JP2559943B2 - ナトリウム−硫黄電池 - Google Patents

ナトリウム−硫黄電池

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JP2559943B2 JP4065331A JP6533192A JP2559943B2 JP 2559943 B2 JP2559943 B2 JP 2559943B2 JP 4065331 A JP4065331 A JP 4065331A JP 6533192 A JP6533192 A JP 6533192A JP 2559943 B2 JP2559943 B2 JP 2559943B2
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sodium
solid electrolyte
outer peripheral
electrolyte tube
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博以 辻
昭夫 林
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ナトリウム−硫黄電
池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のナトリウム−硫黄電池としては、
例えば特開昭63−195974号公報に示すような構
成のものが知られている。
【0003】この従来構成においては、β−アルミナに
より有底円筒状の固体電解質管の開口外周縁に取付フラ
ンジが一体に形成され、この取付フランジを有底円筒状
の陽極容器の開口部に接合固定することによって、固体
電解質管が陽極容器内に収容配置されている。そして、
取付フランジを固体電解質管に一体に形成したことによ
り、取付フランジをα−アルミナの絶縁材により別体に
形成して、ガラス接合熱処理により固体電解質管に接合
固定した場合に発生する内部応力を排除できるようにな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のナトリウム
−硫黄電池においては、固体電解質管に一体形成された
取付フランジの外周面が外部に露出された状態にある。
そのため、単電池の組立中や断熱容器内に集合状態で組
み付ける場合等において、取付フランジの外周面にある
β−アルミナが大気中の水分に触れて反応し、劣化する
という問題点があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、固体電解質管に一体形成された取付フ
ランジの外周面が外部に露出するのを防ぐことができ、
その取付フランジの外周面が、外気との接触により反応
して劣化するおそれを確実に防止することができるナト
リウム−硫黄電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、有底円筒状の固体電解質管の開口
外周縁に取付フランジを一体に形成し、この取付フラン
の下側面を有底円筒状の陽極容器の上側開口に接合
固定して、固体電解質管を陽極容器内に収容配置し、前
記取付フランジの上側面に陰極蓋の外周下面を接合し
ナトリウム−硫黄電池において、前記取付フランジの外
周面全体を覆うように、環状の被覆体を配設し、該被覆
体の上端部を前記陰極蓋側に接合し、下端部を前記陽極
容器側に接合したものである。
【0007】
【作用】上記のように構成されたナトリウム−硫黄電池
においては、固体電解質管に一体形成された取付フラン
ジの外周面全体が、環状の被覆体によって覆われた状態
にある。このため、取付フランジの外周面が外部に露出
することはなく、その取付フランジの外周面が、外気と
の接触により反応して劣化するおそれを確実に防止する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化したナトリウム−硫
黄電池の第1実施例を、図1に基づいて詳細に説明す
る。
【0009】図1に示すように、陽極容器1はアルミニ
ウムよりなる円筒部2と、その底部に接合固定された底
板3とにより有底円筒状に形成されている。固体電解質
管4はアルミナにより有底円筒状に形成され、その開口
外周縁には取付フランジ5が一体に形成されている。そ
して、この取付フランジ5がアルミナよりなる絶縁板6
及びアルミニウムよりなる接合板7を介して、陽極容器
1の開口部の上面に接合固定されることにより、固体電
解質管4が陽極容器1内に収容配置され、この固体電解
質管4の内側には陰極室R1が区画形成されるととも
に、外側には陽極室R2が区画形成されている。
【0010】カートリッジ8は前記陰極室R1内に配設
され、このカートリッジ8内には陰極活物質としてのナ
トリウムNaが収容されている。小孔9はカートリッジ
8の底部に設けられ、この小孔9を通してカートリッジ
8内のナトリウムNaが、カートリッジ8と固体電解質
管4との間の間隙部に供給される。また、カートリッジ
8内の上部空間には、窒素ガスやアルゴンガス等の所定
圧力の不活性ガスGが充填され、この不活性ガスGによ
ってカートリッジ8内のナトリウムNaが小孔9から流
出する方向へ加圧されている。
【0011】円筒状の陽極用導電材10は前記陽極室R
2内に収容され、グラファイトマット等により形成され
ている。そして、この陽極用導電材10には陽極活物質
としての硫黄Sが含浸されている。
【0012】陰極蓋11は前記固体電解質管4の取付フ
ランジ5の上面に、アルミニウムよりなる接合板12及
びα−アルミナよりなる絶縁板13を介して接合固定さ
