特徴とする。
【0005】請求項2に係る階段は、階段側板2が、内
側側板材9と外側側板材10とからなり、両側板材9,
10間には支柱取付け位置に、両側板材9,10のそれ
ぞれ内面に当接される補強枠11を配設し、この補強枠
11における前記外側側板材10に当接する側枠片11
bと、当該外側側板材10とに亘って前記係止孔18,
19、20,21を設けてなることを特徴とする。
【0006】請求項3に係る階段は、階段側板2の外側
面にはその上下両側辺にそれぞれ突条部10a,10b
が条設されていて、前記支柱5下端部は前記上下両突条
部10a,10bに亘って当接支持され、しかして前記
係止片抜け出し阻止部材24は、前記上下両突条部10
a,10b間において階段側板2外面と支柱5下端部内
側面との間に形成される隙間23から前記少なくとも1
つの係止片の上方側隙間部23aに挿着させてなること
を特徴とする。
【0007】
【実施例】実施例について図1〜図10を参照して説明
すると、図1は建築作業現場の事務所に仮設された階段
の斜視図、図2はその全体側面図を示したもので、この
階段は、建物側壁Wに接する階段側板1と、これに対向
する反対側の階段側板2と、両階段側板1,2間に横架
された多数の階段踏板3とから構成され、片方の階段側
板2には手摺り4が取付けられている。
【0008】この手摺り4は、複数本の手摺り支柱5
と、これら手摺り支柱5の上端部に階段側板3と平行に
連結された手摺り笠木6とからなり、各手摺り支柱5
は、その上端から階段の傾斜に沿って斜め上方へ一体連
設された傾斜杆7と、この傾斜杆7の先端から水平に一
体連設された水平杆8とを有し、傾斜杆7が前記手摺り
笠木6の下面に固着され、水平杆8の先端が他の手摺り
支柱5に連結されている。このように、手摺り笠木6
と、手摺り支柱5から上方に延びた傾斜杆7及び水平杆
8とがトラス構造を形成するため、手摺り4は極めて頑
強となり、手摺り笠木6に相当な荷重がかかっても手摺
り支柱5が変形するようなことがない。
【0009】前記階段側板2は、図10に示すように、
それぞれ断面略コ字形のアルミニウム押し出し型材より
なる内側側板材9と外側側板材10とを互いに嵌合連結
して中空枠状に形成したもので、外側側板材10にはそ
の上下両端部にそれぞれ外側面に突出する突条部10
a,10bが条設されている。そして、この中空枠状階
段側板2の両側板材9,10間には手摺り支柱5の取付
け位置に、図4、図7及び図8に示すように、内側側板
材9内面に当接される側枠片11aと、外側側板材10
内面に当接される側枠片11bと、これら両側枠片11
a、11bをつなぐ連結片11cとからなる断面略Z字
状の補強枠11が配設されている。
【0010】前記手摺り4の手摺り支柱5は、図6及び
図7に示すように、角筒状材によって形成されたもの
で、この支柱5内にはそのほぼ全長に亘り(傾斜杆7及
び水平杆8は除く)補強用の角筒状内杆12が挿入され
て、ビス13により固定されている。そして、この手摺
り支柱5の下端部には、その内側面の一側辺に沿って形
成されたスリット14から前記内杆12と手摺り支柱5
内面との間に板材15が挿入されて定位置に溶接で固着
され、この板材15に、前記スリット14から当該支柱
5下端部の内側面に突出する上下一対の倒L字形係止片
16,17が一体形成されている。
【0011】図3、図7及び図8に示すように、前記階
段側板2の外側側板材10にはその手摺り支柱取付け位
置に、前記上下一対の倒L字形係止片16,17がそれ
ぞれ落とし込み式に係止可能な上下一対の係止孔18,
19が貫通形成され、また図4、図7及び図8に示すよ
うに、前記補強枠11の側枠片11bには、前記外側側
板材10形成された係止孔18,19と重合する位置
に、それと同様な上下一対の係止孔20,21が貫通形
成されている。尚、補強枠11の側枠片11bは階段側
板2の外側側板材10に対しビス22結合されている。
また、前記外側側板材10の係止孔18,19及び補強
枠11の係止孔20,21のいずれも、前記手摺り支柱
5側の各係止片16,17が入れ易いように、当該係止
孔の上方部側が幅広く形成されている。
【0012】前記手摺り4を階段側板2に取付けるにあ
たっては、上述した各支柱5下端部の上下一対の倒L字
形係止片16,17を、階段側板2側の係止孔18,1
9から補強枠11側の係止孔20,21に係入して落と
し込み、各支柱5下端部の内側面を階段側板2における
外側側板材10の上下両突条部10a,10bに当接支
持させた状態とし、斯かる状態において、前記外側側板
材10外面と前記支柱5下端部の内側面との間に形成さ
れる隙間23(図8参照)から前記各係止片16,17
の上方側隙間部23aに係止片抜け出し阻止部材24を
挿着し、それにより前記係止孔18,19からの当該係
