JPH0735097Y2 - 手動式天井設置型ルーバ - Google Patents

手動式天井設置型ルーバ

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JPH0735097Y2
JPH0735097Y2 JP1989105908U JP10590889U JPH0735097Y2 JP H0735097 Y2 JPH0735097 Y2 JP H0735097Y2 JP 1989105908 U JP1989105908 U JP 1989105908U JP 10590889 U JP10590889 U JP 10590889U JP H0735097 Y2 JPH0735097 Y2 JP H0735097Y2
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Oiles Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は手動式の天井設置型ルーバに関する。
(従来の技術) 天窓に複数の羽根板を互いに平行に配設し、これら羽根
板を揺動させることで天窓から入射する太陽光の光量の
調節を行なう天井設置型ルーバは既に提供されている。
天井設置型ルーバは実開昭64-12830号公報に開示される
ように、一般に電動式で、天窓側にモータを配設し、モ
ータの動力で複数の羽根板を揺動するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) そのため、従来装置ではモータを用いるため高価とな
り、また、天窓の面積が大きく羽根板の形状や数が多く
なる場合には、モータの容量を大きくしなければならな
いためモータが大型化し、天井設置型ルーバが大型化す
る不具合があった。
本考案は前記事情に鑑み案出されたものであって、本考
案の目的は、安価で、天窓の面積が大きい場合でも、コ
ンパクトな構造により羽根板を揺動できる手動式の天井
設置型ルーバを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は、複数の開口枠にそ
れぞれ配設された複数の羽根板と、前記各開口枠に設け
られ該開口枠の複数の羽根板を揺動させる駆動機構と、
ハンドルを有する操作ボックスと、前記各開口枠毎に或
は各開口枠の近傍毎にそれぞれ設けられた第1ギヤボッ
クスと、前記各開口枠毎に設けられた第2ギヤボックス
と、前記操作ボックスと各第1ギヤボックスとにわたっ
て設けられたハンドルの操作により軸方向動するメイン
ギヤードケーブルと、前記各第1ギヤボックスと各第2
ギヤボックスとにわたってそれぞれ設けられ、メインギ
ヤードケーブルの軸方向動により軸方向動するサブギヤ
ードケーブルと、前記各第2ギヤボックスにおけるサブ
ギヤードケーブルの動きを対応する前記駆動機構に伝達
する動力伝達機構とを備えてなることを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、ハンドルの動力をメインギヤードケー
ブル、サブギヤードケーブル、動力伝達機構を介して駆
動機構に伝達し、開口枠内の羽根板を揺動させる。
従って、ハンドル、ギヤードケーブル、ギヤボックス等
を用いた簡易且つコンパクトな構造で安価な手動式天井
設置型ルーバが得られる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
第1図は手動式天井設置型ルーバの概略斜視図、第2図
は開口枠部分の斜視図を示す。
1は手動式天井設置型ルーバで、天井設置型ルーバ1は
天窓の下方で該天窓に対応する大きさで形成した二つの
縦長の枠体3を備える。
各枠体3は夫々縦枠3Aと横枠3Bで形成し、これら縦枠3A
と横枠3Bにより枠体3に四つの開口枠5を形成し、各開
口枠5に多数の羽根板7を互いに平行に配設する。
各開口枠5の近傍には夫々第1ギヤボックス11を設け、
また、第2図に示すように、各開口枠5には第2ギヤボ
ックス13を設ける。
15は天井設置型ルーバ開閉用のハンドルで、ハンドル15
は操作ボックス17に設け、操作ボックス17は操作し易い
適宜箇所に設置する。
操作ボックス17にはハンドル15の操作により回動するギ
ヤ(不図示)を設け、このギヤに噛合させてメインギヤ
ードケーブル19を設け、ハンドル15の操作によりメイン
ギヤードケーブル19を軸方向動させるように構成する。
メインギヤードケーブル19は各第1ギヤボックス11を挿
通させ、各第1ギヤボックス11及び対応する第2ギヤボ
ックス13間にサブギヤードケーブル21を挿通させる。
第3図は第1ギヤボックスの底面図、第4図は同・断面
図を示し、第1ギヤボックス11はケース11Aと、ケース1
1A内に支軸11Bで支持され互いに一体的に回転する第1,
第2ギヤ11C,11Dとを備える。
メインギヤードケーブル19は第1ギヤ11Cに噛合させ、
サブギヤードケーブル21は第2ギヤ11Dに噛合させ、メ
インギヤードケーブル19の軸方向動によりサブギヤード
ケーブル21を軸方向動させるように構成する。
第5図は全開状態における開口枠内の正面図、第6図は
全閉状態における開口枠内の正面図、第7図は開口枠の
断面側面図、第8図は第2ギヤボックス部分の正面図を
示す。
第2ギヤボックス13はケース13Aと、ケース13A内に配設
されサブギヤードケーブル21に噛合するギヤ13Bと、前
記ギヤ13Bと一体に回動し縦枠3A内に突出するウォーム
ギヤ13Cとを備える。
前記羽根板7の支持は、第7図に示すように、前記縦枠
3A内に支持片22を取着し、この支持片22に軸23を介して
揺動可能に多数のアーム25を取り付け、羽根板7の両端
に嵌着したホルダー27とアーム25とを連結することで行
なう。
そして、縦枠3A内に該縦枠3Aの長手方向に沿わせて作動
杆29を延出し、作動杆29と各アーム25とを軸31により連
