JPH0735262Y2 - 高電圧開閉器用圧力容器 - Google Patents
高電圧開閉器用圧力容器Info
- Publication number
- JPH0735262Y2 JPH0735262Y2 JP1986128571U JP12857186U JPH0735262Y2 JP H0735262 Y2 JPH0735262 Y2 JP H0735262Y2 JP 1986128571 U JP1986128571 U JP 1986128571U JP 12857186 U JP12857186 U JP 12857186U JP H0735262 Y2 JPH0735262 Y2 JP H0735262Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container body
- partition plate
- pressure vessel
- welded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、消弧媒体及び絶縁材としてエスエフガス(SF
6)等を大気圧より高圧に保つ高電圧開閉器用圧力容器
の構造に関するものである。
6)等を大気圧より高圧に保つ高電圧開閉器用圧力容器
の構造に関するものである。
高電圧用開閉器は、消弧媒体及び絶縁材としてエスエフ
ガス(SF6)等を大気圧より高圧にしておく必要がある
ため、密閉構造とされており、該開閉器内部には相間の
バリヤの役割を果たす隔壁板が取付けられている。
ガス(SF6)等を大気圧より高圧にしておく必要がある
ため、密閉構造とされており、該開閉器内部には相間の
バリヤの役割を果たす隔壁板が取付けられている。
第5図乃至第7図は、この種従来の高電圧開閉器用圧力
容器を示すもので、上部を開口した容器本体1内に複数
の隔壁板2をその下縁及び側縁を容器本体1の内壁に部
分溶接する等して固設し、内部を組立てた後、該容器本
体1の開口にリブ等で補強した蓋体3を被冠する構造と
なっている。そして、容器本体1への蓋体3の取付け
は、容器本体1の開口部外縁全周にOリング溝4a及び雌
ねじ孔4bを形成したフランジ4を溶接し、該フランジ4
にOリング5を嵌めた後、上方より蓋体3を被せ、該蓋
体3の外縁を前記フランジ4に当接させ、該当接部をボ
ルト6を蓋体3側よりフランジ4の雌ねじ孔4bに螺入し
て締付け固定することにより行っている。
容器を示すもので、上部を開口した容器本体1内に複数
の隔壁板2をその下縁及び側縁を容器本体1の内壁に部
分溶接する等して固設し、内部を組立てた後、該容器本
体1の開口にリブ等で補強した蓋体3を被冠する構造と
なっている。そして、容器本体1への蓋体3の取付け
は、容器本体1の開口部外縁全周にOリング溝4a及び雌
ねじ孔4bを形成したフランジ4を溶接し、該フランジ4
にOリング5を嵌めた後、上方より蓋体3を被せ、該蓋
体3の外縁を前記フランジ4に当接させ、該当接部をボ
ルト6を蓋体3側よりフランジ4の雌ねじ孔4bに螺入し
て締付け固定することにより行っている。
しかしながら、このような従来の高電圧開閉器用圧力容
器では、蓋体被冠のために、Oリング溝及び雌ねじ孔を
有するフランジを容器本体の開口部外縁全周に亘って溶
接する必要があり、また蓋体が圧力に耐えるように蓋体
にリブ等の補強部を設けなければならない。しかも、蓋
体にリブ等を形成したり、Oリング溝を有するフランジ
を溶接するために、重量及びコストが嵩むという欠点も
ある。
器では、蓋体被冠のために、Oリング溝及び雌ねじ孔を
有するフランジを容器本体の開口部外縁全周に亘って溶
接する必要があり、また蓋体が圧力に耐えるように蓋体
にリブ等の補強部を設けなければならない。しかも、蓋
体にリブ等を形成したり、Oリング溝を有するフランジ
を溶接するために、重量及びコストが嵩むという欠点も
ある。
そこで本考案は、従来のOリング溝を有するフランジや
蓋体のリブ等をなくしても強度が保て、かつ容器の軽量
化及び低コスト化を図った高電圧開閉器用圧力容器を提
供することを目的とする。
蓋体のリブ等をなくしても強度が保て、かつ容器の軽量
化及び低コスト化を図った高電圧開閉器用圧力容器を提
供することを目的とする。
本考案は上記目的を達成するため、上部を開口した容器
本体内に相間のバリアとなる複数の隔壁板を配設し、か
つ前記容器本体の開口を蓋体にて閉塞して、内部に消弧
媒体及び絶縁材としてエスエフガス(SF6)等を高圧に
保って封入せしめた高電圧開閉器用圧力容器において、
前記隔壁板を容器本体と同質の鋼板で形成して、該隔壁
板の下縁及び側縁を容器本体内壁に部分溶接するととも
に、隔壁板の上縁に該部を凹凸に切り欠いて凸部を、蓋
体に該凸部が嵌合する透孔を夫々形成して蓋体を容器本
体に被冠してこれらを嵌合し、かつ容器本体の開口縁と
蓋体の周縁を溶接し、さらに前記隔壁板と蓋体の嵌合部
を溶接して、前記隔壁板を容器本体の補強体としたこと
を特徴とするものである。
本体内に相間のバリアとなる複数の隔壁板を配設し、か
つ前記容器本体の開口を蓋体にて閉塞して、内部に消弧
媒体及び絶縁材としてエスエフガス(SF6)等を高圧に
