JPH0734378A - 靴下の受取り引渡し方法 - Google Patents

靴下の受取り引渡し方法

Info

Publication number
JPH0734378A
JPH0734378A JP20115593A JP20115593A JPH0734378A JP H0734378 A JPH0734378 A JP H0734378A JP 20115593 A JP20115593 A JP 20115593A JP 20115593 A JP20115593 A JP 20115593A JP H0734378 A JPH0734378 A JP H0734378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socks
chuck
sock
receiving
sets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20115593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Taniguchi
章二 谷口
Hiromi Kuwazawa
博美 桑澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashida Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Ashida Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ashida Manufacturing Co Ltd filed Critical Ashida Manufacturing Co Ltd
Priority to JP20115593A priority Critical patent/JPH0734378A/ja
Publication of JPH0734378A publication Critical patent/JPH0734378A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚毎に束ねた靴下端部を凹凸なくきれい
に揃え且つ同時にコンベアT上に置き換え、品質のよい
靴下2を得ると共に生産性向上を図る。 【構成】 足型1上にたくし上げられた一群の靴下2を
抜取りチャックKにより複数枚毎に分けて抜取った複数
組みの靴下を、受取りチャックPにて軽く挾み、下降さ
せて靴下2の口ゴム部を扱いた後、受取りチャックPが
複数組の靴下を同時に把持して抜取りチャックKより受
取り、コンベアT上に移動する間にフラッププレート2
7を閉じて靴下のかかと部2dと爪先部2cの乱れを垂
直状態にして束ね、コンベアT上に複数組同時に置き換
えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靴下仕上機において、
靴下抜取り装置の抜取りチャックにて一群の靴下を複数
組にして抜取り、その抜取られた複数組の靴下を、同時
に抜取りチャックより受取り次工程に同時に引渡しする
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、靴下仕上機により熱セットされた
一群の靴下、特にソックスなどの厚手の靴下を足型上に
たくし上げ、該一群の靴下を複数組に分け複数毎にそれ
ぞれの中央部に寄せ合い把持し、1組毎に靴下の把持を
解放可能に設けた靴下抜取り装置の抜取りチャックによ
り抜取られた複数組の靴下を、次工程位置に移送するに
おいて、抜取りチャックにより抜取られた複数組の靴下
を、先ず1組垂直状態で受渡しチャックが迎えに行き抜
取りチャックにより受取り、次いで、靴下の把持状態を
水平状態に変換せしめると共に、該受渡しチャックを下
降させて、次工程位置へと移送し、次いで、その位置に
て靴下を次工程位置へ載せると共に、靴下押え手段を作
動させて靴下を次工程位置上に置き換え、然る後、靴下
押え手段と受渡しチャックとを元位置に復帰させると共
に、チャック横移動手段を作動させて受渡しチャックを
次の1組の靴下位置へと移動させ、次の1組の靴下を抜
取りチャックから受渡しチャックに受取り次工程位置へ
と移送し靴下を次工程位置上に置き換える動作を順次反
