JPH0734366A - リストバンドおよびリストバンドプリンター - Google Patents
リストバンドおよびリストバンドプリンターInfo
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- JPH0734366A JPH0734366A JP5178848A JP17884893A JPH0734366A JP H0734366 A JPH0734366 A JP H0734366A JP 5178848 A JP5178848 A JP 5178848A JP 17884893 A JP17884893 A JP 17884893A JP H0734366 A JPH0734366 A JP H0734366A
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】肌に馴染みやすく、違和感の少ないリストバン
ドを提供する。 【構成】リストバンド17は、細幅テープ状の布帛に、
画像をプリントせしめた後、腕にはめる長さに切断し、
次いで止め具を取り付ける工程を有する。また、かかる
プリンターにおいて、腕にはめる長さに切断した後に、
輪状にするための粘着剤及び/または接着剤を片方およ
び/または両方の端部に取り付ける工程を有する。
ドを提供する。 【構成】リストバンド17は、細幅テープ状の布帛に、
画像をプリントせしめた後、腕にはめる長さに切断し、
次いで止め具を取り付ける工程を有する。また、かかる
プリンターにおいて、腕にはめる長さに切断した後に、
輪状にするための粘着剤及び/または接着剤を片方およ
び/または両方の端部に取り付ける工程を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として病院等におけ
る入院患者や新生児等を管理・識別するためのリストバ
ンドに関するものである。
る入院患者や新生児等を管理・識別するためのリストバ
ンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、日本の病院においては、入院
患者の識別は、専ら主治医及び看護婦等が入院患者の顔
を覚えることによってなされてきた。しかしながら、手
術前等においては、入院患者が全身麻酔でも施されてい
ようものなら、またその手術担当医及び看護婦等がその
患者と初対面であるならば、その手術担当医や看護婦等
は、患者のベッドに添付されているカルテによって、患
者を識別する。従って、カルテの渡し間違い等が起これ
ば、全く取り返しのつかない手術を施してしまう恐れが
あり、現実にそのような事件が度々起こっていると報道
されている。
患者の識別は、専ら主治医及び看護婦等が入院患者の顔
を覚えることによってなされてきた。しかしながら、手
術前等においては、入院患者が全身麻酔でも施されてい
ようものなら、またその手術担当医及び看護婦等がその
患者と初対面であるならば、その手術担当医や看護婦等
は、患者のベッドに添付されているカルテによって、患
者を識別する。従って、カルテの渡し間違い等が起これ
ば、全く取り返しのつかない手術を施してしまう恐れが
あり、現実にそのような事件が度々起こっていると報道
されている。
【0003】このような観点から、患者が例え眠ってい
ようとも、その患者がカルテと一対一で客観的に識別・
対応できるシステムが必要である。
ようとも、その患者がカルテと一対一で客観的に識別・
対応できるシステムが必要である。
【0004】米国の病院では、既にそのような識別シス
テムは実現している。それは、患者の入院時に、患者に
バーコード等がプリントされたリストバンドをはめても
らうというものである。手術前には、このリストバンド
のバーコードと、カルテにプリントされたバーコードを
それぞれバーコードリーダーで読み取り、両者が一致す
れば、患者本人に直接問い合わせることなく、カルテと
患者との対応が取れるというものである。また、新生児
の親との対応関係についても、リストバンドの利用によ
って、確実に取れる。
テムは実現している。それは、患者の入院時に、患者に
バーコード等がプリントされたリストバンドをはめても
らうというものである。手術前には、このリストバンド
のバーコードと、カルテにプリントされたバーコードを
それぞれバーコードリーダーで読み取り、両者が一致す
れば、患者本人に直接問い合わせることなく、カルテと
患者との対応が取れるというものである。また、新生児
の親との対応関係についても、リストバンドの利用によ
って、確実に取れる。
【0005】このように、病院においてはリストバンド
は、患者や新生児の識別という観点から、非常に有用性
のあるものである。しかしながら、これまでのリストバ
ンドは、硬い合成樹脂製のものであり、肌と直接接する
ものとしては、違和感が強いものであった。
は、患者や新生児の識別という観点から、非常に有用性