結する。
更に、第8図に示すように、第3ギヤボックス13の近傍
の縦枠3A内に軸33及び支持片35を介して揺動アーム37を
設け、揺動アーム37と作動杆29とをリンク39を介して連
結する。
前記ウォームギヤ13Cは前記揺動アーム37基部のはすば
歯車37Cに噛合させ、サブギヤードケーブル21の軸方向
動により揺動アーム37を揺動させ、揺動アーム37の揺動
により作動杆29を介して各羽根板7を揺動するように構
成する。
実施例では作動杆29、アーム25等により羽根板7の駆動
機構41が構成され、また、ウォームギヤ13C、揺動アー
ム37、リンク39等によりサブギヤードケーブル21の動力
を駆動機構41に伝達する動力伝達機構43が構成されてい
る。
本実施例は前記のように構成したので、ハンドル15を操
作すると、メインギヤードケーブル19を介して各サブギ
ヤードケーブル21が軸方向動し、動力伝達機構43及び駆
動機構41を介して各開口枠5内の羽根板7が揺動し、照
度の調節が行なわれる。
従って、本実施例によれば、第1ギヤボックス11、第2
ギヤボックス13、メインギヤードケーブル19、サブギヤ
ードケーブル21等を用いた簡易且つコンパクトな構造で
安価な手動式天井設置型ルーバ1が得られる。また、第
2ギヤボックス13を分解することで、メインギヤードケ
ーブル19を動かすことなく各開口枠5毎に羽根板7を揺
動でき、従って、羽根板7の角度を調整する等の調整作
業を開口枠5毎に個別に簡単に行うことができる。
また、メインギヤードケーブル19に加えてサブギヤード
ケーブル21を用いているので、開口枠5の配置構造が変
化した種々の天井にも、メインギヤードケーブル19の敷
設構造を複雑化することなくサブギヤードケーブル21の
長さを変えることで簡単に対応できる。
また、第1ギヤボックス11の第1,第2ギヤ11C,11Dの径
を異ならせてメインギヤードケーブル19に対するサブギ
ヤードケーブル21の動きの比率を変えることができるの
で、例えば、第1ギヤ11Cの径を第2ギヤ11Dの径よりも
大きくし、小さな力でハンドル15を操作できるようにす
る等、天井設置型ルーバ1の開閉操作性を種々の態様に
設定できる。
尚、開口枠5の幅が大きく、羽根板7の長さが大きい場
合には、開口枠5の両側に夫々第2ギヤボックス13、動
力伝達機構43、駆動機構41を配設し、開口枠5の両側に
配設した第2ギヤボックス13にサブギヤードケーブル21
を挿通させれば、羽根板7の揺動を安定して行なうこと
ができる。
また、第1ギヤボックス11や、或は第2ギヤボックス13
に摩擦クラッチ等を配設すれば、例えば、羽根板7間に
物が挟まった場合等に、装置の損傷等を防止する上で有
利となる。
また、実施例では天窓の面積が大きく、これに対応させ
て開口枠5を複数設けた場合について説明したが、天窓
の面積が小さい場合には単一の開口枠5を設ければよ
い。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように本考案によれば、安価で、
天窓の面積が大きい場合でも、コンパクトな構造により
羽根板を揺動できる手動式の天井設置型ルーバが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は手動式天井設置型ルーバの概略斜視図、第2図
は開口枠部分の斜視図、第3図は第1ギヤボックスの底
面図、第4図は同・断面図、第5図は全開状態における
開口枠内の正面図、第6図は全閉状態における開口枠内
の正面図、第7図は開口枠の断面側面図、第8図は第2
ギヤボックス部分の正面図である。 尚図中、1は手動式天井設置型ルーバ、3は枠体、5は
開口枠、7は羽根板、11は第1ギヤボックス、13は第2
ギヤボックス、15はハンドル、17は操作ボックス、19は
メインギヤードケーブル、21はサブギヤードケーブル、
29は作動杆、37は揺動アーム、41は駆動機構、43は動力
伝達機構である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の開口枠にそれぞれ配設された複数の
    羽根板と、 前記各開口枠に設けられ該開口枠の複数の羽根板を揺動
    させる駆動機構と、 ハンドルを有する操作ボックスと、 前記各開口枠毎に或は各開口枠の近傍毎にそれぞれ設け
    られた第1ギヤボックスと、 前記各開口枠毎に設けられた第2ギヤボックスと、 前操作ボックスと各第1ギヤボックスとにわたって設け
    られハンドルの操作により軸方向動するメインギヤード
    ケーブルと、 前記各開口枠毎に設けられた第1ギヤボックスと第2ギ
    ヤボックスとにわたってそれぞれ設けられ、メインギヤ
    ードケーブルの軸方向動により軸方向動するサブギヤー
    ドケーブルと、 前記各第2ギヤボックスにおけるサブギヤードケーブル
    の動きを対応する前記駆動機構に伝達する動力伝達機構
    と、 を備えてなる手動式天井設置型ルーバ。
  2. 【請求項2】前記各第1ギヤボックスには同軸上に固定
    された径の大きな第1ギヤと、径の小さな第2ギヤが設
    けられ、前記メインギヤードケーブルは第1ギヤに噛合
    し、前記サブギヤードケーブルは第2ギヤに噛合してい
    る請求項1記載の手動式天井設置型ルーバ。
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JPS54177736U (ja) * 1978-06-06 1979-12-15
JPS5697392U (ja) * 1979-12-25 1981-08-01
JPS6335990A (ja) * 1986-07-29 1988-02-16 中央発條株式会社 建物用窓

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