JPH0735673Y2 - 熱切断複合加工機 - Google Patents

熱切断複合加工機

Info

Publication number
JPH0735673Y2
JPH0735673Y2 JP1989109081U JP10908189U JPH0735673Y2 JP H0735673 Y2 JPH0735673 Y2 JP H0735673Y2 JP 1989109081 U JP1989109081 U JP 1989109081U JP 10908189 U JP10908189 U JP 10908189U JP H0735673 Y2 JPH0735673 Y2 JP H0735673Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
optical axis
punch press
turret punch
turret
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989109081U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0347672U (ja
Inventor
正典 杉本
武史 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP1989109081U priority Critical patent/JPH0735673Y2/ja
Publication of JPH0347672U publication Critical patent/JPH0347672U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0735673Y2 publication Critical patent/JPH0735673Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、熱切断複合加工機に関するもので、例えば
レーザ加工機のような熱切断加工機とパンチ加工機とを
組合せた形態のパンチ・レーザ複合機に関する。
(従来の技術) 従来、タレットパンチプレスのラムを上下動させる駆動
部は、タレットパンチプレスの上部フレームに装着され
ている。しかも、この駆動部の駆動モーター及びフライ
ホイールを介したクランク軸の伝動回転によりラムの上
下動は行なわれるが、この上下動のON、OFFは、前記フ
ライホイール内に装着されているクラッチ、及びブレー
キ装置により行う構成である。このタレットパンチプレ
スのラムを上下動させるための上記駆動モーター、クラ
ッチ装置及びブレーキ装置等からの発熱により、上記、
上部フレームの左右側板に歪み変形が生じ、この結果加
工精度が低下するため、冷却用のブロワーや天井ファン
等を設けてこれを防止する方策がとられている(実公昭
61-45935)。
又、タレットパンチプレスとレーザ加工機を組合せた熱
切断複合機は、ワークを挾持して加工移動させるテーブ
ル上に、タレットパンチとレーザヘッドとを接近させ
て、これらパンチ加工とレーザ加工とを交互に行う構成
としている。
(考案が解決しようとする課題) しかし上述したような、熱切断複合加工機にあっては、
パンチプレスのタレットパンチと、レーザヘッドとが接
近した位置に設けられるために、タレットパンチを駆動
するための駆動伝動機構等発熱源に対して、レーザビー
ム等の光軸を案内する光軸フレームが接近することとな
って、上記、駆動伝動機構部による発生熱によって、光
軸フレームが歪み、この結果熱切断加工の加工精度が低
下する。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、タレット
パンチプレスにおける上下のタレットを回転自在に支承
したフレームの上方位置に、レーザ加工用の熱切断ヘッ
ドを先端部に備えた光軸フレームを上記フレームに非接
触状態に配置して設け、前記タレットパンチプレスの発
熱源である駆動伝動機構部に近傍した位置の光軸フレー
ム下部に吸気口を設け、かつ上記吸気口に対応して光軸
フレームの上部に設けた排気口に排気ファンを設けなる
ものである。
(作用) 上記構成において、駆動伝動機構部において発生した熱
により空気が加熱されてタレットパンチプレスのフレー
ムと光軸フレームとの間に充満する傾向にある。しか
し、排気ファンを駆動すると、熱空気が吸気口及び排気
口を経て排出され、周囲の冷気が流入する。したがっ
て、タレットパンチプレスの駆動伝動機構部によって熱
せられた空気によって光軸フレームに歪みが生じること
を防止することができる。
また、光軸フレームはタレットパンチプレスのフレーム
と非接触状態に配置してあるので、タレットパンチプレ
