JP2003097460A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2003097460A JP2001295346A JP2001295346A JP2003097460A JP 2003097460 A JP2003097460 A JP 2003097460A JP 2001295346 A JP2001295346 A JP 2001295346A JP 2001295346 A JP2001295346 A JP 2001295346A JP 2003097460 A JP2003097460 A JP 2003097460A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インジェクションした場合に発生する、吐出開
始時の圧力のアンバランスを低減し、また吐出圧損を低
減して、効率のよいスクロール圧縮機を提供すること。 【解決手段】圧縮室Aの吐出開始時期と圧縮室Bの吐出
開始時期が異なるようにした。また、圧縮室Aの吐出開
始直前の最小密閉容積と圧縮室Bの吐出開始直前の最小
密閉容積が異なるようにした。また、圧縮室Aの圧縮開
始時期と圧縮室Bの圧縮開始時期が異なるようにした。
また、圧縮室Aの最大密閉容積と圧縮室Bの最大密閉容
積が異なるようにした。また、旋回スクロールのラップ
外側面巻き始め部が、固定スクロールのラップ内側面か
ら離れる時期と、固定スクロールのラップ外側面巻き始
め部が、旋回スクロールのラップ内側面から離れる時期
が、異なるようにした。また、圧縮室A,Bの一方が、
他方よりも先に吐出口に連通開始するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係り、特に、高効率化、高信頼性化を図るのに好適な
スクロール圧縮機に関するもので、空気調和機、冷凍
機、冷蔵庫等に利用される。
【0002】
【従来の技術】スクロール圧縮機のインジェクションに
関する技術としては、例えば、特開平3−156186
号公報がある。
【0003】この従来技術は、旋回スクロ−ルのラップ
外側面と固定スクロ−ルのラップ内側面で形成される圧
縮室(A)、および旋回スクロ−ルのラップ内側面と固
定スクロ−ルのラップ外側面で形成される圧縮室(B)
の両方の圧縮室に、1つのインジェクション孔でインジ
ェクションするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、1
つのインジェクション配管で済むという利点はあるが、
インジェクション孔がそれぞれの圧縮室に開口する時期
が異なるので、開口する際の、それぞれの圧縮室の圧力
が異なり、インジェクション量も異なる。従って、それ
ぞれの圧縮室の、吐出開始直前の最小密閉容積における
圧力が異なり、過圧縮や不足圧縮といった効率低下の要
因となるという課題があった。
【0005】また、従来の技術では、インジェクション
による吐出流量増加により、吐出圧損が増加するという
課題があった。
【0006】本発明の目的は、インジェクションした場
合に発生する、吐出開始時の圧力のアンバランスを低減
し、また吐出圧損を低減して、効率のよいスクロール圧
縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のスクロール圧縮機に係る構成は、次の通り
である。
【0008】それぞれの台板上に渦巻状のラップを有す
る旋回スクロ−ルおよび固定スクロ−ルを備え、それぞ
れのラップを内側にして組み合わせて、前記旋回スクロ
−ルが自転を阻止された状態で前記固定スクロ−ルに対
して旋回運動をなすことにより、前記旋回スクロ−ルの
ラップ外側面と前記固定スクロ−ルのラップ内側面で形
成される圧縮室(A)、および前記旋回スクロ−ルのラ
ップ内側面と前記固定スクロ−ルのラップ外側面で形成
される圧縮室(B)、それぞれの容積を減少させてガス
を圧縮し、この圧縮ガスの吐出口を前記旋回スクロ−ル
あるいは前記固定スクロ−ルの少なくとも一方に有する
ものであり、冷媒あるいは油などを前記圧縮室に注入す
るインジェクション孔を、前記固定スクロ−ルに有す
る、スクロール圧縮機において、前記圧縮室(A)の吐
出開始時期と前記圧縮室(B)の吐出開始時期が異なる
ようにしたものである。また、前記圧縮室(A)の吐出
開始直前の最小密閉容積と前記圧縮室(B)の吐出開始
直前の最小密閉容積が異なるようにしたものである。
【0009】また、前記圧縮室(A)の圧縮開始時期と
