JPH0735864B2 - ガバナ比例弁の制御装置 - Google Patents

ガバナ比例弁の制御装置

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JPH0735864B2
JPH0735864B2 JP1170732A JP17073289A JPH0735864B2 JP H0735864 B2 JPH0735864 B2 JP H0735864B2 JP 1170732 A JP1170732 A JP 1170732A JP 17073289 A JP17073289 A JP 17073289A JP H0735864 B2 JPH0735864 B2 JP H0735864B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガバナ比例弁の電磁アクチュエータに電流を
供給する制御装置に関し、特にガバナ比例弁のガバナ鳴
りを抑える技術に関する。
[従来の技術] ガバナ弁と電磁比例弁とが一体となったガバナ比例弁
は、通過するガスによって弁体が振動する。振動した弁
体と弁座とが当接して音源となる。一般に、この音源の
周波数と、ガバナ比例弁の二次圧室の固有振動数とが、
ほぼ一致する。このため、共振によりガバナ鳴りが発生
する。
このガバナ鳴りを抑えるために、従来では、二次圧室内
に、連通穴を備えた隔壁を設けていた。二次圧室へ連通
穴を備えた隔壁を設けると、二次圧室の固有振動数が高
い周波数へずれる。このため、音源と、二次圧室の固有
振動数とが不一致となり、ガバナ鳴りが抑えられる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のガバナ比例弁は、ガバナ鳴りを抑えるには、連通
穴を備えた隔壁を、二次圧室内に必要としていた。この
ため、ガバナ比例弁の構造が複雑となったり、部品点数
が増える等の問題点を備えていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、二次圧室内から隔壁を無くしてガバナ鳴りを抑え、
さらに、比例弁のヒステリシスを抑えることのできるガ
バナ比例弁の制御装置の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のガバナ比例弁の
制御装置は、次の技術的手段を採用する。
(請求項1に対応した手段) ガバナ比例弁の制御装置は、一次圧室内へ流入するガス
の圧力に応じて弁体を変位させ、二次圧室より流出する
ガスの流量を一定に保つガバナ機構に、印加される電流
量に応じて前記弁体に変位力を付与する電磁アクチュエ
ータを組み付けたガバナ比例弁と、前記電磁アクチュエ
ータの電流量が所定電流量未満の場合に、前記二次圧室
の固有振動数を避けた周波数のパルス波形の電流を前記
電磁アクチュエータに印加し、前記電磁アクチュエータ
の電流量が所定電流量以上の場合に、低い周波数のパル
ス波形の電流を前記電磁アクチュエータに印加して前記
弁体に付与される変位力を制御する電気回路とを具備す
る。
パルス波形による電流量の制御は、パルス信号のオンと
オフの時間比を可変したり、あるいはオンパルスの電流
量を可変することによって行われる。
(請求項2に対応した手段) 前記電気回路が電磁アクチュエータに印加する周波数
は、前記二次圧室の固有振動数より10Hz以下、または固
有振動数の10Hz以上で、かつ1000Hz以下である。
(請求項3に対応した手段) 前記電気回路は、前記電磁アクチュエータの電流量が所
定電流量未満の場合に、150〜1000Hzのパルス波形の電
流を前記電磁アクチュエータへ印加し、前記電磁アクチ
ュエータの電流量が所定電流量以上の場合に、150Hz未
満のパルス波形の電流を前記電磁アクチュエータへ印加
する切替手段を備える。
(請求項4に対応した手段) 前記電気回路は、前記電磁アクチュエータの電流量が増
大するにしたがって、パルス波形の周波数を、150〜100
0Hzから、反比例的に低下させる反比例手段を備える。
(請求項5に対応した手段) 前記電気回路は、パルス波形の周波数を、ガス種により
切り替えるガス種切替手段を備える。
[作用および発明の効果] (請求項1に対応した作用および発明の効果] 電磁アクチュエータの電流量が所定電流量未満の場合、
