JPS6019149Y2 - 杭打機の防音カバ−装置 - Google Patents

杭打機の防音カバ−装置

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JPS6019149Y2
JPS6019149Y2 JP6176280U JP6176280U JPS6019149Y2 JP S6019149 Y2 JPS6019149 Y2 JP S6019149Y2 JP 6176280 U JP6176280 U JP 6176280U JP 6176280 U JP6176280 U JP 6176280U JP S6019149 Y2 JPS6019149 Y2 JP S6019149Y2
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JP
Japan
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soundproof cover
pile
cover
soundproof
hammer
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JP6176280U
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芳雄 谷東
栄 深井
信之 阿部
修 渡辺
幸治 布川
一郎 田中
郁夫 梁島
雅夫 真鍋
政己 富永
暁 十河
Original Assignee
日立建機株式会社
日本コンクリ−ト工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自立状態になった既製杭、あるいは他の補助手
段により所定の位置に立てられた既製杭等の打設時の騒
音を防止する杭打機の防音カバー装置に関する。
第1図は従来の防音カバー装置を具備した杭打機の全体
構成を示す説明図、第2図は第1図のA−A断面図であ
る。
これらの図に基づいて杭打機および従来の防音カバー装
置を以下に説明する。
杭打台車1上に設置したウィンチ29.32から繰り出
させたワイヤーロープ17.18は、杭打台車1上に取
付けたシーブおよびリーダ2の頂部に取付けたトップシ
ーブブロック19のシーブを経て、それぞれ油圧ハンマ
4、防音カバー5の上部に連結しである。
防音カバー5は吸音、遮音、防振性の良い材料で構威し
である。
3はり−ダ2を支えるバックステーである。
油圧ハンマ4の軸方向の中間個所の外周側面には輪状の
座8を一体に設けてあり、その上面部にはゴム等の弾性
体からなるクッション7を複数個取付けである。
座8の外径は防音カバー5の内径よりわずかに小さくし
、両者の隙間からの漏音が、できるだけ少なくなるよう
にしである。
防音カバー5はクッション7を介して支えられており、
防音カバー5の上端部と油圧ハンマ4との間の隙間は、
両者が当らない実用上の許容範囲内でできるだけ小さく
設定しである。
そして防音カバー5の上端の開口の内周側面には、防振
と防音を兼ねる弾性輪9を取付けである。
油圧ハンマ4のバックガイド21は防音カバー5の内壁
に垂直方向に固定したガイドレール6を抱持しており、
防音カバー5のバックガイド20はリーダ2に垂直方向
に固定したガイドレール22を抱持している。
すなわち、油圧ハンマ4は防音カバー5に対して、防音
カバー5はリーダ2に対してそれぞれ上下に移動させる
ことができるようになっている。
油圧ハンマ4の上部側には、ラム31を昇降させる油圧
シリンダ23、ラム31の昇降を制御する油圧機器24
が設置されており、下端部にはキャップ28を設置しで
ある。
キャップ28は杭12の上端にクッション材を介して乗
せ、その上からラム31により打撃を行なう。
防音カバー5の下端部には、防音カバー5の内部に設置
した油圧シリンダ30によって揺動する二分割構造の下
部カバー10をピン11を介して取付けてあり、両下部
カバー10の合せ目には防音弾性体13が固定され、開
口部の内周側面には防音弾性体14が固定されている。
ピン11は防音カバー5の下端部の外周に固定したブラ
ケット15に取付けである。
抗12の打設時に下部カバー10を閉じた場合、防音弾
性体13どうしが接合し、防音弾性体14が杭12の外
周側面に接合するようになっている。
すなわち、防音弾性体14は杭12と下部カバー10と
の間の偏心による隙間をふさいで防音作用をする。
上記した下部カバー10、ピン11、防音弾性体13,
14、ブラケット15は、杭12の外周側面に密着して
この杭12の上端部を密閉状に被覆することが可能な被
覆機構を構威している。
クッション7は防音カバー5および下部カバー10等の
重量を支え油圧ハンマ4の振動が防音カバー5へ伝わる
のを防止する。
このクッション7は弾性輪9の下面に装着するようにし
てもよい。
防音カバー5の下端内周側面には、下部カバー10が閉
じた時、その閉じ部分の防音性を向上させるためのパツ
キン16を取付けである。
このように従来の防音カバー装置は、油圧ハンマ4に設
けた座8、クッション7、弾性輪9、防音カバー5、被
覆機構、およびパツキン16から構成である。
油圧ホース25は杭打台車1の前部に設置したホースリ
ール27から繰り出され、防音カバー5および油圧ハン
マ4に導かれており、杭打台車1に設置した油圧源26
に接続しである。
油圧シリンダ30の作動油も油圧源26から導くように
しである。
