JPH0735852B2 - トルクコンバ−タのロツクアツプ制御装置 - Google Patents

トルクコンバ−タのロツクアツプ制御装置

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JPH0735852B2
JPH0735852B2 JP60068557A JP6855785A JPH0735852B2 JP H0735852 B2 JPH0735852 B2 JP H0735852B2 JP 60068557 A JP60068557 A JP 60068557A JP 6855785 A JP6855785 A JP 6855785A JP H0735852 B2 JPH0735852 B2 JP H0735852B2
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torque
lockup
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torque converter
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卓 村杉
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Nissan Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はトルクコンバータの逆トルク発生時におけるロ
ックアップ制御装置に関するものである。
(従来の技術) トルクコンバータは自動変速機等に用いられ、エンジン
からの正トルクを伝達する用をなすが、入出力要素間の
相対回転(スリップ)による燃費の悪化を避けられな
い。そこで、自動変速機においてはトルクコンバータの
スリップが不要となる例えば第8図中A領域において、
入出力要素間を直結(ロックアップ)可能なロックアッ
プ式自動変速機が多用されつつある。第8図は3速自動
変速機の変速パターンを示し、実線で示す変速線間で第
2速が、その左側領域で第1速が、又右側領域で第3速
が夫々選択され、ロックアップは第3速で車速Vがロッ
クアップ車速V3L以上となる領域Aにおいて遂行され
る。
ところで、トルクコンバータのロックアップ状態では、
トルクコンバータのトルク変動吸収機能が得られないた
め、アクセルペダルを踏込んだパワーオン走行からアク
セルペダルをを戻してスロットル開度を減少するコース
ティング(惰性)走行への移行時エンジンの逆駆動(ト
ルクコンバータからエンジンに逆トルクが作用するこ
と)への切換えにともなうトルク変動で、車輌の前後方
向ガクガク振動を発生する。この問題解決のため従来、
例えば特開昭59−17062号公報に記載されている如く、
アクセルペダルの釈放又はスロットル開度0時ロックア
ップを解除する技術が提案された。
(発明が解決しようとする課題) しかし、かかる構成ではスロットル開度0の時しかロッ
クアップを解除し得ず、スロットル開度を0にする前に
減少停止するようなコースティング走行への移行時はロ
ックアップを解除することができない。しかして、かか
るコースティング走行への移行時でも、エンジンは以下
に説明する如くに逆駆動されることがあり、この場合前
記ガクガク振動の問題を生ずる。即ち、第9図は自動変
速機搭載車エンジンの回転数と出力トルクとの関係をス
ロットル開度毎に示したもので、出力トルクが負(逆ト
ルク)となるエンジンの逆駆動状態は、スロットル開度
全閉に限らず、2/8スロットル開度程度においても生じ
得る。例えば、4/8スロットル開度にしたB点での走行
中スロットル開度を1/8にしてコースティング走行に移
行し、その後スロットル開度を4/8に戻した場合につき
説明すると、第9図の特性に照らして明らかな如く自動
変速機の出力軸トルクは第10図に示す如くコースティン
グ走行への移行瞬時t1直後に負(逆トルク)に転じ、こ
の切換えにともないトルク変動Tr1を生ずる傾向にある
し、パワーオン走行への復帰瞬時t2直後に出力軸トルク
は正(正トルク)に転じ、この切換えにともないトルク
変動Tr2を生ずる傾向にある。しかし、前記従来の構成
