JPH07346A - 内視鏡システム - Google Patents

内視鏡システム

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JPH07346A
JPH07346A JP5143664A JP14366493A JPH07346A JP H07346 A JPH07346 A JP H07346A JP 5143664 A JP5143664 A JP 5143664A JP 14366493 A JP14366493 A JP 14366493A JP H07346 A JPH07346 A JP H07346A
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Naoki Uchiyama
直樹 内山
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Katsuya Suzuki
克哉 鈴木
Koichiro Ishihara
康一郎 石原
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Akira Murata
晃 村田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作者の技術的な差違などによらず、できる
限りスムーズに挿入することができる内視鏡システムを
提供する。 【構成】 情報を記憶するICカード63と、内視鏡2
を被検体へ挿入する際の挿入経路に沿った湾曲部の湾曲
動作に関するデータを作成して、このデータを前記IC
カード63に記録する湾曲データ作成手段たる記録装置
と、前記ICカード63に記録されたデータに基づい
て、前記湾曲部を湾曲させるべき方向および湾曲させる
べき量を制御する制御回路48と、この制御回路48の
制御に基づいて、内視鏡2の湾曲部を湾曲駆動させるモ
ータ32,33とを備えた内視鏡システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の湾曲部を湾曲
させる湾曲駆動手段を有する内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入する
ことにより、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ
て、処置具チャンネル内に挿入した処置具等を用いて、
各種治療処置のできる内視鏡が広く用いられている。
【0003】また、ボイラー,ガスタービンエンジン,
化学プラント等の配管,自動車エンジンのボディ等の内
部の傷や腐蝕等の観察や検査等に、工業用内視鏡が広く
利用されている。
【0004】こうした内視鏡は、一般に挿入部の先端部
に設けた湾曲部を湾曲させる機構を有していて、さら
に、この湾曲機構を駆動するためにモータ等の電動式の
駆動手段を設けている。このような電動湾曲式内視鏡
は、内視鏡およびこの内視鏡の湾曲を制御するための湾
曲制御装置,光源装置などと組合わせて電動湾曲式内視
鏡装置を構成して使用されている。
【0005】電動湾曲式内視鏡装置は、その操作性を向
上させるために、例えば特開平1−317423号公
報,特開昭58−78635号公報,特公昭63−59
329号公報,および特開昭58−69523号公報な
どに、湾曲速度を湾曲操作スイッチの操作時間,操作
量,操作力量等によって制御する制御手段を備えたもの
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、体腔内の臓
器等は被検体によって微妙にその形が違っていて、しか
も、操作者たる医者自身のテクニックによって内視鏡を
挿入するスムーズさにも差が生じていた。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、操作者の技術的な差違などによらず、できる
限りスムーズに挿入することができる内視鏡システムを
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による内視鏡システムは、情報を記憶する
記憶手段と、内視鏡を被検体へ挿入する際の湾曲部の湾
曲動作に関するデータを作成してこのデータを前記記憶
手段に記録する湾曲データ作成手段と、前記記憶手段に