復して行なうようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術では、受渡しチャックが1組宛靴下を次工程位置に移
送し次工程位置上に置き換え元位置に復帰させる動作
を、1組宛行なっているため、複数組(一般には1組4
〜5枚を4〜5組前後)の靴下を次工程位置上に置き換
えるのに1組の複数倍の時間がかかり、靴下仕上機の生
産性向上を阻害している。更に、抜取りチャックにより
抜取られた束状態の靴下は、靴下の口ゴム部が足型から
離脱する際、ゴムの引っ張りバネ作用により乱れが生じ
た状態(きれいに束ねられていない状態)が生じ、その
状態で次工程位置へ移送した場合、ペアリングする際、
その靴下の乱れを修正する余分な作業を要するなどの問
題もあり改善策が切望されている。
【0004】本発明は、前述の課題を解決することを目
的として開発したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1ないし図
10に示すように、1組毎に靴下2の把持を解放可能に
設けた靴下抜取り装置Jの抜取りチャックKにて一群の
靴下2を複数組に分け複数枚毎にそれぞれの中央部に寄
せ合い靴下先端部を把持し抜取り、その抜取られた複数
組の靴下2を、抜取りチャックKより受取り次工程位置
に移送するにおいて、複数組の靴下2を把持解放可能に
設けた受取りチャックPを、抜取られた複数組の靴下2
の位置へ移動させ、複数組に分け複数枚毎にそれぞれの
中央部に寄せ合わされた一群の靴下2のそれぞれの組に
受取りチャックPを挿入し靴下2を軽く挾み、次いで、
受取りチャックPを下降させて靴下2を扱き靴下2の乱
れを揃え、靴下の口ゴム部2bが通り過ぎない程度の位
置にて受取りチャックPを開き、次いで、受取りチャッ
クPを上昇させて最初の挿入位置にて停止させ、次い
で、抜取りチャックKの靴下2の把持を解放すると共に
受取りチャックPにより靴下2を把持して靴下2を抜取
りチャックKより受取り、次いで、靴下先端部補正機構
Qのフラッププレート27を閉じて靴下のかかと部2d
と爪先部2cの乱れを垂直状態に束ね、次いで、受取り
チャックPを下降させ次工程位置へ移送するコンベアT
上の適宜な位置にて停止させ、その位置にて複数組の受
取りチャックPのチャックプレート20a、20bを開
き、複数組の束状態の靴下2を同時にコンベアT上に置
き換え、コンベアTの移動により次工程位置に移送する
ようにしたものである。
【0006】
【実施例】以下、添付図面に従い本発明の実施例を説明
する。最初に、理解を深めるため本発明の装置を用いる
靴下仕上機の一実施例について概略を説明する。靴下仕
上機は、図 に示すように、円形の軌道3に沿って足型
1に装着された靴下2を蒸熱セットするセット室A、セ
ットされた靴下2を乾燥させる乾燥室B、乾燥された靴
下2を抜き取る靴下抜取り部C、靴下2が抜き取られた
足型1に処理前の靴下2を装着する靴下仮装着部D、靴
下装着部Eとを順次一巡するよう配設し、前記軌道3上
には一群の足型1を立設支持せしめたキャリッジ4を前
記それぞれの位置に配列し、蒸熱セット処理毎にそれぞ
れ次の工程位置に搬送できるよう構成したものである。
【0007】なお、本発明実施例では靴下仕上機の軌道
を円形にしているが、例えば、オーバル型、方形でもよ
く、また、一群の足型を立設支持するキャリッジも集
合、拡散できるようにしてもよく、本発明は靴下仕上機
の構成には限定されない。
【0008】次に、各装置の取り付け状態を説明する。
図1、図2に示すように、軌道4の後方にある架台6に
門形枠体7を植設し、その門形枠体7の中央部には角柱
8を垂直に支持せしめている。この門形枠体7には靴下
たくし上げ装置Fを軌道3の長さ方向に並列して配設さ
れ、足型1に沿ってたくし上げチャックGが昇降可能に
取り付けられている。また、角柱8には、前記靴下たく
し上げ装置Fの上方で且つ並列して靴下抜取り装置Jが
配設されている。そして、本発明を実施する装置は、図
1に示すように、一群の靴下2を複数組に分け複数枚毎
にそれぞれの中央部に寄せ合い把持し、その把持を解放
可能に設けた靴下抜取り装置Jの抜取りチャックKによ
り抜き取られた複数組の束状態の靴下2を、同時に受取