では、かかる走行中エンジンが逆駆動されても、1/8ス
ロットル開度ではロックアップを解除し得ないため、ト
ルクコンバータがトルク変動Tr1,Tr2を吸収し得ず、ガ
クガク振動の問題を解消することができない。
本発明はこの観点から、ロックアップ解除の要否判断を
従来のようにアクセルペダルの釈放やスロットル開度全
閉の検出によって行うのでなく、ガクガク振動の発生原
因となる逆トルクの在否によって行うようにすること
で、上述の問題を解消することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため本発明のロックアップ制御装置は、入出
力要素間を適宜直結可能で、エンジンからの正トルクを
伝達するトルクコンバータにおいて、トルクコンバータ
を経由する伝動系に伝達トルクに応じた捩れを発生させ
る捩れ発生手段と、該手段で発生させた捩れから、トル
クコンバータからエンジンに向かう逆トルクの発生を示
す信号を出力する逆トルク検出手段と、該手段からの逆
トルク発生信号に応答してトルクコンバータを前記入出
力要素間の直結が解かれたコンバータ状態にするロック
アップ解除手段とを設けてなることを特徴とするもので
ある。
(作用) 捩れ発生手段はトルクコンバータを経由する伝動系に伝
達トルクに応じた捩れを発生させ、逆トルク検出手段は
この捩れから、トルクコンバータからエンジンに向かう
逆トルクの発生を示す逆トルク発生信号を出力する。そ
して、ロックアップ解除手段は逆トルク検出手段からの
逆トルク発生信号に応答して、トルクコンバータをロッ
クアップ領域でもコンバータ状態にする。この時トルク
コンバータはそのスリップによりコースティング走行時
に生ずるトルク変動を吸収し、ガクガク振動が発生する
のを防止することができる。
ところで、ロックアップ解除の要否判断を逆トルク(逆
トルク発生信号)の在否により行うため、スロットル開
度を全閉にしない状態でのコースティング走行時を含
め、あらゆるコースティング走行において確実にトルク
コンバータをコンバータ状態にすることができ、ガクガ
ク信号の発生を皆無となし得る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は第8図の変速パターンに従って変速を行う自動
変速機のトルクコンバータ1に用いるよう構成した本発
明ロックアップ制御装置の一実施例を示し、本例では第
8図中A領域においてトルクコンバータ1をロックアッ
プするものとする。
トルクコンバータ1はポンプインペラ(入力要素)2、
タービンランナ(出力要素)3及びステータ(反力要
素)4を具え、その他に入出力要素2,3間を適宜直結す
るためのロックアップ機構5を内蔵する。ポンプインペ
ラ2はコンバータカバー6及びドライブプレート7を介
してエンジンのクランクシャフト8に駆動結合し、常時
エンジン駆動する。タービンランナ3はタービンハブ9
を介してトルクコンバータ出力軸(自動変速機入力軸)
10に駆動結合し、ステータ4はワンウェイクラッチ11を
介して固定スリーブ12上に置く。スリーブ12はポンプカ
バー13に一体成形し、軸10を包囲するよう配して両者間
にトルクコンバータ作動油戻り通路14、ロックアップ制
御圧通路15を設定する。
ポンプカバー13及びポンプハウジング16間にギヤポンプ
17を収納し、トルクコンバータ1を収納するコンハータ
ハウジング18および自動変速機の変速歯車列を収納する
トランスミッションケース19間にポンプカバー13及びポ
ンプハウジング16を共締めする。ギヤポンプ17はスリー
ブ12を包囲する中空のポンプ駆動軸20を介してポンプイ
ンペラ2に結合し、常時エンジン駆動することにより、
ギヤポンプ17からの作動油をスリーブ12及び軸20間のト
ルクコンバータ作動油供給通路21を経てトルクコンバー
タ1内に供給する。作動油はトルクコンバータ1内に通
流後通路14を経て外部に排除し、その途中に設けた保圧
弁(図示せず)によりトルクコンバータ1のコンバータ
室22内を所定圧Pcに保つ。
ロックアップ機構5は次の構成とする。ハブ9上にロッ
クアップクラッチピストン23の内筒部23aを摺動自在に
嵌合し、このロックアップクラッチピストンをコンバー
