JPH0735222Y2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH0735222Y2
JPH0735222Y2 JP6921790U JP6921790U JPH0735222Y2 JP H0735222 Y2 JPH0735222 Y2 JP H0735222Y2 JP 6921790 U JP6921790 U JP 6921790U JP 6921790 U JP6921790 U JP 6921790U JP H0735222 Y2 JPH0735222 Y2 JP H0735222Y2
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裕二 中林
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、蛍光ランプ等の放電ランプをインバータ安
定器を用いて高周波点灯させる照明装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第7図はこの考案の基礎となる放電灯点灯装置を示して
いる。この放電灯点灯装置では、放電ランプを点灯させ
るための高周波発生装置として、例えば直列共振型の高
周波インバータ回路を用いている。
第7図において、こ交流電源1は、ダイオードブリッジ
よりなる全波整流器2の交流入力端子に接続されてい
る。全波整流器2の直流出力端子には、平滑コンデンサ
C1が接続されている。この平滑コンデンサC1の両端から
得られる直流電圧は、直列共振型の高周波インバータ回
路3に供給されている。この高周波インバータ回路3
は、一対のトランジスタQ1,Q2を備え、この一対のトラ
ンジスタQ1,Q2の直列回路に入力直流電圧が印加され
る。
一方のトランジスタQ1と並列に、カップリングコンデン
サC0,放電ランプ4,インダクタンス素子L1および電流帰
還用の電流トランスCTの一次巻線の直列回路が接続され
ている。また、放電ランプ4の両端には、フィラメント
4A,4Bを介してコンデンサC2が接続されており、フィラ
メント4A,4Bを予熱しつつ、放電ランプ4を点灯させて
いる。このコンデンサC2は、インダクタンス素子L1とと
もにLC共振回路を構成している。D1,D2は、それぞれト
ランジスタQ1,Q2に逆並列接続されたダイオードであ
る。
電流帰還用の電流トランスCTは、2個の2次巻線を有
し、一方の2次巻線はバイアス抵抗R1を介してトランジ
スタQ1のベース・エミッタ間に接続されており、他方の
2次巻線はバイアス抵抗R2を介してトランジスタQ2のベ
ース・エミッタ間に接続されている。さらに、高周波イ
ンバータ回路3の入力端子間には、起動回路8が接続さ
れており、電源投入時にトランジスタQ2をオンにする。
交流電源1を投入すると、全波整流器2により整流さ
れ、平滑コンデンサC1により平滑された直流電圧が得ら
れる。平滑コンデンサC1の電圧が上昇すると、起動回路
8によりトランジスタQ2がオンとなる。これ以後、電流
帰還用の電流トランスCTの各2次巻線から得られる帰還
電流により、トランジスタQ1,Q2が交互にオンオフを行
い、放電ランプ4に交流電流が流れる。この交流電流の
周波数は、コンデンサC2とインダクタンス素子L1の共振
周波数に応じて決まる。カップリングコンデンサC0の容
量値は、共振用のコンデンサC2に比べて十分に大きく、
共振には寄与しない。
上記のような高周波インバータ回路3を有する放電灯点
灯装置は、一点鎖線で囲んだ部分が例えば金属ケースに
収容する等してインバーター安定器5として一体化さ
れ、インバータ安定器5から電源配線6およびランプ配
線7,8を引き出し、電源配線6は交流電源1に接続し、
ランプ配線7,8はランプソケット(図示せず)に接続さ
れる。
上記のようなインバータ安定器5を内蔵して放電ランプ
4を高周波点灯させる直管形放電ランプ用照明器具、特
に施設照明用の照明器具等のように、長寸の放電ランプ
(40Wないし110Wクラス)を使用する直管形放電ランプ
用照明器具は、通常第8図および第9図に示すように、
長尺の器具本体11の長手方向に略中央部にインバータ安
定器5を配設し、このインバータ安定器5の両側から引
き出したランプ配線7、8を器具本体11の内壁に沿って
両端まで延ばし、器具本体11の両端部に固定したランプ
ソケット13,14に接続している。なお、12は反射板であ
り、15,16はランプ配線7,8と接地された器具本体11との
間に存在する分布容量を示している。