記録されたデータに基づいて前記湾曲部を湾曲させるべ
き方向および湾曲させるべき量を制御する湾曲制御手段
と、この湾曲制御手段の制御に基づいて内視鏡の湾曲部
を湾曲駆動させる湾曲駆動手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】湾曲データ作成手段が、内視鏡を被検体へ挿入
する際の湾曲部の湾曲動作に関するデータを作成してこ
のデータを前記記憶手段に記録し、湾曲制御手段が、前
記記憶手段に記録されたデータに基づいて、前記湾曲部
を湾曲させるべき方向および湾曲させるべき量を制御
し、湾曲駆動手段が、前記湾曲制御手段の制御に基づい
て内視鏡の湾曲部を湾曲駆動させる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図9は本発明の一実施例に係り、図1
は操作部に設けた湾曲操作スイッチ部とICカードの配
置を示す斜視図、図2は内視鏡装置の電動湾曲機構およ
び電気的な構成の要部を示すブロック図、図3は電動湾
曲式内視鏡装置の全体的な構成を示す側面図、図4は記
録装置を示す正面図、図5はICカードに画像データを
記録する構成を示すブロック図、図6は患者データの分
類の一例を示す図、図7は秘密事項に属する画像データ
の代わりにダミー画像を表示する動作を示すフローチャ
ート、図8は光ディスクに記録した画像情報にコメント
情報を重ね合わせて表示する構成を示すブロック図、図
9は秘密事項に属するコメント情報をモニタに表示する
場合と表示しない場合を示す図である。
【0011】電動湾曲式の内視鏡装置1は、図3に示す
ように、CCD等の固体撮像素子を内設した電子式の電
動湾曲式内視鏡2と、この電子式の電動湾曲式内視鏡2
に照明光を供給する光源装置3と、前記固体撮像素子を
駆動するとともに、該固体撮像素子からの撮像信号を標
準的な映像信号に変換するビデオプロセッサ(以下、V
Pと略記する。)4と、このVP4からの映像信号を写
し出して観察するモニタ5と、前記電子式の電動湾曲式
内視鏡2の後述する湾曲部10の湾曲を制御する湾曲用
モータ制御装置6とからその主要部を構成されている。
【0012】電子式の電動湾曲式内視鏡2は、太径の操
作部7に、被検体に挿入可能に細長に形成された挿入部
8を連設している。この挿入部8は、操作部7側から先
端側に向かって順に、可撓管部9,湾曲部10,および
先端構成部11が連設されてなる。前記湾曲部10は、
その内部に複数の湾曲駒を連結していて、上下,左右方
向に湾曲可能な図示しない湾曲管を設けている。
【0013】前記操作部7の側面は、内視鏡を挿入/抜
去する際、あるいは湾曲操作等の際に、操作者が、内視
鏡を把持して支える把持部20となっている。また、前
記操作部7は、その手元側の一側面からユニバーサルコ
ード12を延出していて、このユニバーサルコード12
は途中で二股に分岐している。このユニバーサルコード
12の一端部には、湾曲用モータ制御装置6に着脱自在
に接続されるモータ制御装置用コネクタ13が、また他
端部には、光源装置3に着脱自在に接続されるライトガ
イドコネクタ14が、それぞれ設けられている。そし
て、前記ライトガイドコネクタ14は、その側部からビ
デオ制御用コード15を延出していて、このビデオ制御
用コード15の端部には、前記VP4に着脱自在に接続
されるビデオプロセッサ(VP)用コネクタ16が設け
られている。
【0014】また、前記操作部7には、前記先端構成部
11の先端面に設けられた図示しない観察窓を図示しな
いノズルから送気あるいは送水して洗浄するよう指示す
る送気・送水ボタン17と、図示しない吸引チャンネル
(処置具挿通用チャンネル)から体液等の吸引を指示す
る吸引ボタン18とが設けられている。
【0015】さらに、前記操作部7は、図1ないし図3
に示すように、湾曲指示入力手段としての湾曲操作スイ
ッチ部19を有している。この湾曲操作スイッチ部19
は、図1,図2に示すように、前記湾曲部10を上・下
・左・右の4方向に湾曲させる指示を出せるように、上
湾曲用スイッチU,下湾曲用スイッチD,左湾曲用スイ
ッチL,および右湾曲用スイッチRの四つのスイッチ
を、十字型をした湾曲操作スイッチ部19の四つの腕部
にそれぞれ配設して構成されている。