上記のように構威した従来の防音カバー装置を備えた杭
打機における杭の打設作業は下記の手順で行なわれる。
第2図に示すように、ワイヤロープ17で油圧ハンマ4
を吊り、下部カバー10を開いて杭12を取りこむ。
油圧ハンマ4の下部を防音カバー5からのぞかせたい場
合には、防音カバー5をワイヤロープ18で吊り、ワイ
ヤロープ17で油圧ハンマ4のみを降下させる。
杭12の取りこみが完了したら、第1図に示すように下
部カバー10を閉じ、ラム31を制御して杭12を打ち
こむ。
杭12の打設が終了したら下部カバー10を開いて杭1
2と下部カバー10との接合を解除した後、ワイヤロー
プ17で油圧ハンマ4を防音カバー5とともに引き上げ
、つぎの杭の打設作業に移る。
そして従来の防音カバー装置は上記したように防音カバ
ー5の下端部に下部カバー10を備えており、杭の打設
時にはこれを閉じることにより防音カバー5の下方を全
開状態にすることができ、また、防音カバー5の上端部
は弾性輪9により同様に全閉状態になっているので、当
該打設時に発生する主騒音は確実に遮断することができ
る。
ところでこのように構威しである従来の防音カバー5装
置にあっては以下に列挙するような不具合がある。
すなわち、■ 油圧ハンマ4用のワイヤロープ17と、
防音カバー5用のワイヤロープ18の計2本の吊すロー
プを備えている。
従って2個のウィンチ、すなわちウィンチ29.32を
必要とし、それ故大きなウィンチ設置スペースを要し、
搭載可能な杭打台車に制約を受ける。
■ 杭12の建込み作業時には、油圧ハンマ4を防音カ
バー5の下端から突出させて作業を行なうが、その際に
ワイヤロープ17,18を同時に操作する必要がある。
しかしこの操作は操作者にとって大変に面倒である。
■ 杭12の打設作業時には、杭12の打込みに伴って
油圧ハンマ4と防音カバー5とを降下させなければなら
ない。
従ってワイヤロープ17.18は同時に繰り出さねばな
いが、この繰り出し作業には熟練を要し、それ故この杭
打設作業は難しいものになっている。
本考案は上記した従来技術における不具合に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、杭打機に具備されるワイヤロ
ープの数を1本にすることができ杭の建込み作業および
打設作業の能率化を図りうる杭打機の防音カバー装置を
提供することにある。
この目的を達成するために本考案は、ハンマの頭部にブ
ラケットを固設し、このブラケットにシリンダの一端を
取付け、このシリンダの他端を防音カバーに取付けた構
成にしである。
以下、本考案の杭打機の防音カバー装置を図に基ついて
説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す説明図、第4図は第3
図におけるB−B断面図、第5図は第4図の別態様すな
わち杭セット時における状態を例示する説明図、第6図
は第4図におけるC−C断面図、第7図は第5図におけ
るD−D断面図である。
なおこれらの図において、および後述する第8図におい
て、第1図ないし第3図に示す部材と同一の部材は同じ
符号で示しである。
第3図ないし第7図において、104は油圧ハンマ、1
05は防音カバー、141は油圧ハンマ104の頭部に
固設したブラケット、142は防音カバー105の外周
側面に固設したブラケット、140はブラケット141
に装着した油圧シリンダで、この油圧シリンダ140の
ロッドはブラケット142に連結しである。
これらのブラケット141,142、および油圧シリン
ダ140は防音カバーを昇降させる昇降機構を構成して
いる。
なお油圧ハンマ104を吊り下げるワイヤロープ17は
設けであるが、防音カバー105を吊り下げるワイヤロ
ープは設けてない。
このように構成しである本考案の防音カバー装置を備え
た杭打機における作業は下記のように行なわれる。
すなわち杭セット時には、第5図に示すように、油圧シ
リンダ30のロッドを伸ばして下部カバー10を開き、
一方、油圧シリンダ140のロッドを縮めて防音カバー
105全体を上昇させる。
これによって油圧ハンマ104の下方部は防音カバー1
05から露出する。
したがって広いスペースを持って、かつ目視が容易とな
る明るさの中で杭セット作業を行なうことができるので
、この作業は非常に簡単に行なうことができる。
なおこの動作は、キャップ28の交換時、あるいはキャ
ップ28の内部の図示しないクッション材の交換時にも
、同様にして行なわれる。
モして杭12の打設時には、第4図に示すように、油圧
シリンダ140のロッドを伸ばして防音カバー105の
全体を降下させ、クッション7上にその重量をあずけ、
一方、油圧シリンダ30のロッドを縮めて下部カバー1
0を閉じる。
そのようにすることにより、油圧ハンマ104の下方部
と杭12の上端部は防音上、全閉状態となり、騒音の発
生の少ない打設作業が可能となる。
なお、防音カバー105の全体をクッション7にあすけ
ることなく、その重量を油圧シリンダ140の圧油力で
支えたままで打設作業するように構成してもよく、その
場合にあっては油圧ハンマ104の振動は、油の弾性を
介して防音カバー105へ伝播するので、伝わる振動は
非常に小さいものにすることができる。
この場合にはクッション7は設ける必要がない。
そして、杭打ち止め近くになって、防音カバー105の
下端が地表面と接するようになったとき、油圧シリンダ
140により防音カバー105を油圧ハンマ104に対