タカバー6内に収納する。コンバータカバー6の端壁に
対向するロックアップクラッチピストン23の面に環状に
クラッチフェーシング24を設け、これがコンバータカバ
ー6に接する時コンバータ室22から隔絶されたロックア
ップ室25が画成されるようにする。
ロックアップクラッチピストン23はトーショナルダンパ
26を介してタービンランナ3に駆動結合する。トーショ
ナルダンパ26は乾式クラッチ等で用いられる周知のもの
とし、ドライブプレート27:トーションスプリング28、
リベット29及びドリブンプレート30で構成する。ロック
アップクラッチピストン23に環状部材31を溶接し、その
爪31aをドライブプレート27の切欠き27aに駆動係合さ
せ:ドリブンプレート30をタービンランナ3に結着す
る。なお、ロックアップ室25を軸10に形成した孔10a、
通路15及び回路32を経てロックアップ制御弁33に接続
し、これにより室25内のロックアップ制御圧PL/Uを制御
し得るようにする。
ロックアップ制御弁33はスプール33aを具え、このスプ
ールがばね33bにより上半部図示のロックアップ解除位
置にされる時、回路32に通じたポート33cを、前記のコ
ンバータ圧Pcが導かれるポート33dに通じて、ロックア
ップ制御圧PL/Uをコンバータ圧Pcと同じ値にし、スプー
ル33aが室33e内の圧力上昇で下半部図示のロックアップ
位置にされる時、ポート33cをドレンポート33fに通じ
て、ロックアップ制御圧PL/Uを0にするものとする。
ロックアップ制御圧PL/Uはロックアップ室25内の圧力で
あり、コンバータ圧Pcに同じ値の時ロックアップクラッ
チピストン23をコンバータカバー6に圧接させず、この
時トルクコンバータ1は入出力要素2,3間の直結を解か
れたコンバータ状態で動力伝達を行なう。ロックアップ
制御圧PL/Uが0の時、ロックアップクラッチピストン23
はコンバータ室22内のコンバータ圧Pcにより図中左方に
押圧されてコンバータカバー6に摩擦係合され、トルク
コンバータ1の入出力要素2,3間を直結し、トルクコン
バータ1はロックアップ状態で動力伝達を行なう。
ロックアップ制御弁33の室33e内は領域判定弁34により
圧力制御する。この弁34はばね34aにより図中上半部位
置に弾支されたスプール34bを具え、このスプール位置
でポート34cをドレンポート34dに通じ、スプール34bが
図中下半部位置になる時ポート34cをポート34eに通じる
ものとする。ポート34cは回路35により室33eに接続し、
ポート34cには自動変速機が第3速を選択する時のみ発
生する3速選択圧P3を供給する。スプール34bの図中右
行は室34f内の圧力により制御し、この室34fには車速の
上昇につれ高くなるガバナ圧PG1を導びく。そしてばね3
4aのばね力は、ガバナ圧PGが第8図中V3Lで示すロック
アップ車速以上の車速に対応する値の時、スプール34b
が図中下半部位置になるよう設定する。かくて、領域判
定弁34は第8図のロックアップ領域Aにおいてのみ回路
35を経て室33eに圧力(3速選択圧P3)を供給し、それ
以外で室33e内を無圧状態に保つ。勿論、ロックアップ
制御弁33におけるばね33bのばね力は、室33e内に上述の
如く3速度選択圧P3が供給される時、スプール33aが図
中下半部位置にされるのを許容するよう設定する。
本発明が目的とするロックアップの解除はロックアップ
解除弁36によりこれを行なう。この弁は、ロックアップ
制御弁33の33gを圧力上昇させてスプール33aを強制的に
図中上半部位置にするものとする。この目的のため弁36
は、ばね36aにより図中上半部位置に弾支されたスプー
ル36bを具え、このスプール位置でポート36cをドレポー
ト36bに通じ、スプール36bが図中下半部位置の時ポート
36cをポート36eに通じるものとする。ポート36cは回路3
7により室33gに接続し、ポート36eには自動変速機のラ
イン圧PL(3速選択圧P3の元圧でもある)を供給する。
かくて、スプール36bが図中上半部位置の時室33g内は無
圧状態にされ、ロックアップ制御弁スプール33aの位置
制御、つまりロックアップ制御を領域判定弁34の作動に
まかせ、第8図中A領域でトルクコンバータ1をロック
