JPH0735633A - 制動力測定装置 - Google Patents

制動力測定装置

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JPH0735633A
JPH0735633A JP5178868A JP17886893A JPH0735633A JP H0735633 A JPH0735633 A JP H0735633A JP 5178868 A JP5178868 A JP 5178868A JP 17886893 A JP17886893 A JP 17886893A JP H0735633 A JPH0735633 A JP H0735633A
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JP
Japan
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piston
brake
pads
braking force
braking
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Application number
JP5178868A
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English (en)
Inventor
Naoyasu Enomoto
本 直 泰 榎
Kazuya Watanabe
辺 一 矢 渡
Takayoshi Tsuzuki
築 位 兆 都
Hideki Kusunoki
秀 樹 楠
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歪みゲージの検出精度の低下を招くことな
く、且つ、車両の振動により発生するディスクブレーキ
自体の加速度による検出精度の低下を防止することを目
的とする。 【構成】 ブレーキパッド1、2の円周方向端部と弾性
部材21との間に配設され制動時のそれぞれのブレーキ
パッドの円周方向の荷重を合成する荷重合成手段20を
有したことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を制動するディス
クブレーキに関し、特にアンチスキッドコントロール等
における制動力を直接計測するものである。
【0002】
【従来の技術】車輪のスリップ又はロックを防止するア
ンチスキッド制御では、タイヤと路面との摩擦係数が最
高になるように制動力を制御することが望ましい。そこ
で、 (タイヤトルク)=(制動トルク)−(車輪の回転角慣
性モーメント)×(車輪の回転角加速度) の式よりタイヤトルクを求め、更に、 (タイヤトルク)/(タイヤ有効半径)=(タイヤと路
面との摩擦係数)×(車輪荷重) の式よりタイヤと路面との摩擦係数を検知することがで
きるので、各車輪のブレーキ装置の出力状態を検知して
各ブレーキ装置への入力制御装置に情報を帰還させると
いうフィードバック制御系が構成される。
【0003】上述したようなことから、車輪の制動力を
測定する従来の技術としては、第1に特開昭51−69
680号公報に開示される技術が知られている。これ
は、ブレーキパッドを車輪と一体回転するディスクロー
タに押圧して制動するディスクブレーキであって、ブレ
ーキパッドを保持する保持部材と、その保持部材を固定
体に連結固定するための強度の十分な弾性体と、その弾
性体の歪み量を検知するため弾性体に歪みゲージを装着
したものである。そして、ブレーキ作用時にブレーキパ
ッドが回転中のディスクロータに向かって押圧される
と、ディスクロータとブレーキパッドとの間に摩擦力を
生じ、その摩擦力に応じて弾性体が伸び、この変形量を
歪みゲージにより検出するものである。
【0004】又、第2に特開昭61−275049号公
報に開示される技術が知られている。図6に制動力測定
装置の斜視図を示す。同図において、ブレーキパッド1
00に生じる制動力を受圧するように設けられたアンカ
ー部材101を備えている。
【0005】このアンカー部材101は、磁歪材からな
り、端部は図6に示すようにボルト106によりブレー
キパッド100を保持する保持器102に固定され、そ
の一部に形成された角軸部103が、アンカー部材10
1のトルクロッド部101aの一端に形成した角孔に嵌
合することで、トルクロッド部101aの軸回りの回転
を拘束している。更に、アンカー部材101は、保持器
102に渡って架設された軸状トルクロッド部101a
と、このトルクロッド部101aからブレーキパッド1
00のロータ104周方向に係合するように延出された
アーム部101bとを備えている。この際、トルクロッ
ド部101aの軸回りの回転は、実質的に保持器102
により拘束されて生じることなく、若干の捩じり変形の
