JPH0734563A - 複合外壁パネル - Google Patents

複合外壁パネル

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JPH0734563A
JPH0734563A JP5181628A JP18162893A JPH0734563A JP H0734563 A JPH0734563 A JP H0734563A JP 5181628 A JP5181628 A JP 5181628A JP 18162893 A JP18162893 A JP 18162893A JP H0734563 A JPH0734563 A JP H0734563A
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JP
Japan
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wall panel
panel
end surface
composite
wall
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Application number
JP5181628A
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English (en)
Inventor
Yoshinari Kato
善也 加藤
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外壁を構築するに際しての現場施工部分を少
なくして工業化を推し進めるとともに、意匠性にも優れ
た複合外壁パネルを提供する。 【構成】 矩形枠状に組まれてなる枠体とこの枠体の表
裏両面に貼設された面材とからなる壁パネル12と、こ
の壁パネルの上端面および下端面に取り付けられた取付
金物13によって壁パネルの外面側に間隙を介して一体
に取り付けられた無機質系サイディング材14とからな
る複合外壁パネル11。壁パネル12の外面に防水層1
8が設けられている。取付金物13が、壁パネルの上端
面および下端面にそれぞれ形成された切欠15内に取り
付けられ、取付金物の上端面あるいは下端面が壁パネル
の上端面あるいは下端面と同一面を形成しあるいはその
内側に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木質系の壁パネルと無
機質系サイディング材とを一体化した複合外壁パネルに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の構築についてはその工業化
が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工
場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを
組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル
工法が一部に採用されている。このようなパネル工法に
用いられるパネルとして、例えば壁パネルとしては、図
8に示すように縦芯材1a、1aと横芯材1b、1bと
が矩形枠状に組み立てられるとともに、この矩形枠の内
部に補強芯材2が縦横に組み込まれて枠体3とされ、さ
らにこの枠体3内にグラスウール等の断熱材(図示略)
が充填された状態で枠体3の表裏両面に合板等の面材4
が貼着されたものが一般的である。
【0003】また、このような木質の壁パネルを用いて
外壁を形成するには、通常、該壁パネルの外面側にルー
フィング等の防水シートを貼着し、さらにこの上に横方
向あるいは縦方向に複数枚の胴縁を釘打ちによって取り
付け、その後これら胴縁の上に軽量気泡コンクリートな
どからなるサイディング材を釘打ちによって取り付け固
定して完成させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような外壁の施工法では、胴縁の取り付けやサイディ
ング材の取り付けなどが現場施工となってしまうことか
ら、これが工業化を損なう要因となっており、また胴縁
を壁パネルに釘打ちしたり、サイディング材を胴縁に釘
打ちしたりすることから、釘打ち部分での止水処理や釘
自身のさびの防止などに手間がやコストがかかってしま
い、さらにはサイディング材の釘打ち部分が外面に見え
てしまうことから意匠性を損なうといった不都合もあっ
た。本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、外壁を構築するに際しての現場施工
部分を少なくして工業化を推し進めるとともに、意匠性
にも優れた複合外壁パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の複合外壁パネルでは、矩形枠状に組まれてなる枠
