JPH0734998Y2 - 長尺昇降階段の安全装置 - Google Patents

長尺昇降階段の安全装置

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JPH0734998Y2
JPH0734998Y2 JP1990018390U JP1839090U JPH0734998Y2 JP H0734998 Y2 JPH0734998 Y2 JP H0734998Y2 JP 1990018390 U JP1990018390 U JP 1990018390U JP 1839090 U JP1839090 U JP 1839090U JP H0734998 Y2 JPH0734998 Y2 JP H0734998Y2
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passage
long
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stairs
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JP1990018390U
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JPH03108725U (ja
Inventor
雅治 澁沢
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は長尺昇降階段の安全装置に関するものである。
[従来の技術] 第4図は大型球形タンクの一例を示すもので、この種の
大型球形タンク1には、地上2と頂部作業床3との間を
作業員4が昇降し得るよう地上2に立設した支柱5に螺
旋状に取付けられた下部昇降階段6と、該下部昇降階段
6頂部から前記頂部作業床3に向けて大型球形タンク1
の上部球面に沿って取付けられた上部昇降階段7とが備
えられている。
又、第5図はセメントクリンカ貯蔵サイロの一例を示す
もので、この種のセメントクリンカ貯蔵サイロ8のプレ
ートコンベヤ9にも作業員4が地上2とサイロ頂部10と
の間を昇降し得るよう昇降階段11が設けられている。
これら第4図の大型球形タンク1の上部昇降階段7や第
5図のセメントクリンカ貯蔵サイロ8の昇降階段11は、
通常、急勾配で、しかも比較的長く延設されている。
[考案が解決しようとする課題] 斯かる上記従来構造では、作業員4が昇降する際、特に
下降の際につまずいたり、足を踏み外したりすると階段
の下端まで転落してしまう虞れがあり、この転落の恐怖
感から作業員4は迅速な昇降が行えず、作業能率が低下
していた。
又、万一転落した場合には、作業員4が負傷する虞れが
あった。
本考案は上述の実情に鑑みて成したもので、階段の昇降
時(特に下降時)の恐怖感を軽減することができ且つ万
一転落した場合にも転落距離を最小限に抑え得る長尺昇
降階段の安全装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は長尺昇降階段の長手方向に所要の間隔を有する
各ステップの幅方向一端側に、垂直方向に延びる支持柱
をその軸線を中心に回動可能に嵌合支持する支持台を固
定し、前記支持柱の所要高さに前記ステップの幅方向他
端側に延びて前記長尺昇降階段の通路を閉鎖し得る幅寸
法の扉部を固着することにより前記通路を開閉可能な開
閉扉を構成し、更に前記支持柱下端部に当て金具を突設
すると共に前記開閉扉が前記通路を閉鎖する位置から該
通路の下方側には回動しないよう前記当て金具に当接す
るストッパ部を前記支持台上部に形成し、前記支持柱と
支持台との間に前記当て金具を常にストッパ部に当接せ
しめるよう付勢しておく閉鎖ばねを配設したことを特徴
とする長尺昇降階段の安全装置にかかるものである。
[作用] 従って本考案では、長尺昇降階段を昇る際には閉鎖ばね
の反発力に抗して開閉扉を通路の上方側に押して回動さ
せ、又、長尺昇降階段を降りる際に閉鎖ばねの反発力に
抗して開閉扉を通路の上方側に引いて回動させることに
より通行を行う。
上記通行の際に、万一転落しても長尺昇降階段の途中で
開閉扉に当たって止められる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の長尺昇降階段の安全装置の一
実施例であり、前述した第4図の大型球形タンクや第5
図のセメントクリント貯蔵サイロ等に備えられる急勾配
で長尺を有して延設された長尺昇降階段12において、該
長尺昇降階段12の長手方向に所要の間隔を置いた各ステ
ップ13の一端側に、垂直方向に延びる支持柱14をその軸
線を中心に回動自在に嵌合支持する支持台15を固定し、
前記支持柱14の上下方向所要高さに前記ステップ13の幅
方向他端側に延びて前記長尺昇降階段12の通路16を閉鎖
し得るような幅寸法の扉部17を固着することによって、
前記長尺昇降階段12の長手方向所要間隔毎に該長尺昇降
階段12の通路16を閉鎖し、開放し得るよう回動する複数
の開閉扉18を構成する。
