JP4257841B2 - 自動車の車室における車両構成部品支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、左右フロントピラーに支持されるピラーツーピラーメンバ、ブレーキシリンダ用オイルを溜めるリザーバタンク、およびこれらを覆うインスツルメントパネルが車室の前端部に配置された自動車の車室における車両構成部品支持構造に関するものである。
上記した自動車の車室における車両構成部品支持構造には、従来、下記特許文献1,2に示されたものがある。
第1の従来の技術として、上記特許文献1のものによれば、自動車は、車室の前端部に配置されて車体に支持されるブレーキシリンダと、このシリンダに供給されるべきオイルを溜めるリザーバタンクと、上記シリンダとリザーバタンクとを連通させるオイルチューブと、これらリザーバタンクとオイルチューブとをその後方から覆うインスツルメントパネルとを備えている。
また、上記構成において、従来、自動車が、車室の前端部に配置され、車体の幅方向に延びてその各端部が左右フロントピラーの所定部位に結合されるピラーツーピラーメンバを備え、このピラーツーピラーメンバに上記インスツルメントパネルを支持させたものがある。
上記第1の従来の技術において、上記フロントピラーの所定部位に対し、その後側から上記インスツルメントパネルを支持したピラーツーピラーメンバの長手方向の端部を組み付ける作業をする際には、これらピラーツーピラーメンバとインスツルメントパネルとの組立て体を、上記所定部位とリザーバタンクとの後側から前方に移動させる。そして、上記ピラーツーピラーメンバの端部を上記フロントピラー所定部位に位置させ、この所定部位に対し上記ピラーツーピラーメンバの端部を結合すれば、上記組み付け作業が終了する。
一方、第2の従来の技術として、上記特許文献2のものでは、上記特許文献1につき説明したリザーバタンクは、上記インスツルメントパネルに支持されている。
実開平5−26593号公報 特開平10−44831号公報
ところで、上記第1の従来の技術において、上記したようにフロントピラーの所定部位に対し、インスツルメントパネルを支持したピラーツーピラーメンバの端部を組み付ける作業をする場合、この作業中において、上記リザーバタンクに上記インスツルメントパネルが接触し易い場合には、この接触によって、上記ピラーツーピラーメンバの端部を上記フロントピラーの所定部位にまで移動させる際の作業が阻害され、これにより、上記組み付け作業が煩雑になるという問題点がある。
そこで、上記組み付け作業が終了した状態での上記リザーバタンクとインスツルメントパネルとの間の隙間を予め十分に大きくしておき、上記組み付け作業中に、上記接触が生じないようにすることが考えられる。しかし、これでは、上記のように隙間を大きくした分、インスツルメントパネルが車室の内側へ大きく張り出しがちとなって、大きな空間を占有することとなる分、このインスツルメントパネルの意匠形状の設定の自由度が損なわれるおそれを生じる。
そこで、上記組み付け作業中において、上記フロントピラーの所定部位に上記ピラーツーピラーメンバの端部が向かうようこのピラーツーピラーメンバの端部を案内する案内体を設けることが考えられる。しかし、このような案内体を単に設けると、車両構成部品が増加することとなって、上記自動車の車室における車両構成部品支持構造が複雑になる。
一方、上記第2の従来の技術では、上記組み付け作業をする場合、まず、車体にインスツルメントパネルを組み付けた後に、このインスツルメントパネルにリザーバタンクを組み付けるようにすることができる。このため、前記第1の従来の技術のように組み付け作業中に、インスツルメントパネルがリザーバタンクに接触して、上記組み付け作業が煩雑になるということは防止される。
しかし、上記インスツルメントパネルにリザーバタンクを組み付けた後、上記シリンダとリザーバタンクとを連通させるよう、これらに対しオイルチューブを取り付けようとすると、この際、上記シリンダはインスツルメントパネルで覆われているため、このインスツルメントパネルが上記オイルチューブの取り付けの邪魔になり、よって、この第2の従来の技術においても、結局、上記組み付け作業が煩雑になるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、自動車において、左右フロントピラーに支持されるピラーツーピラーメンバ、ブレーキシリンダ用オイルを溜めるリザーバタンク、およびこれらを覆うインスツルメントパネルが車室の前端部に配置された場合に、フロントピラーに対するピラーツーピラーメンバの組み付け作業が容易にできるようにし、かつ、このようにした場合でも、上記ピラーツーピラーメンバ、リザーバタンク、およびインスツルメントパネルをコンパクトに配置してインスツルメントパネルの意匠形状の設定の自由度を向上させるようにすると共に、上記した容易な組み付け作業が簡単な構成で達成されるようにすることである。