アップすることができる。一方、スプール36bが図中下
半部位置の時室33g内はライン圧PLと同じ値にされ、室3
3e内の圧力存否に関係なくスプール33aをばね33bのばね
力とも相俟って図中上半部位置にし、トルクコンバータ
1を第8図のロックアップ領域Aでもコンバータ状態に
することができる。
スプール36bの図中右行は室36f内の圧力、つまり以下の
如くに発生する制御圧Psにより適宜行ない、この制御圧
を、通常とは逆にトルクコンバータ1からエンジンクラ
ンクシャフト8に向かう逆トルクの増大につれ高くなる
圧力とする。これがためトルクコンバータ1内に逆トル
ク検出手段としての可変オリフィス38を儲け、これをロ
ックアップクラッチピストン23の内筒部23aに形成した
方形窓39と、タービンハブ9に形成した透孔40とで構成
する。透孔40をトルクコンバータ出力軸10に形成した孔
41及び回路42により室36fに接続し、回路42に途中にド
レン分岐路43を接続すると共に、この分岐路43に固定オ
リフィス44を設ける。方形窓39および透孔40は同じ軸直
角面内に配置するも、ロックアップクラッチピストン23
が動力伝達を行わないタービンハブ9およびロックアッ
プクラッチピストン23の通常相対回転位置において、第
2図(a)に示す如く、方形窓39が透孔40よりエンジン
回転方向進み側にあるよう配置する。かかる構成におい
て、可変オリフィス38は方形窓39及び透孔40のオーバー
ラップ量により開度Sを決定され、この開度に応じた割
合で室22内のコンバータ圧Pcを方形窓39、透孔40、孔41
を経て回路42に供給し、この回路中に制御圧Psを発生さ
せる。他方、この制御圧は分岐路43より固定オリフィス
44の開度に応じた割合でドレンされ、結局制御圧Psは可
変オリフィス38の開度Sと固定オリフィス44の開度との
差により決定される。
上記実施例の作用を次に説明する。
先ず可変オリフィス38の作用を説明するに、ロックアッ
プクラッチピストン23がコンバータカバー6に圧接され
ないトルクコンバータ1のコンバータ状態において、ロ
ックアップクラッチピストン23は何等のトルク伝達も行
わず、タービンハブ9に対する相対回転を行なわない。
従って、方形窓39及び透孔40の相対位置は第2図(a)
のままであるが、この時の開度Sは固定オリフィス44の
それとほぼ同じで、制御圧Psもほとんど0に近い。
ロックアップクラチピストン23がコンバータカバー6に
圧接されたトルクコンバータ1のロックアップ状態で
は、ロックアップクラッチピストン23がトルク伝達を行
なうため、可変オリフィス38を以下の如くに機能させ
る。
先ず、車両のパワーオン走行中でエンジン(クランクシ
ャフト8)からの正トルクをトルクコンバータ1が伝達
している間は、ロックアップクラッチピストン23がトー
ショナルダンバ26のダンパ機能によりタービンハブ9に
対しエンジン回転方向進み側に相対回転する。この時、
方形窓39は透孔40に対し、第2図(a)の位置から同図
中矢印a方向に相対変位し、開度Sを零に保ち、制御圧
Psを0に保持する。
車両のコースティング走行中で、エンジンが車両の慣性
で逆駆動されている場合、つまりトルクコンバータ1か
らエンジン(クランクシャフト8)に逆トルクが伝達さ
れている場合、タービンハブ9がトーショナルダンパ26
のダンパ機能によりロックアップクラッチピストン23に
対しエンジン回転方向進み側に相対回転する。この時、
透孔40は方形窓39に対し第2図(a)の位置から同図
(b)に示す如く矢印b方向へ相対変位し、開度Sの増
大により制御圧Psを発生させる。そしてこの制御圧は、
逆トルクの増大につれ上記の相対変位(開度S)が大き
くなるため、逆トルクの増大につれ上昇する。
かかる作用説明から明らかなように、トルクコンバータ
1のロックアップ状態で、可変オリフィス38の開度Sは
第3図に示す如く逆トルクの増大につれ0から最大値S
max迄大きくなり、又制御圧Psは第4図に示す如く逆ト
ルクの増大につれ高くなり、0から元圧であるコンバー
タ圧Pcの近くまで上昇する。
制御圧Psはロックアップ解除弁36の室36においてスプー
ル36bを適宜右行させるが、この右行が第4図中-Txで示