みを生ずることになる。そして、このトルクロッド部1
01aの捩じり変形は、油圧シリンダ107からの押圧
力によりブレーキパッド100に発生した制動力Tの大
きさと比例関係を以て現れる。そして、掛かるアンカー
部材101のトルクロッド部101aの捩じり変形の度
合いを磁歪式の制動力測定センサ105によって検出す
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した第1の従来技
術では、制動力の検出体となる弾性体は、ブレーキパッ
ドに直接取り付けられ、この弾性体に熱に弱い歪みゲー
ジが取り付けられているので、歪みゲージはブレーキパ
ッドに発生する摩擦熱を受けやすく、精度の低下に繋が
る。又、弾性体はディスクブレーキと一体でないために
ディスクブレーキ全体が慣性モーメントとして働いて、
車両の振動によって発生するディスクブレーキ自体の加
速度を検出してしまい、これがノイズとして歪み検出手
段から検出され、検出精度の低下に繋がる。
【0007】更に、第2の従来技術では、磁束の変移を
検出して制動力を測定しているが、制動力測定センサの
位置は、ロータの輻射熱を直接受ける位置にあるためセ
ンサの検出精度低下に繋がる。又、制動有効半径を大き
くすると、高効率で車両の制動を行うことができる。し
かし、前述した技術では、ロータの外周側にセンサを配
置しなければならないので、必然的にロータの半径を小
さくしなければならなくなり、これにより制動有効半径
も小さくなって制動の効率が悪くなる。又、両ブレーキ
パッドに生じる制動力には相違があり、アンカー部材の
保持器への固定部を基準とした捩じりを検出する構造で
は、掛かるモーメントの相違によって誤差が生じて合成
制動力の検出精度が悪い。更に、アンカー部材が金属疲
労等により破損すると、円周方向の支えが無いことか
ら、始めのブレーキパッドと油圧シリンダとの当接位置
がずれて制動力が低下する事態が発生する。
【0008】請求項1の発明は、ブレーキパッドの熱が
センサに伝達されにくくし、且つ、車両の振動により発
生するディスクブレーキ自体の加速度による検出精度の
低下を防止することを技術的課題とする。
【0009】請求項2の発明は、合成制動力の検出精度
を向上させることと、制動の効率の低下を招くことなく
センサを配置することとを技術的課題とする。
【0010】請求項3の発明は、破損時等における安全
性の向上を技術的課題とする。
【0011】請求項4の発明は、ロータの輻射熱を直接
受けないようにすることを技術的課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した請求項1の発明
の技術的課題を解決するため請求項1において講じた技
術的手段は、ブレーキパッドの円周方向端部と弾性部材
との間に配設され制動時のそれぞれのブレーキパッドの
円周方向の荷重を合成する荷重合成手段を有したことで
ある。
【0013】請求項2の発明の技術的課題を解決するた
め請求項2において講じた技術的手段は、荷重合成手段
は、それぞれのブレーキパッドの円周方向端部に設けら
れた第1ピストンと、第1ピストンと当接する受圧面及
び受圧面と所定角度の傾きを以て弾性部材と当接する押
圧面を有した第2ピストンとからなることである。
【0014】請求項3の発明の技術的課題を解決するた
め請求項3において講じた技術的手段は、第1ピストン
が第2ピストンの所定位置に当接するように位置決めを
行う位置決め手段を備えたことである。
【0015】請求項4の発明の技術的課題を解決するた
め請求項4において講じた技術的手段は、弾性部材が所
定の方向にのみ歪む金属製のリングからなることであ
る。
【0016】
【作用】請求項1の発明の作用を説明する。荷重合成手
段が、ブレーキパッドの円周方向端部と弾性部材との間
に配設されていることによって、ブレーキパッドと歪み
検出手段とは荷重合成手段及び弾性部材を介しているた
めに、ブレーキパッドから発生する熱が歪み検出手段に
伝達しにくくなって、熱による歪み検出手段の検出精度
の低下が防止される。
【0017】又、弾性部材は、荷重合成手段を介してブ
レーキパッドからの押圧力のみを受けるので、弾性部材
とディスクブレーキとを一体的に取り付けることができ
て、弾性部材に掛かる慣性モーメントの影響を少なくす
ることができるために、車両の振動により発生するディ
スクブレーキ自体の加速度により検出精度が低下するこ
とが防止される。
【0018】請求項2の発明の作用を説明する。2つの
第1ピストンからの荷重は、これらに当接する第2ピス
トンにより合成される。そして、弾性部材は、第2ピス
トンからの荷重のみを受けるので、両ブレーキパッドの
制動力をモーメントの誤差を生じることなく検出するこ
とができるために、合成制動力の検出精度を向上させる
ことができる。又、第1ピストン及び第2ピストンによ