【0016】なお、前記湾曲操作スイッチ部19は、フ
ラット型でなくジョイステック型でも良いし、4方向ス
イッチが4つに分離(独立)していても良い。また、前
記湾曲操作スイッチ部19は4方向でなく、上下の2方
向スイッチでも良い。
【0017】前記先端構成部11は、前記観察窓の内部
後方側に、図2に示すような対物光学系20Aと、その
焦点面に配置した前記固体撮像素子21(図では、CC
Dを一例として示す。)とを設けている一方、図示しな
い照明窓の内部後方側に、図2に示す照明光学系22等
を設けている。前記固体撮像素子21には、信号ケーブ
ルが電気的に接続されており、この信号ケーブルは、ア
ンプ23を介して、前記VP用コネクタ16まで延出さ
れている。また、照明光学系22の後方には、ファイバ
バンドルよりなるライトガイドファイバ24の出射端が
配置されている。このライトガイドファイバ24は、前
記ライトガイドコネクタ14まで延出され、ライトガイ
ドファイバ24の入射端には、前記光源装置3の内部に
設けられた配光ランプ25からの照明光が図示しないコ
ンデンサレンズ等を介して入射するようになっている。
【0018】前記先端部11の後端に隣接して湾曲自在
に形成された湾曲部10は、上述のように、その内部に
図示しない複数の湾曲駒を上下および左右で回動自在に
縦列接続して形成された湾曲管を設けている。前記複数
の湾曲駒は、その内部に、図2に示すような上下湾曲操
作ワイヤ27および左右湾曲操作ワイヤ28を挿通し、
各ワイヤの先端は、前記先端部11に内設された図示し
ない最先端の湾曲駒に固定されている。これら湾曲操作
ワイヤ27,28は、湾曲部10内および可撓管部9内
を挿通されていて、その後端は操作部7内のプーリ2
9,31にそれぞれ巻回されている。
【0019】前記プーリ29,31は、電気的な湾曲駆
動手段としての例えばDCモータ32,33の各シャフ
ト32a,33aにそれぞれ固着されており、これらD
Cモータ32,33の回転により、それぞれプーリ2
9,31も回転されることになる。
【0020】まず、前記湾曲部10を上下方向に湾曲さ
せる場合は、モータ32を駆動させる。前記プーリ29
の回転により、前記湾曲操作ワイヤ27は、折り返され
たうちの一方が索引、他方が弛緩され、索引された側に
湾曲部10が湾曲される。
【0021】また、前記湾曲部10を左右方向に湾曲さ
せる場合は、モータ33を駆動させる。前記プーリ31
の回転により、前記湾曲操作ワイヤ28は、折り返され
たうちの一方が索引、他方が弛緩され、索引された側に
湾曲部10が湾曲される。
【0022】前記シャフト32a,33aは、各湾曲駆
動用DCモータ32,33のプーリ29,31と反対側
にも突出していて、この各シャフト32a,33aに
は、ロータリエンコーダ34,35が取り付けられ、D
Cモータ32,33の回転量をそれぞれ検出できるよう
になっている。
【0023】前記湾曲操作スイッチ部19のスイッチ
は、押圧されてオン状態になることによって、DCモー
タ32,33を駆動し、このときロータリエンコーダ3
4,35により、DCモータ32,33の回転量が検出
される。DCモータ32,33により検出された回転量
が、それぞれ湾曲角検出回路40,50に入力される。
前記回転量は、前記湾曲部10の湾曲量に対応している
ので、各湾曲角検出回路40,50は、入力した回転量
を湾曲部10の湾曲角データに変換し、制御回路48に
出力する。
【0024】前記上,下湾曲スイッチU,Dおよび左,
右湾曲スイッチL,Rは、湾曲用モータ制御装置6内の
インプット/アウトプット・インターフェース(以下、
I/Oと略記する。)51を介して、オン/オフ信号を
制御回路48に入力する。各湾曲スイッチU,D、L,
RのI/O51側の各接点は、信号線47を介して、そ
れぞれ抵抗器で電源端にプルアップされており、この各
スイッチU,D、L,Rの他の各接点は接地されてい
る。各スイッチU,D、L,Rは、スイッチオンで、
“L”のオン信号を出力する。
【0025】前記制御回路48は、I/O51aおよび
ドライバ52を介して、モータ32の正逆転、すなわち
上・下湾曲の制御を行う一方、I/O51bおよびドラ
イバ54を介して、モータ33の正逆転、すなわち左・
右湾曲の制御を行う。モータ32,33を駆動する駆動
電流は、それぞれ電流プローブ55,56を介して、電