体とこの枠体の表裏両面に貼設された面材とからなる壁
パネルと、この壁パネルの上端面および下端面に取り付
けられた取付金物によって該壁パネルの外面側に間隙を
介して一体に取り付けられた無機質系サイディング材と
からなることを前記課題の課題の解決手段とした。請求
項2記載の複合外壁パネルでは、前記壁パネルの外面に
防水層が設けられてなることを前記課題の課題の解決手
段とした。請求項3記載の複合外壁パネルでは、前記取
付金物が、壁パネルの上端面および下端面にそれぞれ形
成された切欠内に取り付けられて該取付金物の上端面あ
るいは下端面が壁パネルの上端面あるいは下端面と同一
面を形成しあるいはその内側に位置することを前記課題
の解決手段とした。
【0006】
【作用】本発明における請求項1記載の複合外壁パネル
によれば、壁パネルとサイディング材とが取付金物によ
って一体化されていることから、これを予め工場で組み
立てておくことにより、施工現場では単にこれを床上に
位置決め固定するだけでよく、したがって現場施工が簡
略化する。また、壁パネルの上端面と下端面とに取り付
けた取付金物によってサイディング材を壁パネルに取り
付けたことから、該取付金物が壁パネル間の横の接合に
影響することなく、したがって壁パネル間の接合を従来
通りの接合によって対処することが可能になる。さら
に、サイディング材と壁パネルとの間に間隙が設けられ
ていることから、サイディング材の目地部等から湿気や
雨水が浸透しても、これらが直接壁パネルにまで伝わる
ことが防止される。請求項2記載の複合外壁パネルによ
れば、壁パネルの外面に防水層が設けられていることか
ら、サイディング材の目地部等から湿気や雨水が浸透し
ても、これらが壁パネルに直接接触することが防止され
る。請求項3記載の複合外壁パネルによれば、取付金物
が壁パネルの切欠内に取り付けられ、これによって該取
付金物の上端面あるいは下端面が壁パネルの上端面ある
いは下端面と同一面にあるいはその内側に位置すること
から、該取付金物が、壁パネルとその下に配置される床
との接合、および壁パネルとその上に配置される床等の
部材との接合に影響することなく、したがって壁パネル
とその上下の部材との接合を従来通りの接合によって対
処することが可能になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。図1ないし
図4は、本発明の複合外壁パネルを大型連結パネルに適
用した場合の一実施例を示す図であり、これらの図にお
いて符号10は大型連結パネル、11は複合外壁パネル
(以下、複合パネルと略称する)である。大型連結パネ
ル10は、二つの複合パネル11、11が連結されて大
型化されたもので、これにより例えば住宅における一部
屋の一壁面を形成し得るようにし、より工業化が進めら
れたものである。複合パネル11は、壁パネル12と、
該壁パネル12に取付金物13…によって取り付けられ
たサイディング材14とから概略構成されたものであ
る。
【0008】壁パネル12は、図8に示した構造のもの
で、その上端面および下端面にはそれぞれ図2に示すよ
うにそれぞれ複数ずつの切欠15が形成されている。切
欠15は、壁パネル12の一方の面材4から他方の面材
4にまで、断面コ字状の溝形状に切り欠かれてなるもの
である。また、壁パネル12の一方(外側)の側端面に
は図1に示すように複数の凹部16…が形成されてお
り、これら凹部16内には隣り合う大型連結パネル10
との接合用の金物(図示略)が取り付けられている。な
お、大型連結パネル10における壁パネル12、12間
については、図3に示すように各壁パネル12、12の
それぞれの縦芯材1a、1a間にてダボ17…による接
合がなされ、かつ接着剤による接着がなされることによ
って固定されている。また、壁パネル12の外面には、
ルーフィング等からなる防水シート18が釘打ち等によ
って貼着されている。
【0009】取付金物13は、図2に示すように横面視
略L字状のもので、壁パネル12の上端面あるいは下端
面の切欠15内に係合される略板状のパネル接合部19
と、サイディング材14の内面に取り付けられる略板状
のサイディング接合部20とからなるものである。パネ
ル接合部19は、その両側が内側(サイディング接合部
20側)に折曲し、さらにその略中央部に凹部19aを
形成したもので、図2中二点鎖線で示すように該凹部1
9aの内面が前記切欠15内において横芯材1bに当接
せしめられ、凹部19aの釘穴19b、19bを利用し
て釘打ちがなされることにより、壁パネル12の切欠1
5内に固定されるものである。ここで、パネル接合部1
9の厚みは切欠15の深さと同一あるいはやや薄く形成
されており、これによってパネル接合部19は切欠15
内に取り付け固定された際、その外面が壁パネル12の