これらの直管形放電ランプ用照明器具は、一般に連結し
て使用される。第10図は多数台の直管形放電ランプ用照
明器具を直列に連結して配設してなる照明装置の一例を
示し、第11図は4台の直管形放電ランプ用照明器具を口
字形に連結して配設してなる照明装置の一例を示してい
る。
第10図において、31〜33はそれぞれ第8図および第9図
に示したの同様の直管形放電ランプ用照明器具である。
31A〜33Aはそれぞれ器具本体、31B〜33Bはそれぞれイン
バータ安定器、31C〜33C,31D〜33Dはそれぞれランプ配
線、31E〜33E,31F〜33Fはそれぞれランプソケットであ
る。また、第11図において、41〜44はそれぞれ第8図お
よび第9図に示したの同様の直管形放電ランプ用照明器
具である。41A〜44Aはそれぞれ器具本体、41B〜44Bはそ
れぞれインバータ安定器、41C〜44C,41D〜44Dはそれぞ
れランプ配線、41E〜44E,41F〜44Fはそれぞれランプソ
ケットである。
上記の第10図および第11図に示した照明装置は、各直管
形放電ランプ用照明器具31〜33,41〜44にそれぞれ個別
に1灯用のインバータ安定器31B〜33B,41B〜44Bを内蔵
している。
ところが、このような構造では、コスト高になるととも
に、インバータ安定器31B〜33B,41B〜44Bの取付工事の
作業性が悪いという問題がある。
そこで、コストを下げるとともに、安定器取付工事の作
業性改善のために、2灯用のインバータ安定器を設計
し、連結配置される2台の直管形放電ランプ用照明器具
のいずれか一方の2灯用のインバータ安定器を内蔵し、
この2灯用のインバータ安定器から2本の直管形放電ラ
ンプを高周波点灯させるための4対のランプ配線を引き
出して各ランプソケットに接続するという照明装置が提
案されている。
第10図のような直列連結構成の照明装置では、例えば直
管形放電ランプ用照明器具31に2灯用のインバータ安定
器を内蔵し、直管形放電ランプ用照明器具31と連結した
直管形放電ランプ用照明器具32にはインバータ安定器を
内蔵しない構成とし、直管形放電ランプ用照明器具31に
内蔵したインバータ安定器から引き出した4対のランプ
配線を、両方の直管形放電ランプ用照明器具31,32の計
4個のランプソケットに接続することになる。
また、第11図の口字型連結構成の照明装置では、例えば
直管形放電ランプ用照明器具41に2灯用のインバータ安
定器を内蔵し、直管形放電ランプ用照明器具41と連結し
た直管形放電ランプ用照明器具42にはインバータ安定器
を内蔵しない構成とし、直管形放電ランプ用照明器具41
に内蔵したインバータ安定器から引き出した4対のラン
プ配線を、両方の直管形放電ランプ用照明器具41,42の
計4個のランプソケットに接続することになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような照明装置の構成において、2灯用のインバ
ータ安定器として、例えば第12図に示すような回路構成
の放電灯点灯装置が用いられる。
この放電灯点灯装置は、第7図に示した放電灯点灯装置
を2灯直列点灯用に回路変更したものである。具体的に
は、インダクタンス素子L1に予熱巻線L2を付設し、コン
デンサC0は放電ランプ4のフィラメント4Bの一端に接続
し、インダクタンス素子L1は放電ランプ20のフィラメン
ト20Aの一端に接続し、コンデンサC2はフィラメント4B
の他端とフィラメント20Aの他端との間に接続し、予熱
巻線L2を放電ランプ4,20の共通接続したフィラメント4
A,20Bに接続し、放電ランプ4と並列に逐次始動用コン
デンサCSを接続している。その他の構成は、第7図のも
のと同様である。
上記のような高周波インバータ回路3を有する放電灯点
灯装置は、一点鎖線で囲んだ部分が例えば金属ケースに
収容する等してインバータ安定器5′として一体化さ
れ、インバータ安定器5′から第7図と同様に電源配線
6およびランプ配線7,8を引き出し、さらにランプ配線1
8をインバータ安定器5′の予熱巻線L2から引き出し、
電源配線6は交流電源1に接続され、ランプ配線7,8,18
はランプソケット(図示せず)に接続される。
第10図および第11図の照明装置における2灯用のインバ
ータ安定器として、第12図の構成のものを使用すると、
アース電位に対する電位が高く、電位的に不安定(電位
変化が大きい)なランプ配線(第12図の回路では、ラン
プ配線7)の引き回しを長くすると、ランプ配線7,8,18
の全体から発生するノイズが多くなり、他の電気機器へ
与える悪影響が大きくなるという問題があった。