り、検出手段をブレーキパッドの円周方向に配設するこ
とができ、且つ、第2ピストンの受圧面と押圧面とが所
定の傾きを有していることにより、制動トルクが掛かる
方向を変化させることができるので、ディスクブレーキ
の外形が車輪のホイールの内周面形状に近づく。上述し
たようなことから、ディスクブレーキとホイール内周面
との隙間を小さくすることができる。このため、ロータ
の半径を小さくする必要が無いので、制動の効率の低下
を招くことなくセンサを配置することが可能となる。
【0019】請求項3の作用を説明する。第1ピストン
が第2ピストンの所定位置に当接するように位置決めを
行う位置決め手段を備えたことによって、第1ピストン
又は第2ピストンが破損しても、ブレーキパッドは位置
決め手段により円周方向の支持が無くなることはないの
で、始めのブレーキパッドと油圧シリンダとの当接位置
からずれることが防止されて、制動力が低下する事態が
無くなる。
【0020】請求項4の作用を説明する。弾性部材が所
定の方向にのみ歪む金属製のリングからなることによっ
て、荷重の方向をディスクブレーキの外壁の方向に変化
させれば、検出手段をディスクブレーキの外壁に取り付
けることができるようになるので、ロータからの輻射熱
を直接受けなくなり検出手段の検出精度の低下を防止で
きる。
【0021】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0022】図1は本実施例の制動力測定装置を付加し
たディスクブレーキの正面図、図2は図1のディスクブ
レーキの左側面図、図3はブレーキパッドと荷重合成手
段と弾性部材との位置関係を示す斜視図、図4は歪み検
出手段の上方視図、図5は歪み検出手段の断面図であ
る。図において、車両用ディスクブレーキ10には、主
に、車輪と一体回転するディスクロータ(図示省略)の
両側に配設されたインナパッド1とアウタパッド2(図
3)と、ロータ回転方向の軸方向に摺動可能に配設され
たキャリパ3と、車両の固定部材(図示省略)に固着さ
れるパッド保持部材4と、ブレーキマスタシリンダ(図
示省略)からの油圧によりインナパッド1及びアウタパ
ッド2をロータ側に押圧する油圧シリンダ5とから構成
されている。図1中に示す矢印Aはインナパッド1及び
アウタパッド2とロータとの間に摩擦力が生じる方向を
示している。
【0023】又、この構成による車両用ディスクブレー
キ10は、周知の構造及び作動であるため、相違点のみ
を説明する。
【0024】図3に示すようにインナパッド1及びアウ
タパッド2の端部には、第1ピストン1a、2aが設け
られていて、第1ピストン1a、2aは位置決め手段と
なるパッド保持部材4に形成される孔(図示省略)に緩
挿されることにより、第1ピストン1a、2aの端部を
第2ピストン20の受圧面20a(図1)の所定位置に
当接させることができる。第2ピストン20は、受圧面
とα度の傾きを有した押圧面20bを備えていて、この
押圧面20bは弾性部材となる金属製のリング21の外
周に当接している。前述したα度により、パッド保持部
材4の外形が車輪のホイール(図示省略)内周面の形状
に近づく。リング21は、図に示すように、リング21
と第2ピストン20との当接部21aと位相が180度
異なった第1位置21bと90度異なった位置の一方の
第2位置21cとは、パッド保持部材4の内壁4aに当
接しているので、リング21の歪み量は、位相が90度
異なった位置の他方の第3位置21d方向にのみ生じる
ようになっている。更に、リング21の第3位置には、
図4、図5に示す歪みセンサ30の検出部32に当接し
ている。
【0025】次に、図4、図5を用いて歪みセンサ30
について説明する。この歪みセンサ30は、薄膜アモル
ファス歪みゲージを用いたセンサであって、ハウジング
31がパッド保持部材4にボルト6により固定されてい
る。ハウジング31からはリング21の第3位置21d
と当接する検出部32が突出していて、この検出部32
のリングとの当接面32aと反対側の面32bには、歪
みゲージが配設されている。この歪みゲージに加わる歪
みを増幅回路基板33により増幅している。この増幅回
路基板33は、電源供給用及び測定結果の出力用のコネ
クタ34と導通していて、このコネクタ34は車両内に
配設されている電子制御回路(図示省略)に接続され
る。
【0026】上述したような構成のディスクブレーキに
おいて、制動時に油圧シリンダ5によってインナパッド
1及びアウタパッド2がロータ側に押圧されると、ロー
タと両パッド1、2との間に摩擦力(制動力)が生じ
て、この摩擦力より両パッド1、2は図1中のA方向に
荷重が掛かる。インナパッド1及びアウタパッド2から
の荷重は、第1ピストン1a、2aを介して第2ピスト
ン20に伝達し、この第2ピストン20により両パッド
1、2からの荷重が合成されてリング21に伝達され
