JPH03134847A - テープレコーダーの選曲回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、磁気テープに録音されている音楽等の信号間
にある無信号部を早送り又は巻戻し状態にて検出するこ
とにより再生状態に切換える選曲機能を有するテープレ
コーダーの選曲回路に関する。

（ロ）従来の技術 磁気デーゾに録音されている音楽等の信号間にある無信
号部を早送り又は巻戻し状態にて検出し自動的に再生状
態に切換える所謂選曲装置を備えたテープレコーダーが
普及している。斯かる選曲動作を行なう機構としては実
公昭５１−２２６４３号公報に開示されているようにプ
ランジャーの吸引力によって早送り又は巻戻し用操作釦
のロックを解除するものや実公昭６２−４５３０３号公
報に開示されているように選曲動作状態にあるとき電磁
石の吸着力によって早送り又は巻戻し用操作釦を動作位
置に保持し、無信号部が検出されたとき電磁石への通電
を断ち早送り又は巻戻し用操作釦の動作位置におけるロ
ックを解除するものとがある。そして、選曲動作を行な
うために磁気テープに録音きれている信号間にある無信
号部を検出する回路としては、例えは特公昭５６−１７
７４０号公報に開示されたものがある。斯かる特公昭５
６−１７７４０号公報に開示されている無信号部検出回
路は、再生信号が所定時間無くなったことを検出するこ
とによって選曲動作を行なうように構成されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 磁気テープに録音されている信号間にある無信号部は、
再生動作状態即ち規定の走行速度状態において４秒程度
になるように形成されている。そして、磁気テープの選
曲動作状態における走行速度は、巻始めの位置では再生
動作時の１０倍程度であるのに対し、巻終りの位置では
再生動作時の２０倍程度になる。従って、選曲動作状態
において、磁気テープに設けられている無信号部の再生
時間が変化することになり、無信号部の検出動作を正確
に行なうことが出来ないという問題があった。本発明は
、斯かる点を改良した選曲回路を提供しようとするもの
である。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の選曲回路は、巻取りリール軸及び供給リール軸
の回転に伴なって得られるパルス信号に基づいて磁気テ
ープの走行量を時間にて表示する時間信号を出力する演
算回路と、該演算回路より出力される時間信号に基づい
てリール軸を回転駆動せしめる電動機の回転速度を制御
する電動機制御回路とより構成きれている。

