JP3255043B2 - 車軸力検出装置 - Google Patents

車軸力検出装置

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JP3255043B2
JP3255043B2 JP27744596A JP27744596A JP3255043B2 JP 3255043 B2 JP3255043 B2 JP 3255043B2 JP 27744596 A JP27744596 A JP 27744596A JP 27744596 A JP27744596 A JP 27744596A JP 3255043 B2 JP3255043 B2 JP 3255043B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車軸力検出装置に
関し、詳しくは、車両の車軸に作用する力を検出する車
軸力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車軸力検出装置として
は、車軸に取り付けられ、車軸に作用する6分力(直交
座標系における各軸方向の力および各軸の周りのモーメ
ント)を検出するものが提案されている(例えば、特開
昭62−87823号公報など)。この装置は、車軸の
機械的歪みを歪ゲージなどにより検出することにより車
軸に作用する6分力を検出する検出部と、検出した6分
力を固定系に伝達するためのスリップリングと、車軸に
固定された歯車機構と歯車機構のゼロ点の信号および回
転方向の信号を発信するエンコーダとからなり車軸の回
転角度を発信する角度信号発信器と、これら各部を一体
として車軸に取り付けるための取付治具とを備え、検出
部により検出された6分力と、角度信号発信器により発
信された車軸の回転角度とに基づいて、回転する車軸に
作用する6分力を演算する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た装置では、装置を取り付けていない車両の車軸に作用
する力を精度よく検出することができないという問題が
あった。この装置は、上述したように検出器や角度信号
発信器,取付治具などを備えるため、相当の質量を有す
る。このため、装置を車両の車軸に取り付けると、装置
を取り付けていないときに比して車両のバネ下質量が大
きくなり、その結果、車両特性や路面からの入力周波数
が異なるものとなってしまう。
【0004】本発明の車軸力検出装置は、こうした問題
を解決し、装置を取り付けていない車両の車軸に作用す
る力を精度よく検出することを目的とし、以下の手段を
講じた。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の車軸力検出装置は、車両の車軸に作用する力を検
出する車軸力検出装置であって、前記車軸に連結され
と共にタイヤが装着されるホイールのディスク部に取り
付けられ、該ディスク部に作用する力によって生じる該
ディスク部の歪みを歪みゲージにより検出する歪検出手
段と、前記車両に予め設けられた車軸回転数センサを用
いて前記車軸の回転角度を検出する回転角度検出手段
と、前記歪検出手段により検出された前記ディスク部の
歪みと、前記回転角度検出手段により検出された前記車
軸の回転角度とに基づいて、前記車軸に作用する力を演
算する車軸力演算手段とを備え、該車軸力検出装置が組
み込まれた車両におけるバネ下質量を実車両に近似して
検出を行なうことを要旨とする。
【0006】この車軸力検出装置は、車軸に連結された
ホイールのディスク部に取り付けられた歪検出手段が、
歪みゲージにより、このディスク部に作用する力によっ
て生じるディスク部の歪みを検出し、車両に予め設けら
れた車軸回転数センサを用いた回転角度検出手段が、車
軸の回転角度を検出する。これらの構成は、車両のバネ
下質量を実車両に近似するために採用されている。そし
て、車軸力演算手段は、この歪検出手段により検出され
たディスク部の歪みと、回転角度検出手段により検出さ
れた車軸の回転角度とに基づいて、車軸に作用する力を
演算する。ここで、「車軸に作用する力」には、例えば
車軸を座標軸の1つとする直交座標系における各座標軸
方向の力および各座標軸の周りのモーメント(偶力)に
より表わされる6分力やその一部の分力、或いはこれら
の合力が含まれる(以下の説明においても同じ)。
【0007】こ車軸力検出装置によれば、ホイールの
ディスク部の歪みを検出することにより車軸に作用する
力を検出することができる。したがって、通常の車両が
備えるホイールを用い、車両のバネ下質量を実車両に近
似して、より高い精度で車軸に作用する力を検出するこ
とができる。
【0008】本発明のこの車軸力検出装置は、前記歪検
出手段は、前記ホイールの円周方向の異なる位置に複数
