JPH0735862Y2 - 杭打ち機械用防音装置 - Google Patents

杭打ち機械用防音装置

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JPH0735862Y2
JPH0735862Y2 JP1989098247U JP9824789U JPH0735862Y2 JP H0735862 Y2 JPH0735862 Y2 JP H0735862Y2 JP 1989098247 U JP1989098247 U JP 1989098247U JP 9824789 U JP9824789 U JP 9824789U JP H0735862 Y2 JPH0735862 Y2 JP H0735862Y2
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skirt
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俊太 角渕
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Maeda Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は杭打ち機械用防音装置に関し、更に詳細には鋼
管杭等の基礎杭の施工を打撃工法で施工する際に発生す
る騒音を吸音或いは遮断するのに利用する杭打ち機械用
防音装置に関する。
(従来の技術) 従来、杭打ち機械用防音カバーは、例えば実開昭59−80
535号公報に記載されているものが知られている。この
杭打ち機械用防音カバーは、鋼管杭等の基礎杭の施工を
打撃工法で施工する際に発生する騒音を吸音したり遮断
することにより低騒音化を図るものである。
この従来の杭打ち機械用防音カバーは、第5図に示され
るようにハンマー39の外径に近い内径をもった内筒41
と、この内筒41の外周に隔離して外装された外筒43を含
み、これら外筒43と内筒41の間に多孔板42を設けること
によって吸音材の充填室45と気密室44を形成して構成さ
れている。
そして、内筒41の上下部には気密室44に連通する空気孔
46、47が夫々開口して設けられており、ハンマー39の落
下により生じる圧力空気を内筒41下部の空気孔47や気密
室44を経て内筒41上部の空気孔46を通過させ、ハンマー
39上部の機枠40内に逃がすようにして低騒音化を図る構
造になっている。
また、他の従来例として第6図に示されるような円筒鋼
管からなる防音カバー1も知られている。この防音カバ
ー1は、ハンマー装置29、キャップ、杭50を筒状のカバ
ーで覆うことにより防音するもので極めて簡単な構造も
のである。
更に別の従来例として第7図に示されるような伸縮自在
のジャバラ状をした防音カバー30も知られている。この
ジャバラ状の防音カバー30は、杭50の建て込み時にジャ
バラ式防音カバー30の長さを縮めて杭50の建て込みを容
易にし、杭50の打設時にジャバラ式防音カバー30の長さ
を伸ばして杭50の回りを覆って低騒音化する構造となっ
ていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第5図に示される従来の防音カバーで
は、ハンマー装置29と防音装置28を一体的に形成してい
るため構造が非常に複雑で、その製造及び組立てが面倒
であると同時にコストも掛かると言う問題があった。
また、第6図に示される他の従来例である防音カバーで
は、筒型の防音カバー1の全長を長くすると杭50の建て
込みが困難となる。これはこの防音カバー1が開閉式で
ないことに起因している。あえて、杭50の建て込みをし
ようとすると工事用櫓49の高さを余分に高くしておく必
要がある。一方、筒型の防音カバー1の全長を短くして
スライド構造とすると騒音の低減効果が減少してしま
う。
更に、第7図に示される従来の防音カバー30では、ジャ
バラ式に伸縮することから吸音壁の材質や厚さに制約が
でて、騒音低減効果はあまり期待できないと言う問題が
あった。
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解決するために
なされたもので、構造が簡単で、杭の建て込みが容易で
あり、しかも防音効果の高い杭打ち機械用防音装置を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は杭打ち機械用防音装置であり、前述の技術的課
題を解決するために以下のように構成されている。すな
わち、本考案は、杭打ち機械のハンマー装置29を囲む筒
型に形成された防音カバー1の下周部に可撓性を有する
防音スカート10を着脱可能に装着してなる杭打ち機械用
防音装置であって、前記防音スカート10が、可撓性を有
する防音シート部6とこの防音シート部6の内側に設け
られた可撓性の吸音材層8とこの吸音材層8の内側に配
置された可撓性の金網7とから構成された複数の防音シ
ートの各端部を相互に重ねて形成され、更に前記防音ス
カート10が前記防音カバー1の下周部に押さえバンド2
を当てて締結具で着脱可能に取り付けられていることを
特徴とする。
(作用) 本考案の杭打ち機械用防音装置によると、杭打ち機械の
ハンマー装置29を囲む筒型に形成された防音カバー1内
に杭50を建て込んだ後、前記防音カバー1の下周部に、
防音シート部6の内側に吸音材層8を、更にその上に金
網7を取り付けた複数枚の防音シートで構成される防音
スカート10を前記防音カバー1に装着して、この可撓性
を有する防音スカート10と防音カバー1で杭50の回りを
カバーする。
そして、杭50を叩打することにより発生する騒音を防音
材層8により吸音すると共に、防音シート6により防音
する。
(実施例) 以下、本考案の杭打ち機械用防音装置を図に示される実
施例について更に詳細に説明する。第1図ないし第4図
には本考案の一実施例に係る杭打ち機械用防音装置が示
されている。
この実施例の杭打ち機械用防音装置は、杭打ち機械のハ
ンマー装置29を囲む筒型に形成された従来周知の防音カ
バー1を含む。この防音カバー1の下周部には可撓性を
有する防音スカート10が着脱自在に装着されている。そ
して、この防音スカート10は、基本的に一対の可撓性を
有する例えば2050mm×7350mmの大きさの防音シートの側