（ホ〉作用 本発明は、選曲動作時電動機の回転速度を変化せしめる
ことによって磁気テープの走行速度を一定にするように
したものである。

（へ）実施例 第１図に示した回路は、木発明の選曲回路の一実施例、
第２図は木発明を説明するだめの信号波形図である。第
１図において、（１〉は再生動作時及び選曲動作時磁気
デーブ（Ｔ）と接触し、該磁気テープ（Ｔ）に録音され
ている信号を再生する磁気ヘッド、（２〉は前記磁気ヘ
ッド（１）によって再生された信号が入力されるととも
に該信号を増幅する前置増幅回路、（３〉は該前置増幅
回路（２）によって増幅された再生信号が印加されると
ともにその信号レベルを調整する可変抵抗器、（４）は
該可変抵抗器〈３）によってレベル調整された信号が入
力されるとともに該信号を増幅する主増幅回路、（５）
は該主増幅回路＜４）によって増幅された再生信号が出
力される出力端子であり、大出力を有する増幅器に設け
られている入力端子と接続されるものである。（６）は
選曲動作時動作状態になるとともに磁気テープ（Ｔ）に
録音されている信号間にある無信号部を検出する無信号
部検出回路であり、無信号部を検出したとき切換信号を
出力する切換信号出力端子＜７）を備えている。（８）
は前記無信号部検出回路＜６〉の切換信号出力端子（７
）に切換信号が出力されると動作状態になる切換回路で
あり、選曲動作状態における早送り又は巻戻し動作を解
除して再生状態に切換える作用を有している。（９）は
巻取リリール軸（１０）の回転速度に対応したパルス信
号を発生する第１パルス発生回路、（１１）は供給リー
ル軸（１２）の回転速度に対応したパルス信号を発生す
る第２パルス発生回路、（１３）は前記第１パルス発生
回路（９）及び第２パルス発生回路（１１）より出力さ
れるパルス信号が入力されるとともにその入力されるパ
ルス信号に基づいて磁気テープ（１）の走行量を時間に
て表示する時間信号を出力する演算回路であり、磁気テ
ープ（Ｉ）が再生動作時の１秒間に走行する長さだけ走
行したとき１ザイクルのパルス信号を出力するように構
成されているが、斯かる回路は周知の回路を利用すれば
良くその説明は省略する。（１４）は前記演算回路（１
３〉より出力される時間信号に基づいて表示器り１５）
にそのカウント値を時間にて表示せしめるカウンター表
示駆動回路である。（１６）は前記演算回路（１３）よ
り出力される時間信号であるパルス信号のデユーティを
変換するデユーティ変換回路、（１７〉は該デユーティ
変換回路（１６〉によってデユーティが変換されたパル
ス信号が入力されるローパスフィルター、（１８）は一
端子（１９）に抵抗（２０）（２１）によって分圧され
た所定の直流電圧が入力されているとともに子端子＜２
２〉が前記ローバスフィルター（１７）の出力端子（１
７ａ）に接続されているコンパレーター、（２３）は前
記コンパレーター（１８）の出力信号によって動作が制
御されるべくベースが抵抗（２４）を介してその出力端
子に接続されている第１トランジスターであり、エミッ
タは抵抗（２５）を介して接地され、コレクタは抵抗（
２６）を介して電源に接続されている。（２７）はベー
スが前記第１トランジスター（２３）のコレクタに接続
されているとともにエミッタが抵抗（２８〉を介して接
地されている第２トランジスターであり、そのコレクタ
には負荷として前記リール軸（１０）（１２）を回転駆
動する電動機（２９）が接続されている。斯かる回路構
成において、デユーティ変換回路＜１６〉、ローパスフ
ィルター（１７）及びコンパレーター（１８）等より成
る電動機制御回路（３０）は選曲動作状態換えられるス
イッチ（図示せず）によって動作状態になるように、ま
た選曲動作状態にあるときミューティング手段（図示せ
ず）の働きによって出力端子（５）にキュルキュル音が
出力されないように構成されている。以上の如く本発明
の選曲回路は構成されており、次に斯かる回路の動作に
ついて説明する。

使用者が再生操作をすると駆動機構が再生動作を行なう
状態になるとともに磁気ヘッド（１）が磁気テープ（Ｉ
）と接触する。そして、選曲動作を行なわない状態では
電動機制御回路（３０）が不動作状態にあるためコンパ
レーター（１８）の出力はＬ（低い）レベルにあり、第
１トランジスター（２３）は非導通状態にある。従って
、前記第１トランジスター（２３〉によって動作が制御
されるべく接続されている第２１〜ランシスター（２７
）はバイアスされて導通状態になり、電動機り２９）は
回転駆動せしめられ駆動機構との協働によって磁気テー
プ（Ｔ＞を定速駆動せしめる。磁気テープ（１）に録音
されている信号は、磁気ヘッド（１）によって再生され
た後前置増幅回路（２）に入力されて増幅される。前記
前置増幅回路（２）によって増幅された再生信号は、可
変抵抗器（３）に印加されてレベル調整された後主増幅
回路（４）に入力される。前記主増幅回路（４〉に入力
された再生信号は、増幅された後出力端子（５）に出力
されるので使用者は再生信号を聴取することが出来る。

このようにして再生信号の聴取動作は行なわれるが巻取
りリール軸（１０）及び供給リール軸（１２）の回転に
伴なって第１パルス発生回路（９）及び第２パルス発生
回路（１１）より回転速度に応じた数のパルス信号が出
力されて演算回路（１３）に入力される。その結果、前
記演算回路（１３）による演算処理が行なわれ、その出
力端子には磁気テープ（Ｉ）が１秒分走行する毎に時間
信号であるパルス信号を出力する。前記演算回路（１３
）より出力されるパルス信号はカウンター表示駆動回路
（１４）に入力されるため、該表示駆動回路（１４）に
よる表示器（１５）の駆動動作が行なわれ、その結果表
示器（１５〉に磁気テープ（Ｔ）の走行量が時間によっ
て表示されることになる。