保って封入せしめた高電圧開閉器用圧力容器において、
前記隔壁板を容器本体と同質の鋼板で形成して、該隔壁
板の下縁及び側縁を容器本体内壁に部分溶接するととも
に、隔壁板の上縁に該部を凹凸に切り欠いて凸部を、蓋
体に該凸部が嵌合する透孔を夫々形成して蓋体を容器本
体に被冠してこれらを嵌合し、かつ容器本体の開口縁と
蓋体の周縁を溶接し、さらに前記隔壁板と蓋体の嵌合部
を溶接して、前記隔壁板を容器本体の補強体としたこと
を特徴とするものである。
したがって、蓋体と隔壁板及び容器本体が溶接によっで
確実強固に固定され、エスエフガス(SF6)封入時にも
歪みが発生することがなく、かつ軽量化及び低コスト化
を図ることが可能となる。
確実強固に固定され、エスエフガス(SF6)封入時にも
歪みが発生することがなく、かつ軽量化及び低コスト化
を図ることが可能となる。
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図乃至第4図は高電圧開閉器における圧力容器の一
実施例を示すもので、開閉器用圧力容器10は、上部を開
口した箱形の容器本体11内に相間のバリヤとなる複数の
隔壁板12をその下縁及び側縁を容器本体11の内壁に部分
溶接して一定間隔で固設し、内部を組立てた後、該容器
本体11の開口に蓋体13を被冠する構造となっている。
実施例を示すもので、開閉器用圧力容器10は、上部を開
口した箱形の容器本体11内に相間のバリヤとなる複数の
隔壁板12をその下縁及び側縁を容器本体11の内壁に部分
溶接して一定間隔で固設し、内部を組立てた後、該容器
本体11の開口に蓋体13を被冠する構造となっている。
前記隔壁板12は容器本体11と同質の鋼板で形成され、そ
の上縁には、該部を凹凸に切り欠いて複数の凸部12aが
形成されている。一方、蓋体13には該凸部12aが嵌合す
る透孔13aが形成されており、また、蓋体13の周縁には
該周縁部全周を折曲してフランジ部13bが形成されてい
る。
の上縁には、該部を凹凸に切り欠いて複数の凸部12aが
形成されている。一方、蓋体13には該凸部12aが嵌合す
る透孔13aが形成されており、また、蓋体13の周縁には
該周縁部全周を折曲してフランジ部13bが形成されてい
る。
そして、前記蓋体13を容器本体11に被冠して、蓋体13の
周縁のフランジ部13bを容器本体11の開口部内縁に当接
させるとともに、隔壁板12の凸部12aを蓋体13の透孔13a
に嵌合し、前記容器本体11と蓋体13の当接部を溶接し、
さらに隔壁板12の凸部12aと蓋体13の透孔13aの嵌合部を
溶接することにより、蓋体13が取付けられている。
周縁のフランジ部13bを容器本体11の開口部内縁に当接
させるとともに、隔壁板12の凸部12aを蓋体13の透孔13a
に嵌合し、前記容器本体11と蓋体13の当接部を溶接し、
さらに隔壁板12の凸部12aと蓋体13の透孔13aの嵌合部を
溶接することにより、蓋体13が取付けられている。
したがって、蓋体13が隔壁板12によって強固に固定さ
れ、エスエフガス(SF6)の封入時に歪みが発生するこ
とはない。また容器本体11、蓋体13及び隔壁板12の夫々
を互いに溶接し、殊に隔壁板12が補強体の役割を果たし
ているため、容器全体の強度が増し、板厚も極力薄くと
れ、軽量化を図ることができる。
れ、エスエフガス(SF6)の封入時に歪みが発生するこ
とはない。また容器本体11、蓋体13及び隔壁板12の夫々
を互いに溶接し、殊に隔壁板12が補強体の役割を果たし
ているため、容器全体の強度が増し、板厚も極力薄くと
れ、軽量化を図ることができる。
本考案は以上のように、上部を開口した容器本体内に相
間のバリアとなる複数の隔壁板を配設し、かつ前記容器
本体の開口を蓋体にて閉塞して、内部に消弧媒体及び絶
縁材としてエスエフガス等を高圧に保って封入せしめた
高電圧開閉器用圧力容器において、前記隔壁板を容器本
体と同質の鋼板で形成して、該隔壁板の下縁及び側縁を
容器本体内壁に部分溶接するとともに、隔壁板の上縁に
該部を凹凸に切り欠いて凸部を、蓋体に該凸部が嵌合す
る透孔を夫々形成して蓋体を容器本体に被冠してこれら
を嵌合し、かつ容器本体の開口縁と蓋体の周縁を溶接
し、さらに前記隔壁板と蓋体の嵌合部を溶接して、前記
隔壁板を容器本体の補強体としたから、蓋体と隔壁板及
び容器本体が確実、強固に固定でき、しかも隔壁板が補
強体となって、エスエフガス(SF6)の封入時にも歪み
が発生せず、従来の如きフランジを容器本体外周に溶接
して、ここに蓋体を取付けなくとも、圧力容器としての
強度が保て、かつ板厚も極力薄くでき、軽量化,低コス
ト化にも寄与できる。また、隔壁板の下縁及び側縁には
容器本体内壁に部分溶接されているので、容器本体内の
封入ガスが部分溶接の隙間から隔壁板間等を流通して、
容器本体内に均一に分布される。
間のバリアとなる複数の隔壁板を配設し、かつ前記容器
本体の開口を蓋体にて閉塞して、内部に消弧媒体及び絶
縁材としてエスエフガス等を高圧に保って封入せしめた
高電圧開閉器用圧力容器において、前記隔壁板を容器本
体と同質の鋼板で形成して、該隔壁板の下縁及び側縁を
容器本体内壁に部分溶接するとともに、隔壁板の上縁に