のあるものである。しかしながら、これまでのリストバ
ンドは、硬い合成樹脂製のものであり、肌と直接接する
ものとしては、違和感が強いものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、かかる問
題点に鑑み、肌に馴染みやすく、違和感の少ないリスト
バンドを提供せんとするものである。
題点に鑑み、肌に馴染みやすく、違和感の少ないリスト
バンドを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、下記骨子の構成を採る。すなわち、本発明
のリストバンドは、プリント画像を有する布帛と止め具
もしくは接着剤より構成されてなることを特徴とするも
のであり、また、本発明のリストバンドプリンターは、
細幅テープ状の布帛に、画像をプリントせしめた後、腕
にはめる長さに切断し、次いで止め具を取り付ける工程
を有することを特徴とするものである。また、かかるプ
リンターにおいて、腕にはめる長さに切断した後に、輪
状にするための粘着剤及び/または接着剤を片方および
/または両方の端部に取り付ける工程を有することを特
徴とするものであり、さらに、また、本発明のリストバ
ンドプリンターは、止め具を具備したリストバンド状の
布帛に、画像をプリントせしめる工程を有することを特
徴とするものであり、さらに、また、本発明のリストバ
ンドプリンターは、輪状にするための粘着剤及び/また
は接着剤が片方および/または両方の端部に取り付けら
れてなるリストバンド状の布帛に、画像をプリントせし
める工程ことを特徴とするものであり、さらに、また、
本発明のリストバンドプリンターは、布帛からなる輪状
のリストバンドに画像をプリントせしめる工程を有する
ことを特徴とするリストバンドプリンターである。
決するため、下記骨子の構成を採る。すなわち、本発明
のリストバンドは、プリント画像を有する布帛と止め具
もしくは接着剤より構成されてなることを特徴とするも
のであり、また、本発明のリストバンドプリンターは、
細幅テープ状の布帛に、画像をプリントせしめた後、腕
にはめる長さに切断し、次いで止め具を取り付ける工程
を有することを特徴とするものである。また、かかるプ
リンターにおいて、腕にはめる長さに切断した後に、輪
状にするための粘着剤及び/または接着剤を片方および
/または両方の端部に取り付ける工程を有することを特
徴とするものであり、さらに、また、本発明のリストバ
ンドプリンターは、止め具を具備したリストバンド状の
布帛に、画像をプリントせしめる工程を有することを特
徴とするものであり、さらに、また、本発明のリストバ
ンドプリンターは、輪状にするための粘着剤及び/また
は接着剤が片方および/または両方の端部に取り付けら
れてなるリストバンド状の布帛に、画像をプリントせし
める工程ことを特徴とするものであり、さらに、また、
本発明のリストバンドプリンターは、布帛からなる輪状
のリストバンドに画像をプリントせしめる工程を有する
ことを特徴とするリストバンドプリンターである。
【0008】
【作用】以下、更に本発明の詳細について説明する。
【0009】上記で説明した通り、従来のリストバンド
は、硬い合成樹脂製であり、違和感のあるものであっ
た。
は、硬い合成樹脂製であり、違和感のあるものであっ
た。
【0010】このようなことから、違和感の少ないリス
トバンドについて鋭意検討した結果、本発明に到達した
のである。
トバンドについて鋭意検討した結果、本発明に到達した
のである。
【0011】すなわち、本発明のリストバンドは、文字
や絵やピクトグラムや商標やデザイン画やバーコードや
2次元コードやカルラーコード類の識別マーク等、あり
とあらゆるプリントしうる画像、特に好ましくは情報機
能を有する画像(情報画像)がプリントされてなる布
帛、要するにプリント画像を有する布帛と止め具もしく
は接着剤から構成されているものである。かかるリスト
バンドは、衣服を着る程度の感触で、非常に肌に優しい
好ましいものである。
や絵やピクトグラムや商標やデザイン画やバーコードや
2次元コードやカルラーコード類の識別マーク等、あり
とあらゆるプリントしうる画像、特に好ましくは情報機
能を有する画像(情報画像)がプリントされてなる布
帛、要するにプリント画像を有する布帛と止め具もしく
は接着剤から構成されているものである。かかるリスト
バンドは、衣服を着る程度の感触で、非常に肌に優しい
好ましいものである。
【0012】布帛の中で、非常に好ましいのは、プリン
ト品質が優れており、大きな文字や大まかな絵柄は勿論
のこと、高い解像度が要求されるバーコード等の識別マ
ークもプリントできるようなものである。
ト品質が優れており、大きな文字や大まかな絵柄は勿論
のこと、高い解像度が要求されるバーコード等の識別マ
ークもプリントできるようなものである。
【0013】このような目的、及び違和感の少ない布帛