請求項1の発明は、車室2の前端部に配置され、車体1の幅方向に延びてその各端部が左右フロントピラー3の所定部位15に結合されるピラーツーピラーメンバ7と、上記車室2の前端部に配置され、ブレーキシリンダ27用のオイルを溜めるリザーバタンク28と、上記ピラーツーピラーメンバ7とリザーバタンク28とをその後方から覆って上記ピラーツーピラーメンバ7に支持されるインスツルメントパネル40とを備えた自動車において、
上記フロントピラー3に固着されて上記リザーバタンク28を支持する支持ブラケット30を設け、上記インスツルメントパネル40を支持したピラーツーピラーメンバ7の長手方向の端部を、上記フロントピラー3の所定部位15の後側からこの所定部位15に向けて案内可能とする案内部42を上記支持ブラケット30に形成したものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車室の前端部に配置され、車体の幅方向に延びてその各端部が左右フロントピラーの所定部位に結合されるピラーツーピラーメンバと、上記車室の前端部に配置され、ブレーキシリンダ用のオイルを溜めるリザーバタンクと、上記ピラーツーピラーメンバとリザーバタンクとをその後方から覆って上記ピラーツーピラーメンバに支持されるインスツルメントパネルとを備えた自動車において、
上記フロントピラーに固着されて上記リザーバタンクを支持する支持ブラケットを設け、上記インスツルメントパネルを支持したピラーツーピラーメンバの長手方向の端部を、上記フロントピラーの所定部位の後側からこの所定部位に向けて案内可能とする案内部を上記支持ブラケットに形成してある。
このため、上記インスツルメントパネルを支持したピラーツーピラーメンバの端部を上記フロントピラーの所定部位に組み付ける場合には、まず、このフロントピラーの所定部位の後側に上記ピラーツーピラーメンバの端部を位置させる。次に、上記ピラーツーピラーメンバとインスツルメントパネルとを一体的に全体に前方移動させる。すると、上記ピラーツーピラーメンバの端部が、上記案内部によって上記フロントピラーの所定部位に向かうよう案内される。これにより、上記ピラーツーピラーメンバの端部を上記フロントピラーの所定部位に位置させて、この所定部位に対し上記ピラーツーピラーメンバの端部を固着させれば、これにより上記組み付け作業が終わる。よって、上記フロントピラーへのピラーツーピラーメンバの組み付け作業時には、上記ピラーツーピラーメンバの端部が案内部で案内される分、この組み付け作業が容易にできる。
また、上記したように、ピラーツーピラーメンバの端部が案内部により案内されるため、上記ピラーツーピラーメンバの端部が上記フロントピラーの所定部位に向かうときのピラーツーピラーメンバとインスツルメントパネルの各移動軌跡の占有空間は必要最小限で足り、よって、上記ピラーツーピラーメンバ、リザーバタンク、およびインスツルメントパネルは互いに近接配置させることができ、つまり、これらをコンパクトに配置でき、これにより生じる余剰空間の利用により、インスツルメントパネルの意匠形状の設定の自由度を向上させることができる。
また、上記組み付け作業において、上記したようにピラーツーピラーメンバの端部をフロントピラーの所定部位に向けて案内する案内部は、上記リザーバタンクを支持する支持ブラケットに形成されたものであるため、別途に案内体を設けることに比べ、上記した組み付け作業の容易化は簡単な構成で達成される。
しかも、上記したようにピラーツーピラーメンバの端部を案内する案内部は、リザーバタンクをフロントピラーに支持させる支持ブラケットに形成したため、上記案内部によりピラーツーピラーメンバの端部が案内されるとき、これらフロントピラー、ピラーツーピラーメンバ、リザーバタンク、およびインスツルメントパネルの相対位置が互いに精度よく定められる。よって、その分、上記ピラーツーピラーメンバとインスツルメントパネルの各移動軌跡の占有空間を更に小さくでき、よって、上記ピラーツーピラーメンバ、リザーバタンク、およびインスツルメントパネルは更にコンパクトに配置でき、これにより生じる余剰空間の利用により、インスツルメントパネルの意匠形状の設定の自由度を更に向上させることができる。