り、同時に次工程である箱詰めやコンベヤ、包装工程位
置へ移送するための装置であり、靴下抜取り装置Jに隣
接して軌道3の外部位置に並列して配設したものであ
る。
【0009】靴下たくし上げ装置は、図1に示すよう
に、複数組のつまみプレート9を開閉して靴下2を把
持、解放するたくし上げチャックGと、そのたくし上げ
チャックGを各足型1間に挿入、脱出させるクランク機
構Hと、前記たくし上げチャックGとクランク機構Hと
を足型1に沿ってモータ10によって上下動させる昇降
機構Iとより構成したものである。
【0010】靴下抜取り装置Jは、前述のたくし上げ装
置Fによりたくし上げられた一群の靴下2を、図1、図
11に示すように、複数組に分け、チャックプレート1
1により複数枚毎にそれぞれの中央部に寄せ合い把持
し、その把持を解放可能に設けた抜取りチャックKと、
抜取りチャックKを保持すると共にその抜取りチャック
Kを足型1の爪先方向へとモータ13により往復移動さ
せる抜取りチャック移送機構Lと、前記抜取りチャック
移送機構Lを保持する昇降車12をモータ14により上
下動させる抜取りチャック昇降機構Mとより構成したも
のである。
【0011】なお、前記靴下たくし上げ装置Gと靴下抜
取り装置Jは、本出願人が先に出願した特願平4ー23
3182号に記載されているためその詳細は省略する。
【0012】靴下の受取り引渡し装置Nは、図1、図
2、図3に示すように、チャックプレート20a、20
bにより複数組の靴下を把持解放可能に設けた受取りチ
ャックPと、把持された靴下のかかと部2dと爪先部2
cなど靴下先端部の乱れを束状態にする靴下先端部補正
機構Qとより成る靴下受取り手段Oと、前記靴下受取り
手段Oを支持すると共に靴下2を抜取った抜取りチャッ
クKの位置からコンベヤT上の位置へと往復移動させる
受取りチャック前後動機構Rと、 前記靴下受取り手段
Oを支持する受取りチャック前後動機構Rを抜取りチャ
ックKより靴下2を受け取る位置から靴下2を引き渡す
コンベアT上の適宜な位置まで上下移動させる受取りチ
ャック昇降機構Sとより構成したものである。
【0013】靴下受取り手段Oは、図1、図2および図
3、図4に示すように、受取りチャックPが移動枠体3
1に角度調整板19を介して取り付けられたチャッキン
グ枠21に取り付けたもので、靴下2を把持解放する受
取りチャックPと、図5、図6に示すように、把持され
た靴下のかかと部2dと爪先部2cなど靴下先端部の乱
れを束状態にする靴下先端部補正機構Qとより構成した
ものである。
【0014】受取りチャックPは、図3、図4に示すよ
うに、チャッキング枠21に複数個の主ブロック22を
等間隔に取り付け、該主ブロックにはガイド軸23を2
本平行させて挿通させ、該ガイド軸には、図5、図6に
示すように、プレート支持バー24、24を対向させて
挿通させ、それぞれのプレート支持バー24、24の内
側にはチャックプレート20a、20bとが取り付けら
れている。更に、前記主ブロック22には、対向してシ
リンダ25を取り付け、それぞれのシリンダ25のピス
トンロッド部25aを前記プレート支持バー24の先端
部に連結し、シリンダ25の作動によりピストンロッド
部25aが伸縮してチャックプレート20a、20bを
開閉するよう構成したものである。なお、チャックプレ
ートの形状は、靴下の爪先角度や寸法、また、生地の厚
さなどにより変化し、本発明実施例には限定されない。
【0015】靴下先端部補正機構Qは、図5、図6に示
すように、プレート支持バー24上方部位置にフラップ
プレート27を蝶番のような開閉部材28により保持す
ると共に回動可能に設けたもので、その回動機構は、図
7に示すように、プレート支持バー24にシリンダ29
を取り付け、該シリンダのピストンロッド部29aはフ
ラッププレートのピン部27aに取り付け、シリンダ2
9の作動により開閉部材28の軸を支点としてフラップ
プレート27が水平から垂直状態に回動するよう構成し
たものである。
【0016】受取りチャック前後動機構Rは、靴下2を
抜取った抜取りチャックKの位置からコンベヤT上の位
置へと水平方向に往復移動させるもので、図3、図4に
示すように、昇降車40に支持されている支持枠体30
の内側に長溝30aを設け、該長溝30aを移動枠体3
1の両側面部に支持せしめたローラ32に遊合させ、前