ここで、ノイズが大きくなる理由について説明する。第
8図に示すように、インバータ安定器5から引き出され
たランプ配線7,8と接地された器具本体11との間には、
前述したとおり分布容量15,16が存在し、ランプ配線7,8
の引き回しが長くなると、当然分布容量15,16が増大す
る。
また、第12図のインバータ安定器5′のランプ配線7,8,
18のアース電位に対する電位をそれぞれVA,VB,VCとす
ると、この回路では電位VAが最も高く、不安定な電位と
なる。
つまり、インバータ安定器を構成する放電灯点灯装置の
回路において、インバータ回路からインダクタ等の電流
制限要素を介して放電ランプに給電する場合に、2個の
スイッチング素子の接続点に電流制限要素を介して接続
された方のフィラメント端子の電位が他のフィラメント
端子の電位より高くなり、かつ電位が不安定となるので
ある。インバータ回路が1石式の場合には、スイッチン
グ素子と共振回路の接続点に電流制限要素を介して接続
されたフィラメント端子の電位が他のフィラメント端子
の電位より高く、かつ不安定となる。
一方、インバータ安定器5′で発生する高周波ノイズ
は、交流電源1のアース側→インバータ安定器5′→ラ
ンプ配線7,8,18→分布容量15,16,19→器具本体(アー
ス)11のループで帰還されるが、当然アース電位に対す
る電位の高いランプ配線7からの影響が大きく、このラ
ンプ配線7の引き回しが長くなると、ランプ配線7とア
ース間の分布容量15が大きくなり、交流電源1に帰還さ
れる高周波ノイズが特に大きくなるのである。
この考案の目的は、インバータ安定器から発生する高周
波ノイズを低減することができる照明装置を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)記載の照明装置は、相互に連結して配設さ
れる第1および第2の直管形放電ランプ用照明器具のい
ずれか一方にのみ、第1および第2の直管形放電ランプ
用照明器具のそれぞれに装着される第1および第2の直
管形放電ランプを点灯させるインバータ安定器を内蔵
し、インバータ安定器から第1および第2の直管形放電
ランプに給電する4対のランプ配線を引き出して各ラン
プソケットに接続した構造であって、4対のランプ配線
のうち、アース電位に対する電位が高い方のランプ配線
を、アース電位に対する電位が低い方のランプ配線に比
べて短くしている。
請求項(2)記載の照明装置は、請求項(1)記載の構
造において、インバータ安定器のケースの一端面から電
源配線を引き出すとともに、インバータ安定器のケース
の他端面から4対のランプ配線を引き出し、ケースの他
端面を第1および第2の直管形放電ランプ用照明器具の
連結部側に向けた状態でインバータ安定器を設け、アー
ス電位に対する電位が高い方のランプ配線を、第1およ
び第2の直管形放電ランプ用照明器具の連結部側のラン
プソケットに接続している。
請求項(3)記載の照明装置は、請求項(1)記載の構
造において、第1および第2の直管形放電ランプにそれ
ぞれ流れる電流により生じる磁界の向きが互いの磁界を
打ち消す方向となるようにランプソケットに対しランプ
配線を接続している。
〔作用〕
請求項(1)記載の構成によれば、第1および第2の直
管形放電ランプ用照明器具のいずれか一方に内蔵される
2灯用のインバータ安定器から引き出す4対のランプ配
線のうち、アース電位に対する電位が高い方のランプ配
線を、アース電位に対する電位が低い方のランプ配線に
比べて短くしているので、最も多く高周波ノイズが発生
すると考えられるランプ配線と接地された直管形放電ラ
ンプ用照明器具の器具本体との間の分布容量を小さくす
ることができる。この結果、インバータ安定器から発生
する高周波ノイズを低減することができ、高周波ノイズ
が電源に帰還するのを抑制することかできる。
請求項(2)記載の構成によれば、アース電位に対する
電位が高い方のランプ配線を短くできるとともに、アー
ス電位に対する電位が高い方のランプ配線と電源配線と
が接近しないようにすることができ、高周波ノイズが電
源に帰還するのを一層低減することができる。
請求項(3)記載の構成によれば、第1および第2の直
管形放電ランプにそれぞれ流れる電流による生じる磁界
の向きが互いの磁界を打ち消す方向となるようにランプ
ソケットに対しランプ配線を接続しているので、第1お
よび第2の直管形放電ランプ用照明器具から輻射される
高周波輻射ノイズが互いに打ち消し合い、全体として高