該部を凹凸に切り欠いて凸部を、蓋体に該凸部が嵌合す
る透孔を夫々形成して蓋体を容器本体に被冠してこれら
を嵌合し、かつ容器本体の開口縁と蓋体の周縁を溶接
し、さらに前記隔壁板と蓋体の嵌合部を溶接して、前記
隔壁板を容器本体の補強体としたから、蓋体と隔壁板及
び容器本体が確実、強固に固定でき、しかも隔壁板が補
強体となって、エスエフガス(SF6)の封入時にも歪み
が発生せず、従来の如きフランジを容器本体外周に溶接
して、ここに蓋体を取付けなくとも、圧力容器としての
強度が保て、かつ板厚も極力薄くでき、軽量化,低コス
ト化にも寄与できる。また、隔壁板の下縁及び側縁には
容器本体内壁に部分溶接されているので、容器本体内の
封入ガスが部分溶接の隙間から隔壁板間等を流通して、
容器本体内に均一に分布される。
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は高電圧開閉器用圧力容器の断面正面図、第2図は
隔壁板と蓋体の溶接部を示す断面正面図、第3図は容器
本体と蓋体の溶接部を示す断面正面図、第4図は隔壁板
の正面図、第5図は従来の開閉器用圧力容器の断面正面
図、第6図は同じく隔壁板と蓋体の当接状態を示す断面
正面図、第7図は同じく容器本体と蓋体の取付け状態を
示す断面正面図である。 10……開閉器用圧力容器、11……容器本体、12……隔壁
板、12a……凸部、13……蓋体、13a……透孔、13b……
フランジ部
1図は高電圧開閉器用圧力容器の断面正面図、第2図は
隔壁板と蓋体の溶接部を示す断面正面図、第3図は容器
本体と蓋体の溶接部を示す断面正面図、第4図は隔壁板
の正面図、第5図は従来の開閉器用圧力容器の断面正面
図、第6図は同じく隔壁板と蓋体の当接状態を示す断面
正面図、第7図は同じく容器本体と蓋体の取付け状態を
示す断面正面図である。 10……開閉器用圧力容器、11……容器本体、12……隔壁
板、12a……凸部、13……蓋体、13a……透孔、13b……
フランジ部
Claims (1)
- 【請求項1】上部を開口した容器本体内に相間のバリア
となる複数の隔壁板を配設し、かつ前記容器本体の開口
を蓋体にて閉塞して、内部に消弧媒体及び絶縁材として
エスエフガス等を高圧に保って封入せしめた高電圧開閉
器用圧力容器において、前記隔壁板を容器本体と同質の
鋼板で形成して、該隔壁板の下縁及び側縁を容器本体内
壁に部分溶接するとともに、隔壁板の上縁に該部を凹凸
に切り欠いて凸部を、蓋体に該凸部が嵌合する透孔を夫
々形成して蓋体を容器本体に被冠してこれらを嵌合し、
かつ容器本体の開口縁と蓋体の周縁を溶接し、さらに前
記隔壁板と蓋体の嵌合部を溶接して、前記隔壁板を容器
本体の補強体としたことを特徴とする高電圧開閉器用圧
力容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986128571U JPH0735262Y2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 | 高電圧開閉器用圧力容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986128571U JPH0735262Y2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 | 高電圧開閉器用圧力容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6335229U JPS6335229U (ja) | 1988-03-07 |
JPH0735262Y2 true JPH0735262Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31024363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986128571U Expired - Lifetime JPH0735262Y2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 | 高電圧開閉器用圧力容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735262Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5438350U (ja) * | 1977-08-22 | 1979-03-13 | ||
JPS6094748U (ja) * | 1983-12-02 | 1985-06-28 | エナジーサポート株式会社 | 密閉形開閉器の放圧構造 |
-
1986
- 1986-08-23 JP JP1986128571U patent/JPH0735262Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6335229U (ja) | 1988-03-07 |
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