つまり弁体のリフト量が小さい場合は、弁体と弁座とが
当接する度合いが大きい。この結果、ガバナ鳴りの音源
が大きい。
このとき、電磁アクチュエータに印加されるパルス波形
の周波数を、二次圧室の固有振動数を避けた周波数とす
ることにより、比例弁の発生する音源の周波数と、二次
圧室の固有振動数とが不一致となり、音源が大きくても
ガバナ鳴りを抑えることができる。
逆に、電磁アクチュエータの電流量が所定電流量以上の
場合、つまり弁体のリフト量が大きい場合は、弁体と弁
座とが当接する度合いが小さくなる。この結果、ガバナ
鳴りの音源が小さくなる。
このとき、パルス波形に印加されるパルス波形の周波数
を低く設定することにより、音源の周波数と、二次圧室
内の固有振動数とが一致しても、音源がない(あるいは
小さい)ため、ガバナ鳴りが抑えられる。そして、低い
周波数のパルス波形が電磁アクチュエータに印加される
ため、弁体の振動幅が大きくなり、比例弁のヒステリシ
スを抑える効果が大きくなる。
この結果、二次圧室から隔壁を無くしてガバナ鳴りを抑
えることができ、弁体の開度が大きい時の、ヒステリシ
スを抑えることもできる。なお、二次圧室から隔壁を無
くすことにより、ガバナ比例弁の構造の単純化が可能と
なるとともに、ガバナ比例弁の使用部品が減少する。こ
の結果、ガバナ比例弁の軽量化が図られ、ガバナ比例弁
の製造コストを抑えることができる。
(請求項2に対応した作用および発明の効果) 波形成形した電流を電磁アクチュエータに印加して、弁
体に付与される変位力を制御するものは、比例弁のヒス
テリシスを抑えることができる。しかるに、パルス波形
の周波数を1000Hzよりも高くすると、弁体の振動幅が大
変小さくなり、機能上、ヒステリシスを許容できる数値
をこえてしまう。
そこで、電磁アクチュエータに印加されるパルス波形の
周波数を1000Hz以下にすることにより、比例弁のヒステ
リシスを抑えることができる。
また、固有振動数は、前後10Hz以内にピークを持ち、前
後10Hz以外は影響が小さい。
そこで、電磁アクチュエータに印加されるパルス波形の
周波数を、固有振動数の前後10Hzを外すことにより、音
源の周波数が、二次圧室の固有振動数と一致するのを避
けることができる。
(請求項3に対応した作用および発明の効果) 電磁アクチュエータの電流量が所定電流量未満の場合
は、音源が大きい。このとき、切替手段により、パルス
波形の周波数を150〜1000Hzに設定する。一般的な二次
圧室の固有振動数は、100Hz前後である。このため、音
源(弁体と弁座との当接音)の周波数と、二次圧室内の
固有振動数とが不一致となり、音源が大きくてもガバナ
鳴りを抑えることができる。
逆に、電磁アクチュエータの電流量が所定電流量以上の
場合音源が小さい。このとき、切替手段により、パルス
波形の周波数を150Hz未満に設定する。この結果、音源
の周波数と、二次圧室内の固有振動数とが一致しても、
音源がない(あるいは小さい)ため、ガバナ鳴りが抑え
られる。そして、パルス波形の周波数を150Hz未満に設
定することにより、弁体の振動幅が大きくなり、比例弁
のヒステリシスを抑えることができる。
(請求項4に対応した作用および発明の効果) 電磁アクチュエータの電流量が増大するにしたがって、
弁体のリフト量が大きくなり、弁体と弁座とが当接する
度合いが、順次小さくなる。つまり、電磁アクチュエー
タの電流量が増大するにしたがって、音源が小さくな
る。
そこで、反比例手段によって、電磁アクチュエータの電
流量が増大するにしたがって、パルス波形の周波数を、
150〜1000Hzから、反比例的に低下させる。パルス波形
の周波数を順次低下させると、パルス波形の周波数によ
りガバナ鳴りを抑える効果は低減するが、周波数の低下
に応じて、音源も小さくなる。この結果、ガバナ鳴りを
抑えることができる。
一方、パルス波形の周波数を低下させると、弁体の振動
幅が大きくなる。つまり、電磁アクチュエータの電流量
が増大するにしたがって、弁体の振動幅が大きくなり、
比例弁のヒステリシスが小さくなる。
(請求項5に対応した作用および発明の効果) ガバナ比例弁が、ガス(気体燃料)の燃焼量を調節する
調節手段に使用される場合がある。ガスは、種類によっ