スの振動から保護することができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、熱切断複合加工機1としてのタレットパンチ
プレス3の側面図を示すものであって、このタレットパ
ンチプレス3の機体本体は下部フレーム5と上部フレー
ム7とで一体的に構成されている。前記下部フレーム5
と上部フレーム7との間の加工部において、下部フレー
ム5に設けられた上下方向の軸9には回転自在な下部タ
レット11が、上部フレーム7に設けられた上下方向の軸
13には回転自在な上部タレット15がそれぞれ支承されて
いる。しかもこの下部タレット11と上部タレット15とは
同期して回動されるようになっている。
前記上部タレット15の円周上には複数の上型としてのパ
ンチ(図示省略)が下部タレット11の円周上にはそのパ
ンチと対応した位置に下型としてのダイ(図示省略)が
それぞれ装着されている。前記上部フレーム7の側板に
は、前記パンチを打圧自在のラム17を上下動するための
クランク軸、あるいは偏心軸のごとき駆動軸19が回転自
在に支承されている。このラム17を上下駆動する駆動軸
19の上部フレーム7の左右外側端部には、モータからこ
の駆動軸19の伝動をON、OFFするための摩擦多板形態の
クラッチと、この駆動軸19の回転を定位置で停止するた
めの摩擦多板形態のブレーキとが設けられている。
このうちクラッチについては、この駆動軸19の一端部に
は、第2図に示されているように、例えば椀形のフライ
ホイール21の管状内壁にセレーション溝を設け、駆動軸
19の対応部にセレーション突起を設けて、前記セレーシ
ョン溝に係合してフライホイール21と一体回転する多数
枚の摩擦板と、前記駆動軸19のセレーション突起と係合
して駆動軸と一体回転する多数枚の摩擦板とを交互に重
ねて配置し、駆動軸の他端に設けたシフタなどで前記し
た多数枚の摩擦板を互いに圧着及び弛緩してクラッチの
ON、OFF作動をするクラッチ装置23が設けられている。
前記駆動軸19の他端には、上部フレーム7に設けた椀形
の凹部と、駆動軸19とに前記クラッチ装置23と同様な摩
擦板の対を設け、上部フレーム7の外からシフタなどで
前記摩擦板を互に圧着及び弛緩して、ブレーキのON、OF
F作動するブレーキ装置25が設けられている。なおブレ
ーキとクラッチはいずれか一方がONの時は他方がOFFに
なるように構成してある。
前記上部フレーム7の側板左側には、ブラケット27を介
して、モータ29が装着してあり、モータ29はベルト31を
介して、前記フライホイール21に連動連結されている。
このモータ29やフライホイール21、クラッチ装置23等
は、左側に装着した左サイドカバー33に覆われており、
また、前記ブレーキ装置25は右側の側板に装着した右サ
イドカバー35に覆われている。
前記上部フレーム5上には、第1図において左右方向
(以下Y軸方向という)へ移動自在なテーブル37が設け
られており、このテーブル37の左端にはキャレッジベー
ス39が取付けられている。このキャリッジベース39には
第1図において紙面に対して直交する方向(以下、X軸
方向という)へ移動自在なキャレッジ41が設けられてい
る。このキャレッジ41にはワークWをクランプ自在な複
数のワーククランプ43が取付けられている。
上記構成により、ワーククランプ43にクランプされたワ
ークWは、前記モータ29、クラッチ装置23、駆動軸19ほ
か駆動伝動機構の作用により、ラム17が上下動すること
でパンチとダイが協働して所定のプレス加工が行われる
と共に、ワークWがX軸、Y軸方向へ移動されることに
よってワークWに複数のプレス加工が行われることにな
る。
つぎに、熱切断加工機として、例えばレーザ加工機45
は、第1図のタレットパンチプレス3の右方向において
レーザ加工機45の機体本体にレーザ発振器47が設けら
れ、タレットパンチプレス3と隔離して設置されてい
る。このレーザ加工機45上部の光軸フレーム53には、こ
のレーザ発振器47より発振する熱切断ビームとしてのレ
ーザビームLBを先端側の熱切断ヘッド51側へ案内し、こ
の先端部から反射鏡より下方の、熱切断ヘッド51へ反射
案内させる構成としている。この光軸フレーム53は、前
記タレットパンチプレス3の上部フレーム7左右側板間
の中央部に、タレットパンチプレス3の作動時の振動伝
達を受けないように非接触の状態で支承されている。
熱切断ヘッド51は、前記光軸フレーム53の先端部より垂
下するレーザ筒を主体として、下端部には、上方の反射
鏡で反射されるレーザビームLBを集光する集光レンズが
設けられると共に、ガス供給口からアシストガスの供給
を受けるノズル室が設けられている。このノズル室の下
端部には集光レンズで集光されたレーザビームLBを下方
のワークWへ照射するレーザノズル55が上下動自在に装