周波輻射ノイズを低減するができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
この考案の第1の実施例の照明装置を第1図に基づいて
説明する。この照明装置は、第1図に示すように、相互
に連結して配設される直管形放電ランプ用照明器具51,5
2のいずれか一方にのみ、例えば直管形放電ランプ用照
明器具51に、直管形放電ランプ用照明器具51,52のそれ
ぞれに装着される直管形放電ランプ53,54を点灯させる
2灯用のインバータ安定器(第12図のインバータ安定器
5′に対応する)55を内蔵し、インバータ安定器55から
直管形放電ランプ53,54に給電する4対のランプ配線56
〜59を引き出して各ランプソケット60〜63に接続した構
造であって、4対のランプ配線56〜59のうち、アース電
位に対する電位が高い方のランプ配線(第12図における
ランプ7に対応する)56を、アース電位に対する電位が
低い方のランプ配線(第12図におけるランプ8,18に対応
する)57〜59に比べて短くしている。
この場合、アース電位に対する電位が高い方のランプ配
線56(ランプ配線7に対応する)を、直管形放電ランプ
用照明器具51,52の連結部側のランプソケット61に接続
している。また、ランプ配線57(ランプ配線8に対応す
る)は、連結部側のランプソケット62に接続し、ランプ
配線58,59(ランプ配線18に対応する)はランプソケッ
ト60,63にそれぞれ接続している。
64,65は、直管形放電ランプ用照明器具51,52の各器具本
体、66はインバータ安定器55から引き出した電源配線
(第12図における電源配線6に対応する)である。
このように、直管形放電ランプ用照明器具51,52のいず
れか一方に内蔵されるインバータ安定器55から引き出す
4対のランプ配線56〜59のうち、アース電位に対する電
位が高い方のランプ配線56を、アース電位に対する電位
が低い方のランプ配線57〜59に比べて短くしているの
で、最も多く高周波ノイズが発生すると考えられるアー
ス電位に対する電位が高い方のランプ配線56と接地され
た直管形放電ランプ用照明器具51,52の器具本体64,65と
の間の分布容量を小さくすることができる。この結果、
インバータ安定器55から発生する高周波ノイズを低減す
ることができ、高周波ノイズが交流電源に帰還するのを
抑制することができる。つまり、ランプ配線65を短く設
定することにより、交流電源のアース側→インバータ安
定器55→ランプ配線56→分布容量→器具本体64,65のル
ープで帰還される高周波ノイズを抑制することができ
る。
特に、第1図の実施例のように、アース電位に対する電
位が高い方のランプ配線56を直管形放電ランプ用照明器
具51,52の連結部側のランプソケット61に接続する構成
とすることで、ランプ配線56と電源配線66とを離すこと
ができ、高周波ノイズが交流電源に帰還するのを一層低
減することができる。
以下、この点について詳しく説明する。
施設照明用として用いられるインバータ安定器55は、通
常、ケースの一端面から電源配線66を引き出し、ケース
の他端面から4対のランプ配線56〜58を引き出す構成と
なっていることが多い。そして、この実施例のように、
2灯用のインバータ安定器55で1灯用の2台の直管形放
電ランプ用照明器具51,52の各直管形放電ランプ53,54を
点灯させる構成の場合、ランプ配線の作業性を考える
と、ケースの他端面、つまりランプ配線56〜59が連結し
た2台直管形放電ランプ用照明器具51,52の連結部側に
位置するように、器具本体64内にインバータ安定器55が
配置される。
このように、器具本体64内にインバータ安定器55が配置
された状態において、電位が高く不安定なランプ配線56
を直管形放電ランプ用照明器具51,52の連結部側のラン
プソケット61に接続すると、ランプ配線56を最も短くす
ることができる上、電源配線66とランプ配線56とが接近
することがないので、ランプ配線56から電源配線66へ直
接乗り移る高周波ノイズも最小限に抑えることができ、
全体として交流電源へ漏れる高周波ノイズを最小にとす
ることができる。
この考案の第2の実施例を第2図に基づいて説明する。
この照明装置は、第2図に示すように、4台の直管形放
電ランプ用照明器具71〜74を口字形に配置した照明装置
に、本考案を適用したものである。すなわち、2台の直
管形放電ランプ用照明器具71,72および2台直管形放電
ランプ用照明器具73,74について、それぞれ第1図の実
施例と同様に構成したものである。
第2図において、75は直管形放電ランプ用照明器具71,7