て体積当たりの熱量が異なる。このため、所定の燃焼量
を得るための弁体のリフト量は、ガス種によって異な
る。つまり、ガス種によって、ガバナ鳴りの発生レベル
が異なる。
そこで、パルス波形の周波数を、ガス種切替手段によっ
て切り替え、ガス種に応じたパルス波形の周波数を設定
する。つまり、ガバナ鳴りの大きいガス種は、パルス波
形の周波数を高く設定し、逆に、ガバナ鳴りの小さいガ
ス種は、パルス波形の周波数を低く設定する。
この結果、ガバナ鳴りの小さいガス種における比例弁の
ヒステリシスを抑えることができる。
[実施例] 次に、本発明のガバナ比例弁の制御装置を図に示す一実
施例に基づき説明する。
(請求項1ないし請求項3に対応する第1実施例) 第2図は、本発明を適用したガスファンヒータの概略構
成図を示す。
ガスファンヒータ1は、内部でガス(気体燃料)を燃焼
し、燃焼ガスを燃焼通路2の吸入口3より吸引した空気
と混合して、排気口4より吹き出す暖房装置である。燃
焼通路2内への空気の吸引、および排気口4からの燃焼
ガスの吹き出しは、燃焼通路2に設けられた送風機5に
よってなされる。そして、燃焼通路2内の燃焼は、燃焼
通路2内に設けられた燃焼部6でなされる。この燃焼部
6は、ガス通路7によって供給されたガスを、燃焼通路
2内へ導かれた空気によって燃焼するもので、炎の形成
を行うバーナ6aを備える。
ガス通路7は、上流より2つの電磁弁8、9と、ガバナ
比例弁10とを備える。なお、本実施例では、2つの電磁
弁8、9とガバナ比例弁10とが一体になったものを適用
し、その構造を第3図を用いて簡単に説明する。
上流の電磁弁8は、ガスの通路に形成された弁座11を弁
体12が塞ぐように、弁体12と一体のアーマチュア13が常
にバネ14によって付勢されている。そして、アーマチュ
ア13の周囲の電磁コイル15が通電されると、バネ14の付
勢力に抗してアーマチュア13が吸引されて、弁体12が弁
座11から離れ、ガスの通路を開くものである。
下流の電磁弁9は、ガスの通路に形成された弁座16を弁
体17が塞ぐように、弁体17と一体のアーマチュア18が常
にバネ19によって付勢されている。そして、アーマチュ
ア18の周囲の電磁コイル20が通電されると、バネ19の付
勢力に抗してアーマチュア18が吸引されて、弁体17が弁
座16から離れ、ガスの通路を開くものである。
ガバナ比例弁10は、一次圧室21の圧力に応じて変位する
ダイヤフラム22(直径3cm前後)に取り付けられた弁体2
3を備える。この弁体23は、一次圧室21内の圧力に応じ
て変位し、弁体23と弁座24との間に形成される比例弁の
開度(ガスの通路)を変位させる。
具体的には、前記23は弁座24の下方に位置し、弁体23が
下方へ変位することにより、弁体23と弁座24との間の隙
間(ガスの通路)が大きくなる。そして、一次圧室21の
圧力が大きくなると弁体23を図示上方へ変位させる力が
働き、弁座24を塞ぐように作動する。逆に一次圧室21の
圧力が小さくなると弁体23を図示下方へ変位させる力が
働き、弁座24を開くように作動する。この結果、一次圧
室21へ流入するガスの圧力が変動しても、二次圧室25
(容積14cm3前後)から流出するガスの流量を一定に保
つことができる。(ガバナ機構)。
このガバナ比例弁10には、弁体23に変位力を付与する電
磁アクチュエータ26が組み付けられている。この電磁ア
クチュエータ26は、弁体23の図示上方に装着された電磁
コイル27と、電磁コイル27の電流量に応じて変位力が与
えられるアーマチュア28とから構成されている。そし
て、電磁コイル27の電流量を変化させると、アーマチュ
ア28を介して弁体23に変位力を付与する。具体的には、
電磁コイル27の電流量を増加すると、弁体23を図示下方
へ付勢する力が増し、弁体23と弁座24との間に形成され
る比例弁の開度が大きくなる。
なお、図中の符号29〜32は、バネを示し、アーマチュア
28の一端を付勢するバネ32は、調節ねじ32aによって付
勢力が微調整可能に設けられている。
2つの電磁弁8、9の電磁コイル15,20、およびガバナ
比例弁10の電磁コイル27は、電気回路33によって通電制
御される。
次に、電気回路33を説明する。第1図は電気回路33のブ