れ、外周の筒状部14と中央の円板部15とから構成さ
れている。そして、この陰極蓋11の筒状部14が、カ
ートリッジ8と固体電解質管4との間の間隙部に供給さ
れるナトリウムNaに接触して、陰極側の集電が行われ
る。
【0013】耐食性を有するアルミニウムやステンレス
等の金属材料よりなる有底円筒状の安全管16は、前記
カートリッジ8と固体電解質管4との間の間隙部に、そ
のカートリッジ8及び固体電解質管4からそれぞれ所定
間隔をおいて配設され、固体電解質管4が破損したと
き、この安全管16にてナトリウムNaと硫黄Sとの直
接反応による急速な発熱が抑制される。
【0014】そして、電池の放電時には、カートリッジ
8の小孔9から供給されるナトリウムNaが、安全管1
6とカートリッジ8との間の間隙内で上方に移動された
後、安全管16の上端を乗り越えて、安全管16と固体
電解質管4との間の間隙内で下方に移動され、さらに、
固体電解質管4をナトリウムイオンNa+ となって透過
して、陽極室R2内の硫黄Sとの反応により、多硫化ナ
トリウムNa2 Sxが生成される。また、電池の充電時
には、放電時と逆の反応が起こって、ナトリウムNa及
び硫黄Sが生成される。
【0015】環状の被覆体17はアルミニウムにより形
成され、その上端縁は上部接合板12の外周縁に一体に
連結されている。又、被覆体17の下端縁は下部絶縁板
6の上面に接合されている。そして、この被覆体17に
より前記固体電解質管4の取付フランジ5の外周面が、
外部へ露出しないように覆われている。従って、このナ
トリウム−硫黄電池を断熱容器内に集合状態で組み付け
る場合等において、取付フランジ5の外周面が、大気中
の水分との接触によりβ−アルミナが吸湿し反応して劣
化するおそれを確実に防止することができる。なお、接
合板7及び絶縁板13の上下両面には接合用ロウ材を配
することもできる。また、これらのロウ材を接合板7や
絶縁板13と一体化することもできる。
【0016】
【別の実施例】次に、この発明の別の実施例を図2〜図
に基づいて説明する。まず、図2に示す第2実施例に
おいては、α−アルミナよりなる環状の被覆体17の上
端縁が同じくα−アルミナよりなる上部絶縁板13の外
周縁に一体に形成され、その下端部が下部絶縁板6の上
面に接合されている。そして、この被覆体17により前
記固体電解質管4の取付フランジ5の外周面が、外部へ
露出しないように覆われている。
【0017】
【0018】次に、図に示す第実施例においては、
環状の被覆体17の上下両端部が上部絶縁板13及び下
部絶縁板6の外周縁間に一体に連結形成されている。そ
して、この被覆体17により前記固体電解質管4の取付
フランジ5の外周面が、外部へ露出しないように覆われ
ている。
【0019】
【0020】従って、前記第2,3実施例においても、
前述した第1実施例の場合と同様に、ナトリウム−硫黄
電池を断熱容器内に集合状態で組み付ける場合等におい
て、固体電解質管4上の取付フランジ5の外周面が、大
気中の水分との接触により反応して劣化するおそれを確
実に防止することができる。
【0021】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、被覆体17をアルミニウ
ムよりなる接合板7,12の延出折曲加工により構成し
たり、絶縁体の溶融液のコーティングにより形成した
り、被覆体17の材質を絶縁性を有する他のセラミック
に変更する等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で、
各部の構成を任意に変更して具体化してもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、固体電解質管に一体形成された取付フラ
ンジの外周面が外部に露出するのを防ぐことができ、そ
の取付フランジの外周面が、外気との接触により反応し
て劣化するおそれを確実に防止することができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化したナトリウム−硫黄電池
の第1実施例を示す縦断面図。
【図2】 この発明のナトリウム−硫黄電池の第2実施
例を示す部分断面図。
【図3】 この発明のナトリウム−硫黄電池の第3実施
例を示す部分断面図。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状の固体電解質管の開口外周縁
    に取付フランジを一体に形成し、この取付フランジの下
    側面を有底円筒状の陽極容器の上側開口に接合固定し
    て、固体電解質管を陽極容器内に収容配置し、前記取付
    フランジの上側面に陰極蓋の外周下面を接合したナトリ
    ウム−硫黄電池において、 前記取付フランジの外周面全体を覆うように、環状の被
    覆体を配設し、該被覆体の上端部を前記陰極蓋側に接合
    し、下端部を前記陽極容器側に接合したことを特徴とす
    るナトリウム−硫黄電池。
JP4065331A 1992-03-23 1992-03-23 ナトリウム−硫黄電池 Expired - Lifetime JP2559943B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626135B2 (ja) * 1987-02-09 1994-04-06 東京電力株式会社 ナトリウム−硫黄電池
JPH0646577B2 (ja) * 1989-03-31 1994-06-15 東京電力株式会社 ナトリウム硫黄電池

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