JPH0735139U - サンルーフ装置のモータ取付構造 - Google Patents
サンルーフ装置のモータ取付構造Info
- Publication number
- JPH0735139U JPH0735139U JP7191493U JP7191493U JPH0735139U JP H0735139 U JPH0735139 U JP H0735139U JP 7191493 U JP7191493 U JP 7191493U JP 7191493 U JP7191493 U JP 7191493U JP H0735139 U JPH0735139 U JP H0735139U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サンルーフ装置を軽量化しかつ開口を開いた
際の開放感を向上する。 【構成】 車両の固定ルーフ1に設けられた開口2を選
択的に開閉するための可動パネル3の左右の側部をスラ
イド自在に支持するべく固定ルーフ1に左右一対の側部
フレーム4を固設し、それら側部フレーム4と共にコ字
形フレームを形成するように両側部フレーム4の開口側
の両端部間に前部フレーム5を結合して設け、可動パネ
ル3にプッシュプルケーブル6を介して連結されたモー
タ7のモータ取付ブラケット9を、両側部フレーム4の
前部フレーム5とは相反する側の両遊端部間にて固定ル
ーフ1に固設する。 【効果】 コ字形フレームによりサンルーフ装置を軽量
化でき、かつその両側部フレームの前部フレームとは相
反する側の両遊端部間にモータを配設することから、固
定ルーフの開口前縁側を極力狭めて前方開放感を向上し
得る。
際の開放感を向上する。 【構成】 車両の固定ルーフ1に設けられた開口2を選
択的に開閉するための可動パネル3の左右の側部をスラ
イド自在に支持するべく固定ルーフ1に左右一対の側部
フレーム4を固設し、それら側部フレーム4と共にコ字
形フレームを形成するように両側部フレーム4の開口側
の両端部間に前部フレーム5を結合して設け、可動パネ
ル3にプッシュプルケーブル6を介して連結されたモー
タ7のモータ取付ブラケット9を、両側部フレーム4の
前部フレーム5とは相反する側の両遊端部間にて固定ル
ーフ1に固設する。 【効果】 コ字形フレームによりサンルーフ装置を軽量
化でき、かつその両側部フレームの前部フレームとは相
反する側の両遊端部間にモータを配設することから、固
定ルーフの開口前縁側を極力狭めて前方開放感を向上し
得る。
Description
【0001】
本考案は、サンルーフ装置のモータ取付構造に関し、特に、車両の固定ルーフ に設けられた開口を選択的に開閉するための可動パネルの左右の側部をスライド 自在に支持するべく当該固定ルーフに固着された一対の側部フレームと、前記可 動パネルに駆動力伝達ケーブルを介して連結されたモータ装置とを有するサンル ーフ装置のモータ取付構造に関する。
【0002】
自動車の固定ルーフに開口を形成し、ガラスや鋼板等からなる可動パネルを車 両の例えば前後方向にスライド自在に設けることにより、上記開口を開閉し得る ようにしたサンルーフ装置がある。そのようなサンルーフ装置に於いて、可動パ ネルを昇降動させたりスライドさせる際に案内するためのガイドレールを、可動 パネルの側方部に配設されかつ固定ルーフに固設された側部フレームに設けたも のがある(例えば特開平4−212623号公報)。
【0003】 また、サンルーフ装置にあっては、できるだけ軽量化することが望ましく、上 記公報に示されているように、前部フレームと左右一対の側部フレームとにより コ字形をなすフレームを形成したものがある。このようなコ字形フレーム構造の サンルーフ装置にあっては、従来の固定ルーフの開口を除いた部分を全面的に覆 うように形成された皿状フレームに対して好適に軽量化し得る。
【0004】 しかしながら、上記コ字形フレームのサンルーフ装置の可動パネル駆動用モー タは、前部フレームにその前方に突出するように取り付けられたブラケットに固 設されており、開口の前側内周縁が固定ルーフの前縁に対して比較的後方に位置 することになり、前部座席乗員の前方部分の開放感が損なわれるという問題があ った。
【0005】
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、サンルーフ装置を 軽量化しかつ開口を開いた際の開放感を向上し得るサンルーフ装置のモータ取付 構造を提供することにある。
【0006】
このような目的は、本考案によれば、車両の固定ルーフに設けられた開口を選 択的に開閉するための可動パネルの左右の側部をスライド自在に支持するべく当 該固定ルーフに固着された一対の側部フレームと、前記一対の側部フレームの前 記開口側の両端部間に結合されて前記一対の側部フレームと共働してコ字形フレ ームを形成するようにされた前部フレームと、前記可動パネルに駆動力伝達ケー ブルを介して連結されたモータ装置とを有するサンルーフ装置のモータ取付構造 であって、前記モータ装置を固定するためのモータ取付ブラケットが、前記一対 の側部フレームの前記前部フレームとは相反する側の両遊端部間にて前記固定ル ーフに固設されていることを特徴とするサンルーフ装置のモータ取付構造を提供 することにより達成される。特に、前記駆動力伝達ケーブルの前記一対の側部フ レームの前記両遊端部と前記モータ装置との間が、前記両遊端部と前記モータ装 置とに渡って取り付けられたケーブル支持パイプ内に挿通され、前記ケーブル支 持パイプの前記モータ装置近傍部分が、曲折されて前記モータ取付ブラケットに 結合されていると良い。