ロック図である。
電気回路33は、各種センサからの入力に応じて、スパー
カ34、送風機5、2つの電磁弁8、9、およびガバナ比
例弁10の通電制御を行うもので、マイクロコンピュータ
35、リレー回路36、駆動回路37を備える。
なお、各種センサの具体例として、使用者によって手動
操作され、装置全体のON-OFFの指示がなされるととも
に、室内温度の設定がなされるコントローラ38、燃焼通
路2へ吸引される空気の温度を検出するサーミスタ39、
炎を検知するサーモカップル40を例示する。
本実施例のガバナ比例弁10の開度(電磁コイル27の電流
量)は、マイクロコンピュータ35によって決定される。
マイクロコンピュータ35は、サーミスタ39の検出する温
度と、コントローラ38に設定された温度との差によっ
て、ガバナ比例弁10の開度を設定する。そして、マイク
ロコンピュータ35は、設定開度に応じてON-OFF時間の比
率を変化させたパルス信号を出力する(周知のデューテ
ィ比制御)。マイクロコンピュータ35は、出力するパル
ス信号の周波数をガバナ比例弁10の電流量に応じて、10
0Hzと500Hzとに切り替える切替手段41を備える。
この切替手段41は、第6図に示すように、ガバナ比例弁
10の電流量が所定電流量x未満の場合に500Hzとし、ガ
バナ比例弁10の電流量が所定電流量x以上の場合に、10
0Hzとするものである。なお、図中のハッチング部分に
ガバナ鳴りの発生する範囲を示す。
このガバナ鳴りの音圧と、パルス信号の周波数との関係
を、第4図のグラフに示す。このグラフから分かるよう
に、本実施例で使用されるガバナ比例弁10の二次圧室25
(直径3cm前後、容積14cm3前後)の固有振動数は100Hz
前後で、パルス信号の周波数が100Hz±10Hzの間でガバ
ナ鳴りが発生していることが分かる。
一方、ガバナ比例弁10の電流量が大きくなるに従って、
弁座24に対する弁体23のリフト量が大きくなって弁体23
と弁座24との当接する度合いが、徐々に小さくなる。つ
まり、ガバナ比例弁10の電流量が大きくなるに従って、
ガバナ鳴りの当接音(音源)が小さくなる。そして、ガ
バナ比例弁10の電流量が所定電流量x未満の場合は、ガ
バナ鳴りの音源が大であるが、ガバナ比例弁10の電流量
が所定電流量x以上の場合は、ガバナ鳴りの音源が小さ
い。
マイクロコンピュータ35の出力した、パルス信号は、駆
動回路37で電流変換され、ガバナ比例弁10の電磁コイル
27へ印加される。
次に、上記実施例の作動を簡単に説明する。
使用者によってコントローラ38が操作され、運転が開始
されると、プリパージ後、2つの電磁弁8、9およびガ
バナ比例弁10が開き、スパーカ34が駆動され、パーナ6a
でガスの点火が行われる。着火後は、コントローラ38の
設定温度およびサーミスタ39の検出温度に応じて、マイ
クロコンピュータ35がガバナ比例弁10の開度を決定し、
燃焼部6でガスの燃焼を行う。
マイクロコンピュータ35は、ガバナ比例弁10の設定開度
に応じてデューティ比制御されたパルス信号を出力す
る。マイクロコンピュータ35の出力したパルス信号は、
駆動回路37で電流変換されて、ガバナ比例弁10の電磁コ
イル27へ印加される。つまり、電磁コイル27へパルス波
形の電流が印加される。
電磁コイル27へ印加される電流は、電流量が所定電流量
x未満の場合は500Hzのパルス信号で、ガバナ比例弁10
の電流量が所定電流量x以上の場合は100Hzのパルス信
号であるため、ガバナ鳴りの音源が大である電流量が所
定電流量x未満の場合は、アーマチュア28および弁体23
が500Hzで振動しながら弁体23は印加された電流量に応
じたリフト量に維持され、ガバナ鳴りの音源が小である
電流量が所定電流量x以上の場合は、アーマチュア28お
よび弁体23が100Hzで振動しながら弁体23は印加された
電流量に応じたリフト量に維持される。
ここで、ガバナ比例弁10のヒステリシスと、パルス信号
の周波数との関係を第5図に示す。このグラフに示され
るように、パルス信号の周波数が1000Hzを越えると、ア
ーマチュア28および弁体23の振動幅が大変小さくなり、
機能上、ヒステリシスを許容できる数値を越えてしま
う。
そして、本実施例では、ガバナ鳴りの音源が大きい電流
