JPH0735964U - オーガ式製氷機のオーガ軸構造 - Google Patents

オーガ式製氷機のオーガ軸構造

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JPH0735964U
JPH0735964U JP6503493U JP6503493U JPH0735964U JP H0735964 U JPH0735964 U JP H0735964U JP 6503493 U JP6503493 U JP 6503493U JP 6503493 U JP6503493 U JP 6503493U JP H0735964 U JPH0735964 U JP H0735964U
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JP
Japan
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auger
shaft portion
type ice
shaft
casing
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JP6503493U
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進 立松
直也 内田
和弘 森
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作や分解、交換が容易で、かつ運転中にお
いても安定した回転状態が得られる高強度、高精度のオ
ーガ式製氷機のオーガ軸構造を提供する。 【構成】 オーガ式製氷機は、冷媒蒸発管が巻装された
冷凍ケーシングと、該冷凍ケーシング内に回転自在に設
けられたオーガ10と、冷凍ケーシングの上端内部に設
けられオーガの上部軸部を支持する押圧頭と、冷凍ケー
シングの下端内部に設けられオーガの下部軸部13を支
持する軸受とを備える。オーガの上部軸部や下部軸部1
3の少なくとも一方は、螺旋状刃を有するオーガ本体1
1とは別体で製作され、上下部軸部の少なくとも一方と
オーガ本体とは、運転によって締まり勝手のねじ継手1
1b、13cで連結されており、更に両者の間に互いに
接するテーパ面11c、15aが形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オーガ式製氷機に関し、特にそのオーガ軸の改良構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
オーガ式製氷機においては、冷媒蒸発管が外周面に巻装された円筒体即ち冷凍 ケーシングが用いられ、その中にオーガが回転自在に設けられる。オーガの形状 は、軸方向中央部が大径のスクリュー部(螺旋状の剥離刃が形成されている)と なり、両端部は、小径の回転支持軸となっている。この回転支持軸は、オーガ式 製氷機の運転中、軸受によって支持され、大きい荷重を受けているので摩耗し易 い。回転支持軸の摩耗量が許容限度を超えれば、オーガを新品に交換することと なるが、その他の部分は更に使用可能なので、回転支持軸の摩耗のためにオーガ 全体を新部品に交換することは、費用的にも大変であり、また、資源の無駄遣い となる。従って、オーガのスクリュー部と、回転支持軸とをねじ継手により結合 して摩耗した回転支持軸のみを交換できるようにした構成が提案されている(実 開平5−4771号公報参照)。
【0003】 大径のスクリュー部においては、必ずしも中実にする必要もなく、また、回転 支持軸の部分の加工代を少なくするなど、製作費の低減を主目的としてスクリュ ー部と回転支持軸とを別体で製作し、これ等を組み立てて一つのオーガにするこ とも提案されている(実開昭49−45612号公報、同59−26574号公 報参照)。これ等の提案の一においては、スクリュー部は、中空軸構造とし、上 部回転支持軸がねじ接合で連結され、下部回転支持軸は、延長された駆動モータ 側出力軸で兼用されている。他の提案においては、上部回転支持軸は、非円形断 面延長軸で中空スクリュー部と連結され、下部回転支持軸も同様に連結され、両 者はテーパ接合面で芯出しされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述の各提案は、相応の目的を達するものではあるが、次のような問題点が残 っている。即ち、実開平5−47771号公報記載のものにおいては、上部回転 支持軸は、氷の圧縮通路を画成する押圧頭に支持されているので、徒らに大径に はできない。この構造では、回転支持軸には、雌ねじが形成されるが小径である 上、スクリュー部とスキマバメの嵌合であるため、ねじ部に大きな力が加わって 強度上問題となるばかりでなく芯振れも起きやすい。また、大径のスクリュー部 の一端から軸方向に突出した軸に雄ねじを加工するので、加工代も大きく、材料 経済上効率的でない。