の前記歪みゲージを備え、前記歪検出手段の状態に基づ
いて、車両が滑らかな路面を定速走行していると判断さ
れたとき、前記複数の歪みゲージの出力が特定の関係と
なった点を、前記車軸の回転角度のゼロ点として認定す
る手段を備えるものとすることができる。
【0009】この車軸力検出装置は、歪検出手段の状態
に基づいて、車両が滑らかな路面を定速走行しているこ
とを判断する。この状態では、タイヤにはほぼ車重のみ
がかかることになる。そこで、このとき、ホイールの円
周方向の異なる位置に備えられた複数の前記歪みゲージ
の出力に着目し、複数の歪みゲージの出力が特定の関係
となった点を、前記車軸の回転角度のゼロ点として認定
する。
【0010】ここで、回転速度検出手段を備える車両と
しては、例えば、急ブレーキをかけても車輪がロックし
ないようにするアンチロックブレーキシステム(AB
S)や発進加速時等に車輪が空転しないようするトラク
ションコントロールシステム(TRC),旋回時に車輪
が横滑りしないようにする車両安定性制御システム(V
SC)等を備える車両や、車軸の回転速度により車速を
演算する車両等が挙げられる。
【0011】この車軸力検出装置によれば、ホイールの
ディスク部の歪みを検出することにより車軸に作用する
力を検出する際、車両に予め設けられた回転角度検出手
段が、車軸の回転角度のゼロ点を検出できないものであ
っても、歪みゲージの出力に基づき、ゼロ点を検出する
ことができる。従って、車軸の回転角度のゼロ点を検出
するための別個のハード構成を必要としない。この結
果、装置の取り付けによる車両のバネ下質量の変化を小
さくすることができ、より高い精度で車軸に作用する力
を検出することができる。
【0012】こうした本発明の車軸力検出装置におい
て、前記ホイールは、前記ディスク部に、所定方向の応
力が拡大して現われる応力拡大部が形成されてなり、前
記歪検出手段は、前記ディスク部の前記応力拡大部に前
記歪みゲージを有し、該応力拡大部における前記所定方
向の応力により生じる歪みを該歪みゲージにより検出す
る手段であるものとすることもできる。
【0013】こうすれば、応力拡大部における所定方向
の歪みが大きく検出されるから、車軸に作用する力を、
より感度よく検出することができる。
【0014】また、これら本発明の車軸力検出装置にお
いて、前記ホイールに取り付けられ、前記歪検出手段
前記歪ゲージからの信号を直接無線信号として送信する
送信手段と、該送信された無線信号を受信すると共に、
該受信した信号を前記ディスク部の歪みとして前記車軸
力演算手段に出力する受信手段とを備えるものとするこ
ともできる。
【0015】こうすれば、装置のうちの回転系(ホイー
ルと共に回転するもの)と固定系とを非接触で接続する
ことができるだけでなく、送信手段として歪みゲージの
信号を直接無線信号として送信するだけの小型で軽量の
テレメータ等を用いることができ、装置の取り付けによ
る車両のバネ下質量の変化を小さくすることができ、よ
り高い精度で車軸に作用する力を検出することができ
る。
【0016】本発明の車軸力検出装置において、前記歪
検出手段は、前記歪検出手段は、前記ディスク部の半径
方向の歪みを検出する歪みゲージと、該ディスク部の半
径方向に対して所定の角度の方向の歪みを検出する歪み
ゲージとを備えるものとすることもできる。
【0017】また、この車軸力検出装置において、前記
ホイールは、前記ディスク部に複数のスポークを有し、
前記歪検出手段は、前記複数のスポークの軸方向の歪み
を検出する複数の歪みゲージと、該スポークの軸方向に
対して所定の角度の方向の歪みを検出する複数の歪みゲ
ージとを有するものとすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例である
車軸力検出装置10の構成の概略を示す構成図である。
車軸力検出装置10は、車両が種々の走行状態(停止状
態も含む)にあるときの車両の駆動輪または遊動輪の車
軸に作用する力を検出するものであり、図1に示すよう
に、車軸12に取り付けられたホイール20のディスク
部21の歪みを検出する歪センサ32〜38と、歪セン
サ32〜38により検出された歪みを無線信号として送
信するテレメータ送信機42〜48と、テレメータ送信
機42〜48により送信された無線信号を受信すると共
に受信した信号を増幅して出力するテレメータアンプ4
9と、車軸12の回転速Vを検出する回転速センサ50
と、回転速センサ50により検出された信号をデジタル
処理して出力する演算処理装置(ECU)56と、車軸
12に作用する力Fの演算を行なう車軸力演算装置60
とを備える。
【0019】図2はホイール20の外観を例示する斜視
図、図3はスポーク22に歪センサ32およびテレメー