上端面あるいは下端面と同一面を形成しあるいはその内
側に位置するものとなる。
【0010】サイディング接合部20は、その両側に、
内側に折曲してなる折曲部20a、20aを形成したも
ので、該折曲部20a、20aの幅によって後述するよ
うに壁パネル12とサイディング材14との間隙を決定
するよう構成されたものである。また、このサイディン
グ接合部20は、その外面がサイディング材14に接合
せしめられ、図示しないボルト穴を利用してボルト止め
されることにより、サイディング材14に固定されたも
のである。なお、図2は、壁パネル12、サイディング
材14の上端部における、これらと取付金物13との取
り付け状態を示したものであるが、下端部における取り
付け状態も、取付金物13の上下が逆になるだけで他は
同様の構成とされる。
【0011】サイディング材14は、図3、図4に示す
ように壁パネル12の外面側に所定の間隙(取付金物1
3の折曲部20aの幅に対応する間隙)をおいて配設さ
れたもので、軽量気泡コンクリート等の無機質系の材料
からなるものである。また、このサイディング材14
は、内部に配筋してその強度を高めたもので、図1に示
すようにその外面側に目地様の溝を形成し、これにより
外観的にメリハリを付けて質感を持たせ、意匠性を高め
たものである。また、サイディング材14は、壁パネル
12に対して縦方向が長く形成されたもので、図4に示
すようにその上端面が壁パネル12の上端面と面一とな
るよう配置固定され、かつ下端面が壁パネル12の下端
面に対して十分下側に位置するよう固定されたものであ
る。
【0012】このような複合パネル11を作製するに
は、予め縦芯材1a、1aに切欠15…を形成しておく
とともに横芯材1b、1bにダボ穴(図示略)および凹
部16…、さらにはアンカーボルト用の孔(図示略)、
胴差しボルト用の孔(図示略)を形成しておき、これら
を組み立てて壁パネル12を作製し、さらにその外面に
防水シート18を貼着しておく。また、これとは別に形
成したサイディング材14の裏面に、その上端部および
下端部にそれぞれ取付金物13…を図2、図4に示すよ
うにしてボルト止めする。そして、このサイディング材
14を、これに固定した取付金物13…がそれぞれ対応
する壁パネル12の切欠15に係合するようにして壁パ
ネル12に合わせ、壁パネル12とサイディング材14
とが所定の間隙をおく位置、すなわちサイディング接合
部20の折曲部20aが壁パネル12上の防水シート1
8に当接する位置にて、取付金物13…を壁パネル12
に釘打ち固定する。
【0013】なお、このようにして得られた複合パネル
11を図1に示したごとく大型連結パネル10とするに
は、ダボ穴を形成した側の側端面間に接着剤を塗布し、
さらに両方の壁パネル間に嵌着されるようにしてダボ1
7を両ダボ穴間に納め、その状態で接着剤塗布面を接合
して圧締する。そして、図3に示すように両複合パネル
11、11のサイディング材14、14間に樹脂等から
なるバックアップ材21を挿入し、さらにこのバックア
ップ材21上に湿式あるいは乾式の目地材22を充填
し、その後接着した面と反対側の側端面の凹部16…に
接合用の金物を取り付けて大型連結パネル10を得る。
【0014】また、このような大型連結パネル10を用
いて住宅の外壁を構築するには、図4に示すようにま
ず、予めアンカーボルト23を埋設した基礎24上に台
輪25を介して床パネル26および半割り材27を載置
固定し、該半割り材27の外面に防水シート28を貼着
する。次に、前記大型連結パネル10を床パネル26お
よび半割り材27の上に吊り下げ、壁パネル12に形成
したアンカーボルト用の孔をアンカーボルト23に外挿
し、アンカーボルト23にナットを締着することによっ
て大型連結パネル10を床パネル26および半割り材2
7上に固定する。その後、半割り材27に貼着した防水
シート28とサイディング材14との間に樹脂等からな
るバックアップ材29を挿入し、さらにこのバックアッ
プ材29の下にコーキング材30を充填して防水処理を
完了する。
【0015】このような構成の複合パネル11にあって
は、壁パネル11とサイディング材14とが取付金物1
3…によって一体化されていることから、これを予め工
場で組み立てておくことにより、施工現場では単にこれ
を床パネル26および半割り材27上に位置決め固定す
るだけでよく、したがって従来に比べ現場施工を簡略化
することができる。
【0016】また、取付金物13…を壁パネル11の上
端面と下端面とに取り付けたことから、該取付金物13
…が壁パネル11、11間の横の接合に影響することな
く、したがって壁パネル11、11間の接合を従来通り
の接合によって対処することができる。さらに、取付金
物13…が壁パネル11の切欠15…内に取り付けら
れ、これによって該取付金物13…の上端面あるいは下