としては、主として単繊維繊度0.0001〜1デニー
ルの極細繊維布帛からなり、文字や絵柄や識別マーク等
の画像がプリントされてなる布帛を用いるのが非常に好
ましいものである。
としては、主として単繊維繊度0.0001〜1デニー
ルの極細繊維布帛からなり、文字や絵柄や識別マーク等
の画像がプリントされてなる布帛を用いるのが非常に好
ましいものである。
【0014】本発明では、プリント方法を特に限定する
ものではなく、従来よりの捺染や、OA関連機器の各種
プリンター、例えば熱転写方式、インクジェット方式、
インパクト方式、電子写真方式等、色々な方法が用い得
る。
ものではなく、従来よりの捺染や、OA関連機器の各種
プリンター、例えば熱転写方式、インクジェット方式、
インパクト方式、電子写真方式等、色々な方法が用い得
る。
【0015】そのような中で、摩擦堅牢性や、患者が風
呂に入る時等の堅牢性、すなわちリストバンドにとって
は実質的には洗濯堅牢性等を良好にするためには、染色
を用いたものが好ましいものである。
呂に入る時等の堅牢性、すなわちリストバンドにとって
は実質的には洗濯堅牢性等を良好にするためには、染色
を用いたものが好ましいものである。
【0016】また、繊維の素材は、如何なるものでも構
わないが、ポリエステル系繊維等は染色堅牢性が高いも
のを与えるので好ましく用いられる。更に、高圧で布帛
をプレスしたり、カレンダー処理したり、高圧水流処理
をして表面の繊維束をバラけ(開繊)させて、布帛の表
面平滑性を向上させたりするのも好ましいものである。
このような効果は、極細繊維使いの布帛の場合に顕著で
あるので、好ましいものである。
わないが、ポリエステル系繊維等は染色堅牢性が高いも
のを与えるので好ましく用いられる。更に、高圧で布帛
をプレスしたり、カレンダー処理したり、高圧水流処理
をして表面の繊維束をバラけ(開繊)させて、布帛の表
面平滑性を向上させたりするのも好ましいものである。
このような効果は、極細繊維使いの布帛の場合に顕著で
あるので、好ましいものである。
【0017】また、布帛が織物である場合には、その織
構造を特に限定するものではないが、表面平滑性の観点
から、朱子織等は好ましく用いられるものである。
構造を特に限定するものではないが、表面平滑性の観点
から、朱子織等は好ましく用いられるものである。
【0018】また、繊維および/または主としてそれよ
りなる布帛は、伸縮性があると、より体に馴染みやすい
ので好ましいものである。その場合、例えば、捲縮した
ポリエステル系繊維を用いたり、弾性のあるウレタン繊
維を用いたり、布帛の実質的な織密度を緩めたりすれば
良いし、これらを組み合わせても良いし、またこれらに
限定されず、種々の方法を用いれば良い。また、本発明
は、上記のようなリストバンドをサプライするプリンタ
ーである。
りなる布帛は、伸縮性があると、より体に馴染みやすい
ので好ましいものである。その場合、例えば、捲縮した
ポリエステル系繊維を用いたり、弾性のあるウレタン繊
維を用いたり、布帛の実質的な織密度を緩めたりすれば
良いし、これらを組み合わせても良いし、またこれらに
限定されず、種々の方法を用いれば良い。また、本発明
は、上記のようなリストバンドをサプライするプリンタ
ーである。
【0019】その方法としては、細幅テープ状の布帛の
ロール等をプリンターの消耗品としてサプライするよう
な場合には、それに文字や絵柄や識別マーク等をプリン
トせしめた後、腕にはめる長さに切断し、止め具を取り
付ける機構を有することを特徴とするリストバンドプリ
ンターであると好ましい。止め具としては、特に限定さ
れるものではないが、リベット状のものやホック状のも
の等が用いることができる。その機能としては、手で何
度でも着脱可能の止め具でも構わないし、一度はめる
と、リストバンドを鋏等で切断しないことにははずせな
いようなタイプの止め具でも構わず、目的に合せて使用
することができる。
ロール等をプリンターの消耗品としてサプライするよう
な場合には、それに文字や絵柄や識別マーク等をプリン
トせしめた後、腕にはめる長さに切断し、止め具を取り
付ける機構を有することを特徴とするリストバンドプリ
ンターであると好ましい。止め具としては、特に限定さ
れるものではないが、リベット状のものやホック状のも
の等が用いることができる。その機能としては、手で何
度でも着脱可能の止め具でも構わないし、一度はめる
と、リストバンドを鋏等で切断しないことにははずせな
いようなタイプの止め具でも構わず、目的に合せて使用
することができる。
【0020】また、細幅テープ状の布帛に情報機能を有
する画像をプリントせしめた後、腕にはめる長さに切断
し、輪状にするための粘着剤および/または接着剤を片
方および/または両方の端部に取り付ける機構を有する
ことを特徴とするリストバンドプリンターであっても好
ましいものである。ここでの粘着剤および/または接着
剤は、圧着タイプのものが特に好ましい。この機能とし