タ送信機42が貼付される様子を例示する説明図であ
る。図2に示すように、ホイール20のディスク部21
は、断面が略矩形の直交する4本のスポーク22〜28
により形成されており、図2および図3に示すように、
各スポーク22〜28には複数の歪ゲージからなる歪セ
ンサ32〜38とテレメータ送信機42〜48とが貼付
されている。歪センサ32は、スポーク22の正面,裏
面および各側面の長手方向(スポークの軸と平行な方
向)の歪みを検出するよう各面に貼付された歪ゲージ3
2a,32b,32g,32hと、スポーク22の各側
面の長手方向に対して45度の方向の歪みを検出するよ
う各側面に貼付された32c,32d,32e,32f
と、スポーク22のホイール20の中心側の付け根の正
面と直交する方向の歪みを検出するようスポーク22の
付け根に貼付された歪ゲージ32kとから構成されてお
り、各歪ゲージ32a〜32kは、導電ラインによりテ
レメータ送信機42に接続されている。各歪ゲージ32
a〜32kは、圧電素子により偏平な直方体として形成
されており、長手方向に作用する押圧力に応じた電圧を
出力する。なお、図示しないが、スポーク24〜28に
ついてもスポーク22と同様に歪センサ34〜38およ
びテレメータ送信機44〜48が取り付けられている。
【0020】テレメータ送信機42〜48は、数g程度
の軽量で小型のものが用いられており、各歪ゲージから
の電気信号を無線信号として送信する。テレメータアン
プ49は、テレメータ送信機42〜48から送信された
無線信号を受信し、受信した信号を増幅して出力するも
のであり、その出力端子は、車軸力演算装置60に導電
ラインにより接続されている。
【0021】回転速センサ50は、車両の運転制御、例
えば、急ブレーキをかけても車輪がロックしないように
するアンチロックブレーキシステム(ABS)や発進加
速時等に車輪が空転しないようするトラクションコント
ロールシステム(TRC)、旋回時に車輪が横滑りしな
いようにする車両安定性制御システム(VSC)等の制
御に用いるために車両の各車輪に取り付けられている、
いわゆる車輪速センサである。実施例では、回転速セン
サ50は、周縁に複数の歯を有し車軸12と共に回転す
るロータ52と、マグネットとコイルとからなりロータ
52の回転に伴ってコイルを突き抜ける磁束の変化によ
り生じる交流電圧を出力するセンサ部54とからなるも
のを示した。
【0022】ECU56は、車両の運転制御(ABSや
TRC,VSC等)を行なうものとして車両に搭載され
ているCPUを中心とした論理演算回路であり、その詳
細は図示しないが、制御プログラムを記憶するROM、
入出力データ等を一時的に記憶するRAM、車両の運転
制御に必要な図示しない各種センサからの検出信号など
を入力する入力インタフェース、運転制御に必要な各種
駆動機器や車両の他の制御系の制御装置に演算結果や検
出信号を出力する出力インタフェース等を備える。な
お、入力インタフェースは、A/Dコンバータを備えて
おり、各種センサからの検出信号のうちアナログ信号
は、このA/Dコンバータによりデジタル信号に変換さ
れて入力される。実施例では、図1に示すように、EC
U56の出力インタフェースと車軸力演算装置60の後
述する入力インタフェース68とが接続されており、回
転速センサ50により検出された信号がデジタル信号と
して車軸力演算装置60に入力されるようになってい
る。
【0023】車軸力演算装置60は、CPU62を中心
とした論理演算回路であり、詳しくは、制御プログラム
を記憶するROM64、入出力データ等を一時的に記憶
するRAM66、テレメータアンプ49により出力され
る歪センサ32〜38により検出された信号を入力する
と共にECU56を介して回転速センサ50により検出
された信号を入力する入力インタフェース68、演算結
果を出力する出力インタフェース69等を備える。
【0024】次に、こうして構成された車軸力検出装置
10の動作について説明する。車軸力検出装置10によ
る車軸12に作用する力(6分力)の検出は、車軸12
の回転角度θのゼロ点を設定した後に行なわれる。そこ
で、まず、ゼロ点の設定処理について図4に例示するゼ
ロ点設定処理ルーチンに基づき説明し、その後、車軸1
2に作用する6分力を演算する処理について図5に例示
する6分力演算処理ルーチンに基づき説明する。
【0025】図4のゼロ点設定処理ルーチンは、車軸力
検出装置10が車両に取り付けられ、車軸12に作用す
る力を検出しようとする前に、車両が平坦で滑らかな路
上を比較的低速で安定して走行している状態のときに実
行される。本ルーチンが実行されると、車軸力演算装置
60のCPU62は、まず、ECU56を介して回転速
センサ50により検出される車軸12の回転速Vの入力