端面が壁パネル11の上端面あるいは下端面と同一面に
あるいはその内側に位置することから、該取付金物13
…が、壁パネル11とその下に配置される床パネル26
等との接合、および壁パネル11とその上に配置される
床等の部材との接合に影響することなく、したがって壁
パネルとその上下の部材との接合を従来通りの接合によ
って対処することができる。
【0017】また、サイディング材14と壁パネル11
との間に間隙を設けたことから、サイディング材14の
目地部等から湿気や雨水が浸透しても、これらが直接壁
パネルにまで伝わることがなく、しかも壁パネル11の
外面に防水シート18を貼着したことから、浸透した湿
気や雨水が壁パネル11内に浸透することを確実に防止
することができる。
【0018】図5は本発明の複合パネル(複合外壁パネ
ル)の変形例を示す図であり、図5中符号31は複合パ
ネルである。この複合パネル31が図1ないし図4に示
した複合パネル11と異なるところは、複合パネル11
のサイディング材14が壁パネル12よりその下端部が
下方に延びているのに対し、図5に示した複合パネル3
1ではサイディング材32が、その下端も壁パネル12
の下端と同一の高さとなっている点である。すなわち、
複合パネル31においてそのサイディング材32は、そ
の縦方向の長さ(高さ)が壁パネル12と同一になって
おり、したがってその上端面および下端面は壁パネル1
2の上端面および下端面とそれぞれ同一の高さになって
いるのである。
【0019】このような複合パネル31を用いて住宅の
外壁を構築するには、図4に示した場合と同様にして該
複合パネル31を床パネル26および半割り材27の上
に吊り下げ、アンカーボルト23に固定するが、これに
先立ち、台輪25と床パネル26および半割り材27と
の間に水切り33を挾着固定する。なお、図5中には示
していないが、複合パネル31の下端部における、サイ
ディング材32と壁パネル12との間隙部には、図4に
示した例と同様にしてコーキング材を充填処理する。こ
のような複合パネル31にあっては、壁パネル12とサ
イディング材32との上下面がそれぞれ面一になってい
るため、運搬や吊り上げ、吊り下げに際して、突出した
部分が他の部材等にあたることにより損傷することがな
くなり、したがって移送性に優れたものとなる。
【0020】図6、図7は本発明の複合外壁パネルを大
型連結パネルに適用した場合の他の実施例を示す図であ
り、これらの図において符号34は大型連結パネル、3
5、36a、36bは複合パネル(複合外壁パネル)で
ある。大型連結パネル34が図1に示した大型連結パネ
ル10と異なるところは、図1に示したものが二つの複
合パネル11、11を連結してなるのに対し、図6に示
したものは、四つの複合パネル35、35、36a、3
6bをロ字状に組んで連結し、さらにその内側にサッシ
枠37を配した点である。
【0021】複合パネル35は、図1ないし図4に示し
た複合パネル11と同一の構成からなるものである。ま
た、複合パネル36aは、複合パネル11と異なり、図
7に示すようにその下端側に取付金物13が取り付けら
れておらず、複合パネル36bは、逆に上端側に取付金
物13が取り付けられていないものとなっている。サッ
シ枠37は、従来公知のものであり、各複合パネル3
5、35、36a、36bにおける壁パネル12、1
2、38の各端面間に取付固定されたものである。な
お、このサッシ枠37の下端部には、サイディング材3
9の前方にまで延びてサイディング材39の上端面を覆
う水切り40が取り付けられている。
【0022】このような大型連結パネル34にあって
は、予めサッシ枠37を組み込んでいることからさらに
工業化が進んだものとなり、現場施工を一層簡略するこ
とができる。そして、このような大型連結パネル34や
前記大型連結パネル10を用いて住宅を構築するにあた
っては、従来のパネル工法による構築に加え、例えば水
回り部分をユニット化した木質ユニットを用い、これら
パネル工法とユニット工法を併用することによってより
一層の工業化、および施工期間の短縮化を図ることがで
きるのである。
【0023】なお、前記実施例では本発明の複合パネル
を大型連結パネルに適用した例を示したが、本発明の複
合パネルはこれ自体を単体で用い、通常のパネル工法に
より施工現場にて複数の複合パネル間を連結し、外壁を
形成するようにしてもよいのはもちろんである。また、
前記実施例においては、壁パネルとして図8に示した構
造のものを用いたが、特にその内側の面材4としては、
無機質系の材料からなる無機面材としてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における請
求項1記載の複合外壁パネルは、壁パネルとサイディン
グ材とを取付金物によって一体化したものであるから、
これを予め工場で組み立てておくことにより、従来に比