着されている。このレーザノズル55は、前記タレットパ
ンチプレス3の上部タレット15に近接し、かつラム17と
並列に装着されている。
前記、光軸フレーム53は、第2図に示す如く、前記上部
フレーム7の左右側板の中央部に適当な隙間を介して装
着されており、又、前記駆動軸19に接触しないところに
下面が位置している。
前記熱切断複合加工機1の冷却装置である排気ファン57
は、前記タレットパンチプレス3の熱発生源である駆動
伝動機構の最も近い適当な位置で前記光軸フレーム53の
下面に吸気口59を、上面に排気口61を形成して、この排
気口61の上面に排気ファンを装着する構成とした。
上記構成により、テーブル37上に搬入されたワークW
は、所定の位置に位置決めされた後、ワーククランプ43
により挾持されてNC装置(図示省略)で予め設定された
パンチング加工を受ける。即ちワークWは、駆動モータ
29の作動によりテーブル37上をX、Y軸方向に移動しな
がら、クラッチ及びブレーキ装置25の交互の作動によ
り、駆動軸19を介してラム17が上下動し、パンチとダイ
の協働により所定のパンチング加工が行われる。このと
き前記上部フレーム7に装着されている駆動伝動機構部
の発熱による熱空気が、前記光軸フレーム53回りに充満
する状態となる。しかし、前記光軸フレーム53に装着し
た排気ファン57を回転させることにより、下部の吸気口
59より熱空気を吸入し、上部の排気口61より排出する。
このように冷気を吸入して光軸フレーム53の内、外に冷
気を通風させることで、前記光軸フレーム53内はもとよ
り、外側の熱発生源からの熱の伝達を少くすることがで
きる。
次に、ワークWのパンチング加工が終了すると、NC装置
により予め設定されたレーザ加工に移る。即ちワークW
は、前記パンチング加工終了時のワーククランプ43に挾
持された状態となる。前記レーザ発振器47が作動し、レ
ーザビーム49が、光軸フレーム53の反射鏡を介して熱切
断ヘッド51の集光レンズを経てレーザノズル55からテー
ブル37上のワークWへ照射される。テーブル37上をX、
Y軸方向に移動されるワークWはこのレーザビーム49に
よってレーザ加工を受けるものである。
尚、上記実施例のほかに、第3図に示すごとく光軸フレ
ーム53をタレットパンチプレス3の上部フレーム7より
も上方に適宜間隔Lをあけて装着する形態とするもよ
い。又、この考案は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行うことにより、その他の態様で実施
し得るものである。
(考案の効果) 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本考案は、タレットパンチプレス(3)における上
下のタレット(15,11)を回転自在に支承したフレーム
の上方位置に、レーザ加工用の熱切断ヘッド(51)を先
端部に備えた光軸フレーム(53)を上記フレームに非接
触状態に配置して設け、前記タレットパンチプレス
(3)の発熱源である駆動伝動機構部に近接した位置の
光軸フレーム(53)下部に吸気口(59)を設け、かつ上
記吸気口(59)に対応して光軸フレーム(53)の上部に
設けた排気口(61)に排気ファン(57)を設けてなるも
のである。
上記構成より明らかなように、本考案においては、レー
ザ加工用の熱切断ヘッド51を先端部に備えた光軸フレー
ム53はタレットパンチプレス3のフレームと非接触状態
に配置してあるから、タレットパンチプレス3の加工時
における衝撃的な振動が光軸フレーム53へ直接的に伝達
されるようなことがなく、レーザ加工の光学系を振動か
ら保護することができるものである。
また、タレットパンチプレス3の駆動伝動機構部の発熱
により加熱された熱空気がタレットパンチプレス3のフ
レームと前記光軸フレーム53との間に充満する傾向にあ
っても、駆動伝動機構部に近接した位置の光軸フレーム
53の下部に吸気口59を設け、かつ対応して上部に設けた
排気口61には排気ファン57が設けてあるので、上記吸気
口59及び排気口61を介して熱空気を排出することがで
き、かつ熱空気の排出によって周囲から冷気を吸引する
こととなるから、タレットパンチプレス3の駆動伝動機
構部の発熱による熱空気に起因して光軸フレーム53に歪
みを生じるようなことがなく、高精度を維持し得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案を実施する熱切断複合加工機を示すもの
で、第1図は側面図、第2図は平面図、第3図は一部の
別実施例を示す概略側面図である。 1……熱切断複合加工機、3……タレットパンチプレス 7……上部フレーム、15……上部タレット 45……熱切断加工機、51……熱切断ヘッド 53……光軸フレーム、57……排気ファン 59……吸気口、61……排気口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タレットパンチプレス(3)における上下