【0007】
このような構造によれば、一対の側部フレームの前部フレームとは相反する側 の両遊端部間に可動パネル駆動用モータ装置が配設されることから、前部フレー ムにブラケットを取り付けてモータ装置を配設する必要がなく、開口前縁を極力 固定ルーフの縁に近付けることができ、その間を最小限に狭めることができる。 また、駆動力伝達ケーブルを挿通するためのケーブル支持パイプのモータ近傍部 分を曲折してモータ装置に結合することにより、一対の側部フレームの両端部間 にケーブル支持パイプを介して支持された状態のモータ装置を、パイプの軸線回 りに回転することなく支持した状態で固定フレームに取り付けることができる。
【0008】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参照して詳しく説明する。
【0009】 図1は、本考案が適用された自動車用サンルーフ装置の概要を示している。固 定ルーフ1には、車体幅方向に長辺を置く概ね矩形をなす開口2が形成されてお り、該開口2は、例えば板ガラス等からなる可動パネル3にて補完的に閉鎖され たり開放され得るようになっている。なお、本発明を構成する諸部材は、自動車 の前後方向に沿う中心線に対して略左右対称に配設されているので、以下、その 位置関係は、特に断わらない限り、車室中央を基準にして説明する。
【0010】 本サンルーフ装置のフレームを上面から示す図2に示されるように、固定ルー フ1の開口2の左右両側方部には、可動パネル3の左右の側部をスライド自在に 支持するべく互いに平行な左右一対の側部フレーム4が設けられている。側部フ レーム4は、アルミニウム合金の引き抜き材からなり、開口2の車両に於ける左 右の両側縁に沿って延在し、さらに固定ルーフ1の車両後方部に至り、適所を固 定フレーム1の内面にねじ止めにて固設されている。それら両側部フレーム4の 開口2側である車両前方側の両端部間には、両側部フレーム4と共働してコ字形 フレームを形成するようにされた前部フレーム5がその両端を各側部フレーム4 に結合されて適所を固定フレーム1の内面にねじ止めにて固設されている。
【0011】 このように本サンルーフ装置のフレームは、前部フレーム5と両側部フレーム 4とによりコ字形に形成されていることから、従来の開口を設けた皿状の鋼板フ レームに比して好適に軽量化され得る。
【0012】 可動パネル3の内面に於ける左右両側端部には図1に示されるように前後方向 に延在するステー3aがそれぞれ固定されており、ステー3aの下端部に装着さ れたスライダ3bが、上記側部フレーム4に形成されたガイドレール4aに摺動 自在に係合している。上記スライダには駆動力伝達ケーブルとしてのプッシュプ ルケーブル6の先端部が連結されており、そのプッシュプルケーブル6の基端部 側が、モータ7に一体化された減速機の駆動軸にラックアンドピニオン状に噛み 合わされている。そして、プッシュプルケーブル6を押し引き駆動することによ って可動パネル3が開閉駆動される。
【0013】 前記両側部フレーム4の中間部同士には、固定ルーフ1の内面に固設された中 間部補強スティフナ8の両端部がそれぞれ結合されている。そして、両側部フレ ーム4の前部フレーム5とは相反する側の両遊端部間にモータ7が配設されてい る。モータ7には減速機9が一体化されており、それらを支持するモータ取付ブ ラケット10と共にモータ装置を構成し、固定ルーフ1の内面にねじ止めにてモ ータ取付ブラケット10が固定されている。
【0014】 図3の部分拡大図に示されているように、プッシュプルケーブル6は、側部フ レーム4のケーブルガイド溝内に受容されているが、側部フレーム4とモータ7 (減速機9の出力軸)との間にあっては、ケーブル支持パイプ11内を挿通され てガイドされるようになっている。ケーブル支持パイプ11は、一端を側部フレ ーム4の遊端に結合され、他端をモータ取付ブラケット10に結合され、中間部 を、側部フレーム4の遊端部に固着されたブラケット12により支持されている 。なお、モータ7すなわち減速機9の出力軸とは前記したようにラックアンドピ ニオン形式で連結されており、減速機9を越えて延出する側にもケーブル支持パ イプ13が設けられている。このケーブル支持パイプ13も、上記ケーブル支持 パイプ11と同様に一端を側部フレーム4の遊端部に結合され、他端をモータ取 付ブラケット10に結合されている。
【0015】 各ケーブル支持パイプ11・13は、側部フレーム4から後方に延出した後、 湾曲して側部フレーム4に直交する向きに延出し、モータ取付ブラケット10の 結合部分に至るようにされている。そして、各ケーブル支持パイプ11・13の モータ取付ブラケット10の近傍部分が、図3に良く示されているように車両の 前後方向に若干曲折されている。
【0016】 本サンルーフ装置を固定ルーフ1に組み付ける際には、前部フレーム5と一対 の側部フレーム4とによるコ字形フレームと共に、モータ7及び減速機9を取り 付けた状態のモータ取付ブラケット10を、ある程度の剛性を有する各ケーブル 支持パイプ11・13を介して一体的に支持した状態で行う。その組付けの際に 、ケーブル支持パイプ11・13を介していることによりモータ取付ブラケット 10が不安定であると、モータ取付ブラケット10を位置決めし難いが、実施例 で示したように各ケーブル支持パイプ11・13を曲折した状態でモータ取付ブ ラケット10を支持していることから、ケーブル支持パイプ11・13に対して 図に於ける矢印Aに示すような軸線回りにモータ取付ブラケット10が回転して しまうことがない。従って、サンルーフ装置の組付けの際のモータ7の取り付け 位置決め精度を向上し得る。
