JPH0735433Y2 - 電子装置のケーシング - Google Patents

電子装置のケーシング

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JPH0735433Y2
JPH0735433Y2 JP1988163593U JP16359388U JPH0735433Y2 JP H0735433 Y2 JPH0735433 Y2 JP H0735433Y2 JP 1988163593 U JP1988163593 U JP 1988163593U JP 16359388 U JP16359388 U JP 16359388U JP H0735433 Y2 JPH0735433 Y2 JP H0735433Y2
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JP
Japan
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casing
electronic device
substrate
lid
heating element
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JP1988163593U
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JPH0284390U (ja
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和之 立石
量一 奥田
哲也 鰐石
秀夫 永泉
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Omron Corp
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の分野) 本考案は、スイッチング電源装置等に用いる電子装置の
ケーシング構成に関する。
(従来の技術) 例えば、スイッチング電源装置においては、内部にスイ
ッチング素子としてのパワートランジスタや、出力側整
流素子としてのダイオード等の発熱素子が設けられてお
り、これらの発熱素子からの熱がコンデンサ等に及ぶと
性能が劣化するので、発熱素子はコンデンサ等と隔離配
置されることが好ましく、また、発熱素子からの熱が外
部に放出されることが好ましい。
(考案が解決しようとする課題) したがって、従来においては、基板状の各素子の配置位
置を工夫したり、ケーシング面に熱の放出口を設けたり
しているが、装置が大形となったり放熱効率が悪い等の
問題点があった。
本考案は上記の問題点に鑑みてなしたもので、放熱構造
と取り付け構造とが関連して無駄なく設けられる実用的
な電子装置のケーシングを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、このような目的を達成するために、一端を取
付け面とするとともに他端に開口部を備えるケーシング
本体と、そのケーシング本体の開口に取り付けられる蓋
体とからなり、内部に発熱素子を含む電子部品を収納す
る電子装置のケーシングにおいて、前記ケーシングの4
角部に、前記蓋体から前記ケーシング本体に連続し、か
つ、前記ケーシング本体の前記取付け面を残すように段
差を形成するとともに、前記段差に少なくとも放熱用ス
リットを形成し、かつ、前記4角部の段差で囲まれる内
部空間を前記発熱素子の配置空間としてなる構成とし
た。
(作用) この構成によれば、取付け面のケーシングの段差に対応
する部分が取り付け部となり、ケーシングの4角部の段
差で囲まれる内部空間が発熱素子の配置空間とされ、そ
こに配置された発熱素子からの熱は放熱用スリットから
外部に放熱される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図は本考案の実施例に係るケーシングを使用す
るスイッチング電源装置の外観斜視図、第2図は同分解
斜視図、第3図は同内部構成を示す第1図におけるA−
A断面図、第4図は同内部構成を示す第1図におけるB
−B断面図である。
図において、符号1は外形を構成する樹脂製ケーシング
であり、一方側面が開口したケーシング本体2と、その
開口を覆うように設けられるトップ部としての蓋体3と
からなっている。上記トップ部3は本考案のケーシング
の上面部に位置するもので、必ずしも上記の実施例のよ
うに蓋体3としてケーシング本体2から分離するように
設けられる必要はなく、ケーシング本体2に一体に設け
られてもよい。
ケーシング本体2はベース部4から周壁部5が一体に立
設されて構成されており、その周壁部5はその正面形状
において長方形状で、4角部のそれぞれにベース部4か
ら蓋体3に至る連続的な凹部6が形成されている。そし
て、周壁部5の長手方向に位置する一対の側部5aのそれ
ぞれには、放熱用のスリット孔7が格子状に設けられて
おり、それら側部5a面と直交する方向に位置する一対の