量が所定電流量x未満の場合は、パルス信号の周波数を
500Hzとすることで、二次圧室25の固有振動数100Hz前後
とは一致せず、ガバナ鳴りを抑えることができる。この
ため、従来、二次圧室25に用いていた連通穴を備えた隔
壁を無くすことができ、ガバナ比例弁10の軽量化を図
り、ガバナ比例弁10の製造コストを抑えることができ
る。また、ガバナ鳴りの音源が大きい電流量が所定電流
量x未満の場合は、パルス信号の周波数が500Hzである
ため、第5図に示すように、ヒステリシスの許容範囲で
ある1000Hzを大きく下回り、ガバナ比例弁10のヒステリ
シスを小さく抑えることができる。
一方、電流量が所定電流量x以上の場合は、パルス信号
の周波数を100Hzとしても、ガバナ鳴りの音源が小さい
ため、ガバナ鳴りの発生を抑えることができる。そし
て、パルス信号の周波数を100Hzとすることでガバナ比
例弁10のヒステリシスを、500Hzの状態よりもさらに小
さくすることができる。
(第1実施例における変形例) なお、本実施例では、電流量が所定電流量X未満の場合
パルス信号の周波数を500Hzとしたが、50〜90Hz、ある
いは110〜1000Hzの間であれば他の周波数に設定しても
良い。つまり、二次圧室25の固有振動数の±10Hz以外
で、且つ1000Hz以下で有れば良い。なお、パルス信号の
周波数を50Hz以上とした理由は、50Hzよりも低下する
と、印加される電流の変化に弁体が追従して、弁体23の
ストロークが大きくなり、当接音が大きくなるためであ
る。
また、切替手段41は、2つの周波数を切り替えたが、3
つ以上の周波数を切り替えるように設けても良い。
(請求項4に対応する第2実施例) 第7図は、請求項4にかかる実施例を示す電気回路33の
ブロック図を示す。本実施例のマイクロコンピュータ35
は、第8図に示すように、ガバナ比例弁10の電流量が大
きくなるにしたがって、駆動回路37へ出力するパルス信
号の周波数を、500Hzから反比例的に低下させる反比例
手段42を備える。なお、ガバナ比例弁10の電流量が所定
電流量x未満のとき、パルス信号の周波数が150Hz以上
とされる。
図中のハッチング部分にガバナ鳴りの発生する範囲を示
す。
ガバナ比例弁10の電流量が最小のとき、弁体23のリフト
量も最小となる。このため、弁体23と弁座24との当接音
(音源)も最大となる。このとき、パルス信号の周波数
を500Hzとすることで、ガバナ鳴りを抑える。
ガバナ比例弁10の電流量が大きくなるに従って、弁体23
と弁座24とが当接する度合いが、順次小さくなる。つま
り、音源が小さくなる。このため、ガバナ比例弁10の電
流量が大きくなるに従って、パルス波形の周波数を順次
低下させると、ガバナ鳴りを抑える効果は低減するが、
周波数の低下に応じて、音源も小さくなり、結果とし
て、ガバナ鳴りが抑えられ、ヒステリシスを抑える効果
が順次大きくなる。
(第2実施例における変形例) なお、本実施例の反比例手段は、ガバナ比例弁10の電流
値が最小のときのパルス信号の周波数を500Hzとした
が、ガバナ鳴りの発生する電流値の時に150Hz以上であ
れば、他の周波数に設定しても良い。
(請求項5に対応する第3実施例) 第9図は、請求項5にかかる実施例で、電気回路33のブ
ロック図を示す。
本実施例のマイクロコンピュータ35は、パルス波形の周
波数を、ガス種により切り替えるガス種切替手段43を備
える。
ガスファンヒータ(第1実施例参照)に用いられるガス
は、種類によって体積当たりの熱量が異なる。つまり、
所定の燃焼量を得るためのガス量が異なり、結果として
弁体23のリフト量は、ガス種によって異なる。
本実施例では、マイクロコンピュータ35の出力するパル
ス信号の周波数を、ガス種切替手段43によって切り替
え、ガス種に応じたパルス波形の周波数を設定する。
具体的には、体積当たりの熱量の大きいガス(例えばLP
ガス、13Aガス)を使用する場合は、弁体23のリフト量
(比例弁の開度)が小さく、弁体23と弁座24との当接度
合いが大きいため、パルス波形の周波数を500Hzに設定
する。逆に、体積当たりの熱量の小さいガス(例えば6C
ガス)を使用する場合は、弁体23のリフト量が大きく、
弁体23と弁座24との当接度合いが小さいため、パルス波