す0にできるだけ近い逆トルクに対応した制御圧Ps1
上で行われるようにばね36aのばね力を設定しておく
と、逆トルクの発生と同時にロックアップ解除弁36はス
プール36bの右行によりロックアップ制御弁33を図中上
半部状態となし、トルクコンバータ1のロックアップを
解除することができる。従って、第9図につき前述した
と同様の運転をした場合について説明すると、第5図に
示す如くトルクコンバータ1はコースティング走行への
移行時t1以後コンバータ状態にされて当該移行にともな
うトルク変動(第10図中tr1)を吸収でき、ガクガク振
動の発生を防止できる。又第5図中t2で示すパワーオン
走行への復帰時、正トルクへと転ずるため、ロックアッ
プ解除弁36は制御圧Psの消失により図中上半部状態とな
り、室33g内を無圧状態にする。かくてロックアップ制
御弁30は第8図のスケジュールに従ったロックアップ制
御を行なう。しかし、未だロックアップ領域のためロッ
クアップ制御弁33が図中下半部状態になっても、室25内
のロックアップ制御圧PL/Uが0近くまで低下してロック
アップを完了するには作動遅れがあるため、この間トル
クコンバータはコンバータ状態にあって第5図中瞬時t2
の直後に生ずるトルク変動(第9図中Tr2)を吸収で
き、この時もガクガク振動の発生を防止し得る。
なお、パワーオン走行の継続中は制御圧Psが0であり、
ロックアップ解除弁36を図中上半部状態に保つため、室
33g内は無圧状態に保たれ、ロックアップ制御弁33は領
域判定弁34により通常通りに状態制御される。つまり、
第8図中ロックアップ領域Aなら、室33eに3速選択圧P
3が供給されてロックアップ制御弁33を図中下半部状態
にし、トルクコンバータ1をロックアップする。そし
て、それ以外なら、室33eを無圧状態にしてロックアッ
プ制御弁33を図中上半部状態にし、トルクコンバータ1
をコンバータ状態にする。
第6図は本発明の他の例を示し、本例では通常のロック
アップ制御及び本発明が目的とするロックアップ解除制
御を電子回路により行うようにする。これがため、ロッ
クアップ制御弁33の室33gを大気開放とし、室33eには自
動変速機の全ての前進変速段で発生し続ける前進選択圧
PFをオリフィス46付の回路47より供給する。そして、回
路47の途中をオリフィス46より小径のオリフィス46aを
経てドレンポート48に接続し、オリフィス46aにロック
アップソレノイド49のプランジャ49aを対設する。ロッ
クアップソレノイド49はそのOFF時プランジャ49aを左半
部図示の位置に後退させてオリフィス46aを開き、これ
により室33e内を無圧状態にし、ON時プランジャ49aを右
半部図示の位置の突出させてオリフィス46aを閉じ、こ
れにより室33e内を前進選択圧PFと同じ値にするqロッ
クアップソレノイド49のON,OFFは、電源+Vにより作動
されるコントローラ50により制御するようにし、コント
ローラ50には、トルクコンバータ出力軸10に加わるトル
クTを検出する周知の磁歪効果利用式トルクセンサ(逆
トルク検出手段951からの信号、自動変速機のギヤ位置
Gを検出するギヤ位置センサ52からの信号、及び車速V
を検出する車速センサ53からの信号を夫々入力する。コ
ントローラ50はこれら入力情報をもとにロックアップソ
レノイド49をON,OFFするが論理回路又はマイクロコンピ
ュータにより構成して第7図に示すような前記実施例と
同様の機能を達成するものとする。即ちステップ60にお
いてトルクTが設定値-Tx(第4図参照)以下の逆トル
ク発生か否かを判別し、逆トルク発生時はステップ61で
無条件にロックアップソレノンド49をOFFする。この
時、ロックアップ制御弁33は室33eの無圧状態によって
上半部図示の状態になり、トルクコンバータ1をコンバ
ータ状態にする。T>-Txの正トルク伝達中はステップ6
2,63の判別により第8図のスケジュールに従った通常の
ロックアップ制御を行う。即ちステップ62でギヤ位置G
が第3速と判別し且つステップ63で車速Vがロックアッ
プ車速V3L(第8図参照)以上と判別する場合はステッ
プ64においてロックアップソレノイド49をONする。この