【0017】
このように本考案によれば、前部フレームと両側部フレームとによりコ字形フ レームを形成して、従来の開口を設けた皿状の鋼板フレームに比して好適に軽量 化し得ると共に、両側部フレームの前部フレームとは相反する側の両遊端部間に てモータを固定ルーフに固設して、開口の前部フレーム側の縁を極力前方に位置 させることができ、乗員の前方開放感を向上し得る。また、モータをケーブル支 持パイプを介してフレームと一体化し、かつケーブル支持パイプのモータ近傍部 分を曲折してモータのケーブル支持パイプの軸線回りの回転を防止することによ り、サンルーフ装置を固定ルーフに取り付ける際のモータの取付位置決め精度を 確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動車用サンルーフ装置の
概要を示す部分斜視図。
概要を示す部分斜視図。
【図2】サンルーフ装置のフレームを示す上面図。
【図3】図2のIII線について見た要部拡大図。
1 固定ルーフ 2 開口 3 可動パネル 3a ステー 3b スライダ 4 側部フレーム 4a ガイドレール 5 前部フレーム 6 プッシュプルケーブル 7 モータ 8 中間部補強スティフナ 9 減速機 10 モータ取付ブラケット 11 ケーブル支持パイプ 12 ブラケット 13 ケーブル支持パイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の固定ルーフに設けられた開口を選
択的に開閉するための可動パネルの左右の側部をスライ
ド自在に支持するべく当該固定ルーフに固着された一対
の側部フレームと、前記一対の側部フレームの前記開口
側の両端部間に結合されて前記一対の側部フレームと共
働してコ字形フレームを形成するようにされた前部フレ
ームと、前記可動パネルに駆動力伝達ケーブルを介して
連結されたモータ装置とを有するサンルーフ装置のモー
タ取付構造であって、 前記モータ装置が、前記一対の側部フレームの前記前部
フレームとは相反する側の両遊端部間にて前記固定ルー
フに固設されていることを特徴とするサンルーフ装置の
モータ取付構造。 - 【請求項2】 前記駆動力伝達ケーブルの前記一対の側
部フレームの前記両遊端部と前記モータ装置との間が、
前記両遊端部と前記モータと装置に渡って取り付けられ
たケーブル支持パイプ内に挿通され、前記ケーブル支持
パイプの前記モータ装置近傍部分が、曲折されて前記モ
ータ取付ブラケットに結合されていることを特徴とする
請求項1に記載のサンルーフ装置のモータ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7191493U JPH0735139U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | サンルーフ装置のモータ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7191493U JPH0735139U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | サンルーフ装置のモータ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735139U true JPH0735139U (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=13474289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7191493U Pending JPH0735139U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | サンルーフ装置のモータ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735139U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0312572U (ja) * | 1989-06-22 | 1991-02-07 | ||
JPH04212623A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-08-04 | Daikyo Webasto Co Ltd | 車両のスライドルーフまたはスライドチルトルーフのフレーム |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP7191493U patent/JPH0735139U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0312572U (ja) * | 1989-06-22 | 1991-02-07 | ||
JPH04212623A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-08-04 | Daikyo Webasto Co Ltd | 車両のスライドルーフまたはスライドチルトルーフのフレーム |
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