JPH0640976Y2 - 回転シャフトの支持構造 - Google Patents

回転シャフトの支持構造

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JPH0640976Y2
JPH0640976Y2 JP13118488U JP13118488U JPH0640976Y2 JP H0640976 Y2 JPH0640976 Y2 JP H0640976Y2 JP 13118488 U JP13118488 U JP 13118488U JP 13118488 U JP13118488 U JP 13118488U JP H0640976 Y2 JPH0640976 Y2 JP H0640976Y2
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JP
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stopper plate
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shaft
step portion
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文彦 前川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転シャフトの支持構造に関する。
(従来の技術) 従来の回転シャフトの支持構造として、エンジンの吸気
制御弁に用いられるものがある(実開昭62-162342号公
報参照)。
これについて説明すると、第11図において、71は吸気系
のサージタンク72内を運転条件に応じて開閉する制御弁
であり、この制御弁71を収装するハウジング73はサージ
タンク72と別体で設けられ、このハウジング73に制御弁
71の回転シャフト74が回転自在に挿入され、回転シャフ
ト74の突出端部に連結されたレバー75を介して図示しな
いアクチュエータにより開閉駆動される。
第12図にも示すように、回転シャフト74の途中には環状
溝77が形成され、ハウジング73にはこの環状溝77に係合
するストッパープレート76が取付けられて、回転シャフ
ト74をスラスト方向に支持するようになっている。
ストッパープレート76は1本のボルト78を介して締付け
固定され、このボルト78に対して所定の間隔をもって設
けられるロケートピン79を介して位置決めが行われる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来装置にあっては、ストッ
パープレート76のロケートピン79を挿通させる穴80の隙
間δと、ボルト78を挿通させる穴81の隙間δがある
ため、この2つの隙間および加工誤差等によりストッパ
ープレート76の取付け位置精度を確保することが難し
く、ストッパープレート76が環状溝77の底面82に接触
し、制御弁71のフリクションを増大させて作動性を損な
うことがあった。
本考案は、こうした従来の問題点を解決することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では、回転シャフトを軸
受する基盤と、この基盤に取付けられるストッパープレ
ートを備え、回転シャフトの途中にストッパープレート
を係合させる環状溝を形成して、回転シャフトをスラス
ト方向に支持する構造において、前記基盤に前記ストッ
パープレートを当接させる段部を一体的に形成し、この
段部を回転シャフトの軸受穴に対する同心円周上に突出
させた。
(作用) 上記構成に基づき、段部は軸受穴に対する同心円上に突
出しているため、ストッパープレートを段部に当接させ
ることにより、ストッパープレートの軸受穴に対するラ
ジアル方向の位置決め精度を悪化させる要因はストッパ
ープレートと段部のハメアイ隙間および加工誤差のみと
なり、ボルト穴のハメアイ隙間等に影響されることが回
避され、高い取付け位置精度を確保できる。その結果、
ストッパープレートが環状溝の底面に接触してフリクシ
ョンを増大させることを防止するとともに、ストッパー
プレートの環状溝の側面に摺接する面積を周方向に均一
化して両者の摩耗を抑制し、回転シャフトの位置決め精
度が経時変化により悪化することを防止できる。
(実施例) 以下、本考案をエンジンの吸気制御弁に適用した実施例
を添付図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、V型6気筒エンジンの左右バンク
2A,2Bの間にはサージタンク4が設けられ、このサージ
タンク4の内部には気筒列方向に延びる隔壁5によって
2つのコレクタ部6A,6Bが画成され、サージタンク4の