を開始する処理を行なう(ステップS100)。この処
理が実行されると、回転速Vの入力処理は、回転速Vの
入力の停止処理が実行されるか車軸力演算装置60への
電源の供給が停止されるまで繰り返し実行される。続い
て、歪センサ32〜38により検出される歪みεをテレ
メータ送信機42〜48およびテレメータアンプ49を
介して読み込む処理を行ない(ステップS110)、読
み込んだ歪みεのうちホイール20のスポーク24に貼
付された歪ゲージ34aと34bとから、その平均値で
ある歪みεxz34を算出する(ステップS120)。
【0026】次に、算出した歪みεxz34が値0で歪みε
xz34の時間tに対する微分値が負の値であるかを判定す
る(ステップS130)。歪みεxz34が値0でないとき
又は歪みεxz34の微分値が正のときには、ゼロ点にない
と判断し、歪みεを読み込む処理であるステップS11
0に戻ってステップS110ないしS130を繰り返し
実行する。歪みεxz34が値0で歪みεxz34の微分値が負
のときには、車輪の状態が、ホイール20のスポーク2
2が垂直方向の上方に、スポーク24が水平方向の前方
に位置する状態にあると判断して、この状態を車軸12
の回転角度θのゼロ点として設定する(ステップS14
0)。このように判断できるのは、車両が平坦で滑らか
な路上を比較的低速で安定して走行しているから、ホイ
ール20に作用する力は、車両の重量によるものだけだ
からである。
【0027】このように、車軸12の回転角度θのゼロ
点を設定したあとは、車軸12の回転角度θの計算処理
を開始して(ステップS150)、本ルーチンを終了す
る。車軸12の回転角度θの計算処理は、ECU56を
介して回転速Vの信号(デジタル信号)としてのパルス
が車軸力演算装置60に入力される毎に回転角度θを所
定角度△θだけインクリメントする処理である。ここ
で、所定角度△θは、ロータ52の周縁に形成された複
数の歯の1つ当たりの中心角である。このように回転速
Vの信号としてのパルスを入力する毎に所定角度△θを
インクリメントして車軸12の回転角度θを計算できる
のは、回転速センサ50が車軸12の1回転(360
゜)でロータ52の歯の数分の正弦波を含む交流電圧を
出力し、ECU56がこの交流電圧をデジタル信号とし
て出力することに基づく。実施例では、車軸12の回転
角度θをロータ52の歯数の間隔で計算するものとした
が、車軸力演算装置60によりパルスの入力により計算
される回転角度θの他に、この計算される回転角度θ間
を補間してその中間の回転角度θを計算するものとして
もよい。なお、この車軸12の回転角度θの計算処理
は、その後、計算の停止処理が実行されるか車軸力演算
装置60への電源の供給が停止されるまで動作し続け
る。
【0028】次に車軸12に作用する力を演算する処理
について図5に例示する6分力演算処理ルーチンに基づ
き説明する。本ルーチンは、所定時間毎(例えば10m
sec毎)に実行される。本ルーチンが実行されると、
車軸力演算装置60のCPU62は、まず車軸12の回
転角度θを入力する処理を実行する(ステップS20
0)。車軸12の回転角度θは、図4のゼロ点設定処理
ルーチンのステップS150の回転角度θの計算処理に
よって行なわれるから、ここでは、この計算された回転
角度θを読み込む処理を行なえばよい。続いて、歪セン
サ32〜38により検出される歪みεを読み込む処理を
実行する(ステップS210)、そして、読み込んだ車
軸12の回転角度θと歪みεとに基づいて次式(1)な
いし式(6)により車軸12に作用する6分力を算出し
(ステップS220)、算出した6分力を出力インタフ
ェース69を介して出力して(ステップS230)、本
ルーチンを終了する。
【0029】
【数1】
【0030】ここで、6分力とは、直交空間座標の3軸
(x軸,y軸,z軸)に平行な方向に作用する力Fと、
各軸の回りのモーメント(偶力)Mをいう。実施例で
は、車両の前後方向をx軸、左右方向をy軸、鉛直方向
をz軸とし、各軸に平行な方向に作用する力Fおよび各
軸の回りのモーメントMに添字をつけて表わした。式
(1)ないし(6)中、εXZ32,εXZ36およびεXZ38は
εXZ34と同様に各スポーク22,26,28の正面に貼
付された歪ゲージ32a,36a,38aと裏面に貼付
された歪ゲージ32b,36b,38bとにより検出さ
れる歪みの平均値であり、εY32,εY34,εY36および
εY38は各スポーク22〜28の付け根に貼付された歪
ゲージ32k〜38kにより検出される歪みである。ま
た、εMXMZ32,εMXMZ34,εMXMZ36およびεMXMZ38は各
スポーク22〜28の側面にスポークの軸と45゜の角
度をもって貼付された歪ゲージ32c〜38c,32d
〜38d,32e〜38eおよび32f〜38fにより