側部5bの開口に近い位置には係止孔8が設けられてい
る。ベース部4の上記の各凹部6に対応する位置には、
取り付け孔10のそれぞれが設けられている。
ベース部4の背面には、第5図に示すように、長手方向
に取り付け溝12が設けられており、その取り付け溝12の
下側部には取り付け溝12側に弾力的に突出する樹脂製の
係止部材13が設けられている。
蓋体3はその正面形状がケーシング本体2の周壁部5の
正面形状と同様であり、その下縁に1対の入力端子部14
と1個のアース端子部15とが設けられ、上縁に2対の出
力端子部16が設けられている。上記のそれぞれの端子部
14,15,16は、端子金具に端子ネジが装着されて構成され
ている。それら上下縁に直交する側縁の奥側には、ケー
シング本体2へ取り付ける際に周壁部5に設けられた係
止孔8に内側から係止する係止片18が突出して設けられ
ている。また、蓋体3の上面には調整用孔19と作動表示
孔20とがそれぞれ設けられている。
そして、蓋体3はケーシング本体2に、上記の係止片18
を係止孔8に係止させる状態において一体に固定され
る。
次に、装置の内部構成について説明する。
ケーシング1内には、蓋体3の内面に相対するように設
けられる第1基板20と、ケーシング本体2の周壁部5の
側部5bの内面に相対する第2と第3の基板21,22と、ケ
ーシング本体2のベース部4の内面に相対するように設
けられる第4基板23とが、それら端縁を当接してそれぞ
れの基板20,21,22,23により平面構成において枠状体を
構成するように設けられている。第1基板20は、蓋体3
の各端子部14,15,16の端子金具の下端が半田付けで連結
固定されることにより蓋体3に一体に固定されており、
その蓋体3の内面に相対する面側に、ノイズフィルター
回路を構成するコイル25aとコンデンサ25b、入力側整流
平滑回路を構成するダイオード25c、ヒューズ25d等が搭
載されている。
第2基板21と第3基板22とは、一端部が第4基板23の両
端部に電気的な接続も可能な連結具28により連結されて
第4基板23に一体に固定されており、この一体とされた
第2、第3、第4基板21,22,23は、第4基板23がその中
央位置に設けられた取り付け孔30部分においてケーシン
グ本体2のベース部4に固定ネジ29に固定されることに
よりケーシング1内に固定状態に設けられる。第1基板
20と、第2及び第3基板21,22との電気的接続は各リー
ド線32により行っている。
そして、第2基板21の第3基板22に相対する面には入力
側整流平滑回路を構成するコンデンサ33a等が、第3基
板22の第2基板21に相対する面には出力側整流平滑回路
を構成するコンデンサ34a、感度検出回路を構成するホ
トカプラ34b、調整ネジ34c、作動表示灯34d等が、第4
基板23のケーシング本体2のベース部4に相対する面と
相反する面には、トランス38a、スイッチ回路を構成す
るパワートランジスタ38b、出力側整流平滑回路を構成
するダイオード38c等が搭載されている。
第4基板23は、第6図に示すように、その第2と第3基
板21,22に連結される側の中央部に一対の突出部42を備
えており、これに対し第2と第3基板21,22の第4基板2
3に連結される側には中央に一対の切欠部44が設けられ
ている。そして、第2及び第3基板21,22と第4基板23
とが連結される際には、上記突出部42が切欠部44を通し
て第2と第3基板21,22の裏面側に突出し、その突出部4
2上に上記のパワートランジスタ38bとダイオード38cと
がそれぞれ搭載されている。
46のそれぞれは上記パワートランジスタ38bとダイオー
ド38cとの放熱体としてのヒートシンクであり、パワー
トランジスタ38bとダイオード38cとは一方ではこれらヒ
ートシンク46の、第2と第3基板21,22の裏面に相対す
るように位置する折り曲げ片47の内面側に一体に固定さ
れている。ヒートシンク46は金属板が打ち抜き及び折り
曲げ加工されることにより形成され、その折り曲げ部48
には係止部49が付設された開口50が設けられている。そ
して、ヒートシンク46はその係止部49に第2と第3基板
21,22の突出部42の端部が係止されることにより固定さ
れている。
パワートランジスタ38bとダイオード38cとを一方では第
2と第3基板21,22に、他方ではヒートシンク46のそれ
ぞれに固定する場合、第1と第2基板21,22とヒートシ
ンク46との間に相対的変位が発生すると、パワートラン
ジスタ38bとダイオード38cとの第1、第2基板21,22へ
の固定リード部38b1,38c1が切断する恐れがあるが、上
記のように第2と第3基板21,22とヒートシンク46とが
固定されるので上記の相対的変位は発生せず、これによ
り上記固定リード部38b1,38c1の切断の恐れはない。
そして、上記のように第2と第3と第4基板21,22,23と
が連結されるとともに、ヒートシンク46のそれぞれが一
体に付設された内部構成体51は、所定の方向においてケ
ーシング本体2内に組み込まれ、その際ヒートシンク46
