JPH0735054A - スクロールコンプレッサ - Google Patents

スクロールコンプレッサ

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Publication number
JPH0735054A
JPH0735054A JP17291593A JP17291593A JPH0735054A JP H0735054 A JPH0735054 A JP H0735054A JP 17291593 A JP17291593 A JP 17291593A JP 17291593 A JP17291593 A JP 17291593A JP H0735054 A JPH0735054 A JP H0735054A
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JP
Japan
Prior art keywords
discharge
pressure
scroll
discharge valve
discharge port
Prior art date
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Pending
Application number
JP17291593A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hayano
誠 早野
Kanji Sakata
寛二 坂田
Toshiya Yajima
寿也 矢嶋
Akio Kobuna
昭男 小鮒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP17291593A priority Critical patent/JPH0735054A/ja
Publication of JPH0735054A publication Critical patent/JPH0735054A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/12Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 広範囲にわたり効率の良い運転を確保する。 【構成】 静翼鏡板23から渦巻状の静翼25が立上が
る固定スクロール19と、固定スクロール19側の静翼
25と噛み合うと共に圧縮室33を形成する渦巻状の動
翼31が動翼鏡板29から立上がる旋回スクロール21
と、前記旋回スクロール21が嵌挿された偏心軸部14
を有し、駆動手段7によって回転動力が与えられる主軸
11と、旋回スクロール21の旋回運動時に、圧縮室3
3内へ冷媒を取入れる吸込ポート3及び圧縮した冷媒を
吐出する吐出ポートを備えたスクロールコンプレッサに
おいて、前記吐出ポートに、規定の吐出圧で開となる開
閉可能な吐出弁を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、空調装置や
冷凍冷蔵庫等に適するスクロールコンプレッサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に空調装置や冷凍冷蔵庫等に使用さ
れるスクロールコンプレッサの概要は例えば、図8に示
すように密閉ケース101に固着され、静翼鏡板から立
上がる固定スクロール103側の渦巻状の静翼105
と、主軸の軸心からeだけ偏心した偏心軸部107に嵌
挿され、旋回スクロール109側の動翼鏡板から立上が
る渦巻状の動翼111を互いに噛み合せ、固定スクロー
ル103に対して旋回スクロール109を旋回運動させ
ることで中心へ順次容積の減少を伴なう圧縮室113を
形成し、圧縮された冷媒等を中心部の吐出ポート115
から取り出す構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクロールコンプレッ
サでは、旋回スクロール109を旋回運動させること
で、順次容積を小さくしながら圧縮冷媒を中央部へ移動
することにより圧送作用を生じさせるものである。
【0004】このようなスクロールコンプレッサにおい
て、圧縮比は、吸込み完了時の圧縮室113の容積と、
吐出直前の容積の比と、圧送される冷媒のポリトロープ
指数によって決定される。即ち、スクロールコンプレッ
サの圧縮比は、冷媒の吐出圧力や吸込み圧力にかかわり
なく、静翼105及び動翼111の巻き数によって決定
される固定圧縮比となるため、例えば、広範囲な圧力条
件で運転する場合に、設計圧縮比と等しい圧縮比の運転
条件ではベストの効率が得られる。反面、設計圧縮比の
領域を越えた運転に入ると圧縮不足や過圧縮等の悪影響
が起きる問題があり、運転条件が狭い不具合いがあっ
た。