記長溝30aに沿って移動枠体31が移動可能に設けて
いる。更に、支持枠体30の上部両端部には、図3に示
すように、歯付プーリ33aと33bを軸受などを介し
て軸34a、34bにて回動自在に支持せしめ、それぞ
れの歯付プーリ33a、33aには歯付ベルト35を掛
け渡し、該歯付ベルト35の適宜な位置には靴下受取り
手段の突起部Oaに連結せしめている。一方、前記昇降
車40には、図3に示すように、モータ36を設置し、
該モータの出力軸には歯付プーリ37を嵌合固着すると
共に前記歯付プーリの軸34bには別の歯付プーリ38
を係着し、それぞれの歯付プーリ37と歯付プーリ38
とには別の歯付ベルト39を掛け渡している。そして、
モータ36の作動により、歯付プーリ37〜歯付ベルト
39〜歯付プーリ38〜軸34b〜歯付プーリ33b〜
歯付プーリ33a〜歯付ベルト35を介して靴下受取り
手段の受取りチャックPを、図3の矢印に示すように、
水平方向に往復移動できるよう構成したものである。な
お、本発明実施例では、受取りチャックの水平移動に、
歯付プーリ〜歯付ベルトによりその動力を伝達している
が、例えば、スプロケットとチェーンを用いてもよく、
要は受取りチャックを水平方向に往復移動できるような
機構であればよく、本発明は実施例には限定されない。
【0017】受取りチャック昇降機構Sは、受取りチャ
ック前後動機構Rを抜取りチャックLより靴下2を受け
取る位置から靴下2を引き渡すコンベアT上の適宜な位
置まで上下移動させるもので、図1、図2に示すよう
に、靴下抜取り装置J位置の軌道3の外側位置に並列し
て設けた門型枠体41の両側部に案内柱42を垂直に植
設し、前記門型枠体41の両側で且つ上下位置にはそれ
ぞれスプロケット43a、43bを回動自在に軸支し、
更に、下部スプロケット軸45には別のスプロケット4
6を嵌合固着しすると共にモータ47の出力軸にはスプ
ロケット48を嵌合固着し、前記スプロケット46と4
8とはチェーン49にて掛け渡されている。一方、前記
門型枠体41の上下位置スプロケット43a、43bは
チェーン44にて掛け渡され、該チェーンの有端部は、
図3に示すように、案内柱42に沿ってローラ42aに
て案内される昇降車40の突起部40aに連結せしめて
いる。そして、モータ47の作動により、スプロケット
48〜チェーン49〜スプロケット46〜スプロケット
軸45〜スプロケット43b〜チェーン44を介して昇
降車40を、図1に示す案内柱42に沿って上下動でき
るよう構成したものである。なお、受取りチャック昇降
機構に、スプロケットとチェーンを用いて昇降車を上下
動させているが、例えば、歯付プーリと歯付ベルトや他
の機構を用いてもよく、本発明は実施例には限定されな
い。
【0018】次に、その作用を説明する。熱セットされ
た靴下2の足型群が集合状態で靴下抜取り部C位置に搬
送され停止位置決めされると、図1に示すクランク機構
Hを作動させ、つまみプレート9を各足型1間に挿入す
ると共に、昇降機構Iを作動させてつまみプレート9を
足型1に沿って上昇させる。そして、靴下穿口部2aに
至り、たくし上げチャックGを作動させ、つまみプレー
ト9を閉じて靴下穿口部2aよりやや上方部を把持し、
更に、上昇して靴下2を足型1のかかと部のやや下部位
置までたくし上げてつまみプレート9の移動を停止させ
る。
【0019】次いで、図1に示す抜取りチャックKのチ
ャックプレート11は、たくし上げチャックGのつまみ
プレート9の上昇のタイミングに合わせて下降させ、た
くし上げチャックGが上昇して停止した後、チャックプ
レート11を一群の足型1の頂部間に挿入し、次いで、
抜取りチャックKを作動させて、チャックプレート1
1、11を寄せ合い靴下の爪先部とかかと部とを挾み把
持する。次に、その把持信号により抜取りチャック移送
機構Lを作動させ、チャックプレート11、11を足型
1の爪先方向へと移動させると共に、抜取りチャック昇
降機構Mを作動させてチャックプレート11、11を上
昇させて、図1の二点鎖線に示すように、靴下2を足型
1から抜き取り、次いで、図1の実線に示す位置まで下
降する。ここで抜き取られた靴下は、チャックプレート
11、11を寄せ合っているため、その下端部は揃って
いることになっているが、図11に示すように、靴下の