の折り曲げ片47のそれぞれは、ケーシング本体2の凹部
6が設けられることにより周壁部5の側部5b内面に形成
される収納凹所52内に丁度嵌装される状態となる。
上記の内部構成体51のケーシング本体2への組み込み
は、蓋体3に一体に固定された第1基板20にリード線32
を介して第2基板、第3基板、第4基板21,22,23側が接
続された状態で行われ、その組み込みとともに蓋体3の
ケーシング本体2上への取り付けも行われる。
本考案において特徴とする構成は、上記のケーシング1
において、蓋体3からケーシング本体2の周壁部5に連
続して、その4角部のそれぞれに段差6を設け、ベース
部4の上記の各段差6に対応する位置に取り付け孔10を
設けて取り付け部とし、その段差6間の周壁部5の側部
5bそれぞれの内側に両端に放熱用通風孔としてのスリッ
ト孔7が設けられた発熱素子の収納スペース52を設けて
いる点である。
このような構成とされることにより、一方では取り付け
部がベース部4の外周から突出することがないように設
けられ、他方ではケーシング1内に収納スペース52が周
壁部5側に隔離状態に形成される。そして、その収納ス
ペース52においては、上記したように収納されるパワー
トランジスタ38bやダイオード38cからの熱はヒートシン
ク46を介して両端のスリット孔7を通して外部に効率良
く放熱される。
(考案の効果) したがって本考案によれば、一方では取り付け部がケー
シングの外周から突出することがないように設けられて
ケーシングの外形が大きくなることがなく、他方ではケ
ーシングの4角部の段差で囲まれる内部空間が発熱素子
の配置空間とされ、そこに配置された発熱素子からの熱
は放熱用スリットから効率良く外部に放熱されるように
なる。このようにして、発熱素子からの放熱がスムーズ
に行われる収納スペースとケーシングの取り付け部とが
互いに関連する構成において無駄なく設けられた、実用
的でコンパクトに構成される電子装置のケーシングが得
られる。
また、ケーシングは周壁部に段差が設けられることによ
り補強され強度に優れるという付加的利点も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の実施例に関し、第1図は
本考案の実施例に係るケーシングを使用するスイッチン
グ電源装置の外観斜視図、第2図は同分解斜視図、第3
図は同内部構成を示す第1図におけるA−A断面図、第
4図は同内部構成を示す第1図におけるB−B断面図、
第5図は同背面図、第6図は内部構成体の底面図であ
る。 1…ケーシング、3…蓋体、4…ベース部、5…周壁
部、6…段差、7…スリット孔、10…取り付け孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鰐石 哲也 岡山県岡山市海吉2075番地 岡山立石電機 株式会社内 (72)考案者 永泉 秀夫 岡山県岡山市海吉2075番地 岡山立石電機 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−48698(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を取付け面とするとともに他端に開口
    部を備えるケーシング本体と、そのケーシング本体の開
    口に取り付けられる蓋体とからなり、内部に発熱素子を
    含む電子部品を収納する電子装置のケーシングにおい
    て、 前記ケーシングの4角部に、前記蓋体から前記ケーシン
    グ本体に連続し、かつ、前記ケーシング本体の前記取付
    け面を残すように段差を形成するとともに、前記段差に
    少なくとも放熱用スリットを形成し、かつ、前記4角部
    の段差で囲まれる内部空間を前記発熱素子の配置空間と
    してなることを特徴とする電子装置のケーシング。
JP1988163593U 1988-12-16 1988-12-16 電子装置のケーシング Expired - Lifetime JPH0735433Y2 (ja)

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JP1988163593U JPH0735433Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 電子装置のケーシング

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JP1988163593U JPH0735433Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 電子装置のケーシング

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JPH0284390U JPH0284390U (ja) 1990-06-29
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