前記圧縮室(B)の圧縮開始時期が異なるようにしたも
のである。
【0010】また、前記圧縮室(A)の最大密閉容積と
前記圧縮室(B)の最大密閉容積が異なるようにしたも
のである。
【0011】また、前記旋回スクロールのラップ外側面
巻き始め部が、前記固定スクロールのラップ内側面から
離れる時期と、前記固定スクロールのラップ外側面巻き
始め部が、前記旋回スクロールのラップ内側面から離れ
る時期が、異なるようにしたものである。
【0012】また、前記圧縮室(A)(B)の一方が、
他方よりも先に吐出口に連通開始するようにしたもので
ある。
【0013】上記の各技術手段により、インジェクショ
ンした場合に発生する、吐出開始時の圧力のアンバラン
スを低減し、また吐出圧損を低減して、効率のよいスク
ロール圧縮機を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施例を図1な
いし図8を参照して説明する。まず、スクロ−ル圧縮機
の一般的な全体構成を、図1ないし図2を参照して説明
する。図1は、本発明の第1の実施例に係るスクロ−ル
圧縮機の縦断面図を、冷凍サイクルの一例とのつながり
を含めて示したものである。図2は、図1のスクロール
圧縮機における、固定スクロ−ルに旋回スクロールのラ
ップを組み合わせた説明図である。図1に示すスクロ−
ル圧縮機は、密閉容器1内の上部に圧縮機構部、下部に
電動機部が収納されている。圧縮機構部は、固定スクロ
−ル2、旋回スクロ−ル3、フレ−ム4、クランク軸
5、オルダムリング6を主要構成要素としている。固定
スクロ−ル2の吸込口11には外部サイクルに接続する
吸込パイプ10が圧入されている。また、固定スクロー
ル2はインジェクション孔14を有し、インジェクショ
ンパイプ16により外部サイクルに接続されている。1
7はインジェクションの逆止弁である。
【0015】電動機部は、ステ−タ8およびロ−タ9か
らなり、ステ−タ8は密閉容器1内に焼き嵌めなどによ
り固定されており、ロ−タ9はクランク軸5に圧入など
により固定されている。フレ−ム4の外周部は密閉容器
1に固定されており、クランク軸5の回転を受ける軸受
を具備している。固定スクロ−ル2はボルト21により
フレ−ム4に締結されている。
【0016】固定スクロ−ル2は、台板2aとこの台板
2a上に直立する渦巻状のラップ2bとからなり、旋回
スクロ−ル3は、台板3aとこの台板3a上に直立する
渦巻状のラップ3bとからなり、それぞれラップ部2
b、3bを互いに内側に向けて組み合わせて圧縮室A,
Bを形成している。旋回スクロ−ル3のボス部にはクラ
ンク軸5の偏心部5aが回転自在に嵌入され、台板3a
部の溝3cとフレ−ム4の溝(図示せず)にはオルダム
リング6が摺動自在に配設され、旋回スクロ−ル3の自
転防止手段として機能している。7は、クランク軸5の
下部を支持する軸受である。
【0017】このようなスクロ−ル圧縮機の一般的な作
用を説明する。ロ−タ9はステ−タ8により回転力を受
け、クランク軸5が回転し、旋回スクロ−ル3はオルダ
ムリング6の作用により自転することなく偏心回転(公
転)する。旋回スクロ−ル3の公転により、吸込パイプ
10を通して固定スクロ−ル2の吸込口11から吸込ま
れた冷媒ガスは圧縮室A,Bの容積減少により徐々に圧
縮され圧力が上昇し、吐出孔13から密閉容器1の中に
放出される。放出された冷媒ガスは電動機部を冷却し吐
出パイプ18から外部サイクルへ供給される。
【0018】次に、本発明の第1の実施例を図1、図2
に合わせて図3ないし図5を参照して説明する。図3
は、図1のスクロール圧縮機における圧縮室A,Bの動
作を説明する図である。図4は、図1のスクロール圧縮
機における旋回スクロールのラップ巻き始め部の形状を
示す図である。図3の(a)は圧縮室A,Bが圧縮開始
する状態、(b)(c)は、それぞれ圧縮室A,Bにイ
ンジェクション孔14が開口している状態、(d)
(e)はそれぞれ圧縮室A,Bが吐出開始直前の状態を
示しており、旋回スクロール3の公転により、(a)
(b)(c)(d)(e)の順に圧縮室A,Bの容積が
減少し、それぞれの圧力が上昇する。ただし圧縮室Aは
(d)で吐出開始するので(e)では吐出行程に移行し
ており、もはや圧縮室ではないので記号Aを記していな
い。本実施例では、図4に示すように旋回スクロールの
ラップ3bの巻き始め部を、斜線部を削除した形状と
し、圧縮室Aが圧縮室Bよりも先に吐出開始するように
している。すなわち、旋回スクロールのラップ3bの外