流検出回路57,58により検出され、A/Dコンバー
タ59a,59bをそれぞれ介して、前記制御回路48
に出力される。
【0026】つまり、この制御回路48の制御により、
ドライバ52は、モータ32に対し、上方向湾曲の場合
に、例えば正の電力、下方向湾曲の場合には、例えば負
の電力を供給する。この供給電力は、電流プローブ55
を介して電流検出回路57により電流に変換され、前記
A/Dコンバータ59aによりA/D変換された後、制
御回路48に出力される。
【0027】また、制御回路48の制御により、ドライ
バ54は、モータ33に対し、左方向湾曲の場合に、例
えば正の電力、右方向湾曲の場合には、例えば負の電力
を供給する。この供給電力は、電流プローブ56を介し
て電流検出回路58により電流に変換され、前記A/D
コンバータ59bによりA/D変換された後、制御回路
48に出力される。
【0028】内視鏡装置1の記憶部60には、湾曲角検
出回路40(50)と電流検出回路57(58)の検出
データ間の関係を与える所定の関数が記憶されている。
そして、記憶部60の所定の関数に対して、湾曲角検出
回路40(50)および電流検出回路57(58)の検
出データとの間に、例えば50%以上の隔たりがあった
場合、制御回路48は、ドライバ52(54)への電流
供給の増加速度をゆっくりとし、湾曲部10の湾曲速度
を遅くするようになっている。
【0029】一方、内視鏡2には、最大湾曲角設定部6
1が設けられている。この最大湾曲角設定部61は、図
示しないディプスイッチ等により、予め最大湾曲角を設
定しておくものである。なお、前記ディプスイッチは、
上下左右方向それぞれに、最大湾曲角を設定するように
なっている。
【0030】そして、前記制御回路48は、湾曲角検出
回路40,50の出力値を前記最大湾曲角の設定値と比
較して、その出力値が該設定値と同じ値になったとき
に、ドライバ52,54を介して各モータ32,33の
駆動を制御して、最大湾曲角以上に湾曲しないように駆
動制御している。
【0031】前記内視鏡2の操作部7には、図1ないし
図3に示すように、後述する方法によってデータを記憶
した例えばICカード63が挿入されるようになってい
る。この記憶手段たるICカード63は、図3に示すよ
うにインターフェース62に挿入されていて、該ICカ
ード63のデータは、前記インターフェース62とI/
O51を介して制御回路48に送られる。この制御回路
48は、送られたデータに基づいてモータ32,33を
駆動して、湾曲部10を必要な角度および量だけ湾曲さ
せる。
【0032】上記湾曲データを作成してICカード63
に記録する装置の一例を、図4を参照して説明する。湾
曲データ作成手段たる記録装置70は、レントゲン写真
71等を設置する読取ボード72と、設置されたレント
ゲン写真71を内視鏡2を挿入する経路に沿ってなぞっ
ていくライトペン73と、ICカード63を挿入するI
Cカードセットユニット74とを備えている。
【0033】このような記録装置70を使用する際に
は、まず別途撮影した患者のレントゲン写真71などを
読取ボード72の上にセットする。次に、ライトペン7
3でレントゲン写真71を、内視鏡2をこれから挿入す
る経路に沿って、その挿入する方向になぞっていく。こ
のライトペン73でなぞったデータに基づいて、内視鏡
2を挿入する際の、その挿入順序に沿った湾曲部を変形
させる角度および量が演算されて、該記録装置70の内
部で必要な処理を施されてデジタルデータに変換されて
から、ICカードセットユニット74に挿入されたIC
カード63に記憶される。
【0034】次に、この挿入データが記憶されたICカ
ード63を内視鏡2の操作部7に挿入する。すると、上
記インターフェース62とI/O51とを介して制御回
路48が、該ICカード63のデータを参照してドライ
バ52,54によりモータ32,33を駆動して、湾曲
部10を必要な方向および量だけ湾曲制御する。
【0035】なお、内視鏡に挿入量を検出する手段を設
けて、検出された挿入量と対応させて湾曲量を制御する
ようにするとさらに良い。
【0036】このようにICカード63にメモリされた
データに従って湾曲部10を湾曲させていくということ
は、事前に撮影した患者自身の臓器の微妙な違いに沿っ
て自動的に湾曲させて挿入していくことになるので、よ