時ロックアップ制御弁33は室33e内が前進選択圧PFと同
じ値にされることから下半部図示の状態となりトルクコ
ンバータ1をロックアップする。しかして、それ以外で
は、ステップ61の実行によりトルクコンバータ1をコン
バータ状態にする。
かくて本例の構成でも前記実施例と同様の作用が行なわ
れ、同様の作用効果が奏することができる。
(発明の効果) かくして本発明ロックアップ制御装置は上述の如く、逆
トルクの発生を示す信号を受けてトルクコンバータのロ
ックアップを解除する構成としたから、スロットル開度
を全開する手前でその減少を停止するようなコースティ
ング走行への移行時も含め、あらゆるコースティング走
行でトルクコンバータのロックアップ解除することがで
き当該移行時に生ずるトルク変動にともなったガクガク
振動の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ロックアップ制御装置の一実施例を示す
システム図、 第2図(a),(b)は夫々同例装置における可変オリ
フィスの第1図中II矢視方向に見た作用説明図、 第3図は同可変オリフィスの開度変化特性図、 第4図は同開度変化にともなう制御圧の変化特性図、 第5図は本発明装置を用いた場合のトルク波形説明図、 第6図は本発明の他の例を示すシステム図、 第7図は同例装置におけるコントローラの機能説明用フ
ローチャート、 第8図はロックアップ領域を例示する自動変速機の変速
パタンーン図、 第9図は自動変速機搭載車用エンジンの出力トルク特性
図、 第10図は本発明装置を用いない場合のトルク波形説明図
である。 1……トルクコンバータ 2……ポンプインペラ(入力要素) 3……タービンランナ(出力要素) 4……ステータ、5……ロックアップ機構 6……コンバータカバー 8……エンジンクランクシャフト 9……タービンハブ 10……トルクコンバータ出力軸 17……ギヤポンプ、22……コンバータ室 23……ロックアップクラッチピストン 25……ロックアップ室 26……トーショナルダンパ 33……ロックアップ制御弁 34……領域判定弁 36……ロックアップ解除弁(ロックアップ解除手段) 38……可変オリフィス(逆トルク検出手段) 39……方形孔、40……透孔 44……固定オリフィス、46,46a……オリフィス 47……前進選択圧導入回路 48……ドレンポート 49……ロックアップソレノイド 50……コントローラ(ロックアップ解除手段) 51……トルクセンサ(逆トルク検出手段) 52……ギヤ位置センサ、53……車速センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力要素間を適宜直結可能で、エンジン
    からの正トルクを伝達するトルクコンバータにおいて、 トルクコンバータを経由する伝動系に伝達トルクに応じ
    た捩れを発生させる捩れ発生手段と、 該手段で発生させた捩れから、トルクコンバータからエ
    ンジンに向かう逆トルクの発生を示す信号を出力する逆
    トルク検出手段と、 該手段からの逆トルク発生信号に応答してトルクコンバ
    ータを前記入出力要素間の直結が解かれたコンバータ状
    態にするロックアップ解除手段とを設けてなることを特
    徴とするトルクコンバータのロックアップ制御装置。
  2. 【請求項2】前記捩れ発生手段は、ロックアップクラッ
    チピストンに設けられたトーショナルダンパで構成し、
    前記逆トルク検出手段は、該トーショナルダンパの捩れ
    に応じて開度変化し、逆トルク発生信号として圧力信号
    を出力する可変オリフィスにより構成したものである特
    許請求の範囲第1項記載のトルクコンバータのロックア
    ップ制御装置。
  3. 【請求項3】前記捩れ発生手段は、前記伝動系を成す軸
    で構成し、前記逆トルク検出手段は、該軸の捩れを磁歪
    効果により検出して電気的な逆トルク発生信号を出力す
    るトルクセンサにより構成したものである特許請求の範
    囲第1項記載のトルクコンバータのロックアップ制御装
    置。
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