側面巻き始め部が、固定スクロールのラップ2bの内側
面から離れる時期を、固定スクロールのラップ2bの外
側面巻き始め部が、旋回スクロールのラップ3bの内側
面から離れる時期よりも早くして、圧縮室Aが圧縮室B
よりも先に吐出開始するようにしている。また、圧縮室
A,Bの吐出開始直前の最小密閉容積は図3(d)
(e)のように異なっている。なお、本実施例では、旋
回スクロールのラップ3bの外側面巻き始め部が、固定
スクロールのラップ2bの内側面から離れることで圧縮
室Aが吐出開始し、その後旋回スクロールのラップ3b
の外側面が吐出口13と交差するが、吐出口13の位置
や大きさの変更により旋回スクロールのラップ3bの外
側面が吐出口13と交差することで圧縮室Aが吐出開始
するようにしてもよい。
【0019】本実施例における圧縮室A,Bの圧力変化
を、図5を参照して説明する。インジェクションするこ
とにより、圧縮室A,Bの圧力はインジェクションなし
の場合よりも高くなる。圧縮室A,Bへのインジェクシ
ョン孔開口区間はほぼ同じであるが、圧縮室Aの方が圧
縮室Bよりも低い圧力の時期にインジェクションするの
で、インジェクション量が多く、圧力が高くなる。従来
の技術では吐出開始が同時であり、また最小密閉容積が
同じなので、圧縮室Bに合った吐出開始状態、すなわち
圧縮室Bが過圧縮や不足圧縮のない状態(図5のefg
dに示す圧力変化)でも、圧縮室Aは過圧縮(図5のa
bchgd)となったり、圧縮室Aに合った吐出開始状
態(図5のabcd)でも、圧縮室Bは不足圧縮(図5
のeficgd)となるが、本実施例では、インジェク
ションによる圧力上昇が大きい圧縮室Aの最小密閉容積
を圧縮室Bより大きくしたので、吐出開始時の圧力が同
等となり、圧縮室A,Bとも図5のabcdおよびef
gdのように過圧縮や不足圧縮を低減することができ
る。また圧縮室A,Bの吐出開始時期を異ならせたの
で、同時に吐出するよりも、吐出ガス流量が平均化さ
れ、吐出圧損の低減を図ることができる。
【0020】次に本発明の第2の実施例を、図6ないし
図8を参照して説明する。図6は本発明の第2の実施例
における、固定スクロ−ルに旋回スクロールのラップを
組み合わせた説明図である。図7は図6のスクロール圧
縮機における圧縮室A,Bの動作を説明する図である。
図8は図6のスクロール圧縮機における圧縮室A,Bの
圧力変化を説明する指圧線図である。
【0021】図6は、図2に対して、固定スクロールの
ラップ2bの内側面の巻き終わりを、約180度延長し
ている。また、後述するように旋回スクロールのラップ
3bの巻き始め部を図2よりも大きく削除しているた
め、吐出口13の位置や大きさ、および固定スクロール
のラップ2bの巻き始め部の形状が図2と異なってい
る。
【0022】図7の(a)(b)は、それぞれ圧縮室
A,Bが圧縮開始する状態、(c)(d)は、それぞれ
圧縮室A,Bにインジェクション孔が開口している状
態、(e)(f)はそれぞれ圧縮室A,Bが吐出開始直
前の状態を示しており、旋回スクロール3の公転によ
り、(a)(b)(c)(d)(e)(f)の順に圧縮
室A,Bの容積が減少し、それぞれの圧力が上昇する。
ただし圧縮室Bは(b)で圧縮開始するので(a)では
記号Bを記していない。また圧縮室Aは(e)で吐出開
始するので(f)では吐出行程に移行しており、もはや
圧縮室ではないので記号Aを記していない。本実施例で
は、図7(a)(b)のように、圧縮室A,Bの圧縮開
始時期が異なっており、また圧縮室A,Bそれぞれの圧
縮開始する最大密閉容積が異なっている。また、図3と
図7を比較してわかるように、旋回スクロールのラップ
3bの巻き始め部を図4よりも大きく削除しており、図
3よりも、圧縮室Aが圧縮室Bより、さらに早く吐出開
始するようにしている。すなわち、旋回スクロールのラ
ップ3bの外側面巻き始め部が、固定スクロールのラッ
プ2bの内側面から離れる時期を、固定スクロールのラ
ップ2bの外側面巻き始め部が、旋回スクロールのラッ
プ3bの内側面から離れる時期より、さらに早くして、
圧縮室Aが圧縮室Bより、さらに早く吐出開始するよう
にしている。従って、図3の実施例よりも吐出開始時期
が大きく異なっており、より効果的に吐出圧損の低減が
図れるようになっている。
【0023】なお、本実施例では、第1の実施例と同様
に、旋回スクロールのラップ3bの外側面巻き始め部
が、固定スクロールのラップ2bの内側面から離れるこ
とで圧縮室Aが吐出開始し、その後旋回スクロールのラ