止片16,17の抜け出しを阻止して、各支柱5下端部
を階段側板2に対して固定する。
【0013】前記係止片抜け出し阻止部材24は、図9
に示すように、硬質合成樹脂によって内側部片24aと
外側部片24bとからなる断面略U字形に形成された弾
性体で、内側部片24aの外面には係合突起24cが、
また外側部片24bの基端にはストッパー片24dが形
成してある。しかして、この係止片抜け出し阻止部材2
4を前記隙間部23aに挿入する際に、予め両部片24
a,24bを両側から押さえつけた状態で前記隙間部2
3aに挿入すると、当該隙間部23a内で両部片24
a,24bが復元して、内側部片24aの係合突起24
cが図7及び図8に示すように係止孔18,19に突入
すると共に、外側部片24bが支柱5下端部の内側面に
圧接する。それにより、係止片抜け出し阻止部材24は
前記隙間部23aに固定されて、前記係止片16,17
の抜け出しを阻止する。尚、前記ストッパー片24dは
支柱5下端部の内側端に係止される。
【0014】前記手摺り4を階段側板2から取り外す場
合には、前記係止片抜け出し阻止部材24の内外両部片
24a,24b間にマイナス形ドライバーなどを突っ込
んで手前側にこじるようにすることにより、この係止片
抜け出し阻止部材24を前記隙間部23aから抜取り、
そして手摺り支柱5を一旦上方へ引き上げた後、外側へ
水平方向へ引いて、支柱5下端部の係止片16,17を
階段側板2側の係止孔18,19、20,21から抜き
取ればよい。従って、上述したような構成により、手摺
り支柱5の階段側板2への取付け並びに取り外しが簡単
容易となる。
【0015】図5は各階段踏板3の断面構造を示し、こ
の階段踏板3はアルミニウムの押し出し型材よりなるも
ので、平板状の踏板本体3aと、この踏板本体3aの裏
面から下向きに一体突設された前端化粧縁3b、複数の
倒T字状補強片3c及び後端支持片3dと、から構成さ
れている。尚、25は蹴り込み板で、その上端部が前端
化粧縁3bの下端部に係嵌され、また蹴り込み板25の
下端部は、最下段部の踏板3については床取付け板26
にビス止めされる。このように、各階段踏板3は中空状
ではなく、その下面側が図示のような開放構造であるた
め、階段使用時に靴音等が共鳴することがなく、騒音を
緩和することができる。
【0016】また、図5、図7あるいは図8に示すよう
に、前記両階段側板1,2及び前記階段踏板3は、各階
段踏板3の裏側に添設された複数本の補強管27によっ
て互いに一体的に組付けられている。即ち、前記各補強
管27は、階段踏板3と同じ長さを有すると共に両端に
それぞれナット28を埋設固定してなるもので、図5及
び図7に示すように、この補強管27を各階段踏板3の
踏板本体3a裏面にその全長に亘って形成された丸溝2
9に挿通支持させておいて、各階段踏板3を両階段側板
1,2間に配置し、しかして両階段側板1,2側から前
記各補強管27両端のナット28にボルト30を螺合し
締め付けることによって、両階段側板1,2と各階段踏
板3とが互いに組付け固定される。この場合、階段側板
2のように内側側板材9と外側側板材10とからなる階
段側板では、ボルト30は内側側板材9から前記ナット
28に螺合され、また両側板9,10からなる階段側板
2内に補強枠11がある位置では、ボルト30は前記補
強枠11の側枠片11aから内側側板材9を通じてナッ
ト28に螺合される。従って、このような補強管27に
よる連結構造によれば、両階段側板1,2と各階段踏板
3とを同時に連結できて、組立て作業の簡素化を図るこ
とができると共に、長尺状の通しボルトの使用に較べ重
量の軽減化と低コスト化を図ることができる。
【0017】以上説明した実施例では、支柱下端部に係
止片を上下一対設けたが、この係止孔は2つ以上複数設
けてもよい。階段側板の係止孔についても同様である。
また、係止片の形状については、当該係止片が落とし込
み式に係止孔に係止可能であれば、実施例のものに限定
されない。また実施例では、片方の階段側板にのみ手摺
りを取付けているが、手摺りは両方の階段側板に取付け
てもよい。また、階段側板は単板からなるものでもよ
い。また実施例では、係止片抜け出し阻止部材を手摺り
支柱側の上下各係止片の上方隙間部に挿着したが、少な
くとも一方の係止片の上方隙間部に挿着すればよい。
【0018】
【考案の作用及び効果】請求項1に係る考案によれば、
階段側板に手摺り支柱を取付けるあたっては、階段側板
の係止孔に各支柱下端部の係止片を係入して落とし込
み、当該階段側板外面と前記支柱下端部内側面との間の
隙間から、少なくとも1つの係止片の上方側隙間部に、
係止片抜け出し阻止部材を挿着することによって、各手
摺り支柱が階段側板に固定される。また、係止片抜け出
し阻止部材は着脱可能であるから、前記隙間部から抜き
