JPH0735224U - ブレーキ圧力制御装置 - Google Patents

ブレーキ圧力制御装置

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JPH0735224U
JPH0735224U JP7241193U JP7241193U JPH0735224U JP H0735224 U JPH0735224 U JP H0735224U JP 7241193 U JP7241193 U JP 7241193U JP 7241193 U JP7241193 U JP 7241193U JP H0735224 U JPH0735224 U JP H0735224U
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master cylinder
passage
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JP7241193U
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幸生 細谷
敬 福代
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Nisshinbo Holdings Inc
Nisshinbo Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ABS性能やTCS性能に優れ、部品点
数の低減を図って安価で小型軽量な、ブレーキ圧力制御
装置車輪を提供すること。 【構成】 リザーバピストン51を弁体とし、吸入
流路33の形成されたリザーバボア41の底面を弁座と
してチェック弁57を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は制動時に車輪のロックを防止するアンチロック制御機能(ABS)と 、発進時や加速時に駆動輪のスリップを防止するトラクションコントロール機能 (TCS)を兼備するブレーキ圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のブレーキ圧力制御装置としては、特開昭57−22948号公報に開 示されている。 この装置はABS液圧回路を基本回路とし、この基本回路の戻し流路にマスタ シリンダ作動に応じて作動する制御弁を介装して構成されている。 この制御弁はマスタシリンダの作動時には給排切替弁とリザーバ間を連通し、 非作動時には給排切替弁とリザーバ間の連通を遮断すると共に、給排切替弁と液 圧ポンプの吐出側流路とを連通するように機能する。 またABS作動時及びTCS作動時の液圧源は液圧ポンプに共通して求め、T CS作動時はABS液圧回路の戻し流路を通じて液圧ポンプからの液圧が給排切 替弁を介して駆動輪の各ホイールシリンダに供給される。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
前記した従来のブレーキ液圧制御装置にはつぎのような問題点がある。
【0004】 <イ> ホイールシリンダ圧力の増減圧時の液圧の供給排出が、少なくとも2つ の弁(制御弁及び給排切替弁)を経由しなければならず、液圧の応答性が悪いと 共にその構成が複雑である。
【0005】 <ロ> 制御弁及び給排切替弁が2位置3方向弁として構成されるので、構造が 複雑で高価である。
【0006】 <ハ> TCS作動時の作動液量を確保するため、液圧ポンプとマスタシリンダ のリザーバを接続する吸入配管が必要となり、車載性が悪くなると共に、高価と なる。
【0007】 <ニ> ABS用ポンプピストンとは別にTCS用のポンプピストンを追加する 必要があり、高価となる。
【0008】
【本考案の目的】
本考案は以上の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするとこ ろは、つぎのブレーキ圧力制御装置を提供することにある。 <イ> ホイールシリンダ圧力の増減時における液圧の応答性が良好な、ブレー キ圧力制御装置。 <ロ> 車載性に優れた、ブレーキ圧力制御装置。 <ハ> 部品点数を低減して安価で小型軽量化が図れる、ブレーキ圧力制御装置 。