2用のインバータ安定器である。76〜79はインバータ安
定器75から引き出したランプ配線で、ランプ配線76が最
も電位が高く、その電位が不安定である。
80〜87はそれぞれランプソケット、88,89はそれぞれ直
管形放電ランプ、90は電源配線である。
この実施例では、直管形放電ランプ用照明器具71,72の
連結部側のランプソケット81に最も電位の高いランプ配
線76(第12図のランプ配線7に対応する)を接続し、ラ
ンプソケット82にランプ配線77(第12図におけるランプ
配線8に対応する)を接続し、ランプソケット80,83に
ランプ配線78,79(第12図におけるランプ配線18に対応
する)を接続している。
この実施例の照明装置は、第1の実施例と同様に、高周
波ノイズの発生を低減できるという効果がある。
この考案の第3の実施例を第3図に基づいて説明する。
この照明装置は、第3図に示すように、第1図における
ランプ配線57を、ランプソケット62に代えてランプソケ
ット63に接続するとともに、ランプ配線59を、ランプソ
ケット63に代えてランプソケット62に接続し、直管形放
電ランプ用照明器具53を流れる電流の向きX1と直管形放
電ランプ用照明器具54を流れる電流の向きX2とが逆方向
になるようにしたものである。その他の構成に第1図と
同様である。
この実施例によれば、直管形放電ランプ53,54にぞれぞ
れ流れる電流による生じる磁界の向きが互いの磁界を打
ち消す方向となるようにランプソケット60〜63に対しラ
ンプ配線56〜59を接続しているので、直管形放電ランプ
用照明器具51,52から輻射される高周波輻射ノイズが互
いに打ち消し合い、全体として高周波輻射ノイズを低減
するができる。
上記以外の効果は第1図の実施例と同様である。
この考案の第4の実施例を第4図に基づいて説明する。
この照明装置は、第4図に示すように、第2図における
ランプ配線77を、ランプソケット82に代えてランプソケ
ット83に接続するとともに、ランプ配線79を、ランプソ
ケット83に代えてランプソケット82に接続し、直管形放
電ランプ用照明器具(図示せず)を流れる電流の向きY1
と直管形放電ランプ用照明器具(図示せず)を流れる電
流の向きY2が図示の方向になるようにしたものである。
その他の構成に第2図と同様である。
この実施例によれば、直管形放電ランプ用照明器具71,7
2に装着される2本の直管形放電ランプにそれぞれ流れ
る電流による生じる磁界の向きが互いの磁界を打ち消す
方向となるようにランプソケット80〜83に対しランプ配
線76〜79を接続しているので、直管形放電ランプ用照明
器具71,72から輻射される高周波輻射ノイズが互いに打
ち消し合い、全体として高周波輻射ノイズを低減するが
できる。
上記以外の効果は第2図の実施例と同様である。
この考案の第5の実施例を第5図および第6図に基づい
て説明する。この照明装置は、第5図に示すような2灯
並列点灯型のインバータ安定器5″を用いる2台の直管
形放電ランプ用照明器具の直管形放電ランプ用照明器具
を点灯させるものである。
第5図の放電灯点灯装置は、放電ランプ4,インダクタン
ス素子L1およびコンデンサC2よりなる回路を2組並列に
設けたもの、つまり上記の回路の他に、放電ランプ
4′,インダクタンス素子L1′およびコンデンサC2′よ
りなる回路を設けたものである。7,7′は電位が高くか
つ電位が不安定(電位変動が大きい)なランプ配線、8,
8′はランプ配線7,7′より電位が低いランプ配線であ
る。
インバータ安定器5″のその他の回路構成は第7図と同
様である。
第6図に示す照明装置は、インバータ安定器55(第5図
のインバータ安定器5″に対応する)から引き出した4
対のランプ配線91〜94のうち、電位が高くかつ電位が不
安定なランプ配線91,92(第5図のランプ配線7,7′に対
応する)を直管形放電ランプ用照明器具51,52の連結部
のランプソケット61,62にそれぞれ接続してその長さを
短くし、他のランプ配線93,94(第5図のランプ配線8,
8′に対応する)を残りのランプソケット60,63にそれぞ
れ接続したものである。
このように構成すると、電位が高くかつ電位が不安定な
ランプ配線91,92を短くすることができるので、インバ
ータ安定器55から発生する高周波ノイズを前記各実施例
と同様に低減することができる。
また、この実施例のようにランプ配線91〜94をランプソ
ケット60〜63に接続すると、直管形放電ランプ用照明器
具51,52の直管形放電ランプ53,54に流れる電流の方向
Z1,Z2が逆になり、この電流によって発生する磁界の向