口ゴム部2bが足型1から離脱する際、ゴムの引っ張り
バネ作用により乱れが生じた状態(きれいに束ねられて
いない状態)となっている。
【0020】次いで、図1、図3に示す、受取りチャッ
ク前後動機構Rのモータ36を作動させ、複数組の靴下
1を把持解放可能に設けた受取りチャックPを、抜取ら
れた複数組の靴下1の位置へ移動させ(図8の矢印U位
置からV位置へ)、複数組に分け複数枚毎にそれぞれの
中央部に寄せ合わされた一群の靴下2のそれぞれの組に
受取りチャックPのチャックプレート20a、20bを
挿入し、受取りチャックPのシリンダ25を作動させ、
靴下2を軽く挾み(この時、靴下2を軽く挾めるようシ
リンダ25の空気圧などを調整する)、次いで、図1、
図2に示す受取りチャック昇降機構Sのモータ47を作
動させ、受取りチャックPを下降させて靴下2を扱き
(図8の矢印V位置からW位置へ)、ゴムの引っ張りバ
ネ作用による靴下の乱れを揃え、靴下の口ゴム部2bが
通り過ぎない程度の位置にて受取りチャックPのチャッ
クプレート20a、20bを開き、次いで、モータ47
を逆作動させ、受取りチャックPを上昇させて最初の挿
入位置にて停止させ(図8の矢印W位置からV位置
へ)、次いで、抜取りチャックKの靴下2の把持を解放
すると共にシリンダ25を作動させて受取りチャックP
のチャックプレート20a、20bにて靴下2を把持
し、靴下2を抜取りチャックKより受取り(図8の矢印
V位置)、次いで、靴下先端部補正機構Qのシリンダ2
9を作動させてフラッププレート27を閉じ、靴下1の
かかと部2dと爪先部2cとの乱れを垂直状態に束ね、
次いで、受取りチャック前後動機構Rのモータ36を逆
作動させて、受取りチャックPを後方へ移動させると共
に受取りチャック昇降機構Sのモータ47を作動させ
て、受取りチャックPを後方へ下降させ、次工程位置へ
移送するコンベアT上の適宜な位置にて停止させ(図8
の矢印X位置)、その位置にて複数組の受取りチャック
Pのコンベア移動側チャックプレート20aを同時に開
き(または、チャックプレート20aと20bとを同時
に開き)、複数組の束状態の靴下2を同時にコンベアT
上に置き換え、コンベアTの移動により次工程位置に移
送すると共に受取りチャックPは元位置に復帰し(図8
の矢印U位置へ)、フラッププレート27も開いて一工
程が完了する。その結果、コンベアT上に置き換えられ
た束状態の靴下2は、図9に示すように、その爪先部2
cと口ゴム部2bとも、乱れもなくなり凹凸なくきれい
に揃った状態となっている。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成しているか
ら、靴下を扱き靴下の乱れを揃えると共にフラッププレ
ートを閉じて靴下のかかと部と爪先部との乱れを垂直状
態に束ねることがでるようにしているから、従来、靴下
の口ゴム部が足型から離脱する際、ゴムの引っ張りバネ
作用により生じる乱れや、靴下のかかと部と爪先部との
乱れが解消され、複数枚毎に束ねた靴下端部が凹凸なく
きれいに揃い品質の良い靴下が得られる。更に、複数組
の束状態の靴下を同時にコンベア上に置き換えることが
できるようにしているから、靴下を次工程位置上に置き
換えるのに1組の複数倍の時間がかかっていたのが、一
度で置き換えることができ、生産性向上が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の一実施例の概略側面
図。
【図2】本発明を実施する装置の一実施例の概略正面
図。
【図3】本発明を実施する装置で靴下受取り手段および
受取りチャック前後動機構の一実施例を示す概略側面
図。
【図4】本発明を実施する装置で靴下受取り手段および
受取りチャック前後動機構の一実施例を示す一部破断し
た概略上面図。
【図5】本発明を実施する装置の受取りチャックと靴下
先端部補正機構の一実施例の概略側面図。
【図6】図5の一部破断した概略上面図。
【図7】靴下先端部補正機構の一実施例で、一方は作動
させ、他方は作動させていない状態を示した一部破断し
た概略側面図。
【図8】本発明の方法を実施する作用図の一実施例。
【図9】本発明の方法で靴下を処理した状態を示す概略
斜視図。
【図10】本発明を実施する装置を用いる靴下仕上げ機