【0009】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、マスタシリンダとホイールシリンダとを接続する主流路と、ホイー ルシリンダとリザーバとを接続する排出流路と、主流路を開閉する供給弁と、排 出流路を開閉する排出弁と、マスタシリンダと供給弁の間の主流路と液圧ポンプ とを接続する吐出流路と、液圧ポンプとリザーバとを接続する吸入流路とにより 構成される、ブレーキ圧力制御装置において、主流路と吐出流路の接続部よりも マスタシリンダ側の主流路に介装される弁であって、その弁機構がマスタシリン ダと接続部間を連通状態にする第1位置と、接続部側からマスタシリンダ側への 流体圧力を排出するリリーフ弁として作動する第2位置とを有する切替弁と、マ スタシリンダと切替弁の間の主流路と吸入流路とを接続する第2吸入流路と、第 2吸入流路に介装され、マスタシリンダ作動時に流路を閉じるカット弁と、吸入 流路の第2吸入流路との接続部よりリザーバ側に介装されるチェック弁とを備え た装置であって、リザーバピストンの受圧面を弁体とし、該ピストンを収容し、 かつ吸入流路が形成されたリザーバボアの底面を弁座として前記チェック弁を構 成することを特徴とする、ブレーキ圧力制御装置である。
【0010】
【実施例1】 以下図面を参照しながら本考案の実施例について説明する。
【0011】 <イ>全体の構成 図1に非作動時における車輪ブレーキ装置Aの一例を示す。 マスタシリンダ10と4組のホイールシリンダ20との間は2つの主流路30 ,31で以てエックス配管式又は前後配管式に接続されている。 各ホイールシリンダ20の液圧を制御するブレーキ圧力制御装置Aは主流路3 0、31に介装される。 ブレーキ圧力制御装置Aはマスタシリンダ10からホイールシリンダ20を結 ぶ主流路30と、主流路30の連通を開閉する常開式の供給弁50と、作動液を 収容可能なリザーバ51と、主流路30とリザーバ51間を接続する排出流路3 9の連通を開閉する常閉式の排出弁52と、主流路30に接続した吐出流路32 と、吐出流路32に介装し、モータ54で駆動される液圧ポンプ53と、液圧ポ ンプ53の吸入側とリザーバ51との間を接続する吸入流路33とにより構成さ れるABS液圧回路をベースにして、主流路30と吐出流路32の接続部よりも マスタシリンダ10側の主流路30に介装される切替弁55と、マスタシリンダ 10と切替弁55の間の主流路30と吸入流路33とを接続する第2吸入流路3 4と、第2吸入流路34に介挿されるカット弁56と、吸入流路33の第2吸入 流路34との接続部よりリザーバ51側に介装されるチェック弁57と、切替弁 55の弁部の前後を接続するバイパス流路35と、バイパス流路35の途上に介 装され、マスタシリンダ10側からホイールシリンダ20側への流れのみを許容 する逆止弁36とを設けて構成される。 尚、図中37は供給弁30の弁部の前後を接続する第2バイパス流路で、38 は第2バイパス流路37の途上に介装され、ホイールシリンダ20側からマスタ シリンダ10側への流れのみを許容する逆止弁である。 以下主要な構成要素について詳述する。
【0012】 <ロ>切替弁 図2は非作動時における切替弁55の断面を示し、図3は作動時の切替弁55 を示す。 2位置2方向弁である切替弁55は、バルブボディ55a内に組み込んだマグ ネロットコア55bと、プランジャ55cを具備するアマチュアアッセンブリ5 5dと、マグネロットコア55b及びアマチュアアッセンブリ55dに外装した コイルアッセンブリ55eとを備えていて、ハウジング40に開設した収容孔4 1に収容してかしめや公知の固定手段により取着されている。 バルブボディ55aには主流路30の一部を構成する流路55fが開設されて いる。 プランジャ55c先端の弁球55gと対向する流路55fの端部に弁座55h が装着されていて、この弁球55gと弁座55hとにより主流路30の連通を開 閉する弁機構を構成している。 バルブボディ55aの端面と収容孔41の底部で包囲される空間には、入口室 55iが画成されている。 スリーブ55jはマグネットコア55bとアマチュア55kを収納し、ヨーク 55mで固定されている。 アマチュア55kはマグネロットコア55bとの間に縮設した戻しばね55n により前記弁機構の開弁方向に付勢されている。 したがって、アマチュアアッセンブリ55dが励磁されないときは、前記弁機 構が開弁位置を維持し、アマチュアアッセンブリ55dが励磁されると、前記弁 機構が閉弁して主流路30の連通を遮断する。 またアマチュア55kの軸心には貫通孔55oが開設され、この貫通孔55o の内壁に弾接してC字形のストッパ55pが取り付けられている。 プランジャ55cはストッパ55pに一定範囲内のスライドを許容する状態で 挿通され、プランジャ55cの周面に形成した大径部55rがストッパ55pの 端面と当接することでプランジャ55cの閉弁方向の戻り位置が規制される。 またプランジャ55cは貫通孔55oの底部と大径部55rとの間に縮設した ばね55sのばね力を受けて、前記弁機構の閉弁方向に付勢されている。 したがって、切替弁55はアマチュアアッセンブリ55dが励磁されると、前 記弁機構の閉弁位置を維持すると共に、入口室55i側の圧力が所定値を越えた ときにのみ開弁して入口室55i側からマスタシリンダ側へ圧力流体を排出する リリーフ弁として機能するようになっている。 さらにバルブボディ55aには流路55fと平行に穿設してバイパス流路35 が形成されている。 バイパス流路35の途上には、マスタシリンダ側から入口室55iの方向のみ 流体の流れを許容する逆止弁55tが組み込まれている。