本発明の自動車の車室における車両構成部品支持構造に関し、フロントピラーに対するピラーツーピラーメンバの組み付け作業が容易にできるようにし、かつ、このようにした場合でも、ピラーツーピラーメンバ、リザーバタンク、およびインスツルメントパネルがコンパクトに配置されるようにすると共に、上記した容易な組み付け作業が簡単な構成で達成されるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、自動車が、車室の前端部に配置され、車体の幅方向に延びてその各端部が左右フロントピラーの所定部位に結合されるピラーツーピラーメンバと、上記車室の前端部に配置され、ブレーキシリンダ用のオイルを溜めるリザーバタンクと、上記ピラーツーピラーメンバとリザーバタンクとをその後方から覆って上記ピラーツーピラーメンバに支持されるインスツルメントパネルとを備えている。
上記フロントピラーに固着されて上記リザーバタンクを支持する支持ブラケットが設けられ、上記インスツルメントパネルを支持したピラーツーピラーメンバの端部を上記フロントピラーの所定部位の後側からこの所定部位に向けて案内可能とする案内部を上記支持ブラケットに形成してある。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は自動車の車体で、矢印Frはこの自動車の進行方向の前方示している。
上記車体1は板金製で、その内部空間が車室2とされている。上記車体1は、上記車室2の前面を形成する不図示のフロンとパネルと、このフロントパネルよりも後側で上記車室2の前端部の左右各側方に配置される左右一対のフロントピラー3と、前後方向に延びて上記フロントパネルの各側縁部と上記フロントピラー3とを互いに結合させるフェンダインナパネル4と、このフェンダインナパネル4をその外側方から覆うと共に後端部が上記フロントピラー3に結合されるフェンダアウタパネル5と、車体1の幅方向に延びてその長手方向の各端部が上記左右フロントピラー3に締結具6により着脱可能に結合されるピラーツーピラーメンバ7とを備えている。
上記フロントピラー3は、上下方向にそれぞれ長く延びて車体1の幅方向で対面するインナパネル10とアウタパネル11とを備え、これら両パネル10,11の前縁部同士と後縁部同士とがそれぞれ互いに連結されて、上記フロントピラー3の平面視断面が閉断面とされている。上記フェンダインナパネル4とインナパネル10は互いに一体成形されて互いに結合され、上記フェンダアウタパネル5とアウタパネル11とが結合され、上記フロントピラー3は十分の強度と剛性とを備えている。上記インナパネル10の車室2側の面は、前後方向に平坦に延びている。
上記ピラーツーピラーメンバ7は、車体1の幅方向に延びる断面円形のパイプ部材13と、上記ピラーツーピラーメンバ7の長手方向の各端部を構成し上記パイプ部材13の端部軸心に直交するよう前後かつ上下に延びてこのパイプ部材13の端部に固着される板金製のフランジ14とを備えている。このフランジ14は、上記フロントピラー3のインナパネル10の車室2側の面における所定部位15に位置させられて面接触させられ、上記締結具6により上記所定部位15に締結により結合されている。
上記車室2の前端部の一側部(右側部)に、ドライバーにより操作可能とされるブレーキ操作装置19が設けられている。
上記ブレーキ操作装置19は、車体1の一部である上記フロントパネルから車室2に向かって突設されたブラケット20と、上下方向に長く延びてその下端部に踏動部を有し、上記ブラケット20に枢支軸21により枢支されるブレーキペダル22と、上記ブラケット20に支持され、上記ブレーキペダル22の踏動部への踏動力を増加させて不図示のブレーキ装置に伝達する油圧式のブレーキブースター装置23とを備えている。
上記ブレーキブースター装置23は、上記ブラケット20に支持され上記ブレーキペダル22の端部に連動連結されるブースター26と、このブースター26に連動連結されると共に上記ブレーキ装置を連動連結させる油圧式のブレーキシリンダ27と、このブレーキシリンダ27の内部に供給すべきオイルを溜めるリザーバタンク28と、上記フロントピラー3のインナパネル10の車室2側の面に固着され、上記リザーバタンク28を一対の締結具29により着脱可能に固着させる支持ブラケット30と、上記ブレーキシリンダ27とリザーバタンク28とを互いに連通させて、これら両者27,28間でオイルを流動可能とさせるオイルチューブ31とを備えている。
