JPH0735567B2 - 連続式真空蒸着装置 - Google Patents

連続式真空蒸着装置

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JPH0735567B2
JPH0735567B2 JP62023585A JP2358587A JPH0735567B2 JP H0735567 B2 JPH0735567 B2 JP H0735567B2 JP 62023585 A JP62023585 A JP 62023585A JP 2358587 A JP2358587 A JP 2358587A JP H0735567 B2 JPH0735567 B2 JP H0735567B2
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vapor deposition
vapor
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duct
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謙一 柳
平三郎 古川
俊夫 田口
悦郎 平井
琢哉 愛甲
憲夫 築地
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続式真空蒸着装置に関し、特に該装置の金属
蒸気の付着量制御装置、さらに詳細には付着量分布制御
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
帯鋼等の基板に連続的に、例えば亜鉛等の金属をメッキ
する手段として連続式真空蒸着装置が使用されている。
この従来の連続式真空蒸着装置の概略構成を第5図によ
つて説明する。
第5図において、1は帯鋼(蒸着基板)、2は複数のシ
ール室からなる真空シール装置、3は蒸着室、4は帯鋼
1をガイドして通板させる巻付ロール5は溶融した金属
(例えば亜鉛など)、6はその金属蒸気、7は溶融金属
の浴槽、8は浴槽7で発生した金属蒸気6を帯鋼1まで
導くダクト(チヤンネル)、9はヒータ、10はシヤツ
タ、11はシヤツタ10の開閉装置(シリンダ)、12はシヤ
ツタ10の開口部、13は金属の溶解炉、14はスノケール、
15は管、16は弁、17は真空ポンプである。なおzは金属
蒸気6の流れ方向を示す。
この装置においては、溶融した金属5の蒸気6を真空条
件下で発生させ、該蒸気6をダクト8を介して浴槽7か
ら帯鋼1に導くように構成されている。
帯鋼1に蒸着させるに必要な金属蒸気量(蒸発量)は浴
槽7内に設置したヒータ9の電力と浴槽7出口に設置し
たシヤツタ10を、例えばシリンダ等の開閉装置11で開閉
して開口部12の面積を変えることにより制御できるよう
に構成されている。
また前記浴槽7への溶融金属5は蒸着室3下部の溶解炉
13から圧力差によりスノーケル14を介して吸引供給され
る。
蒸着室3は管15及び弁16を介して真空ポンプ17に接続
し、通常、溶融金属5の飽和蒸気圧力より低い圧力に窒
素N2等の不活性ガスを介して保持されている。
従来の連続式真空装置は以上の構成であるから、運転に
際しては、製造指令、(鋼種、板巾、板厚、通板速度、
目標蒸着量等)にもとづいて設定された蒸着速度(単位
面積、単位時間当りの蒸着量)に対応して蒸着室3の圧
力を設定すると共に、蒸着金属の所要蒸発量になるよう
にヒータ9の電力とシヤツタ10開度を調整することによ
り帯鋼1表面の蒸着量、すなわち、蒸着膜厚を目標値に
制御するようにしたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来装置では、金属蒸気6がシヤツ
タ10の開口部12を通過した後、ダクト8内での流れが乱
れるため帯鋼1表面の蒸着金属の膜厚分布が不均一とな
り、とくに板幅方向の分布に関しては、第3図,第4図
の実機における計測データを示す図表中、点線a1,a2
示すように大きなばらつきが発生し、メツキ成品の品質
低下ならびに蒸着むらによる蒸着金属の歩留りが低下す
るという問題があった。
〔発明の目的〕
本発明はかかる問題に鑑み、つねに膜厚分布を均一に制
御し、メツキ成品の品質向上を図ると共に、蒸着金属の
歩留りを向上させコスト低減が可能な連続式真空蒸着装
置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記問題を解決するために、ダクト(チヤン
ネル)内に、金属蒸気の流れ方向Zに傾斜して、多孔板
からなる整流板を2枚以上取付けて、金属蒸気の流れを
均一化させることにより、蒸着膜厚分布を均一にするよ
うに真空蒸着装置を構成させたものである。
即ち、本発明は、真空条件下で溶融金属を蒸発させる浴
槽及び該金属蒸気を蒸着基板まで導くダクト及び前記浴
槽の出口にあって、その開口面積を自在に制御し得るシ
ャッタを具備してなる連続式真空蒸着装置において、前
記シャッタより下流のダクト内に金属蒸気の流れ方向に
対して傾斜する2枚以上の多孔板からなる整流板を取り
付けてなることを特徴とする連続式真空蒸着装置であ
る。
〔作用〕 ダクト内に設けられた多孔板からなる整流板の作用によ
り、ダクト内を流れる金属蒸気の流れが均一化し、その
結果、蒸着基板への蒸着膜厚分布を均一にすることがで
きる。
〔実施例〕
以上、図面によつて本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る連続式真空蒸着装置の