前端には各コレクタ部6A,6Bには吸気管11が接続して吸
気を取り入れる一方、各コレクタ部6A,6Bから各吸気ポ
ート8A,8Bを通って各気筒3A,3Bに分配される。
隔壁5の後端には吸気制御弁12が設けられ、この制御弁
12はエンジン回転数が所定値以下で閉じ、回転数が所定
値を越えて上昇すると開いて、エンジンの低速域から高
速域まで吸入効率を高めるようになっている。
第2図,第3部,第4図にもそれぞれ示すように、制御
弁12の弁体13は回転シャフト14に取付けられ、シャフト
14には軸方向に開口するスリット15が形成され、このス
リット15に弁体13が嵌装され、2本のビス16を介して締
付け固定される。
シャフト14を軸受する基盤17がサージタンク4とは別体
で設けられ、この基盤17はその4隅にボルト穴18が形成
され、これを挿通するボルト(図示せず)を介してサー
ジタンク4の後端に締付け固定される。
基盤17にはシャフト14の途中を挿通させる軸受穴21が形
成され、この軸受穴21には軸受メタル22およびオイルシ
ール20が嵌められる一方、サージタンク4にはシャフト
14の先端を挿入させる軸受穴23が形成され、この軸受穴
23には軸受メタル24が嵌められ、この2つのメタル22,2
4を介してシャフト14を回転自在に支持している。
シャフト14の途中にはオイルシール20の外側に位置して
環状溝25が形成され、この環状溝25に係合するストッパ
ープレート26が基盤17に取付けられ、このストッパープ
レート26を介してシャフト14をスラスト方向に支持する
よている。
第5図にも示すように、ストッパープレート26にはシャ
フト14の環状溝25に係合する凹部27が形成され、この凹
部27は環状溝25の底面28に対して所定の隙間を持って対
峙する円弧面を有する 基盤17には一体的に突出する段部31がU字形に形成さ
れ、ストッパープレート26をこの段部31に当接させた状
態で基盤17に螺合する1本のボルト29を介して締付け固
定する。
段部31は軸受穴21に対して同心円上に突出する円弧面32
と、この円弧面32の接線方向に互いに平行に延びる2つ
の平面33とを有する。
基盤17に形成される軸受穴21と段部31の円弧面32および
ストッパープレート26を着座させる座面30は切削加工に
より所定の精度で仕上げられる。
ストッパープレート26の側部には段部31の円弧面32に接
合する円弧側面34と、段部31の平面33に接合する平側面
35とが連続して、前記凹部27と共にプレス加工により一
体的に形成される。
シャフト14の先端には2面巾部41が形成され、この2面
巾部41にレバー42がカシメ固定される。レバー42にはダ
イヤフラム装置43のロッド44がピン45を介して連結さ
れ、ダイヤフラム装置43はブラケット46を介してサージ
タンク4側に連結され、ダイヤフラム装置43に導かれる
制御負圧によりロッド44を引き込み、レバー42を介して
シャフト14を回動させ、制御弁12が開閉するようになっ
ている。
ストッパープレート26にはボルト29に隣接する部位を折
り曲げて突起部36が形成される一方、レバー42には所定
の角度で突出する2つの突起部47,48が一体的に形成さ
れ、レバー42の各突起部47,48がストッパープレート26
の突起部36に当接することにより、制御弁12の開度を所
定角度範囲に規制するようになっている。
サージタンク4には軸受穴23と同心的な円筒面51と、同
じく円錐面52とがそれぞれ連続して形成され、この円筒
面51と円錐面52によりシャフト14の回転に伴って弁体13
を着座させるシート面50を構成する。このように、従来
設けられている弁体13のハウジングをサージタンク4に
一体化しているので、構造の簡素化がはかれるととも
に、ハウジングとサージタンク4の間に隙間をつくるこ
ともないので、シール性を高められる。
このように構成してあり、次に作用について説明する。
上記構成に基づき、段部31は軸受穴21に対する同心円上
に突出しているため、ストッパープレート26を段部31に
当接させることにより、ストッパープレート26の軸受穴
21に対して同心的に保持され、ストッパープレート26の
ラジアル方向の位置決め精度を確保する。
これを第6図で説明すると、ストッパープレート26を段
部31に当接させることにより、ストッパープレート26の
軸受穴21に対するラジアル方向の取付け位置の誤差はボ
ルト穴39の隙間δに影響されることがなく、段部31お
よびストッパープレート26の加工誤差およびハメアイ隙
間δ以下に抑えられる。
その結果、ストッパープレート26が環状溝25の底面28に
押し付けられてフリクションを増大させることを回避す
るとともに、シャフト14の溝底面28とストッパープレー
ト26の凹部27の隙間δを周方向に均一にすることによ