ても、上記の止め具と同様に、可逆的に粘着あるいは接
着するもの、あるいは付加逆的に接着するもの等、目的
に合せて使用することができる。
する画像をプリントせしめた後、腕にはめる長さに切断
し、輪状にするための粘着剤および/または接着剤を片
方および/または両方の端部に取り付ける機構を有する
ことを特徴とするリストバンドプリンターであっても好
ましいものである。ここでの粘着剤および/または接着
剤は、圧着タイプのものが特に好ましい。この機能とし
ても、上記の止め具と同様に、可逆的に粘着あるいは接
着するもの、あるいは付加逆的に接着するもの等、目的
に合せて使用することができる。
【0021】他の方法としては、予めリストバンドの形
態にした布帛がサプライ品である場合には、その布帛に
文字や絵柄や識別マーク等の情報画像をプリントせし
め、止め具もしくは粘着剤および/または接着剤を取り
付ける方法や、そのプリントと取り付けの順序を逆にし
た方法のリストバンドプリンターも好ましい。
態にした布帛がサプライ品である場合には、その布帛に
文字や絵柄や識別マーク等の情報画像をプリントせし
め、止め具もしくは粘着剤および/または接着剤を取り
付ける方法や、そのプリントと取り付けの順序を逆にし
た方法のリストバンドプリンターも好ましい。
【0022】また、予めリストバンドの形態をした布帛
が、既に輪状に形成されているような場合には、単にそ
の輪状布帛に文字や絵柄や識別マーク等の情報画像をプ
リントせしめる機能を有するリストバンドプリンターで
あっても良い。
が、既に輪状に形成されているような場合には、単にそ
の輪状布帛に文字や絵柄や識別マーク等の情報画像をプ
リントせしめる機能を有するリストバンドプリンターで
あっても良い。
【0023】いずれにしても、上記のようなリストバン
ドプリンターにおいて、好ましく用いられる情報画像の
プリント方法としては、本発明の目的からして染色によ
るものが好ましく、プリンターを軽量コンパクトにまと
めるために、昇華型染料を含有してなる溶融型熱転写リ
ボンを用いて熱転写せしめ、加熱して染色するプリント
方法を採用し得るリストバンドプリンターであるのが、
非常に好ましい。また、インクジェット染色という方法
を用いることも可能である。また、加熱の際には、過剰
染料除去シート等をあてて、過剰染料を除去する工程を
付加するのも好ましいものである。
ドプリンターにおいて、好ましく用いられる情報画像の
プリント方法としては、本発明の目的からして染色によ
るものが好ましく、プリンターを軽量コンパクトにまと
めるために、昇華型染料を含有してなる溶融型熱転写リ
ボンを用いて熱転写せしめ、加熱して染色するプリント
方法を採用し得るリストバンドプリンターであるのが、
非常に好ましい。また、インクジェット染色という方法
を用いることも可能である。また、加熱の際には、過剰
染料除去シート等をあてて、過剰染料を除去する工程を
付加するのも好ましいものである。
【0024】一方、より簡便なプリント方法として、従
来からの顔料を主たる着色成分とする溶融型熱転写リボ
ンを用いた熱転写プリント方式や、通常のインクジェッ
ト方式、インパクト方式等を用いても構わない。
来からの顔料を主たる着色成分とする溶融型熱転写リボ
ンを用いた熱転写プリント方式や、通常のインクジェッ
ト方式、インパクト方式等を用いても構わない。
【0025】インクジェット方式ならば、インクの着色
成分が昇華型染料であっても顔料であっても、布帛に滲
み防止処理が施されているのが好ましい。
成分が昇華型染料であっても顔料であっても、布帛に滲
み防止処理が施されているのが好ましい。
【0026】いいずれのプリント方法においても、昇華
型染料を用いる場合は、布帛の染色する部分の単位面積
当りの昇華型染料の最大染着量以下であることが好まし
く、具体的には、布帛の染色する部分100g 当りの染
着量が1.5g 以下であることが好ましい。
型染料を用いる場合は、布帛の染色する部分の単位面積
当りの昇華型染料の最大染着量以下であることが好まし
く、具体的には、布帛の染色する部分100g 当りの染
着量が1.5g 以下であることが好ましい。
【0027】図1には、本発明のリストバンドプリンタ
ーの非常に好ましい一形態を示す。なお、これによっ
て、本発明のリストバンドプリンターが限定されるもの
ではなく、この図は、上記に照らし合わせて適宜各部を
変更すれば良いということを理解しやすくするためのも
のである。
ーの非常に好ましい一形態を示す。なお、これによっ
て、本発明のリストバンドプリンターが限定されるもの
ではなく、この図は、上記に照らし合わせて適宜各部を
変更すれば良いということを理解しやすくするためのも
のである。
【0028】極細繊維布帛製ロール1から供給されるテ
ープ状の極細繊維布帛は、染料含有熱転写リボンロール
2から供給される染料含有熱転写リボンとガイドローラ