ップ3bの外側面が吐出口13と交差するようになって
いるが、旋回スクロールのラップ3bの外側面巻き始め
部が、固定スクロールのラップ2bの内側面から離れる
時期が、第1の実施例よりも早いので、吐出口13の位
置や大きさ、および固定スクロールのラップ2bの巻き
始め部形状が第1の実施例と異なっている。また、本実
施例においても、吐出口13の位置や大きさの変更によ
り旋回スクロールのラップ3bの外側面が吐出口13と
交差することで圧縮室Aが吐出開始するようにしてもよ
い。
【0024】本実施例における圧縮室A,Bの圧力変化
を、図8を参照して説明する。圧縮室Aは、圧縮室Bよ
りも早く圧縮開始するので、インジェクション時の圧力
が、図5の場合よりも、圧縮室Bのインジェクション時
の圧力に近くなる。従ってインジェクション量のバラン
スは良くなるが,従来技術のように吐出開始を同時にし
た場合は、圧縮室Bに合った吐出開始状態、すなわち圧
縮室Bが過圧縮や不足圧縮のない状態(図8のefgd
に示す圧力変化)でも、圧縮室Aは過圧縮(図8のab
chgd)となったり、圧縮室Aに合った吐出開始状態
(図8のabcd)でも、圧縮室Bは不足圧縮(図8の
eficgd)となるが、本実施例では、圧縮開始時期
が早く、また圧縮開始時の最大密閉容積が大きい圧縮室
Aの最小密閉容積を、第1の実施例よりさらに、圧縮室
Bの最小密閉容積より大きくしたので、吐出開始時の圧
力が同等となり、圧縮室A,Bとも図8のabcdおよ
びefgdのように過圧縮や不足圧縮を低減することが
できる。
【0025】また本実施例では、第1の実施例よりも、
圧縮室A,Bの吐出開始時期が大きく異なっており、よ
り効果的に吐出圧損の低減を図ることができる。
【0026】なお、上記第1および第2の実施例ではイ
ンジェクション孔が1つで圧縮室A,Bに交互に開口
し、開口期間がほぼ同じ場合を示したが、インジェクシ
ョン孔が圧縮室A,Bに交互に開口し、開口期間が同じ
でない場合でも、1つのインジェクション孔が片方の圧
縮室にのみ開口する場合でも、複数のインジェクション
孔がそれぞれ圧縮室A,Bに開口し、開口期間が同じで
ない場合でも、吐出開始時期を異ならせることで、ある
いは最小密閉容積を異ならせることで、吐出開始時の圧
力アンバランスの低減や、吐出圧損の低減を図ることが
できる。また、複数のインジェクション孔がそれぞれ圧
縮室A,Bに開口し、開口期間が同時期の場合でも、吐
出圧損の低減を図ることができる。
【0027】また、上記第2の実施例では、圧縮開始時
期を約180度異ならせたが、180度でなくてもよ
い。
【0028】また、上記第1および第2の実施例では詳
しく説明していないが、吐出開始時期、最小密閉容積、
圧縮開始時期、最大密閉容積の選定は、各圧縮室の圧力
差による、固定スクロールおよび旋回スクロールのすき
まからのガスの漏れを考慮するとさらによい。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インジェクションした場合に発生する、吐出開始
時の圧力のアンバランスを低減し、また吐出圧損を低減
して、効率のよいスクロール圧縮機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るスクロ−ル圧縮機
の縦断面図を、冷凍サイクルの一例とのつながりを含め
て示したものである。
【図2】図1のスクロール圧縮機における、固定スクロ
−ルに旋回スクロールのラップを組み合わせた説明図で
ある。
【図3】図1のスクロール圧縮機における圧縮室A,B
の動作を説明する図である。
【図4】図1のスクロール圧縮機における旋回スクロー
ルのラップ巻き始め部の形状を示す図である。
【図5】図1のスクロール圧縮機における圧縮室A,B
の圧力変化を説明する指圧線図である。
【図6】本発明の第2の実施例における、固定スクロ−
ルに旋回スクロールのラップを組み合わせた説明図であ
る。
【図7】図6のスクロール圧縮機における圧縮室A,B
の動作を説明する図である。
【図8】図6のスクロール圧縮機における圧縮室A,B
の圧力変化を説明する指圧線図である。
【符号の説明】
A,B…圧縮室、1…密閉容器、2…固定スクロ−ル、
3…旋回スクロ−ル、2a,3a…台板、2b,3b…
ラップ、3c…溝、4…フレ−ム、5…クランク軸、5
a…偏心部、6…オルダムリング、7…軸受、8…ステ
−タ、9…ロ−タ、10…吸込パイプ、11…吸込口、
13…吐出孔、14…インジェクション孔、16…イン
