JPS6012941Y2 - マグネトステ−タ−の摺動装置 - Google Patents

マグネトステ−タ−の摺動装置

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JPS6012941Y2
JPS6012941Y2 JP1978078723U JP7872378U JPS6012941Y2 JP S6012941 Y2 JPS6012941 Y2 JP S6012941Y2 JP 1978078723 U JP1978078723 U JP 1978078723U JP 7872378 U JP7872378 U JP 7872378U JP S6012941 Y2 JPS6012941 Y2 JP S6012941Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
retainer
magnet stator
oil seal
seal housing
glue
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978078723U
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English (en)
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JPS54179331U (ja
Inventor
和弘 梅原
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
Application filed by スズキ株式会社 filed Critical スズキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マグネトステーターを摺動自在に把持するに
あたり、マグネトステーターの径方向および軸方向の移
動を制限して、精度と耐久性の向上を図り、併せて構造
を簡単にし、組付けと調整も容易に行なえるようにした
、マグネトステーターの摺動装置に関するものである。
(従来の技術) マグネ・ト(フライホイールマグネト)は、構造が簡単
であることから、小型エンジンの発電機として多く使用
されている。
船外機のニアシンにおいても広く使用されるが、船外機
の場合には、舟の走行速度の関係上、エンジンを低速で
回転させる必要がある。
エンジンを低速で回転させる一つの方法として、エンジ
ンの点火時期を、エンジンが安定してズ、p−運転でき
る程度に遅くするものが、ある。
・ □、−、このようにエンジンの点火時期を遅く
すればエンジンのスロー運転には適合することになるが
、点火時期が遅いとエン、ジンの始動性が損なわれるこ
とになる。
またエンジンを高速で回転するためスロットルを開いた
時には点火時期は進んでいなければならないことは言う
・までもない。
このように特に船外機のエンジンでは、その使用状態に
、よ・り点火時期を遅らせたり進めたりする必要がある
そこで一般に、スロットルの開度と連動してマグネトス
テータ・+を摺動させ、スロットル開度に応じて点火時
期を変化させる方法がとられている。
□、□船外機においては、□エンジン出力軸が垂直に向
けられるのが普通である(図示する本考案のものを参照
)。
これを前提として従来技術を説明すると、シリンダーの
表面(上部)に取り付けられるオイルシールハウジング
の形状を、上端にロータ−を取り付けたエンジン出力軸
の外周部に臨ませて環状に切り起こし、外周部にはフラ
ンジ状にして、このフランジ状部分をオイルシールハウ
ジングの上部に設けたマグネトステーターと、このマグ
ネトステーターにビス止めされマグネトステーターの外
周に位置させたりリテーナ−プレートとで、これらをオ
イルシールハウジングに対し、回動自在に把持させたも
のがある。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来のマグネトステーターの摺動装置にあっ
ては、ローターに取り付けられたマグネットに対する位
置を変えて点火時期を変えるためにマグネトステーター
を動かすとき、このマグネトステーターにビス止めによ
り固定されたりテーナープレートも一諸に動かすことに
なるので、二つの部材の加工精度等の関係で、:高い精
度と永い耐久性を維持する上で問題があった。
一方、構造の点でも次のような問題があった。
すなわち、上記装置にあっては、ニオイルシールハウジ
ングのフランジ状部分の上下面に、摺動時の摩擦を低減
するための樹脂製のスライディングプレートを挾み込み
、またエンジン出力軸とこのエンジン出力軸に臨ませて
環状に揚り起こした部分とと間に、黄銅等のブツシュを
マグネトステーターに鋳込むことによって取り付けてい
たンこのために構造がきわめて複雑であり、・組付けと
調整が煩雑となる問題があった。
本考参はこれらの問題を解決するために威されたものセ
ある。
(問題点を解決するための手段): 本考案は上記問題点を解決するために、エンジン出力軸
を挿通する部分を切起したオイルシールハウジングを設
け、該オイルシールハウジングを介してシリンダーの表
面にリデーナーを取り付け、該リテーナ−でマグネトス
チーターを支持したマグネトステーターの摺動装置にお
いて、前記リテーナ−を、前記マグネトステーターの基
台内周部に対向して位置し、片側断面が外方に曲折した
L字形の環状の第1のりテーナーと、前記マグネトステ
ーターの基台外周部に対向して位置し、内方に開口した
断面コ字状の溝 設けた、樹脂製から戒り、前記オイル
シールハ ジングにビス止めされることにより前記マグ
ネトステーターに対して着脱自在に装着された第2のり
テーナーとに分割して設け、前記第1のリテ+ナーの1
字形部の内面と前記第2のりテーナーのコ字状開ロ溝と
により前記マグネトステーターの基台部分を両側から回
動自在に把持したものである。
(作用) このような構成とすれば、マグネトステーターを把持す
るリテーナ−を二つにしたことにより、マグネトステー
ターの径方向および軸方向の移動を容易に、確実に制限
できるので、精度と耐久性が向上する。
また構造が簡単になり、組付けと、調整も容易になる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図について説明すると、1は
シリンダーであって、図示しないが図における下部にピ
ストンが設けられ、エンジン出力軸(クランク軸)2を
回転させるようになっている。
エンジン出力軸2の上端部にはカップ状のマグネトロ−
ター3がブラケット4、キー5、ワッシャ6、ナツト7
により取り付けられている。
マグネトロ−ター3の内周部にはマグネット8が取り付
けられている。
9はベアリング、10はオイルシールである。
シリンダー1の表面には、オイルシールハウジング11
がビス12により取り付けられている。
このオイルシールハウジング11の形状は、図示するよ
うにオイルシール10に接する部分でエンジン出力軸2
