JPH0735648Y2 - 光ビーム加熱機 - Google Patents
光ビーム加熱機Info
- Publication number
- JPH0735648Y2 JPH0735648Y2 JP1990030070U JP3007090U JPH0735648Y2 JP H0735648 Y2 JPH0735648 Y2 JP H0735648Y2 JP 1990030070 U JP1990030070 U JP 1990030070U JP 3007090 U JP3007090 U JP 3007090U JP H0735648 Y2 JPH0735648 Y2 JP H0735648Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- shutter
- reflecting mirror
- light beam
- light energy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、 イ) 小形部品、電子部品などの半田付用加熱源 ロ) ろう付、溶接用熱源 ハ) プラスチックの加熱、接合用熱源 などに利用される光ビーム加熱機に関する。
従来の技術 キセノンランプなどの発光ランプは、点燈、消燈を繰返
すと、連続点燈している場合と比較して寿命が極端に短
くなるため、数時間以上使用しない場合を除き連続点燈
して使用する。したがって、一般に光ビーム加熱機には
光エネルギーを遮へい可能なシャッターが設けられてい
る。
すと、連続点燈している場合と比較して寿命が極端に短
くなるため、数時間以上使用しない場合を除き連続点燈
して使用する。したがって、一般に光ビーム加熱機には
光エネルギーを遮へい可能なシャッターが設けられてい
る。
第3図は光ビーム加熱機の発光ランプ部の構造と発光ラ
ンプからの光の放射と反射状態および光の伝送経路を示
したもので、発光ランプ1より放射する光エネルギー
は、この発光ランプ1を囲むように配置された楕円反射
鏡2により反射されて焦点3に集光される。焦点3の部
位には光ファイバー4の受光端5が配置されており、集
光された光エネルギーは光ファイバー4を通り、出射光
端6の内部に設けたレンズ機構9により、焦点7に集光
される。ところで、発光ランプ1を点燈すると、楕円反
射鏡2で集光された光エネルギーにより、楕円反射鏡2
の焦点(集光部)3に設けられた光ファイバー4の受光
端5は加熱され、さらに光ファイバー4の出射光端6よ
り出射された光エネルギーにより、被加熱物またはその
周辺部が加熱される。このような不要な加熱を防ぐため
にシャッター8は楕円反射鏡2とその焦点3との間に設
けられ、発光ランプ1からの光エネルギーを完全に遮へ
いするようになっている。そして加熱する場合のみシャ
ッター8を開き、光エネルギーを通過させている。な
お、第4図はシャッター8を示すものでa方向に回転自
在とされている。また、斜線部bは、楕円反射鏡2から
反射された光が当たっている部分を示す。
ンプからの光の放射と反射状態および光の伝送経路を示
したもので、発光ランプ1より放射する光エネルギー
は、この発光ランプ1を囲むように配置された楕円反射
鏡2により反射されて焦点3に集光される。焦点3の部
位には光ファイバー4の受光端5が配置されており、集
光された光エネルギーは光ファイバー4を通り、出射光
端6の内部に設けたレンズ機構9により、焦点7に集光
される。ところで、発光ランプ1を点燈すると、楕円反
射鏡2で集光された光エネルギーにより、楕円反射鏡2
の焦点(集光部)3に設けられた光ファイバー4の受光
端5は加熱され、さらに光ファイバー4の出射光端6よ
り出射された光エネルギーにより、被加熱物またはその
周辺部が加熱される。このような不要な加熱を防ぐため
にシャッター8は楕円反射鏡2とその焦点3との間に設
けられ、発光ランプ1からの光エネルギーを完全に遮へ
いするようになっている。そして加熱する場合のみシャ
ッター8を開き、光エネルギーを通過させている。な
お、第4図はシャッター8を示すものでa方向に回転自
在とされている。また、斜線部bは、楕円反射鏡2から
反射された光が当たっている部分を示す。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の光ビーム加熱機では、発光ラ
ンプ1からの光エネルギーをシャッター8で完全に遮へ
いすると、光ファイバー4の出射光端6より光が出ない
ので、レンズ機構9の焦点7の位置がどこにあるか目視
ではわからない。シャッター8を開くと光が強く裸眼で
は眩しいため、遮光ガラスを介してでなければ眼視でき
ない。また焦点7の部分は加熱高温となるので、長時間
放射できない。
ンプ1からの光エネルギーをシャッター8で完全に遮へ
いすると、光ファイバー4の出射光端6より光が出ない
ので、レンズ機構9の焦点7の位置がどこにあるか目視
ではわからない。シャッター8を開くと光が強く裸眼で
は眩しいため、遮光ガラスを介してでなければ眼視でき
ない。また焦点7の部分は加熱高温となるので、長時間
放射できない。
本考案は上記課題を解決するもので、目視で正確な焦点
の位置を知ることができ、かつ不要な加熱をも防ぐこと
ができる光ビーム加熱機を提供することを目的とするも
のである。
の位置を知ることができ、かつ不要な加熱をも防ぐこと