ジェクションパイプ、17…逆止弁、18…吐出パイ
プ、21…ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AB03 BB12 BB32 BB53 CC03 CC05 CC06 CC14 CC15 CC49 3H039 AA03 AA04 AA12 BB01 BB13 CC02 CC03 CC06 CC07 CC28 CC29 CC48

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれの台板上に渦巻状のラップを有す
    る旋回スクロ−ルおよび固定スクロ−ルを備え、それぞ
    れのラップを内側にして組み合わせて、前記旋回スクロ
    −ルが自転を阻止された状態で前記固定スクロ−ルに対
    して旋回運動をなすことにより、前記旋回スクロ−ルの
    ラップ外側面と前記固定スクロ−ルのラップ内側面で形
    成される圧縮室(A)、および前記旋回スクロ−ルのラ
    ップ内側面と前記固定スクロ−ルのラップ外側面で形成
    される圧縮室(B)、それぞれの容積を減少させてガス
    を圧縮し、この圧縮ガスの吐出口を前記旋回スクロ−ル
    あるいは前記固定スクロ−ルの少なくとも一方に有する
    ものであり、冷媒あるいは油などを前記圧縮室に注入す
    るインジェクション孔を、前記固定スクロ−ルに有す
    る、スクロール圧縮機において、前記圧縮室(A)の吐
    出開始時期と前記圧縮室(B)の吐出開始時期が異なる
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】それぞれの台板上に渦巻状のラップを有す
    る旋回スクロ−ルおよび固定スクロ−ルを備え、それぞ
    れのラップを内側にして組み合わせて、前記旋回スクロ
    −ルが自転を阻止された状態で前記固定スクロ−ルに対
    して旋回運動をなすことにより、前記旋回スクロ−ルの
    ラップ外側面と前記固定スクロ−ルのラップ内側面で形
    成される圧縮室(A)、および前記旋回スクロ−ルのラ
    ップ内側面と前記固定スクロ−ルのラップ外側面で形成
    される圧縮室(B)、それぞれの容積を減少させてガス
    を圧縮し、この圧縮ガスの吐出口を前記旋回スクロ−ル
    あるいは前記固定スクロ−ルの少なくとも一方に有する
    ものであり、冷媒あるいは油などを前記圧縮室に注入す
    るインジェクション孔を、前記固定スクロ−ルに有す
    る、スクロール圧縮機において、前記圧縮室(A)の吐
    出開始直前の最小密閉容積と前記圧縮室(B)の吐出開
    始直前の最小密閉容積が異なることを特徴とするスクロ
    ール圧縮機。
  3. 【請求項3】前記圧縮室(A)の圧縮開始時期と前記圧
    縮室(B)の圧縮開始時期が異なることを特徴とする請
    求項1ないし2記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】前記圧縮室(A)の最大密閉容積と前記圧
    縮室(B)の最大密閉容積が異なることを特徴とする請
    求項1ないし2記載のスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】前記圧縮室(A)の吐出開始時期と前記圧
    縮室(B)の吐出開始時期が異なる手段、あるいは、前
    記圧縮室(A)の吐出開始直前の最小密閉容積と前記圧
    縮室(B)の吐出開始直前の最小密閉容積が異なる手段
    は、前記旋回スクロールのラップ外側面巻き始め部が、
    前記固定スクロールのラップ内側面から離れる時期と、
    前記固定スクロールのラップ外側面巻き始め部が、前記
    旋回スクロールのラップ内側面から離れる時期が、異な
    ることである請求項1ないし4記載のスクロール圧縮
    機。
  6. 【請求項6】前記圧縮室(A)の吐出開始時期と前記圧
    縮室(B)の吐出開始時期が異なる手段、あるいは、前
    記圧縮室(A)の吐出開始直前の最小密閉容積と前記圧
    縮室(B)の吐出開始直前の最小密閉容積が異なる手段
    は、前記圧縮室(A)(B)の一方が、他方よりも先に
    吐出口に連通開始する手段による請求項1ないし4記載
    のスクロール圧縮機。
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