りスムーズに内視鏡を挿入することができ、診断が容易
に行える。
【0037】また、内視鏡による診断は、経過を観察す
るために時間をおいて数回繰り返して行なうことがある
が、上記ICカード63にデータを保存しておけば、2
回目以降はこのICカード63を使用すれば良いので、
データを取り込む作業を繰り返す手間を省くことができ
る。
【0038】一方、操作者である医者によって挿入のテ
クニックに個人差があるが、スムーズに挿入できる医者
による診断時の挿入テクニックを、同様にICカード6
3にメモリしておけば、医者が替わってもスムーズな挿
入が可能となる。
【0039】このような内視鏡システムは、医療用の内
視鏡のみに限定されるものではなく工業用の内視鏡にも
適用することができて、例えば化学プラントの配管など
を検査する場合は、記録装置70により化学プラントの
図面等により内視鏡を挿入する手順に従ってICカード
63にデータを記憶させておき、挿入時にこの記憶した
ICカードを用いて湾曲制御等を行うようにすれば、や
はりスムーズな検査が実現できる。
【0040】なお、ICカード63は、本実施例では内
視鏡2の把持部20に装着するようにしたが、湾曲用モ
ータ制御装置6にICカード用のインターフェース62
を設けて、そこにICカード63を装着するようにして
もよい。
【0041】また、記憶手段としてはICカードに限る
ものではなく、例えばラムカードでも良いし、光ディス
クや光磁気ディスク、あるいはリムーバブルハードディ
スクやレーザーカードのようなものでも良いことは言う
までもない。
【0042】さらに、上述のような構成において、被検
体を複数の方向から撮影したレントゲン写真などを用い
て、挿入する経路を立体的に把握して記憶手段に記憶さ
せるとなお良い。一般的には挿入経路は平面的であると
は限らないため、このようにすれば一層正確に挿入する
ことが可能になる。
【0043】加えて、挿入経路を指示するデータとして
は、ペンライトなどに限るものではなく、例えばCAD
などで作成したデータから読み込むようにしても良い。
【0044】また、上述のような挿入経路に関するデー
タを一括してファイルしておいて、たくさんファイルさ
れたデータの中から、挿入しようとする被検体に類似す
るデータを検索して選んで、その類似データをICカー
ド等に記憶させて挿入するようにすれば、新しい被検体
に対して常に新しいデータを作成する必要がなくなって
より簡便である。
【0045】ところで、上述のようなICカード63
は、記憶容量に余裕がある場合には、次に説明するよう
なデータを記憶させるようにしても良い。
【0046】固体撮像素子21の信号ケーブルは、アン
プ23を介してVP4に接続されているが、その途中で
図5に示すように、VP4の他にプロセス回路80にも
送られて画像信号に変換される。その信号はA/D回路
81とICカードインターフェース82を介して、IC
カード63に記憶される。
【0047】つまり、上述のように患者の注目患部に内
視鏡2がICカード63のデータにより電動アングルで
挿入されてきたときに、インターフェース82に自動切
替スイッチを設けて、前記I/O51にも信号を送るこ
とができるようにすれば、前回の画像データをVP4を
介してモニタ5に送ることにより、現在観察中の画像と
比較することができ、自動的に医者は経過を容易に比較
して観察することができることになる。
【0048】このように、患者はある日の診断結果の重
要な部分の画像データをICカード63にメモリしても
らうことができるために、経過観察が容易に記録できる
ことになる。
【0049】また、内視鏡で診断しているときに患者に
見せるべきではない画像がある場合に、後でその病状の
説明をする際に配慮なく検索表示してしまうことがない
ように、患者の病状内容に関して秘密にすべき内容があ
る場合は、内視鏡画像および患者データ中の秘密事項に
関連する部分を見せないようにするための信号を入れ
て、画像を表示しないようにするかあるいはダミーの画
像を見せるようにするとよい。
【0050】つまり、データを記憶する際には、図6に
示すように、患者の氏名や生年月日を始めとした患者本
人に見せてもかまわない種々の情報と、それ以外の患者
本人には見せないでおいたほうがいい秘密保持を要する
事項とに分類して記憶手段に記憶しておく。
【0051】そして、この記憶手段に記憶された情報を
表示する際には、図7に示すように、検索データを入力
して記憶手段から患者データを検索すると(S1,S
2)、該検索データが秘密事項であるかどうかを判断す
る(S3)。それが秘密事項に属さない場合には、その
検索データに対応する画像データを検索してそのまま表
示し(S4,S6)、一方、秘密事項である場合には、
事前に記憶されているダミー画像を選択して表示するよ
うにする(S5,S6)。
【0052】また、診断の際などには、光ディスクレコ
ーダ91などに記録されている画像データとともに、コ
メントなどのデータを同時に表示する場合がある。この
ときには、図8に示すように、該コメント情報をスーパ
インポーズ回路92により画像データにスーパインポー
ズして、図9(A)に示すように、モニタ5などに表示
するようになっている。
【0053】この場合に、画像そのものは、患者本人に
見せてもかまわないが、各画像に対応して添付されてい
るコメント等のデータ部分を見せるのは好ましくない場
合には、図9に示すように、そのコメント等のデータ
を、前記患者の個人情報と同様に、秘密事項に属する部
分とそうでない部分とに分類しておき、前記図7に示し
たのと同様の判断を経て、図9(B)に示すように、秘
密事項に属する部分を表示させないようにしている。
【0054】以上説明したように、このような実施例に
よればICカード等の記憶手段に、事前に作成した被検
体の挿入時における湾曲動作に関するデータを記憶させ
ておいて、そのデータを基に湾曲動作を行って挿入する
ようにしたので、操作者による個人差がなく、いつでも
スムーズな挿入や診断ができることになる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作者の技術的な差違などによらず、できる限りスムーズ
に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図9は本発明の一実施例に係り、図
1は操作部に設けた湾曲操作スイッチ部とICカードの
配置を示す斜視図。
【図2】内視鏡装置の電動湾曲機構および電気的な構成
の要部を示すブロック図。
【図3】電動湾曲式内視鏡装置の全体的な構成を示す側
面図。
【図4】記録装置を示す正面図。
【図5】ICカードに画像データを記録する構成を示す
ブロック図。
【図6】患者データの分類の一例を示す図。
【図7】秘密事項に属する画像データの代わりにダミー
画像を表示する動作を示すフローチャート。
【図8】光ディスクに記録した画像情報にコメント情報
を重ね合わせて表示する構成を示すブロック図。
【図9】秘密事項に属するコメント情報を、(A)モニ
タに表示する例,(B)モニタに表示しない例を示す
図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…光源装置 4…ビデオプロセッサ(VP) 5…モニタ 6…湾曲用モータ制御装置 10…湾曲部 32,33…モータ 48…制御回路 63…ICカード 70…記録装置
フロントページの続き (72)発明者 石原 康一郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 村田 晃 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶する記憶手段と、 内視鏡を被検体へ挿入する際の湾曲部の湾曲動作に関す
    るデータを作成して、このデータを前記記憶手段に記録
    する湾曲データ作成手段と、 前記記憶手段に記録されたデータに基づいて、前記湾曲
    部を湾曲させるべき方向および湾曲させるべき量を制御
    する湾曲制御手段と、 この湾曲制御手段の制御に基づいて、内視鏡の湾曲部を
    湾曲駆動させる湾曲駆動手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡システム。
JP14366493A 1993-06-15 1993-06-15 内視鏡システム Expired - Fee Related JP3429528B2 (ja)

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