【0005】そこで、この発明は、効率のよい運転が広
範囲にわたって得られるようにしたスクロールコンプレ
ッサを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、静翼鏡板から渦巻状の静翼が立上がる
固定スクロールと、固定スクロール側の静翼と噛み合う
と共に圧縮室を形成する渦巻状の動翼が動翼鏡板から立
上がる旋回スクロールと、前記旋回スクロールが嵌挿さ
れた偏心軸部を有し、駆動手段によって回転動力が与え
られる主軸と、旋回スクロールの旋回運動時に、圧縮室
内へ冷媒を取入れる吸込ポート及び圧縮した冷媒を吐出
する吐出ポートを備えたスクロールコンプレッサにおい
て、前記吐出ポートに、規定の吐出圧で開となる開閉可
能な吐出弁を設けてある。
【0007】そして、好ましい実施態様として、吐出弁
が設けられた吐出ポートを、主軸の偏心軸部に設けるよ
うにしたり、あるいは、動翼鏡板又は静翼鏡板に1つあ
るいは複数設ける。
【0008】
【作用】かかるスクロールコンプレッサにおいて、例え
ば設計圧縮比を、予め運転条件の最小圧縮比に設定して
おくことで、最小圧縮比の運転の時、規定圧に到達する
と吐出弁は開となるため、圧縮不足を生じることなく、
効率のよい運転が行なえる。この場合、吐出ポートに溜
るボリュームを最小に抑えられる。
【0009】一方、最小圧縮比から最大圧縮比の運転の
時、規定圧に到達すると吐出弁は開となるため、過圧縮
になる虞れはなく、広範囲に亘って効率のよい運転が行
なえるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図7の図面を参照しながらこ
の発明の一実施例を詳細に説明する。
【0011】図中1は吸込管3と吐出管5とを有する密
閉ケースを示しており、密閉ケース1内の上部に駆動手
段となる駆動部7が、下部に圧縮手段となる圧縮機部9
がそれぞれ設けられている。
【0012】駆動部7は主軸11に固着されたロータ1
3と、密閉ケース1側に固着されたステータ15とを有
し、ステータ15に電流が流れることでロータ13を介
して前記主軸11に回転動力が与えられるようになって
いる。
【0013】主軸11は軸心Wから所定量偏心eした偏
心軸部14を有し、主軸受部16と副軸受部17とによ
り回転自在に支持されている。
【0014】一方、圧縮機部9は、固定スクロール19
と旋回スクロール21とから成っている。固定スクロー
ル19は、前記主軸受部16と一体に連続する静翼鏡板
23から渦巻状の静翼25が立上がる形状となってお
り、静翼鏡板23の外周は密閉ケース1の内壁面に固定
支持されている。
【0015】旋回スクロール21は、中心部に偏心軸受
部27を有する動翼鏡板29から渦巻状の動翼31が立
上がる形状となっており、偏心軸受部27は前記主軸1
1の偏心軸部14に対して回転自在に嵌挿支持されてい
る。旋回スクロール21の動翼31は固定スクロール1
9の静翼25に対して対称に噛み合い、動翼31と静翼
25との間に圧縮室33が作られるようになっている。
動翼31及び静翼25の巻き数、即ち、設計圧縮比は、
運転条件の最小圧縮比となるよう設定されている。
【0016】旋回スクロール21の動翼鏡板29は、ス
ラスト軸受35により支持されると共にオルダム機構3
7を介して旋回スクロール21に自転の伴わない旋回運
動が与えられるようになっている。これにより、圧縮室
33は旋回運動に対応して圧縮室容積が中心へ向けて順
次小さくなると共に中心部位において、圧縮された冷媒
等は旋回スクロール21に設けられた吐出ポート39か
ら吐出されるようになる。
【0017】吐出ポート39は、吐出マフラ41、吐出
通路43を介して前記吐出管5と連通し合うと共に規定
の吐出圧で開となる吐出弁45を有している。
【0018】吐出弁45を有する吐出ポート39は、二
箇所に設けられているが一箇所であってもよい。
【0019】また、吐出弁45を有する吐出ポート39
は、旋回スクロール21側に限定されることはなく、図
4に示すように固定スクロール19の静翼鏡板23に設
けてもよい。
【0020】この実施例の場合には冷媒の流れが吐出管
5へ向かう自然な流れとなり、円滑な吐出状態が得られ
る。
【0021】あるいは、図5と図6に示すように主軸1
1の偏心軸部14に設けることも可能である。この実施
例の場合には、短く立上がる動翼鏡板29の偏心軸受部
27と主軸11の偏心軸部14とそれぞれ嵌挿し合う円
筒状の吐出弁アダプタ47に、前記主軸11の軸心に沿
って設けられた吐出通路49と連通し合う吐出ポート3
9を設け、この吐出ポート39に吐出弁45が設けられ
る構造となる。
【0022】この実施例の場合は、吐出弁アダプタ47
の溝内部に吐出ポート39が設けられるため、冷媒が溜
るボリュームを小さく抑えられる利点がある。