以」二の如く再生動作は行なわれるが、次に早送り又は
巻戻し動作について説明する。使用者が早送り操作又は
巻戻し操作をすると駆動機構が早送り又は巻戻し動作を
行なう状態になるとともに電動機＜２９）の駆動動作が
前述したように行なわれるため磁気テープ（Ｉ）の早送
り又は巻戻し動作が行なわれる。そして、斯かる各動作
が行なわれているとき第１パルス発生回路（９）及び第
２パルス発生回路（１１〉より出力されるパルス信号に
基づいて演算回路（１３〉による演算処理動作が行なわ
れ時間信号がカウンター表示駆動回路（１４）に入力さ
れる。この場合の時間信号は、再生動作時１秒間に走行
する磁気テープの長さ分だけ磁気テープ（Ｉ）が早送り
又は巻戻しされる毎にパルス信号として出力されること
になる。斯かる信号が出力される結果、表示器（１５）
に磁気テープ（１）の走行量が再生動作時の長さに対応
して時間によって表示されることになる。

以上の如く本実施例における各動作は行なわれるが、次
に本発明の要旨である選曲動作について説明する。斯か
る選曲動作は、テープレコーダーが前述した再生状態に
あるときに例えば早送り用操作釦を操作することによっ
て行なわれる。斯かる操作を行なうとテープレコーダー
はヤ送りによる選曲動作状態になり、不動作状態にあっ
た無信号部検出回路（６）、切換回路（８）及び電動機
制御回路（３０〉が動作状態になる。斯かる早送りによ
る選曲動作状態にあるときには前述した早送り動作時と
同様に演算回路（１３）より時間信号が出力されるため
表示器（１５）による磁気テープ（１）の走行量の表示
動作が行なわれる。そして、磁気テープの巻始めの部分
の早送り動作が行なわれているときには、演算回路（１
３）の出力端子に例えば第２図（Ａ）で示す時間信号が
出力されるが、同図において１サイクルが再生動作時に
おける１秒間の磁気テープ（Ｔ）の走行量に対応してい
る。前記演算回路（１３）より出力された時間信号は、
デユーティ変換回路（１６〉に入力されてそのデユーテ
ィを変換されて出力される。第２図（Ｂ）は前記デユー
ティ変換回路（１６）によってデユーティが変換された
信号を示すものであり、斯かる信号がローパスフィルタ
ー（１７）に入力されると該ローパスフィルター（１７
）より第２図（Ｃ）に示す電圧ｖＩの直流電圧が出力さ
れる。斯かる電））ＥＶ、をコンパレーター（１８）の
出力が反転する電圧Ｖ。より小とすると該コンパレータ
ー（１８）の出力はＬレベルとなり第１トランジスター
（２３）は非導通状態になる。従って該第１トランジス
ター（２３）によって動作が制御されるべく接続されて
いる第２トランジスター（２７〉はバイアスされて導通
状態にあり、電動機（２９）に電源が供給される結果磁
気テープ（Ｔ）の選曲動作のための早送り動作が行なわ
れるとともにその磁気テープ（Ｔ）の走行速度は徐々に
早くなる。磁気テープ（Ｔ）の走行速度が早くなるにつ
れて演算回路（１３〉より出力される時間信号の周波数
が第２図（Ｄ＞に示すように高くなる。斯かる周波数の
高い信号がデユーティ変換回路（１６）に入力されると
その出力端子には第２図（Ｅ）に示す信号が出力され、
斯かる信号が入力されるローパスフィルター＜１７〉の
出力端子には第２図（Ｆ）に示す電圧ｖ２の電圧が出力
される。そして、斯かる電圧Ｖ、は電圧Ｖ。より大であ
るためコンパレーター（１８〉の出力端子にはＨ（高い
）レベルの信号が出力される。前記コンパレーター（１
８）の出力端子にＨレベルの信号が出力されると第１ト
ランジスター（２３〉がバイアスされて導通状態になり
、該第１トランジスター（２３）に−Ｉ＋ １２ よって動作が制御される第２トランジスター（２７）の
バイアスが浅くなる。その結果、電動機（２９〉に供給
される電圧が低下するため該電動機（２９）の回転速度
が遅くなる。前記電動機（２９）の回転速度が遅くなる
と磁気テープ（Ｔ）の走行速度が遅くなるため演算回路
（１３）より出力される時間信号の周波数が低くなる。