蒸着室及び蒸着槽の概略構成図、第2図は、第1図中A
−A矢視による整流板の正面図を示す。図中、従来装置
(第5図)と同一部材には同一符号を付し、重複する詳
細構成説明は省略する。
第1図において、本発明装置は、従来装置(第5図)に
おけるダクト8内に、金属蒸気6の流れ方向Zに対し傾
斜して少なくとも2枚以上の多孔板からなる整流板20a,
20bを取付けて、ダクト8内の金属蒸気6の流れを均一
に整流させる。この結果、蒸着基板上の蒸着膜厚分布を
均一に維持するものである。ここで、前記整流板の設置
枚数、孔の配列及び数量に関しては、実験結果では、整
流板の枚数は多いほど膜厚、分布の均一化の効果は大き
くなるも、金属蒸気6の圧力損失が増大して所要の蒸発
量が得られなくなることから、蒸着室の程度に応じて当
然適当な枚数があるものである。従つてここでは2枚の
場合について述べることとする。
前記2枚の整流板20a、及び20bは、第2図に示すよう
に、多数の孔21を、ほぼ等ピツチで千鳥状に板の全面に
わたつて貫設する例を示した。しかし、各多孔板の孔の
配列及び数量は場合に応じて変えてもよい。
このように多孔板を設置することによつて蒸着膜分布が
第3図、第4図中実線b1,b2で示すように、従来装置の
場合の分布曲線a1,a2にくらべて良好な均一度が得られ
ることが実機において立証された。第3図は目標蒸着膜
厚が30μ、第4図は50μの場合の板幅方向の膜厚分布の
実測値を示す。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように本発明装置では、金属蒸気
(Zn等)6を蒸着基板(帯鋼等)の蒸着面へ導くダクト
(チヤンネル)8内に、金属蒸気6の流れ方向Zに傾斜
して、多孔板からなる2枚以上の整流板20a,20bを取付
けてあるので、金属蒸気6のダクト8内の流れの乱れを
均一に整流し、その結果蒸着基板上への蒸着膜厚を均一
化することが可能となり、メツキ成品の品質向上ならび
に蒸着金属(Zn等)5の歩留りを向上させコスト低減を
図ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る連続式真空蒸着装置の
概略構成図、第2図は、第1図中A−A矢視による整流
板の正面図、第3図,第4図は、実機における板幅方向
の蒸着膜厚分布曲線の計測データを示す図表、第5図は
従来の連続式真空蒸着装置の概略構成図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 俊夫 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 平井 悦郎 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 愛甲 琢哉 大阪府堺市石津西町5番地 日新製鋼株式 会社阪神製造所内 (72)発明者 築地 憲夫 大阪府堺市石津西町5番地 日新製鋼株式 会社阪神製造所内 (56)参考文献 特開 昭63−192858(JP,A) 特開 昭60−21379(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空条件下で溶融金属を蒸発させる浴槽及
    び該金属蒸気を蒸着基板まで導くダクト及び前記浴槽の
    出口にあって、その開口面積を自在に制御し得るシャッ
    タを具備してなる連続式真空蒸着装置において、前記シ
    ャッタより下流のダクト内に金属蒸気の流れ方向に対し
    て傾斜する2枚以上の多孔板からなる整流板を取り付け
    てなることを特徴とする連続式真空蒸着装置。
JP62023585A 1987-02-05 1987-02-05 連続式真空蒸着装置 Expired - Lifetime JPH0735567B2 (ja)

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JPS63192859A JPS63192859A (ja) 1988-08-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735566B2 (ja) * 1987-02-05 1995-04-19 三菱重工業株式会社 連続式真空蒸着装置
WO1996035822A1 (fr) * 1995-05-10 1996-11-14 Centre De Recherches Metallurgiques - Centrum Voor Research In De Metallurgie Dispositif et installation pour revetir une bande d'acier

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH062942B2 (ja) * 1983-07-18 1994-01-12 三菱重工業株式会社 真空蒸着装置
JPS6067662A (ja) * 1983-09-21 1985-04-18 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 薄膜形成方法及びその装置
JPH0735566B2 (ja) * 1987-02-05 1995-04-19 三菱重工業株式会社 連続式真空蒸着装置

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