上記支持ブラケット30はプレス加工された板金製で、この支持ブラケット30は、前後方向に延び上記フロントピラー3の所定部位15の前上方における近傍に面接触してスポット溶接Sにより固着される基部34と、この基部34の前後各端部から車体1の幅方向で車室2の内側に向かって一体的に突出する一対の突出部35,35と、これら各突出部35の突出端部に一体成形される一対の外向きフランジ36,36とを備え、これら外向きフランジ36,36に上記リザーバタンク28が締結具29により固着され、つまり、上記支持ブラケット30は上記リザーバタンク28を上記フロントピラー3に支持させている。
上記ピラーツーピラーメンバ7と、ブレーキブースター装置23を構成するブレーキシリンダ27、リザーバタンク28、支持ブラケット30、およびオイルチューブ31とをその後方から全体的に覆って上記ピラーツーピラーメンバ7の各フランジ14に固着具39により固着される樹脂製のインスツルメントパネル40が設けられている。
上記各フロントピラー3の所定部位15に対し、その後側から上記インスツルメントパネル40を支持したピラーツーピラーメンバ7の各端部のフランジ14が組み付け可能とされている。この場合、これら各フランジ14を各所定部位15の後側に位置させた状態から(図1中一点鎖線)、上記ピラーツーピラーメンバ7とインスツルメントパネル40とを一体的に全体に前方移動させると(図1中矢印A)、上記左右フロントピラー3の間に上記ピラーツーピラーメンバ7が、がたつきなく嵌入可能とされている。また、上記ピラーツーピラーメンバ7の各端部の各フランジ14のフロントピラー3側の端面が、それぞれこのフロントピラー3の車室2側の面を前方に向って摺動可能とされている。
また、上記したようにピラーツーピラーメンバ7とインスツルメントパネル40とを一体的に全体に前方移動させるとき(図1中矢印A)、上記ピラーツーピラーメンバ7の長手方向の一端部のフランジ14を上記フロントピラー3の所定部位15に向かうよう案内する案内部42が上記支持ブラケット30に形成され、上記案内部42は、上記フランジ14の前上縁部を前下方に向かい摺動させて、上記のようにフランジ14を案内する。また、上記ピラーツーピラーメンバ7の他端部のフランジ14が他のフロントピラー3の所定部位15に向かうよう上記フランジ14を摺動させて案内する不図示の他の案内部が設けられている。
なお、図例では、上記フロントピラー3の所定部位15に対し、ピラーツーピラーメンバ7のフランジ14が固着された状態で、このフランジ14と上記案内部42との間には隙間が設けられているが、この隙間はできるだけ狭いことが好ましい。
上記案内部42は、上記支持ブラケット30における前、後突出部35,35のうちの後側の突出部35の後面によって形成され、前下りに直線的に伸びる傾斜面とされている。
上記構成において、インスツルメントパネル40を支持したピラーツーピラーメンバ7の端部を上記フロントピラー3の所定部位15に組み付ける場合には、まず、上記各フロントピラー3の各所定部位15の後側に上記ピラーツーピラーメンバ7の各端部を位置させる(図1中一点鎖線)。次に、上記ピラーツーピラーメンバ7とインスツルメントパネル40とを一体的に全体に前方移動させる(図1中矢印A)。すると、上記ピラーツーピラーメンバ7の各端部が、上記各フロントピラー3の車室2側の面、上記案内部42、および他の案内部によって上記各フロントピラー3の各所定部位15に向かうよう案内される。これにより、上記ピラーツーピラーメンバ7の各端部を上記各フロントピラー3の各所定部位15に位置させて、これら所定部位15に対し上記ピラーツーピラーメンバ7の各端部を上記締結具29により固着させれば、これにより上記組み付け作業が終わる。よって、上記フロントピラー3へのピラーツーピラーメンバ7の組み付け作業時には、上記ピラーツーピラーメンバ7の端部が案内部42で案内される分、この組み付け作業が容易にできる。
また、上記したように、ピラーツーピラーメンバ7の各端部が案内部42により案内されるため、上記ピラーツーピラーメンバ7の各端部が上記各フロントピラー3の各所定部位15に向かうときのピラーツーピラーメンバ7とインスツルメントパネル40の各移動軌跡の占有空間は必要最小限で足り、よって、上記ピラーツーピラーメンバ7、リザーバタンク28、およびインスツルメントパネル40は互いに近接配置させることができ、つまり、これらをコンパクトに配置でき、これにより生じる余剰空間の利用により、インスツルメントパネル40の意匠形状の設定の自由度を向上させることができる。