    のタレット(15,11)を回転自在に支承したフレームの
    上方位置に、レーザ加工用の熱切断ヘッド(51)を先端
    部に備えた光軸フレーム(53)を上記フレームに非接触
    状態に配置して設け、前記タレットパンチプレス(3)
    の発熱源である駆動伝動機構部に近接した位置の光軸フ
    レーム(53)下部に吸気口(59)を設け、かつ上記吸気
    口(59)に対応して光軸フレーム(53)の上部に設けた
    排気口(61)に排気ファン(57)を設けてなることを特
    徴とする熱切断複合加工機。
JP1989109081U 1989-09-20 1989-09-20 熱切断複合加工機 Expired - Lifetime JPH0735673Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989109081U JPH0735673Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 熱切断複合加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989109081U JPH0735673Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 熱切断複合加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0347672U JPH0347672U (ja) 1991-05-02
JPH0735673Y2 true JPH0735673Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31657684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989109081U Expired - Lifetime JPH0735673Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 熱切断複合加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0735673Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5756585U (ja) * 1980-09-20 1982-04-02
JPS6292089U (ja) * 1985-11-29 1987-06-12
JPS63174986U (ja) * 1987-04-28 1988-11-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0347672U (ja) 1991-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05104366A (ja) 複合工作機械
JPH07185866A (ja) レーザビーム振動装置およびそれを備えたレーザ加工装置
JPS6229154B2 (ja)
JP2006502866A (ja) 平坦要素の打抜き、型打ち及び/又は形成のための装置
JPH0735673Y2 (ja) 熱切断複合加工機
US6399008B1 (en) Method for processing ceramic green sheets
JPH05329724A (ja) 複合加工装置
JP3029885B2 (ja) レーザ複合加工装置
JP3955491B2 (ja) レーザ加工機
JPH0243598B2 (ja)
JPH088079Y2 (ja) 超音波加工機
JPH09155468A (ja) パンチプレス
JP2832046B2 (ja) タレットパンチプレス
JP2637524B2 (ja) レーザ加工機の加工ヘッド
CN220427147U (zh) 激光焊接机
JP3638726B2 (ja) 複合加工装置
JP2567453Y2 (ja) プレス機械の伝熱防止構造
JPH0381030A (ja) 工具駆動型加工装置
JPH03295601A (ja) 往復切断式の走行丸のこ盤
JPH0713865Y2 (ja) 板材加工機におけるテーブル装置
JPH1024383A (ja) レーザ・パンチ複合加工機
JPH1043974A (ja) レーザ・パンチ複合加工機
JPH0518797U (ja) プレス機械の伝熱防止構造
JP2001038550A (ja) 板材の複合加工方法及びその装置
JPH04367343A (ja) 板材加工機におけるワークテーブル