前記演算回路り１３）より出力される時間信号の周波数
が低くなるとローパスフィルター（１７）の直流電圧が
低下し、その直流電圧値がＶｏより低下するとコンパレ
ーター（１８）の出力信号がＬレベルに反転する。前記
コンパレーター（１８）の出力信号がＬレベルになると
第１トランジスター（２３）が非導通状態に反転し、そ
のコレクタ電位即ち第２トランジスター（２７）のベー
ス電位が上昇するため該第２トランジスター（２７）（
７）バイアスが深くなる。その結果、電動機（２９）に
供給される電圧が高くなり該電動機（２９）の回転速度
が早くなるので磁気テープ（Ｔ）の走行速度が早くなる
。このように選曲動作状態にあるとき演算回路（１３）
より出力される時間信号の周波数変化に基づいて電動機
（２９〉の回転速度を変化せしめるようにしたので磁気
テープ（１）の走行速度を一定にすることが出来る。斯
かる選曲動作状態にあるときに無信号部検出回路（６）
に入力されていた再生信号が無くなると該無信号部検出
回路（６）より無信号部検出に伴なう切換信号が出力さ
れて切換回路（８）に印加される。前記切換回路＜８）
に切換信号が印加されると該切換回路（８）が動作状態
になり、早送り動作を解除する結果テープレコーダーは
再生動作状態に切換えられる。従って、使用者は選曲さ
れた曲を聴取することが出来る。このように早送りによ
る選曲動作は行なわれるが、巻戻しによる選曲動作も同
様に行なうことが出来るためその説明は省略する。

尚木実流側では、電動機（２９）の回転速度を制御する
電動機制御回路（３０）としてデユーティ変換回路〈１
６）、ローパスフィルター（１７）及ヒコンパレーター
（１８）等を使用したが他の回路構成にすることは勿論
可能である。

（ト〉発明の効果 本発明は、磁気テープの走行量を時間にて表示するカウ
ンター回路より得られる時間信号に基づいて電動機の回
転速度を変化せしめることにより選曲動作時における磁
気テープの走行速度を一定にしたので磁気テープに録音
されている信号間にある無信号部の検出動作を正確に行
なうことが出来、本発明はテープレコーダーの選曲回路
として最適なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図に示した回路は、本発明の選曲回路の一実施例、
第２図は本発明を説明するための信号波形図である。 主な図番の説明 （Ｉ）・・・磁気テープ、　（６〉・・・無信号部検出
回路、（９）・・・第１パルス発生回路、　（１０）・
・・巻取りり−ル軸、　（１１）・・・第２パルス発生
回路、　り１２）・・・供給リール軸、　（１３〉・・
・演算回路、　（１４）・・・カウンター表示駆動回路
、　〈１５）・・・表示器、　（１６〉・・・デユーテ
ィｆｌｌ路、　（１７）・・・ローパスフィルター（１
８）・・・コンパレーター　　（２３）・・・第１トラ
ンジスタ （２９）・・・電動機、 （２７）・・・第２トランジスター ク３０）・・・電動機制御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープに録音されている音楽等の信号間にあ
   る無信号部を早送り又は巻戻し状態にて検出することに
   より再生状態に切換える選曲機能及び磁気テープの走行
   量を時間にて表示するカウンターを備えたテープレコー
   ダーにおいて、巻取りリール軸及び供給リール軸の回転
   に伴なって得られるパルス信号に基づいて磁気テープの
   走行量を時間にて表示する時間信号を出力する演算回路
   と、該演算回路より出力される時間信号に基づいてリー
   ル軸を回転駆動せしめる電動機の回転速度を制御する電
   動機制御回路とより成り、選曲動作時電動機の回転速度
   を変化せしめることによって磁気テープの走行速度を一
   定にするようにしたことを特徴とするテープレコーダー
   の選曲回路。