更に、実開昭59−45461号公報や同59−2657 4号公報記載のものにおいては、スクリュー部と他の軸部との継手構造が、嵌合 式で、固着されていないので、芯振れが発生し易く、これが発生すると、スクリ ュー部の剥離刃と冷凍ケーシングの内面との干渉、接触事故が生じ易い。 従って、本考案の目的は、製作や分解、交換が容易で、かつ運転中においても 安定した回転状態が得られる高強度、高精度のオーガ式製氷機のオーガ軸構造を 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案によれば、冷媒蒸発管が外面に巻装された 冷凍ケーシングと、該冷凍ケーシング内に回転自在に設けられ外面に螺旋状刃が 形成されたオーガと、前記冷凍ケーシングの上端内部に設けられオーガの上部軸 部を支持する押圧頭と、冷凍ケーシングの下端内部に設けられオーガの下部軸部 を支持する軸受とを備えたオーガ式製氷機において、オーガの上部軸部や下部軸 部の少なくとも一方は、螺旋状刃を有するオーガ本体とは別体で製作され、上下 部軸部の少なくとも一方とオーガ本体とは、運転によって締まり勝手のねじ継手 で連結されており、更に両者の間に互いに接するテーパ面が形成されて構成され ている。
【0006】
【作用】
冷媒蒸発管の中を流れる冷媒の蒸発によって冷凍ケーシング及びその内部は冷 却され、冷凍ケーシングの内面に氷結、成長する氷層は、回転するオーガの螺旋 状刃によって掻き取られ、上方へ送られるが、この回転に際し、オーガ本体と上 部軸部や下部軸部の少なくとも一方とのねじ継手は、締まる方向の力を受けるが 、これにより、両者にそれぞれ形成されたテーパ面は衝接し、整列が促進される 。両者の隙間がなくなれば、ねじ継手のねじこみは停止される。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照して詳細に説明するが、 図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。 オーガ式製氷機1の円筒状の冷凍ケーシング2は、駆動用ギヤードモータ4の 出力軸ケーシング4aに、ハウジング6を介して固定されていて、鉛直方向に延 出している。冷凍ケーシング2とハウジング6との連結には、ボルト6aが使用 される。冷凍ケーシング2の外面には、冷媒蒸発管8が巻かれ、更にその外側が 断熱材9によって覆われている。
【0008】 冷凍ケーシング2の中に、オーガ10が同軸状に設けられており、その詳細構 造は後述する。オーガ10の下部回転支持軸即ち下部軸部13は、軸受21を介 してハウジング6に支持されている。更に、下部軸部13は、スプライン継手2 3を介して、ギヤードモータ4の出力軸4bに連結されており、即ち、オーガ1 0は、ギヤードモータ4によって駆動される。
【0009】 オーガ10の上部回転支持軸即ち上部軸部17は、軸受25を介して押圧頭2 7に支持されているが、その押圧頭27は、ボルト27aにより冷凍ケーシング 2の上端内部に固定され、図示しない氷の圧縮通路を冷凍ケーシング2の内周面 と協働して画成している。上部軸部17の先端に固定されたカッタ29は、圧縮 通路を通って出てきた氷を折断する。オーガ10のオーガ本体11は、外面に形 成された螺旋状の剥離刃11aを有している。
【0010】 本考案の構成上の特徴をとなるオーガ10の構造が図2に示されている。上部 軸部17は、オーガ本体11の上部に削成されたねじ孔に螺合しており、下部軸 部13も同様のねじ継手構造でオーガ本体11の下部に連結している。
【0011】 図3に、下部軸部13の詳細構造及びオーガ本体11との連結構造が示されて いる。下部軸部13の下端部には、連結用スプライン13aが削成され、更に軸 受21に接する部分には、自溶性合金溶射層(ニッケルを主体としたものやタン グステンカーバイド等を混入したものがある)13bが形成されている。これに より耐摩耗性が向上されている。そして、オーガ本体11のねじ孔11bに螺合 するねじ軸13cが、下部軸部13の上端に形成されている。ねじ軸13cのね じの方向は、下部軸部13が、ギヤードモータ4の出力軸4bによって駆動され るとき、締め込まれる方向である。ねじ軸13cの根元に、環状フランジ15が 形成され、その外面に角度θのテーパ面15aが形成されている。この角度θは 、60゜以下が好ましい。テーパ面15aが接するテーパ面11cがオーガ本体 11側に形成されているが、テーパ面15aの最大径d3は、テーパ面11cの 最大径d1より大きく、かつテーパ面15aの高さ(軸方向距離)h3は、テーパ 面11cの高さh1より小さく設定されている。
【0012】 同様に、図4には、上部軸部17の詳細構造及びオーガ本体11との連結構造 が、分解図として示されている。オーガ本体11の上部には、ねじ孔11dが削 成され、その出口にテーパ面11eが形成されている。上部軸部17には、ねじ 孔11dに螺合するねじ軸17aが形成され、その根元部分に環状フランジ19 が形成されている。環状フランジ19には、オーガ本体11のテーパ面11eに 押接するテーパ面19aが形成され、そのテーパ角度はやはり60゜以下が好ま しい。テーパ面11eの最大径d2は、テーパ面19aの最大径d4より小さく、 テーパ面11eの深さh2は、テーパ面19aの高さh4より大きく設定されてい る。