り、ストッパープレート26の環状溝25の側面38に摺接す
る面積も周方向に均一化されて両者の摩耗を抑制し、シ
ャフト14の位置決め精度が経時変化により悪化すること
を最小限に抑えられる。
また、この実施例では、段差31に互いに平行に延びる2
つの平面33を形成するとともに、凹部27をこれに平行に
形成することにより、仮にストッパープレート26の取付
け位置が第6図の矢印A方向に若干ずれても、環状溝25
とストッパープレート26は係合しており、シャフト14を
スラスト方向に支持する機能を果たすことができる。
第7図,第8図にそれぞれ示す他の実施例は、基盤17に
軸受穴21と同心円上に形成される段部55を180°以上の
角度範囲に渡って形成するもので、これに接合するスト
ッパープレート54の外周円弧面56も同等の角度範囲に渡
って形成し、ストッパープレート54が平面上全方向に位
置決めされる。
ストッパープレート54の段部55から突出する部分57には
ボルト29を所定の隙間をもって挿通させる穴58が形成さ
れ、ボルト29は基盤17に螺合してストッパープレート26
を締付け固定する。
また、第9図に示すように、基盤17には2つの円弧状段
部61を軸受穴21を挟んで対峙する位置に形成するととも
に、ストッパープレート60に形成されるボルト穴62を両
段部61の間に配置しても良い。
この場合、ボルト29の座面加工を段部61間の座面63と加
工と同時に行うことができ、製作コストを低減できる。
第10図に示す他の実施例は、ストッパープレート65にダ
イヤフラム装置43を連結するブラケット部66を一体的に
形成したものである。ストッパープレート65は円弧状段
部67に当接して位置決めされ、1本のボルト68により締
付け固定される。
この場合、部品数を削減してコストダウンがはかれると
ともに、ダイヤフラム装置43の取付け精度を高められ
る。
(考案の効果) 以上の通り本考案によれば、回転シャフトを軸受する基
盤と、この基盤に取付けられるストッパープレートを備
え、回転シャフトの途中にストッパープレートを係合さ
せる環状溝を形成して、回転シャフトをスラスト方向に
支持する構造において、前記基盤に前記ストッパープレ
ートを当接させる段部を一体的に形成し、この段部を回
転シャフトの軸受穴に対する同心円周上に突出させたた
め、ストッパープレートのラジアル方向の取付け位置精
度を確保して、回転シャフトの作動を円滑にするととも
に、経時変化を抑制することができ、また従来設けられ
ていた位置決め用のロケートピンを廃止してコストダウ
ンがはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略平面図、第2図は
分解断面図、第3図は正面図、第4図は要部断面図、第
5図は要部正面図、第6図は概略正面図である。第7図
は他の実施例を示す正面図、第8図は同じく断面図であ
る。第9図はさらに他の実施例を示す正面図である。第
10図はさらに他の実施例を示す正面図である。第11図は
従来例を示す断面図、第12図は同じく要部正面図であ
る。 12……制御弁、13……弁体、14……回転シャフト、17…
…基盤、21……軸受穴、25……環状溝、26……ストッパ
ープレート、27……凹部、31……段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転シャフトを軸受する基盤と、この基盤
    に取付けられるストッパープレートを備え、回転シャフ
    トの途中にストッパープレートを係合させる環状溝を形
    成して、回転シャフトをスラスト方向に支持する構造に
    おいて、前記基盤に前記ストッパープレートを当接させ
    る段部を一体的に形成し、この段部を回転シャフトの軸
    受穴に対する同心円周上に突出させたことを特徴とする
    回転シャフトの支持構造。
JP13118488U 1988-10-06 1988-10-06 回転シャフトの支持構造 Expired - Lifetime JPH0640976Y2 (ja)

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JP13118488U JPH0640976Y2 (ja) 1988-10-06 1988-10-06 回転シャフトの支持構造

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JPH0251708U JPH0251708U (ja) 1990-04-12
JPH0640976Y2 true JPH0640976Y2 (ja) 1994-10-26

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