検出される歪みの絶対値の各スポーク毎の和であり、ε
MY32,εMY34,εMY36およびεMY38は各スポーク22〜
28の側面に貼付された歪ゲージ32g〜38g,32
h〜38hの絶対値の各スポーク毎の和である。K1〜
K6は、各スポーク22〜28の断面積や材質等により
定まる定数である。したがって、予め種々の材質により
種々の形状に形成されたホイールについて実験などによ
りK1ないしK6を求め、マップとして選択可能なもの
とすれば、任意の形状のホイールを用いることができ
る。
【0031】このように上式(1)ないし式(6)によ
り軸方向の力Fと軸の回りのモーメントMを計算できる
のは、次の理由による。いま、x軸方向に力Fxが作用
し、z軸方向に力Fzが作用している状態で、車輪が、
図6のホイール20の模式図に示すように、ゼロ点から
角度θだけ回転した状態を考える。この状態では、スポ
ーク22には、図7(a)に示すように、その軸方向に
力Fxおよび力Fzによる力Fzcosθおよび力Fx
sinθが作用する。したがって、スポーク22の正面
および裏面に貼付された歪ゲージ32a,32bはこの
力によって生じる歪みを検出する。また、スポーク22
と対峙するスポーク26には、スポーク22と符号が反
転する力が作用するから、スポーク26の正面および裏
面に貼付された歪ゲージ36a,36bもこの力によっ
て生じる歪みを検出する。したがって、スポーク22の
歪ゲージ32a,32bおよびスポーク26の歪ゲージ
36a,36bにより検出された歪みの各平均値である
εXZ32およびεXZ36と、力Fzcosθおよび力Fxs
inθとの関係は、次式(7)のように表わされる。ま
た、スポーク28には、図7(b)に示すように、その
軸方向に力Fxおよび力Fzによる力Fzsinθおよ
び力Fxcosθが作用し、スポーク28と対峙するス
ポーク24にはスポーク28と符号が反転する力が作用
するから、スポーク28の歪ゲージ38a,38bおよ
びスポーク24の歪ゲージ34a,34bにより検出さ
れた歪みの各平均値であるεXZ38およびεXZ34と、力F
zsinθおよび力Fxcosθとの関係は、次式
(8)のように表わされる。したがって、式(7)およ
び式(8)を連立させて力Fxおよび力Fzを求めれ
ば、上述した式(1)および式(3)を得る。
【0032】
【数2】
【0033】車両の左右方向の力Fyは、車輪の回転に
よっては変化しないから、各スポーク22〜28の付け
根に貼付された歪ゲージ32k〜38kにより検出され
る歪みεY32,εY34,εY36およびεY38の和をとって比
例係数を乗じれば求めることができるから、上述の式
(2)となる。x軸回りのモーメントMxとz軸回りの
モーメントMzは、軸方向の力Fxと力Fzとを求めた
際の手法が適用できるから、εMXMZ32,εMXMZ34,εMX
MZ36およびεMXMZ38と、モーメントMxおよびモーメン
トMzとの関係は、次式(9)および式(10)として
表わされる。したがって、この2式を連立させてモーメ
ントMxおよびモーメントMzを求めれば、上述した式
(4)および式(6)を得る。
【0034】
【数3】
【0035】車両の左右方向のy軸回りのモーメントM
yは、y軸方向の力Fyと同様に、車輪の回転によって
は変化しない。したがって、モーメントMyは、各スポ
ーク22〜28により検出されるεY32,εY34,εY36
およびεY38の和をとって比例係数を乗じれば求めるこ
とができるから、上述の式(5)となる。
【0036】図8に車軸力検出装置10により車軸12
に作用する力が検出される様子を示す。図示するよう
に、回転速センサ50から出力される信号は、正弦波で
あるが、ECU56によりA/D変換されて、デジタル
信号とされる。車輪の回転速度が一定で、路面からの入
力がなければ、歪ゲージ32aや歪ゲージ34a等から
は車輪の1回転を周期とする信号が出力される。この信
号を上式(1)ないし式(6)により計算することによ
り、車軸力演算装置60からは6分力が出力される。な
お、図8には、一例として歪ゲージ32aおよび歪ゲー
ジ34aからの出力と、車両の前後方向に作用する力F
xおよび鉛直方向に作用する力Fzを示した。
【0037】以上説明した実施例の車軸力検出装置10
によれば、ホイール20のディスク部21を構成するス
ポーク22〜28の歪みεと車軸12の回転角度θとに
基づいて車軸12に作用する力を検出することができ
る。したがって、市販の任意のホイールに取り付けて車
軸12に作用する力を検出することができる。しかも、
車軸12の回転角度θを検出するのに、車両の運転制御
に必要なセンサとして搭載されている回転速センサ50
を用いたので、車軸12の回転角度θを検出するための