ー12及び13の部分で合わされ、サーマルヘッド4で
画像が極細繊維布帛に熱転写される。次いで、ガイドロ
ーラー14で極細繊維布帛と染料含有熱転写リボンが分
離され、極細繊維布帛はガイドローラー15を経て、加
熱ローラー6で加熱される。その後、加熱されて溶融状
態にある接着剤タンク8の中の圧着型接着剤7は、接着
剤吐出口9から極細繊維布帛に吐出される。最後に、極
細繊維布帛は、熱融断カッター10及び11の部分で、
リストバンドの長さで熱融断され、リストバンドカッタ
ー18に集積される。
ープ状の極細繊維布帛は、染料含有熱転写リボンロール
2から供給される染料含有熱転写リボンとガイドローラ
ー12及び13の部分で合わされ、サーマルヘッド4で
画像が極細繊維布帛に熱転写される。次いで、ガイドロ
ーラー14で極細繊維布帛と染料含有熱転写リボンが分
離され、極細繊維布帛はガイドローラー15を経て、加
熱ローラー6で加熱される。その後、加熱されて溶融状
態にある接着剤タンク8の中の圧着型接着剤7は、接着
剤吐出口9から極細繊維布帛に吐出される。最後に、極
細繊維布帛は、熱融断カッター10及び11の部分で、
リストバンドの長さで熱融断され、リストバンドカッタ
ー18に集積される。
【0029】リストバンドの端部に当たる部分への接着
剤7が吐出されるタイミングおよび熱融断カッター10
で熱融断カットするタイミングは、サーマルヘッド4か
ら接着剤吐出口9および熱融断カッター10までの極細
繊維布帛の経路からそれぞれ逆算して決定される。
剤7が吐出されるタイミングおよび熱融断カッター10
で熱融断カットするタイミングは、サーマルヘッド4か
ら接着剤吐出口9および熱融断カッター10までの極細
繊維布帛の経路からそれぞれ逆算して決定される。
【0030】本発明に用いられる昇華型染料としては、
分散染料や塩基性染料等、特に種類を限定するものでは
ないが、昇華性であって、昇華温度が140℃以上30
0℃以下であるものが好ましく、180℃以上280℃
以下であるものがより好ましく、200℃以上250℃
以下であるものが更に好ましい。要は、昇華堅牢性の高
い染料を用いるのが好ましい。また、布帛の種類に応じ
て適した染料を用いるのが好ましく、布帛を構成する繊
維がポリエステル系繊維であれば分散染料が好ましく用
いられる。上記例に挙げた染料、すなわちC.I.ディ
スパースブルー330や、C.I.ディスパースブルー
207の染料は好ましく用いられる一例である。但し、
これらに限定されることなく用いても構わない。なお、
本発明で言う昇華温度とは、昇華性染料の蒸気圧(昇華
圧)が外圧に等しくなる温度を指す。
分散染料や塩基性染料等、特に種類を限定するものでは
ないが、昇華性であって、昇華温度が140℃以上30
0℃以下であるものが好ましく、180℃以上280℃
以下であるものがより好ましく、200℃以上250℃
以下であるものが更に好ましい。要は、昇華堅牢性の高
い染料を用いるのが好ましい。また、布帛の種類に応じ
て適した染料を用いるのが好ましく、布帛を構成する繊
維がポリエステル系繊維であれば分散染料が好ましく用
いられる。上記例に挙げた染料、すなわちC.I.ディ
スパースブルー330や、C.I.ディスパースブルー
207の染料は好ましく用いられる一例である。但し、
これらに限定されることなく用いても構わない。なお、
本発明で言う昇華温度とは、昇華性染料の蒸気圧(昇華
圧)が外圧に等しくなる温度を指す。
【0031】また、昇華型染料は単一種類で用いても構
わないし、複数種類の任意の混合割合のものを用いても
構わず、記録したい画像の色に合わせて適宜使用するこ
とができる。識別マーク、特にバーコード等は赤〜近赤
外波長領域の光の反射の有無で読み取ることが一般的で
あるので、その場合には、上記例に挙げた染料、すなわ
ちC.I.ディスパースブルー330や、C.I.ディ
スパースブルー207の染料は好ましく用いられる。
わないし、複数種類の任意の混合割合のものを用いても
構わず、記録したい画像の色に合わせて適宜使用するこ
とができる。識別マーク、特にバーコード等は赤〜近赤
外波長領域の光の反射の有無で読み取ることが一般的で
あるので、その場合には、上記例に挙げた染料、すなわ
ちC.I.ディスパースブルー330や、C.I.ディ
スパースブルー207の染料は好ましく用いられる。
【0032】なお、本発明で言う布帛とは、絹や木綿等
の天然繊維、ポリエステル系やポリアミド系やポリアク
リロニトリル系やウレタン系等の合成繊維、セルロース
系やタンパク質系の再生繊維および半合成繊維等から成
る織物、編み物、不織布等を指すが、その内、少なくと
も一部に昇華型染料で堅牢良く染色し得る繊維を用いた
ものが好ましい。
の天然繊維、ポリエステル系やポリアミド系やポリアク
リロニトリル系やウレタン系等の合成繊維、セルロース
系やタンパク質系の再生繊維および半合成繊維等から成