の一実施例を示す簡略上面図。
【図11】従来技術である靴下抜取り装置により抜き取
られた束状態の靴下の状態を示す概略正面図。
【符号の説明】
A セット室 B 乾燥室 C 靴下抜取り部 D 靴下仮装着部 E 靴下装着部 F 靴下たくし上げ装置 G たくし上げチャック H クランク機構 I 昇降機構 J 靴下抜取り装置 K 抜取りチャック L 抜取りチャック移送機構 M 抜取りチャック昇降機構 N 靴下受取り引渡し装置 O 靴下受取り手段 Oa 靴下受取り手段の突起部 P 受取りチャック Q 靴下先端部補正機構 R 受取りチャック前後動機構 S 受取りチャック昇降機構 T コンベヤ 1 足型 1a 足型の爪先 2 靴下 2a 靴下穿口部 2b 靴下の口ゴム部 2c 靴下の爪先部 2d 靴下のかかと部 3 軌道 4 キャリッジ 6 架台 7 門型枠体 8 角柱 9 つまみプレート 10 モータ 11 チャックプレート 12 昇降車 13 モータ 14 モータ 19 角度調整板 20a チャックプレート 20b チャックプレート 21 チャッキング枠 22 主ブロック 23 ガイド軸 24 プレート支持バー 25 シリンダ 25a ピストンロッド部 27 フラッププレート 27a ピン部 28 開閉部材 29 シリンダ 29a ピストンロッド部 30 支持枠体 30a 長溝 31 移動枠体 32 ローラ 33a 歯付プーリ 33b 歯付プーリ 34a 軸 34b 軸 35 歯付ベルト 36 モータ 37 歯付プーリ 38 歯付プーリ 39 歯付ベルト 40 昇降車 41 門型枠体 42 案内柱 43a スプロケット 43b スプロケット 44 チェーン 45 スプロケット軸 46 スプロケット 47 モータ 48 スプロケット 49 チェーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1組毎に靴下の把持を解放可能に設けた
    靴下抜取り装置の抜取りチャックにて一群の靴下を複数
    組に分け複数枚毎にそれぞれの中央部に寄せ合い靴下先
    端部を把持し抜取り、その抜取られた複数組の靴下を、
    抜取りチャックより受取り次工程位置に移送するにおい
    て、 複数組の靴下を把持解放可能に設けた受取りチャック
    を、抜取られた複数組の靴下の位置へ移動させ、複数組
    に分け複数枚毎にそれぞれの中央部に寄せ合わされた一
    群の靴下のそれぞれの組に受取りチャックを挿入し靴下
    を軽く挾み、 次いで、受取りチャックを下降させて靴下を扱き靴下の
    乱れを揃え、靴下の口ゴム部が通り過ぎない程度の位置
    にて受取りチャックを開き、 次いで、受取りチャックを上昇させて最初の挿入位置に
    て停止させ、 次いで、抜取りチャックの靴下の把持を解放すると共に
    受取りチャックにより靴下を把持して靴下を抜取りチャ
    ックより受取り、 次いで、靴下先端部補正機構のフラッププレートを閉じ
    て靴下のかかと部と爪先部の乱れを垂直状態に束ね、 次いで、受取りチャックを下降させ次工程位置へ移送す
    るコンベア上の適宜な位置にて停止させ、その位置にて
    複数組の受取りチャックのチャックプレートを開き、複
    数組の束状態の靴下を同時にコンベア上に置き換え、コ
    ンベアの移動により次工程位置に移送するようにした靴
    下の受取り引渡し方法。
JP20115593A 1993-07-20 1993-07-20 靴下の受取り引渡し方法 Pending JPH0734378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20115593A JPH0734378A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 靴下の受取り引渡し方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20115593A JPH0734378A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 靴下の受取り引渡し方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0734378A