センサを車両のバネ下に取り付ける必要がない。この結
果、車両のバネ下質量の変化を小さくすることができ、
車軸力検出装置10を取り付けていない車両の車軸12
に作用する力を精度よく検出することができる。
【0038】また、歪センサ32〜38により検出され
た歪みεを軽量で小型のテレメータ送信機42〜48を
用いて送信するから、回転系と固定系との電気的な信号
のやり取りを行なうスリップリング等を備える装置に比
して、車両のバネ下質量の変化を小さくすることができ
る。
【0039】なお、実施例の車軸力検出装置10では、
回転速センサ50からの回転速VをECU56を介して
車軸力演算装置60に入力したが、回転速センサ50と
車軸力演算装置60とを導電ラインにより接続し、回転
速センサ50からの検出信号をダイレクトに車軸力演算
装置60に入力するものとしてもよい。この場合、車軸
力演算装置60の入力インタフェース68にA/Dコン
バータを備えるものとすればよい。また、実施例の車軸
力検出装置10では、ロータ52とセンサ部54とから
なる回転速センサ50を用いたが、他の手法により回転
速Vを検出するものとしても差し支えないし、回転速V
ではなく直接車軸12の回転角度θを検出するものを備
えるものとしてもよいのは勿論である。
【0040】実施例の車軸力検出装置10では、車軸1
2に作用する6分力を検出するものとしたが、6分力の
すべてを検出するものに限られるものではなく、その一
部の力を検出するものとしてもよい。また、実施例の車
軸力検出装置10では、ディスク部21が直交する4本
のスポーク22〜28により構成されたが、スポークの
数はいくらでもよく、ディスク部21をスポークがない
ものとしてもかまわない。この場合、車軸12に作用す
る6分力のうち一部しか検出できないときもある。
【0041】実施例の車軸力検出装置10では、スポー
ク22〜28における応力が滑らかに変化するよう断面
形状の変化が滑らかなスポーク22〜28のホイール2
0を用いたが、歪ゲージが貼付される部位の応力が拡大
して現われるようスポークに応力拡大部を形成したホイ
ールを用いるものとしてもよい。こうした応力拡大部が
形成されたホイールを用い、応力拡大部での歪みを検出
するものとすれば、応力拡大部での歪みは拡大して現わ
れるから、車軸12に作用する力をより精度よく検出す
ることができる。なお、この場合、応力拡大部は、検出
しようとする歪みεの方向の応力が拡大するようするの
が好ましい。こうした応力拡大部を備える一例を図9に
示す。図示するように、スポーク22Aの歪ゲージ32
a等が貼付される部位22Aa,22Abは、この付近
で応力が拡大するようスポーク22Aの断面形状を急変
させてある。
【0042】実施例の車軸力検出装置10では、車両の
車軸12に取り付けられたホイール20のディスク部2
1に歪センサ32〜38およびテレメータ送信機42〜
48を取り付けるものとしたが、予め歪センサ32〜3
8およびテレメータ送信機42〜48が組み込まれたホ
イールを車軸12に取り付けるものとしてもよい。その
一例を図10および図11に示す。図10は歪センサ3
2〜38およびテレメータ送信機42〜48が組み込ま
れたディスクホイールセンサ140を備えるホイール1
00の平面図、図11はホイール100の組み付けの様
子を説明する説明図である。以下、この予め歪センサ3
2〜38およびテレメータ送信機42〜48が組み込ま
れたホイール100について説明する。
【0043】図10および図11に示すように、ホイー
ル100は、ホイールリム110と、ホイールリム11
0の内周面に取り付けられるアタッチメント120と、
このアタッチメント120に取り付けられるディスクホ
イールセンサ140とから構成される。ホイールリム1
10は、図11に示すように、内周面にアタッチメント
120を取り付けるための取付部112が形成されてお
り、この取付部112のアタッチメント120の取付側
には、ボルト孔114が形成されている。
【0044】アタッチメント120は、リング状に形成
されており、その外縁部には等間隔に16個のボルト孔
122が形成されている。アタッチメント120の内周
面側には段差部124が形成され、この段差部124の
内側にはテーパ部128が形成されている。そして、テ
ーパ部128の段差部124の端部には、後述するディ
スクホイールセンサ140の螺刻部150と螺合する螺
刻部130が形成されている。なお、段差部124には
ディスクホイールセンサ140をボルトBTにより取付
固定するためのボルト孔126が形成されている。アタ
ッチメント120の外周の直径は、ホイールリム110
の内周面の直径より僅かに大きく形成されており、アタ
ッチメント120は、外縁部のボルト孔122がホイー
ルリム110の取付部112のボルト孔114に整合す