【0013】 <ハ>カット弁 カット弁56は、ブレーキペダル11が踏まれてマスタシリンダ10の圧力が 一定値を越えたとき流路を閉鎖し、ブレーキペダル11が踏まれていないとき流 路を連通する常開式の弁である。 図4を基にカット弁56の一例について説明すると、シリンダは2つに区画さ れ、入口ポート56aに連通する一方の第1室56bには第1ばね56cを介し て弁球56dが収容され、他方の出口ポート56eに連通する第2室56fには 第2ばね56gを介してピストン56hが収容されている。 弁球56dは第1ばね56cにより両室56b、56fの間に設けた弁座56 iに着座する方向に付勢されており、他方のピストン56hは第2ばね56gに より弁球56dを弁座56iから離隔する方向に付勢されている。 第2ばね56gは第1ばね56cのばね力より大きく設定してある。
【0014】 <ニ>チェック弁 図1において、液圧ポンプ53内に組み込まれているインレットバルブ(図示 せず)の開弁圧は、TCS作動時の良好な吸い込み、吐出性能を得るために例え ば0.2bar程度の小さな圧力に設定しておく必要がある。 しかしながら、液圧ポンプ53内のインレットバルブの開弁圧をこのような小 さな圧力に設定しておくと、ABS作動時で排出弁52が開状態でリザーバ35 1の貯蔵流体が空になった際に、各流路33,39、しいてはホイールシリンダ 20圧力が大気圧以下になり、ホイールシリンダ20内のピストンを引き戻して マスタシリンダ10のペダルストロークを増大させる危険性がある。 この危険性に鑑み、液圧ポンプ53内のインレットバルブの開弁圧より大きな 開弁圧(例えば1bar以上)に設定したチェック弁57を吸入流路33の途中 に介装しておけば、このような危険を回避することができる。
【0015】 <ホ>逆止弁付きバイパス流路 切替弁55の前後に逆止弁36付きのバイパス流路35を設けたのはつぎの理 由による。 すなわち、TCS作動中、つまり切替弁55がリリーフ弁として機能する第2 位置の状態で、ブレーキペダルを踏み込んでブレーキをかけた際、逆止弁36付 きのバイパス流路35を設けておけば、バイパス流路35及び逆止弁36を経由 してマスタシリンダ10のブレーキ圧力をホイールシリンダ20へ伝えることが できる。 また供給弁50の前後に逆止弁38付きのバイパス流路37を設けたのは、A BS作動中にブレーキペダルを戻してブレーキを緩めようとするときに、バイパ ス流路37を通じてホイールシリンダ20の液圧を抜けるようにするためである 。
【0016】
【作用】
つぎに作動について説明する。
【0017】 <イ>ブレーキ非作動時(図1) ブレーキ非作動時において、切替弁55、供給弁50は開いており、排出弁5 2は閉じていて、またカット弁56はマスタシリンダ10に圧力が発生していな いため、カット弁56内のばね力で流路を開いていいる。 液圧ポンプ53は非作動状態にある。
【0018】 <ロ>通常ブレーキ時(図5) カット弁56を除き、各弁55,50,52や液圧ポンプ53の状態は非ブレ ーキ時と同様である。 従って、マスタシリンダ10で発生した圧力は、主流路30を通じ、切替弁5 5、供給弁50を経てホイールシリンダ20へ供給され、ブレーキが作動する。 また、カット弁56はマスタシリンダ20の圧力が一定値(約1bar)を越 えると図4に示すピストン56hが第2ばね56gに抗して移動し、その結果、 弁球56dが弁座56iに着座して流路を閉じ、吸入流路33への圧力流出を阻 止する。
【0019】 <ハ>ABS作動時(図5) ブレーキペダルを踏み込んだまま、車輪のロック傾向が検知されると、図示し ない制御部からモータ54と供給弁50と排出弁52に作動信号が送られ、車輪 がロックしないようにホイールシリンダ20の圧力が制御(増圧、保圧、減圧) される。 ABSの作動時、切替弁55は作動せず開いたままであり、カット弁56は通 常ブレーキ時と同様にマスタシリンダ10の所定圧力に達すると作動して流路を 閉じる。 液圧ポンプ53の稼働に伴い、排出弁52を介してホイールシリンダ 20からリザーバ51へ排出された液だけを吸入流路33を通じて吸引し、吐出 流路32を通して主流路30へ返還する。