る織物、編み物、不織布等を指すが、その内、少なくと
も一部に昇華型染料で堅牢良く染色し得る繊維を用いた
ものが好ましい。
【0033】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明する。なお、本発明の有効性や権利の範囲はこれによ
って限定されたり、制限を受けるものではない。
明する。なお、本発明の有効性や権利の範囲はこれによ
って限定されたり、制限を受けるものではない。
【0034】実施例1 先ず、それぞれ単繊維繊度0.06デニールの超極細ポ
リエステルフィラメント700本の経糸および緯糸から
成る高密度布帛にウォータージェットパンチ処理を施し
た後、通称24トンプレスマシンを用いて20Kg/c
m2 、190℃にてカレンダー処理を施して、表面が平
滑かつ緻密な表面平滑布帛を得た。
リエステルフィラメント700本の経糸および緯糸から
成る高密度布帛にウォータージェットパンチ処理を施し
た後、通称24トンプレスマシンを用いて20Kg/c
m2 、190℃にてカレンダー処理を施して、表面が平
滑かつ緻密な表面平滑布帛を得た。
【0035】次いで、幅2cmで熱融断テープカットし、
テープ状の極細繊維布帛のロールを作製した。
テープ状の極細繊維布帛のロールを作製した。
【0036】一方、染料としてC.I.ディスパースブ
ルー330を用い、該染料を約10重量部、分子量約5
00のパラフィンワックスを約81重量部、エチレン/
酢酸ビニル共重合体を約9重量部から成る染料含有体
を、その全塗布量が3 g/ m2となるように厚さ4.5
μm のポリエチレンテレフタレートフィルム上に形成せ
しめ、染料含有熱転写リボンを作製した。なお、このリ
ボンの単位面積当たりの染料含有量は、上記布帛の単位
面積当たりの最大染着量の約25%以下である。
ルー330を用い、該染料を約10重量部、分子量約5
00のパラフィンワックスを約81重量部、エチレン/
酢酸ビニル共重合体を約9重量部から成る染料含有体
を、その全塗布量が3 g/ m2となるように厚さ4.5
μm のポリエチレンテレフタレートフィルム上に形成せ
しめ、染料含有熱転写リボンを作製した。なお、このリ
ボンの単位面積当たりの染料含有量は、上記布帛の単位
面積当たりの最大染着量の約25%以下である。
【0037】上記極細繊維布帛テープおよび染料含有熱
転写リボン、アクリル系接着剤を図1に示したようなリ
ストバンドプリンターにセットし、リストバンドにプリ
ントするバーコードと病院や患者名等を極細繊維布帛に
熱転写した後、190℃で約10秒、加熱ローラーで熱
処理を施し、染色した。次に、リストバンドの端部に相
当する部分に接着剤を塗布し、最後に熱融断カットし
て、リストバンドを作製した。
転写リボン、アクリル系接着剤を図1に示したようなリ
ストバンドプリンターにセットし、リストバンドにプリ
ントするバーコードと病院や患者名等を極細繊維布帛に
熱転写した後、190℃で約10秒、加熱ローラーで熱
処理を施し、染色した。次に、リストバンドの端部に相
当する部分に接着剤を塗布し、最後に熱融断カットし
て、リストバンドを作製した。
【0038】これによって得られたリストバンド上のバ
ーコード等の染色画像について、湿らせた綿布、および
乾いた綿布のそれぞれで100回、200gの荷重にて
擦ることによって得られた摩擦堅牢度は、いずれも5級
(全く綿布を汚染しない)であった。
ーコード等の染色画像について、湿らせた綿布、および
乾いた綿布のそれぞれで100回、200gの荷重にて
擦ることによって得られた摩擦堅牢度は、いずれも5級
(全く綿布を汚染しない)であった。
【0039】また、腕にはめた時の感触も非常に優しい
ものであり、本発明のリストバンドおよびリストバンド
プリンターが、目的を達成することを確認した。
ものであり、本発明のリストバンドおよびリストバンド
プリンターが、目的を達成することを確認した。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、肌に馴染みやすく、な
おかつ文字や絵柄や識別マーク等の摩擦堅牢性や患者が
風呂に入る等の場合の堅牢性(リストバンドに対して実
質的には洗濯堅牢性)の良好なリストバンドを提供する
ことができる。
おかつ文字や絵柄や識別マーク等の摩擦堅牢性や患者が
風呂に入る等の場合の堅牢性(リストバンドに対して実
質的には洗濯堅牢性)の良好なリストバンドを提供する
ことができる。
【図1】 実施例に用いたリストバンドプリンターの機
能概念図。
能概念図。
1:極細繊維布帛ロール 2:染料含有熱転写リボンロール(供給側) 3:染料含有熱転写リボンロール(回収側) 4:サーマルヘッド 5:プラテンローラー 6:加熱ローラー 7:圧着型接着剤 8:接着剤タンク 9:接着剤吐出口 10:熱融断カッター(可動側) 11:熱融断カッター(固定側) 12〜16:ガイドローラー 17:リストバンド 18:リストバンドスタッカー