るようホイールリム110に圧入することにより、ホイ
ールリム110内周面に嵌挿され、ボルトBTにより締
結されている。
【0045】ディスクホイールセンサ140は、円盤状
に形成されており、その中央には車軸12の端部を嵌挿
するためのセンタホール141が形成されている。ま
た、このセンターホール141の周囲には、車軸12に
取り付けるためのボルト孔142が形成されており、さ
らにその外周側には、軽量化の目的と上述の歪センサ3
2〜38およびテレメータ送信機42〜48の取り付け
のための孔143が形成されている。また、ディスクホ
イールセンサ140の外縁部144には、ディスクホイ
ールセンサ140をアタッチメント120にボルトBT
により締結するためのボルト孔146が形成されてい
る。ディスクホイールセンサ140のアタッチメント1
20への取付側には、アタッチメント120のテーパ部
128と同じ傾斜のテーパ部148と、アタッチメント
120の螺刻部130に螺合する螺刻部150とが形成
されている。したがって、ディスクホイールセンサ14
0のアタッチメント120への取付は、その螺刻部15
0をアタッチメント120の螺刻部130に螺合させな
がら、テーパ部148をアタッチメント120のテーパ
部128に整合させ、双方のテーパ部128,148に
若干の押圧力が発生する状態となったときに整合するよ
う形成された外縁部144のボルト孔146とアタッチ
メント120の段差部124のボルト孔126とをボル
トBTにより締結して行なう。このようにアタッチメン
ト120とディスクホイールセンサ140との接合部に
テーパ部128,148を設けたのは、テーパ部12
8,148がないものに比して応力の伝達を向上させる
ためであり、強度および剛性を高めるためである。
【0046】なお、ディスクホイールセンサ140の外
縁部144に設けられたボルト孔146近傍の2つの孔
143により形成されるスポーク152〜158の表
面,裏面,側面およびその付け根には、図示しないが、
予め歪センサ32〜38とテレメータ送信機42〜48
とが組み込まれている。
【0047】こうしたホイール100をホイール20に
代えて用いるものとすれば、ディスクホイールセンサ1
40には予め歪センサ32〜38およびテレメータ送信
機42〜48が組み込まれているから、ホイール20の
ディスク部21に歪センサ32〜38およびテレメータ
送信機42〜48を個々に取り付ける場合に比して、車
軸力検出装置10の装着を極めて容易に行なうことがで
きる。また、ディスクホイールセンサ140の歪センサ
32〜38の取り付け部位の形状は、測定しようとする
方向の応力が拡大して現われるようにその形状を調整し
ておくことができると共に、取り付け部位も固定してい
るから、6分力をより高い精度で検出することができ
る。さらに、外周の径が異なるアタッチメント120を
複数種用いることによりホイール径の異なる車両にも容
易に取り付けることができる。しかも、アタッチメント
120の内周の径を一定とすれば、アタッチメント12
0の外周の径によらずディスクホイールセンサ140を
取り付けることができる。この結果、ディスクホイール
センサ140はホイール径によらず用いることができ
る。
【0048】なお、図12の変形例のホイール200に
示すように、ディスクホイールセンサ140に相当する
ディスクホイールセンサ240を、アタッチメント12
0を用いずに直接ホイールリム110にボルトBTによ
り締結するものとしてもよい。
【0049】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車軸力検出装置10の
構成の概略を示す構成図である。
【図2】ホイール20の外観を例示する斜視図である。
【図3】スポーク22に歪センサ32およびテレメータ
送信機42が貼付される様子を例示する説明図である。
【図4】車軸力演算装置60で実行されるゼロ点設定処
理ルーチンを例示するフローチャートである。
【図5】車軸力演算装置60で実行される6分力演算処
理ルーチンを例示するフローチャートである。
【図6】ゼロ点から角度θだけ回転した状態のホイール
20の模式図である。
【図7】ゼロ点から角度θだけ回転した状態のスポーク
22およびスポーク28の軸方向に作用する力を説明す
る説明図である。
【図8】車軸12に作用する力が検出される様子を示す
説明図である。
【図9】ホイール20の変形例を示す説明図である。
【図10】変形例のホイール100の平面図である。
【図11】ホイール100を組み付けの様子を説明する
説明図である。
【図12】変形例のホイール200の構成を示す構成図
である。
【符号の説明】