出した後、手摺り支柱を一旦引き上げて外方へ引き出せ
ば、手摺り支柱は階段側板から外れることになる。従っ
て、階段側板への手摺り支柱の取付けならびに取り外し
作業をきわめて簡単容易に行うことができる。
【0019】請求項2によれば、手摺り支柱を階段側板
に取付けた状態において、支柱下端部の係止片が、階段
側板の両側板材間に位置して、外部から見えないため、
外観状の体裁が良好となり、また内側側板材の支柱取付
け部は補強枠で補強されるため、十分な取付強度を確保
できる。
【0020】請求項3によれば、階段側板の上下両突条
部に亘って支柱下端部の内側面が当接されることによ
り、階段側板外面と前記支柱下端部内側面との間の隙間
が必然的に確保され、従って係止片抜け出し阻止部材を
より厚く頑丈な構造のものとすることができると共に、
当該隙間への係止片抜け出し阻止部材の挿入作業がし易
くなる効果がある。
【0021】請求項4によれば、階段側板と各階段踏板
とを同時に連結できて、組立て作業の簡素化を図ること
ができると共に、長尺状の通しボルトの使用に較べ重量
の軽減化と低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す階段の斜視図である。
【図2】同上の階段の全体側面図である。
【図3】図2の矢印A部分の拡大図である。
【図4】図3と同様な図であるが、階段側板のところか
ら断面した状態での断面図である。
【図5】図3と同様な図であるが、階段踏板のところか
ら断面した状態での断面図である。
【図6】支柱下端部を示す拡大詳細斜視図である。
【図7】支柱取付け部分の拡大詳細水平断面図である。
【図8】支柱取付け部分の拡大詳細垂直断面図である。
【図9】係止片抜け出し阻止部材を示す斜視図である。
【図10】階段側板の断面図である。
【符号の説明】
1 階段側板 2 階段側板 3 階段踏板 4 手摺り 5 手摺り支柱 9 内側側板材 10 外側側板材 11 補強枠 16 係止片 17 係止片 18 係止孔 19 係止孔 20 係止孔 21 係止孔 23 隙間 23a 隙間部 24 係止片抜け出し阻止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 満園 了一 大阪府大阪市西区立売堀2丁目1番9号 ダイワラクダ工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−2926(JP,U)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】階段側板の外側に手摺りを取付けた階段に
    おいて、各手摺り支柱の下端部内側面に複数の係止片を
    突設し、前記階段側板には前記係止片が落とし込み式に
    係止可能な係止孔を設け、この階段側板の係止孔に、前
    記支柱下端部の係止片を係入して落とし込むと共に、前
    記階段側板外面と前記支柱下端部内側面との間の隙間か
    ら、前記複数の係止片のうち少なくとも1つの係止片の
    上方側隙間部に、係止片抜け出し阻止部材を着脱可能に
    挿着してなることを特徴とする階段。
  2. 【請求項2】前記階段側板は、内側側板材と外側側板材
    とからなり、両側板材間には支柱取付け位置に、両側板
    材のそれぞれ内面に当接される補強枠を配設し、この補
    強枠における前記外側側板材に当接する側枠片と、当該
    外側側板材とに亘って前記係止孔を設けてなることを特
    徴とする請求項1に記載の階段。
  3. 【請求項3】前記階段側板の外側面にはその上下両側辺
    にそれぞれ突条部が条設されていて、前記支柱下端部
    は、前記上下両突条部に亘って当接支持され、しかして
    前記係止片抜け出し阻止部材は、前記上下両突条部間に
    おいて階段側板外面と支柱下端部内側面との間に形成さ
    れる隙間から前記少なくとも1つの係止片の上方側隙間
    部に挿着させてなることを特徴とする請求項1に記載の
    階段。
  4. 【請求項4】階段踏板の裏側に補強管を添設し、この補
    強管の両端に埋設したナットに階段側板側からボルトを
    螺着してなることを特徴とする請求項1に記載の階段。
JP7523992U 1992-10-29 1992-10-29 階 段 Expired - Lifetime JPH0735982Y2 (ja)

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JPH0640167U JPH0640167U (ja) 1994-05-27
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