【0023】このように構成されたスクロールコンプレ
ッサにおいて、最小圧縮比の運転の時に、旋回スクロー
ル21の旋回運動によって図7に示すように吸込圧Ps
から吐出圧Pdに到るサイクル運動を行なうことで、中
心へ順次容積の減少を伴なう圧縮室33が形成され、冷
媒が圧縮されて規定圧に到達すると、吐出弁45は開と
なるため、最小圧縮比の運転条件の時でも圧縮不足(破
線)を生じることはなく、効率の良い運転が行なえる。
【0024】一方、最小圧縮比から最大圧縮比の運転の
時に、旋回スクロール21の旋回運動によって、中心へ
順次容積の減少を伴なう圧縮室33が形成され、冷媒が
圧縮されて規定圧に到達すると吐出弁45は開となる。
【0025】したがって、図7に示すように急速な過圧
縮がなくなる結果、黒塗りで示す領域の圧力損失が回避
されるようになり、広範囲に亘って効率のよい運転が行
なえる。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明によれ
ば、最小圧縮比から最大圧縮比の運転条件にわたって、
圧縮不足及び過圧縮を生じることはなくなり、広範囲に
わたって効率のよい運転状態が得られる。また、吐出ポ
ートに溜るボリュームを最少に抑えることができると共
に、吐出時の冷媒の流れを吐出管側へ向かう自然な流れ
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したスクロールコンプレッサの
切断面図。
【図2】吐出ポートを示した旋回スクロールの平面図。
【図3】吐出ポートに吐出弁を設けた旋回スクロールの
裏面図。
【図4】吐出ポートを固定スクロール側に設けた図1と
同様の切断面図。
【図5】吐出ポートを偏心軸部に設けたスクロールコン
プレッサの切断面図。
【図6】吐出弁アダプタの底面図。
【図7】P−V線図。
【図8】従来例を示したスクロールコンプレッサの一部
を省略した切断面図。
【符号の説明】
3 吸込管 7 駆動手段 14 偏心軸部 19 固定スクロール 21 旋回スクロール 23 静翼鏡板 25 静翼 29 動翼鏡板 31 動翼 33 圧縮室 39 吐出ポート 45 吐出弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢嶋 寿也 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 小鮒 昭男 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静翼鏡板から渦巻状の静翼が立上がる固
    定スクロールと、固定スクロール側の静翼と噛み合うと
    共に圧縮室を形成する渦巻状の動翼が動翼鏡板から立上
    がる旋回スクロールと、前記旋回スクロールが嵌挿され
    た偏心軸部を有し、駆動手段によって回転動力が与えら
    れる主軸と、旋回スクロールの旋回運動時に、圧縮室内
    へ冷媒を取入れる吸込ポート及び圧縮した冷媒を吐出す
    る吐出ポートを備えたスクロールコンプレッサにおい
    て、前記吐出ポートに、規定の吐出圧で開となる開閉可
    能な吐出弁を設けたことを特徴とするスクロールコンプ
    レッサ。
  2. 【請求項2】 吐出弁が設けられた吐出ポートを、動翼
    鏡板、又は静翼鏡板に1つあるいは複数設けたことを特
    徴とする請求項1記載のスクロールコンプレッサ。
  3. 【請求項3】 吐出弁が設けられた吐出ポートを、主軸
    の偏心軸部に設けたことを特徴とする請求項1記載のス
    クロールコンプレッサ。
JP17291593A 1993-07-13 1993-07-13 スクロールコンプレッサ Pending JPH0735054A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220839B1 (en) * 1999-07-07 2001-04-24 Copeland Corporation Scroll compressor discharge muffler

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220839B1 (en) * 1999-07-07 2001-04-24 Copeland Corporation Scroll compressor discharge muffler
US6422842B2 (en) 1999-07-07 2002-07-23 Copeland Corporation Scroll compressor discharge muffler

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