ができる光ビーム加熱機を提供することを目的とするも
のである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案は、発光ランプから放
射される光エネルギーを集光する楕円反射鏡と、この楕
円反射鏡の集光部に受光端が位置されかつこの受光端と
は他方側に集光レンズ機構を有する出射光端が設けられ
た光ファイバーとを備えた光ビーム加熱機において、前
記楕円反射鏡と集光部との間に設けられて集光された光
エネルギーの放射と遮へいとを制御するシャッター部
に、このシャッター部が閉じた際にも前記集光された光
エネルギーの一部を通過させる孔部または空間部を設け
たものである。
射される光エネルギーを集光する楕円反射鏡と、この楕
円反射鏡の集光部に受光端が位置されかつこの受光端と
は他方側に集光レンズ機構を有する出射光端が設けられ
た光ファイバーとを備えた光ビーム加熱機において、前
記楕円反射鏡と集光部との間に設けられて集光された光
エネルギーの放射と遮へいとを制御するシャッター部
に、このシャッター部が閉じた際にも前記集光された光
エネルギーの一部を通過させる孔部または空間部を設け
たものである。
作用 上記構成により、シャッター部を閉じているときでも、
光エネルギーの一部がシャッター部の孔部または空間部
を通過して集光レンズ機構の焦点に集光される。この集
光された光は光エネルギーの一部のみであるので眩しく
なく、焦点位置を正確に裸眼で確認できる。
光エネルギーの一部がシャッター部の孔部または空間部
を通過して集光レンズ機構の焦点に集光される。この集
光された光は光エネルギーの一部のみであるので眩しく
なく、焦点位置を正確に裸眼で確認できる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。な
お、本考案の光ビーム加熱機はシャッター以外の構成、
すなわち、第3図に示す構成部分は従来のものと同じで
あるため、従来と同一の構成についての説明は省略し、
同じ部材は同符号で述べる。
お、本考案の光ビーム加熱機はシャッター以外の構成、
すなわち、第3図に示す構成部分は従来のものと同じで
あるため、従来と同一の構成についての説明は省略し、
同じ部材は同符号で述べる。
第1図に示すように、a方向に回動自在のシャッター10
において、楕円反射鏡2から反射された光が当たってい
る部分cの任意の箇所には2個の丸孔11が形成されてい
る。
において、楕円反射鏡2から反射された光が当たってい
る部分cの任意の箇所には2個の丸孔11が形成されてい
る。
上記構成により、半田付などの加熱を行わない場合は、
シャッター10は閉じられており、光エネルギーは、第1
図に示すように、シャッター10の丸孔11を通過したもの
のみ楕円反射鏡2の焦点3に集光され、大部分が遮へい
される。楕円反射鏡2の焦点3に集光された弱い光エネ
ルギーは光ファイバー4の受光端5より入光して出射光
端6を通り、レンズ機構9によりその焦点7で弱い光エ
ネルギーとして集光される。このようにシャッター10を
閉じている際には、弱い光エネルギーがレンズ機構9の
焦点7に集光されているため、容易に集光位置を裸眼で
確認することができる。なお、光エネルギーの強さは丸
孔11の面積により調整され、丸孔の個数は1個でも3個
以上でも可能である。例えば、発光ランプ1として1kw
のキセノンランプを使用し、2個の丸孔11を形成する場
合、丸孔11の直径は0.5〜2mm程度が適している。
シャッター10は閉じられており、光エネルギーは、第1
図に示すように、シャッター10の丸孔11を通過したもの
のみ楕円反射鏡2の焦点3に集光され、大部分が遮へい
される。楕円反射鏡2の焦点3に集光された弱い光エネ
ルギーは光ファイバー4の受光端5より入光して出射光
端6を通り、レンズ機構9によりその焦点7で弱い光エ
ネルギーとして集光される。このようにシャッター10を
閉じている際には、弱い光エネルギーがレンズ機構9の
焦点7に集光されているため、容易に集光位置を裸眼で
確認することができる。なお、光エネルギーの強さは丸
孔11の面積により調整され、丸孔の個数は1個でも3個
以上でも可能である。例えば、発光ランプ1として1kw
のキセノンランプを使用し、2個の丸孔11を形成する場
合、丸孔11の直径は0.5〜2mm程度が適している。
第2図は本考案の他の実施例に係る光ビーム加熱機のシ
ャッターを示すもので、このシャッター20は従来や上記
実施例のシャッター8,10よりも幅が狭く構成されてお
り、楕円反射鏡2から反射された光が当たっている部分
dの一部は空間21とされ、光が遮へいされないようにな
っている。
ャッターを示すもので、このシャッター20は従来や上記
実施例のシャッター8,10よりも幅が狭く構成されてお
り、楕円反射鏡2から反射された光が当たっている部分
dの一部は空間21とされ、光が遮へいされないようにな
っている。
このシャッター20を用いた光ビーム加熱機によっても上
記実施例と同様の作用効果が得られる。
記実施例と同様の作用効果が得られる。
考案の効果 以上のように、本考案によれば光エネルギーの一部を通
過させるシャッター部を採用したことにより以下のよう
な効果がある。
過させるシャッター部を採用したことにより以下のよう
な効果がある。
イ) 光ファイバーから出射される光エネルギーの焦点