に臨ませて環状に切り起こしてあり、この切起し部分1
1aど後述のマグネトステーター13の内周部との間に
、片側断面が外方に曲折したL字形の環状の樹脂製の第
1のりテーナー14が介装されている。
なお、この第1のりテーナ−14は樹脂でなく黄銅製と
し、マグネトステーター13に鋳込んでもよい。
オイルシールハウジング11の外周部はシリンダー1の
表面に板状に延びており、この部分には、断面コ字形の
溝15aを内側に向けて設けた樹脂製の第2のりテーナ
−15がビス16により着脱自在に取り付けられている
第1のりテーナー14と第2のりテーナ−15の間には
、前述のマグネトステーター13の基台部分が位置して
おり、このマグネトステーター15の基台部分の外周部
は、第2のりテーナ−15の溝15ai:回動自在に把
持されている。
なお、溝15aの内部には若干量のグリースを塗布して
おくのがよい。
マグネトステーター13の一部は出張らせてあリ、(図
の右側参照)、その先端部にはスパークアドバンス用の
ポールピボット17が取り付けられている。
またこのポールピボット17には、スパークアドバンス
用のコネクター18が取り付けられている。
なお、これらは円周上に複数個所設けられている。
コネクター18は、図示しないスパークアドバンス用の
レバーに連結されている。
マグネトステーター13のレバーと連結する部分とリー
ド線の摺動する範囲(35°程度)は、第2のりテーナ
−15を切り欠いておく。
このように構J&されたこの装置は、スロットルと連動
する図示しないレバーを動かすことにより、マグネトス
テーター13を摺動させることができるので、エンジン
に適正な点火時期を与えることができる。
(考案の効果) 本考案は上述のように構成したので、次のような効果が
ある。
■ 第1のりテーナーと第2のりテーナーがマグネトス
テーターの基台部分を両側から挾持し、また第2のりテ
ーナーがマグネトステーターの基台部分を上下方向に対
して押さえているので、マグネトステーターの径方向お
よび軸方向の移動を制限でき、精度、耐久性が向上する
またオイルシールハウジングが金属製であるのに対し、
第2のりテーナーを樹脂製としたので、特に第2のりテ
ーナーのコ字状溝の内面にスライディングプレートを挿
入する必要がなくなる。
そして従来1個だったりテーナーを別体としてオイルシ
ールハウジングに組付けたため、組付け、調整が容易と
なる。
さらに従来のものより、構造も簡単になる。
■ ■により、組付は時間の短縮およびコスト低減をは
かることができる。
■ 従来方式は部品点数が多いため、個々の部品の精度
をシビアーにする必要があるが、本考案のものでは、第
2のりテーナーの寸法公差は多少ラフにすることができ
る。
■ 従来の方式のものでは、ステータープレートの下に
、このステータープレートと一体で摺動するリテーナ−
プレートがあるので、このリテーナ−プレートがシリン
ダー面と接触しないように、オイルシールハウジングを
ある程度シリンダー面より離してやる必要がある。
そこでオイルシールハウジングをシリンダーに取り付け
るビスのピッチが限定されるが、本考案のものではりテ
ーナープレートがオイルシールハウジングの上にあるの
で、オイルシールハウジングをフラットにすることがで
き、オイルシールハウジングのシリンダーへの取付はビ
スのピッチは制限されず、この結果としてベアリングに
大型のものが使用できることになる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例の1断面図である。 1・・・・・・シリンダー、2・・・・・・エンジン出
力軸、3・・・・・・マクネトローター、11・・・・
・・オイルシールハウジング、12,16・・・・・・
ビス、13・・・・・・マグネトステーター、14・・
・・・・第1のリテーナ−115・・・・・・第2のり
テーナー、1,5a・・曲溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン出力軸を挿通する部分を切起したオイルシール
    ハウジングを設け、該オイルシールハウジングを介して
    シリンダーの表面にリテーナ−を取り付け、該リテーナ
    −でマグネトステーターを支持したマグネトステーター
    の摺動装置において、・前記リテーナ−を、前記マグネ
    トステーターの基台内周部に対向し、て位置し、□片側
    断面が外方に曲折したL字形の環状の第1のりテーナー
    と、前記アゲネトステアダーの基台外周部に対向して位
    置し、内方に開口し、′た断面コ字状の溝を設けた、樹
    脂製から成り、前記オイルシールハウジングにビス止め
    されることにより前記マグネトステーターに対して着脱
    自在に装着された第2のりテーナーとに分割して設け、
    前記第1のりテーナーの1字形部の内部と前記第2のり
    テーナーのフ字状開ロ溝とにより前・記マグネトステー
    ターの基台部分を両側から回動自在に把持したことを特
    徴とするマグネトスチャタ−の摺動装置。 )゛パ
JP1978078723U 1978-06-09 1978-06-09 マグネトステ−タ−の摺動装置 Expired JPS6012941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978078723U JPS6012941Y2 (ja) 1978-06-09 1978-06-09 マグネトステ−タ−の摺動装置

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JP1978078723U JPS6012941Y2 (ja) 1978-06-09 1978-06-09 マグネトステ−タ−の摺動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54179331U JPS54179331U (ja) 1979-12-18
JPS6012941Y2 true JPS6012941Y2 (ja) 1985-04-25

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ID=28996052

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4943528A (ja) * 1972-08-29 1974-04-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4943528A (ja) * 1972-08-29 1974-04-24

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JPS54179331U (ja) 1979-12-18

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