る。リング21が第2ピストン20からの荷重を受ける
と、リング21の第1及び第2位置21b、21cがパ
ッド保持部材4の内壁4aに当接して拘束されているた
めに、第3位置21dに歪みが生じる。この歪みを歪み
センサ30により検出して制動力を測定することができ
る。
【0027】本実施例によると、車両の上下振動等によ
る上下加速度が発生しても、弾性部材となるリング21
はブレーキパッド1、2からの荷重のみを受けるので、
リング21に歪みを生じさせる程の慣性モーメントは生
じない。且つ、リング21により歪みの方向を上下方向
から地面と水平の方向に変化させていることにより、歪
みセンサが車両の振動により発生するディスクブレーキ
10自体の加速度を検出することはないので、制動力測
定装置の検出精度の低下を招く事態は防止される。
【0028】又、摩擦によってブレーキパッド1、2に
生じる熱は、第1ピストン1a、2aと第2ピストン2
0とリング21とを介することになるため、熱が歪みゲ
ージに伝達しにくくなり、熱による歪みゲージの検出精
度の低下が防止され、更に、耐久性の向上にもつなが
る。
【0029】又、両ブレーキパッド1、2の制動力を、
モーメントの誤差を生じることなく合成して検出するた
め、高精度である。
【0030】又、歪みゲージをハウジング31内に収納
していることにより、歪みゲージが直接雨、雪、泥水、
砂等の影響を受けないので、検出精度の低下を防止する
ことができる。並びに、歪みセンサ30をパッド保持部
材4の外壁に取り付けているため、ロータの輻射熱を直
接受けることがないので、熱による検出精度の低下を防
止できる。
【0031】又、制動力測定装置を付加したことによ
り、ディスクブレーキ10の大型化を免れることはでき
ないため、車輪のホイール(図示省略)内周面とディス
クブレーキとの緩衝が考えられるが、第2ピストン20
の押圧面20bを受圧面20aとα度傾かせていること
により、ディスクブレーキ10の外形を円形状に近づけ
ることができるため、ディスクブレーキ10が大型化し
ても、制動有効半径を小さくせずにディスクブレーキ1
0を取り付けることができる。
【0032】又、第1ピストン1a、2aが第2ピスト
ン20の所定位置に当接するように位置決めを行ってい
ることにより、第1ピストン1a、2a又は第2ピスト
ン20が破損しても、ブレーキパッド1、2は位置決め
手段により円周方向の支持が無くなることはないので、
始めのブレーキパッド1、2と油圧シリンダ5との当接
位置からずれることが防止されて、制動力が低下する事
態が無くなる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明の効果を説明する。車輪
と一体的に回転するディスクロータと、ディスクロータ
の両面に摩擦係合可能に配置された一対のブレーキパッ
ドと、ブレーキパッドをディスクロータ側に押圧する押
圧手段と、制動時にブレーキパッドの円周方向への荷重
を受ける弾性部材と、弾性部材の歪み量を検出する検出
手段とを有した制動力測定装置において、ブレーキパッ
ドの円周方向端部と弾性部材との間に配設され制動時の
それぞれのブレーキパッドの円周方向の荷重を合成する
荷重合成手段を有した制動力測定装置であって、荷重合
成手段が、ブレーキパッドの円周方向端部と弾性部材と
の間に配設されていることによって、ブレーキパッドと
歪み検出手段とは荷重合成手段及び弾性部材を介してい
るために、ブレーキパッドから発生する熱が歪み検出手
段に伝達しにくくなって、熱による歪み検出手段の検出
精度の低下が防止される。
【0034】又、弾性部材は、荷重合成手段を介してブ
レーキパッドからの押圧力のみを受けるので、弾性部材
とディスクブレーキとを一体的に取り付けることができ
て、弾性部材に掛かる慣性モーメントの影響を少なくす
ることができるために、車両の振動により発生するディ
スクブレーキ自体の加速度による検出精度の低下が防止
される。
【0035】請求項2の発明の効果を説明する。2つの
第1ピストンからの荷重は、これらに当接する第2ピス
トンにより合成される。そして、弾性部材は、第2ピス
トンからの荷重のみを受けるので、両ブレーキパッドの
制動力をモーメントの誤差を生じることなく検出するこ
とができるのために、合成制動力の検出精度を向上させ
ることができる。又、第1ピストン及び第2ピストンに
より、検出手段をブレーキパッドの円周方向に配設する
ことができ、且つ、第2ピストンの受圧面と押圧面とが
所定の傾きを有していることにより、制動力が掛かる方
向を変化させることができるので、ディスクブレーキの
外形が車輪のホイールの内周面形状に近づく。上述した
ようなことから、ディスクブレーキとホイール内周面と
の隙間を小さくすることができる。このため、ロータの
半径を小さくする必要は無いので、制動の効率の低下を
招くことなくセンサを配置することができる。