true JPH0734378A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16436299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20115593A Pending JPH0734378A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 靴下の受取り引渡し方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0734378A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115489798A (zh) * 2022-06-21 2022-12-20 佛山市南海大欣针织业有限公司 针织袜定型包装连续生产设备及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115489798A (zh) * 2022-06-21 2022-12-20 佛山市南海大欣针织业有限公司 针织袜定型包装连续生产设备及方法
CN115489798B (zh) * 2022-06-21 2023-12-12 佛山市南海大欣针织业有限公司 针织袜定型包装连续生产设备及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0411066A1 (en) Spreader feeder apparatus
GB2115792A (en) Method and device to continuously form packets of folded boxes to be processed in a further machine(
US4519327A (en) Transfer machine for overturning a textile tubular element for the sewing of the edges thereof and for the subsequent re-overturning and discharging
JPH09532U (ja) 薄板スタックから各薄板を取出すための装置
JPH0734378A (ja) 靴下の受取り引渡し方法
EP0222532A2 (en) Hackling or combing of fibres
JPS601426B2 (ja) 糸かせ絞り設備およびこれを用いるかせ移送方法
US4249841A (en) Wire picking from a wire bundle
US4462781A (en) Apparatus for feeding and positioning clay blanks and molding bricks therefrom
GB2117810A (en) Apparatus for folding clothing
ATE113915T1 (de) Automatische maschine zum befüllen von säcken.
CN212891082U (zh) 一种卷包机用包装膜提拉装置
CN210233730U (zh) 一种手套脱模码放机
KR200231364Y1 (ko) 지퍼 피딩장치
JPH0657619A (ja) 靴下の抜取り引渡し方法
JPH0672550A (ja) 靴下の受渡し方法及び装置
EP0942091A2 (en) Removal device for stocking fixing machine
CN213306592U (zh) 一种食用菌加工用窝口插棒装置
JPS629730A (ja) 空気制御式トランスフア−ユニツト
JPS6222271Y2 (ja)
JP3717296B2 (ja) 乾麺移載装置
JPS63197626A (ja) 樹脂製品の成形方法
GB2188037A (en) Apparatus for intermittently pull advancing a sheeting web
JPH0790266B2 (ja) 押出型材用ストレツチヤ
KR20230020130A (ko) 쇼핑백용 손잡이끈 제조장치