JPH0735830B2 - モータのブレーキ装置 - Google Patents

モータのブレーキ装置

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JPH0735830B2
JPH0735830B2 JP2013115A JP1311590A JPH0735830B2 JP H0735830 B2 JPH0735830 B2 JP H0735830B2 JP 2013115 A JP2013115 A JP 2013115A JP 1311590 A JP1311590 A JP 1311590A JP H0735830 B2 JPH0735830 B2 JP H0735830B2
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JP
Japan
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fixed
disk
movable
braking
disc
Prior art date
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JP2013115A
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昌三 立岩
大樹 真木
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CKD Corp
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CKD Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はモータのブレーキ装置に関するものである。
[従来の技術] ブレーキ装置を備えたモータとしては例えば実開昭63−
67053号公報に開示されるものがある。この従来装置で
は環状のピストンが出力軸側に取り付けられたフランジ
に当接し、このフランジがピストンの押圧作用によって
固定部側のジョーとピストンとの間に挟みこまれ、出力
軸側の回転に制動が掛けられるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、フランジはインデックステーブル及びダ
イヤフラムを介して出力軸に繋がっており、フランジと
ジョーとの間隔はダイヤフラムの弾性作用によって維持
されている。そのため、制動時にはインデックステーブ
ルが出力軸方向に移動することになるが、このような構
成のモータではインデックステーブルが同一平面内で割
り出し回転する装置には適用し難い。しかも、フランジ
とピストンとがダイヤフラムの弾性作用によって常時接
触しているため、両者の接触部がフランジの回転によっ
て摩耗するという欠点がある。
本発明は上記のような欠点を解消し得るモータのブレー
キ装置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明では、ロータ側に止着
され、弾性を有する可動ディスクと、その可動ディスク
に離間対向するように固定部側に配設され、弾性を有す
る固定ディスクと、その固定ディスクを挟んで可動ディ
スクと対向するように固定部側に設けられ、固定ディス
クを弾性変位して可動ディスクに押接する制動力付与機
構と、前記可動ディスク及び固定ディスクを挟んで前記
制動力付与機構と対向するように固定部側に設けられ、
前記制動力付与機構による押接作用に伴う可動ディスク
の弾性変形時にのみ当該可動ディスクが接触する制動面
とを設けたものである。
[作用] 前記制動力付与機構の作動によって固定ディスクが可動
ディスク側に弾性変位して可動ディスクに押接される。
この押接作用によって可動ディスクも弾性変位し、可動
ディスクが前記制動面に接触する。これにより可動ディ
スクが制動面と固定ディスクとの間に挟みこまれ、ロー
タに対して制動が掛けられる。前記制動力付与機構の作
動を解除すれば可動ディスク及び固定ディスクがいずれ
も弾性復帰し、可動ディスクと制動面とが離間すると共
に、固定ディスクと可動ディスクとが離間する。従っ
て、非制動時には不要な回転接触が生じることはない。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。
1はケースであり、ケース1内には出力軸2が回転可能
に収容支持されており、出力軸2の露出端部にはインデ
ックステーブル3が取り付けられる。出力軸2にはロー
タ4が締め付け固定されており、ロータ4の回転が出力
軸2に直接伝達される。ロータ4には弾性を有する環状
の可動ディスク5が複数のねじ6によって締め付け固定
されている。第2図に示すように可動ディスク5にはね
じ6用のねじ挿通孔5aが周方向に等間隔で配列されてお
り、スリット5bが外周縁からねじ挿通孔5aに達するよう
に切り込み形成されている。
ケース1の内周にはフランジ1aが設けられていると共
に、フランジ1aの内周には雌ねじ部1bが設けらえてお
り、雌ねじ部1bには環状のクランプベース7が螺着され
ている。フランジ1aには複数のねじ孔1cが周方向に等間
隔で配列されており、クランプベース7には複数のねじ
挿通孔7aがねじ孔1cと同一ピッチで周方向に等間隔で配
列されている。ケース1にはクランプベース7に続いて
弾性を有する環状の固定ディスク8及び押さえリング9
が嵌入されている。第2図に示すように固定ディスク8
には複数のねじ挿通孔8aがねじ孔1cと同一ピッチで周方
向に配列されており、スリット8bが内周縁からねじ挿通
孔8aに達するように切り込み形成されている。押さえリ
ング9には複数のねじ挿通孔9aがねじ挿通孔8aと同一ピ
ッチで周方向に配列されており、ねじ10がねじ挿通孔9
a,8a,7aを挿通してねじ孔1cに螺合されている。従っ
て、ねじ10を締め付けることによってクランプベース7
がケース1に固定されると共に、固定ディスク8がクラ
ンプベース7に固定される。
クランプベース7の内径は可動ディスク5の外径よりも
小さくしてあり、固定ディスク8の内径はクランプディ
スク7の内径に一致している。又、固定ディスク8とク
ランプベース7の端面7bとの間には間隙C0が設けてあ
り、フランジ1aに対するクランプベース7の螺合位置は
クランプベース7の端面7bと可動ディスク5との間にク
リアランスC1が生じると共に、固定ディスク8と可動デ
ィスク5との間にもクリアランスC2が生じるように設定
してある。即ち、可動ディスク5の厚みをdとすると次
の関係式が設定されている。
C0=C1+C2+d さらに、可動ディスク5のスリット5bの半径方向の領域
と固定ディスク8のスリット8bの半径方向の領域とは出
力軸2方向に見てスリット5bの外径側とスリット8bの内
径側とで重合する。
ケース1の開放端にはカバー11が嵌入固定されており、
カバー11の内端面には環状のシリンダ室11aが凹設され
ている。シリンダ室11aには環状のピストン12が出力軸
2方向にスライド可能に収容されており、ピストン12の
先端面12aは固定ディスク8に当接可能である。先端面1
2aの内径は固定ディスク8の内径に一致し、先端面12a
の外径はスリット8bの半径方向の領域内にある。なお、
本実施例では、前記ケース1,クランプベース7,押さえリ
ング9及びカバー11により本発明の固定部が構成されて
いる。
第3図に示すようにケース1の側部には電磁三方弁13が
取り付けられおり、その入力ポート、出力ポートおよび
排気ポート(いずれも図示略)にはケース1内の通路
l1,l2,l3が接続されている。通路l1は図示しない圧力
エア供給源に接続されていると共に、通路l2,l3はシリ
ンダ室11aに接続されており、電磁三方弁13の開閉制御
によってシリンダ室11aへの圧力エア供給及び排気が行
われる。
シリンダ室11aに圧力エアを供給すると、ピストン12が
可動ディスク5側へ移動し、固定ディスク8の内周側を
可動ディスク5側へ付勢する。これにより固定ディスク
8の内周側が拡径するように可動ディスク5側へ弾性変
位して可動ディスク5の内周側に押接する。さらに固定
ディスク8の弾性変位が可動ディスク5の外周側をクラ
ンプベース7の端面7bに押接する。これにより第4図に
示すように可動ディスク5外周側が固定ディスク8とク
ランプベース7の端面7bとの間に圧接挟持され、ロータ
4の回転に対して制動が働く。即ち、ピストン12が制動
力付与機構を構成し、端面7bは可動ディスク5に対する
制動面となる。制動面7bは可動ディスク5の弾性変位領
域内に設定する必要があり、これにより可動ディスク5
に対する制動トルクが可動ディスク5の両面側から得ら
れる。
シリンダ室11aから圧力エアを排気すれば両ディスク5,8
が弾性復帰し、ピストン12が初期位置に復帰する。
本実施例のブレーキ装置によれば制動時に出力軸2がそ
の軸線方向に変位することはなく、インデックステーブ
ル3は常に同一平面内で割り出し回転する。従って、本
実施例のモータはインデックステーブルが同一平面内で
割り出し回転するインデックス装置に問題なく使用でき
る。又,非制動時には固定ディスク8と可動ディスク5
との間、及び可動ディスク5と制動面7bとの間にはそれ
ぞれクリアランスC1,C2があり、ロータ4の回転による
回転接触抵抗は軸受け部以外では生じない。従って、モ
ータの円滑かつ高精度の回転制御を行なうことができ
る。しかも、ピストン12と可動ディスク5との間には固
定ディスク8が介在することになるため、出力軸2から
の外部負荷トルクがピストン12に波及することはなく、
ピストン12が回転してしまうことはない。従って、ピス
トン12に嵌められるシールリング14が損傷することはな
く、シリンダ室11aのシール性は良好に保たれる。
さらに本実施例ではクランプベース7がケース1に対し
て螺合位置調整可能であるため、間隔C0を程度に設定し
ておけばケース1に対するクランプベース7の螺合位置
を調整することによってクリアランスC1,C2を作ること
ができる。従って、各部材の寸法加工精度及び組み付け
精度を高めることなくクリアランスC1,C2の設定が容易
である。
また、固定ディスク8及び可動ディスク5にスリット8
b,5bを入れたことによってディスク5,8の弾性変形が円
滑に行われ、良好な制動をもたらすことができる。
本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではな
く、例えば、固定ディスク及び可動ディスクを薄板で積
層構成したり、両ディスクを皿ばね形状としたりするこ
ともでき、これによりディスクの弾性変形が一層容易に
行われる。
又、出力軸に対して傾くように固定ディスクを取り付け
る構成も可能であり、このようにすることによってピス
トンに対する固定ディスクの復帰作用が一層効果的に行
われ、前記クリアランスC1,C2の設定が一層容易とな
る。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明は、制動時に出力軸の軸方向
変位がなく、しかも非制動時の接触抵抗がなくなると共
に、制動力付与機構への外部負荷トルクの伝達が回避さ
れ、制動力付与機構の損傷の回避、良好なモータ制御、
同一平面内で割り出し回転するインデックス装置への適
用を共に達成し得るという優れた効果を奏する。さらに
制動時には可動ディスクが前記制動面と固定ディスクと
の両方に強く押接されるため、出力軸を回転しようとす
る力は発生せず、モータ制御による位置精度も補償でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示し、第1図は非
制動時の側断面図、第2図は要部分解斜視図、第3図は
制動力付与機構の要部側断面図、第4図は制動時の要部
側断面図である。 固定部を構成するケース1,クランプベース7,押さえリン
グ9及びカバー11、ロータ4、可動ディスク5、制動面
7b、固定ディスク8、制動力付与機構を構成するピスト
ン12。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータ(4)側に止着され、弾性を有する
    可動ディスク(5)と、 その可動ディスク(5)に離間対向するように固定部
    (1,7,9,11)側に配設され、弾性を有する固定ディスク
    (8)と、 その固定ディスク(8)を挟んで可動ディスク(5)と
    対向するように固定部(1,7,9,11)側に設けられ、固定
    ディスク(8)を弾性変位して可動ディスク(5)に押
    接する制動力付与機構(12)と、 前記可動ディスク(5)及び固定ディスク(8)を挟ん
    で前記制動力付与機構(12)と対向するように固定部
    (1,7,9,11)側に設けられ、前記制動力付与機構(12)
    による押接作用に伴う可動ディスク(5)の弾性変形時
    にのみ当該可動ディスク(5)が接触する制動面(7b)
    と を備えたことを特徴とするモータのブレーキ装置。
JP2013115A 1990-01-22 1990-01-22 モータのブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0735830B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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