して上昇させれば、杭12の上端を地上に残すことなく
、杭12を最後まで打つことができる。
油圧シリンダ30,140の伸縮タイミングは、所定の
油圧回路および制御弁によってシーケンス的に、または
同時にかつ自動的に伸縮させるようにすることも可能で
あるし、あるいは手動操作で作業者の意のままに伸縮さ
せるようにすることも可能である。
さらに所望の高さ位置で防音カバー105を停止させ、
その状態に保持することも可能である。
第8図は本考案の別の実施例を示す説明図ある。
この実施例にあっては、油圧シリンダ140′は上記し
た実施例と同様に油圧ハンマ104′の頭部に固設した
ブラケット141′に装着しであるが、そのロッドは防
音カバー105′の頭部に設けたブラケット142′に
連結しである。
この実施例に示す構成は、防音カバー105′とハンマ
104′との相対移動量を大きくとる必要のない場合に
有効であり、全体を小形にすることができる。
なお上記説明ではシリンダを油圧シリンダとして述べた
が、シリンダの作動力として油圧の他に空気圧を用いる
ようにしてもよい。
また上記説明では下部カバーを含む被覆機構を油圧モー
タを防音カバーの外周側面に設け、下部カバーに接続し
たロープとモータを連結し、下部カバーの開閉を行なう
構成にしてもよい。
また上記実施例にあっては、被覆機構を構成する下部カ
バーが下方に向って開く扉状をしているが、このように
せず、分割した筒状に構成してもよく、あるいは防音カ
バーの下端部外周面を覆うように構成してもよい。
また上記説明では、油圧ハンマ104のバッグガイド2
1はすべて防音カバー105の内部のガイドレール6を
抱持しているが、この他に、防音カバー105から露出
した油圧ハンマ104の上方部に新たにバックガイドを
設け、リーダ2のガイドレール22を直接に抱持するよ
うに構成してもよい。
なお上記説明においては、油圧ハンマを具備する杭打機
を例に挙げたが、これに限らず、スチームハンマ、エア
ハンマ、モノケン、ディーゼルハンマ等を具備する杭打
機に、本考案の防音カバー装置を適用することも可能で
ある。
ただし、ディーゼルハンマ等のように吸気、排気の必要
なものについては、そのための対策を施した上で適用す
ることが必要である。
以上述べたように本考案の杭打機の防音カバー装置は、
ハンマに装着した昇降機構によって防音カバーを昇降さ
せるようにしたことから、ワイヤロープはハンマを吊り
下げるロープ1本だけで足り、それ故、防音カバー用の
ワイヤロープおよびこのワイヤロープ用のウィンチが不
要となるので、設備コストが低減するとともに、杭打台
車の搭載スペースにおける制約が大幅に緩和され、広い
範囲の杭打台車に適用できる効果がある。
また杭の建込み作業時および打設作業時に操作するワイ
ヤロープは、ハンマを吊り下げるワイヤロープ1本だけ
であるので、従来に比べて作業が簡単になり作業能率が
向上する。
しかも、杭セット作業、キャップ、キャップ内のクッシ
ョン材の交換作業等を非常に簡単に行なうことができ、
また杭を最後まで打つことができ、さらにハンマに対す
る防音カバーの位置を任意に定めることができるので、
防音カバーの下端からのハンマの突出量を作業に応じて
設定できるから、合理的に作業を行なうことが可能であ
る。
このように、本考案の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の防音カバー装置を具備する杭打機の全体
構成を示す説明図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図は本考案の杭打機の防音カバー装置の一実施例を示
す説明図、第4図は第3図におけるB−B断面図、第5
図は第4図の別態様すなわち杭セット時における状態を
例示する説明図、第6図は第4図におけるC−C断面図
、第7図は第5図におけるD−D断面図、第8図は本考
案の杭打機の防音カバー装置の別の実施例を示す説明図
である。 10・・・・・・下部カバー、11・・・・・ゼン、1
2・・・・・・杭、13.14・・・・・・防音弾性体
、15・・・・・・ブラケット、104,104’・・
・・・・油圧ハンマ、105.105’・・・・・・防
音カバー、141,141’。 142.142’・・・・・・ブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 杭打機を構成するハンマの下方部、および打設される杭
    の上端部を覆う防音カバーと、この防音カバーの下部に
    設けられ、打設される杭の外周側面に密着してこの杭の
    上端部を密閉状に被覆することができかつ開閉可能な被
    覆機構とを備え、ハンマ打設時の騒音を防止する杭打機
    の防音カバー装置において、上記ハンマの頭部にブラケ
    ットを固設し、このブラケットにシリンダの一端を取付
    け、このシリンダの他端を上記防音カバーに取付けたこ
    とを特徴とする杭打機の防音カバー装置。
JP6176280U 1980-05-06 1980-05-06 杭打機の防音カバ−装置 Expired JPS6019149Y2 (ja)

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JPS56163151U JPS56163151U (ja) 1981-12-04
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