10…車軸力検出装置 12…車軸 12…直接車軸 20…ホイール 21…ディスク部 22〜28…スポーク 22A…スポーク 22Aa,22Ab…部位 24〜28…スポーク 32〜38…歪センサ 32a〜32k…歪ゲージ 42〜48…テレメータ送信機 49…テレメータアンプ 50…回転速センサ 52…ロータ 54…センサ部 56…ECU 60…車軸力演算装置 62…CPU 64…ROM 66…RAM 68…入力インタフェース 69…出力インタフェース 100…ホイール 110…ホイールリム 112…取付部 114…ボルト孔 120…アタッチメント 122…ボルト孔 124…段差部 126…ボルト孔 128…テーパ部 130…螺刻部 140…ディスクホイールセンサ 141…センターホール 141…センタホール 142…ボルト孔 143…孔 144…外縁部 146…ボルト孔 148…テーパ部 150…螺刻部 152〜158…スポーク 200…ホイール 240…ディスクホイールセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−263434(JP,A) 特開 平4−229004(JP,A) 特開 昭63−95631(JP,A) 特開 平3−78637(JP,A) 国際公開94/24535(WO,A1) 米国特許4023404(US,A) 米国特許4297877(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 5/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車軸に作用する力を検出する車軸
    力検出装置であって、 前記車軸に連結されると共にタイヤが装着されるホイー
    ルのディスク部に取り付けられ、該ディスク部に作用す
    る力によって生じる該ディスク部の歪みを歪みゲージに
    り検出する歪検出手段と、前記車両に予め設けられた車軸回転数センサを用いて
    記車軸の回転角度を検出する回転角度検出手段と、 前記歪検出手段により検出された前記ディスク部の歪み
    と、前記回転角度検出手段により検出された前記車軸の
    回転角度とに基づいて、前記車軸に作用する力を演算す
    る車軸力演算手段とを備え、該車軸力検出装置が組み込
    まれた車両におけるバネ下質量を実車両に近似して検出
    を行なう車軸力検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車軸力検出装置であっ
    て、 前記歪検出手段は、前記ホイールの円周方向の異なる位
    置に複数の前記歪みゲージを備え、 前記歪検出手段の状態に基づいて、車両が滑らかな路面
    を定速走行していると判断されたとき、前記複数の歪み
    ゲージの出力が特定の関係となった点を、前記車軸の回
    転角度のゼロ点として認定する手段 を備える車軸力検出
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車軸力検出装置
    であって、 前記ホイールは、前記ディスク部に、所定方向の応力が
    拡大して現われる応力拡大部が形成されてなり、 前記歪検出手段は、前記ディスク部の前記応力拡大部に
    前記歪みゲージを有し、該応力拡大部における前記所定
    方向の応力により生じる歪みを該歪みゲージにより検出
    する手段である車軸力検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の車軸力
    検出装置であって、 前記ホイールに取り付けられ、前記歪検出手段の前記歪
    ゲージからの信号を直 無線信号として送信する送信手
    段と、 該送信された無線信号を受信すると共に、該受信した信
    号を前記ディスク部の歪みとして前記車軸力演算手段に
    出力する受信手段とを備える車軸力検出装置。
  5. 【請求項5】 前記歪検出手段は、前記ディスク部の半
    径方向の歪みを検出する歪みゲージと、該ディスク部の
    半径方向に対して所定の角度の方向の歪みを検出する歪
    みゲージとを備える請求項1ないし4いずれか記載の車
    軸力検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4いずれか記載の車軸力
    検出装置であって、 前記ホイールは、前記ディスク部に複数のスポークを有
    し、 前記歪検出手段は、前記複数のスポークの軸方向の歪み
    を検出する複数の歪みゲージと、該スポークの軸方向に
    対して所定の角度の方向の歪みを検出する複数の歪みゲ
    ージとを有する車軸力検出装置。
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