の位置を正確に裸眼で確認できて位置調整できる。
の位置を正確に裸眼で確認できて位置調整できる。
ロ) 焦点位置が正確にわかることにより光エネルギー
の最も強い所を有効に利用できる。
の最も強い所を有効に利用できる。
ハ) 小物部品の加熱を正確に効率よく行える。
ニ) 不必要な部位の加熱がなくなる。
第1図は本考案の一実施例に係る光ビーム加熱機のシャ
ッターの平面図、第2図は本考案の他の実施例に係る光
ビーム加熱機のシャッターの平面図、第3図は光ビーム
加熱機の部分切欠正面図、第4図は従来の光ビーム加熱
機のシャッターの平面図である。 1……発光ランプ、2……楕円反射鏡、3……楕円反射
鏡の焦点(集光部)、4……光ファイバー、5……受光
端、6……出射光端、9……集光レンズ機構、10,20…
…シャッター(部)、11……丸孔(孔部)、21……空間
部。
ッターの平面図、第2図は本考案の他の実施例に係る光
ビーム加熱機のシャッターの平面図、第3図は光ビーム
加熱機の部分切欠正面図、第4図は従来の光ビーム加熱
機のシャッターの平面図である。 1……発光ランプ、2……楕円反射鏡、3……楕円反射
鏡の焦点(集光部)、4……光ファイバー、5……受光
端、6……出射光端、9……集光レンズ機構、10,20…
…シャッター(部)、11……丸孔(孔部)、21……空間
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−309371(JP,A) 実開 平1−109369(JP,U) 実開 昭63−98520(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】発光ランプから放射される光エネルギーを
集光する楕円反射鏡と、この楕円反射鏡の集光部に受光
端が位置されかつこの受光端とは反対側に集光レンズ機
構を有する出射光端が設けられた光ファイバーとを備え
た光ビーム加熱機であって、前記楕円反射鏡と集光部と
の間に設けられて集光された光エネルギーの放射と遮へ
いとを制御するシャッター部に、このシャッター部が閉
じた際にも前記集光された光エネルギーの一部を通過さ
せる孔部または空間部を設けた光ビーム加熱機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990030070U JPH0735648Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 光ビーム加熱機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990030070U JPH0735648Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 光ビーム加熱機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120965U JPH03120965U (ja) | 1991-12-11 |
JPH0735648Y2 true JPH0735648Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31532808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990030070U Expired - Lifetime JPH0735648Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 光ビーム加熱機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735648Y2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5756586U (ja) * | 1980-09-20 | 1982-04-02 | ||
JPS5756189A (en) * | 1980-09-20 | 1982-04-03 | Toshiharu Nagahaka | Detector for heating point of light beam working device |
JPS58134286U (ja) * | 1982-12-31 | 1983-09-09 | 永墓 敏治 | 光ビ−ム加工装置の加熱点検出装置 |
JPH048404Y2 (ja) * | 1986-12-17 | 1992-03-03 | ||
JPS63309371A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-16 | Ushio Inc | ろう接方法 |
JPH01109369U (ja) * | 1988-01-12 | 1989-07-24 |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP1990030070U patent/JPH0735648Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120965U (ja) | 1991-12-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |