JPH073465Y2 - テープレコーダーの曲間検出装置 - Google Patents

テープレコーダーの曲間検出装置

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JPH073465Y2
JPH073465Y2 JP400389U JP400389U JPH073465Y2 JP H073465 Y2 JPH073465 Y2 JP H073465Y2 JP 400389 U JP400389 U JP 400389U JP 400389 U JP400389 U JP 400389U JP H073465 Y2 JPH073465 Y2 JP H073465Y2
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JP
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signal
tape
zero
output
level
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JP400389U
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隆 三宅
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Alpine Electronics Inc
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Alpine Electronics Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、テープレコーダー等の再生装置に係わり、録
音された音楽等の頭出しを行うための曲間検出装置に関
する。
[考案の概要] テープの再生信号を、充分な利得を有する増幅器を通し
てゼロクロス検出回路に入力する。該検出回路出力信号
は判定回路に与えられ、ゼロクロス回数の連続性から、
再生テープの曲の有無の判定を行わせる。
判定回路において、該判定回路の入力信号がゼロクロス
回数の時間的密度が低い場合や断続的に変化している場
合は再生テープが“曲有り”状態、時間的密度が高く且
つ連続しているときは無録音状態即ち“曲なし”状態と
して判定する。
[従来の技術] 従来は再生信号レベルと、任意の値に設定したレベル基
準値とを比較して、再生テープの曲の有無を判定してい
た。
再生信号レベルがレベル基準値以上にあり且つ、一定時
間続く場合は再生テープが“曲有り”状態、レベル基準
値以下の時は“曲なし”状態として判定する。
[考案が解決しようとする課題] しかし信号レベルによる判定であるため、“曲なし”状
態であるにも係わらずレベル基準値を越えるノイズが入
ったテープでは“曲有り”状態とみなしてしまったり、
また録音レベルがレベル基準値より小さい場合には“曲
なし”状態として誤判定する問題があった。
さらに早送りや巻戻しにおいては、次のような理由から
特に誤判定が生じ易くなるという問題があった。
テープの再生信号レベルはテープの走行スピードに比例
する。通常早送りや巻戻しのテープスピードはテープの
巻取り状態によって変化するが、これに伴って再生信号
レベルも変わってしまう。このためレベル基準値と再生
レベルとの相対関係が変わってしまい誤判定を生じ易く
させていた。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために本考案は、再生ヘッドの再生
信号を増幅する増幅器と、該増幅器の出力信号の瞬時値
がゼロレベルを通過したことを検出するゼロクロス検出
器と、該検出器の出力信号を判定パルスに変換するため
の2つのリトリガブルワンショットマルチによって構成
されることを要旨とする。
[作用] 増幅器によって増幅された再生信号は、ゼロクロス検出
器によって、信号の瞬時値がゼロレベルを通過した時1
つのパルスを発生するパルス信号に変換される。ゼロク
ロス検出器のパルス信号出力は、第1の設定時間を有す
る第1のリトリガブルワンショットマルチによって、連
続したパルスを1つのパルス信号に変換する。第1のリ
トリガブルワンショットマルチの出力信号は第2の設定
時間を有する第2のリトリガブルワンショットマルチに
よって、連続したパルスを、曲の有無の判定信号である
1つの長いパルスに変換し出力する。
[実施例] 第1図は本考案のブロック図、第2図は第1図に示した
各部の信号波形を示した図である。
第1図において、1はテープに録音された音楽の有無を
検出する曲間検出部であり再生ヘッド11、増幅器12、ゼ
ロクロス検出器13、リトリガブルワンショットマルチ14
及び15で構成される。2は無録音部分即ち“曲なし”状
態を検出した時、テープメカニズムを制御するメカ制御
部であり、マイコン21、テープメカ駆動装置22で構成さ
れる。
さて、このような構成において、早送り、巻戻し等のメ
カ操作がなされテープが走行すると、再生ヘッド11から
再生信号が出力され増幅器12によって充分に増幅され
る。増幅器12の出力S1はゼロクロス検出回路13に与えら
れ出力信号の瞬時値がゼロレベルとなったとき時間幅の
小さいパルス信号S2を出力する。リトリガブルワンショ
ットマルチ14は1回トリガがかけられると任意の時間幅
T1のパルス信号を発生するもので、該トリガはパルス信
号S2によってかけられる。リトリガブルワンショットマ
ルチ14から出力されるパルス信号S3はさらにリトリガブ
ルワンショットマルチ15に入力されパルス信号S4を出力
する。リトリガブルワンショットマルチ15では1回トリ
ガがかけられるとT1より長いT2のパルス幅を有するパル
ス信号を出力し、該トリガはパルス信号S3によってかけ
られる。
マイコン21にはパルス信号S4が入力され、パルス信号S4
の状態によって制御信号S5をテープメカ駆動装置22に出
力、テープ走行を切り換える。
第2図は第1図に示したブロック図の各部の信号状態を
示す。
第2(a)図は増幅器12の出力信号S1を示す。時間t0
らt1までとt7以降においてはテープヒスノイズのみで、
無録音状態即ち“曲なし”状態である。一般にテープヒ
スノイズは音楽等のオーディオ信号に比べ高い周波数成
分を持つことから瞬時値がゼロレベルをクロスする時間
間隔は非常に短いものとなる。t1からt7までの時間にお
いては曲が録音された信号があり、t2,t3,t4,t5,t6
付近の時間において、瞬時的にゼロレベルをクロスする
信号状態が発生する。
(b)図はゼロクロス検出回路13の出力信号S2を示した
ものであり、(a)図に示した信号の瞬時値がゼロレベ
ルをクロスする毎に1つのパルス信号が出力されてい
る。
(c)図はリトリガブルワンショットマルチ14の出力信
号S3を示したものである。リトリガブルワンショットマ
ルチ14はトリガパルスをうけるとテープヒスノイズの周
期より充分長いT1の時間幅を有するパルスを出力する。
該トリガは図(b)に示したパルス信号S2の立上りによ
って行われ、T1以内で再トリガされた場合は連続パルス
状態として出力される。
従ってパルス信号S2がゼロクロス検出回路13からT1以下
の時間間隔で次々出力されているときは、リトリガブル
ワンショットマルチ14から出力されるパルス信号S3はT1
より長いパルス幅となる。
(d)図はリトリガブルワンショットマルチ15の出力信
号S4を示す。リトリガブルワンショットマルチ15では1
回トリガがかけられると、T1より長い任意のT2の時間幅
をもつパルス信号を出力する。該トリガは図(c)に示
したパルス信号S3の立ち下がりによってかけられるが、
パルス信号S3がT2以下の時間間隔で再トリガされると連
続パルスとして出力される。
マイコン21では(d)のパルス信号の立ち下がりをうけ
て図(e)の制御信号S5を出力しテープメカ駆動装置を
切り換える。
以上のような動作によってリトリガブルワンショットマ
ルチ15の出力パルスS4がハイレベルの時は“曲有り”と
して、ローレベルの時は“曲なし”即ち無録音状態とし
て曲間検出信号を安定に得ることができる。
なお、再生走行状態ではT1として約0.1mSEC、またT2と
してオーディオの最低周波数を20Hzとすると約25mSECが
好ましい。早送り、巻戻し状態ではT1,T2の値はより短
くなる。
本実施例ではゼロクロス検出回路、リトリガブルワンシ
ョットマルチを使用したが、マイコン内部で同様な処理
を行わせてもよい。
[考案の効果] 本考案によれば再生出力信号のゼロクロス状態によって
曲の有無を判定しているため、録音レベルが小さくても
充分判定が可能になると共に、早送りや巻戻し状態にお
いてもテープの走行スピードの変化に伴う再生出力レベ
ル変動での誤判定を改善することができる。またテープ
ヒスノイズが混入しても誤判定を減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のブロック図、第2図は第1図に示した
各部の信号波形を示す。 1……曲間検出部、2……メカ制御部、11……再生ヘッ
ド、12……増幅器、13……ゼロクロス検出回路、14,15
……リトリガブルワンショットマルチ、21……マイコ
ン、22……メカ駆動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープレコーダー再生装置において、再生
    信号の瞬時値がゼロレベルを通過したことを検出するゼ
    ロクロス検出手段と、該検出手段の出力信号を受けてゼ
    ロクロス回数の連続性から再生テープの曲の有無の状態
    を判定する判定手段とを有することを特徴とするテープ
    レコーダーの曲間検出装置。
JP400389U 1989-01-18 1989-01-18 テープレコーダーの曲間検出装置 Expired - Lifetime JPH073465Y2 (ja)

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JPH0296632U JPH0296632U (ja) 1990-08-01
JPH073465Y2 true JPH073465Y2 (ja) 1995-01-30

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