形の周波数を100Hzに設定する。
この結果、体積当たりの熱量の小さいガス(ガバナ鳴り
の小さいガス種)を使用する際のヒステリシスを抑える
ことができる。
(第3実施例における変形例) なお、本実施例のガス種切替手段は、100Hzと500Hzとを
設定して切り替えたが、他の周波数を設定して切り替え
ても良い。
また、ガス種切替手段は、2つの周波数を切り替えた
が、ガス種に応じて3つ以上の周波数を切り替えても良
い。
(第1〜第3実施例に共通な変形例) ガスファンヒータのガバナ比例弁に本発明を適用した例
を示したが、FF式のガス燃焼暖房装置はもちもん、ガス
給湯器等に使用されるガバナ比例弁に本発明を適用して
も良い。
電気回路にマイクロコンピュータを用いた例を示した
が、マイクロコンピュータを用いない、いわゆるディス
クリートの回路によって構成しても良い。
デューティ比制御によってガバナ比例弁の電流量を可変
させた例を示したが、パルス信号のONとOFFとの時間比
を一定にし、パルス波形の電流値を可変させることによ
り、ガバナ比例弁の電流量を可変させても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は第1実施例にかかるもので、第1
図は電気回路のブロック図、第2図はガスファンヒータ
の概略図、第3図は電磁弁およびガバナ比例弁の断面
図、第4図は周波数とガバナ鳴りとの関係を示すグラ
フ、第5図は周波数とヒステリシスとの関係を示すグラ
フ、第6図は電流量と周波数との関係を示すグラフであ
る。 第7図および第8図は第2実施例にかかるもので、第7
図は電気回路のブロック図、第8図は電流量と周波数と
の関係を示すグラフである。 第9図は第3実施例にかかる電気回路のブロック図であ
る。 図中 10……ガバナ比例弁、21……一次圧室 23……弁体、25……二次圧室 26……電磁アクチュエータ 33……電気回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一次圧室内へ流入するガスの圧力に
    応じて弁体を変位させ、二次圧室より流出するガスの流
    量を一定に保つガバナ機構に、 印加される電流量に応じて前記弁体に変位力を付与する
    電磁アクチュエータを組み付けたガバナ比例弁と、 (b)前記電磁アクチュエータの電流量が所定電流量未
    満の場合に、前記二次圧室の固有振動数を避けた周波数
    のパルス波形の電流を前記電磁アクチュエータに印加
    し、 前記電磁アクチュエータの電流量が所定電流量以上の場
    合に、低い周波数のパルス波形の電流を前記電磁アクチ
    ュエータに印加して前記弁体に付与される変位力を制御
    する電気回路と を具備するガバナ比例弁の制御装置。
  2. 【請求項2】前記二次圧室の固有振動数を避けた前記周
    波数は、 前記二次圧室の固有振動数の10Hz以下、または固有振動
    数の10Hz以上で、かつ1000Hz以下である、請求項1記載
    のガバナ比例弁の制御装置。
  3. 【請求項3】前記電気回路は、 前記電磁アクチュエータの電流量が所定電流量未満の場
    合に、150〜1000Hzのパルス波形の電流を前記電磁アク
    チュエータへ印加し、 前記電磁アクチュエータの電流量が所定電流量以上の場
    合に、150Hz未満のパルス波形の電流を前記電磁アクチ
    ュエータへ印加する切替手段を備える、請求項1または
    請求項2に記載のガバナ比例弁の制御装置。
  4. 【請求項4】前記電気回路は、前記電磁アクチュエータ
    の電流量が増大するにしたがって、パルス波形の周波数
    を、150〜1000Hzから、反比例的に低下させる反比例手
    段を備える、請求項1または請求項2に記載のガバナ比
    例弁の制御装置。
  5. 【請求項5】前記電気回路は、パルス波形の周波数を、
    ガス種により切り替えるガス種切替手段を備える、請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載のガバナ比例弁の
    制御装置。
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