Claims (15)
- 【請求項1】プリント画像を有する布帛と止め具もしく
は接着剤より構成されてなることを特徴とするリストバ
ンド。 - 【請求項2】布帛が、主として単繊維繊度0.0001
〜1デニールの極細繊維布帛からなることを特徴とする
請求項1記載のリストバンド。 - 【請求項3】プリント画像が、文字や絵柄や識別マーク
等の情報画像であることを特徴とする請求項1記載のリ
ストバンド。 - 【請求項4】プリント画像が、染色されてなることを特
徴とする請求項1ないし3記載のリストバンド。 - 【請求項5】布帛を構成する繊維が、主としてポリエス
テル系繊維からなることを特徴とする請求項1ないし4
記載のリストバンド。 - 【請求項6】布帛を構成する繊維が、伸縮性を有するこ
とを特徴とする請求項1ないし5記載のリストバンド。 - 【請求項7】布帛が、伸縮性を有することを特徴とする
請求項1ないし6記載のリストバンド。 - 【請求項8】細幅テープ状の布帛に、画像をプリントし
た後に、腕にはめる長さに切断し、次いで止め具を取り
付ける工程を有することを特徴とするリストバンドプリ
ンター。 - 【請求項9】プリンターが、細幅テープ状の布帛を腕に
はめる長さに切断した後に、輪状にするための粘着剤お
よび/または接着剤を片方および/または両方の端部に
取り付ける工程を有することを特徴とする請求項8記載
のリストバンドプリンター。 - 【請求項10】止め具を具備したリストバンド状の布帛
に、画像をプリントせしめる工程を有することを特徴と
するリストバンドプリンター。 - 【請求項11】輪状にするための粘着剤および/または
接着剤が片方及び/または両方の端部に取り付けられて
なるリストバンド状の布帛に、画像をプリントせしめる
工程を有することを特徴とするリストバンドプリンタ
ー。 - 【請求項12】輪状の布帛製リストバンドに画像をプリ
ントせしめる工程を有することを特徴とするリストバン
ドプリンター。 - 【請求項13】プリントが、顔料を主たる着色成分とす
る溶融型熱転写リボンを用いた熱転写プリントであるこ
とを特徴とする請求項7ないし11記載のリストバンド
プリンター。 - 【請求項14】プリントが、昇華型染料を含有してなる
溶融型熱転写リボンによるものであることを特徴とする
請求項7ないし11記載のリストバンドプリンター。 - 【請求項15】プリントが、昇華型染料を含有してなる
インクを用いてなるインクジェットプリントであること
を特徴とする請求項7ないし11記載のリストバンドプ
リンター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5178848A JP3018838B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | リストバンドおよびリストバンドプリンター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5178848A JP3018838B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | リストバンドおよびリストバンドプリンター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734366A true JPH0734366A (ja) | 1995-02-03 |
JP3018838B2 JP3018838B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=16055736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5178848A Expired - Fee Related JP3018838B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | リストバンドおよびリストバンドプリンター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018838B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0675804A1 (en) * | 1992-11-09 | 1995-10-11 | Precision Dynamics Corporation | Identification bracelets and manufacturing thereof |
US6501267B1 (en) | 1998-08-06 | 2002-12-31 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Eddy-current flaw detector probe |