べ現場施工を簡略化することができ、したがって住宅構
築における工業化を一層進めることができる。また、壁
パネルの上端面と下端面とに取り付けた取付金物によっ
てサイディング材を壁パネルに取り付けたことから、該
取付金物が壁パネル間の横の接合に影響することなく、
したがって壁パネル間の接合を従来通りの接合によって
対処することができ、これにより構築に際して従来の工
法をそのまま採用することができる。さらに、サイディ
ング材と壁パネルとの間に間隙を設けたことから、サイ
ディング材の目地部等から湿気や雨水が浸透しても、こ
れらが直接壁パネルにまで伝わることがなく、防水性に
優れたものとなる。また、サイディング材を釘打ちでな
く取付金物を介して壁パネルに取り付けており、しかも
取付金物がサイディング材の外面側に現われないことか
ら、サイディング材が形成された状態のままの外観を有
するものとなり、したがって意匠性にも優れたものとな
る。
【0025】請求項2記載の複合外壁パネルは、壁パネ
ルの外面に防水層を設けたものであるから、サイディン
グ材の目地部等から湿気や雨水が浸透しても、壁パネル
内に浸透することを確実に防止することができ、したが
って一層防水性に優れたものとなる。請求項3記載の複
合外壁パネルは、、取付金物を壁パネルの切欠内に取り
付け、これによって該取付金物の上端面あるいは下端面
が壁パネルの上端面あるいは下端面と同一面にあるいは
その内側に位置するようにしたものであるから、該取付
金物が、壁パネルとその下に配置される床との接合、お
よび壁パネルとその上に配置される床等の部材との接合
に影響することなく、したがって壁パネルとその上下の
部材との接合を従来通りの接合によって対処することが
でき、これにより構築に際して従来の工法をそのまま採
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合外壁パネルを大型化した場合の一
実施例を示す斜視図。
【図2】複合外壁パネルにおける、壁パネルへのサイデ
ィング材の取付を説明するための要部斜視図。
【図3】複合外壁パネル間の横の接合状態を説明するた
めの要部横断面図。
【図4】複合外壁パネルの床上への取付を説明するため
の縦断面図。
【図5】複合外壁パネルの他の実施例を示す縦断面図。
【図6】大型連結パネルの他の実施例を示す斜視図。
【図7】図6に示した大型連結パネルの要部縦断面図。
【図8】壁パネルの一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1a 縦芯材 1b 横芯材 2 補強芯材 3 枠体 4 面材 10、34 大型連結パネル 11、31、35 複合外壁パネル 12、38 壁パネル 13 取付金物 14、32、39 サイディング材 15 切欠 18 防水シート(防水層)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形枠状に組まれてなる枠体とこの枠体
    の表裏両面に貼設された面材とからなる壁パネルと、こ
    の壁パネルの上端面および下端面に取り付けられた取付
    金物によって該壁パネルの外面側に間隙を介して一体に
    取り付けられた無機質系サイディング材とからなること
    を特徴とする複合外壁パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複合外壁パネルにおい
    て、前記壁パネルの外面に防水層が設けられてなること
    を特徴とする複合外壁パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の複合外壁パネルに
    おいて、前記取付金物が、壁パネルの上端面および下端
    面にそれぞれ形成された切欠内に取り付けられて該取付
    金物の上端面あるいは下端面が壁パネルの上端面あるい
    は下端面と同一面を形成しあるいはその内側に位置する
    ことを特徴とする複合外壁パネル。
JP5181628A 1993-07-22 1993-07-22 複合外壁パネル Pending JPH0734563A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786781B2 (en) 2000-07-05 2004-09-07 Tyco Electronics Amp, K.K. Male contact

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786781B2 (en) 2000-07-05 2004-09-07 Tyco Electronics Amp, K.K. Male contact

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