きも逆になって相互に磁界を打ち消すことになり、前記
の実施例と同様に輻射ノイズも抑制することができる。
なお、上記各実施例は、直列共振型インバータ回路を例
にとって説明したが、放電ランプに対するランプ配線の
アース電位に対する電位に差がでるようなインバータ回
路であれば、どのような回路構成のインバータ回路であ
っても、この考案を適用することで、高周波ノイズの発
生を抑制することが可能である。
〔考案の効果〕
請求項(1)記載の照明装置によれば、2灯用のインバ
ータ安定器から引き出す4対のランプ配線のうち、アー
ス電位に対する電位が高い方のランプ配線を、アース電
位に対する電位が低い方のランプ配線に比べて短くして
いるので、アース電位に対する電位が高い方のランプ配
線と接地された直管形放電ランプ用照明器具の器具本体
との間の分布容量を小さくすることができ、インバータ
安定器から発生する高周波ノイズを低減することができ
る。
請求項(2)記載の照明装置によれば、アース電位に対
する電位が高い方のランプ配線を短くできるとともに、
アース電位に対する電位が高い方のランプ配線と電源配
線とが接近しないようにでき、高周波ノイズが電源に帰
還するのを一層低減することができる。
請求項(3)記載の照明装置によれば、第1および第2
の直管形放電ランプにそれぞれ流れる電流による生じる
磁界の向きが互いの磁界を打ち消す方向となるようにラ
ンプソケットに対しランプ配線を接続しているので、第
1および第2の直管形放電ランプ用照明器具から輻射さ
れる高周波輻射ノイズが互いに打ち消し合い、全体とし
て高周波輻射ノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例の照明装置の構成を示
す概略断面図、第2図はこの考案の第2の実施例の構成
を示す概略平面図、第3図はこの考案の第3の実施例の
照明装置の構成を示す概略断面図、第4図はこの考案の
第4の実施例の構成を示す概略平面図、第5図はこの考
案の第5の実施例の照明装置で放電ランプを点灯させる
放電灯点灯装置の構成を示す回路図、第6図はこの考案
の第5の実施例の照明装置の構成を示す概略断面図、第
7図は従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図、第8
図は従来の照明器具の断面図、第9図は従来の照明器具
の斜視図、第10図および第11図はそれぞれ複数の照明器
具を連結してなる従来の照明装置の斜視図、第12図は従
来の2灯点灯用の放電灯点灯装置の構成を示す回路図で
ある。 51,52……直管形放電ランプ用照明器具、53,54……直管
形放電ランプ、55……インバータ安定器、56〜59……ラ
ンプ配線、60〜63……ランプソケット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に連結して配設される第1および第2
    の直管形放電ランプ用照明器具のいずれか一方にのみ、
    前記第1および第2の直管形放電ランプ用照明器具のそ
    れぞれに装着される第1および第2の直管形放電ランプ
    を点灯させるインバータ安定器を内蔵し、前記インバー
    タ安定器から前記第1および第2の直管形放電ランプに
    給電する4対のランプ配線を引き出して各ランプソケッ
    トに接続した照明装置において、 前記4対のランプ配線のうち、アース電位に対する電位
    が高い方のランプ配線を、前記アース電位に対する電位
    が低い方のランプ配線に比べて短くしたことを特徴とす
    る照明装置。
  2. 【請求項2】インバータ安定器のケースの一端面から電
    源配線を引き出すとともに、前記インバータ安定器のケ
    ースの他端面から4対のランプ配線を引き出し、前記ケ
    ースの他端面を第1および第2の直管形放電ランプ用照
    明器具の連結部側に向けた状態で前記インバータ安定器
    を設け、アース電位に対する電位が高い方のランプ配線
    を、第1および第2の直管形放電ランプ用照明器具の連
    結部側のランプソケットに接続した請求項(1)記載の
    照明装置。
  3. 【請求項3】第1および第2の直管形放電ランプにそれ
    ぞれ流れる電流により生じる磁界の向きが互いの磁界を
    打ち消す方向となるようにランプソケットに対しランプ
    配線を接続した請求項(1)記載の照明装置。
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