【0036】請求項3の発明の効果を説明する。第1ピ
ストンが第2ピストンの所定位置に当接するように位置
決めを行う位置決め手段を備えたことによって、第1ピ
ストン又は第2ピストンが破損しても、ブレーキパッド
は位置決め手段により円周方向の支持が無くなることは
ないので、始めのブレーキパッドと油圧シリンダとの当
接位置からずれることが防止されて、制動力が低下する
事態が無くなる。
【0037】請求項4の発明の効果を説明する。弾性部
材が所定の方向にのみ歪む金属製のリングからなる制動
力測定装置であって、荷重の方向をディスクブレーキの
外壁の方向に変化させれば、検出手段をディスクブレー
キの外壁に取り付けることができるようになるので、ロ
ータからの輻射熱を直接受けなくなり検出手段の検出精
度の低下を防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制動トルク測定装置付きディスク
ブレーキの正面図を示す。
【図2】図1のディスクブレーキの左側面図を示す。
【図3】ブレーキパッドと荷重合成手段と弾性部材との
位置関係を示す斜視図を示す。
【図4】歪み検出センサの上方視図を示す。
【図5】歪み検出センサの断面図を示す。
【符号の説明】
1・・・インナパッド 1a・・・第1ピストン 2・・・アウタパッド 2a・・・第2ピストン 3・・・キャリパ 4・・・パッド保持部材 5・・・ブレーキパッド押圧手段 10・・・ディスクブレーキ 20・・・第2ピストン 21・・・リング 30・・・歪みセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制動トルク測定装置付きディスク
ブレーキの正面図を示す。
【図2】図1のディスクブレーキの左側面図を示す。
【図3】ブレーキパッドと荷重合成手段と弾性部材との
位置関係を示す斜視図を示す。
【図4】歪み検出センサの上方視図を示す。
【図5】歪み検出センサの断面図を示す。
【図6】従来の制動力測定装置の斜視図を示す。
フロントページの続き (72)発明者 都 築 位 兆 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 楠 秀 樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と一体的に回転するディスクロータ
    と、該ディスクロータの両面に摩擦係合可能に配置され
    た一対のブレーキパッドと、該ブレーキパッドを前記デ
    ィスクロータ側に押圧する押圧手段と、制動時に前記ブ
    レーキパッドの円周方向への荷重を受ける弾性部材と、
    該弾性部材の歪み量を検出する検出手段とを有した制動
    力測定装置において、前記ブレーキパッドの円周方向端
    部と前記弾性部材との間に配設され制動時の夫々の前記
    ブレーキパッドの円周方向の荷重を合成する荷重合成手
    段を有した制動力測定装置。
  2. 【請求項2】 前記荷重合成手段は、夫々の前記ブレー
    キパッドの円周方向端部に設けられた第1ピストンと、
    該第1ピストンと当接する受圧面及び該受圧面と所定角
    度の傾きを以て弾性部材と当接する押圧面を有した第2
    ピストンとからなる請求項1記載の制動力測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ピストンが前記第2ピストンの
    所定位置に当接するように位置決めを行う位置決め手段
    を備えた請求項2記載の制動力測定装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材が所定の方向にのみ歪む金
    属製のリングからなる請求項1から請求項3のいずれか
    1項記載の制動トルク測定装置付きディスクブレーキ。
JP5178868A 1993-07-20 1993-07-20 制動力測定装置 Pending JPH0735633A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082890A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Honda Motor Co Ltd 車両のばね下部材用歪検出装置
JP2008082918A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Honda Motor Co Ltd ブレーキ力検出装置
CN100460844C (zh) * 2007-07-17 2009-02-11 平顶山煤业(集团)有限责任公司 大型制动器制动力矩渐开线形测量装置

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