【0020】 <ニ>TCS作動時(図6) TCS制御開始信号が発せられると、切替弁55がリリーフ弁である第2位置 へ切り替わると共に、液圧ポンプ53が稼働を開始する。 カット弁56はマスタシリンダ10に圧力が発生していないから、開状態のま まである。 したがって、液圧ポンプ53は第2吸入流路34を通じて液を吸引 し、吐出流路32を通じて主流路30へ供給する。 液圧ポンプ53から吐出された圧液は、リリーフ弁として機能する切替弁50 によってマスタシリンダ10側への流出が阻止され、即座に供給弁50を通って ホイールシリンダ20へ供給され、ブレーキが作動する。 一方、液圧ポンプ53から吐出される圧液の圧力は、第2位置にある切替弁5 0のリリーフ機能により所定の値に調整される。 以降、供給弁50及び排出弁52が繰り返し作動してホイールシリンダ20の 圧力の減圧、保持、増圧制御を行い、駆動輪の加速スリップを抑える。 尚、TCS作動中にブレーキペダル11を急激に踏み込んだ場合は、切替弁5 0に並列に接続した逆止弁36付きのバイパス流路35を通して、ホイールシリ ンダ20へ圧液が即座に供給されるから、ブレーキの効き遅れを回避できる。
【0021】
【実施例2】 図7〜11に前記実施例1のチェック弁をリザーバ51内に組み込んだ他の実 施例を示す。
【0022】 <イ>本実施例の前提技術 図7は本実施例が前提とする前記実施例1における吸入流路33の第2吸入流 路34との接続部よりリザーバ51側に介装されるチェック弁(逆止弁)の具体 的な構造について示す。 リザーバ51はハウジング40に穿設したリザーバボア41に摺動自在に収容 したリザーバピストン51aと、止め輪51bを介してリザーバボア41の開口 を閉塞したプラグ51cとの間に縮設したピストン戻しばね51dとにより構成 されている。 チェック弁58はリザーバボア41底面の吸入流路33の穿設位置に固定され た公知の逆止弁で、筒状のバルブボディ58aに形成した弁座58bと、バルブ ボディ58aに収容した球状の弁体58cと、弁体58cを弁座58bに着座す る方向(閉弁方向)に付勢する弁ばね58dと、吸入流路33を開放したまま弁 ばね58dの上端を支持するピン58eとにより構成され、ピン58eは面取り されているピン頭部が加締めによりバルブボディ58aに固定され、バルブボデ ィ58aはリザーバボア41底面に加締め等により固定されている。 チェック弁58をこのような逆止弁で構成すると、機能的には何等問題はない が、構成部品点数が多く部品コストや組立コストが高くついたり、チェック 弁58の組み込み寸法分だけボディ40の寸法が大きくなる、といった問題が生 じる。
【0023】 <ロ>チェック弁 図8〜図11は前記した不都合な点に鑑み、リザーバピストン51aをチェッ ク弁57の弁体として構成する実施例を示す。
【0024】 すなわち、図8、図9はハウジング40に穿設した吸入流路33の端部に、リ ザーバピストン51aの端面と当接可能なラバーシール57aを取り付け、この ラバーシール57aとリザーバピストン51aとによりチェック弁57を構成す る例を示す。 このチェック弁57は図9に示すようにその先端部がリザーバボ ア41の底面より所定量だけ突出していて、弁体として機能するリザーバピスト ン51aの端面がラバーシール57aに接面すると吸入流路33を閉じ、リザー バピストン51aの端面がラバーシール57aから離隔すると吸入流路33を開 くように機能する。
【0025】 また図10に示すようにラバーシール57aはワッシャ57bを介して取着し てもよい。
【0026】 さらにまた図11に示すようにリザーバピストン51aの端面中央にラバーシ ール57aを埋設して取着してもよい。 図11に示したチェック弁57は、ラバーシール57aがリザーバボア41の 底面に形成された吸入流路33の周囲に当接して吸入流路33を閉じ、リザーバ ピストン51aと共にラバーシール57aがリザーバボア41の底面から離隔す ると吸入流路33を開くように機能する。 要はリザーバピストン51aがチェック弁57の弁体を兼用されてればよい。
【0027】 本実施例の場合、リザーバ51の液がなくなるとリザーバピストン51aがチ ェック弁57を閉じてホイールシリンダ側との連絡を遮断し、ホイールシリンダ での負圧発生によるホイールシリンダピストンの戻りを防止する。 また、リザーバピストン51aをチェック弁57の弁体として利用できるので 、部品点数の低減が図れ、安価で小型のチェック弁構造が達成できる。
【0028】