方端部を300mmだけ互いに重ね、その上部を押さえバン
ド2によって着脱可能に防音カバー1の下周部に装着さ
れて構成されている。
押さえバンド2は、防音シートを構成する後述の防音シ
ート部6とこの押さえバンド2との間にゴムパッキング
3を介在させて、防音カバー1の下端部と共にコ型鋼11
の一方の端板にボルト4とナット5を用いて取り付けら
れている。すなわち、コ型鋼11と防音シート部6の上端
部とで形成される側溝に従来周知の防音カバー1の下端
部を挿入し、防音シート部6の上端部表面にゴムパッキ
ング3を配置した上で、ボルトとナットとによりこれら
をコ型鋼11の端部に締め付け固定している。
ところで、各防音シートは、それぞれ可撓性の防音シー
ト部6と、その内側に積層して設けられた可撓性を有す
る吸音材層8である50mm厚さのグラスウールと、この吸
音材層8であるグラスウールの内側に装着された可撓性
を有する1mm直径のSUS製金網7とから構成されている。
すなわち、各防音シートは、防音シート部6の内側に吸
音材層8であるグラスウールを、更にその上にSUS製金
網7を順番に積層し、これらの吸音材層8と金網7とを
1mm直径のワイヤ9で防音シート部に縫いつけるように
して取り付けた構造とされている。
一対の可撓性防音シートをその側端部を重ね且つ上端部
を防音カバー1に取り付けてなる防音スカート10の両端
部には、取付け用フランジ12がそれぞれ設けられてい
る。この取付け用フランジ12にはフランジ22が着脱可能
に固定され、このフランジ22には、更に防音カバー用ス
ライド部20が取り付けられている。
各防音カバー用スライド部20は防音カバー用スライドレ
ール21に摺動自在に嵌着され、これら各スライドレール
21は工事用櫓49に装着されたハンマー装置用スライドレ
ール32に装着されている。
なお、ハンマー装置29には、工事用櫓49に装着されたハ
ンマー装置用のスライドレール32にハンマー装置用のス
ライド部31が摺動自在に設けられている。
次に、本実施例に係る杭打ち機械用防音装置の使用方法
を説明する。杭50を防音カバー1内に建て込んだ後、こ
の防音カバー1の下周部に可撓性を有する一対の防音シ
ートを取り付けて防音スカート10が形成される。これに
より防音スカート10と防音カバー1とが杭50とハンマー
装置29の回りを覆う。その結果、杭50を叩打すると、ハ
ンマー装置用のスライドレール32に沿ってハンマー装置
29が下がりながら防音カバー1がスライドレールに沿っ
て下がることから、防音スカート10も一緒に下がり、杭
50を叩打することにより発生する騒音を防音材層8が吸
音することにより防音シートで防音することができる。
そして、杭50の叩打作業続けて防音スカート10の先端が
例えば水面に達すると、防音カバー1と防音スカート10
の下降を止めて固定し、更に杭50の叩打作業を続けるた
めハンマー装置29のみを下降させながら杭50の叩打作業
を続けて杭50の叩打作業を完了させる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の杭打ち機械用防音装置に
よれば、ハンマー装置を囲む筒型の防音カバーの下周部
に一対の防音シートをその端部が相互に重なるように取
り付けてなる防音スカートを構成したことから、構造が
簡単で且つ丈の長い杭打ち機械に使用しても杭の建て込
みが容易であり、しかも騒音の低減効果が高い非常に優
れた防音装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る防音装置を取り付けた
杭打ち機械を概略的に示す構成説明図、第2図は第1図
に示される実施例の杭打ち機械用防音装置を構成する防
音スカートを防音カバーに取り付けた状態を示す側面
図、第3図は防音スカートと防音カバーとの取付け構造
を示す断面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿い切断し
て示す防音カバーの断面図、第5図は従来の防音カバー
を示す断面図、第6図は従来の他の防音カバーを概略的
に示す構成説明図、および第7図は更に別の従来例であ
る防音カバーを概略的に示す構成説明図である。 1……防音カバー、2……押さえバンド、6……防音シ
ート部、7……金網、8……吸音材層、9……ヤイワ、
10……防音スカート、29……ハンマー装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】杭打ち機械のハンマー装置29を囲む筒型に
    形成された防音カバー1の下周部に可撓性を有する防音
    スカート10を着脱可能に装着してなる杭打ち機械用防音
    装置であって、 前記防音スカート10が、可撓性を有する防音シート部6
    と前記防音シート部の内側に設けられた可撓性の吸音材
    層8と前記吸音材層8の内側に配置された可撓性の金網
    7とから構成された複数の防音シートの各端部を相互に
    重ねて形成され、更に前記防音スカート10が前記防音カ
    バー1の下周部に押さえバンド2を当てて締結具で着脱
    可能に取り付けられていることを特徴とする杭打ち機械
    用防音装置。
JP1989098247U 1989-08-23 1989-08-23 杭打ち機械用防音装置 Expired - Fee Related JPH0735862Y2 (ja)

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NL2017152B1 (en) * 2016-07-12 2018-01-17 Dieseko Group B V Vibratory driver
JP6863757B2 (ja) * 2017-01-31 2021-04-21 旭化成建材株式会社 騒音低減装置

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JPS52149809A (en) * 1976-06-07 1977-12-13 Hitachi Construction Machinery Silencer used for pile driver

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