JP2003066849A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Lintec Corp | 情報表示バンド |
JP2004507628A (ja) * | 2000-08-31 | 2004-03-11 | テクスティルマ・アクチェンゲゼルシャフト | プリント織物ストリップ、特にプリントラベルストリップの製造装置 |
JP2008537183A (ja) * | 2005-04-21 | 2008-09-11 | エイベリィ デニスン コーポレイション | 患者識別製品、手首バンド、足首バンド、識別カードおよびラベル |
JP2009223244A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-01 | Pilot Corporation | 表示バンド用積層体および表示バンド |
US8075210B2 (en) * | 2006-01-19 | 2011-12-13 | Seiko Epson Corporation | Device for producing tags for patient wristbands, a system for producing tags for patient wristbands, and a print medium |
US8638091B2 (en) | 2009-05-22 | 2014-01-28 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Rotary eddy current testing probe device |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP5178848A patent/JP3018838B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0675804A1 (en) * | 1992-11-09 | 1995-10-11 | Precision Dynamics Corporation | Identification bracelets and manufacturing thereof |
EP0675804A4 (en) * | 1992-11-09 | 1996-02-28 | Precision Dynamics Corp | IDENTIFICATION BRACELETS AND THEIR MANUFACTURE. |
US6501267B1 (en) | 1998-08-06 | 2002-12-31 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Eddy-current flaw detector probe |
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JP4662660B2 (ja) * | 2001-08-24 | 2011-03-30 | リンテック株式会社 | 情報表示バンド |
JP2008537183A (ja) * | 2005-04-21 | 2008-09-11 | エイベリィ デニスン コーポレイション | 患者識別製品、手首バンド、足首バンド、識別カードおよびラベル |
JP2011257778A (ja) * | 2005-04-21 | 2011-12-22 | Avery Dennison Corp | シート組立体 |
US8075210B2 (en) * | 2006-01-19 | 2011-12-13 | Seiko Epson Corporation | Device for producing tags for patient wristbands, a system for producing tags for patient wristbands, and a print medium |
JP2009223244A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-01 | Pilot Corporation | 表示バンド用積層体および表示バンド |
US8638091B2 (en) | 2009-05-22 | 2014-01-28 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Rotary eddy current testing probe device |
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---|---|
JP3018838B2 (ja) | 2000-03-13 |
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