【本考案の効果】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
【0029】 <イ> ホイールシリンダ圧力が増減圧される際、液圧が切替弁のみを通じて 給排されるので、液圧の応答性が向上する。
【0030】 <ロ> 切替弁及びカット弁に簡単な構造の弁を用いるので、装置の小型軽量化 と低コスト化が図れる。
【0031】 <ハ> マスタシリンダリザーバと液圧ポンプ間を接続する吸入配管を新設する 必要がないので、車載性が良くなる。
【0032】 <ニ> TCS用にポンプピストンを追加する必要がない。
【0033】 <ホ> TCS用リリーフ弁設置のための迂回流路の追加設置が不要となる。
【0034】 <ヘ> 切替弁の大きさや重さを変えることなく、切替弁にリリーフ機能を付与 できる。
【0035】 <ト> リザーバピストンをチェック弁の弁体に代用することで、部品点数が少 なく小型で安価なチェック弁構造を達成できる。
【0036】 <チ> 総合して高性能で小型軽量化を図り、かつ安価なブレーキ圧力制御装置 を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るブレーキ圧力制御装置のブロッ
ク図
【図2】 非作動時(第1位置)における切替弁の説明
【図3】 作動時(第2位置)における切替弁の説明図
【図4】 カット弁の説明図
【図5】 通常ブレーキ時及びABS作動時におけるブ
レーキ圧力制御装置のブロック図
【図6】 TCS作動時におけるブレーキ圧力制御装置
のブロック図
【図7】 リザーバに公知の逆止弁をチェック弁として
組み込んだ説明図
【図8】 リザーバピストンを弁体に代用してチェック
弁を構成する他の実施例の説明図
【図9】 図8におけるチェック弁の開弁時の説明図
【図10】 ワッシャを介してラバーシールを取着する
他の実施例の説明図
【図11】 リザーバピストンにラバーシールを取着す
る他の実施例の説明図

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダとホイールシリンダ
    とを接続する主流路と、ホイールシリンダとリザーバと
    を接続する排出流路と、主流路を開閉する供給弁と、排
    出流路を開閉する排出弁と、マスタシリンダと供給弁の
    間の主流路と液圧ポンプとを接続する吐出流路と、液圧
    ポンプとリザーバとを接続する吸入流路とにより構成さ
    れる、ブレーキ圧力制御装置において、 主流路と吐出流路の接続部よりもマスタシリンダ側の主
    流路に介装される弁であって、その弁機構がマスタシリ
    ンダと接続部間を連通状態にする第1位置と、接続部側
    からマスタシリンダ側への流体圧力を排出するリリーフ
    弁として作動する第2位置とを有する切替弁と、 マスタシリンダと切替弁の間の主流路と吸入流路とを接
    続する第2吸入流路と、 第2吸入流路に介装され、マ
    スタシリンダ作動時に流路を閉じるカット弁と、 吸入
    流路の第2吸入流路との接続部よりリザーバ側に介装さ
    れるチェック弁とを備えた装置であって、 リザーバピストンの受圧面を弁体とし、該ピストンを収
    容し、かつ吸入流路が形成されたリザーバボアの底面を
    弁座として前記チェック弁を構成することを特徴とす
    る、ブレーキ圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、リザーバピスト
    ンの受圧面を弁体とし、リザーバボア底面に設けたバル
    ブシートを弁座としてチェック弁を構成することを特徴
    とする、ブレーキ圧力制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、リザーバピスト
    ンの受圧面に設けたバルブシートを弁体とし、リザーバ
    ボア底面を弁座としてチェック弁を構成することを特徴
    とする、ブレーキ圧力制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013540073A (ja) * 2010-10-21 2013-10-31 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー 液圧ユニット
JP2014151742A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Denso Corp ブレーキ液圧制御用のアクチュエータ

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