更に第2図及び第3図に示す如く、上記開閉扉18の支持
柱14下端部に水平方向に突出する当て金具19を設けると
共に、前記支持台15上部には、前記開閉扉18が長尺昇降
階段12の通路16を閉鎖する位置から該通路16の下方側に
回動しないよう前記当て金具19の一側面に当接し且つ前
記開閉扉18の通路16の上方側への所要角度の回動を許容
し得るよう前記当て金具19回動空間20を形成する断面C
字形のストッパ部21を形成し、該ストッパ部21と前記当
て金具19とからストッパ機構22を構成する。
更に、前記支持柱14下端部における前記当て金具19直上
位置に、一端を前記ストッパ部21上部に固着し且つ他端
を前記支持柱14に回動可能に嵌合された固定リング23に
固着したスプリング状の閉鎖ばね24を配設し、前記固定
リング23を支持柱14に対し所定方向に回動せしめて前記
閉鎖ばね24にねじりを加え、斯かる状態で固定ボルト25
を締め込んで前記固定リング23を支持柱14に固定するこ
とによって、前記当て金具19を前記開閉扉18が通路16を
閉鎖する位置でストッパ部21に当接せしめるよう付勢し
ておく。
図中、26は取付用のボルト、27はハンドル、28は手すり
を示す。
上記構成によれば、長尺昇降階段12を通路16の下方側か
ら昇ってきた作業員の通行は、閉鎖ばね24の反発力に抗
して開閉扉18を通路16の上方側に押して回動させること
により行われ、前記長尺昇降階段12を通路16の上方側か
ら降りてきた作業員の通行は、閉鎖ばね24の反発力に抗
して開閉扉18を通路16の上方側に引いて回動させること
により行われる。
従って、作業員が昇降する際、特に下降の際に、万一つ
まずいたり、足を踏み外したりして転落しても、開閉扉
18は閉鎖ばね24によって常に通路16を閉鎖され且つスト
ッパ機構22によって通路16の下方側には回動しないよう
にされているので、転落した作業員は長尺昇降階段12の
途中で前記開閉扉18に当たって止められる。
以上に述べたように、万一作業員が転落した場合でも、
開閉扉18によって転落距離を最小限に抑えることができ
るので、長尺昇降階段12の下端まで転落してしまう虞れ
がなくなり、転落の恐怖感を著しく軽減することがで
き、作業員に迅速な昇降を行わしめて作業能率を大幅に
向上することができると共に作業員が長尺昇降階段12を
昇降する際の安全性を大幅に向上することができる。
尚、本考案の長尺昇降階段の安全装置は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の長尺昇降階段の安全装置に
よれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)万一転落した場合でも、開閉扉によって長尺昇降
階段の途中で止められるので、転落距離を最小限に抑え
ることができる。
(II)上記(I)により長尺昇降階段の下端まで転落し
てしまう虞れがなくなり、転落の恐怖感を著しく軽減す
ることができるので、迅速な昇降を行うことができる。
(III)上記(I)により長尺昇降階段を昇降する際の
安全性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は本考案の
一実施例の拡大図、第3図は第2図のIII−III方向の矢
視図、第4図は大型球形タンクの一例を示す側面図、第
5図はセメントクリンカ貯蔵サイロの一例を示す側面図
である。 図中、12は長尺昇降階段、13はステップ、14は支持柱、
15は支持台、16は通路、17は扉部、18は開閉扉、19は当
て金具、21はストッパ部、24は閉鎖ばねを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺昇降階段の長手方向に所要の間隔を有
    する各ステップの幅方向一端側に、垂直方向に延びる支
    持柱をその軸線を中心に回動可能に嵌合支持する支持台
    を固定し、前記支持柱の所要高さに前記ステップの幅方
    向他端側に延びて前記長尺昇降階段の通路を閉鎖し得る
    幅寸法の扉部を固着することにより前記通路を開閉可能
    な開閉扉を構成し、更に前記支持柱下端部に当て金具を
    突設すると共に前記開閉扉が前記通路を閉鎖する位置か
    ら該通路の下方側には回動しないよう前記当て金具に当
    接するストッパ部を前記支持台上部に形成し、前記支持
    柱と支持台との間に前記当て金具を常にストッパ部に当
    接せしめるよう付勢しておく閉鎖ばねを配設したことを
    特徴とする長尺昇降階段の安全装置。
JP1990018390U 1990-02-26 1990-02-26 長尺昇降階段の安全装置 Expired - Lifetime JPH0734998Y2 (ja)

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JPH03108725U JPH03108725U (ja) 1991-11-08
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