【0013】 更に、上部軸部17の上端には、カッタ29の取付用のねじ孔17bが穿設さ れ、脱着工具用切欠き17cが形成されている。このような形状、構造の上部軸 部17を、図3の下部軸部13と同様にオーガ本体11にねじ込めば、テーパ面 19a、11eが接触し合い、テーパ面の調芯作用により両者の軸心は整列する 。両者のねじ継手は、前述と同様、オーガ10が回転するとき締め込まれるよう に設計されているので、オーガ式製氷機1の運転中、テーパ面19a、11eが 適度に接触し合っている。更に、上部軸部17には、軸受25に接する部分に、 溶射された自溶性合金層17dが形成されているから、耐摩耗性が良い。
【0014】 以上のように上部軸部17、下部軸部13とオーガ本体11とをねじ継手で結 合して組み立てられたオーガ10を、図1のように冷凍ケーシング2の中に組み 入れて運転すれば、ねじ孔11bとねじ軸13c及びねじ孔11dとねじ軸17 aからそれぞれ構成されるねじ継手は、更に緊密に螺合し、テーパ面は、完全に 密着する。このようにして、大きな摩擦伝達トルクが生じ、ねじ面には大きな力 は作用せず、かつ整列性、封水性も向上し、ねじ面は発錆等から保護される。
【0015】 尚、前記実施例においては、オーガのオーガ本体にねじ孔を形成し上部軸部と 、下部軸部とにねじ軸を形成したが、反対にオーガ本体側にねじ軸、上部軸部や 下部軸部にねじ孔を形成してねじ継手を構成しても、ねじの方向が締まり勝手で あれば、整列性、封水性も得られることは勿論である。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、オーガをオーガ本体と別体の上下回転支持軸 との組立構造にし、両者の連結手段を運転方向で締まる方向のねじ継手とし、両 者の円周テーパ面に常に押圧力が作用するようにしたので、高摩擦伝達力、高シ ール性、高整列性が得られ、ねじ面を保護しうると共に、芯振れをなくすことが できる。また、分解が容易で、摩耗した上下回転支持軸を容易に交換しうるので 、保守性も大きく向上しえる。尚、上下回転支持軸の両方を別体組立型にする必 要もなく、摩耗や損傷の生じやすい上部回転支持軸のみを別体構造とし、ねじ継 手とテーパ面とで結合しても、本考案の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るオーガ式製氷機の全体構造を示
す一部切欠き立面図である。
【図2】 本考案に係る図1のオーガ式製氷機における
オーガを示す部品全体図である。
【図3】 図2のオーガの要部となる下部回転支持軸を
示す部分断面図である。
【図4】 図2のオーガの要部となる上部回転支持軸を
示す部分分解図である。
【符号の説明】
1…オーガ式製氷機、2…冷凍ケーシング、4…ギヤー
ドモータ、8…冷媒蒸発管、10…オーガ、11…オー
ガ本体、11a…剥離刃、11b…ねじ孔、11c…テ
ーパ面、11d…ねじ孔、11e…テーパ面、13…下
部軸部、15a…テーパ面、17…上部軸部、19a…
テーパ面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒蒸発管が外面に巻装された冷凍ケー
    シングと、該冷凍ケーシング内に回転自在に設けられ外
    面に螺旋状刃が形成されたオーガと、前記冷凍ケーシン
    グの上端内部に設けられ前記オーガの上部軸部を支持す
    る押圧頭と、前記冷凍ケーシングの下端内部に設けられ
    前記オーガの下部軸部を支持する軸受とを備えたオーガ
    式製氷機において、前記オーガの上部軸部及び下部軸部
    の少なくとも一方をオーガ本体とは別体に構成し、別体
    の前記上部軸部及び下部軸部の少なくとも一方と前記オ
    ーガ本体とは、ねじ継手で連結合体すると共に、両者の
    間に互いに接するテーパ面を形成したことを特徴とする
    オーガ式製氷機のオーガ軸構造。
  2. 【請求項2】 前記ねじ継手は、前記オーガ本体の端部
    に形成した雌ねじ孔と、別体の前記上部軸部及び下部軸
    部の少なくとも一方に形成した雄ねじ軸とから形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のオーガ式製氷機のオー
    ガ軸構造。
JP6503493U 1993-12-06 1993-12-06 オーガ式製氷機のオーガ軸構造 Pending JPH0735964U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183603A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Daiki Kogyo Kk スクリュープレス式脱水装置

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