また、上記組み付け作業において、上記したようにピラーツーピラーメンバ7の端部をフロントピラー3の所定部位15に向けて案内する案内部42は、上記リザーバタンク28を支持する支持ブラケット30に形成されたものであるため、別途に案内体を設けることに比べ、上記した組み付け作業の容易化は簡単な構成で達成される。
しかも、上記したようにピラーツーピラーメンバ7の端部を案内する案内部42は、リザーバタンク28をフロントピラー3に支持させる支持ブラケット30に形成したため、上記案内部42によりピラーツーピラーメンバ7の端部が案内されるとき、これらフロントピラー3、ピラーツーピラーメンバ7、リザーバタンク28、およびインスツルメントパネル40の相対位置が互いに精度よく定められる。よって、その分、上記ピラーツーピラーメンバ7とインスツルメントパネル40の各移動軌跡の占有空間を更に小さくでき、よって、上記ピラーツーピラーメンバ7、リザーバタンク28、およびインスツルメントパネル40は更にコンパクトに配置でき、これにより生じる余剰空間の利用により、インスツルメントパネル40の意匠形状の設定の自由度を更に向上させることができる。
また、前記したように、案内部42は前下りの傾斜面とされている。
このため、上記組み付け作業をする場合には、まず、上記フロントピラー3の所定部位15の後側に上記ピラーツーピラーメンバ7の端部を位置させ、次に、真直ぐ上記ピラーツーピラーメンバ7とインスツルメントパネル40とを前方移動させ、上記ピラーツーピラーメンバ7の端部が上記案内部42に当接したところで、この案内部42に対し前下方に上記ピラーツーピラーメンバ7の端部を摺動させれば、このピラーツーピラーメンバ7の端部が上記フロントピラー3の所定部位15にまで案内されることとなる。
よって、上記組み付け作業時におけるピラーツーピラーメンバ7とインスツルメントパネル40の移動を単純にさせることができ、その分、上記組み付け作業が更に容易となる。
なお、以上は図示の例によるが、上記突出部35と外向きフランジ36とは、それぞれ前、後一対のうちのいずれか一方のみを設けてもよい。また、上記案内部42を前上がりの傾斜面としてもよい。また、上記ピラーツーピラーメンバ7の端部を前方移動させ、このピラーツーピラーメンバ7の端部が前後方向で上記所定部位15に対応する位置に達したとき、上記案内部42が、上記ピラーツーピラーメンバ7の端部のそれ以上の前方移動を阻止するようにし、その後、この案内部42に対しピラーツーピラーメンバ7の端部を上方もしくは下方に摺動させることにより、このピラーツーピラーメンバ7の端部が上記フロントピラー3の所定部位15に向けて案内されるようにしてもよい。
自動車の車室における車両構成部品支持構造の側面部分断面図である。 図1の2−2線矢視断面図である。
符号の説明
1 車体
2 車室
3 フロントピラー
6 締結具
7 ピラーツーピラーメンバ
13 パイプ部材
14 フランジ
15 所定部位
19 ブレーキ操作装置
22 ブレーキペダル
23 ブレーキブースター装置
27 ブレーキシリンダ
28 リザーバタンク
29 締結具
30 支持ブラケット
31 オイルチューブ
34 基部
35 突出部
36 外向きフランジ
39 固着具
40 インスツルメントパネル
42 案内部
S スポット溶接

Claims (1)

  1. 車室の前端部に配置され、車体の幅方向に延びてその各端部が左右フロントピラーの所定部位に結合されるピラーツーピラーメンバと、上記車室の前端部に配置され、ブレーキシリンダ用のオイルを溜めるリザーバタンクと、上記ピラーツーピラーメンバとリザーバタンクとをその後方から覆って上記ピラーツーピラーメンバに支持されるインスツルメントパネルとを備えた自動車において、
    上記フロントピラーに固着されて上記リザーバタンクを支持する支持ブラケットを設け、上記インスツルメントパネルを支持したピラーツーピラーメンバの長手方向の端部を、上記フロントピラーの所定部位の後側からこの所定部位に向けて案内可能とする案内部を上記支持ブラケットに形成したことを特徴とする自動車の車室における車両構成部品支持構造。
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